1 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/12(金) 18:37:08 ID:Wfm/SyV0
全世界のポケモンの支配を企むピカチュウを主人公とした小説を書くスレ。
※本編自体は既にシンオウ編で完結しています。続編のカントー編等はパラレルワールドという扱いになっています。
※怖いお兄さんに絡まれないように、続きを書く前に前スレ・議論スレ・保管サイトをしっかり読み、
流れとキャラの性格と口調をしっかり掴んでおきましょう。
※シンオウ編は必見
※小ネタ歓迎!絵も歓迎!
※荒らしはスルーが基本。神が降臨するまでまたーり行きましょう

前スレ
ピカチュウの人生<小説リレー・進化>
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/poke/1163338618/l50

関連スレ
ピカチュウの人生議論スレ
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/poke/1165628880/l50





2 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/12(金) 18:37:54 ID:???
神速の速さで2GET


3 :1:2007/01/12(金) 18:40:30 ID:???
というわけで立ててみた
不足等あったら追加よろ




4 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/12(金) 18:52:38 ID:fwTBsWdH
1


5 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/12(金) 18:55:48 ID:twghYyRb
チンコ


6 :75%の人 ◆q6AVR3NnIA :2007/01/12(金) 20:09:11 ID:???
1乙です!


7 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/12(金) 20:16:23 ID:???
誰か落ちる前に前スレ分のWikiをまとめてくれまいか

俺はjigブラだから文字数が膨大でとても無理…


8 :”管理”人ぽい人:2007/01/12(金) 20:45:46 ID:???
7
俺やっとく。ちょうど明日休みで良かった。


9 :”管理”人ぽい人:2007/01/12(金) 21:05:18 ID:???
やべぇ。不覚にも891~1000まで保存できなかった…スマン。
2ちゃんねるビューアに登録してみるかな。誰か保存してる奴いないか?


10 :”管理”人ぽい人:2007/01/12(金) 21:13:23 ID:???
無料じゃなかったのか。2ちゃんねるビューア。
誰か保存しているやつとか2ちゃんねるビューア持ってる奴いないか?


11 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/12(金) 23:30:06 ID:???
1乙


12 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/12(金) 23:32:29 ID:???
なぁ、スレ違いを承知で聞くが、
『もし俺がポケモンの主人公だったら』のサイト知らない?


13 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/12(金) 23:56:14 ID:???
http://www.geocities.jp/sekkakuhuguri/kako1.html
12これか?

                                  • 続きを書いてみる。

「何かいたの?」「僕も見たいです」「ムウマージもみたい~」
「こら、押すな!あっ」

ガタガタ!お約束の崩れ方をしてしまった俺たちは怪しげなポケモンに見つかってしまった。
「誰か居るんやな?助けてや」

「どうするピカチュウ?」
「うむ…」
「僕は話してみるのも良いと思いますけど」
「うむ…」
「ムウマージがいってこようか~」
「うむ…あ、いや、こうなったらみんなで行くぞ」

どうやら家にいるのは怪しげな装置に閉じ込められたポケモンしかいない。
いざとなれば装置ごと焼き払うのもありだ。
正々堂々玄関から突入する。



14 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/12(金) 23:57:12 ID:???

「なんや、ポケモンかいな。しかも見たことあらへんのが三匹も。」

「なんか、あいつ生意気じゃない?」
ミミロップがやる気満々だ。

「まぁええ、そこのボタンを押してくれへんかな、赤いやつや。」

「断る。まずは俺の話を聞いてもらおう。」
俺はなぜか強気だった。
「まず、お前はポケモンか、それとも人間かどっちなんだ。」

マサキ
  人間だ
  ポケモンだ
ニァばっくれる


マサキが何を言うかでこの後の展開変わるから
中途半端でスマソ。

書いていいのか分からないけど、人間の場合は助けてもらう代わりにミュウツーのことを教え、
ポケモンの場合はピカチュウがその装置のうまい利用法を考えってかんじで進めようかと思ってるんだけどバミョウ。

それから直りんすまん。


15 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/13(土) 00:27:09 ID:???
GJ!!
とりあえず今はばっくれる方針に行ってるんだなwww


16 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/13(土) 01:52:55 ID:???
ミュウツーは早すぎる


17 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/13(土) 12:42:52 ID:pI0bnr2w
14
GJ!



