• 牛娘の話
  • 男一人、女複数で逆輪姦あり(メインは二人)
  • 男が割と情けない感じ
  • 搾乳、噴乳描写あり
以上のことが大丈夫な方、どうぞ。



この物語の舞台は、この世界とはちょっと違う世界。
人に近い姿と知能に、獣の特徴と身体能力を併せ持つ「獣人」という生き物が普通に存在し、世間に受け入れられ、人間と変わらぬ権利を持っている世界。
そんな世界の、とある高校において。

「―――は?牧場の手伝い?」
「そ。ちょっと今年、男手が足りないんだわ」
ある男女が、放課後の教室で話をしていた。

「頼むよ上田ぁ、ご飯も出すし、バイト代も弾むからさぁ!」
ちなみに男のほう―――つまり僕の名を、上田隆。高校二年生。

「いや、牧村先輩の実家がこの辺でもおいしい牛乳で有名な牧場を経営してて、そっちの人手が足りないから臨時で働き手を探しているっていうのは分かったんですが…」
彼女のほうを、牧村めぐという。高校三年生である。
といっても、彼女のほうは正しくは人間ではない。
頭に生えた耳と二本の角を見れば、この世界の人間であれば一瞬で牛の獣人だと気づくだろう。
詳しいものであれば、そのもととなったものが乳牛として知られるとある種ということまでわかるかもしれない。

「そんなこと言われても…やったことないですし。そもそも僕より体力のある男なんていくらでもいるでしょう」
「そこをなんとか頼む、このとーりっ!」
「ちょ、抱きつかないでください!」
頭一つ分大きな彼女に突然抱きつかれ、種族の特徴であるそのハリのあるスイカみたいなサイズの胸の感触と、褐色の肌から香る女の匂いに僕は顔を赤くした。

「たーのーむーよー!ほかの男どもはみんな予定あるだろうから、お前くらいしか頼れんのいないんだって!」
「それはあれですか、僕はどうせ友達いないから暇だろうっていう考えですか…」
「ん、違うのか?」
「………」
ちなみに僕と牧村先輩、こんなあほらしいやり取りをできる程度には仲がいい。
特に劇的な出会いとかがあったわけでもないが、校内ではすでに少し変わったコンビとして知られている。
しかし、恋仲というわけでもない。……今のところは、だが。

「えーえーどうせ暇ですよ…佐野も蛇島も彼女とデートですよ…ふふ、ふふふ…」
「あー、もうごめんって…まあ、その、…時期が、時期だしな」

今は7月、もう夏休みが間近に迫った時期である。…というか、実は明日から夏休みだ。
この世界においては夏休みは少々長く、大体7月半ばから9月半ばくらいまで、どこの高校も休みになる。
それはなぜか、というと。

「――僕みたいな人間にはわかりませんけど、毎年難儀ですよねえ…『発情期』って」

そう、獣人たちが一斉に「発情期」に突入してしまい、正直言って学業どころではなくなってしまうからである。
(なぜ多様な種類の獣人たちが一斉に発情期を迎えるかというのは専門家の間でも諸説あるが、一番の原因は気温や湿度の上昇によるものとされている)

「佐野は別クラスの兎野さんについさっき拉致られていきましたし、蛇島は逆に一年の蛙川さんをかっさらいに行きましたねえ…」
ちなみに佐野は純粋な人間、蛇島は蛇の獣人である。ともに僕の友人だが…友情より性欲をとった裏切り者なのでこの際どうでもいい。
「はっはは!まあ、この学校で独り身の奴探すほうが難しいだろうな!そいつらもこの夏で相手見つけんだろ。…一部例外除いて」
「がふぅっ…!(←「一部例外」なやつ)」
どんより落ち込む僕に、ある種追い討ちとも取れる言葉を笑いとともにぶつける先輩。
とどめを刺された僕は、がっくりと崩れ落ちた。

(――――なんでそこで「独り身同士仲良くしましょう」って発想に行かないんだよ、ばかやろ)

「…?なんか言いました」
「―――っ!?や、な、何も言ってないから!」
「はぁ」
「あー、と・に・か・く!これは先輩命令だからな!最低でも夏休み最初の一週間はうちで住み込みで働いてもらう!」
「はぁ…はぁあ!?」

「異論は認めん!じゃ、明日からよろしくなー!」
「ちょ、ま、先輩い!?」
全力疾走する牛の獣人に追いつける人間など、そうはいない。
あっという間に彼女は見えなくなってしまった。

