電角洞
D・Sが低く詠唱し、水晶の周囲に
指先で複雑な印を描く。と、結晶の
放つ光が収束し、それは純白の輝き
へと変化した。
D・S:
残るはひとつ!
アンガス:
……ピッ!
アンガス:
……(にいっ)
ヴァイ:
おおっ、アンガス! やっと気が
ついたのかよお! 心配したぜ
アンガス:
……
ヨルグ:
うむっ。いつものアンガスだ
D・S:
電気でおかしくなるなんざ、メカ
みてえなヤロウだなあ……
五番目の水晶が白に変化した瞬間、
砦のどこかに流出していたエネルギー
が遮断された気配がした。
D・S:
このクリスタルもどこかのトラップに
使われていたようだな。これで残るは
ひとつ!
最終更新:2020年10月31日 21:12