18 :名無し :2007/01/13(土) 13:01:56 ID:/dQJux8Q
続きが早く読みたい


19 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/13(土) 13:16:09 ID:???
にくちゃんねるの過去ログ

 ttp://makimo.to/2ch/game11_poke/1163/1163338618.html


20 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/13(土) 14:05:25 ID:???
16 いや、ほかにネタがないなら仕方がないと思うが


21 :20:2007/01/13(土) 14:06:20 ID:???
下げ忘れた。


22 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/13(土) 14:21:53 ID:???
まだあるさ


23 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/13(土) 16:28:30 ID:???
保守


24 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/13(土) 22:22:56 ID:???
うわー改行が多いって言われて全部死んだ!!
もう疲れたのでまた明日書くね。
早くほかの職人さん現れないかな。
文章書く能力があまりないと思ってるから結構恥ずかしくて。


25 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/13(土) 22:26:40 ID:???
昔、通信簿の国語の欄が死んでた俺に比べればなんともないぜ!
1か2しか取ったことねーぞwww


26 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/13(土) 23:49:29 ID:???
ほっしゅっしゅっしゅ


27 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/13(土) 23:54:39 ID:???
やっぱりもう一度書く。


目の前の怪しいポケモンは考えるばかりで一向に答えようとしない。
どうせ出られないのだ。少しはったりをかましても良いだろう。

「答えないならば、この装置ごと焼き払ってもいいんだぞ。」

「それはやりすぎだと思います。」
ちょ、ロゼリア、空気読んでくれ…
「こいつ憎たらしいからやっちゃえば?」
ミミロップ、どうしてお前はそんなにやる気なんだ…
「ムウマージにとっては、どっちでもいい~」
いや、よくねぇ…

「それは堪忍してえな。少なくともあんさんの味方やで。こうして会話もできよるに。」

「じゃあお前はポケモンなんだな?」

(どないしよう、ウソついて出たら殺されてまう。そもそもこいつらの目的はなんや。)

「いや、どちらか分かれへんのや。ところであんさんたちの目的はなんや。」




28 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/14(日) 00:02:33 ID:???
どちらか分からない?こいつは何なんだ。
しかし、少なくとも人間に俺の目的を教えることは極めて危険だ。

「やっぱり壊しちゃおうよ。こんな見たこともないポケモン絶対やばいって。」
どうにもこうにもミミロップは好戦的だった。
「そうだな、それも悪くないな。」
蓄電を開始する。しかしこれはあくまで鎌をかけているだけだ。
この装置が有用に使えるか、このへんなやつが人間とポケモンの言葉を両方しゃべれるならもうけものだ。

「人間だと思いますよ。」ロゼリアが言う。
「ポケモンならトレーナーがいるはずです。しかし、この中にいるポケモンは
 一人で騒いでいます。おそらくこの装置は人間とポケモンをどうにかするものだと思います。」

どうにかするって言うのが一番大事なような気もするが、俺は強気に言い放った。

「人間なら残念だ。死んでもら…」
「わー堪忍してください!!あんさんのためなら何でも言うこと聞きますさかいに。」
「人間なんだな?」
「そうや。」
「では質問に答えてもらおう。この装置はなんだ。」


29 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/14(日) 00:10:35 ID:???
「ほんまに答えたら無傷で出してくれるか?」
「約束しよう。俺は、ウソは嫌いだ。」

――内容は俺たちが驚くのに十分なものだった。
ロケット団が開発していた人間とポケモンの合体、及びポケモン同士の遺伝子配合装置。
そしてそれを接収したこの人間―マサキという―がポケモンと人間の平和利用のために
実験していたということ。

「今まではポケモンの言うことは人間には伝わらんかったんや。しかし
 今はこうして話ができるやろ。一人では出られへんのとちょっとビジュアルが気持ちわるなるけどな。」
「ムウマージもにんげんになれるかな~」

そうだ、そういうことだ。俺たちが入ったらどうなるのか。

「やったことないから分かれへんけど、昔恐ろしいポケモンができたっちゅー話や。
 人間の制御をまったく受け付けず、今はどこかの洞窟に眠ってるとか言う噂があるな。」
「なるほど。出してはやるが俺たちの目的を言うことはできない。」