「…いや、まあ、ラッキーといえばラッキーなんだけどさあ…うわどうしよ、緊張してきた」
なにせ、高校に入ってからのあこがれの先輩のご自宅、しかも泊りがけなのだ。
そりゃあ緊張も期待もするというものである。


(へ、へへへへ…やった、やってやった!あいつのことだからあたしの頼みを断るってのはない。だから間違いなく手伝いに来る。
そうすれば…「みんな」で、あいつをぐっちょぐちょの虜にして…あたしもさっき我慢してた分たっぷり…うぇへへへへへへハァハァハァ)

―――翌日。

「―――で、結局来てしまったわけだけども。…ここでいいんだよなあ?牧場っていうわりに周り畑と森ばっかりで、牧草地とかもないんだけれど」
僕は郊外にあるやたらでっかいドームか何かのような建物の前にいた。
とりあえず、到着を告げようとする。

「――あのー、ごめ(―――ずだだだだだだだっ、ばたーん!)「いいいいいらっしゃい上田!おお遅かったじゃんさあどうぞ入れ入れ!!」…お邪魔します」
…「ごめんください」を言い切る前に現れた彼女ー牧村先輩ーの姿に軽く引きつつも、僕は建物の中へと招き入れられた。


外観通りやたらと長い通路を通りながら、先輩は施設についての説明を始めた。

「あ、あのな、きょきょきょ、今日からおおまえにはちちちちしぼぼぼりとたたったたたた」
―――日本語として聞き取るのは少々難しいくらいにかみかみだったが。

「…先輩、顔も赤いし息も荒いですから、まずはいったん落ち着いて深呼吸したほうが…」
「ばっ――で、できるかばかやろ!んなことしたら余計匂い吸い込んで悪化して―――!」
「はぁ?…匂いって、確かに今日暑いんでで既に結構汗かきましたけど…。…あ、すいません、先輩鼻いいですし臭かったですかね?」
「まっ、うわあああああ謝らなくていいから!だからそのままでいろ!消臭スプレーとか無粋なもん取り出してんじゃねええええ!!」
「は、はぁ…?」
僕がエチケットに気を使って常備していた消臭スプレーを、牧村先輩はものすごい剣幕で取り上げる。
―――そして、なぜか後ろを向いて鼻を軽くつまんでしゃべり始めた。

「―――ぅう…まだだいぶにおうぅ…じゃ、説明始めるぞー…」
「はい…?」

「あー、簡単に言うとこんな感じだ。

  • 今日からお前には五日間、住み込みで牧場の作業を手伝ってもらう。
  • お前にやってもらうのは、主に乳牛への種付け作業。後は搾乳も少し手伝ってもらう。
  • 作業は主に午後からこの先にある大部屋でする。午前は休憩。
  • かなり体力を使うので休憩時間はしっかり休んで食事もしっかり食べること。
  • もし気に入ったら夏休み中住み込みで手伝ってくれるとうれしい…というかぜひそうしてくれ。

―――ってところか。ふぅ…質問とかあるか?手短に頼むぞ。…その…あたしが限界だから…」


「(限界って何が?)あー、その。一ついいですかね」
「な、なんだよぅ、はっ、早くしろよぉ…!」
「はいはい。…種付け作業とか搾乳とかって、かなり経験がいるんじゃないですか?素人にやらせていいもんなんですかね?」
「ぅふ、っああ、うちは特殊でな、男しかできねえんだよそれ。…く、ぅう、まじやべえよぉ…!」

男しか、とはどういうことだろう。
僕の脳内にあるのは、乳牛にあれやこれやと専用の器具を取り付けてする作業だ。
別に機械に強いわけでもない自分が、しかも全く何のレクチャーもなしにできる仕事ではなさそうな気がする。

「は?いやだって搾乳機とか使い方わかりませんし、牛の種付けなんてそれこそさっぱりなんですが。もっとこう、雑用的な―――」
「―――――ぐあぁああああああああ!!もーいい!さっさと飯食ってこいばかやろぉ――――!!」



時は過ぎて、午後一時。
「あー、昼食にしてはボリュームあった…」
なぜか真っ赤になった先輩に急かされるように食堂らしきところで食事をかき込み、これまた急いで指定された部屋の前にやってきた上田であったが、結局仕事内容についてはまったく指導を受けないままであった。
「…えーと、確かこの部屋の中に入って待ってればいいんだったか…お邪魔しまーす…」

