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301 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/08(木) 01:08:30 ID:???
 ゴゴゴゴゴ、と突然地響きが起こる。
「わわわ! 何だー!?」
「おっと…ふう、収まったか。急ぐぞ」
「もうやめましょうよ~先輩!」
 半ベソで痩せた団員が叫ぶが、それを無視し体格のいい団員はカードキーを通し扉を開ける。
 ズズズと大きな音をたて鉄の扉がゆっくりと開く。
「ひ、ひいぃ、こいつが…」
 中には鉄の檻、鎖、鉄球、何重もの拘束具で繋がれた大きなポケモンがいた。
 銅色の鎧のような甲殻に包まれた巨大な体、睨まれただけで臆病な者は泡を吹いて倒れそうな凶悪な眼、傷を刻まれ潰れている右眼は歴戦の証だろうか。
 バンギラス――そのポケモンは人間達にそう呼ばれている。
「よ、予想以上にでかいな…」
 実際にバンギラスを目の辺りにして体格のいい団員も少し怯む。
「さっさと運んで…」体格のいい団員がそう言い掛けた時、バンギラスがぶちりと鎖を引きちぎる。
「な!?」
「グギャオオオォォン!」
 バンギラスが咆哮をあげると室内にもかかわらず砂嵐が巻き起こる。
 バンギラスは鉄でできた檻の太い柵を、針金のようにグニャリと曲げ外に飛び出す。
「くそっ!」
 麻酔銃を構えようとした団員を右足に繋がれた鉄球で吹き飛ばし、そのまま鉄球を壁に叩きつけて壊した。
 痩せた団員は腰を抜かし口をパクパクさせている。
 バンギラスはそれを横目でギロリと見た後、興味が無さそうに痩せた団員の横を素通りし倉庫の外に出た。
ゴゴゴゴゴ、もう一度先程のような地響きが起こる。
 バンギラスは嬉しそうにその凶悪な眼を輝かせると、その地響きの方に振り向き走りだした。
「闘いの匂いだ! 強者はこの先か!」




302 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/08(木) 01:10:31 ID:???
(ヒソヒソ・・・ピカチュウさん、どう考えても僕たちじゃ勝てませんよ)
(まあな)
(え?)
(俺たちの目的はサカキを倒すことだ。俺の指示に従え・・・・)
「どうした?いまさら作戦会議か?」
ダークライがせせら笑う
(・・・・わかったな)
(はい)
 行くぞ! 俺がそう言いかけると室内だというのに突然、砂嵐が吹き荒れはじめる。
そして厚い壁を壊し銅色の巨大な怪獣のようなポケモンが倉庫に乱入してきた。
「な、何だ!?」
「…あんな奴がいるとは聞いていないが。まあいい邪魔だ、ドサイドンあのデカブツもやってしまえ」
 ダークライがドサイドンに指示を出す。
「奴があの地響きの元か…久々の闘いだ、楽しませてもらおう。」
 銅色の巨大なポケモンはドサイドンを見て呟いた後、こちらをちらりと見て言う。
「貴様らのような弱者に用は無い、巻き込まれたくなければ…む?
貴様の顔、昔我が眼を潰した宿敵が連れていた子鼠に似て…? いや、気のせいか。我が興味があるのは強者のみ、去るがいい。」
 …? 何だかよくわからないが、ここはこのポケモンに任せて逃げ…ゴホン、後ろを向いて前進だ!


303 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/08(木) 01:12:12 ID:???
「ちっ、待て!」
 ダークライが俺達を追おうとするが、あの銅色のポケモンに尾で叩き落とされ阻まれる。
「どこへ行く? 久しぶりの獲物だ、逃がしはせんぞ」
「ぐうっ、まずはこいつから始末してやるッ!」
 チャンスだ。――

「・・・何とか逃げ切れましたね」
「ああ、予期せぬ乱入者が現われたがが失敗などするはずが無い」
ピカチュウ達はサカキの出て行った通路を走っていた
「でも、よくこんなこと考えましたね」
「いや、これが最善の手だ。今回の目的はサカキを倒し、ロケット団を潰すこと。
あの巨体じゃ俺たちのことは追って来れないだろう。
もしサカキに逃げられたとしても俺たちをとめる事ができなかった
ダークライとまた協力しあうとは思えないからな」
「なるほど・・・」
「話はここまでだ、先を急ぐぞ!」
「はい!」


304 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/08(木) 01:15:51 ID:???

 ドサイドンは角をへし折られ、体もぼろぼろになって倒れている。
「つまらぬ。この程度か。」
「ちっ…使えん道具め」
「次は貴様か?」
ダークライは何かを思いついたようにニヤリと笑う。――この力、使える。
「…待て、俺と取り引きをしようじゃないか。」
「取り引き…だと?」
「ああ、そうだ。お前は強者との闘いを求めているんだろう? 俺の野望に協力すればいつか神のごとき力を持ったポケモンとも闘える」
 先程まで吹き荒れていた砂嵐が止む。
「詳しく聞かせてもらおう」
「くく…ああ、いいだろう――




305 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/08(木) 22:44:17 ID:???
GJ!


