1 :L:2006/11/12(日) 22:36:58 ID:esTRkO+e
おや、卵が
    ガクガクブルブル



2 :新☆バトルロアイヤル :2006/11/12(日) 22:40:39 ID:wKp9rRIl
ピカ-ン

ジコチュウがうまれた!
ニックネームを付けますか?


3 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/12(日) 22:42:56 ID:???
だが断る


4 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/12(日) 23:05:08 ID:???
ジコチュウ は ボックス7に てんそう された!


5 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/12(日) 23:35:41 ID:???
俺はピカチュウ。
おかしなトレーナーに変なニックネームを付けられ、嫌になってそのトレーナーの元から逃げ出してやった。


6 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/12(日) 23:48:04 ID:???
逃げ出したはいいが、ここがどこだかわからない。どこかの森のようだが住み慣れたトキワの森とは違うようだ。
近くを通りかかったウサギみたいな奴に聞いてみたところハクタイの森とか言う所らしい。
さて、どうしたものか・・・。


7 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 00:05:25 ID:???
ここにはトキワの森では見たことない奴ばかりだ。
さっきのウサギみたいな奴、うるさい黒いカラス、なんかのサナギ、幽霊みたいなの…。
あっちもどうやらこの俺を知らないらしい。
…決めた、まずはこの森にこの俺…ピカチュウの名を知らしめてやる。
そしてゆくゆくはこのシンオウとかいう場所のポケモン達を支配し、変なニックネームをつけたあのトレーナーや人間共に復讐してやるのだ。


8 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 00:07:09 ID:???
×ここには
〇この森にいるポケモンは


9 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 00:39:06 ID:???
まずは手下が必要だ。一人で森を支配するなど不可能だからな。
とりあえずさっきのウサギみたいな奴を手下にしてやろう。
ちょうど都合良くさっきのウサギが通りかかったので声をかけることにする。
「おい、貴様!俺の名前を言ってみろ!」
「あっ、さっきの黄色いネズミ…」
なっ…!こいつこの俺を黄色いネズミ呼ばわりだと!?
「俺はピカチュウだっ!それに俺はネズミじゃなくてハムスt…」
「ふ~ん、どうでもいいけど何か用?」
このウサギ…!!
「…まあ、いい。俺はだな…」俺は自分の野望を小一時間このウサギに語った。


10 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 01:03:25 ID:???
小一時間後…

「で、何?私に協力してほしいわけ?」
やっと理解したか…。
「そうだ。今は少しでも多くの力が必要だ。お前のような奴の力でもな。」
「失礼しちゃうな~。それにさっきから貴様、とかお前、とか言ってるけど私にはミミロルって名前があんの!」
できるだけ優しく勧誘してやったつもりだが駄目そうか…?こうなったら力付くでも…。
「でもまあいっか!この森での平凡な生活にも飽きてたし。協力してあげるよ!そのかわり…」
どんな条件を付けてくるつもりだ?珍しい木の実か?進化の石か?それとも…
「…そのかわり?」
「私、組織の四天王の一人ね!そういうのあこがれだったんだよねー。」
「…は?」
「し・て・ん・の・う!わかる?なんか偉くて強い四人組!」
そんな事かくだらない…。
「いいだろう。四天王でもなんでも好きにさせてやる。」
「やったー。じゃあ、これからよろしくね!え~と、ペカチュウ?」
「ピカチュウだ!」

こんな奴で大丈夫なんだろうか…?不安になってきた。


11 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 01:37:19 ID:???
「・・・でさぁ~、まず何をすればいいわけ?」

