65 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/18(木) 15:24:45 ID:???
俺たちはイワヤマトンネルをシオンタウン側に抜けた。

「なんかあのイワーク気持ち悪くなってたわよ。」
「…言うな。しかし今回はムウマージご苦労だった。」
「えへへ~」
「ところで強くて高尚なピカチュウ様、シオンタウンには何があるんですか?」
ロゼリア…まぁいい。
「ゴーストたちを手下に入れる。」

と、シオンタウンに入る前に看板があった。俺はあまり人の文字に詳しくない。
「…ええと。ポケモンの怨念か。シオンタウンで原因不明のポケモンの反乱が起き、3人死亡。
 トレーナー各位はモンスターボールからポケモンを出さないようにしてください。…だって。」
「ロゼリア、詳しいな。」
「教養ですよ。」

シオンタウンでもまたひと悶着ありそうな気がする。


66 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/18(木) 16:33:43 ID:???
おまいらGJGJ!俺も続きを書いてみる。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
こうして俺達はシオンタウンに着いた。
「大きな塔ね~」「ちょっと怖いです…」「ムウマージここおちつく~」
「よし、塔に入るぞ」
俺達はシオンタワーに突入した。
棒を持った婆さんが大量に居て不気味すぎる。
すると、1人の婆さんが野生と勘違いしてゴースを繰り出してきた。
「ケケケケ! お前らなんか呪ってやるぜ!」
戦闘か。仕方ない。
「ムウマージ、頼んだ」
「わかった~」
手下にしたかったが、人間のでは仕方ない。
「何だテメー! それでもゴーストタイプかよ!」
「ムウマージ、きみたおす~」
ムウマージのシャドーボール!
「ウギャー!」ゴースは倒れた!
「呆気なかったな」
すると、婆さんは金を落としてどこかに消えた。
「ムウマージちゃん、あの技はどうしたの?」「さっきおぼえた~」「凄いです!」
「早く上に行くぞ!」


67 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/18(木) 19:00:42 ID:???
書き手様方GJでございます
シオンタウンにはトラウマがあるのでテラコワス



68 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/18(木) 19:49:28 ID:???
「ピカチュウせっかちです~」「うるさい」
と言ってみたもののやはり、ここは慎重に。
俺たちはどんどん上に上がっていく。
しかしなんだ、上に上がっていく程強くなるこの
悲しいオーラ。胸が強く締め付けられる・・・
「なんだか、悲しい気持ちです。」
「そうね」
「ムウマージ、悲しい~」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
取りあえず、書いてみた。にしても、おまえらGJ


69 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/18(木) 22:05:32 ID:???
壮大な構想があるけど書いてもいいかな?
ここの所イワークの話とかも書いてるからでしゃばりすぎな感もあるんだけど、
ここのスレが少ない趣味の一つだから過疎ってるのが結構悲しくて。
ほかの職人氏に構想があるなら任せるよ。


70 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/18(木) 22:32:08 ID:???
自分も大まかな構想はあったり…。


71 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/18(木) 22:43:08 ID:???
レスは少なくともロムは潜んでいる・・・のか?
変に人が多くて荒れるより隠れた名所って感じでいいんじゃない

流れをこっそり、その構想の方向へ誘導するように書いていけば良いんじゃね?
前スレの人達みたいに


72 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/18(木) 22:48:06 ID:???
保守


73 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/18(木) 22:55:25 ID:???
70-71
いや、シオンタウンだけなんだけど。
タマムシとかヤマブキは>>62が伏線はってくれたので楽しみにしてる。


74 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/18(木) 22:59:14 ID:???
よし、ネタバレにならないように議論スレで語るんだ


75 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/18(木) 23:12:46 ID:AW6EIeJr
ピカチュウ「オナニーしてぇ」


76 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/18(木) 23:27:38 ID:???
73
俺は良いと思う
楽しみにしてるよ


77 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/19(金) 00:28:44 ID:???
接客業の活力がお客様の感謝だとするならば、書き手の活力はやっぱり>>73みたいな書き込みなんだよね。
じゃあ書いてみる。批判、意見等議論スレでお待ちしています。