306 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/09(金) 09:13:33 ID:???
保守ついでにage


307 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/09(金) 16:12:49 ID:???
保守


308 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/10(土) 01:52:38 ID:???
ちと早いが場つなぎに小ネタ。たまにはマニューラにも出番を。
―――――――――――
――シンオウ、ニューラのアジト
 アジトの広間は真っ暗で何も見えない。
 恐らく広間の真ん中に器用に作り出した氷のベッドの上で、たぶんマニューラが暇そうに寝転んで足をバタバタさせているようだ。
「ヒャ~ン、暇暇暇暇ー! てめーら起きろー!」
 マニューラがうるさく騒いでいると広間の上の螺旋階段状の通路の所々にある巣穴から、大方ダルそうにニューラ達がぞろぞろ出てくるのがニューラ達の暗やみに光る目でわかる。
「うっせーぞ、マニューラ! 目ぇ覚めちまったっつーの!」
「うるっさいわねー…大声出さないでくれる? あたし低血圧で…」
「まだこんな時間! ギャピ!」
 他のニューラ達も口々に文句を言っている。
「ヒャハ! 起きたかてめーら! 早起きは三ポケの得って言うだろーが! グダグダ言うな、ヒャハハ! それじゃライトアーップ!」
「ビビビ!」
 マニューラの声に反応して天井に吊されているレアコイルがフラッシュを使い、広間が明るくなる。
 ひょいとマニューラが氷のベッドから飛び降りると、ベッドは砕け散り溶けて消えた。

「ヒャハ、それじゃ本題に入る。暇だからてめーら何かおもしれーこと考えろ、以上。」
 はあぁ!? ニューラ達が一斉に怒りの声を上げた。
「自分で考えろっつーの!」
「ヒャハ! あんま怒ると毛並みが荒れるぜ? オレを見ろ、いつも明るいマニュちゃんはいつも毛並み艶々グッドコンディション! 可愛さ格好よさ美しさMAーX!」
 マニューラは自慢げにポーズをとる。
「バカはほっといて寝直しましょ…」
 ニューラ達は巣穴に帰っていった。
「ちっ、ノリわりーな。そーだ、今日は…ヒャハ! 糞カラスをからかいに言って来っか」


309 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/10(土) 01:54:21 ID:???
マニューラはいつものニューラ三匹を連れて、ハクタイの森に来ていた。
「結局、またオレ達が連れてかれるのかっつーの…」
「またこいつらと一緒なの…?」
「腐れ縁! ギャハ!」
 マニューラに無理矢理連れてこられ、ニューラ達はぐだぐだ文句を言う。
「うっせーぞ、てめーら!」
 そんなこんなでマニューラ一行は洋館にたどり着いた。マニューラは玄関の扉を乱暴に蹴り開ける。
「ヒャハハ! 糞カラス、生きてるかー!?」
 その音を聞きドンカラスが機嫌が悪そうに2階から飛んで降りてくる。
「何しに来やがったんでぇ、糞ネコぉ!」
「今日はな、わかんだろ? ほら、これ…」
 マニューラはわざとらしくもじもじしながら、ドンカラスにラッピングされた箱を渡す。
「? なっ!? これは…」ドンカラスは考えを巡らす――こ、これはチョコ…だが何で糞ネコがこんなものを渡してきやがる? 何を企んでやがんだ。そもそも糞ネコは野郎…。いや、待て。
 もしかしたらあっしが糞ネコを見た目と性格と汚ねぇ言葉遣いで野郎と思い込んでいやがっただけで実は…。昔からの腐れ縁だが女と気付かなかった…のか? あ、ありえねぇ!
 だが、あの糞ネコの頭の赤いアレは中途半端な長さしてやがって、どっちとも言えないような…。よく見りゃ顔つきも女っぽいとも言えるような…。 だが、いや、まさか。
「ひゃ~ん、何焦らしてやがんだ? さっさと食ってくれ」
 マニューラがわざとらしく顔を赤くしながら、動きが止まっているドンカラスに言う。ニューラ達は後ろでドンカラスに気付かれないように笑いを堪えていた。
「お、おう。」
 ンカラスが恐る恐るチョコを口にすると…。


310 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/10(土) 01:56:56 ID:???
「!!?!??!!!」
 チョコを口にするとドンカラスの顔が青くなった後、嘴がみるみる赤く腫れあがる。
「が、辛゛ぇ゛!! み゛、み゛ず、水゛~!!!」
 ドンカラスは悲鳴を上げながら食堂の方に急いで走っていった。
 奥からドンガラガッシャーンと何かにぶつかって皿が割れた音と、他の誰かの悲鳴が聞こえた。