ぎぃい…

木の大きな扉を押し開けた先に見えたのは、
「あれ、電気ついてないのかな?暗くて何にも見え、な」
真っ暗な闇と―――

「―――は~い、いらっしゃ~い♪」

――――見慣れない獣人の女性の、真っ白な裸体だった。

「――――――は、ぇ?」
「んもぉ~、お~そ~い~よ~?おか~さん、危うくお昼寝しちゃうところだったじゃない~」
「は、いや、え?」
上田の脳内は、完全にパニック状態になっていた。
状況を把握しようと周囲を見回しても、かなり広いらしい上に真っ暗な部屋の中では、視覚が捉えることができるのは目の前の女体のみ。
とすればその女体だけが目に入ってくるわけだが。


それは、今までの人生で一度も女性と付き合ったことのない僕にとっては、あまりに刺激が強すぎた。
何か台のようなものの上に乗っているらしく、四つん這いになったその肢体にはたっぷりと肉が付き、しかし女性としての美しさは損なわず…むしろ目視できるのではないかというほどの艶やかなオーラを醸し出している。
そして、
(――――で、でかい…!先輩より、更に…!)
そしてその胸部には、先輩のを普通のスイカとするならこっちはギネスに乗りそうな化け物スイカとでもたとえることのできそうなほどの凄まじい爆乳が、重力に程よく従ってたわわにふたつ実っていた。

「――――あぁ、もー、きてたのかぁ」
「―――えっ?」
…目の前の女体に完全に目を奪われていた僕は、先ほどから開け放たれたままの背後の扉から入ってきた影に気づけなかった。

突然、背後からがしりと肩をつかまれ、後ろに引っ張られる。
そのまま僕は―――なにか、とてもやわらかくておおきなものに、全身をうずめられてしまった。
どこかで―――割と最近、体験したことのある感触が、なんだったのかを思い出す前に、

「―――あはぁ、つかまえたぁ」
「あらあら~、めぐちゃんったらも~我慢できないって感じかしら~?」
――目の前にいる女性が正体をばらしてくれた。

(え、「めぐ」?それって、もしかして牧村先輩のことか?)
「ねえかあさん、いいよね?もーいいよね?あたし、我慢しなくていいよねぇ?」
「は~い、今日までよく頑張りました~。も~いいですよ~」

(ってことは、今後ろにいるのは―――)
「せんぱ――――むぐぅうううう!?」
振り向いた瞬間、唇を奪われた。

「ぶちゅ、んじゅるるるるるるぅ♪」
「ん゛っ、む、ううう゛う!?」
そのまま舌を入れられ、熟し切った果実のような濃い匂いを放つ唾液を口いっぱいに流し込まれ。

「んずるりゅりゅりゅりゅ、んじゅるるぅううう♪」
「ん、ん゛ぅ、ん゛ぅうううう」
喉の奥まで、ずるずるべちょべちょと舐めしゃぶられながら舌を入れられ。

「じゅるるるる…ごきゅ、こくっ…ずりゅりゅりゅりゅ…ちゅぽんっ!」
「んっ、ん、ぅ、う゛…!っかは、ぁ…!」
食道までじっくりねっとりと味わわれたのち、口の中にたまった唾液を飲み干されながら舌を引き抜かれ。

「ぷはぁ…。んふ、べちゃ、ぺろ、おいひぃ、あせも、つばも、ぜんぶ。じゅる、びちゃぁ…」
「ふは、んぅ、あ、んぷぁ、…、……ぁ…」
最後の仕上げとばかりに長い舌で顔中をべろべろとなめまわされ、顔中を強烈なにおいの唾液でべちょべちょにされて。


「――――まきむら、せんぱ、ひ」
「――――うん」
僕はやっと、彼女を呼ぶことができた。

口内を蹂躙されつくして全く力の入らない僕の体を、先輩は優しくベッドー先ほど僕が何かの台と思っていたものは大きなフカフカのベッドだったようだーに横たえてくれた。
夏場ということで薄着だった僕の服は、いつの間にやら下着まですべて破り捨てられてその辺に投げ出されている。
うまく働かない頭と、完全に蕩けてしまっている顔の筋肉を必死に動かして、僕は疑問を投げかけた。