早く上に行くのには理由が二つあった。
余りにもまがまがしい力を感じること、そして人間とはいえ三人も死んでいるのだ。
ムウマージがどうやらゴーストには有効な技を覚えたのでそう苦労することはないと思うが…

最上階への階段の前でロゼリアが言う。
「そういえば、塔の中の人を数えたら105人でしたね。そんなにたくさん集まって何をするんでしょう。」
「そういえば、ムウマージきいたことある~」

俺たちは対策も考えることにし、ポケモンの墓の陰でムウマージの話を聞いた。
「なんかむかしに108にんでふういんされたポケモンがいるんだって~」
「と、言う事は108人の命をささげれば復活できちゃうって事!?やっぱり急ごうピカチュウ!」

最上階に着くと、そこにはゲンガーと抜け殻みたいなポケモンがいた。

「ようこそ、ピカチュウ。」
「――!なぜ俺の名を知っている。」
「とりあえず雑魚には眠っていてもらおう。」

ゲンガーが目を光らせると、手下たちは眠ってしまった。…何かがおかしい。
よく見ると、普通のゲンガーよりも色が濃い。吸い込まれそうに真っ黒だ。


78 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/19(金) 00:39:49 ID:???
手下が眠った次の瞬間、ゲンガーの形が崩れ、姿を現したのは――黒いピカチュウだった。

「ピカチュウ。貴様には野望があるといったな。俺もポケモンだ。協力してやったぞ。」
「こんな風なことを望んだ覚えは…ない。」はっきりと言い切ることができなかった。
「残念だな。しかしすでに準備は整いつつある。お前も見てきたであろうたくさんのトレーナーは、
 あと少しで自分のもっとも懐かれているポケモンに無残に殺されるのだよ。」
「黙れ!」
俺は10万ボルトを放った。しかし黒いピカチュウには当たらず、抜け殻に当たった。
…しかし、全く効いていなかった。

「はーはっは。お前にこいつは倒せんよ。ところでピカチュウ、ミミロップについてどう思っている?」
「黙れ。」
「黙らんよ。おっとショータイムだ。手下の死に行く姿を見るがいい!」

と次の瞬間、黒いピカチュウが消えた。同時に抜け殻が襲ってくる。
アイアンテール!手ごたえはあった。――しかし奴は無傷だった。

「うう~」ふと横を見るとミミロップから血の気が少しづつ引いていっている。
クソっ!どうしたらいいんだ。


79 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/19(金) 00:46:00 ID:???
――ここは、ハクタイの森。私はいつ戻ったのだろう。
ロゼリアちゃんもムウマージちゃんもいる。

「ねぇロゼリアちゃん。私たちいつ戻ってきたの?」
「昨日ですよ。ミミロップさん寝てる間に帰ってきちゃいました。」
「え?ピカチュウとの旅は?」
「もくてきたっせいした~」

私が戸惑っていると後ろから叩かれた。
「よう、ミミロップ。おはよう。」
「ピカチュウ…もう旅はいいの?」
「あぁ、もういいんだ。世界征服するより、もっと大事なものが分かったからな。」
「もっと大事なものって何よ。」
「…お前だよ。俺はお前と二人でのんびりやっていこうと決めたんだ。」

ピカチュウ…私が何も言わないとピカチュウは話を続けた。

「今まで迷惑ばかり、辛い思いさせてきて悪かったな。これからは楽しく暮らそう。」
「そうそう~たのしくくらそう~」
「実は、二人で住む家も昨日建てたんだ。案内するからついてきてくれるか?」

私は、戸惑いながらもピカチュウに着いていった。正直、びっくりしているけど…うれしい。


80 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/19(金) 00:56:51 ID:???
――クソっ!なぜ攻撃が効かない?
ミミロップを助ける前にこいつを倒さなければならない。しかしボルテッカーまでもが無効化され、
万策つきつつあった。隣では安らかに、しかし弱っていくミミロップの姿がある。
…俺は一人では何もできないのか。手下、いや仲間一人助けられないのか…

