ドラえもん・のび太のポケモンストーリー@wiki

その50

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グレン北、海

クリムゾンバッチを手中に収め、最後のジムがある
トキワを目指してグレンを出た4人
のび太&ドラえもんはのび太のギャラドスに乗って波乗り中
ドラえもんはヤドランに波乗りを覚えさせたが残念ながらドラえもんが重すぎて
ヤドランには乗れなかった
スネオはカメックスに、ジャイアンはのび太から奪った波乗りの秘伝マシンを
ドククラゲに使って波乗りを覚えさせた
4人は気楽に話しをしながら海を移動している
のび太「この後は何処に行くんだっけ?」
ドラえもん「忘れちゃったの!?君本当にゲームやってきた!?」
のび太「ちょ、ちょっと度忘れしちゃっただけだよ・・・」
ドラえもん「呆れたよ・・・トキワで最後のジム戦だろ」
のび太「ああ・・・そうだったね、うっかりしてたよ」
ジャイアン「のび太、お前ドラえもんと一緒じゃなかったら
今頃ノタレ死んでるじゃねえか?」
スネオ「言えてる言えてる」
間抜けなのび太を一緒に嘲笑うジャイアンとスネオ
いつもの平和な光景だ、やっと彼等にも落ち着いていられる時間が来たらしい
彼等も久しぶりに緊張感を緩めている・・・が、
この平和も一時の幸せに過ぎなかった
密かに忍び寄る黒い影にまだ誰も気付いてはいなかった・・・
そして、突然悲劇は訪れる
突如、4人の行く手を阻むように巨大な水柱が上がったのだ
ジャイアン「な、何だ!?」
スネオ「助けてええ!!」
大きく波が揺れ、4人は波乗りポケモンから振り落とされそうになったが、
夢中でポケモンにしがみついて海に落ちずにすんだ
ドラえもん「何なんだ今の水柱は!?」
そう言った瞬間、全員が水柱の正体に気付いた
グレン方面の遠くの空から多数の破壊光線が放たれてきているのだ
破壊光線は海に落ちて再び水柱が立ち、4人の周辺の海が大きく揺れた



ジャイアン「うわあああ!」
ドククラゲに乗っていたジャイアンが大きく揺れた波でバランスを崩し、
海に振り落とされた
ジャイアン「がばっ!た、助けてくれえ!」
スネオ「馬鹿!僕のカメックスにしがみつくな!動きが鈍るだろ!」
ジャイアン「て、てめえ!!!」
白状なすネオに怒ったジャイアンがカメックスに乗り上がろうとした瞬間、
再び無数の破壊光線が飛んできてその一つがカメックスに命中した
スネオ「わあああ!!」
ジャイアン「ぐおおおお!!」
カメックスは大きななダメージを受けてしまい、ひっくり返ってしまった
当然カメックスに乗っていたスネオとしがみついていたジャイアンは海に放り出される
ドラえもん「2人とも早くギャラドスにつかまるんだ!」
しかし、破壊光線はなおも雨のように降り注ぎ、
いたるところで水柱が立つため2人はなかなかギャラドスに近づけない
次の瞬間、もがき苦しむジャイアンとスネオに破壊光線が直撃し、
意識を失った二人は海に沈んで行った
ドラえもん「ジャイアーーン!スネオーーー!うわあ!」
ドラえもんは2人の安否を心配して海に身を乗り出してしまい、
大きく揺れる波にさらわれてしまった
のび太「ドラえもん!ドラえもーーん!」
ミュウ(止めてください!貴方も海に沈んでしまいます!)
ギャラドスから手を離そうとするのび太をボールごしからミュウが止めた
のび太「だ、だって皆が・・・」
ミュウ(大丈夫です、沈む前に彼等の周りにバリアを張っておきました、
何があっても命に別状はありません)
のび太「本当!?・・・良かった・・」
ミュウ(安心してる暇はありませんよ、
早くこの破壊光線の雨を止めないと私達も危ない)
のび太「止めるって言ったって・・・こんなに揺れてちゃ攻撃もできないよお」
ミュウ(大丈夫・・・ハッ!)
そう掛け声を上げると同時にギャラドスの周りに薄い桃色のバリアが張られた
ミュウ(これで波による揺れ、攻撃は防げます、
あとは破壊光線を放つ者を倒してしまえば・・・)
のび太「此処から攻撃するなんて無理だよ!」
ミュウ(貴方はこの世界を救う者なのですよ、
グレンでの時のような作戦で乗り越えてください)
のび太「そんなこと言われたって・・・ん?・・・そうだ!」
目の前で荒れ狂う波を見て、のび太に一つの策が浮かんだ



