ネコ科の動物は、生きたままの獲物を子供に与えることがある。狩りの練習台とするためだ。
子供達は与えられた獲物を相手として、成獣として必要なスキルを会得する。
子供達は抵抗できない獲物を弄び、その残酷な遊戯に飽きてから、その獲物を喰らうのだ。



「今日の獲物よ」
 母ライオンが持ってきたのは、オスの小鹿だった。
 恐怖に身をすくませている小鹿は足に怪我をしているが、命に別状はなさそうだった。
 それを見たメスの子ライオンは目を輝かせる。
「うわっ!すごーい!生きてるよ、この子!」
 今まで与えられてきた生きている獲物といえば、ウサギがせいぜいだった。
 初めて見た生きている小鹿に、子ライオンは興奮気味だった。
 その様子をほほえましく思いながら、母ライオンは小鹿を突き出す。
「そう。だからあなたが止めを刺すの」
「はぁい!」
 子ライオンはウキウキしながら小鹿に近づく。
「う…うわぁっ!や、やだ!くるなぁ!」
 恐怖に駆られ、小鹿は怪我をした足を引きずりながら逃げ出した。
 しかしそのよたよたとした足取りでは、子ライオンから逃げ切ることはできない。
「てぇい♪」
「わっ!?」
 小鹿はあっさり捕まり押し倒される。
「つっかま~えた♪」
「や、やめて下さい…食べないでぇ…」
 涙ながらに訴える小鹿。しかし捕食者であるライオンにしてみれば、その動作は嗜虐心をくすぐるだけ。
「いや~だよー」
 子ライオンは無垢で残酷な笑みを浮かべた。


「どこから食べよっかなぁ~…およ?」
 子ライオンは小鹿の体を眺めていて、不審な点に気づいた。小鹿の股間に妙な物が生えているのだ。
 足でもないし角でもない。
「これ、何?」
 首をかしげて隣にいる母親に聞く。母親は苦笑しながら小鹿に近づく。
「これはアレ。おチンチンよ。ほら、お母さんとお父さんがこれで繋がってるのを見たことあるでしょ?
 …今から食べられるっていうのに節操のない子供ね」
「うっ…うう…」
 生命の危機に反応してしまった自分の本能に恥じ入りながら、小鹿は赤くなって呻く。
 その一方で子ライオンは興味津々だった。
「へぇ…ねえ、これって美味しいの?」
「ひっ…!」
 残酷な言葉に小鹿はすくみ上がる。
 その様子をみて母ライオンは笑みを浮かべた。ちょうどいい、と。
「う~ん…けどね、これは特別な食べ方があるのよ」
「特別な食べ方?」
「そう。普通に噛み千切っても良いんだけど、その特別な食べ方をすると百倍美味しくて気持ち良いのよ?
 しかもそれをライオン同士でやると赤ちゃんができるの」
「えっ!赤ちゃん!?」
「そうよ。赤ちゃん。あなたもお父さんとお母さんがその特別な方法をして産まれたの。
 どんな方法か……知りたい?」
「うん!」
 二つ返事で頷く子ライオン。母ライオンは満足そうに頷くと、小鹿の方を向いた。
「じゃあ、僕?食べちゃう前に協力してもらうわよ?」
「えっ?な、何をするの?」
「うふふ…とても気持ち良いこと。
 童貞のまま死ぬのはかわいそうだもんね。
 食べる前に天国を見せてあげる」
 妖艶に微笑む母ライオンは、怯える小鹿に近づいた。