抜け殻は俊敏に、且つ高い攻撃力を有していた。かつてない屈辱、俺は拳を握り締めた。
…と、腕に金色に光る腕輪がはまっていた。余りにフィットしていて存在すら忘れていた。
奴が向かってくる。俺は腕輪に集中した。
「…友よ、力を貸してくれ。」
ありったけの集中力を赤い玉に込め、10万ボルトを放つ。
まさにピカチュウを切り裂こうとしたその瞬間、抜け殻は灰になった。
俺はすぐさまミミロップに近寄った。

「大丈夫か。起きろ。」

――ピカチュウに案内されるがままに付いていくと、大きな家があった。
「お前のために建てたんだよ。さ、入ろう。」「うん…」
私が扉へ入ろうとすると、後ろからピカチュウの声が聞こえてきた。

「大丈夫か。起きろ。」
「私は起きてるわよ。ってピカチュウが二人!?」


81 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/19(金) 01:07:19 ID:???
「おいおい、あんな奴無視しとけよ。それよりも早く家に入ろう。」

――俺が見てぞっとするほどミミロップは急速に弱っていった。
「おい!戻れ!戻らないと四天王降格だぞ!」
俺は訳の分からないことを口走っていた。

――もう一人のピカチュウが叫んでいる。
「おい!戻れ!戻らないと四天王降格だぞ!」
私は二人のピカチュウの板ばさみになってしまった。
正直な気持ち、優しいピカチュウには違和感を覚えたけど私はピカチュウと幸せに暮らしたい。
…でも、どちらかが偽者であることには変わりない。

私は、先のピカチュウに一つ質問をすることにした。
「私を幸せにしてくれる?」
「当然だ。こうして家も建てたし、お前をずっと、永遠に幸せにするよ。」

向こうのピカチュウに一つ質問をすることにした。
「そっちへ行ったら、何してくれる?」

――「そっちへ行ったら、何してくれる?」
かすかにミミロップがそう言った。俺は毅然として言い放った。

「――またおんぶさせてやる。だから、戻れ――」


82 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/19(金) 01:18:26 ID:???
あえてここまで。続きは考えてあったりなかったり。


83 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/19(金) 01:29:38 ID:zYArpnWX
ぐっじょぶ!


84 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/19(金) 01:31:56 ID:???
さげ忘れorz


85 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/19(金) 01:59:52 ID:???
おまいらもこのスレも最高!
皆GJ


86 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/19(金) 03:07:44 ID:???
「――またおんぶさせてやる」

「本当?」
本物のピカチュウは、こう言う。
「ああ。また皆で旅をしよう。だから…戻ってきてくれ!」
偽物のピカチュウは、こう言う。
「もう、旅はしない。これ以上お前を傷つけたくないんだ」
どっちが本物か分からない。
私の気持ちも分からない。
一体どうしたらいいの?
「一つだけ質問に答えて」
無意識の内にそう言っていた。
「私がピカチュウの仲間になるときに出した条件は?」
本物のピカチュウは、こう言った。
「四天王の座だ」
偽物のピカチュウは、こう言った。
「平和な世界」
――やっと分かった。
私は偽物に向かって、炎のパンチを繰り出す。
「なぜだ……うわああああああっ!」
偽物のピカチュウはしだいに薄くなり、そして消えた。


87 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/19(金) 20:08:36 ID:???
うおおぉぉぉぉ!!!!!!
職人方GJJJJJ!!!!

一時はどうなるかと思われたがこのクオリティはシンオウ編に匹敵する素晴らしさだと思う
すごい…

1日半空けただけでこんなに進んでるとは思わなかった


88 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/19(金) 22:22:55 ID:???
ありえない・・・。GJすぎる・・・・。
87
俺も一時期どうなるかと不安だったが
今は一日でも空けると職人様が降臨しているしな・・・。



89 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/19(金) 23:45:41 ID:???
議論スレ落ちてたんだな・・・。


90 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/20(土) 00:26:50 ID:???
「ちぃッ!」

黒いピカチュウがミミロップから飛び出してくる。
「!」
ミミロップの顔に少しずつ血の気が戻る。
…………戻ったか。

「く、馬鹿な女だ…あのまま来れば楽に死ねたというのに…。」
「ふん、貴様にかどわかされる様な柔な手下ではないということだ!」

ギリ、と黒いピカチュウは歯を鳴らす。
「……どうかな?俺はしつこい性格でねぇ。それならば次の手下で試してみるまでだ。」
「させるか!」
ピカチュウは10万ボルトを放つが、黒いピカチュウの姿が影の様に揺らぎ擦り抜ける。
「くく、無駄だ。」
再び黒いピカチュウが姿を消そうとする。だが、

ズズンッ!
「グオオオォン!」
突如、タワーの壁を破り蒼い竜が現れる。
「!?」
そしてそのままの勢いで黒いピカチュウに突進し、鋭い爪で黒いピカチュウを引き裂いた!