「今は手下・・・仲間を増やさないとな。」

「私の時みたいに一人一人?森にはいっぱいポケモンがいるんだから、日が暮れるどころか、老ポケになっちゃうよ!」

「う・・・それもそうだな。」
意外と考えてるなコイツ・・・。

「一気に仲間を増やせせればいいんだけどね~。もう手下がいる奴を倒して手下にするとか・・・。」


「それだ!今、この森を支配してる奴は誰だ?」

「ん~、みんなけっこう気ままに暮らしてるからね~。あ、そういえばたくさんのヤミカラスを従えるドンカラスって奴がいるよ!」

「じゃあ、そいつを倒しに行くぞ。」

「私達だけで?いくらあんたが電気つかえても二人だけじゃ無理だよ~。ヤミカラスは一杯いるしドンカラスも強いもん。」

「う~む・・・もう少し仲間を集めるか。」
今はこつこつ仲間を増やしていくしかないみたいだな・・・。


12 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 02:22:24 ID:???
探してもそうそう都合良く手下になりそうな奴など見つからないか・・・。

「おうおう、てめえ!誰の許可貰ってここの養分吸ってやがんだ?」
「ここはドンカラス様の縄張りだぜ?勝手に入って来やがって、覚悟はできてんだろうな?」
「ひいぃ・・・。」
二羽のヤミカラスに変な植物ポケモンがからまれている。

「またあんなことしてる~。あいつらこの森を支配している気になって好き勝手してるのよ。あのスボミーもかわいそうに・・・。」

・・・これまた都合良く見つかった。ここで助けて借りをつくれば手下にできるかもしれない。
相手は二羽、だが俺は電気の攻撃を使える。ああいう飛んでいる輩には電気が良く効くのだ。
それにこっちも二匹だ。なんとかなるだろう。


13 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 02:51:19 ID:???
「あいつを助けるぞ。」
「うん、かわいそうだしね。」
「そんなんじゃない。ここで恩を着せれば手下にしやすいだろう?」
「あんた、可愛い顔して悪いこと考えてんのね~。」
「可愛い顔は余計だッ!さっさと行くぞ!」

草むらから飛び出し奴らの前に出る。

「何だてめえらは!?」
「このポケモンから手をひいてもらおうか?こいつは俺の手下だからな」
「まだ予定でしょ~・・・」
「正義の味方気取りかぁ!?」
「そんなんじゃないわ。どっちかというと、その正義の味方に倒される方みたいよ。」
「何でもいいが、オレ達ヤミカラスに逆らうとは馬鹿な奴らだぜ!やっちまおうぜ兄弟!」
「おうよっ!」

      • 来るっ!


14 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 03:24:45 ID:???
「オレ様のクチバシをうけてみろ!」
ヤミカラスが空に飛び上がる
「あ、危なぁーいッ!上から襲ってくるよっ!」
そして鋭い嘴を向けこっちに急降下して来た!

「だが遅いっ!」
ギリギリまで引き付けてからかわし、
「なっ!俺の必殺技を避け…」
相手を掴んで直接電撃をたたき込む!
「ギャァァアアア!」
「ふん、大口叩いてた割に全然たいしたことないじゃないか。」
「う、嘘だろ?」
「あんたけっこう強いんだね…」

これでもトレーナーの元に少しの間だけだがいた身分だ。
「そこらの奴とは鍛え方が違うんだよ。」


15 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 03:44:21 ID:???
「お、覚えてやがれ~!」
もう一羽のヤミカラスが逃げていく。ああいう奴の捨て台詞はどこも同じだな。

「た、助かりましたぁ~。ありがとうございます~!」
「では手下になってもらおうか。」
「えぇ?な、何のことですか?」
「では教えてやろう。」
俺はスボミーに野望について小一時間語った

「そうなんですか~。なんかかっこいいですね~。わかりました、恩もありますし。そのかわり…」
「…何だ?」
「僕を組織の四天王にして下さい!なんかそういうのってかっこいいじゃないですか!」
この森にはこんな奴しかいないんだろうか…。
「わかったわかった好きにしろ…。」
「ありがとうございます!これからよろしくお願いします。えーと、ペカチュウさん?」
「ピカチュウだっ!」