のび太「ミュウ、地震だ!この海で地震をして!」
ミュウ(こ、此処でですか?・・・)
いくらミュウでもこの作戦には頭を傾げた
が、そうしている暇も無く、ミュウの張ったバリアも
破壊光線の嵐の前に崩れかけていた
ミュウ(くっ・・・考えてる暇もありませんね・・・解りました)
遂にのび太の作戦に乗り、ボールから飛び出すと海に地震を働きかけた
だが、地を這う攻撃が空中にいる敵に当たるはずもなく、虚しく地響きだけが鳴る
ミュウ(のび太さん!もうバリアも持ちません、早く何か攻撃を・・・)
のび太「攻撃なら今したよ・・・海を見て」
言われて見ると海の波は巨大な津波と化し、
破壊光線からのび太達を守るように敵に向かって行っていた
ミュウ(なるほど、破壊光線で荒れた海に地震を加えて津波を作り、
尚且つ敵に向かっていくように調整した・・・)
のび太「今のうちなら破壊光線も来ない、逃げよう!
ギャラドス、全力で逃げて!」
必死の命令にギャラドスは死力を尽くしてマサラ方面へと波乗りを開始しし、
安全な場所で止まった
のび太「はあはあ・・・危なかった、もう少しで死ぬところだったよ・・・
も、もしかして今のがこの世界を破滅させる誰か!?」
ミュウ(・・・いえ、違いました・・・確かに邪悪のオーラを感じましたが
世界を滅ぼすには値しませんでした・・・)
のび太「じゃ、じゃあ今のは誰が・・・?」
ミュウ(・・・のび太さん、そろそろお別れのようです)
のび太「ど、どういうこと?」
のび太は我が耳を疑った



ミュウ(グレンでのジム戦、今の攻防・・・少ない戦闘でしたが私は貴方の実力を測りました、
これで貴方が破滅の力に敵うか否か解りました)
のび太「そんなあ!僕は破滅の力に殺されちゃうんでしょ?僕が死んだら世界も滅ぶんでしょ?
だったらそれまで僕の近くに居てよ!」
ミュウ(いえ、それはできません・・・私はやらなければいけないことを今見つけました、
今すぐにそれを調べたい・・・)
このミュウの真剣な態度に負け、仕方なくのび太は決心した
のび太「・・・解ったよ・・・じゃあ此処でお別れか・・・最後に良いかな?」
ミュウ(何でしょう?)
のび太「結局僕はこの世界を救うだけの実力があったの?それともやっぱり死んじゃうのかな?」
ミュウ(・・・お世辞を言ってもしょうがないのでハッきり言いましょう、貴方は確かに凄かった、
でも今の実力で破滅の力に挑んでも貴方は殺されます・・・間違いなく)
のび太「そ・・・そうか・・・」
ミュウ(もう世界の終わりまで時間もありませんが・・・精進してください、
その時私はまた貴方の前に現れます・・・それでは・・またいつか)
それを最後にミュウはテレポートでのび太の目の前から消え、何処かに行ってしまった
海にはギャラドスに乗り、落胆するのび太が一人取り残されて・・・



