ドラえもん・のび太のポケモンストーリー@wiki

新カントー物語 その6

最終更新:

member

- view
メンバー限定 登録/ログイン

午後9時35分 サントアンヌ号機関室

ドラえもんは団服を纏った金髪の男、ヒョウと対峙していた。
「ガーディ!」
「ユキノオー」
霰が降り始めて2体のポケモンが対峙する。
「炎タイプ・・・近くにこられたらまずいな」
「近くに行かなくてもすぐに片づけられるよ。ガーディ、火炎放射だ!」
炎がユキノオーに向かって放たれる。
「吹雪」
凄まじい勢いの氷が放たれ、火炎放射とぶつかり合う。
だがわずかに火炎放射のほうが押し始めた。
「ユキノオー、氷のつぶて」
ガーディの横に回りこみ凍りのつぶてを投げつける。
「火炎車だ!」
炎を纏いぶつかる。
ユキノオーは一撃で倒れてしまった。
「くっ、やはり相性が・・・」
「もうそいつは戦闘不能だ! 次のポケモンを出せ!」
モンスターボールに戻したユキノオーの変わりにモンスターボールを投げる。
そこから出てきたのは・・・「ト、トドゼルガだって!?」
「俺のポケモンはこいつで終わりだ。こいつを倒せばお前の勝ちだ」
「水の波動」
「突進!」
波動を受けながらも耐えて突進していく。
しかし方向が定まらずガーディは壁に向かって突進した。
「ガ、ガーディ! 何で!」
「水の波動の追加効果を忘れていたようだな」
倒れたガーディを見ているドラえもんにヒョウが冷たく言い放つ。



「これでどっちも一体ずつ・・・頼んだぞ、ギャラドス!」
青い龍が姿を現す。
「ギャラドスか。トドゼルガ、吹雪」
「ギャラドス、龍の怒り!」
青い炎と吹雪がぶつかり合う。
「ギャラドス、近づいていけ!」
「トドゼルガ、近づけずに吹雪」
『この勝負近づいたら勝ち!』
徐々に徐々にだがギャラドスが近づいていく。
「頑張れ、ギャラドス!」
「吹雪をつづけろ」
距離が縮まっていく。
耐えるギャラドス、吹雪を続けるトドゼルガ。
攻防が続いていると、とうとうギャラドスの攻撃範囲にまで近づいた。
「よく頑張った! ギャラドス、暴れる攻撃!」
「身代わり」
突然トドゼルガの姿が人形に変わる。
ギャラドスは大きい巨体で人形を吹っ飛ばす。
人形は中に浮いて煙を出して消えた。
「身代わり!? 本体はどこだ!?」
「あそこだ」
ヒョウがギャラドスの後ろを指差す。
そこには口に光を集めるトドゼルガの姿が見えた。
「止めだ、破壊光線」
ギャラドスが光に飲まれ崩れ落ちていった。
ドラえもんがギャラドスをボールに戻してひざを落とす。
「僕の・・・負け?」
ドラえもんが信じられないといわんばかりの表情でつぶやく。
その表情を見ながら、顔色一つ変えずにヒョウがそのつぶやきに答えた。
「ああ、お前の負けだ」



午後9時36分 サントアンヌ号甲板

ヤンヤンマとピジョンの二匹が空を飛びあいぶつかっている。
「いいピジョンですね、一撃が重いです」
出木杉が誉め言葉に答える。
「君のヤンヤンマもね、速くて一撃が当てにくいな」
ソラが照れたように笑う。
「速さが重要ですからね。ヤンヤンマ、ソニックブーム」
指示された命令通り、ヤンヤンマが衝撃波を繰り出す。
「技を受けながら翼で打つ!」
衝撃波を受けながらも翼で打つ攻撃が直撃する。
たまっていたダメージもあったのかヤンヤンマは落ちてきた。
「やりますね。・・・次は、ネイティオ!」
紫の色をした鳥が出てくる。
「ピジョン、降下して翼で打つ攻撃!」
ネイティオに向かって速度を上げて降下していく。
「ネイティオ、サイコキネシス!」
後少しという所でピジョンが動きを止められ地上に叩き落される。
ピジョンはもう動けそうに無かった。
「次はお前だカメール!」
「カメールですか・・・ネイティオ、ナイトヘッド!」
「くっ、ダメージが大きいな・・・カメール、水の波動」
「ネイティオ、波動をサイコキネシスで押し返して!」
波動を避けようともせずにネイティオに向かっていく。
「避けない? ネイティオ飛んで空からナイトヘッド!」
「水鉄砲で上に浮かんで行け!」
水鉄砲を逆噴射して上に浮かぶ。
ナイトヘッドが直撃しているが気にする様子は無い。
「サイコキネシスで叩き落しなさい!」
「今だ! 守る!」