「なん、れ、こんな、こと」
「あれぇ~?めぐちゃん説明してないの~?」
その僕の問いかけに反応したのは、先輩ではなくもう一人の白い肌の女性のほうだった。

「だ、だって、頭の中まっしろになっちゃって、我慢、するので精、いっぱいで、はぁ、はあ」
「も~、めっ、ですよ~?…じゃあ私が説明してあげるね~。―――上田くんだっけ~?とろとろなお顔してるけど、ちゃんと聞こえてるかな~?」
「ふ、ぁい」
「よしよし。え~と、私はこの子の母親のゆきです~、よろしくね~。それで、キミにこれからしてもらうお仕事だけど~…」


母親だったのか。肌の色も褐色と白色、纏う雰囲気もゆきさんのほうがほんにゃりとした感じなのに対し先輩はより活発な感じだが、
言われてみれば似ていなくもない気もする。主に胸とか、角とか。
そんなことをぼんやりと考える僕を尻目に、ゆきさんはとんでもない爆弾をぶち込んでくださった。


「―――種付け作業をしてもらいます~。『私たち全員に』ね~」
「ほぇ」
「うちではね~、私たち自身から出たお乳を商品として売ってるのよ~。とっても評判がいいし、量もたくさん出るから大繁盛なんだけどぉ~…」
「でも、やっぱり母乳だからぁ~、赤ちゃんつくらないとでないのね~。そうすると商売あがったりなの~」
「めぐちゃんも、も~お年頃だからお仕事に入ってもらわないとなんだけど~」
「いつもはかわいい子さらっ――げふん。日雇いの人にお願いしてたんだけどね~。めぐちゃんは初めてだし、こういうことはやっぱり好きな人とするのが一番ってことでぇ~、キミに『種付け』してもらおうと思ったの~」
「とゆ~ことで~、めぐちゃんにおちんちんずぼずぼして種付けしてあげてね~?」
「……あとついでに、最近若い子のおちんちんご無沙汰だったから私にも頂戴ね~?」

…理解が、追いつかない。
なんだこれは、どうすればいいのだ。

「う~ん、なんかよくわかってな~い?…まいっか、やってりゃそのうちのってくるでしょ~。は~い、めぐちゃんお話終わり、いいですよ~?
まあ、理解しようがしまいが、選択肢などなかったわけだが。
「――――ふすーっ、ふしゅぅうううーっ!!」
先ほどから散々お預けを食らってもういい加減限界だったのだろう。
まだ体が思うように動かない僕に向かって、まさに闘牛のような勢いで先輩が突っ込んできた。


先輩はそのまま僕の上にのしかかると、まず僕の頭を胸に抱きかかえた。
「むぐぅ…!?んー!んー…!!」
「ぶふーっ、ふー、ふぅうー…!」
鼻と口が先輩の柔らかい胸でふさがれ、ほとんど呼吸ができなくなる。
ほんのわずかな隙間から入ってくる空気も、発情した雌の濃厚なフェロモンを大量に含んで僕の脳をしびれさせる。

「んー………んうぅ……ぅ……」
「ふぅう、ふぅうう!」
呼吸困難による酸欠とフェロモンの効果で、ただでさえほとんど残っていなかった抵抗する力が根こそぎ奪い尽くされていく。

「ぅ……………」
「ふふ、ふ…!」
そして、僕の体から完全に力が抜けきった時、

「―――ん、ふ…!」
「―――ぁ」
彼女は僕を解放すると、僕の体で一か所だけ力がみなぎっていた部分―――僕の股間に、狙いを定めて一気に腰を落としてきた。

―――ぐちゅちゅぶちぶちっ、ごりゅんっ!

「――ん゛も゛ぉおおおおぁあああああーーーー!!!」
「――あ、ひぇ、ぁお、ぉ」
腰から下がまるごと飲み込まれでもしたかのような、凄まじい感覚。
僕にできたことは、情けない喘ぎ声をあげながら彼女の一番奥で精液を噴きだすことだけだった。

―――どびゅるるるるるっ!ぶびゅううう―――――!

