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第2話 前編

パパは僕にいつも言っていた。
「いくら駄目な人間でも共に生きることで愛情が芽生えてくる。」
と。
当時の僕はこのことをまったく理解していなかった。
でも、いまならわかる気がした。僕はイーブイと共に生きることで自分の心のなかの何かが温かく
なるのを感じたからだ。



のび太はグリーンに敗北してからトキワの森でイーブイの育成に励んでいた。
攻撃わざがないため、イーブイを繰り出してはのび太自身が戦って
経験値を稼ぐのが日課になっている。
当然ながら、のび太は傷だらけだ。イーブイは最初のころ主人をダサい奴だと見下していたが
自分のために戦ってるのび太を見て心が揺らぎ始めていた。
二人の仲が深まったある日、イーブイは攻撃系のわざを覚えた
「シーズ!やっと電光石火を覚えたんだね」
イーブイはいきなり呼ばれ方がかわったので驚いた。
「いつまでも種族名を呼ばれても嬉しくないだろ?」



のび太がシーズに話しかけて油断している時、背後から人と同じシルエット
をした逞しい体つきのポケモンのゴーリキーがのび太に襲い掛かった。
ゴーリキーの手がクロスし、のび太の首に振り落とされる。クロスチョップだ。
その標的はシーズではなくのび太であった。のび太は避けられず、振り落とされる
拳の打撃により気絶した。
食料を捕獲してほくそ笑むゴーリキーはのび太を連れ去ろうとしたがシーズが目の前に
立ちはだかった。愛する主人を守るため震える身体でシーズは戦うことを決心した。
ゴーリキーは邪魔をするシーズを殴ろうとしたその時、
細い光の柱がシーズの体を包み込み始めた。
その怪しげな光景をみたゴーリキーはそれを恐れて逃げようと試みたが、
光から光の束が発せられゴーリキーの体を貫通した。



のび太の目が覚めた。その目が最初に見たものは死にかけのゴーリキーと
エーフィーとなったシーズの姿であった。
「コイツ、助けたほうがいいのかな?」
自分を殺そうとしたポケモンを助けることに抵抗があったが、
のび太は優しすぎる性格のためポケモンセンターに急ぐことにした。
そんな主人の姿をみたシーズはのび太の優しさを再確認できて
嬉しいそうな様子だった。