マニューラ達はその様子を見て腹をかかえて笑いだす。
「ヒャハハハハハハ! 見たかよ、アレ!? 大成功だぜ!」
「ぷっ、ぷぷ…」
「キャハハ! まさか本当に成功するとは思わなかったわ」
「マトマの実を煮込んだ超激辛ジャム入りチョコ美味しそ! プギャー!」
 食堂の奥からはまだドンカラスの悲鳴が聞こえる。
「じゃっ、てめーら帰るぞ!」
「いいもん見れたっつーの」
「そーねー」
「みんなにも話してやろ! ギャハ!」
ニューラ達は洋館を満足そうに出ていく。


「…ま、詫びの品だからな」
 マニューラはニューラ達に気付かれないように、そっと何か小さな箱を洋館の中にポイッと投げて置いていった。
 真相、真意不明。


311 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/10(土) 04:16:14 ID:???
小ネタ『本気のビッパ』


「何でドンは僕の友達を追い出すんだお…」
とある洞穴の中でビッパは考えていた。
「今度の友達が最後だお…慎重にいくお」
そして翌日
「ドン~!友達連れてきたお!」
一方、ドンカラスは……
「もう出っ歯の連れてくるのは信用ならんからほっときやしょ」
「ちょっと見てくるポ……ぞ」
エンペルトが洋館の扉を開けると…
「ドンー!あれ?」
「友達はどうしたんだポ……?」
「あの時のポッチャマだお!全然変わってないお!」
「う、うるさいポチャ!」
ドシーン!ドシーン!
「?」
「最後の友達のリングマ君だお!」
「何でぇ何でぇ!」
慌ててドンカラスが駆けつける。
「あ、ドン!このリングマ君は凄いお!力が強いんだお」
「へぇー…そりゃ採用…」
「zzz…」
「へ?」
「しまったお!まだ冬眠の季節だお!」
「帰れ」

続かない


312 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/10(土) 08:48:37 ID:???
ビッパネタは和むなwwwww
マニューラは結局オスなのか?ずっとメスだと思ってた


313 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/10(土) 16:46:15 ID:???
メスなんじゃねーの?


314 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/10(土) 20:03:23 ID:???
さて、話を収束させるか 

一方ピカチュウ達・・・・

「・・・そろそろだな」
通路の途中には気絶したロケット団が何人か倒れていた
赤帽子たちがやったのだろう
「あの扉の向こうが騒がしいですよ!」
どうやらあそこにサカキがいるようだ
「いくぞ!」
届かないボタンは無視して一気に扉を破壊する

「イーブイ、シャドーボールだ!」
赤帽子とサカキが戦っている
ミミロップたちはなぜか後ろの方に隠れている
「あっ、ピカチュウ!よかった無事で!」
俺たちに気づいたミミロップが叫ぶ
「当たり前だ、なぜお前たちは加勢しない?」
「私たちではダメなんです。下手に近づくとボールで捕獲されてしまいます。」
よくみるとサカキが見たことも無いボールを持っている
「さっきもリザードがボールを弾いてくれなかったら・・・」
ロゼリアはアロマセラピーでリザードの体を癒していた
「私たちをかばったためにサカキのサイドンの攻撃をモロに受けてしまったんです」



315 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/10(土) 20:06:01 ID:???
サカキが俺たちの存在に気づいた
「ちっ、足止めもできないとは使えんやつだったな・・・・まあいい」
サカキがさらにポケモンを繰り出す
「く・・・」
どうやら赤帽子にはあとイーブイしかいないようだ。だが俺たちは下手に近づけない
「さて、そろそろ終わりにしよう」
サカキが攻撃の命令を出・・・
「大変です!例のポケモンが逃げ出しました!」
下っ端が部屋に飛び込んできた
「なんだと!・・・仕方ない、今日のところは見逃してやろう」
サカキはポケモンたちを戻し、部屋から出て行こうとする
「待ちなさい!逃げるつもり!?」
ミミロップがサカキを追いかけようとする
「・・・俺たちも退却だ」
「え?」
「退却だと言ったんだ。もうアジトは壊滅した、ここにとどまる必要は無い」
「そ、そうよね!」(・・・いつものピカチュウらしくないわね)
今の俺ではあのドサイドンにすら敵わなかった
いまへたにサカキを追いかけてダークライと出くわしたら・・・・
「ぴかちゅう、だいじょうぶ~?」
ムウマージが心配そうに聞く
「あ、あぁ・・・」
      • こんな気持ちになったのはギンガ団のとき以来か・・・
「よし、急いで外に出るぞ」
俺たちは逃げるようにロケット団のアジトを後にした・・・・



316 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/10(土) 20:35:13 ID:???
なんかしんみりとするな・・・GJ


317 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/11(日) 03:00:28 ID:???
ムウマージはピカチュウを平仮名で呼ばないんだが


318 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/11(日) 11:46:43 ID:???
×ぴかちゅう→○ピカチュウ
やっしまったぜ・・・



319 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/11(日) 19:06:10 ID:???
このままではピカチュウが金の腕輪を使いこなせないと思うので・・・