「ぐうう!…貴様はッ!」
黒いピカチュウの体がドロリと崩れ、揺らめく黒い影の様な姿に変わる。
「………。」蒼い竜は無言のままグワッ、と口を開き喉の奥を赤く燃え上がらせる。

「ち、アルセウスの犬め!邪魔が入ったが俺は諦めんぞ、ピカチュウ!」
黒いピカチュウだった黒い影は先程、竜が破った壁から逃げ出す。

「…間に合ったようだな。」



91 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/20(土) 01:11:01 ID:???
何気に一個投下されてる!!
職人さん、乙


92 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/20(土) 01:17:29 ID:???
あまりの突然の出来事に俺は見ているしかなった。
グルル、という威嚇の声を止め竜がこちらを振り向く。
「…久しいな。我が主の友よ。」
「お前は…?」
「…ディアルガ。…今はボーマンダ、だが。」

「…色々と聞きたいことがある。俺達は何度もあの黒いピカチュウに襲われた。奴は何者だ?」
「ダークライ。主が最期にお前の手下達から抜き出し、消そうとした負の感情の集合体。」
「消されたのではないのか?」

ボーマンダは目を閉じ、少し沈黙した後、答える。
「………消されたはずであった。だが主の力は既に衰弱しており消しきれなかったのだ。」
「何故、奴は俺達を襲う?」
「負の感情の集合体だ。お前に対する手下達の小さな不満が集まり、憎悪にまで達している。」
…なんと迷惑極まりない話だ…。
「…なるほどな。」




93 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/20(土) 01:19:37 ID:???
「奴の存在は時空をも歪めてしまっている。お前も見たであろう?滅んだはずのロケット団を。」
! あれは幻覚では無かったのか…。
「…ああ。」
「奴がいては我らに残る力では歪みを直しきれん。奴をこのまま放置すれば、世界はバランスを崩し壊れてしまうだろう。」
恐ろしいことを淡々と言い放つ。
「な、何ぃ!?」

「我らも奴を追う。お前もこれまで以上に奴には気を付けることだ。」
ボーマンダは飛び立とうとする。
「ま、待て!まだ聞きたいことがある!アルセウスは、アルセウスは見つかったのか!?」
「………我らがダークライを倒さねばならない理由はそこにもある、と言っておこう。」

そう言い、ボーマンダは飛び去っていった。




94 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/20(土) 02:17:39 ID:???
テラGJ!
ダークライによって集められた105人の人間の後処理は適当にやってください^^;


95 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/20(土) 03:01:35 ID:???
すっかり忘れてたwwwwww
呪縛が解けて勝手に帰ったって思っちゃったよ


96 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/20(土) 03:14:24 ID:???
ああ、それでおkっすw


97 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/20(土) 13:34:42 ID:???
保守


98 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/20(土) 19:01:58 ID:???
生きてるな
どの板もしばらく繋がらなかったから
2ch閉鎖かと思った…


今まで支えられたものが急になくなるとはこんな感じなのか



99 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/20(土) 19:26:46 ID:Xt23Gkas
小ネタ 「カントーのゲンガー」
最上階にて

ゴーストが階段から急いで駆け上がってきた。
「ゲンガー隊長!怪しい鼠と幽霊がこの塔に侵入してきてます!」
「クックックク、返り討ちにしてやるんだ。」
「分かりました、ゲンガー隊長!いけ、ゴース達!」