「お゛おほぉおおおお゛ぉ!?ぉ、も゛ぉお、おお――――!!」
「ぁ、あっ、あ、ぅあ、ひぃい」
射精というより放尿に近いような勢いで、精液が噴出してゆく。
そしてそのすべてが、ごきゅりごきゅりと音を立てて先輩の子宮に飲み込まれていくように感じた。
というより射精が止まらない。先輩のナカはまだ僕の陰茎を強烈に吸い上げている。
しかし―――このままでは、何か出してはいけないものまで、全部出し尽くしてしまうような、そんな悪寒が。
(だ、れか、たす、け―――――――)


―――視界の端に映る、白い肌。そういえば、この人がいてくれたんだった。

「あ、ゆき、さ、たしゅ、け」
「んん~!なんか私ものってきちゃった~♪」


―――次の瞬間、顔面に何かやわらかくてずっしりとした何かが落ちてくるとともに、視界が何とも言えない鮮やかな赤に覆われた。
「っふ…!?ぅ、む…!?」
同時に鼻を衝く、先ほどまでとは比較にならないほど濃密な―――それだけで気が狂いそうなほどの雌の臭い。
「あふぅん…♪そ~ですよ~、もっと舌使って、おまんこの奥までぺろぺろしてね~?」
それがゆきさんのおまんこであり、僕は先輩に騎乗位で精液を搾り取られつつ、ゆきさんに顔面騎乗されておまんこを押し付けられていたということには、その時の僕は気づけなかった。
「――――ふひゅ、ひゅ、ひ――――――」
「あぅうん♪ぴくぴく、震えて、かわいいよぉ~…♪」
「おお゛おお!お゛お――――!!」
ただ、陰茎からは一層勢いよく精液が噴き出した。






―――びゅる、びゅく、どく、どくん…とく…ぴゅっ。

射精を始めてから、どれほどの時間がたっただろうか。
ようやく、僕のムスコはその噴出を止めてくれた。

「お゛っ…お゛……お………ぉ……んふぅ」
射精が終わった後もしばらく獣のようなうめき声をあげていた先輩だったが、突然糸が切れたかのようにどさりと僕の体に倒れ込んだ。
「はふぅ…はふぅ…。すご、かったぁ」
どうやら、取りあえずは満足してくれたようだ。

「へへ…すごかったじゃん。あたしだって初めてなのにすっごい気持ちよかったしさ。精液だって…ほら、おなか、たぽたぽになっちゃったし♪」
「――――――」
(で、僕のほうは、と、いう、と)

「…?おーい、返事位しろよー?」
「――――」
(じつ は さっ きから しかいが だんだ ん くら く)

「はいは~い、めぐちゃんちょっとストップ~。よいっしょ、っと」


視界が完全にブラックアウトする寸前、いきなりゆきさんが僕の体を抱え上げると、その巨大なおっぱいの先端を僕の口にくわえさせてきた。
「んふっ…はーい、ちゅ~ちゅ~しましょ~ね~」
「ん、むぅ…いいなー母さん…。あたしも早くおっぱい出せるようになりたい…」

―――とくん、とくん

「――――――んぅ…?」
ゆきさんの乳首から、温かくて甘いものが流れ込んでくる。
それと同時に、先ほどまで全く力の入らなかった四肢に、みるみる力がみなぎってきた。


(これ、おいしいなあ。…もっと、たくさんほしいなあ)
おぼろげな意識のなかで、僕は必死に口にくわえさせられた乳首に吸い付いた。

「―――んちゅ、ちゅ、ちゅうううう…」
「ひ、ひゃうぅ!?」
すえば吸うほど、甘いミルクがどんどんと溢れ、体に力が戻ってゆく。
僕は赤ん坊に戻ったかのように、ただひたすらに乳首に吸い付いた。

「んちゅ、こく、こく、ちゅうぅ」
「ひぁ、ああぁ!え、ゃ、やだ、うそ、この子吸うのすっごい上手、あ、だめいっちゃう、いっちゃうから―――」

(―――あ、そうか。お乳だからただ吸うだけよりちゃんと搾ってあげたほうがよく出るのかな)
ふとそんなことを思った僕は、特に深く考えるでもなく吸いついていた巨大なおっぱいを両手でぎゅっとつかみ、

「えっ、あ、まって、そんなつよく、だめ」

そのまま、おっぱいの谷間から乳首の先端まで、力を入れてしごきあげた。

「―――えぁ、んぅあ゛あああぁあああ――――!?」

―――ぶぴゅぅうううっ!どくどくどくどくっ!