時を戻ってここはオツキミやまの手前
まだ夜が明けていないにも関わらずピカチュウは起きていた

(・・・さて、みんな寝ているな)
俺は皆を起こさないように少し離れた林に来た
適当な岩に向けて手を突き出す
キィンッと音が響いて緑色の光球が強く輝き、緑色の光が手の平から放たれた
岩に花が数本咲く
(うむ...まだまだ実践では使えないか)
俺は同じことを繰り返す
花は一本だったり大量だったりとまちまちだった
(なかなかコツがつかめないな、威力も安定しないか・・・)
その時、ひとつの石に花ではなくおおきな植物のつるが出てきた
(これは・・・いけるかもしれん)
もう一度おなじように、たださっきよりも力を込めて放つ
さっきよりもおおきなつるが勢いよく飛び出した
(これなら相手の足を止めるくらいならできそうだな・・・全力で放ってみる価値はある)
俺は力をためる。緑色の光球がいままでより大きく光る
(・・・・いまだ!)
しかし緑色の光は放たれず、さらに光が大きくなった
(これは・・・まずいな・・・)
大きくなりすぎた光は、ついに弾けとんだ
俺は反動で吹っ飛ばされる
放たれた巨大な光は小さな石にぶつかったが何も出てこない
痛みを堪えつつ顔を上げると、もう日が昇っていた
(しかたない、今日はここまでにしてみんなを起こすか・・・)




320 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/11(日) 19:07:48 ID:???
数分後・・・
さっき巨大な光が当たった石が突然動き出した
さらに石から腕のようなものが生えてくる
「ギギ・・・ピ、ピカチュウ・・」
その石はピカチュウたちが進んでいった道をゆっくり進みだした
そしてオツキミやまPCの前・・・
ピカチュウたちが入っていったオツキミやまに進んでいくその石を女の子がふんずけた
「いたッ!つまずいて ころんじゃった
 ポケモンの イシツブテだわ!」
その後、その石がどうなったかは不明-----

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どうして草むらじゃないところにイシツブテがいるのか
ずっと気になっていたので勝手に考えてみた
正直後半は本編と関係ない



321 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/11(日) 23:15:27 ID:???
GJ


322 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/12(月) 01:32:22 ID:???
age


323 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/13(火) 01:33:57 ID:???
俺も場つなぎするお。たまにはドンカラス達にも真面目な活躍させてやんないとな。ちと長くてスマン。
━━━━━━━━━━
 ――ハクタイの森、洋館。
 ハクタイの森に住み着く、ピカチュウ配下のポケモン達が洋館の食堂に集まっていた。
「……で、奴らにも招集はかけやしたか?」
 ドンカラスは珍しく真剣な表情で話している。
「ヤミカラスが無事に伝えて来たみたいポ……ゴホン、伝えてきたようだ。直に来ると思う」
 エンペルトが報告する。ドンカラスは「そうか」と頷いた。

 玄関の方からギイーと扉を開ける音が聞こえる。
「来やしたか」
 エレキブルがドーミラーを連れて、食堂にやってくた。
「七英雄エレキブル、参上。他の七英雄は、ドーミラー以外トバリ周辺の巡視をさせているため来れん」
「ども」
「七武海とやらじゃなかったんですかい? まあ、そこの席に座って、全員揃うまで待っててくだせぇ」
「うむ」

 その数分後、玄関の方から今度は扉を乱暴に勢い良く開ける音がした。
「やっと来やがったな」
 普段と変わらない様子で陽気にマニューラが食堂にやってくる。
「てめーからオレを呼ぶなんて珍しいじゃねえか、糞カラス。ヒャハハ!」
「……遅刻だ。早くそこの席に座りやがれ、マニューラ」
 いつもの調子で「糞ネコ」と返してこないドンカラスに、つまらなそうな顔をしながらマニューラは用意された自分の席に向かった。
「で、何の用だよ?」
 マニューラは遅刻してきた事を悪びれる様子もなく、食堂のテーブルに頬杖をつきだらしなく座る。
「ぐぐ……まあ、いい」
 ドンカラスはマニューラのその態度にカチンときたようだ。
 だが、ハクタイ以外に住むポケモン達がいる手前、いつものようにくだらない事で喧嘩を始めるわけにもいかず、何とか自分を抑え込む。


324 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/13(火) 01:35:15 ID:???
「これで全員揃ったな。あー、この度はわざわざ遠い所から――」
「そんなのはいーからさっさと要件を言え」
 マニューラはふてぶてしい態度で毛繕いをしながら、ドンカラスの話を遮った。
「いい加減にしやがれよ糞ネコぉ!」
 ついに我慢の限界がきたのかドンカラスがテーブルをバンと叩く。
「ヒャハハ! さっきから気取ってやがるからだ糞カラス!」
 そんなドンカラスをマニューラは嬉々として煽る。
 やれやれといった感じでエンペルトが、マニューラの挑発にのって熱くなっているドンカラスを止めた。
「まあまあ……いいから本題に入ろう、ドン。」
「ぐ、そうだった。では本題に入るとしやしょう」

