けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

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mioritsu

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今日はムギの誕生会。
何故か会場は私の家。きっかけは当然律なんだけど。

「いっつも唯の家ってのも芸が無いし澪ん家でやろうぜ」

この一言に特に反対意見はでなかった。まあ何か問題が
あるわけでもないし私も別にかまわなかった。

でもその考えが甘かったことを思い知ることとなる…


「ムギ!誕生日おめでとう!」
「ムギちゃんおめでとう」
「誕生日おめでとうございますムギ先輩」
みんなムギに祝福の言葉をかける。
「誕生日おめでとうムギ」
私もムギを祝福する。
「みんな…ありがとう」
ムギ、ちょっと感極まってるな。喜んでもらえて私もうれ
しい。
「うん、りっちゃんの料理もなかなかいけるわね」
って!!さわ子先生いつの間に!!しかもなんで律の料理
ってわかるんだろ。

そんなこんなでいつもの軽音部らしいにぎやかな誕生会が
始まった。

「よし澪!ムギにゲンコツのサプライズプレゼントだ!!」
「なんだよそれ」
「どんとこいです!」
「なんでそんな乗り気なんですかムギ先輩…」
「ケーキおいし~」

そう…こんな風に騒いでるうちは楽しかったんだ…

「そういえば私、澪ちゃんの家きたの初めてよね」
「ホントかムギ!よし、せっかくだから秋山家を探検するぞ」
「私もお供します!りっちゃん隊員!」
「あの…澪先輩のプライバシーもありますしそういうのは…」
「あら面白そうじゃない。じゃあ私は澪ちゃんを抑えてるわね」
そういって私を後ろから羽交い絞めにするさわ子先生。
まっまあ律もそこまでひどいこと…

「ここが秋山家のお風呂場だ!!」
っておい!!
「おお!りっちゃん隊員!カゴから下着が!」
「でかしたぞ唯隊員!」
「あら?でもこのブラジャー澪ちゃんにしてはサイズが…」
「あ、なーんだ。これ私のじゃん」
「え?」
「なんで律先輩の下着が澪先輩の家の脱衣所のカゴに…」
「ん?ああ、昨日から澪の家に泊まってるから」
「まあまあまあまあまあ」
いらんこというなバカ律…
「み~おちゃん。昨夜りっちゃんと何してたのかしら~」
「なっ何もしてません!!」
律のやつあとで覚えてろよ…

この後も律は私の部屋を荒らして歌詞ノートを読まれたり、
律の写真ばかりを集めたアルバムをみんなに見られたりした。

唯にはニマニマされムギにはキラキラされ梓には呆れられた。

もういっそひとおもいに殺して…


「よし!探検終了だ!澪!お茶淹れてくれ」
「は?」
「誕生日なんだからお茶を淹れるのはムギじゃなくて澪!」
「うふふ、澪ちゃんおねが~い」
まあ、本日の主役に頼まれちゃ仕方ないよな。
「待て澪!その前に着替えだ!さわちゃん!」
「任せて!!」
え?何?え?え?え?いやあああああああああああああああ

「やっぱりお茶を淹れるならメイドさんだな」
「どういう理屈ですか」
「澪ちゃんかわいい~」
「私の選んだコスチュームに狂いはないわ」
「ごめんね澪ちゃん…」
もうどうにでもして…

そのあともさんざん人の家で騒ぎまくってくれた軽音部の
仲間達。……主役のムギが楽しそうだからいいんだ。

そして、さわ子先生は帰り、律と梓はキッチンで後片付け。
唯は…寝てる……

リビングには私とムギが向かい合って座っていた。

「ふぅ…すっごく疲れたよ」
「ふふふ、澪ちゃん今日は大変だったわね」
「ムギ、こんな誕生会でよかったのか?」
「私はすっごく楽しかったわよ。ありがとう澪ちゃん」
ムギはとても嬉しそうに笑った。さんざんな目にあったけど
ムギがこんなに喜んでくれてるしまあよしとするか。
……律にだけは後できっちりお返しするけど。
「でも、りっちゃんと澪ちゃんはホントに仲良しね」
「今日の流れでなんでそう思うんだよ…」
「昨日もりっちゃん泊まったんでしょ?」
「う…」
「りっちゃんは澪ちゃんのこと大好きだものね」
「そっそんなこと…」
「澪ちゃんの家を探検してる時のりっちゃん見たらわかるわ」
ムギはキッチンにいる律に目をやる。
「自分がいかに澪ちゃんと一緒にいるか、澪ちゃんの家のこと
 とか知ってるか、すっごくアピールするんだもん」
ううう、私まで恥ずかしくなってきた。
「きっとりっちゃんは無意識なんだろうけど」
「ねえ澪ちゃん?」
「何?」
「澪ちゃんだってりっちゃんのこと…」

「ふーおわったー」
片付けが終わった律と梓がリビングに戻ってきた。
「お疲れ様りっちゃん、梓ちゃん」
「日も暮れてきたしそろそろ解散するかー」
律のひとことで今日はお開きとなった。
「ほら唯先輩起きて下さい。帰りますよ。」
「うーあずにゃんおかわり~」
お開き…できるんだよな…

「今日は本当に楽しいお誕生会をありがとう、バイバイ」
「じゃあねまたね~」
「律先輩は帰らないんですか?」
「ああ、私はもうちょっといるよ」
「りっちゃんまたお泊り?」
ムギ、余計なこといわないでくれ…でもまあ…
「ムギ」
私はムギに呼びかける。
「何、澪ちゃん」
「さっきの話だけど、うん、好きだよ」
「まあまあまあまあまあ…ふふっでもそうよね」
「なんの話~」
「さっき澪先輩と何かあったんですかムギ先輩?」
「???」
「ふふっ秘密よ」

「それじゃみんなまたな!」
私はもう一度みんなに手を振って頭に?マークを浮かべる
律を置いて家の中に入った。


おしまい


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