途端、一気にミルクが噴出した。
それも先ほどまで飲んでいたさらっとしたものとは違い、口当たりがねっとりと粘っこく、味も匂いも濃厚なものが。
僕は飲み干せない分を口の端からこぼしながらも、それをただ一心に飲み続けた。
「ごく、ごきゅ、んぐ、ぐ」
「も、ぅもお、もぉおおおぉっ!?しゅご、この子しゅごひ、しゅごひよぉお!?」
「か、母さん…。いいなあ…きもちよさそう…」





「―――こく…げふぅ、っ…」
「あ、はひぃ…んぁ♪…はー、はーっ…。う、そぉ…。こんな若い子にぃ…。おっぱいだけで、イカされるなんてぇ…。あ、ひぃぃ…」
僕はひとしきりおなか一杯になるまでゆきさんのお乳を吸ったところで、ようやくまともにものを考えられる程度になった。

そうなると、今までにされたこと、したことが頭の中で次々と思いだされていく。
(―――うっわああああああ!?何やってんの、何やってんの僕!?せ、先輩に中出ししたうえ、そ、そのお母さんのおっぱいに吸い付いたとか、うわああああ!?)
取りあえずは土下座か、などと考えていると。

「――ほーら、休んでる暇なんてないぞー?」
先輩に後ろからがっしりと抱きすくめられた。
同時に再び固くなり始める僕のムスコ。

「え、な、なんで?あ、あんなにいっぱいだしたのに」
「あー、あたしたち牛の獣人の母乳…特に搾りたての奴にはさ、強力な滋養強壮・精力増強、ついでに催淫作用がある成分が大量に含まれてるんだよ。まー理由としては、あたしたちの種付けに男のほうをついてこさせるためとかなんとか言われてるなあ。どうでもいいけど」
「はぁああああ!?」

そんな効果に加えて味のほうも保証付きで、更にこんな美人から出たものとなれば…。…確かに、それは高値で取引もされるだろう。
非常にどうでもよさそうなことを考えて現実逃避している僕を尻目に、先輩は僕をひょいっと抱え上げた。

「…え?」
そして、僕を抱えたままずんずんと歩みを進めてゆく。

「とにかくあれだ、どんどん次行くからなー。…えーと、次は確かみきの番だっけ…?」
―――ここで、凄まじく嫌な予感のする単語が飛び出した。


「…えーと先輩、一ついいですかね?」
「んー?」
というか、さっきまでそれどころじゃなくて気づかなかったけれど。

「……今、『次は』って、聞こえた気がしたんですけど」
「んー」
なんか周りから、はぁはぁと獣のように荒い息遣いや、ぐちゅぐちゅと粘着質な水音のようなものが聞こえてくるんですが。

「………もしかして、まだ、続きがあったり、シマスカ?」
「んー?…あ、そっか、人間は暗いところだと見えないのか―。―――おーい、誰か電気つけてくれー!」

ぱちん、と。大部屋に明かりがともる。

―――初めてはっきりと見た部屋の中は、想像以上に広かった。
学校の体育館より大きいそのスペースには、大の大人が五、六人は楽々横になれそうなこれまた特大のベッドが…ここからみえるだけでも、十台。

そして。そのベッドの上には。

「―――これで見えるよな?お前の仕事は、『ここにいる全員に』『種付けをする』ことだからな。やっぱ顔見えないとだめだよなー、ごめんごめん」
――――…ベッド一台につき二人から三人の牛の獣人らしき女性が、全裸で腰かけていた。

「…………………………」
「お、言葉も出ないって感じか?まー、うち大家族だからなー。さすがに予想より多かっただろ?でもすることはしてもらわないと困るんだけどな」
あー、そういえば「一家」とはいってたけど、具体的に何人とは言ってなかったっけ。

…比較的近くにいた女性と目があった。―――目を血走らせて、だらだらとよだれをこぼしながらこちらを凝視している。
すぐに目をそらした。
別の人と目があった。「ぶふーっ…ぶふぅー…!」と、それこそ牛のように鼻息を荒くしている。
すぐに目をそらした。
ゆきさんと目があった。「あんなに若いのに、あんなに上手だなんてぇ…。ふふ、ふふふふふ…おかあさん、ちょっと本気になっちゃったかもぉ…♪うふ、うふふふふふふふ」
きりがないので目を閉じることにした。

