律は私のなんだからな
改めてそう思った撮影だった。
今日は限定グッズ用の撮影ということでずっとみんなと一緒だった。
今日は限定グッズ用の撮影ということでずっとみんなと一緒だった。
最初は撮影なんて恥ずかしかったけど今はなんとか慣れた。
律やみんなとの写真がずっと残ると考えればとても幸せなことだし
みんなと一緒に過ごせる時間はとても楽しい。
律やみんなとの写真がずっと残ると考えればとても幸せなことだし
みんなと一緒に過ごせる時間はとても楽しい。
だから今日もそのハズだったんだけど…
「最初はメンバーひとりづつ撮りまーす」
うん、みんな衣装かわいいな。私の衣装もけっこう決まってると思う。
律なんていってくれるかな。
「おっ澪の衣装かっこかわいいじゃん。似合ってるぞ」
「あっありが…と?」
律にほめてもらってうれしいと思った瞬間、律の衣装を見て思わず絶句して
しまった。
前髪下ろしてる…しかもいつものかっこいい系じゃなくてかわいい系…
このかっこうと表情は私だけのものだったのに…
律なんていってくれるかな。
「おっ澪の衣装かっこかわいいじゃん。似合ってるぞ」
「あっありが…と?」
律にほめてもらってうれしいと思った瞬間、律の衣装を見て思わず絶句して
しまった。
前髪下ろしてる…しかもいつものかっこいい系じゃなくてかわいい系…
このかっこうと表情は私だけのものだったのに…
これがケチのつきはじめだった…
私と律のツーショットなんかももちろんあるにはあったんだけど…
私と律のツーショットなんかももちろんあるにはあったんだけど…
「じゃあ次はクリアファイル用の撮影行きまーす。組合せは唯さん梓さん、
律さん澪さん紬さんで」
やった!と思ったら…
「律さんが紬さんに膝枕する感じで~」
「よし。ばっちこいムギ~」
「えーい」
なんだよそれ…。しかも律のやついざ撮影となったらあんな優しい表情して…
律さん澪さん紬さんで」
やった!と思ったら…
「律さんが紬さんに膝枕する感じで~」
「よし。ばっちこいムギ~」
「えーい」
なんだよそれ…。しかも律のやついざ撮影となったらあんな優しい表情して…
他にも…
「次の集合写真いきまーす。あ、律さんは澪さんの方じゃなくて梓さんの方を
向いて~」
「じゃあ次でーす。唯さんと澪さんが手前、律さんと紬さんが後ろで」
「りっちゃんえーい」
「わっ」
なっなんで律にだきつこうとしてんだムギ
カシャ
「おっ紬さんいい感じでーす」
よくないだろ
「次いきまーす。並びは律さん紬さん澪さん唯さんで」
またかよ
「紬さん律さんに抱き着いちゃって~。澪さんはムギさんに」
「りっちゃ~ん」
「うひゃあ」
なんでだよもう。
「じゃあED衣装での撮影いきまーす。澪さんと律さんが中央で一緒に雑誌
読んでる感じで」
やっやっと律と隣だ。うれしいな
「あ、澪さん、くっつきすぎです。もうちょっと離れて、雑誌は澪さんが
一人で持って」
なんだよそれ…
「あっ澪さん、そのアンニュイな表情いいですよ~。律さんのその怠惰な
感じもいいです」
ああそうですか…
「次は律さんと紬さんのプリクラ風写真いきまーす」
「よーしいくぜムギ~」
「おぉ~」
まだこの時の話を引っ張るのかよ
なんだよ律、そんなうれしそうにしちゃって。
「次の集合写真いきまーす。あ、律さんは澪さんの方じゃなくて梓さんの方を
向いて~」
「じゃあ次でーす。唯さんと澪さんが手前、律さんと紬さんが後ろで」
「りっちゃんえーい」
「わっ」
なっなんで律にだきつこうとしてんだムギ
カシャ
「おっ紬さんいい感じでーす」
よくないだろ
「次いきまーす。並びは律さん紬さん澪さん唯さんで」
またかよ
「紬さん律さんに抱き着いちゃって~。澪さんはムギさんに」
「りっちゃ~ん」
「うひゃあ」
なんでだよもう。
「じゃあED衣装での撮影いきまーす。澪さんと律さんが中央で一緒に雑誌
読んでる感じで」
やっやっと律と隣だ。うれしいな
「あ、澪さん、くっつきすぎです。もうちょっと離れて、雑誌は澪さんが
一人で持って」
なんだよそれ…
「あっ澪さん、そのアンニュイな表情いいですよ~。律さんのその怠惰な
感じもいいです」
ああそうですか…
「次は律さんと紬さんのプリクラ風写真いきまーす」
「よーしいくぜムギ~」
「おぉ~」
まだこの時の話を引っ張るのかよ
なんだよ律、そんなうれしそうにしちゃって。
このあと、私と律が隣になる写真もあったけどいまいち気乗りしなかった。
だって…
だって…
「それじゃあ最後の集合写真行きまーす。この写真は紙袋とかいろんなとこで
使うんでみなさん最高の表情でお願いしまーす。」
ああ、やっと終わりか。
「並びは紬さん梓さん唯さん律さん澪さんで。みなさんで同じマフラーして
下さい。」
最後は律の隣か、それに同じマフラーって…ちょっとうれしいな。
「やっと澪とくっつけるな」
なんだよ…今までさんざん楽しそうにしてたクセに。
「紬さんは梓さんに、律さんは唯さんに、澪さんは律さんに抱きついちゃって
下さ~い」
え?よ、よし!