(「それを早く実現すればそんなことを言う必要もなくなる…」)俺は小さくつぶやいた。

さて赤いボタンだったな。押して―しかし身長が足りなかった。
「ミミロップ、頼む。」
なんと情けない。


30 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/14(日) 00:18:49 ID:???
最後に俺はマサキに言った。
「俺たちのことは忘れろ。研究に没頭しろ。」

人間に見つかったことはこの際仕方がない。
それに、この装置は最後の望みでもある。
ミミロップがボタンを押すと、カプセルの中に白い煙が充満していった。

「今のうちに出るぞ。」

――ディグダの穴に戻った俺たちは次の作戦を考えることにした。
「どうだった?僕の知り合いは。」「人間だったぞ。」「えっ?」

「ねえピカチュウ、あのマサキが言ってた恐ろしいポケモンってなんだろう?」
「ギャラドスじゃないですかね。」
「シンオウにいっぱいいたけど~」

名前はかすかに聞いたことがある。確か、ミ…なんだったか思い出せないが。

「ピカチュウの力でそいつも手下にしちゃおうよ!」
ミミロップの一言で次の作戦が決まった。そいつを手下にできれば俺の目的も早く達成するだろう。

「行くぞ!!」俺は勇んで立った。
「どこにいるかわかるの~」

…知らなかった。なんと情けない。

しかしこの時そのポケモンがアルセウスクラスの強さだということは知る由もなかったのである。



31 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/14(日) 00:21:22 ID:???
ミュウツーが早いって言う意見が出たから初版を大幅に改定して書いてみました。
この後は適当に仲間を増やして、ひょんなことからハナダの洞窟で死闘って感じで
考えてるんだけど。

こういうことは議論スレで書いたほうがいいのかな?
前スレ963から一人で書いてるからなんか独りよがりになったら申し訳ないんだけど…


32 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/14(日) 00:38:23 ID:???
有難う、一人で書いていてくれたんだな。
俺はそんな流れでいいと思う
細部に渉って決める様ならば、議論スレのほうがいいと思うが・・・。
素晴らしい出来だ、GJ!


33 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/14(日) 00:50:10 ID:???
ピカの口調がちょい気になったがGJ!


34 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/14(日) 01:42:13 ID:???
グレンタウンに行けばスムーズに進むかもな。ポケモン屋敷あるし。
ヤマブキとかシオンとかタマムシとか美味しいとこは色々あるし、書かなきゃ損々。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「…わからん。」
そう答えるとミミロップはため息をつき、いつもの俺の呆れた時の真似をした。
「ふぅ、やれやれ…ね。」
「やれやれ、ですね。」「やれやれ~。」
ロゼリア達もそれに続き真似をする。
ぐぐ…こいつら…。

「じゃあ、いつも通りにやるしかないわね。」
「そうですね…。道中、何か知っているポケモンもいるかも知れませんし。」
「そだね~。」
決まりか…。
よし…「で…
「では、そうするとしよう…。」
俺の言いたかったことをミミロップが俺の真似をし先に言う。
「うむ、そうだな、です。ディグダさんに聞いたイワヤマトンネルを抜けて、シオンタウンに行くルートを進んでみるとしよう、です。」
「よし、さっさといくぞ~。」
ロゼリア達も真似をし答える。

「い、いい加減にしろ!!」
「きゃはは!ピカチュウが怒った~!」「あはは!怖いです~!」「にっげろ~!」
「ま、待てえ!」

ディグダの穴をクチバの方から抜け、イワヤマトンネルに向かう。


35 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/14(日) 11:29:15 ID:???
ちょ、掛け合い面白すぎ

GJ!!