目を閉じたまま、僕を後ろから抱えている先輩に話しかける。

「先輩」
「んー?」
「助けてください」
「何から?」
「…この状況から」
「やだ」
「……そこを、なんとか」
「絶対ヤダ。…っていうか、この姿勢だとお前の汗の臭いが直接鼻に来るんだよな…。…あ、やばい、なんかまたすっごいむらむらしてきた。がまんむりかも」
「………そうですか」
「なあ、いいよな?今までずっと我慢してきたんだし、もう十回くらいしてもいいよな?…な?」
「…………十回ですかー」
首筋にふぅふぅと吹き付けられる熱い鼻息を感じながら、僕はゆっくり目をあけた。


その時、彼の正面に当たる位置にいた牛獣人のさや(16)は、のちにこう語る。
―――彼のあの時の目は、今でも忘れられません。
―――ええ、それはもう、お手本のように見事なレイプ目でした。
―――なんていうんですかね、全てをあきらめたというか、ガラス球のような瞳というか。
―――口元が半笑いのまま固まってて、その端から飲みきれなかったお乳がこぼれてるのが余計そそりましたね。
―――ええ、勿論みんな我慢なんてできませんでした。めぐ姉さんをはじめとして一気に突撃していって…彼は一瞬で牛肉に埋もれて見えなくなっちゃいました。
―――私ですか?ちょっと出遅れちゃったので、しばらく肉の塊の中から聞こえてくる喘ぎ声をおかずにしておなにーしてました。順番回ってきたころにはもう、彼の意識はなかったみたいでしたね。

―――あ、すいません。その時の彼の顔思い出したらむらむらしてきたんで、ちょっと失礼しますね。


…その後の五日間は、まさに地獄と天国が同時に来たようだった。

朝早くに股間への刺激で目覚めると、既にムスコを深くくわえこんだ女体が喘いでいるというのは序の口。
ある朝など何か息苦しいと思って目を覚ますといきなり顔にべっちょりと女性器を押し付けられていて、危うく二度と覚めない眠りにつくところだった。
そしてそのまま、説明にあった「午前休憩」とはなんだったのかといいたくなるような勢いで、正午まで輪姦される。
ちなみに朝食は性交中に無理やり飲まされる彼女たちの母乳。

昼食の時間も、出てくる料理のすべてが何かしら精のつく食材を使われており、更には挿入こそされないもののセクハラをされたい放題。
食事中もムスコを触られたりフェラされたり、かと思うと後ろから抱きすくめられて耳の穴に舌をずるずると挿し込まれたり。
快楽に呆けて口を開きでもしようものなら、すかさず彼女たちのだれかに唇を奪われ、そのまま口移しで咀嚼された料理を流し込まれた。
結局五日間のうち昼食の時間に自分で箸を持って口に運んだ料理は、精々十口くらいだと思う。

昼食が終わるとまた輪姦される。
この輪姦は午前よりさらに人数が増え、大体五、六人を一度に相手させられる。
一度ほかの仕事はしなくていいのかと聞いたことがあるが、帰ってきた答えは
「この牧場に住み込みで働いている牛獣人の女の数教えてあげる―――八十五人よ。人手は十分足りてるし、これでもあぶれた子たちからのブーイング凄いんだから」
とのことだ。(ちなみにこの後、「だからあたしもこの機会にたっぷり堪能させてもらうわね♪」ということで、二時間ほどぶっ続けで搾り取られた)

で、薄暗くなるころに夕食。
メニューは昼に輪をかけて精力増強フルコースなのだが、大きく違うのは誰もセクハラを仕掛けてこないということだ。
僕が食卓についているのを、誰もが遠くから眺めるだけで話しかけるどころか近寄ってすら来ない。
…初日はなんだかわからないけどありがたいと思っていたが、今思うとなんのことはなく、彼女たちは夜に備えていただけだったのだ。

夕食が終わると同時に、例の大部屋に連れて行かれてまた輪姦される。
しかし、夜の輪姦は朝と昼のものとはレベルが全く違っていた。
まず、人数。毎晩両手の数では足りない数を相手にせねばならず、覚えている限りでは二十人を相手取った夜もあった気がする。
次に、時間。このまま寝てしまってもいいということで、全員が寝つくまで終わりというものがない。
そしてなにより、彼女たちの興奮度である。
昼間はエッチしているときでもまだ人並みの優しさが残っている彼女たちだが、夜のエッチの時は目が血走りよだれを垂れ流し、完全に理性が失われている。
聞けば昼間我慢していたためもう限界なのと、大部屋のベッドのシーツがすべて「赤」で統一されているためなのだそうだ。
そんな獣と化した彼女たちに輪姦され、ムスコが萎えてきたら無理やり母乳を飲まされて再び勃起させられ、
失神したところで穴という穴に舌をぶち込まれて無理やり覚醒させられ、全員が満足するか僕が尻穴に舌をぶち込まれても痙攣すらしなくなるまで毎晩犯しぬかれた。
そしてそのまま彼女たちの豊かな肢体に包まれて眠りにつき―――また朝に戻る、という具合だ。

