ドラえもん・のび太のポケモンストーリー@wiki

ドラーモン

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nobita_in_pokemon

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オーキド「どうやら新種のポケモンが発見されたようなのじゃ」
研究員「それはすごい!」
オーキド「青いタヌキポケモンで、人の言葉を喋るらしいのだ」
研究員「ん?そういえばついこの前、ここから旅立ったトレーナーの中にそれらしき姿が…」
オーキド「な、なんと!」
研究員「確か「ドラーモン」…とか呼ばれていたような…」
オーキド「よし、ポケモン図鑑のアップグレードプログラム配布開始じゃ!」
研究員「了解、NO.152あおだぬきポケモン「ドラーモン」で登録します!」



研究員「博士!ドラーモンの目撃報告です!」
オーキド「見つかったか!」
研究員「トキワの森でコラッタに追われていたようです」
オーキド「ほう…体格の割には臆病な性格なのか、天敵がコラッタなのか…」
研究員「それがですね、もう一つ報告が上がっているんですよ」
オーキド「ん?」
研究員「ドラーモンらしきポケモンがニビジムでジム戦を行なったというんです…」
オーキド「な、なんじゃと!ドラーモンを捕まえたトレーナーがいるというのか?」
研究員「いえ、それがですね……「ドラーモン自身がトレーナー」だったとの報告が……ジムの人間は着ぐるみだと思ってたらしいですが」
オーキド「な、なんじゃとーー!!」
研究員「しかしこの報告では「ドラーモンはコラッタを操り~」とあります。コラッタ嫌いの報告と若干食い違うのですが……」
オーキド「むむ…これはさらなる情報が必要なようじゃな」
研究員「そうですね」



研究員「再びドラーモンが見つかったとのことです!」
オーキド「そうか…で、どうしたんじゃ?」
研究員「ドラーモンはどうやらトレーナーのように他のポケモンを使役しているようです。」
オーキド「な、なんじゃと!」
研究員「しかも人間と同じようにモンスターボールを使うほどの知能があるようです」
オーキド「これは……これは恐ろしい事じゃぞ。人の言葉を操り、トレーナーのような行動をするポケモンとは……」
研究員「ごくり……」
オーキド「人間による自然破壊がドラーモンのようなポケモンを産んだと仮定すると、ドラーモンは人間に対し復讐を考えているかもしれん」
研究員「な、なんということだ……」
オーキド「もしかしたらドラーモンは人間社会に対する警告を発しているかもしれないな」



研究員「ドラーモンがおつきみ山の入り口で威嚇行為をとっているらしいです!」
オーキド「おつきみ山……あそこの辺りはピッピやプリンの群生地だったな。」
研究員「はぁ、そうですが…」
オーキド「ピッピは宇宙と交信しているという説があったのう…まさか、まさかまさか!」
研究員「何かひらめいたんですか博士!」
オーキド「ドラーモンは宇宙の力で進化したプリンなのかもしれん」
研究員「た、確かにあの頭はプリンにそっくりだ…」
オーキド「ドラーモン自身もゆびをふるで宇宙とコンタクトしているのかもしれん!」
研究員「ドラーモンには指がありません」
オーキド「……」
研究員「……」



研究員「おつきみ山でドラーモンとエンカウントしたトレーナーがいるようです」
オーキド「何?で、そのトレーナーはゲットしたのかね?」
研究員「はぁ…ドラーモンはどうやら敗北したようなんですが、別のトレーナーに助けられたようです」
オーキド「どういうことだ……ドラーモンは野生のポケモンではないのか」
研究員「もしかしたら、ドラーモンを助太刀したトレーナーがすでにゲットしていた可能性も…」
オーキド「そのトレーナーの名は?」
研究員「ここから旅立った「のび太」という少年らしいです」
オーキド「のび太、のび太…あのコイキングを連れていったさえない少年かね?」
研究員「どう考えてもあの少年にドラーモンの捕獲は無理そうですよね」
オーキド「……そののび太少年はドラーモンの催眠術で操られているのかもしれんな」
研究員「!!なんという恐ろしいポケモンなんだ!」
オーキド「まぁ推測の域を出ないんじゃが……事実だとしたら大変なことになるな」