この先、大丈夫なんだろうか…。


16 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 07:11:18 ID:???
その頃、やられた2羽のヤミカラスはというと…
「ドンカラス様~!」
「なんだ…やけに森が騒がしいな」
「ペカチュウにミミロルとかいう強い奴が、森を暴れまわっています!」
「それで?倒したのか?」
「…いえ…負けました…」
「全く歯が立ちません…」
「バカモーン!今日の昼食は罰としてオレンの実1個だ!」
「そんな~」 「今日の仕事が成功すればオボンの実だったのに…」
「ふふ…ペカチュウめ、いい度胸だ…徹底的に潰してやる…」


17 :「まだ足りない。」:2006/11/13(月) 10:57:30 ID:???
「そろそろドンカラスにしかけてもいい頃だろう?」
「駄目だよ。いくらあんたが強くてもまだ三人だよ?それにスボミーちゃんはああいう飛んでる奴らが苦手だから、今回は数には入れられないし。」
「お、お役に立てなくてすいません~・・・。」

「ちっ・・・。」
まだ手下が必要だ。


18 :「 ま た か 」:2006/11/13(月) 11:37:00 ID:???
手下、手下と・・・。

「ぼわ~ん。ひま~・・・」
また都合良く手下にできそうな奴が浮いている。
俺は相当運が良いらしい。
「あれはムウマだね~。何考えてるかわかんない奴らだけど、大丈夫?」
「駄目で元々だ。とりあえず話しをつけてくる。」
「頑張ってくださいねぇ。」

「おい、そこのお前!俺の手下になれ。」
「ん~?」
俺は小一時間・・・

「たのしそう~ムウマやる~。そのかわり~・・・」
「・・・何だ?」
「ムウマ、してんのう~」
 ま た か !

「・・・好きにしろ。」
「よろしく~。ペカ・・・」
「ピカチュウだあっ!」

俺は本当に運が良いんだろうか・・・?


19 :ドンカラス強襲:2006/11/13(月) 11:40:01 ID:???
「てめぇがぺカチュウにミミロルだな?」
「げっ、ドンガラス!」

まだ戦闘の準備ができてないのに…なんだってんだよ~!

「まずはそのキャベツみたいな奴からいくぞ!」
「た、助けて~!」

こうなれば仕方あるまい。
スボミーをおとりにしている間にでんきショックを喰らわしてやるっ!


20 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 11:47:28 ID:yjLUt4qG
重なったな。
早かった「ま た か」のほうを優先ね。


21 :「森の洋館へ」:2006/11/13(月) 12:18:39 ID:???
「さすがにもういいだろう?」

「せっかちだね~。う~ん、そうだね。これだけいれば何とかなるかな。」

「じゃあさっさとやるぞ。奴らはどこにいる?」

「あいつらは森の奥にある古い屋敷の屋根裏を巣にしてるよ。中のゴースト達と手を組んで、人間を脅かしたりやりたい放題なんだから!」

「よし、森の洋館に向う。」

「でもあの細い木が邪魔で進めそうに無いですよ?たしか居合いの要領で木を・・・」
ゴロゴロゴロ ピシャーン
細い木は黒焦げになった!
「面倒臭い、こうしたほうが早いだろう。」

「かっくい~。」


22 :「突入、森の洋館」:2006/11/13(月) 12:38:43 ID:???

森の洋館の前にたどり着いた。
「ここが森の洋館か・・・。薄気味悪い所だな。」
「何?もしかして怖くなった?」
「ふん、そんなわけないだろう。」
「僕、怖いです~。ぶるぶる」
「ムウマ、なかにいるやつらきら~い。」

「うるさい、黙れ。さっさと入るぞ!」
「は、はぁ~い。ガクガク」
「ぼわ~ん・・・」

扉を蹴り開け、突入する。

「待ってたぜぇ、ネズミ共!ケッケッケッ」
あいつは見たことがあるたしかゲンガーとかいうゴーストポケモンだ。


23 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 17:19:06 ID:???
『ゴースト達との戦い』