36 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/14(日) 22:30:57 ID:???
続き期待保守


37 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/15(月) 01:04:38 ID:???
保守


38 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/15(月) 01:46:37 ID:???
GJ


39 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/15(月) 21:06:47 ID:???
GJ保守


40 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/16(火) 02:04:36 ID:???
クチバシティを抜けその北の6番道路添いの林のなか、ピカチュウ一行はイワヤマトンネルを目指し歩いている。

「ねぇ、いい加減機嫌直してよ~、ピカチュウ。」
「うるさい、黙れ。」
ディグダの穴でミミロップ達にからかわれてから、ピカチュウの機嫌は悪いままだ。
ピカチュウはムスッとした顔をしながら、ずんずんと早足でミミロップ達から離れて先を歩く。

「も~…。」
「ミミロップさんがしつこくからかうからですよ~…。」
「むぅ~…。」
「な、何よぅ。ロゼリアちゃん達だってノリノリだったじゃない…。」
「だ、だって~…!」
「ぼわわ~ん…。」
ミミロップ達がごにょごにょやっていると、ピカチュウが苛立ち振り向く。

「遅い、何をやっている!」
「フニャァッ!?」
ドシーン!!
ピカチュウが大声を出すとその声に驚いたのか、何かが木の上から落ちてきた。

「いてててて…何が起こったんだニャ…。」




41 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/16(火) 02:06:17 ID:???
呆気にとられるピカチュウ達。
「な、何なの?」

木から落ちてきたのはばけねこポケモン、ニャースのようだ。
「あんたが大声出すから、驚いて木から落ちちゃったニャ…。」
「あ、ああ…すまない。」

「でも木の上で何してたのよ…。」
「気持ち良く木の上でお昼寝してたのニャー。それなのにひどいニャ。」
ニャースは安眠を妨害され怒っている。

ミミロップはピカチュウに近付き耳打ちする。
「ね…、どうするの?」
「いつも通りだ。」
「何をひそひそ話してるんだニャー?」
「ああ、すまない。少し俺の話を聞いてもらいたい。」

「ふん、嫌だニャー!ボクはお昼寝邪魔されてご機嫌ななめなのニャー!
あんたニャをバリバリ引っ掻かないと気が済まないのニャ!」

いつも通り。




42 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/16(火) 02:08:07 ID:???
眠い…今日はここまで


43 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/16(火) 03:37:14 ID:???
乙GJ!


44 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/16(火) 19:33:46 ID:???
バリバリ引っ掻かれては適わないのでバリバリ痺れさせてやった。
とはいえ安眠を妨げたのは確かにこちらが悪いし、なるべく多くの手下がほしい。
「これで許してくれないか?」
俺が差し出したのはマサキの家から盗んできた、ゲームセンターのコインだった。
「ゆ、許すニャー!きれいニャー。」
どうやらご機嫌が直ったようだ。せっかくだ、6番道路の管理をしてもらおう。
「頼むぞ。」「分かったニャー」

「あれ!コインがないぞ!!泥棒だー!!」マサキの不幸は続く。

国道を示す6番道路の看板がだんだん古びてきた。
どうやら大都市ヤマブキシティへの道にもっと効率のいい道ができたらしい。

「なんか怖いよ。」「大丈夫だ、早く来い。置いていくぞ」
俺は後ろも振り向かず憮然として言った。
突然後ろから歩む音が聞こえなくなった。俺が後ろを振り返った次の瞬間――

「じゃあ一人で行けばいいじゃない!」

突然ミミロップが泣き出した。


45 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/16(火) 21:11:29 ID:???
「…何を言っている?」
突然のミミロップの言葉に俺は驚く。

「何よ、いつも一人で突っ走っていっちゃってさ…。私の気持ちも知らないで…。」
ミミロップはえぐえぐ泣き続ける。
?…何かが不自然だ。ロゼリア達は何処へ?
まわりの景色も歪んでいるような…。木の色も灰色で………。

「…なんてな。」
ミミロップが泣くのを止め黒い稲妻をに放つ!
「!?」
咄嗟に横に飛び稲妻を避ける。
「何をする!?」

「くくく…はーはっは!俺の世界にようこそ、ピカチュウ。」
ミミロップの姿が徐々に…あの黒いピカチュウの姿に変わる。

!!

――その頃、6番道路。

「ピカチュウ!?突然、倒れてどうしちゃったのよぉ!?」
「…寝ているようですが…。」
「くるしいかおで、うなされてる~…。」




46 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/16(火) 21:24:08 ID:???
イイヨイイヨー


47 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/17(水) 00:23:20 ID:???
「ねえ!起きてよピカチュウ!!」

――とりあえず、こいつを倒さなくてはならない。10万ボルト!

