投稿日:2010/09/28(火) 12:38:02
「雨、すごいな」
ちょっとゆっくりめの朝。時刻はもうお昼近いと言うのにまだ私達はベッドの中で暖を取っていた。
ピカッ、ゴロゴロゴロ
「きゃあっ!!!」
窓からはっきりと見えた稲妻と近くに落ちたんじゃないかと思うくらいの大きい音に怖がりの澪は当然びっくりして声をあげた。抱き着いてきたのはもはや無意識?よしよし、と背中をさすってもまだ震えてる。
窓からはっきりと見えた稲妻と近くに落ちたんじゃないかと思うくらいの大きい音に怖がりの澪は当然びっくりして声をあげた。抱き着いてきたのはもはや無意識?よしよし、と背中をさすってもまだ震えてる。
「みおー?」
「うぅ…やだ、ぐすっ…」
「みーお、大丈夫だよ」
「もう、来ない?」
「うぅ…やだ、ぐすっ…」
「みーお、大丈夫だよ」
「もう、来ない?」
いや、さすがにそれは保証できないぞ。そして、涙目上目遣いで見つめてくる彼女が横にいる常態であたしが我慢できる保証もない。
「りつ…?んっ……」
ごめん、澪。名前呼ばれてスイッチ入っちゃった。
雷なんか聞こえないくらい夢中にさせてあげるから、今はそれで許して。
雷なんか聞こえないくらい夢中にさせてあげるから、今はそれで許して。
白いシーツの中に潜り混んで深く交わしたキスはあまりに甘くて、まだ怖いのか首に回した腕を離そうとはしない澪。天気の悪い日も悪くない、そんな気さえした。