「よーこそ俺様達の城へ!深夜になってからゆっくりぶっ潰しに行ってやろうかと思ってたが、
ヤミカラスからお前らがこの館に向かっていると聞いてな。“おもてなし”をたっぷり用意して待ってたぜ!」
どうやら待ち伏せをされていたようだ。あれだけ派手に進んだんだ気付かれて当然か。
「お前のもてなしなどうけている暇などない。俺はドンカラスに用がある。」

「ケケッ焦んなよ。早漏野郎は嫌われるぜ?少し俺たちと遊んでけ!ゴースト共!お客さんをたっぷりもてなしてやりなあ!」
「アイアイサー!」

ゴーストは3体、ちょうど奴と手下の数はピッタリだ。
「雑魚共はまかせた。俺はゲンガーを倒す!」


24 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 17:23:21 ID:???
ペカチュウカッコヨスw


25 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 19:09:30 ID:???
[それぞれの戦い]

「さあ、遊びましょう、お嬢ちゃん。シャルウィーダ~ンス?」
「ごめんね~。あんたみたいなの、好みじゃないの!」
耳を縮め思い切り伸ばしパンチを繰り出す!・・・が、
「ケケケ、残念でした!」
ゴーストの体をすり抜けてしまった!
「オレ達にゃただのパンチなんて効きゃーしないのだ!バーカバーカ!」
「あ、そ・・・。」
ミミロルの拳が炎を纏う!
「じゃあこれならどう?」
ミミロルの炎のパンチ!
「い!?あぢゃぢゃぢゃぢゃーっ!!」


「ケケ・・・こんな弱そうなキャベツ君が相手で良かったぜ!」
「うう・・・怖いですがやるしかないみたいですね・・・。」
「さっさと終わらせてやるう!」
「ひぃ、来るぅ!」
スボミーの神通力!
「ウッ、ギャッ、ピッ!」
ゴーストは倒れた。
「あ、あれ・・・?僕をいつもいじめてたヤミカラス達にはこんなの全然効かなかったのに・・・?」


26 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 19:13:20 ID:???
「何だ何だ?てめーもゴーストのくせにこんな奴らに協力しやがって!この裏切りもんが!」
「ムウマ、きみたちきらいなんだもーん・・・。」
「裏切りもんにはお仕置きが必要だな!」
ゴーストのナイトへ・・・ムウマのふいうち!
「えっ!う゛っ」

「な、なんだってんだよー!?ネズミのオマケ共も十分強いじゃねえかよ!?」
「よそ見をしてる暇があるのか?」
「ウゲゲッ!」


27 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 20:04:50 ID:???
期待age


28 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/13(月) 23:43:03 ID:???
このスレを見てる奴はいるのかー?
ノシ


29 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 01:09:30 ID:???
age


30 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 16:24:29 ID:???
「くらえっ!10万ボルト!」
「ウゲーーーー!くぁwせdrftgyふじこlp;@:」
「くそ、覚えてろっ!」
ゲンガーは逃げ出した!
「へっ、弱いくせに無茶するからだよ」


「…よくもかわいい手下をやってくれたな…」
「こ、この声は!?」



31 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 17:52:32 ID:???
『逃げ出したゲンガー』

ハクタイの森上空、ゲンガーがゴースト達を引きつれて飛んでいる。
「う~…ひでえ目にあったぜ。まだ体が痺れやがる。」
「オヤビン良かったんですか?逃げ出して。」
「ケッ、もう十分宿を借りた借りは返してやっただろ!カラス共がどうなろうと知ったこっちゃねえぜ!」
「でも悔しいっすよ。このままゴース族がなめられたままなんて。」
「あのネズミ共があの調子ならまた会う事になんだろ。
この屈辱はその時じっくりはらしてやりゃあいい。ケケッ、そんときゃ本気でお相手してやるぜ!」
「あ~あ、あの館気に入ってたのにな・・・。」
「つべこべ言うんじゃねえ!泊まる所も無くなっちまったし、さっさとギラティナん所へ帰るぞ!(はあ~・・・せっかく離れられたのにま~たあいつにこき使われる生活に逆戻りかよ~。)」
「所でオヤビン、何か忘れてる気がしませんか?」
「あん?思い出せねえなら大した事じゃねえだろ。そのまま忘れとけ!」

