けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

彼女の起こし方

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mioritsu

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「澪ー。起きろー」
「‥」
「おーきーろー」
「‥」
「まったく‥」
私は溜め息をついた。

今日は大学は休み。だけど、午後からHTTの練習がある。
洗濯物溜まってるし。午前中に済ませちゃおう、とか昨夜話してたんだが。
その提案者の澪が、起きない。
「澪ー」
「‥」
いくら揺すっても、起きない。
反応があったと思っても、ムニャムニャと寝返りを打つだけだった。
昨夜いじめ過ぎたかな‥とか思いつつ。
私は、強行手段に出た。
「みーおー」
「‥」
「おきろー」
「‥」
熟睡してる事を確認し。布団に入る。
澪の黒髪を退けて、耳を出した。

はむっ

耳を、甘噛みした。

「‥」
起きない。
ココまでは予想通り。

ぺろっ

舌を外耳に沿って滑らせた。

「んんっ‥」
反応アリ。ココで、澪の身体と頭をしっかりホールド。

れろっ

「‥んゃっ!」
明らかに目が覚めた反応。
身体もびくっ、と震えた。
が、ココで手を止めると澪はすぐ眠る。

べろり

「ひゃぅ!」
舌を耳全体に這わせると澪は可愛い声を上げた。

「みおー?」
「‥りつ?」
「起きろー。洗濯、するんだろ?」
「んん‥」
耳元で囁くと、澪は頷いた。
眠そうにもそもそと身体を動かした。
「りつ‥」
「何?」
「‥うごけない」
澪は私にホールドされたままだった。
「ちゃんと、起きるか?」
「うん‥おきる‥」
澪は寝ぼけ眼で答えた。
私は、澪を解放した。
布団の上に適当に乱れた黒髪が、やけに艶っぽい。
「はい、起きた起きたー」
私が起き上がると、続いて澪がゆらり、と起き上がった。


その刹那。


がばぁっ!!!


「えぇっ!?」
私は、澪に盛大に押し倒された。
「み、みお!?」
「ん?」
澪はやけに凛々しい表情で見下ろしてきた。
「洗濯、するんだろ!?」
「‥うん」
「じゃ、起こせって!」
「んー‥」
澪は少し考え込み
「そうだね」
ニヤリ、と笑った。
「お陰で、目も覚めたしね」
獲物を捕らえた、獣のように。
「じゃあ‥起こせって」
「んー‥」
澪はわざとらしく少し考え込んだ。
「どーせだから。洗濯物、増やしちゃおっか?」
私は、いつの間にか澪の表情に怯えていた。
「なっ、何言ってんだよ」
「さっき、さ」
澪は、私の額を掴み
「耳、舐めてくれたよね?」
「う、うん」
親指で私の眉を撫でた。
「お礼、しなきゃ」
「へ?」
澪は、開いた私の口目掛け
「お礼、だよ」
舌を、滑り込ませてきた。

「んッ…!」

私は、思わず身を縮めた―――――



「‥りぃつ」
私は、澪の声で正気に戻った。

「洗濯、しよ?」
澪は優しく私の頭を撫で

ちゅっ

キスしてきた。

「わっ」
私は驚いて目が覚めた。

「‥ふふっ。洗濯物、入れてくるね?」
澪はくすっと笑った。

「う、うん…」
私は、体を起こした。

「洗濯物、増えちゃったからなー」
澪は洗濯カゴを抱えて脱衣所の洗濯機へ向かった。

「………っ!!!」



体を起こした私は、裸だった。


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