研究員「博士!ドラーモンも鳴き声を収録できました!」
オーキド「ほう、人語を喋るドラーモンにも固有の鳴き声があったのかね」
研究員「お聞きください」
オーキド「……」
研究員「……」
オーキド「うーむ、「ドラーヤキ、ドラーヤキ」と聞こえるな」
研究員「餌をねだる際に発する声らしいです」
オーキド「研究員よ」
研究員「なんですか?」
オーキド「このダミ声を聞いていたら、なんかどら焼きが食べたくなってきたんじゃ…」
研究員「確かに、熱いお茶とどら焼きを…」
オーキド「……はっ!まさかこれはドラーモンが人間から餌を奪うときに発する洗脳音波なのでは!」
研究員「どら焼き、どら焼き……フエンせんべいしか見つからない……」
オーキド「この鳴き声をポケモン図鑑に収録するわけにはいかんな、危ないところじゃったよ」
研究員「あはは~、死んだお婆ちゃんがどら焼きを……」



研究員「は、博士…」
オーキド「どうしたんじゃ?」
研究員「ドラーモンに対する各種技の相性をシミュレートしてみたんですが……とにかくこれを見てください」
オーキド「毒無効、格闘と地面と炎に弱い……な、なんじゃこれは?」
研究員「そうなんです、何度シミュレートしてみてもドラーモンのタイプは「はがね」なんです…」
オーキド「あの丸っこい姿のどこが鋼タイプなんじゃ?」
研究員「別の地方で確認されている、あのルカリオに近い種なんでしょうか」
オーキド「ルカリオも人間に近い体型をしているし、ドラーモンがルカリオの亜種である可能性も出てきたな」
研究員「これは大発見ですよ!」
オーキド「しかし、このタヌキポケモンがルカリオの亜種だと信じる人は…」
研究員「いないでしょうねwww」



研究員「は、博士!コレを見てください!」
オーキド「これは…ハナダシティの屋上カメラじゃな。なな、なんとっ!」
研究員「そうなんです、ドラーモンがペルシアンに発情しています!」
オーキド「やはり卵タイプは陸上のようじゃな。ペルシアンがメスだから……あの個体はオスじゃ」
研究員「それにしても、なんというか……身の程を知らないというか」
オーキド「やはりそう見えるか。相手のペルシアン、あからさまに嫌がっておるぞ。ほら、逃げ出した」
研究員「ぶっ!ドラーモンのやつ崩れ落ちるように倒れこみましたよ!」
オーキド「ん?まさか…」
研究員「?」
オーキド「ドラーモンは陸上タイプと相性が悪いんじゃないだろうか」
研究員「そうか、つまりドラーモンは陸上タイプではなく…」
オーキド「やはりピッピやプリンと同じ妖精タイプなのかもしれん」
研究員「妖精…あれが妖精…ブフーッ!」
オーキド「笑っちゃ、笑っちゃいかんよ!くくくっwww」
研究員「うははははは!」



オーキド「ついにドラーモンを捕獲したんじゃ!」
研究員「は、博士がですか?」
オーキド「いかにも。いやぁ、これでも昔は実力派トレーナーとして…」
研究員「で、見せてくださいよ!」
オーキド「(ムッ)……よかろう、出てきなさいドラーモン!」
研究員「……」
オーキド「……」
研究員「……」
オーキド「どうじゃ?」
研究員「あの、博士。えらく目が小さいんですが」
オーキド「個体差じゃろ」
研究員「妙にフラフラしているんですが」
オーキド「まだ回復してないからのう」
研究員「耳がありますね」
オーキド「め、メスのドラーモンは耳があるんじゃ」
研究員「じゃあ、部屋の隅の青と白のペンキはなんですか?」
オーキド「……」
研究員「……これ、パッチールですね」
オーキド「パッチールです嘘ついてごめんなさい」
研究員「博士、こんなことしてばれないと思ってたんですか!」