 ドンカラスはシンオウのタウンマップを広げて食堂の壁に張りつけ、今回の要件を説明し始める。
「最近、フローゼルをリーダーにブイゼル他水棲ポケモン共が徒党を組み、海賊を名乗ってシンオウの沿岸地域のポケモン達を襲ってるんでさぁ。」
「あー、そーいやキッサキの方にも、そいつら来やがったな。目障りだったからオレとニューラ共でボッコボコにのしてやったら、それから来なくなったが。ヒャハハ」
「トバリ周辺にも現われた。俺達七人の侍で蹴散らしてやったが」
「七英雄じゃ無かったんですかい? ……ええ、あっしらも奴らを何度か追い払っていやす。ボスの手下のあっし達がいる地域はこの通り大丈夫何だが――」
 ドンカラスはサインペンを器用に羽で掴み、タウンマップのナギサ周辺をくるりと囲んだ。

「この辺が問題なんでぇ」


325 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/13(火) 01:37:13 ID:???
「ナギサか。そこは俺達、荒野の七人の、ちょうど管轄外だ」
「……もう突っ込む気も失せやした。ゴホン、そう、ボスの息のかかった者が誰もいない。それをいいことに奴らナギサ周辺に本拠地置いて、好き勝手やってやがんでぇ」
「で、どーすんだぁ?」
 ドンカラスはタウンマップの223番水道から少しそれた、岩場がある辺りにバツ印を付けた。
「偵察に行かせたヤミカラスの話によると、奴らの本拠地のある場所はこの辺らしい。ここを攻め込み、奴らを一網打尽にしちまおうってわけでぇ」
「なるほどな。で、行くメンバーはどうする? ここにいるポケモン全員でぞろぞろ行くわけにはいかないだろう。俺達が不在の隙を突かれるかもしれないしな」
 エレキブルの問いに、ドンカラスは少し考えた後答える。
「そうだぁな。あっし、エンペルト、エレキブル、ドーミラー、それと……あんまり気が乗りやせんが、マニューラって所かね」


326 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/13(火) 01:40:18 ID:???
「わかったポ……ゴホン」
「了解だ。我ら七武海、エレキブルとドーミラー、海賊討伐に力を貸そう」
「しょーがねえなぁ。暇だしやってやるぜ。ヒャハ!」

 ドンカラスは左羽でキュッと、頭の帽子みたいな羽毛を被り直す様な仕草をする。
「へっ、決まりだな。マニューラ、締めはてめえに任せやした。一発、士気が高まるようなやつをお願いしまさぁ」
「ヒャハハ! 任せな」
 マニューラはテーブルに上がり、すうっと大きく息を吸い込んだ。そして荒々しく声を上げる。
「聞けえ、てめーら! これから潰しにいくのは何だ!?」
「223番水道にいる海賊!」食堂に集まるポケモン達が、マニューラに一斉に応じる。
 マニューラはニッと不敵な笑みを浮かべた。
「そのとーり! 飼い主が留守の間に、番犬が間抜けなせいで住み着かせちまった害虫共だ!
オレ達、間抜けな番犬は、おっかねえ飼い主様が帰ってくる前に、害虫共に噛み付いて教えてやんなきゃならねえ――」
 マニューラはテーブルから飛び降り、ピカチュウのマントにも刺繍されている雷をモチーフにした紋章を、食堂の壁に鉤爪で刻み込んだ。
「このシンオウの家主は、オレ達の飼い主であるピカチュウだってな! ヒャハハハハ!」
「おうッ!」ポケモン達が沸き返る。

 そんな中、ドンカラスはぼそりと呟いた。
「あの壁、帰ってきたら奴に直させねぇとな……」――


327 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/13(火) 01:43:56 ID:???
 ――ドンカラス達は海賊達の本拠地周辺にたどり着く。
 だが、そこにはフローゼルとブイゼル達、そして大勢の水棲ポケモン達が待ち構えていた。
「どうやら感付かれていた様で。こりゃまたすげぇ数だ」
「けっ、よゆーだ。あん時に比べりゃ何でもねーぜ! ヒャハハ!」
 ドンカラスは帽子をかぶり直すような仕草をする。
「……へっ、そうだな。よし、行くぞ! てめぇら!」

 ――翌日、ナギサシティの海岸には大量のブイゼルと、水棲ポケモン達が気絶した状態で打ち上げられていた。
 専門家達は磁場の影響だとか、環境汚染の影響だとか色々と説をのべたが、真相はわからずじまい。
 ナギサシティの住民や近隣のトレーナーに記者がインタビューしたが、どれも役に立たちそうもない内容ばかりだったようだ。
 その内容を幾つか紹介する。
「黒い猫みたいなポケモンが、沢山いるマンタインの背中から背中へ飛び移って、次から次へと襲ってくるサメハダーを辻斬りで倒してたよ。すごかったな」
「大きくて黒い鳥ポケモンがブイゼルの群れのみずでっぽうを避けながら、ペリッパーを何匹も撃墜していました」
「浮上してきたホエルオーに天気が荒れてもいないのに、雷が落ちてた……怖い怖い。
何かそのホエルオーには、沢山テッポウオとオクタンがひっついてて、まるで戦艦みたいだったぜ」
「鎧を着たペンギンみたいなのがフローゼルと、アクアジェットで一騎打ちしてた」
「黒い猫が何か丸い板みたいな物でサーフィンしてた」
「ブイゼル達が海岸にたくさん打ち上げられた日の夜、ハクタイシティに住んでる友達から、
何か例の幽霊屋敷から楽しそうに宴会してるみたいな音が聞こえたって、怯えて震えた声の電話きた」
 以上。
━━━━━━━━━━
戦いまでちゃんと書こうと思ったけど、長くなりすぎちゃ悪いからこんな形でまとめちゃった。戦闘描写を書きたくてしょうがない。


