ドラえもん・のび太のポケモンストーリー@wiki

その47

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ドラえもん「おーい!のび太くーん!!」
ジャイアン「スネオー!生きてたら返事しろー!」
2人は海で遭難したのび太とスネオ探しに没頭し、いつの間にか双子島まで来ていた

ジャイアン「おっ!双子島じゃねえか、暇つぶしにフリーザーでも捕まえに行くか」
ドラえもん「何言ってるんだ!のび太君とスネオ君はどうなる!?」
ジャイアン「別に2人が居なくてもドラえもんが俺様の部下になれば良いんじゃね?」
ドラえもん「冗談じゃない!ゴリラのペットなんて飼えるわけがないだろ!」
ジャイアン「うるせえ狸!!ペットはどっちだ!もう良い俺様一人で行く!」
そう怒鳴り散らし、ギャラドスから降りて双子島内部に行ってしまった
ドラえもん「コラ!待てえ!」
暴走するジャイアンを止めるためドラえもんもジャイアンを追いかけ、
双子島内部に進入した

ジャイアン「見ろよドラえもん、此処の川は外の海と繋がってるみたいだぜ、
もしかしたら此処にのび太達流されたのかもな」
ドラえもん「まさか・・・そんな上手い話あるわけが・・・あ、あれは!?」

暗闇の向こうに何か動く人影が見えたような気がした
ドラえもん「のび太君達だ!のび太くーん!」
否定していたくせに人影を勝手にのび太と決め付け狂喜するドラえもん、
興奮状態で影に飛びついた
ドラえもん「やっぱりのび太君だ!この感触、間抜けな顔・・・
少し小さくなった気もするけどどう見てものび太君だ!」
喜び叫びながらのび太に頬擦りするドラえもん、だが・・・

ジャイアン「良く見ろドラえもん!それはのび太じゃねえ・・・ヤドンだ!」
ドラえもん「へ・・・?まさか・・・」
腕で涙を拭い、再び目を近づけて見た
無残なことに人影はジャイアンの言うとおりのび太でななくヤドンだったのだ
のび太「ドラえもん・・・」
ドラえもん「はっ!のび太君!?」
更に不運なことに、この場面でドラえもんは双子島で迷っていた
のび太+氷漬けスネオに遭遇してしまったのだ

のび太の目には僅かに涙が溜まっている



のび太「ドラえもん・・・君本当に僕とヤドンを・・・」
ドラえもん「ち、違うんだよのび太君、確かにゲームではヤドンに『のびた』って
ニックネームつけてたけど・・・はっ!」
のび太「う・・・嘘だろ?ねえ!嘘って言ってよ!」
ドラえもん「・・・・・」
黙ったまま俯いている、うっかり事実を漏らしてしまったと言う顔だ
その反応で全て悟ったのび太、友の残酷な仕打ちに目から滝のように涙が溢れた
ドラえもん「ごめん!許してくれのび太君・・・
こんどからクサイハナに『のびた』にするから・・・」
のび太(・・・現実世界に帰ったらスリープに『ドラえもん』って
名前つけてやる・・・)
密かにしょうもないこと決意するのび太、どうやら2人とも同レベルのオツムらしい

ジャイアン「さ、さあ早く此処を出ようぜ!何か此処寒いからな」
気まずい雰囲気を宥め、抜け殻のようになったのび太とドラえもんを
無理やり外に連れ出した
更に空気の読めるジャイアンは別の話題を作るのだった

ジャイアン「そういやよお・・・何でスネオの奴凍ってんだ?
しかも股間濡らしながら」
のび太「ああそうだ、フリーザーが凍らせちゃったんだっけ・・・」
この発言に2人が食いつく
ドラえもん「え!フリーザーと戦ったの!?それで結果は?」
のび太「ふふん、これが目に入らぬか!」
格さんが印篭を出すかの如く、
腰からフリーザー入りのモンスターボールを取って見せた
ドラえもん「す、凄いや!」
ジャイアン「うおお!やっぱ本物で見ると輝いてらあ!」
誰ものび太が捕獲したことを褒めないのが何とも言えない
そして、今にも昇天しそうなスネオを無視し、
しばらくフリーザーの展覧会が始まるのだった



