けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

たまにはいいよね?2

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mioritsu

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投稿日:2010/02/06(土) 05:42:11

「バカは風邪引かないって・・・迷信だったんだな」
冷えピタをおでこに貼りながらベッドに横たわる律に一言
「うっせー・・・へっくち」
普段はおおざっぱなくせに押さえ気味なくしゃみ。
生理現象が一番その人間の性格を現すものだと、私は思う
その可愛らしいくしゃみに、いけないと思いつつも
ついつい笑みをこぼしてしまった
「なーに笑ってんだー・・・てっしゅー」
「はいはい」
箱からティッシュを一枚とって律の鼻にあてがった
「んがっ、自分でかめるよー」
「いいからいいから、たまには甘えろ。」
少し頬を膨らませながら、仕方なく鼻をかむ律。たまにはいいだろ?こういうのも
「んー・・・澪ってたまに急に優しくなるから調子狂っちゃう」
「なんだー?いつもの私が厳しいみたいな言い方だな」
律のほっぺをつつきながら返す。風邪のせいであたたかくなった頬は
そのまま揉みしだきたくなるような衝動を呼び起こす
こうしていて思い出すのは、親戚の赤ん坊を相手にしているときのこと
ということは律は赤ん坊か。
「りっちゃん?どうですか?なんかしてほしいことないですかー?」
律に対してもあまり使わないような甘いトーンで語りかけてやった
そして「りっちゃん」私の口から出たまさかの呼び名との相乗効果で、律は顔を真っ赤に燃え上がらせる
「よ・・・よせやいバカ澪!!」
布団にもぐりこみ咳を数発かましながらごまかす律。やりすぎたかな?
「おいおい、悪くなっちゃうぞ。」
「だっで・・・澪が・・・いじめりゅ・・・」
ふふ、小学生みたい。律をいじるって普段あまりしないことだけに、たまにやりだすと止まらなくなっちゃう。
「いじめてなんかないよ。ただ律がもっと甘えやすいようにな~って思っただけ」
嘘。ただ顔を真っ赤にする律が見たかっただけ
「・・・やだ・・・澪には甘えたくない」
ん?これは聞き捨てならぬ台詞
「なんで甘えたくないんだ?」
「だって・・・・澪に甘えると・・・止まらなくなっちゃうもん」
え?なあんだ。そんな理由か・・・全然構わないのに・・・たまにならね
「そっかあ・・・じゃあ、私が甘えちゃう」
「へっ?」
そういって布団の上から律に覆いかぶさる。あまり体重をかけないよう、あくまで律を包み込む程度に
中でもぞもぞ動く物体の顔面が先ほど以上に真っ赤になっているであろうことは想像に難くない
風邪引いてる人にこんなことしちゃっていいのかな・・・まあいいか。律だし
「こうすれば暖かいだろ?風邪なんかすぐ治っちゃうぞ」
布団越しでも伝わる律の熱はとても心地よく、少し気を抜いたらそのまま眠ってしまいそう
そんなことを思っていると中からもぞもぞと、可愛らしいイヌッコロが顔を出した
「・・・・みお?」
「なんだ?」
「じゃあ・・・甘えていい?」
まったく・・・どこに断る理由があるんだ?
「いいよ・・・当たり前だろ?」
そう返事をすると、イヌッコロは布団から出した両手を私の方に伸ばしてきた。
求めてくるのであればこちらも遠慮はしない
今度は全身を使って暖めてやるようにその小さい体を抱きしめてやった
少し力加減を間違えれば折れてしまいそうなほど・・・華奢なその体・・・
律・・・・たまにはいいだろ?
「みお~・・・」
「はいはい・・・バカ律・・・」
私が律を守ってあげても

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