「「「アイアイサー!」」」
ゴース達は階段へと降りていった。

「お前が例の鼠か、クククク! お前らなんか俺様が呪わせてやるんだ!」
「邪魔だ、どけ。」「…ウギャー!」
ゴースは倒れた。

「ゲンガー隊長!ゴース達が次々にやられていきます!」
「なにぃ、どうすればいいんだ!」
その時、ゲンガーの後ろに黒い鼠がやってきた。

「残念ながら俺のショーには観客はいらないんだ、あばよ。」
「…っ!ゲンガー隊長、あぶない!うおおおおおおおおおおおおおおお!」
ゴーストはゲンガーをかばって倒れた。

「あと1匹か…残念だったな。」
ゲンガーは倒れた。


100 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/21(日) 00:53:23 ID:???
100


101 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/21(日) 00:56:15 ID:???
保守


102 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/21(日) 01:25:46 ID:???
保守


103 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/21(日) 12:53:59 ID:???
ボーマンダが飛び去った後、間もなくミミロップ達は目を覚ました。

「う~ん……あれ?私……」

「ふぁ~あ……いつの間に眠ってたんでしょうか?」

「よ~く~寝~た~。」

「目を覚ましたか…大丈夫かお前達。特にミミロップ。」

俺は手下達を険しい顔で見る。

「あ、ピカチュウ!そういえば私変な夢見たなー。何かピカチュウが二人いて、それで……あれ?思い出せないけど、確か嬉しいことを言われたような……。」

元気そうなミミロップの顔を見て俺は安心した。

「思い出せないものは思い出さなくていい。それより皆に話したいことがある。実は……」

「あれ?何か足音が聞こえるよ?」

ミミロップが耳をピクピクさせながら言った。俺も耳をすましてみる。

「……これは、人間の足音か?しかも一人二人じゃないぞ……!」


104 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/21(日) 13:19:09 ID:???
「まずいな、どこか隠れる場所は……。」

俺は辺りを見回すが、隠れられそうな場所は無かった。

「まずい、来ますよ!」

ロゼリアが小声で言った瞬間、次々と人間が階段から上がってきた。

(くそ、戦うか………。ん?)

俺は人間達に見つかったと思い身構えた。が、どうも奴らの様子がおかしい。まず、目がうつろで生気がない。まるで何者かに操られているような……。

「ど、どういうこと?私たちが見えてないの?」

ミミロップがつぶやく。それは俺が聞きたい。

「ま、まさか!」

ロゼリアが急に大声を出した。俺は少し驚く。

「ど~し~た~の~?」

「塔を登るときに話したじゃないですか。108人の人間により封印したポケモンのこと…これはそれの復活の儀式では?」

そういえばそんな事を話していた。だがそれには108人の命がいるはず……ここには十数人しかいない。大人数は入りきれないから何人かに分ける気か……?


105 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/21(日) 15:54:23 ID:???
おつ!!


106 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/21(日) 18:51:20 ID:???
乙っす


107 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/21(日) 18:51:33 ID:???
しかし妙だ。ダークライの用意した抜け殻は破壊したはず……なのに儀式が継続している。ということは………

俺は抜け殻を破壊した方を振り返った。すると、何と抜け殻の破片が宙を舞っている。まさか再生するのか?

その頃、黒いピカチュウは塔の上に浮いていた。

「ククク……そんな簡単に終わらせないぜ。三人の命じゃ大した力はなかったが、次は105人の命をプラスする。まずは優秀な手駒を増やさないとな……。」




108 :あぼーん :あぼーん
あぼーん


109 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/21(日) 20:18:26 ID:???
103
ムウマージはひらがなだとなん(ry


110 :オラァ糞共www :2007/01/21(日) 20:22:32 ID:9Re+L0B4
http://academy5.2ch.net/test/read.cgi/gengo/1153153713/l50

さっさとグモソ語を使うんだゴルァ!


111 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/21(日) 23:43:58 ID:???
保守


112 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/22(月) 00:45:07 ID:???
109
すんません!