マサラタウン

空も闇に染まり夜になって来た頃、暗闇の中で足を引きずりながら
ノロノロとマサラを出ようとする影が居た
ドラえもん「はあ・・はあ・・・何とか生きてて良かった・・・皆も大丈夫かな・・」
グレンーマサラ間海で高波に飲まれて、波に流されたドラえもんは気絶した状態で
一人マサラ海岸に打ち上げられた
目が覚めた頃には夕暮れで、何処かに流されたであろう3人を探す術も気力もなく
仕方なく次の町トキワまで行く事にした
皆が無事なら集まるであろう場所は最後のジムがあるトキワだと考えたからである
しかし気絶してすぐにはまともに歩けず、何度も倒れそうになりながら歩いていた
ドラえもん「それにしても不思議だった・・・普通破壊光線は一度撃ったら反動で
一時的に動けなくなるはずなのに海で襲ってきたポケモンは何故連射してきたんだろう?」
海上での謎の悲劇をあれこれと考え歩いている、しばらく進むとそれよりも更に謎の出来事が訪れる
ドラえもん「何か寒くなってきたような・・・な、何だ!?」
突如ドラえもんの視界に入ってきた道路一面に呆然となった
いたるところが氷で覆われているのだ
草むらはあまりの寒さに枯れ、地面は氷が張り、全てが氷河の世界に変わっている
ドラえもん「こ、こんな道路じゃなかったはずだ・・・」
ゲームとは明らかに違うマップ、しばらくその場で考え込んだが
この場に留まっていてもしょうがないので再び歩き出した
ドラえもん「寒ううう!地面は部厚い氷が張ってるし・・・
僕は高性能のロボットだから堪えるなあ・・・」
何故機械が寒さを感じるのかまったく不明だが、そんなことは気にせずドラえもんは歩き続ける
トキワ前まで来た時、より一層寒さが増していることに気が付いた
ドラえもん「もう少しでトキワなのに・・・凍えちゃうよ・・・あ、あれは?」
寒さが増したと同時に、ドラえもんの目に大きい氷の塊が見えた
ドラえもん「あれがこの寒さの原因か?・・・よし」
凍える足に最後の気力を込めてドラえもんはゆっくり氷の塊に歩いて行く
そして・・・氷の塊を近くで見た瞬間、ドラえもんは飛び上がりそうになるほど驚く物を見た
ドラえもん「し・・しし・・・しずかちゃん!?」
氷の塊の中に居たのは、片腕を抑えて立っているしずかだった・・・



しずか「うう・・・こ、此処は・・・?」
ドラえもん「あ!気が付いたんだねしずかちゃん」
あの夜から一夜明け、早朝になった頃ベットで寝ていたしずかが目を覚ました
ドラえもん「此処はトキワシティのポケモンセンターだよ、
昨日トキワ南道路で氷漬けになっていた君を僕がこの凍り直しで氷を溶かして此処に連れて来たんだ」
しずか「氷漬け?・・・そうだ・・私は・・・」
ドラえもん「それで・・・何故しずかちゃんはあんなところで氷漬けになっていたの?」
しずかはドラえもんの質問には答えず、先程まで気絶していたとは思えない身軽さで
ベットから飛び降りるとポケセンを飛び出した
ドラえもん「どうしたのしずかちゃん!?」
しずか「・・・ギャロップ!」
再びドラえもんを無視し、しずかはボールからギャロップを出すとひらりと跨り、
颯爽と昨日の場所へギャロップを走らせた
因みにこのギャロップはグレンのポケモン屋敷で捕まえたポニータを進化させたものだ
ドラえもんも慌ててしずかを追い、トキワ南道路、昨日しずかが氷漬けになっていた場所で
しずかはギャロップを止めた
まだいたる場所が凍りで覆われている
ドラえもん「しずかちゃん・・・一体昨日何があったの?」
黙って俯いていたしずかがようやく重い口を開いた
しずか「昨日・・・夕方頃だったわ・・・此処で一人のトレーナーに勝負を挑まれたの・・・」
ドラえもん「トレーナー?」
しずか「誰だったかまでは解らなかったわ、もう薄暗くなってきて遠くから話かけられたから・・・」
重い口調でなおも昨日の出来事を語る
しずか「私は断ったけどその人はどうしてもと言って引き下がらなかったわ・・・
仕方ないから勝負したんだけど甘かったわ・・・私は相手が何を出したかも解らずあっという間にやられて・・・
勝負に負けた後、吹雪で此処一面ごと凍らされたのよ」
ドラえもん「ど、どうしてそんな事を・・・」
しずか「おそらく初めから私を倒すのが目的だったのね・・・
そうじゃなきゃわざわざ私を攻撃する意味が見つからない・・・」
ドラえもん(攻撃された・・・うん?そう言えば僕等も破壊光線で攻撃されたんだよな・・・
どういうことだ?僕等は誰かに狙われているのか?)
謎の敵によるのび太等5人への攻撃・・・一体これから何が起ころうとしているのかまだ誰も解らなかった