黒いピカチュウは影分身で技をかわす。
「ククク…随分と御山の大将気取りじゃないか。手下はそうは思ってないがなぁ!!」
「黙れ。さっさと消えてもらおう。」
「そうも行かないんだよ。死ね!」
黒いピカチュウが大きく口を開けると、全身から力が抜けていく。なぜだ!

――その頃6番道路。
「う~」見る見る顔が青ざめるピカチュウ。

「やだよ、やだよ、ねぇ起きてよピカチュウ!!」
必死にピカチュウの体を揺するミミロップから大粒の涙がこぼれピカチュウの体を濡らす。
「ミミロップさん…ピカチュウさん起きてください!」
「おきろ~!」

「――ぐうう。どうやら邪魔が入ったようだ。…しかしまずい夢だ」
「(…夢?)」
「いつか殺してやる。その時を楽しみにするんだな!」
「…」

黒いピカチュウは消え、目を覚ますとミミロップの顔があった。その顔は涙でくちゃくちゃになっていた。


黒ピカの話をもっと延ばすなら却下でお願いします。45氏とは違うので…


48 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/17(水) 01:41:54 ID:???
GJ


49 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/17(水) 12:36:30 ID:???
ほっしゅほしゅ


50 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/17(水) 20:35:44 ID:???
ほっしゅしゅ
俺がこない時に限って神がorz


51 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/17(水) 20:40:07 ID:???
「ん、あ…どうしたお前たち。」
「どうしたじゃないよ。私たちの気も知らないで。一人で突っ走りすぎよ」

――!!まだ終わってないのか!?俺はとっさに手下たちから距離を取った。

「どうしたんですか?」「ぼわわ~ん」

色は、ある。ゆがんでもいない。どうやら現実のようだ。

「…すまなかった。ちょっと大人げなかった。許してほしい。」
「許してあげない。」
「ミミロップさん…」
「ゆるしてあげようよ~」
「そうか…ではここでお別れか。」
「バカっ!何言ってるのよ。イワヤマトンネルまでおんぶさせてくれたら許してあげる。」
「バカバカしいっ!…おんぶしてもらおう…」
「ピカチュウは一人で頑張りすぎなのよ。私たちをもっと信頼してよ。」
「ああ、すまない。イワヤマトンネルはこの林道を道なりに行ったところだ。」
「じゃあ、行きましょうか。」

気を取り直して、俺たちはイワヤマトンネルへ向かった。
ミミロップの背中は――非常に心地が良かった。


52 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/17(水) 20:49:02 ID:???
「そういえば、イワヤマトンネルってどんなポケモンたちがいるんですか?」
「…」
「へらへらしたかおでねてる~」
「寝かせておいてあげようよ。ピカチュウも疲れてるんだよ。」
「そうですね。」

一向はイワヤマトンネルの入り口に立った。
「不気味ですね。」「ムウマージはへいき~…うそ~」「ピカチュウ、ついたわよ。」
「んん…」

「すごい気持ちよさそうに寝てましたね。」
「へらへらしてた~」
「どうだった?私の背中は。」
「う、うるさい!行くぞ。…お前の背中は最高だったぞ…」
「なんか言った?」
「なんでもない。さっさと行くぞ。」
「あかくなってる~」「熱があるんじゃないですか?」

一向はイワヤマトンネルに入った。


53 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/17(水) 20:59:54 ID:???
イワヤマトンネルはどうやら人間の手が入っていないらしく――完全な闇だった。
フラッシュが使えれば問題ないのだが、俺はやり方を知らない。
手下たちもこの闇では正直何も見えていないだろう。

「一度引き返すぞ。こう暗くては何もできん。」

…と引き返そうとしたとき、入り口に大量のイシツブテが降り注ぎ閉じ込められてしまった。
声が聞こえる。
「貴様たちは何者だ。」
「自分から名乗るのが礼儀じゃないのっ!?」ミミロップが強気に前へ出る。
「ミミロップ、下がれ。俺はピカチュウ。」俺は野望をナゾのポケモンに向かって話した。

――と。

「ゲラゲラヒーヒッヒ!!チビでクソの電気ねずみごときが征服ぅ!?
 逆に俺様の手下になってもらおうかなぁ!!このイワーク様のな!!」

どうやら敵の総大将はイワークであるらしい。自分こそ岩ミミズの癖に生意気なやつだ。
シンオウでハガネールと戦った俺たちには雑魚も同然だ。
俺はアイアンテールを放った。しかし当たらなかった。
それもそのはず、真っ暗闇の中その「イワーク様」がどこにいるか分からないのだ。

「ヒーヒッヒ!!はずしてやがるぜ!!俺様の地震でくたばってもらおう。」

地面が揺れる!このままでは本当にやられる。と、その時!