328 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/13(火) 02:05:54 ID:???
× エレキブルがドーミラーを連れて、食堂にやってくた。
〇 エレキブルがドーミラーを連れて、食堂にやってきた。
×「あの壁、帰ってきたら奴に直させねぇとな……」〇「あの壁、帰ってきたらあの糞ネコに直させねぇとな……」
×ペリッパーを何匹も
〇ペリッパーを何羽も

orz


329 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/13(火) 12:48:14 ID:???
あん時ってのは、アルセウス戦の事?


330 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/13(火) 17:49:01 ID:???
329
いや、過去編だろ
議論スレみるかぎりでは


331 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/13(火) 18:39:27 ID:???
明日はバレンタイン


332 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/13(火) 18:51:16 ID:???
ドーミラーwww


333 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/13(火) 20:34:23 ID:???
保管サイト追加ね
さて、続きを書くか

タマムシPC横の林の中・・・

「ありがとう、君たちのおかげでアジトを壊滅させることができたよ」
赤帽子がしゃがみこんで俺たちに話しかける
「リザードの傷が回復したら僕たちは連れて行かれたポケモン達を追いかける
僕達の目的が同じなら、また会うかもね!」
そういって赤帽子はPCへ入っていったーーー

「ピカチュウ!私達も連れて行かれたポケモンたちを追いかけましょう!」
ミミロップが俺を急き立てる
「待て、俺達はまだどこに連れて行かれたかもわかっていないんだ
とりあえず今日休む場所を探すぞ」
「ダメよ!こうしてる間にもあのポケモンたちは何処かに売り飛ばされそうなのよ!」
あれだけたくさんのポケモンたちを運んだんだからこの周辺のポケモンたちに聞けばすぐわかるわ!」
あのひどい有様がよほどショックだったのだろう。ミミロップは一向に引き下がらない
「だが、俺達は下手にサカキに近づけない。ダークライもどう動いてくるかわからんしな」
「なによ!ピカチュウさっきから変よ?いつもなら『休んでる暇はない』なんていってすぐ出発するじゃない!
      • もしかして『今の俺達じゃ敵わない』とか思ってるの?」
図星だ
「・・・そうとは言っていない。ただ、いままでのように考えなしにいって勝てるほ・・・」
「・・・もういいわ。」
失望したようにミミロップが歩き出す。
「私は情報を集めにいく。あなたはここでおとなしく待ってなさい」
「僕も行きます」「わたしも~」
ぽつんと俺だけが残された



334 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/13(火) 20:34:53 ID:???
「ミミロップさん、いいんですか残してきてしまって?」
ロゼリアが心配そうに聞く
「大丈夫よ。私はピカチュウを信じてる。きっとすぐいつものピカチュウに戻るわ」
ミミロップはさっきと打って変わって元気そうだ
「ではなんであんなに強く当たったんです?」
「フフ、それはね・・・」


俺はこれからのことについて考えていた
ダークライは想像以上に強い・・・へたすればアルセウスの時のように・・・
ふと、あの時の戦いの記憶がよみがえる
      • もしやられたら、それで終わりだ。今の俺に皆を守るだけの力があるのか・・・
ふと、金の腕輪が目に入る。あれから皆に気づかれないように訓練してきたが、いまだにうまく使いこなせていない
      • そうだ、俺はアルセウスと戦うときでさえ負けると思っていなかった。仲間達を信じていた
いつの間にか俺だけで戦っているつもりになっていたのかもな・・・

俺はミミロップ達を追いかけようと立ち上がる
ん・・・・?
鼻の上に冷たいものが落ちる・・・雪だ
そういえば明日は何の日だったか・・・



335 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/13(火) 20:38:51 ID:???
結局サーフボードwwwww


336 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/13(火) 20:48:57 ID:???
ドーミラーwwwもう進化しちゃえよwwwwww


337 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/13(火) 20:52:57 ID:???
333-334
乙!&GJ!