その頃、洋館の一室
「ぷぷ・・・テレビの中からネズミ共を奇襲してやれなんてオヤビンも面白い事考えるよな。楽しみだなー。」
このままロトムはピカチュウ達に見つけられることも無くテレビの中に隠れ続けることになる。


32 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 18:49:23 ID:???
「決戦!ドンカラス」

遂にドンカラスが現れた。
「先程は館の居候共がくだらねえおもてなしをしたみてえだな。」
「ふん、時間を随分無駄にさせてもらった。」
帽子の様な羽毛をかぶり直すような仕草をしながらドンカラスも言葉をかえす。
「クァッカッカッ、それは失礼した。こんどは俺様が直々にもてなそう。手下のヤミカラスを可愛がってくれたお礼もしたいしな!」
ドンカラスがパチンと羽を鳴らすと大量のヤミカラスが洋館の窓を破り押し寄せる!
・・・さすがにこの数はまずい。
「ハッ、手下を使わないと何もできないか?」
「・・・安心しな。こいつらはただの観客だ。ぺカチュウ、一対一の勝負としよう。」
上手い具合に挑発にのってくれたようだ。
「上等だ!」

「そーなると私達ひまねー。」
「応援してるしかないですね。」
「・・・ぼわーん。」
「あれ?ムウマちゃん、その円盤みたいなの何?」
「さっきひろったー。」


33 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 19:15:09 ID:???
「ドンー!頑張ってくださーい!」
「ピカチュウー!負けちゃ駄目だめよー!ですよー!だよー!」

「じゃあ俺様から行かせてもらおう!」
ドンカラスの觜の周りの空気が渦巻く!ドリル觜だ!
「っ!」
ピカチュウに觜が突き刺さった!・・・かに見えたがその姿が揺らいで消える。
「何っ?」
「幻影だ!」
ドンカラスの後ろに回り込んだピカチュウが電撃を放つ
「ぐうぅっ!影分身か!」
「ふん、鈍いんだよ。」
「なかなかやるようで・・・だがこれならどうだ?」
ドンカラスの体から黒い霧が吹き出す。
「!?」
「クァカカ、俺の姿が見えないだろう?だが俺様からはお前の姿が丸見えだ!」
「くっ!」
ピカチュウは分身を出そうとしたが分身は消えてしまった!
「そしてこの霧は影分身も掻き消す!クチバシを食らうがいい!」
「あぐっ!」


34 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 19:27:23 ID:???
「卑怯よ~!」
「こんなのひどいですー!」
「ぶーぶー!」
ミミロル達が物を投げまくる。
「勝負に卑怯も糞もあるか!」
ここまでなのか?俺はこんな所で?
・・・ん?この円盤は!
「トドメだあっ!」
ザクッ
「クァッハッハッ!俺様の勝ちだ!」
黒い霧が晴れる・・・。
「な、なあ!?人形!?」
「“身代わり”だ。一か八かだったがこれは霧じゃ消せないようだな。
お前の敗因は相手をよく確認せずに霧を解いてしまったことだ!」
ピカチュウの10万ボルト!
「あぎゃーーーーーっ!!」


35 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 19:31:39 ID:???
age


36 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 19:47:02 ID:???
「ド、ドンが負けた・・・!」
「やったぁー!」
黒焦げになってピクピク痙攣しながらもドンカラスが喋る。
「うぐぐう~・・・完敗だ。ちきしょう、この森を荒らしててめえは何が目的だ!?」
ふふん、とピカチュウが鼻を鳴らす。
「ならば話してやろう、我が野望を!」
ピカチュウは野望を・・・