スネオ「う、ううん・・・此処は・・・何処・・だ?」
マサラ南海でジャイアンと共に沈んだスネオも、何処か陸地に打ち上げられていた
スネオ「そうだ、破壊光線で攻撃されて気絶して・・・此処まで流されたのか?」
そう考えて流されて来たであろう海を見ると、
スネオのカメックスが岸辺で心配そうにスネオを見ているのに気付いた
スネオ「もしかして・・・お前が僕を助けたのか?」
カメックスはその通りと言わん張りに深く頷いた
スネオ「そうかそうか!偉いぞカメックス!流石僕のパートナーだ!」
自分の命を救ってくれたカメックスを褒めちぎるスネオ、以外に義理人情のある男なのだろうか?
だが、自分のすぐ横にある人物が倒れていると解ると態度が一変した
スネオ「ゲェ!ジャイアン!」
一緒に沈んだジャイアンとまさか打ち上げられる場所まで一緒になるとは思わなかった
スネオ「まさか・・・お前ジャイアンも一緒に助けたのか!?」
褒められるであろうと思ったカメックス嬉しそうにまた深く頷いた
スネオ「何でゴリラまで助けるんだ!あのまま海の底に沈んでれば良かったのに!このアホ亀!」
あまりに予想外の発言にしょぼくれるカメックス
ジャイアン「うるせえな!何なんだよ!?」
スネオが叫んでしまったせいで気絶していたジャイアンが起きてしまった
ジャイアン「うん・・・オッス、スネオ!此処何処だ?」
スネオ「さあね・・・何処でしょう・・・ん?まさか・・・」
目の前に巨大な廃墟と化した発電所があるのに気付いた、そう、それは紛れも無く無人発電所だった
スネオ(チャーーーンス!これでサンダーを捕まえられるじゃないか!
ひっひっひ、やっぱり僕にはまだ天運があるぞ!)
心の中でシメシメと笑うスネオ、もう自分がサンダーを捕まえたかのような喜びようだ
この時点でサンダーはジャイアンかスネオの手中に納まると決まったであろう・・・



現在の状況

のび太   ギャラドス(レベル50)、ライチュウ(レベル45) 、オコリザル(レベル43)、スリーパー(レベル43)カビゴン(レベル44)、フリーザー(レベル50)
ドラえもん ラッタ(レベル58)、ペルシアン(レベル53)、オニドリル(レベル49)、サンドパン(レベル53)、ラッキー(レベル41)、ヤドラン(レベル37)
ジャイアン リザードン(レベル63)、ウツボット(レベル51)、カイリキー(レベル46)、サイドン(レベル44)、ドククラゲ(レベル41)、カブトプス(レベル40)
スネオ   カメックス(レベル61)、ゴローニャ(レベル49)、キュウコン(レベル46)、モルフォン(レベル42)、ストライク(レベル41)、オムスター(レベル40)
しずか   フシギバナ(レベル79)、プクリン(レベル69)、ドードリオ(レベル64)、ナッシー(レベル63)、ラプラス(レベル60)、ギャロップ(レベル58)
出来杉  死亡?



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