特殊なプレイもいろいろと体験した。
ある時は彼女たちのお乳を混ぜ込んだ湯がたっぷりと張られた大きな浴槽にいれられ、よってたかって体の隅々まで洗われた。
ある時は彼女たちのお乳から作ったバターを体中に塗りたくられ、そのままバターの味がしなくなるまでべろべろと舐められた。
またある時はおっぱいが張っているという何人かの女性を一度に相手させられ、腹が破裂するのではないかというところまで無理やりお乳をのまされた。

そんな生活を五日間続けて…そして今日に至るわけだが。


「―――で、どうするよ?」
僕の目の前には勝ち誇った笑みを浮かべる先輩とゆきさん。

「まー別に、ここで働くことを強制したりはしないしなー。働いてくれるとうれしいってだけで―?」
「そ~だね~。…あ、でもあんなすごいことまでしちゃったし~、も~自分でしてもぜんぜん気持ちよくないかもね~?」
とてつもなくわざとらしい口調である。

「だねー。…で、お前は、ど・う・し・た・い・の・か・なぁ?」
…まあ、断る気はない。というか、断れない。


この五日間で僕の体は彼女たちとの性活にすっかりはまりこんでしまい、もはや彼女たち抜きでの日常は考えられないレベルまで変えられてしまったのだ。
今だって股間の勃起が収まる様子もないのに、今朝起きた時に自分でムスコを弄っても全くイケなかった。
こんな調子でここを去ったら、多分ひと月もしないうちにどうにかなってしまうだろう。

――だからまあ、断る気はないのだが。

「…先輩」
「お?」

これだけは言っておかねばなるまい。

「―――子供もできるでしょうし、卒業したら結婚しましょう」
「……………ふにゅ?」
先輩が、奇妙な声を上げて固まった。
うん、この五日間の経験も少しは役に立つようだ。
以前ならとてもじゃないけど言えなかったこんなセリフもすっと口をついて出てくれる。


「あ、あらあら…大変~」
「へ?」
ゆきさんが急におろおろとし始めた…って、やっぱり親御さんの前でプロポーズはまずかっただろうか。

「うう~ん、そ~じゃなくってね~。…めぐちゃんは、ずっと前からキミのことだいだい大好きだったのね~」
「は、はぁ。ありがとうございます」
そういえばそんなことを初日に聞いたような…今の今まで忘れてたよ。しかし両想いだったとは、嬉しいこともあったものだ…でも、なぜそれが大変なことになるのだろう。

「あのね~、だからさっきのプロポーズ、とっても嬉しかったと思うのよ~。隣で聞いてた私だって、ちょっときゅんってきちゃったもの~。…あ、めぐちゃんと結婚してもみんなと―――特に私とエッチはしてね?絶対ね?」
「は、はあ…」
いや、後半の発言はとりあえずスルーするとしても、喜んでくれたならいいんじゃ―――

「だ、だからその、多分、今のめぐちゃん、理性なんて粉々に吹っ飛んで―――!!き、キミ、後ろ―――!!」
「へ、後ろがどうし―――ぁ」



…その後のことは、よく覚えていない。
ただ、次にベッドで意識を取り戻したときは、あの日から更に二日が経過していて。更に先輩が隣に寝ていて。
「お、おはよ…あ、あな、あなた…♪きゃあぁー!い、言っちゃったぁ、いっちゃったよぉおー!」
と言って一人で悶え転がる先輩の乳首から、少し黄色身を帯びた液体がぶびゅびゅと音を立てて噴出していて。
「……け、結局あれからずっとやりっぱなしとか…めぐちゃんもすごいけど、ど、どうしよ、この子、本格的に惚れちゃうかもぉ…♪」
というゆきさんの言葉が、後ろのほうから聞こえてきて。

「――――――――はぅ」

……とりあえず、僕はもう一度気絶した。

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最終更新:2013年03月27日 17:29