「…」
「…」
「…」
嫌な沈黙
いつもはお互い黙ってても心地良いのに
今日は律の様子が、なんか変
いつもはお互い黙ってても心地良いのに
今日は律の様子が、なんか変
「…律、どうした?」
「…」
「こっち向けよ」
「…」プイッ
「…」
「こっち向けよ」
「…」プイッ
ムカッ
「無視すんな、心配して言ってんのに」
そっぽ向いてる律の後ろ頭をコツンと小突いてみる
こっち向けってば
こっち向けってば
「…澪には関係ないし、ほっとけ」
何ソレ、そんな寂しそうな声出して、説得力皆無だし
「…なら帰ろよな」
ウソ、帰って欲しくない、もっと一緒にいてよ
「じゃあ、帰る」
立ち上がろうとする律の腕をちょっと強めにひっぱって引き寄せる
抵抗はしないみたい
細めの肩に腕を回して、ぎゅっと抱きしめる
律の体あったかい
抵抗はしないみたい
細めの肩に腕を回して、ぎゅっと抱きしめる
律の体あったかい
「バカ律、こんなときだけ言うこと聞くなよ」
「…」
「…」
律をもっと近くに感じたくて腕にいっそう力を込める
「…もっと私のこと、頼ってくれてもいいじゃん…」
関係ないとか、そんな寂しいこと言われたら、泣いちゃうから