けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編189

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mioritsu

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勉強教えてくれって泣きついてきておいて結局これか
受験勉強でどうしてもわからないとこがあるからと律が泣きついてきたので
渋々教えてやることにした。
現在23時30分。その張本人は私のベッドで熟睡中。これっておかしいよな?
「こら起きろバカ律」
律の肩をゆすって起こそうと試みる。
「んみゅ…みおー?」
「みおーじゃない。起きてもう少し勉強しろ」
「んーみおすきー」
「なっ何言ってるんだ!寝ぼけてるのか?」
聞くまでもないな。ようやく上体を起こしたもののまだ半開きの目をこする
律の姿を見たら誰もが寝ぼけてると思うだろう。誰にも見せる気はないけど。
「えへへーみおーぎゅー」
「ちょ!こら!律!」
律が私に思いっきり抱きついてくる。いつになく甘えん坊だな。
「もーしょうがないな」
抱き返して背中をさすってやるととっても気持ちよさそうにする律。
「みおだいすき」
「私もだよ…って!ちがーう!ほら律、起きて勉強」
「やー」
「やーじゃないだろまったく」
今日の律は随分と寝ぼけがひどいな。でも無邪気に私の胸に顔をすりつけて
くる律はちょっと、いやかなりかわいい。
あ、律の目がまた閉じかけてきた。
「しょうがないな。律、今日はもう寝るか?」
「うん。みおもいっしょにねよ」
「私はもうちょっと勉強してから寝るよ」
「えー」
渋る律をベッドに寝かせ毛布をかけてあげる。もうすぐにでも律は夢の中へ
旅立ちそうだ。
私はテーブルに戻りノートを広げる。律がわからないっていってたのはこの
あたりだったな。明日律にみっちり教えるためにちゃんとまとめておこう。
ゴソゴソ
「ん?」
コテン
「ちょ律!」
律がいつのまにか近づいてきてたかと思うと私のふとももに頭を乗せた。
「ここがいー」
「風邪ひくぞ」
「……」
寝ちゃった…。ほんとにしょうがないやつ。そっと律の頭を撫でてやる。
「んん…」
気持ちよさそうにしちゃって。その律の安心しきった寝顔になんていうか
律の私に対する全幅の信頼?みたいなものを感じて悪い気はしない。
ううん、うれしい。
「よし!律が風邪引かないようにさっさとまとめちゃおう!」
ふとももに幸せな重みと温かさを感じながら私は再びノートと参考書に
視線を戻すのだった。


おしまい


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