「・・・どうだ?理解したか?」
「・・・でけえ、でけえよ。あんたの野望って奴は!わかった!このドンカラスファミリー、喜んであんた達に力を貸すぜ!そのかわり・・・」
「(はあ・・・。)なんだ?」
「俺様に勝ったあんたをボスと呼ばせてくだせえ!それと組織の地位が低いとヤミカラス達に示しがつかないんでそれなりの地位を・・・。」
こいつもか・・・。
「わかったわかった、四天王の座をくれてやろう!」
「ありがとうボス!一生ついていきやす!」


37 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 20:20:15 ID:???
『次の土地へ』

ヤミカラス達の中には不満をもらす者もいたが、ドンカラスが叱りとばした事でそれもおさまった。
「ところでボス、これからどうするおつもりで?」
「そうだな、また新たな手下を求めどこか別の土地へ向かうことにする。」
「俺様・・・いや、あっしはどこへでもお供しやすぜ!」
「いや、お前にはこの森にいてもらう。」
「そ、そんな~!なぜです!?」
「この森の留守番が必要だ。それにまだ俺に従っていないポケモン達を従わせてもらいたい。」
「わ、わかりましたボス!任せてくだせえ!」
ポン、とドンカラスは自分の胸を叩く。
「あ、そうだ。コレをあっしだと思って連れてってやってください。」
ピカチュウに不思議な石を手渡す。
「これは・・・?」
「闇の石と呼ばれるもんです。光物が大好きなヤミカラス共が拾ってきた物で、不思議な力が秘められてるんでさあ。」
「ありがたく貰っておこう。」



38 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 20:34:08 ID:???
「それじゃあボス、お達者で~!」
ドンカラスとヤミカラスに見送られながらハクタイの森を後にする。

「でさー?次はどこに行くわけ?」

あ。

「・・・まだ決めていない。」
「飽っきれた~!何も考えてないの?」
「このシンオウとかいう場所の事がよくわかってないんだ、仕方ないだろう。」
「そういえば僕、シンジ湖のほとりにもポケモンが一杯いるって効いたことがありますよ!」
「ならそこに向かう。」
「・・・どっちの方向かわかるの?」

う・・・。

「・・・わからん。」
「・・・えーと、たぶんこの辺から南の方ですかね。」
「よし。」
「れっつご~!」
「不安だわ・・・。」


39 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 21:05:22 ID:???
「ソノオの花畑」

シンジ湖のほとりを目指す途中、大きな花畑にたどり着く。
「うわぁ~!綺麗~!」
「ここはソノオですね。話には聞いてましたが、すごい花畑です~。」
「花など見ている暇は無い。さっさと先に進むぞ。」
「はぁ~い・・・。」
ゴソゴソ
「あれ?いまなにかうごいたよ~?」
「何だ?」
花畑の中から何かが顔を出す!
「きゅううん?」
・・・そのポケモンは何というのだろう、サンドパンの針を草にして小さくしたような・・・。
「なんだあれは?」
「あんなポケモン見たことないですよ?」
「まあいい。ポケモンはポケモンだ。話を・・・。」
「きゅうん!?」
「あっ、にげた!」
「も~!怖い顔して近づくからよ!」
「いいから追え!」


40 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 21:09:41 ID:???
「谷間の発電所」

「はあっ、はあっ、なんて逃げ足の速さだ!」
「見失っちゃったわね。あのポケモン、なんだったのかな?」
「発電所まで来てしまいましたね~。」
「つかれた~。」

無駄に体力を使ってしまった。
「ぷわわ~?」
・・・そうとも言えないか。


41 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 21:17:03 ID:???
風船だ。それ以外に例えようが無い
「今度は何だ?」
「フワンテですね。ああ見えてゴーストなんですよ。」
「あんた、無駄に色々なことに詳しいわね。」
「あんなかわいいのがゴースト~?」
「ムウマさんも人のこと言えないですよ。」
「何でもいい、話を付けてくる。」
「ぷわ?」
ピカチュウは・・・
「あー!風船さんまた来てるー!!」
人間だっ!
「まずいっ!隠れろ!」