「ふふっ……皮を被ってるのにこんなに大きい…」
 母ライオンは小鹿の股間にいきり立つ肉棒に手をかけると、その皮を剥いた。
「あうっ!?」
「あら?痛かったのかしら?ごめんなさいね」
 母ライオンはそういうと、剥きあがったピンク色の亀頭に顔を近づける。
「ああっ…良い匂い」
 母ライオンは蕩けるような表情で言うと、手始めにこびり付いた恥垢を舐め取った。
「ふあぁっ!?」
 ざらつく舌の感触は、敏感な少年には刺激的過ぎた。知覚限度をはるかに上回る快感に、小鹿の体は跳ね上がる。
 その様子を目を細めて眺めてから、母ライオンは子ライオンにいう。
「ほら、あなたも舐めなさい」
「う、うん」
 目の前の出来事を無言で眺めていた子ライオンは、母親に言われるがまま小鹿のペニスに顔を寄せる。
「うわぁ…変なにおい」
「そうね。けれど大人になるとこれが病み付きになるのよ」
「へぇ…」
 頷いて子ライオンは小鹿のペニスに舌を這わせる。
「変わった味…」
 だが、嫌いな味ではなかったらしい。子ライオンは無言で小鹿を味わい始める。
「うふふっ…歯は立てちゃ駄目よ」
 母親は子ライオンに注意してから、自らも小鹿に襲い掛かった。
「ふっ…くはぁっ!や、やめ…いぎっ!」
 未知の感覚に苦しむ小鹿。しかし二本の舌による責めは確実に小鹿を追い詰めていく。
 二本の舌は、先端を、竿を、根元を、袋を、余すところなく舐め上げていく。しかも片方はかなりの熟練の技を持っている。
 その感覚にメスを知らない少年は耐えられない。根元に熱い感覚がこみ上げる。
「ふっ…ふぐっ…あ、あ…!」
「袋も上がってきたわね…。そろそろ出るわよ」
「あむ?出るって?」
 母ライオンは無言で微笑むと、口で袋をしゃぶりながら、肉棒を鷲づかみにしてしごき始める。
「あっ…ああああっ!」
 僅か数往復の扱きで、小鹿の我慢は限界を超えた。
 先端から勢いよく白い液体が噴出した。


「わっ?何これ?」
「精液よ」
 母ライオンは言葉少なく告げてから、小鹿のペニスをくわえ込み、吸い上げる。
「あ、あああ…ああっ……」
 母ライオンの口の中の感触に、小鹿は耐えることもできず、更なる射精を続けるのみ。
 だがそれも無限ではなく、やがて止まる。
 母ライオンは最期に一吸いしてから口を離す。そして、小鹿の萎えかけた一物の上で口を開いた。
 肉付きの良い唇が開くと、中から白い液体が零れ落ちて肉棒をデコレートする。それと同時に周囲に押すのにおいが溢れかえった。
「はぁ…。これがこれが精液。赤ちゃんの元よ。さあ、舐めてみて」
「……うん」
 小鹿が出し、母親が口から戻した液体の臭いに浮かされたように、子ライオンは小鹿のペニスに顔を近づける。
 そして先端をぺろりと舐めあげた。
「ひぅっ!」
 逝ったばかりの自身を舐められ、その刺激に悲鳴を上げる小鹿。
「なにこれぇ?…変な味なのに、美味しいよぉ…」
 だが子ライオンは気に留めず、ペニスに降りかかった精子を更に舐め、やがて面倒だとばかりに咥え込んだ。
 母親のそれとは違う拙い口内の蠢きに、小鹿はさらに体を強張らせる。
 やがて子ライオンが全てを舐め取りきった頃には、小鹿の肉柱は復活していた。
 頬を上気させ、唇を舐め上げる子ライオン。
「これが、特別な食べ方なの?」
「いいえ、これからが本番よ」
 子ライオンの問いに、同じような表情を見せながら母ライオンが微笑んだ。
 そう、これからが本番なのだ。


「さぁて…僕はどこまでもってくれるのかしら?」
 母ライオンは小鹿の上に跨った。
 片手でいきり立った一物の向きを調整しながら、自分の秘所に近づける。
 母ライオンの花弁はすでに濡れそぼり、物欲しげにひくついている。
 何をされるのか、まだ子供の小鹿は解らず、涙を浮かべて首を振る。
「やめて…くださいぃ…」
「だぁめ」
 母ライオンは楽しげに言うと、一気に腰を下ろした。
 ずちゅり!
「あああぅっ!」
「ふくぅっ、い、良いわぁ!久しぶりのおチンチン!」
 一飲みにされた小鹿は悲鳴を上げ、一飲みにした母親は嬌声を上げる。
 子育てを始めて以来、群れのリーダーである夫は全然相手にしてくれなかった。
 もちろん、今孕まされても困るとは解ってるのだが、それでも欲求はたまっていた。
 一頻り、久しぶりの男性の感触を堪能してから、母親は子供に結合部を見せ付ける。
「見なさい…。これが特別な方法よぉ。
 このままの状態で男の子が精子を出すと子供ができるの」
「精子ってさっきの美味しい奴?」
「そうよ。これを同じ種族同士でやると子供ができるの。解った」
「うん。けどどうやってアレを出させるの?」
「うふふっ……それを今から見せてあげる」
 母ライオンはそういうと、小鹿にこすり付けるように、腰を降り始めた。
「ふっ!んっ!ふっ!ふはっ!あはんっ!」
 鼻にかかった甘い息を吐く母ライオン。それに対して小鹿は切羽詰った声を上げる。
「だ、だめっ…!やめてぇ…やめて、くぅっ!」
「ふふっ…嘘おっしゃい。本当はもっとして欲しいくせに」
「そ、そんなこと…うぁっ!」
 反論は、母ライオンの蜜壷の感触で封殺される。
 無駄のない、しっかりと鍛え上げられた腰と、肉付きたっぷりの臀部が、豊かな経験に基づいた絶妙なテクニックで踊る。
 膣はねっとりと絡みつき、しかし肉食獣特有の強力な筋肉で締め上げられゆるさを感じない。
「ま、また、で、でる…でちゃいますぅ…!」
「だめよ、せめて一回くらい逝かせてくれないとぉ」
 母ライオンはそう言うと、小鹿の根元に指を回して締め上げた。