113 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/22(月) 00:56:54 ID:???
俺は再生していく抜け殻に向かって10まんボルトを放つ。しかし全く効果はなく、みるみるうちに再生していく。

「くそ!止まらない…!」

「人間達の血の気がどんどんひいてるわ……。」

「し~ぬ~す~ん~ぜ~ん~だ~。」

人間達などどうでもいいが、さすがに百人以上も死なれると目覚めが悪い。何より、あのポケモンの手下が増えるのはごめんだ。もしまた俺の手下に危機が迫ったら……。俺はそんな思いを電撃に託し、放った。

「諦めてたまるか……ボルテッカー!!」

俺は電気を纏い抜け殻に突進した。抜け殻はすでに形を取り戻しつつある。

「間に合え………!」





「そろそろだな……さあ復活だ!」

塔の上の黒いピカチュウがそう言い放つと、体から黒いオーラがわきでてきた。


114 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/22(月) 01:02:58 ID:???
ダークライって逃げていったんじゃないの?
戻ってくる余裕は無さそうだと思うが


115 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/22(月) 01:11:15 ID:???
「ナイトメア、あくむ、共に最大出力!」

黒いピカチュウから強烈なオーラが塔の最上階に流れ込む。

「準備は整った。さあ出でよ………」



「ぐはあっ!」

黒いピカチュウに向かって、どこからかエネルギー弾のようなものが放たれた。それは見事に命中する。

「今のは、はどうだん!?誰だ………!」

黒いピカチュウは辺りを見回す。すると彼の目に、宙にふわふわ浮かぶ白いポケモンが映った。

「……お前か。何者だ?」

「ここらは僕の散歩コースなんだけど……よそ者が何か用?」

白いポケモンは黒いピカチュウの問いを無視し、はどうだんの力をためはじめた。

(何だこのポケモン……しかしさっきのダメージのせいで儀式が中断してしまったな。邪魔だこいつ……。)

「はどうだん!」

白いポケモンは技を放つ。

「こいつなめやがって……あくのはどう!」

黒いピカチュウも技を放つ。二ひきの技は激しい音をたてて激突した。


116 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/22(月) 10:10:17 ID:???
二ひきの放った技は見事に相殺された。

(互角だと……?何なんだこいつ…。これ以上派手にやるとまた余計な邪魔が入るかもな……仕方ない。)

黒いピカチュウは大量の霧をまとった。

「逃げるの……?弱虫だね。」

白いポケモンは皮肉混じりに言う。黒いピカチュウはギリッと歯を鳴らした。

「次に会った時……それがお前の最後だ。」

そう言い残すと黒いピカチュウは姿を消した。


「うおお………何!?抜け殻が消えていく……。」

場面は変わって塔内。抜け殻が突然消えたせいで、ピカチュウのボルテッカーは空振りした。

「あ、人間達が倒れていきます!顔色も良くなってきてる……。」

どうやら儀式は中断されたらしい。が、ありったけの力をこめた俺のボルテッカーは止まらない。

「やばいぶつか……ぐわあ!」

俺はすさまじい勢いで壁に激突、貫いてしまった。

「ピ、ピカチュウ!?」

ミミロップが叫ぶ。しかし俺はすでに塔の外であたふたしていた。

「俺としたことが…くそ、落ちる!」


117 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/22(月) 10:22:32 ID:???
なんとミミロップ達は俺を追って立て続けに俺が貫いた穴から飛び下りた。

「お、お前達まで落ちてどうする!」

「だって、だって心配だったんだもん!」

「つ、つい何も考えずにやってしまいました……」

「ぼ~く~は~う~い~て~る~け~ど~つ~か~め~な~い~……」

ムウマージは悲しそうに言う。このままじゃ地面に叩きつけられて全滅だ……どうする!

(サイコキネシス……)

「な、何??」

突然俺達の落下のスピードが急激に落ちた。そしてゆっくりと地面に降りた。

「な、何だ今の……。何が起こったんだ?」

俺は周囲を見渡す。不思議がる俺をよそに、ミミロップ達からワッと歓声があがる。

「奇跡よ奇跡!すごおい!」
「き~せ~き~。」
「奇跡……なのでしょうか。エスパータイプの技のような感じがしましたが……。」

そんな俺達を、遥か上空から白いポケモンが見ていた。

「ふう、危ないな。それにしても変わったピカチュウだね…いつか一緒に遊んでみたいな。」

そうつぶやくと白いポケモンは姿を消した。


118 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/22(月) 12:18:19 ID:???
乙。