セキチク南海岸

しずか「ふぅ、やっと海まで来たわ・・・」
いつも皆より先に進んでいるはずのしずかは4人に出遅れ、
これから海を渡るところだった
勿論理由はある、無意味な行動をして遅れるような真似はしずかは絶対しないのだ
しずか「この子を手に入れるので結構時間食っちゃったけど・・・
まあそれに等しい利益も得られたわね」
静かに笑うとしずかの言う「この子」を海に向かいボールから出した
海に現れたのは青色の体にネッシーのような形をしたポケモン・・・ラプラスだ
しずか「さあラプラス、さっき教えた技で海を行くわよ・・・波乗り」
ラプラスはしずかを背に乗せると、陽気に海を駆け出した
そう、しずかが出遅れた理由はこのラプラスを手に入れるためだったのだ
他の4人は忘れていたがシルフカンパニーにはラプラスをくれる社員が居る
これを忘れなかったしずかはジム戦を終えた後、
シルフに行きラプラスを貰ったのである
波乗りで移動するのに便利と言う理由もあるが一番の理由はラプラスの能力である
おそらく初代ポケモン最凶技、吹雪でも覚えさせるのであろう
そうすれば間違いなく強力な人材になる、しずかの頭は既に先を計算しているのだ

因みに彼女は怪力の技マシンも取りに行ったため、多少それも影響している
だが金の入れ歯を持っていないしずかが
どうやって園長から秘伝マシンを貰ったのだろうか?

しずか「ふふ、全くサファリの園長がエロオヤジで助かったわ」

…どう言った裏技を使ったのかは追求しないことにしよう
しかしこれで最強しずかパーティのメンバーも増えたわけである
その実力はひょっとしたら伝説鳥、フリーザーを手にしたのび太、
根性ブリーフジャイアンも軽く凌駕するかもしれない・・・



視線を再び4人組に移そう

4人は双子島を出て、現在進路をグレンへ向け波乗りで移動中である
のび太のギャラドスの背では・・・
ジャイアン「うあわ!かっけえ!良いなあのび太の奴」
ドラえもん「ゲームでもフリーザーは強ポケだったからね」
のび太「そうだろう、そうだろう、
そしてそのフリーザーを捕まえるため僕は勇敢にもフリーザーに攻撃してさ・・・」
羨ましそうにフリーザー入りのボールを見続けているドラえもん&ジャイアン
誰も聞いていないのに誇らしげにフリーザーを捕まえた時の
武勇伝を語るのび太(多少捏造あり)
そして・・・一人自分のカメックスの背で腕組みをして
この状況を恨めしそうに見ているスネオ
スネオ(糞!本当なら僕があの場に立っているはずなのに
あの低俗猿のせいで・・・)
歯軋りをしながらのび太を睨んでいる
こいつはのび太に助けられたと言う恩義を忘れているのだろうか?

因みに今まで氷漬けだったこいつがいつの間にか動いているが
その緯線はジャイアンの手持ち、リザードンの火炎放射で
氷を溶かして救出してもらった
その際、氷が解けてからもしばらく火炎放射で炙り続けられたので火達磨になり、
炎で苦しむスネオを見てジャイアンは爆笑、
十分スネオの醜態を堪能した後ドククラゲのハイドロポンプで消化した
無論、スネオはいつかこのゴリラを絞め殺してやろうと誓った
スネオ(今に見てろよハエども!フリーザーは逃したがまだサンダー、
ファイヤーが居る、こいつ等を捕獲してトップに成り上がってやるぜ!)
と、声に出せない叫びを上げた
スネオ(勿論狙うはサンダーだ、ファイヤーはうんこ並みだもんなあ、
戦力にするなら誰でもサンダーを取るよねw)
残り二鳥の内、スネオはサンダーに狙いを定めた
ファイヤーのしょぼさは皆知っているから当然であろう
こうしてスネオは欲望の野心を抱き、
一刻も早くこいつ等を見下して優越感に浸りたいと考えた
それこそが小悪党、骨川スネオの生き甲斐である



グレンタウン海岸
ジャイアン「やっと来たぜグレン!やっぱ陸は良いなあ!」
のび太「海では散々だったからね」
ドラえもん「それじゃあまずポケモンセンターに寄ろうか」

ポケモンセンター
のび太「それで・・・これからどうするの?」
ドラえもん「どうするも何もグレンジムの鍵を
ポケモン屋敷に探しに行くに決まってるだろう」
のび太「はあ・・・面倒くさそう・・・どうしてジムの鍵が
屋敷になんかあるんだろう・・」
ドラえもん「そんなのゲーム開発者に聞いてよ、僕が知るわけないでしょ」
スネオ(しめたぞ!こんな時こそこいつ等馬鹿を利用しなくちゃ)
策士スネオの目が輝きだした
スネオ(こいつ等は単純だから簡単に僕の言いなりになる・・・
そしてこいつ等をポケモン屋敷に行かせている内に僕はこいつを・・・)
スネオの手には隠すように貝の化石が握られている
彼はこのグレンに来るのを待ち遠しく感じていたに違いない
何故なら貝の化石はこのグレンで復元することができるのだ