「わーい!」
「ぷわわわわわ!」
フワンテは振り回されながら連れていかれてしまった・・・。
はあ・・・。


42 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 21:41:04 ID:???
「203番道路の洞窟」

無駄な体力を使った・・・。
「結局、道中誰も仲間にできませんでしたね。」
「・・・あァ・・・そうだな・・・。」
次こそは・・・。
「そろそろ街が見えてきたわね。」
「街の中を通るわけにはいきません。脇道にそれましょう。」
街を避け獣道を進む。
「あれ?」
「どうした?」
「それすぎてクロガネに着いてしまいました・・・。」
「何やってんのよー!」
「ぼ、僕も友達に聞いただけで実際に来たことはないんですよ~!」
「まぬけ~!」
「う、う、う、皆さんひどいです・・・。」
「ふう・・・で、どうやって戻ればいい?」
「えぐっえぐっ、は、はい下手に道をを戻るより203番道路の洞窟を通るのが確実かと・・・。」
「洞窟の中ならポケモンもいそうだな。」


43 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 22:20:11 ID:???
洞窟の前にたどり着く。
「ここがその洞窟だな。」
「はい。人間もよく通りますから、気を付けて行きましょう。」
「うわわっ!」
ミミロルが何かに引っ掛かり転んだようだ。
「だいじょうぶ~?」
「もう!なんなのよ~!」
ミミロルを転ばせたのは大きな石のようだ。ミミロルはその石を蹴飛ばした!

「いてえっ!」


44 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 22:39:22 ID:???
「何しやがんだよー!」
石が喋った。確かこいつはイシツブテとかいう奴だな。
「このポケモンはイシツブテと・・・「そのくらい知っている。」
「や~い。おこられた~!」
「うう・・・さっきから何なんですか、ムウマさん!?」
「『人のこと言えない』って言われたの気にしてるのよ。」
「むう~!」「だ、だって本当のことじゃ・・・」
「♪~!♪♪~・・・」「うわわわわ、滅びの歌はやめてください!謝りますからぁ!」
「うるさい!お前ら静かにしてろ!おい、そこのお前、俺の話を聞くがいい。」
「それがついさっき蹴っ飛ばした奴に話を聞かせる態度かよぉ!?もうあったまきた!ギッタギタにしてやる!」
ちっ、なるべく丁寧に言ってやったつもりだが、力付くで話を聞かせるしかないか・・・。
「こ、ここは僕に任せてください!草の攻撃はこういう奴によく効きますし。(や、やっと僕も活躍できそう!)」
「・・・じゃあ任せよう。」



45 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 23:01:30 ID:???
「大丈夫なの?スボミーちゃんで・・・。」
「不安だな。」
「だめだめ~・・・。」
「何だ何だ!?こんな弱っちそうなキャベツが相手かよぉ?」
「ひっ、ひどい。み、皆して僕を馬鹿にして・・・う、う、うわ~ん!」
スボミーの神通力が暴走する!
ゴゴゴゴゴゴ・・・
「な、何だよーこいつ!?」
洞窟が揺れ岩が降ってくる。
「な、何かやばいって!」
「オ、オイラが悪かったから誰かこいつを止めてくれー!」
「ス、スボミーちゃんはみんな頼りにしてるわよー!」「そ、そうだぞ!」「う、うん~!」
「ほ、本当ですか~?」
何とか揺れはおさまった。
意外ととんでもない奴のようだな・・・。
「た、助かった・・・。わかったよ、オイラ話を聞くよ。」
「あ、ああ・・・」
ピカチュウは野望を・・・

「ふうん、何か楽しそーだな!わかった、オイラやるよ。」
「そうか。」
「で、オイラはどうすればいい?」
「ここに留まりこの辺のポケモン達に協力を求めてくれ。」
「わかった!」

教訓、スボミーは泣かせるな。
洞窟が岩だらけになってしまった。


46 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/14(火) 23:31:26 ID:???
『おっおっおっ』