338 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/14(水) 16:37:54 ID:???
「ねえ、何をする気何ですか~?」
 ミミロップ達はタマムシシシティを人間達に見つからないように、路地裏から路地裏へと進んでいた。
「……うん、あっちね、近いわ」
 ミミロップは鼻をくんくん言わせながら、どこかを目指している。
「ミミロップさんってば~!」
 ロゼリアの問い掛けを無視し、ミミロップはどんどん歩いていく。

「あ、あったあった」
 路地裏から表通りを覗き込んだミミロップが、嬉しそうに小声で言う。
 え? とロゼリアも同じ方向を覗き見ると、その先にあったのはタマムシデパートだ。
 店先で人間達がチョコレートを売っている。

「……あのー、何をするつもりですか?」
 嫌な予感がして、ロゼリアは不安そうに訪ねる。
「ちょっとあれを拝借に」
「え!? 、もがもご――大声を上げそうになったロゼリアの口を、慌ててミミロップが塞ぐ。
「しーッ!」
「ミミロップ、どろぼ~?」
「ち、違うって!」
 ミミロップはロゼリアを離し、ジャラッと何かを取り出した。
「これとすり替えるの。堂々と買いになんて、行けないでしょ?」
「それ、人間のお金ですよね? そんなものどこで……」
「ちょっとねー」
 ――関係無い話だが、自宅から財布等の窃盗の被害を受けたと、ハナダシティ在住の有名なポケモンマニアのM氏から、警察に届け出が出されたという。
 しかし、M氏宅に証拠は残されておらず、事件は迷宮入りとなった。
「何でやー!?」と涙ながらにM氏は語る――




339 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/14(水) 16:39:39 ID:???
「じゃあ、ムウマージちゃん、例のアレで援護お願い」
「うん」
「ちょ、ちょっと」
 ムウマージが怪しい光を放とうとするが、
「きゃーっ!?」
 突然、人間の悲鳴がした。
「な、なに~?」
「み、見つかった!?」
「いえ、こっちを見ていません。どうやら違うようです」
 ミミロップ達は人間が悲鳴を上げたほうを見る。
 すると、でっぷりと太った大きな黒いポケモンが、大きな足音を立ててデパートを目指していた。
「に、逃げろ! カビゴンだー!」人間達が逃げ出す。
「お、お、美味しそうな甘い匂いがするでよ~」
 どうやらチョコレートの甘い匂いにつられ、人里にやってきたようだ。
 カビゴンはチョコレートが並べられた棚を持ち去ろうと、手を伸ばす。
「このままじゃ、ぜんぶとられちゃう~?」
「ええ! ……させない!」
 ミミロップは駆け出す。「ちょ、ミミロップさ~ん!」
 ロゼリア達もそれを追う。
「待ちなさいッ!」
「んあー? お、お、お前ら、誰?」




340 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/14(水) 17:47:32 ID:???
ピザの登場のようです。


341 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/14(水) 17:57:08 ID:???
おお、リアルタイムじゃないか!ガンバ!
一応続き考えてたからチョコ手に入れるところで止めてくれると嬉しいな


342 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/14(水) 18:45:19 ID:???
「アンタねー、独り占めなんてダメなんだから!」
 ミミロップはビシッとカビゴンを指差す。
「お、おでは腹減ってるんだな。こ、こ、こ、これは絶対に渡さないんだな」
 カビゴンは固くチョコレートの棚を抱え込む。
「説得は駄目そうですね」
「仕方ないわ。それなら力付く!」
 ミミロップはカビゴンの方に駆け出す。
 何だか最近ピカチュウさんに似てきましたね――ロゼリアは呟く。
 カビゴンの手前でミミロップが低く跳ね、飛び蹴りを繰り出す。
 しかし、
「ぜ、全然痛くないでよ」 カビゴンの大きなお腹にボヨンと跳ね返された。
「んな!?」

 体勢を崩されたミミロップは、背中から地面に落ちてしまった。
「いたた……何、あれ!?」
 チョコレートの棚を脇に置き、カビゴンはぽりぽりと蹴られた部分を掻く。
「厄介なお腹ですねー……」
「トランポリンみたい~」
「た、食べる邪魔するなら、おでも容赦しないでよ」
 戦闘体勢に入ったカビゴンが、地面を両腕で叩くと、コンクリートの地面にヒビが入り地が軽く揺らいだ。
 とんでもない馬鹿力だ。
「ねえ、私達もしかして……ピンチ?」
「……ええ」
「やばいかも~」


343 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/14(水) 19:04:07 ID:???
 カビゴンはその細い目を吊り上げて地面を揺るがしながら、ミミロップ達に近づいてくる。
「ど、どうしよ……」
「あは、あはは……」
「ぜったいぜつめ~」
 そんな時、
「ラフレシア、痺れ粉です」
 お嬢様風の、和服を着た人間の女性がラフレシアを繰り出し、カビゴンを麻痺させた。
 後ろにはたくさんの女性トレーナー達がずらりと並んでいる。
「お、お、お、お、お~?」
 麻痺したカビゴンを女性トレーナー達が取り囲む。「女の敵に鉄槌を。皆さん、やってしまいましょう」
 お嬢様風のトレーナーが、女性トレーナー達に笑顔で指示する。
「は~い!」とカビゴンをボコボコ蹴り始める女性トレーナー達。