 パッチール
 青く塗ったら
 ドラーモン

オーキド「空も青いのう…」
研究員「って川柳読んでんじゃねえよクソジジイ!」



研究員「博士、マサキ君からTV電話が……」
オーキド「マサキ君かね、久しぶりじゃな。こっちのモニターに繋いでくれたまえ」
マサキ『こんにちは、博士』
研究員「ひいっ!ブーバー!」
オーキド「なんじゃ、なぜブーバーが!」
研究員「ブーバーが電話してますよ!」
マサキ『いや、マサキですって』
オーキド「い、一体どうしたんじゃその顔……」
マサキ『いきなり子供が殴りかかってきまして、ボコボコにされたんですわ』
研究員「それは災難でしたね……」
オーキド「で、今日は何の用事かね?」
マサキ『その凶悪な子供、どうやらドラーモンと一緒に行動してるみたいですわ』
研究員「?」
オーキド「どういうことなんじゃ?」
マサキ『もしかしたら、その子供もドラーモンに操られてるかもしれへん思いましてな……』
オーキド「うーむ、本当じゃとするとドラーモンの狙いは……やややっ!」
研究員「ま、まさか!」
オーキド「そうじゃよ、ポケモン預かりシステムじゃ!」
マサキ『まさかポケモンを解放するためにワイを狙ったいうんですか!』
研究員「人間社会を憎んでいるドラーモンがやりそうなことですね……」
オーキド「恐ろしく高度な知性を持っている……噂に聞くミュウツー以上かもしれん」
マサキ『た、たすけて、たすけて……オシッコちびりそうや……』



研究員「ハナダジムから連絡です。ドラーモンがジムに挑戦してきました」
オーキド「やはり現われたか……」
研究員「大嫌いなはずのコラッタのみでジム戦を勝利したとか」
オーキド「カスミ君も何であの容姿を見ておかしいと思わないんじゃ?明らかに人間ではなかろう」
研究員「洗脳されていたかもしれませんね、後遺症が心配です」
オーキド「それよりもコラッタのみ使役するとは……やはりコラッタが嫌いというのはガセじゃったかのう」
研究員「ですねぇ。コラッタといいサンドといい、むしろ奴はねずみポケモンに執着しているとしか思えませんよ」
オーキド「とりあえず図鑑の新しい説明文じゃ。どうかな?」

ドラーモン(あおだぬきポケモン)
こうどな ちのうで にんげんを せんのうする
とても じゃあくな ポケモン
ねずみが だいすき

研究員「さすが博士、短い文中に奴のすべてが詰まっているようですよ!」
オーキド「うむ。しかしこの文章だけではドラーモンの真の恐ろしさは伝わらんよ……」



【キョーコーモン編】

研究員「博士博士」
オーキド「なんじゃ?」
研究員「実はハナダシティの警備員から電話なんですが」
オーキド(ビクン!)
研究員「あのー、博士?」
オーキド「まさかあの立入禁止地域での……いや、バレるはずがない……」
研究員「博士!」
オーキド「いや、もしかしたらディグダでのスカート内盗撮が……」
研究員「はーかーせー」
オーキド「まさか、時効寸前のゴースでの下着ド」
研究員「ドラーモンの件らしいですよ」

オーキド「……なんじゃ、そうか。ドラーモンか。」
研究員(このジジイ……)

オーキド「ワシがオーキドじゃが、ドラーモンについて聞」
キョーコ『私キョーコっていいま(…中略…)タケシ一味(…中略…)結婚発言で赤ッ恥(…中略…)キャー!フラン警部ったら(…延々…)』
オーキド「(ひそひそ)こいつ何なんじゃ?」
研究員「(ひそひそ)もしかしたらドラーモンとの接触の際に洗脳されたかも知れませんね」
オーキド「(ひそひそ)まさか我々の調査状況を探るために?」
キョーコ『でね、その警部補ってのがもうウルサくてさぁ。ねぇ聞いてる?聞いてます?』
研究員「……どうやら洗脳はされてないようですね」
キョーコ『そうそう、その警部補の説教が私を洗脳するみたいに……まさか私を洗脳してあんなことやこんなことを!』
オーキド「結局君は何が言いたいのかね!!(怒)」