だがムウマージの一人称は「ムウマージ」な。
口調は語尾に「~。」だよ。常に間延びはしない。


119 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/22(月) 15:00:26 ID:???
すばらしい。
しかし白いポケモンがなんだか分からない俺…
でもあくのはどう(あくタイプ)vsはどうだん(かくとうタイプ)で相殺するダークライつええ


120 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/22(月) 16:49:20 ID:???
何故かミュウだと思った俺


121 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/22(月) 18:06:54 ID:???
最初あたりで、トゲキッスかと思った。


122 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/22(月) 18:50:25 ID:???
えっ、俺もミュウかと思った

教えてくれ>>115


123 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/22(月) 18:57:37 ID:???
117での『遊びたい』発言により、白いポケモンは劇場版ルカリオのミュウと判断した俺


124 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/23(火) 03:38:45 ID:???
一体、何だったのだろう?またミロカロスの仕業だろうか…?
だがいつものアレとはどこか違ったような…。
まあ何であれ全員無事だったのだ。よしとしよう。

異変に気付いた人間の野次馬達が、ポケモンタワーに集まってこようとしているのが見えた。
この場に長居は無用。ほとぼりが冷め人間が散るまでしばらく身を隠し、さっさとこの町を離れるとしよう。
はしゃぐミミロップ達に指示を出し、その場を離れ近くの岩場に身を隠す。

「あら皆さん、お久しぶりですわね。」
そんな時、待ち構えていたかのようにミロカロスが現れた。




125 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/23(火) 03:40:18 ID:???
やはり先程、俺達を助けたのはミロカロスなのか…?
「げ、ミロカロス…。何んであんたがこんな所にいるのよ~?」
ミミロップが不機嫌そうな顔をして聞く。どうしたというんだ?
「ええ、少しこの町に用事がありますの。」
ミミロップの態度を気にする様子もなくミロカロスは答える。
…今回の事件に関することか?
「それとピカチュウさんにお話があります。またいつものよう…。」
「いいだろう。俺も聞きたいことがある。」

いつものようミミロップ達に下がるように命じた。
ミミロップはよりいっそう不機嫌そうになる。はて?

「何だってのよ~!?」
「気になりますね~。」
「またなにかもらえるの~?」




126 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/23(火) 03:42:15 ID:???

ミミロップ達が十分離れたことを確認し、ミロカロスにたずねる。
「先程、俺達を助けたのはお前か?」
「? 何のことでしょう?」
ミロカロスは不思議そうに聞き返す。どうやら違うらしい。

「いや、何でもない。気にするな。それで用事、とは?」
「今回の件の後始末です。随分とまあ派手にやってくれたようなので…。
人間に私達の存在を気付かれるわけにはいきませんし、ダークライの存在は私達の責任でもあります…。」
………。
「方法は?」
「いつものように。死人は残念ながら戻せませんが他の人間達の記憶を消し、元の場所に帰すことは私達に残された力だけでも可能です。」

はあ、とミロカロスは大きなため息をつく。
「それと塔の壁もどうにかしないといけませんね…。ディアルガめ…後始末の苦労も知らず…。」
…俺も壊したなど言えない。




127 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/23(火) 03:46:47 ID:???

「…ダークライに関することはもうお聞きになりましたか?」
「…ああ。」
「…またあなた達の前に姿を現すことでしょう。くれぐれもお気を付けて。私達も出来る限りの協力はさせてもらいます。」

「アルセウスは…?」
「…………今はダークライを何とかしなければいけません。」
どういう事なんだ…?
「そうそう、最後に一つ。タマムシシティについて嫌な噂を聞きました。
何でもポケモンを売買している人間の組織のアジトがあるとか…。確かめてみては?」
ロケット団か…!?