「な、何なの~?」
「さ、さあ?」
「たのしそう! ムウマージもやってこよ~」
「私もやってこようかな」
 ミミロップとムウマージも、こっそりそれに加勢する。

数分後、ボロボロになって気絶しているカビゴンが、そこに残されていた。
「……よく分かりませんが、女性は怖いということですかね」


344 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/14(水) 19:27:35 ID:???
「ひゃ~、女は怖いな~。僕が手伝うまでもなかったや」
 そう言いながら、あの時の赤服がミミロップ達の方に駆けてくる。
「ミュ……(あれは……)」
「や、また会ったね。君たち」
 フレンドリーに赤服はミミロップ達に挨拶する。
 そしてカビゴンの方へ、近づいていった。
「……さて、こいつも何かかわいそうだし、ポケモンセンターに連れてってやるかな」
 気絶しているカビゴンの額に、モンスターボールを直接コンとぶつけ、赤服はカビゴンを捕まえた。
「それじゃあ」
 手をひらひらミミロップ達の方へ振ると、赤服はポケモンセンターの方に走っていった。

「……行ったわね。よし、人の少ない今のうちにチョコを取って来ましょう」
「は、はい」
「うん」

━━━━━━━━━━
じゃあ、後は任せたよ


345 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/14(水) 19:34:25 ID:???
GJ!あとはまかせろ!
ただ、いま外出しているからいつもの時間まで待ってくれ
確認だけどもうヤマブキに出発しちゃっていいかな?



346 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/14(水) 19:44:20 ID:???
いいんじゃね?>ヤマブキ


347 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/14(水) 19:48:53 ID:???
またマサキかw


348 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/14(水) 22:58:02 ID:???
期待


349 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/14(水) 23:43:26 ID:???
危うく明日になってしまうところだった・・・


(確かにこっちのほうに行ったはずなんだが・・・)
俺は皆を追いかけて林の奥に来た。
が、なかなか見つからず、かなりの時間が経ってしまった
「どうやら仲間はいないようですね。」
この声は・・・
「・・・ミロカロスか。何のようだ?」
「ダークライのことについてです。事態は私たちが予想していた以上に深刻になってしまいました」
ミロカロスの顔にいつもの余裕は無い
「どういうことだ?」
「ダークライとバンギラスが手を組みました」
      • バンギラスとはあの銅色のポケモンのことだろうか?
「時間が無いので単刀直入に言います。あなたはダークライの件から手を引いてください」
「・・・なぜだ?」
「ダークライの強さはさっきの戦いでわかったと思います。
しかし、あのバンギラスというポケモンは戦闘能力だけ見ればダークライと同等、もしくはそれ以上です」
「それで逃げ・・・いや、後ろから誰も追ってこなかったということか・・・」
「そうです、もうあなたたちのことなど眼中に無いのでしょう。
やつらはヤマブキシティに向かっています。たぶんそこにいるロケット団のボスを倒し、乗っ取るために・・・
やつらの力なら難しいことでは無いでしょう・・・」
「・・・悪いが俺は手を引くつもりはない。」
「なぜです?これは私たちの問題、あなたたちにそこまでしてもらう必要はありません」
「勘違いするな、俺の目的は世界を征服すること、ただそのために邪魔なヤツを潰すだけだ。」
「しかし・・・」
「さっきから何の話をしているの?」



350 :名無しさん、君に決めた!:2007/02/14(水) 23:45:33 ID:???
振り向くとミミロップが不機嫌そうに立っていた
(先を越されたわ・・・これじゃ渡しづらいじゃない!)
「ピカチュウさん!ポケモンたちの連れて行かれた場所がわかりました!」
「ガーディからきいた~ヤマブキシティだって~」
続いてロゼリアとムウマージが出てきた
「・・・そういうことだ。おれたちもヤマブキに向かう」
「そうですか・・・恩にきます」
「だからお前たちのためにするわけではないと言っているだろ!」
「フフフ・・・あなたにこれを渡しておきますわ」
ミロカロスがわざと皆に聞こえるようにそう言うと、俺に白い箱を渡した
「きっとあなたたちの役に立ちますわ。でもいざというときまで絶対開けないで下さいね」
(キ~なによッ!また貢ぎもの!)
「それでは・・・」
ミロカロスは去っていった
「・・・ところでお前の持っているものはなんだ?」
俺はミミロップの手にある箱を見る
「な、なんでもないわよ!」(何言ってるのかしら私!)
ミミロップが慌てて後ろに隠す
「そうか・・・まあいい。すぐヤマブキに向かうぞ」
「・・・どうやらいつものピカチュウに戻ったみたいね」
「それでこそピカチュウさんですよ!」
「ぼわ~ん」
俺たちはヤマブキシティに向かったーーー


「・・・・いいのかパルキア?あれを渡してしまって」
ボーマンダとミロカロスがピカチュウ達を見下ろしている
「この際しかたがないでしょう。このまま戦いに挑んでも勝てる見込みは限りなく低いです・・・
「だが・・・」
「こうなってしまった以上、あの猫には犠牲になってもらうしか道はありません。わが主が復活しなければ本当に世界が終わってしまいます・・・」
「そうだな・・・」
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