(キョーコから電話がかかってくる前のことでゲス)

オーキド「退屈じゃのう」
研究員「退屈ですね」
オーキド「そうじゃそうじゃ、巷でドラーモンに対する恐怖心が増しておってな」
研究員「そりゃあの説明文なら当然でしょうよ」
オーキド「でな、ドラーモンは…いやポケモンは恐いものじゃないとアピールするために」
研究員「?」
オーキド「絵描き歌を考えたんじゃ!」
研究員「!!」
オーキド「よく見ておれよ、ワシの会心の作を!」
研究員(なんだろう、危険な匂いがする)
オーキド「まるかいてチョン、まるかいてチョン」
研究員「博士、いけません!なんだか分からないけどいけません!」
オーキド「花から芽が出てうえきばち~~」

ドカッ!

オーキド「………うう」
研究員「はぁ、はぁ……何か著作権とかいろいろな恐ろしいものが……とにかく止められてよかった」
オーキド「……六月六日じゃ、あはは、UFOが見えるゥ」
研究員「まだ言うか!」



(キョーコから電話がかかってくる前のことでゲス)

研究員「博士!博士!」
オーキド「お前、ワシに固い何かを振るっておきながらまだここにいるのか?」
研究員「あなたが暴挙に出るからでしょうが!」
オーキド「まぁよい、何か報告があったんじゃろ?」
研究員「ああそうですそうです、この報告書を見てください!」
オーキド「ふむふむ……なんと、これは!」
研究員「ドラーモンが子供3人を操ってある少年を襲撃した、とあります」
オーキド「うーむ、何が目的なんじゃろうか」
研究員「なんでも洗脳された子供が「チケットを寄越せ」と言っていたとか」
オーキド「チケット?」
研究員「チケット……場所が場所だけに船のチケットでしょうか」
オーキド「ま、まさか」
研究員「?」
オーキド「あのチケットが狙いだとしたら……」
研究員「何か心当たりが?」
オーキド「実は先の学会で報告された「宇宙ウィルスによる突然変異ポケモン」の住む島の事じゃが」
研究員「ああ、デオキシス……でしたっけ」
オーキド「その島に行くにはオーロラチケットが必要での、まだ関係者にしか配布されていないんじゃが」
研究員「まさかデオキシスと接触して……」
オーキド「宇宙ウィルスを得る気なのかもしれん」
研究員「あのドラーモンが突然変異…ひぃぃぃっ!」



(キョーコから電話がかかってくる前のことでゲス)

研究員「前回の追加報告書が届きました」
オーキド「どうじゃった!」
研究員「ドラーモン達は少年に撃退されたようです」
オーキド「な、なんじゃと!3人もトレーナーを洗脳しておったのにか!」
研究員「襲撃された少年が強かったのでしょうか」
オーキド「いくら強いトレーナーでも、ドラーモン自身が相手をすれば一捻りのはずじゃ」
研究員「ドラーモンが戦えない訳があったと?」
オーキド「おそらく、複数のトレーナーを操るのに一杯一杯だったのじゃろう」
研究員「洗脳中は他の技が使えない、ということですか」
オーキド「じゃろうな。なら戦えない理由も納得できる」
研究員「ということは、あの洗脳術はドラーモンの持つ技ということですね」
オーキド「すぐに技リストに追加じゃ!」

せんのう PP15 命中100
にんげんを あやつる わざ
あやつっている あいだは たたかえない

研究員「……ごくり」
オーキド「なんか恐いな」
研究員「ええ」
オーキド「やめとこう、とりあえず保留ってことで」
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