けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編202

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mioritsu

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 私は複雑だった。
律の可愛さを分かって貰えて嬉しい反面、
恋敵が増えるのでは無いかという不安。
アンビバレンツな思いが胸を焦がす。
可愛さが分かったのなら、それ以上律に付き纏う事は止めて欲しい。
貴方達が思っていいのは可愛い、まで。
そこから先は私だけの領域なのだから。
 冒嫉の念に苛まれている私を察したのか、
律が耳元で囁いてきた。
「心配すんな、アイツ等は服でしか私を判断してない。
内面知ってるのはお前だけだよ」
 それは私にだけ聞こえるように絞られた声量だったが、
私はクラス中に聴こえるように宣告してやった。
「そうだな。裸の律が一番可愛い事を知っているのは私だけだな」
 律は途端に赤面した。
「ちょっ。そういう意味じゃなくって、性格とかそういう意味で……」
 分かってたよ。
お前は私以外の人間から「可愛い」と言われて喜んだ。
そのお仕置きだよ。


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