「澪?」
ちょっと恥ずかしいけど…
ギュッ
「うひゃあ、澪しゃん大胆」
「…うるさい」
律は…私のなんだからな…
使うんでみなさん最高の表情でお願いしまーす。」
ああ、やっと終わりか。
「並びは紬さん梓さん唯さん律さん澪さんで。みなさんで同じマフラーして
下さい。」
最後は律の隣か、それに同じマフラーって…ちょっとうれしいな。
「やっと澪とくっつけるな」
なんだよ…今までさんざん楽しそうにしてたクセに。
「紬さんは梓さんに、律さんは唯さんに、澪さんは律さんに抱きついちゃって
下さ~い」
え?よ、よし!
「澪?」
ちょっと恥ずかしいけど…
ギュッ
「うひゃあ、澪しゃん大胆」
「…うるさい」
律は…私のなんだからな…
全ての撮影が終了したあと、みんなで最後の写真の話になった。
「いや~HTTらしいいい写真になったな。澪だけ笑ってないけど」
「でも澪ちゃんらしい、かわいい表情だと思うわ」
「そうですね。ってなんでムギ先輩はカメラじゃなくて私の方見てるんですか」
「だって梓ちゃんかわいいんですもの」
「だよね~私もあずにゃんに抱きつきたかった~」
「いつもやってるじゃないですか」
私はあんな表情しちゃったせいか話に加われない。
「澪のこの表情もかわいいじゃん。なんかあったかい、いい写真だな。
部屋に飾っておきたいくらいだ」
そんな私に律が声をかけてくれる。
そうだよな。みんないい表情してる。私のこの表情もある意味私らしいのかな。
うん、放課後ティータイムの大事な記念写真だ。私の部屋にも飾ろう。
「いや~HTTらしいいい写真になったな。澪だけ笑ってないけど」
「でも澪ちゃんらしい、かわいい表情だと思うわ」
「そうですね。ってなんでムギ先輩はカメラじゃなくて私の方見てるんですか」
「だって梓ちゃんかわいいんですもの」
「だよね~私もあずにゃんに抱きつきたかった~」
「いつもやってるじゃないですか」
私はあんな表情しちゃったせいか話に加われない。
「澪のこの表情もかわいいじゃん。なんかあったかい、いい写真だな。
部屋に飾っておきたいくらいだ」
そんな私に律が声をかけてくれる。
そうだよな。みんないい表情してる。私のこの表情もある意味私らしいのかな。
うん、放課後ティータイムの大事な記念写真だ。私の部屋にも飾ろう。
帰り道、いつものように私と律の二人になる。
「いや~いろんな写真撮られて疲れたけど楽しい一日だったな~」
なんて律は無邪気に言ってくれる。全く、少しは私の気持ちも…
「澪~、このあとどっかよって」
キュ…思わず律の袖を掴む。
「澪?」
「…律は私のなんだからな…」
思わず口からポソッと出てしまった。
「ん?なんかいったかー?」
「なんでもない」
「そっかー」
うそつけ、本当は聞こえてたクセに。でも、否定はしないんだな律。
されたら泣いちゃうけど。
「いや~いろんな写真撮られて疲れたけど楽しい一日だったな~」
なんて律は無邪気に言ってくれる。全く、少しは私の気持ちも…
「澪~、このあとどっかよって」
キュ…思わず律の袖を掴む。
「澪?」
「…律は私のなんだからな…」
思わず口からポソッと出てしまった。
「ん?なんかいったかー?」
「なんでもない」
「そっかー」
うそつけ、本当は聞こえてたクセに。でも、否定はしないんだな律。
されたら泣いちゃうけど。
このあと律はずっと一緒にいてくれた。
やっぱり本当は私の気持ちをわかっててくれたのかもしれない。
もしかすると律も同じ気持ちだったのかもしれない…いや、それはないか。
あんなに楽しそうだったし。
やっぱり本当は私の気持ちをわかっててくれたのかもしれない。
もしかすると律も同じ気持ちだったのかもしれない…いや、それはないか。
あんなに楽しそうだったし。
でも…やっぱり…律、お前は私のなんだからな。大好きです。
澪も私のだぞー大好きだーーー!!
なっ
おしまい