イシツブテを手下にした。上手くやってくれるといいが。
洞窟を抜けシンジ湖のほとりへを目指し進むと・・・

「ぶーん」
おかしなポケモンが走り回っている。
「あれは何だ?」「ビッパですね。」
「あんなのにも声かけるの?」「どんな奴だろうが手下は多いほうがいい。」
俺はビッパとかいうポケモンに近づいていく。
「おい、お前。」「何だお?」「少し俺の話を聞け。」
ピカチュウは・・・
「最初の5秒だけ聞いた。」
こいつ・・・!!
「じょ、冗談だお!怖い顔しないで欲しいお。」「で、協力するのかしないのか!?」
「わかったお。そのかわり・・・」
いつものあれか・・・。
「そこのミミロルたんのおっぱいうp。」
「こ・ろ・さ・れ・た・い・か!?」
「じょ、冗談だお!く、苦しいから離して欲しいお!」
手を離してやった。
「ふぅ~、わかったお。楽しそうな祭りだし仲間誘ってやるお。」
「最初からそう言え。」

疲れた・・・。


47 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/15(水) 01:12:34 ID:???
期待age


48 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/15(水) 01:30:48 ID:???
面白い


49 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/15(水) 06:53:09 ID:???
シンジ湖にたどり着いたピカチュウ達。
「…ここには全くポケモンがいないな」
「本当ね。って、誰か人間がいるわよ!」
「隠れろ!」

…どうやらポケモンの博士と若い女の子が何か話しているようだ。
「4年ぶりのシンオウ地方はどんな感じですか?」
「ウムそうだな。シンオウ地方には若い女の子が多い。研究のしがいがあるだろう。
ということでヒカリたん、君のことも研究させてもらおうか!」
「キャーーーー!」
女の子が逃げていく。それを追う博士。

「ふぅ、帰ったか…」

…おや?
博士が置いていったのだろうか?モンスターボールが入ったカバンがある…
もしかしたらここにもポケモンがいるかもしれない。
モンスターボールのボタンを押した。

「よう!俺ヒコザル!」
「ナエトルー」
「ボクはポッチャマ!」
「…珍しいポケモンだな」
「俺達はシンオウ地方の初心者用ポケモンなんだ!」
「初心者用~?弱そうだな」
「そ、そんな事ないポチャ!」
「まぁ、とりあえず話してみるか」 ピカチュウの野望を話した。

「なるほど、おもしろそうだな!だけど
今日はあいにく、2人のポケモン初心者がポケモンを引きとりに来る日なんだ」
「だからの野望に協力してやれるのは3匹の内1匹だけポチャ!」
「そ、そんな…」


50 :名無しさん、君に決めた!:2006/11/15(水) 11:36:16 ID:???
3匹のうち1匹か…。
俺は、今まで手下にしたやつらを思い返してみた。
俺は電気。ミミロル(とビッパ)はノーマル。スボミーは草。ムウマ(とゴース族)はゴースト。
当然カラス達は非行…いや飛行で、イシツブテは岩だろう。
ここは、まだ手下にしていない炎タイプか水タイプが欲しいところだ。
とすればカメは除外して、サルかペンギンか…
と考えていると、

「…大丈夫だよ!ちょっとならポケモンも出てこないって!」
落ち着きのないシマシマシャツと気の弱そうな赤帽子のガキがやってきた。
こいつらが初心者トレーナーか。

「おい、取り敢えず隠れろ」
あんな素人共を感電死させるぐらいワケはないが、今はまだその時ではない。
俺達は3匹をボールに戻し、近くに身を潜めた。
「何も持たずに草むらに入るなんて、全くいい度胸してるわよね」
「こんなにポケモンいるのにね~」
「しぃっ!聞こえますよ!」

「カバン…だ…さっきの人が忘れたのかな」
ガキ共が草をかき分け、カバンに近付いた時…

きゃぴるるきゃぴぴぃーっ!

けたたましい声と共に、寸詰まりな鳥が飛び出してきた。
最終更新:2006年11月18日 16:18