「ぐはあぁぁ!どうして攻撃が当たるんだ!」
「僕に任せてください!マジカルリーフ!!」
「こしゃくな。手下ども、この俺様を庇え。」

イワークがそういうとぞろぞろと音がした。真っ暗闇の中何が起こっているかわからないが、向こうは見えているらしい。


54 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/17(水) 21:12:18 ID:???
「これでそのちんけな花が放つ変な技もイシツブテに守らせるぜ!クヒヒ!!」

心底性根が腐っている。ぼこぼこにしてやりたいが出口も分からなくなってしまった。

「まだ俺のターン!行けゴーリキー、カラカラ!」

ボグ!鈍い音がして激痛が走った。どうやらゴーリキーの投げたイシツブテが命中したらしい。
「ピカチュウ!大丈夫?…痛っ!」
正直何が起こっているか分からない。このままでは――本当にまずい。

「まだ俺のターン!クソ電気ねずみは雑魚だからほかって置け。まずはあのでかいウサギからボコっちゃえ!」

…許さん!殺す!!

「ミミロップ!俺が一瞬10万ボルトで照らす。その隙にとび蹴りをやつの顔面にたたきつけろ。…とびっきり痛いやつをな」
「ムウマージとロゼリアはマジカルリーフでミミロップを援護してくれ。」

俺は飛びっきりに放電した。真っ白になるくらい洞窟の中が明るくなり、イシツブテを投げたゴーリキーにも当たったようだ。

「ピカチュウに石を投げるなんてゆるさなーい!!」

――バキィ!!


55 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/17(水) 21:25:22 ID:???
「クヒヒヒ!!」

イワークは無傷だった。代わりに渾身のとび蹴りを受けたのはガルーラだった。

「ご苦労!人質の子供は返してやるよ。ヒーヒッヒ!!俺のターン!地震!!!」

…だめだ。もう電気の力は残っていない。クソ、こんな外道にやられるとは…

「ゆるさない~ぜったいにゆるさない~!!!!」
突然洞窟の中が怪しく光り始めた。怪しい光どころの騒ぎではない。見ていて吐き気を催すほどである。
その発生源はムウマージだった。

「ウヒヒ!カラオケでもしようってか?行け、カラカラ、適当にボコっちゃえ!」

並んでいたカラカラから一斉に骨が放たれる。終わった…

――バキ!ドゴ!グシャ!




56 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/17(水) 21:26:12 ID:???

痛みは全くなかった。どうやら手下たちも無傷らしい。
そして視点を向こうに向けると…そこには骨が大量に刺さったイワークがいた。

「第二段!よーい!」親分らしいガラガラがイワークに向かって言う。
「貴様らぁ!どうした!まぁいい、イシツブテども、俺様を守るんだ。」

次の瞬間、イワークに張り付いていたイシツブテたちが自爆した。

「ぬおおおお!俺のターンが終わってしまう!!せめて、じし…」
そう叫ぶイワークの顔面にガルーラのピヨピヨパンチが炸裂した。

「止めを、どうぞ。」ガラガラが俺に向かって言った。
ムウマージはまだ光を発していたが、苦しそうだ。一発で決めてやるとしよう。

「拝啓イワーク様、手下になってください!!」
渾身のアイアンテールが奴の顔面にめり込んだ。

イワークが倒れると、出口をふさいでいたイシツブテたちが立ち退き、洞窟が少し明るくなった。
「もうむり~」ムウマージが倒れる。
「大丈夫か?」「ちょっとねる~」

さて、このイワーク様の処分を決めないといけない。


57 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/17(水) 21:31:42 ID:???
ここまで。イワークの処分は決めてないので煮るなり焼くなりで。


58 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/17(水) 21:33:41 ID:???
GJ!!
素晴らしすぎる、乙カレー。
ムウマージのはあやピカの上級版か・・・。