「あ、ああっ!」
 発射寸前だった精液を物理的に止められて、小鹿は苦しげな声を上げた。
 開放を阻止された肉棒は、抗議するように暴れまわる。その感触を、母ライオンはいたく気に入った」
「ああんっ!すごいわっ!すごいぃぃぃっ!」
 じゅぼじゅぼと、大きな水音を立てながら母ライオンはよがり狂って腰を振る。
 その腰の動きが最高潮に達したとき、母ライオンは背筋をぴんと伸ばして動きを止めた。
「イクゥゥゥゥゥゥゥッ!」
 それと同時に、少年の絶頂を押さえつけていた指の力が緩む。限界まで張り詰めていた少年のペニスは、その時を待っていた。
 どびゅりゅるるぅぅぅぅぅぅっ!ごびゅるぅぅぅぅっ!
「―――っ!――かっ!――――ぁっ!」
 限界を超えた我慢の果ての絶頂に、小鹿は白目を剥く。
 全身を痙攣されながら、力づくで封じられていた激情をすべて吐き出していく。
「あああ……すごいぃぃ……あなたがライオンならきっと孕んでいたわよぉ」
 うっとりとした表情で母ライオンは小鹿の射精を堪能する。
 そして、小鹿が全て出し終わったのを確認すると、母ライオンは自分の娘の方を向いた。
「さあ…あなたもやって御覧なさい?」
「う、うん……」
 母ライオンの痴態を目の当たりにしていた子ライオンは、おっかなビックリといった風に小鹿に近づいてくる。
 だがその瞳には好奇心と、そして紛れもない肉欲の光が灯っていた。
 現に母ライオンの鼻は、子ライオンの股間から溢れるメスの匂いを嗅ぎつけていた。
 母ライオンは腰を上げる。小鹿のペニスはずるりと抜け落ち、栓を失った膣からは、どろりとした精液が零れ落ちた。零れた粘液は硬度を失った肉尾に降りかかる。
「さあ、まずはさっきやったみたいにもう一度この子を元気にしてあげるのよ」
「はい!」
 またあの粘々とした美味を味わえると喜んで、子ライオンは小鹿にむしゃぶりつく。
「あうぅっ…」
 子ライオンの舌の感触に、半失神状態の小鹿が呻く。
 子ライオンはそのことに気をよくして、小鹿の肉尾をしゃぶり上げ舐め上げる。
 だが小鹿はある程度大きく硬くはなるものの、消して以前のような硬度を取り戻せない。
「あれ?へんだなぁ?」
「あらあら…どうやら、ちょっと絞りすぎちゃったみたいね。けど…」
 母ライオンはそういうと、小鹿の股間に顔を近づけ、そして指を小鹿の不浄の窄まりに突き入れた。


