けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

おさそい

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mioritsu

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週末の土日。私と澪は付き合うようになってから、互いの家に寝泊りするのが習慣になっていた。
幼馴染みだし、互いの両親も快く承諾してくれた。

金曜日、今週は私の家に泊まるって事で、学校から制服のまま。澪は私の家に来た。
部屋でダラダラして、晩御飯を食べて、一緒にお風呂に入って、またダラダラして。
私と澪は、暖かい布団の中に居た。
私が夢の中に突入しようとした刹那、パジャマの何か触れた。
澪だった。
私のパジャマの裾をくいっくいっ、と引っ張っていた。
仰向けで寝ていた私は、澪の顔を見た。
「‥なに?」
「‥」
澪は少し沈黙し
「‥なんでもない」
目を閉じた。なんでもないワケは、無い。
私は、澪が誘ってきている事を悟っていた。

付き合う前から一緒に寝る事なんて普通だった。
付き合うようになってからは、する事も覚えた。
ネットで調べたり、友人らとダベりがてらそういう話題で情報を仕入れたり。
女同士が普通じゃないって事も解ってはいる。
でも、好きになったんからしょーがない。
相手が可愛い可愛い澪しゃんなら、尚更だ。

そんな澪が、したい時。
恥ずかしそうに、顔を真っ赤にして何か言いたげな表情で話し掛けてくる。
私は「なに?」とか「ちゃんといわなきゃわかんなーい」とか言って、からかう。
澪が涙目になったあたりで、私は「よしよし」って感じでキスしてあげて。
そっから事に及ぶ。
たまにからかい過ぎて、澪が暴走する事もあるけど‥ソレはソレで楽しかったり‥。

布団の中でも同様だ。
澪から「したい」なんて滅多に言わない。
今夜も、自分から言い出せずに「なんでもない」とか言ってる。
私は
「そっか‥」
返事をして、また夢を見る態勢に入る。
『………』
暫くして、私が夢の世界に片足突っ込んだ辺りで
「‥りつー」
澪に意識を引き摺り出された。
「……ん?」
また、澪の顔を見ると
「‥なんでもないっ」
横から私に抱き着いてきた。
密着アピールだ。
胸が、やわらかい。
「‥」
私は、無言で澪を包み込み、頭を撫で
「‥どうした?」
黒髪に、聞いてみた。
「‥‥‥」
黒髪はしばし黙ってから
「‥なんでもない」
完全に目を覚ましていれば「なんでもなくないだろー!」と突っ込む所だけど
「‥そっか」
私は、ワザと澪を抱き締めるだけにとどめた。
「……」
澪は、また少し黙って
「…りぃつー」
「‥ん?」
私が澪の顔を見下ろすと、涙目気味の上目遣いで、見上げてきた。
か‥、かわいい‥。
更に、顔越しにはだけたパジャマから谷間が覗いていた。
多分、ワザとではない‥か。
どっちにしろ、私は陥落した。

「‥みおー」
私は、澪を少し抱き上げ、顔を同じ位置まで持って来た。

「‥」
澪は、頬を少し赤くして。見つめてきた。
とっっっても、可愛い。
「ん‥」
私は、唇の先を少し尖らせ、キスの合図をした。

「‥」
澪は、私の首に腕を回し、顔を近付けてきた。

っ…

私と澪の唇が、重なった。


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