59 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/17(水) 21:43:22 ID:???
まぁそんなん存在しないけど感情によってはあってもいいかなーって。
イワークもイワヤマトンネルで出るかどうか知らないけど書いちゃったし。


60 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/17(水) 21:49:40 ID:???
書き手さん、GJ。
感情によってはあってもいいかなー
おkだと思うぜ?
ロゼリアがスボミーだったときの神通力上級版みたいな物もあったし。
イワークは・・・・白根('A`)


61 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/17(水) 22:17:57 ID:???
イワークワロスwwwwww


62 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/18(木) 11:28:42 ID:???
のんびりしてたら、どんどん先に進められちまったぁーorz 張りたかった過去の伏線貼らせてくれ。
これを>>51と>>52の間に入れさせて欲しい。駄目なら却下で。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミミロップに背負われながら考える。
う~む…何故こんな事に…?うまく乗せられたような…。
威厳も何もあったものではないが、もう疲れて動けん。仕方ない…か。

途中、ヤマブキシティへ黒い服を着た人間達が向かっていくのが見えた。
「あれは何でしょう?」「おまつり~?」
あれは…いや、おかしい。奴らの組織は何年か前に壊滅した筈だ…。
……疲れて幻覚か何かでも…見ているのだろう…。とても眠い……。
…そういえば…前にも…背中の温もり……どこかで…………。

――なんだ…?夢?
俺がピチューで…ピカチュウに背負われている…?
おかしな夢だ。なんだろうこの夢は…。
だがこのピカチュウの背中…心地いい…。誰なんだろう…。
思い出せない……俺の記憶は…気付けばトキワの森にいて…
その頃から人間への憎しみは強く…そして油断して人間に捕まって……。
そんなこと…今はどうでもいい…か。この心地良さに身を任せていよう………――




63 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/18(木) 15:08:19 ID:k3IlKco7
62 ok okGJ。じゃあ学校から続きでも書く。授業出る気しねぇぇ。


ガラガラに話を聞くと、イワークはもともとはイワヤマトンネルにはすんでいなかったらしい。
以前まではカイリキーのオスが長を務めていたらしいが遭難した山男に一目ぼれして付いて行ってしまったらしい。

「…と、いうわけで私たちはイワークのなすがままだったのです。」
「ふむ。このままではまたこいつに好き放題にやられてしまうというわけだな。」

――とイワークが目を覚ました。

「強くて高尚なピカチュウ様。何なりとお申し付けください。」

イワークは掌返したように従順になってしまった。

「ではお前にはイワヤマトンネルのすべてのポケモンに俺の手下になるように伝えてくれ。」
「かしこまりました。」
「それからこのトンネルは暗すぎる。明るくしろ。」
「かしこまりました。」
「それから共和制にしろ。」
「かしこまりました。」

こうして、イワヤマトンネルはガラガラ、ゴーリキー、ゴローン、ゴルバット、ガルーラ、イワークが
それぞれに頂点に立つ共和制が誕生した。


64 :名無しさん、君に決めた!:2007/01/18(木) 15:18:07 ID:???
sageわすれたぁあ!!


俺たちはイワヤマトンネルで一泊することにした。
イワークの監視の意味もあるし、手下たちも今回の戦いで疲れている。

「これでまた目的に一歩近づきましたね。」
「ピカチュウのアイアンテール素敵だったわよ。」
「当然だ。」

「強くて高尚なピカチュウ様、お布団の用意が整いました。どうぞこちらでお休みください。」

――次の日。

イワヤマトンネルは目視で確認できる明るさになっていた。
イワークが主となって一晩中工事をしていたのである。

「ご苦労。」
「いえいえ、滅相もございません。ところで強くて高尚なピカチュウ様、こんなものを発見いたしましたのでどうぞお持ちください。」
…それは緑色の石でその中央には雷のマークが入っていた。
「ところでその強くて高尚な、というのは耳に障る。」
「申し訳ございません。強くて高尚なピカチュウ様。」

目を見たがどうも馬鹿にしているわけではなく本気で言っているらしい。

「しっかり留守番頼むぞ。」
「わかりました。気をつけて言ってらっしゃいませ。」

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最終更新:2007年01月20日 19:00