「それでは私はこれで…。」
そう言うとミロカロスは去っていった。



128 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/23(火) 03:50:17 ID:???
眠れないので久々に書いてみた。
ついでに保守age


129 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/23(火) 05:09:40 ID:???
ミロカロスと別れた後、ミミロップ達にタマムシシティについて話した。

「ロケット団!?」「イワヤマトンネルの近くに居たのはやっぱり…。」「ムウマージ、ロケット団ゆるさない~。」
「当然、奴らの悪事は阻止しなければいけないが、
人間が多く居る町で騒ぐわけにはいかない。
これからは慎重に行動するぞ。」
ここで喋っていても始まらないので、一刻も早くタマムシシティに行かなければ。
それにアルセウスの事も気になる…。
ミロカロスのあの言葉の意味は一体?
「ちょっと、ピカチュウどうしたの?」
「大丈夫だ。気にするな。」
「顔が真っ青ですよ?」
「……早く行くぞ。」
そう言って歩き始める。
暫く歩いていると、急にボールがミミロップに向かって飛んできた。
「え!?きゃあああっ!」
「ミミロップ!」
飛んできた方向を見ると、黒ずくめの男――ロケット団が居た。
「おっしゃあ! 珍しいポケモン捕まえたぜ!これで幹部昇進間違いなし!」
我慢できなくなり、俺は草むらから飛び出した。
「ん?ケッ、ピカチュウかよ。コイツはお前の仲間なのか?」
返事はせずにボルテッカーを喰らわせる。
「ンギャアアアアアッ!」
やりすぎてしまったようだ。倒れて動かなくなった。
俺はすかさずボールを取り、小さなボタンを押した。
「ピカチュウ!」
「ミミロップ、大丈夫か?」
「うん、平気。」
「ますます状況は悪化している。急ぐぞ!」


130 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/23(火) 14:25:05 ID:???
GJ!!
ミミロップはゲット寸前で助かったわけだな。


131 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/23(火) 15:17:19 ID:???
GJ!
「おしい! もう少しで 捕まえられたのに(だっけ?)」
の状態で出されたんだろうな
ダークライ、恐ろしい


132 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/23(火) 18:12:07 ID:???
ボルテッカー強力すぎだろ。
10万ボルトのほうがいい気がする。


133 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/23(火) 20:23:20 ID:???
わざわざボルテッカー打つあたりが
ここのピカチュウらしいじゃないか


134 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/23(火) 20:59:11 ID:???
それよりも、ロケット団の台詞がどう見てもコジロウな訳だがwww


135 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/23(火) 21:28:43 ID:???
コジロウとムサシ共演期待


136 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/24(水) 02:45:05 ID:???
間違って続きを消してしまったorz
明日の夜また書きなおすお…


137 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/24(水) 17:02:17 ID:???
136
期待


138 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/24(水) 20:45:43 ID:h2pgek0I
「ダークライを何とかするのか」
「だれだ」
「我が名はエンペルト、オレもおまえ達の仲間になろう」
「なってくれ」
「いいだろう


139 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/24(水) 20:49:09 ID:h2pgek0I
エンペルトが仲間になった。


140 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/24(水) 20:53:50 ID:???
138
酷評するとダメだな。
もうちっと客観的に見れるようになるといい。
これ以上連れ歩くポケモンを増やすのもアレだし
エンペルトの管轄地域もね・・はっきりしない。
好みでポケモンを出すのはあれだ。やめた方がいいと思う。
小説の流れ読むように・・

マジレスしてみた と、叩かれてもいいように言っとく


141 :136 :2007/01/24(水) 20:59:27 ID:???
138
悪いがスルーしていい?


142 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/24(水) 21:04:38 ID:h2pgek0I
だめだ


143 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/24(水) 21:12:42 ID:h2pgek0I
仲間にしたほうがいい。
強いエンペルトだから使える。
それに5匹のほうがいい。


144 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/24(水) 21:18:00 ID:???
142-143
そんなわがまま言われてもなぁ…


145 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/24(水) 21:18:02 ID:???
唐突すぎる。仲間にするならするでちゃんと繋げろよ。
とマジレスしてみる


146 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/24(水) 21:20:36 ID:???
スルーしろ。


147 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/24(水) 21:37:16 ID:h2pgek0I
でもエンペルトはポッチャマの最終進化で強いし、かっこいいからいいだろ。
それにエンペルトは人気だし、ピカチュウの人生2もっと人気になるよ。
たのむよ、な、な


148 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/24(水) 21:38:37 ID:???
147
消えろ


149 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/24(水) 21:43:44 ID:???
NGワード登録推奨


150 :名無しさん、君に決めた! :2007/01/24(水) 21:44:14 ID:???
触るな

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2007年02月10日 19:26