「ひぎぃぃっ!な、何?なんな…あがぁっ!」
 肛門に感じた衝撃に意識を取り戻す小鹿。小鹿の悶える様子を母ライオンは愉しみながら、直腸をぐりぐりとかき回し、同時に肉棒に執拗な愛撫を与える。
「うわぁ…」
 至近距離で母親の技を見つめる子ライオンの前で、小鹿の肉杭はあっという間に硬くそびえ立った。
「ふふふっ……さあ、準備できたわよ」
 母親は満足したように頷くと、再び小鹿から離れる。
 子ライオンは頷くと、母がしたように小鹿の上に跨った。
「あ…りゃ、りゃめでしゅ…やめ、てぇ…」
 子ライオンが見下ろす視界の中で、小鹿は空ろな目のままうわごとのように繰り返す。
 その姿に子ライオンは捕食者としての本能を刺激される。
「いや~だよ♪ふふふっ」
 母親そっくりの笑顔で言うと子ライオンは、蜜壷で小鹿を咥え込んだ。
「あああん!」
「くぅっ…」
 子ライオンと小鹿がそろって悲鳴を上げた。
「す、すごい…なんか、びりびり来るぅ…」
 子ライオンは、初めての挿入に戸惑いながらも快感を得る。
 その子ライオンに、母ライオンがそっと近づいてきた。
「ふふふっ…すごいでしょ?次はそのまま動いてみて」
「う、うん?」
 子ライオンは半信半疑のまま腰を上げ
「ひふっ!?」
 抜けていくペニスの先端が膣壁を擦りあげる感触に驚いて、再び腰を下ろし
「はぁんっ!」
 その一往復で、子ライオンは悟った。
 これは気持ちいい、と。


後は簡単だった。子ライオンは跳ね回るように腰を動かし始めた。
「あんっ!ああんっ!はあんっ!はうん!はぁっ!」
 最初は単純な上下運動から、やがてより楽な前後運動や、回転運動。
 膣内を掻き混ぜるその感触に子ライオンは病み付きになる。
 一方、弄ばれる小鹿も、先ほどの母ライオンのときとは違う、若く勢いのある動きと、きつく締め上げる膣の感触に、だんだんと追い詰められていった。
 やがて、二匹は限界を迎える。
「はあああぁぁぁぁぁあん!」
「あ、あーーーっ!」
 二匹はそれぞれ声を上げて、絶頂に達した。
 子ライオンは産まれてはじめての絶頂に体を痙攣させ、小鹿は数度目の搾取に身を震わせる。
 精を吐き出した小鹿は、すぐに固さを失って萎え始めるが、
「だめ!」
 子ライオンはそれを許さない。母親がやったのを見よう見まねで、小鹿のアヌスを指で犯す。
「かはぁっ!」
「あんっ♪」
 前立腺を刺激され小鹿のペニスは跳ね上がり、その感触に子ライオンは嬌声を上げる。
 それを見て、母ライオンは微笑む。
「あらあら。ずいぶん交尾が気に入ったのね」
「こーび?」
「そう。この特別な方法を交尾っていうの」
「そうなんだぁ。
 うん!こーび大好き!これで私もママになれるの?」
「う~ん…それはまだね。
 もう少し大人になってからよ。それに、いくら交尾しても相手が同じライオンじゃないと子供はできないのよ」
「なんだ、つまんな~い。
 ま、いっか。ママ、この子ともっとこーびしていい?」
「ええ。満足するまで練習しなさい」
「はぁい!」
 子ライオンはそういうと、自分が跨った小鹿に微笑みかける。
「じゃあ、よろしくね♪」
「や、いやだぁ…いやぁ…やめてぇ……」
 微笑む子ライオンに小鹿は空ろな表情で首を横に振る。
 だが子ライオンは取り合わない。なぜなら子ライオンは強者で小鹿は弱者だから。
 弱肉強食、それが彼らの住む世界の掟だった。


「はぁ…気持ちよかった」
 数時間後、小鹿の上で子ライオンが熱いため息をつく。
 その下には、先ほどの小鹿がいた。
「ぁ…ぁぅ…ぇぁ……」
 小鹿は、すでに正気を失っていた。
 快楽と恐怖に掻き混ぜられた小鹿の心はすでに壊れ、ただ力のない笑顔で涙と唾液を零していた。
 一方、三大欲求の一つを満たした子ライオンは、そのうちのもう一つを満たすことにした。
「じゃあ、そろそろ食べちゃお♪」
 子ライオンは牙を剥き、爪を出した。
 そして性欲とはまた別の興奮が混じる笑顔でこういった。
「気持ちよかったよ、ありがとね♪」
 生気を失った小鹿の目が最後に映したのは、振り下ろされる子ライオンの爪だった。


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最終更新:2006年12月01日 22:34