ドラえもん「じゃあそろそろポケモン屋敷に行こうか、残り日数も後1週間だしね」
スネオ「ちょっと待って、悪いけど僕屋敷には行けないんだ・・・」
ドラえもん「え、どうして?」
スネオ「え~と・・・その、ちょっと用事があるんだよ・・・」
ドラえもん「そっか・・・じゃあ仕方ないね、スネオ君を抜いた3人で行こう」
スネオ(ははっ!思ったとおりの馬鹿正直っぷりだwこれで大成功・・・)
だが、スネオの策は思わぬ事態で失敗となってしまった
ジャイアン「待て、悪いが俺様もちょっと用事があるから行けねえぜ」
スネオ「ええ!?何で!?」
ジャイアン「決まってるだろ!この貝の化石と甲羅の化石を復元すんだよ」
ジャイアンの両手には2つの化石が握られている
一つは甲羅の化石、もう一つは貝の化石・・・ではなくただの石ころである
だがジャイアンはこの石ころを貝の化石と信じ込んでいるのだ
スネオの策略で騙されているのだが
脳まで筋肉でできているこの男が気が付くはずもない

陽気なジャイアンとは裏腹にスネオの顔は恐怖で青ざめていた



ポケモン屋敷
屋敷に入ってから1時間ほど経っているが未だ2人は鍵を手に入れていない
ドラえもんが悪いわけではない、むしろ足を引っ張られている・・・
その足枷は無論この男だ

のび太「ドラえも~ん・・・もう足が・・限界だよ~」
ドラえもん「それ20分前も言ってたよ・・・そして休憩30分も取ったはずだよ」
のび太「そんなこと行っても、ここ広いし・・・」
ドラえもん「さあ、諦めて腰を上げて、早く探さないと・・・
さっきも言ったけど残り日数が少ないんだから」
のび太「先に行ってて・・・僕少し休んでく」
ドラえもん「良いけど君これから先の道知ってるの?」
のび太「何となくだけど覚えてる、だから大丈夫だって・・・」
とても安心できるような言い方ではないがドラえもんは先に行く事にした
もうのび太は根をはったようにその場に腰を降ろして動かない
こうなったらもうどうしようもないことを
付き合いの長いドラえもんは知っているのだ

ドラえもんが先に行ってから20分後、ようやくのび太が腰を上げた
のび太「やれやれ仕方ない、そろそろ行かないと・・・」
乗り気ではないがドラえもんが進んだ道を辿って行く
すると壁が無く、下に飛び降りれる場所が2箇所ある部屋へついた

のび太「確か左が鍵のある場所へ行ける方だよな・・・よーし!それ!」
勢い良く左の壁がない場所へと飛び降りた
だがドラえもんが飛び降りたのは右なのである、
つまりのび太はまったく関係ない場所へとワープしてしまったのだ
だがもう戻れない、のび太は着地に失敗し、思い切り尻を地面に打ち付けた

のび太「あたたた・・・こんな狭い部屋だったっけ?・・・ん、あれは?・・・」
この狭い部屋の中央には巨大なコンピューターに繋がった
カプセルのようなものが設置されていた
のび太が興味心で覗き込むと、そこには吸い込まれるような青色の瞳に綺麗な桃色の体毛を纏った可愛らしい小さなポケモンがグッタリとして倒れていた

だがのび太にはそれが何というポケモンなのかは解らなかった・・・



現在の状況

のび太   ギャラドス(レベル50)、ライチュウ(レベル45) 、オコリザル(レベル43)、スリーパー(レベル43)、カビゴン(レベル44)、フリーザー(レベル50)
ドラえもん ラッタ(レベル56)、ペルシアン(レベル53)、オニドリル(レベル49)、サンドパン(レベル53)、ラッキー(レベル41)
ジャイアン リザードン(レベル60)、ウツボット(レベル51)、カイリキー(レベル46)、サイドン(レベル44)、ガルーラ(レベル41)、ドククラゲ(レベル37)
スネオ   カメックス(レベル59)、ゴローニャ(レベル49)、キュウコン(レベル46)、モルフォン(レベル42)、ストライク(レベル41)
しずか   フシギバナ(レベル75)、プクリン(レベル66)、ピクシー(レベル64) 、ドードリオ(レベル63)、ナッシー(レベル61)、ラプラス(レベル55)
出来杉  死亡?



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