緑の防護幕が出現する。
カメールはサイコキネシスをして動きが止まっていたネイティオの上を取った。
「えっ!?」
「カメール、上からアクアテールだ!」
カメールが尻尾を振り上げネイティオの上から叩き落す。
ネイティオが崩れ落ちて落下していった。
「ネイティオ戻って」
ソラがポケモンをボールに戻して次のボールを準備する。
その間に出木杉が聞いた。
「何で君はロケット団にいるんだ?」
少し考え込んでソラが答える。
「私を必要としてくれる人がいるから」
「それは何処にでもいるんじゃないのか!? 君がロケット団にいる意味なんて・・・」
出木杉が反論する。
「話し合いの時間は終り。話し合いなんてしても今更分かり合えません」
「だけど!」
「問答無用! 私の切り札で貴方を倒します!」
ソラがボールを投げる。
出てきたのは龍。
黄色い優しそうな瞳を持った巨大な龍だった。



午後9時37分 サントアンヌ号甲板

「久しぶりだな小僧、少しは成長したか?」
スーツ姿の男、カイが退屈そうに尋ねる。
「前と同じと思うなよ! お前ごとき俺様だけで充分だぜ!」
カイが溜息をついて構える。
「ふん。俺が前と変わっていないと思うのか?」
「どういう意味だ!?」
ジャイアンが叫ぶ。
「そういう意味だ。行け、ヌオー!」
「意味わかんねえんだよ! 行け、ダグトリオ!」
ニ体のポケモンが姿を現した。
「・・・・・・水使いの俺にダグトリオとは頭が狂っているのか?」
心配そうな目つきでカイがジャイアンを見る。
「うるせえ! ダグトリオ、トライアタック!」
「雨乞いだ、ヌオー!」
雨が降り始め、ダグトリオの攻撃を受ける。
ヌオーは平然としている。
「ダグトリオで特殊技・・・馬鹿か?」
「そう思うならそいつの状態を見てみな!」
そこには氷づけになったヌオーの姿があった。
「まさか、状態異常を狙っていたのか!? そこまで策略を・・・」
「ま、まあな!」
自分でもミスジャッジだと思っていた。
運良く転び驚いているのはむしろジャイアンだった。
「これでヌオーは使えない・・・ふん。いきなり新戦力を見せるとはな」
カイがボールを投げる。
出てきたのは巻貝だった。



「オムナイト、だと。まさかてめえ!」
カイの口が歪む。
「察しが良いな、小僧。あの時奪った奴を復元した一部だ」
「許さねえ・・・・・・! ダグトリオ、穴を掘る!」
穴にダグトリオが潜り込む。
「塩水!」
穴から出てきたダグトリオに激突しながら攻撃をする。
ダグトリオが動かなくなった。
「ダグトリオが・・・一撃!?」
「雨の効果の重さを知らなすぎたな、小僧」
ジャイアンはダグトリオをボールに戻してカイリキーを繰り出す。
「進化しているのか。ふん。面白い。オムナイ「カイリキー、空手チョップ!」
油断している隙を突き、オムナイトを吹っ飛ばす。
「き、貴様・・・」
「油断しているほうが悪いんだよ!」
「ゆ、許さん! 行けカブト!」
甲羅を背負った生物が出てくる。
「また、盗品かよ!」
「なんとでもいえカブト、アクアジェット!」
水を噴射してカブトが突っ込んでくる。
「カイリキー、リベンジ!」
カブトの攻撃を耐えて、技の威力を倍にして返す。
カブトも呆気なくやられてしまった。



「小僧、いや剛田タケシといったな。俺は今までお前をなめていた」
カイが語る。
「だが、ここからは今までとは違いお前を敵として改めて認める」
カイがお辞儀をする。
「何だ? 今までは手を抜いていたとでも言うのかよ!?」
ジャイアンが聞く。
「ああ、そうだ。だが俺はお前を見直した。
あいつ等が言っていたこと満更嘘ではなかったようだ」
ジャイアンが何か気になることを聞いた。
「あいつら?」
「話はここまでだ。覚悟は良いな剛田タケシ! こいつが俺の最後のポケモンだ!」
龍のような形をした水のパーティの切り札の一角とも呼ばれるポケモン、
キングドラが姿を現す。
「キングドラ、龍の波動だ!」
波動が放たれる、凄まじい威力の波動が。
カイリキーはその波動をガードせずに受け、倒れこんでしまった。
「マジかよ・・・カイリキーが一発で」
ジャイアンが腰を落とす。
「ロケット団を甘く見すぎたな、剛田タケシ。
後ろを見ろ、お前のパートナーも負けそうだぞ」
後ろを見るとカイリューに必死で立ち向かう出木杉の姿が見えた。

『カイリューには冷凍ビームを打つのが一番良いけどまだ覚えてるポケモンがいない』
出木杉が考える。
「カメール、水の波動!」
「10万ボルト!」
波動を突き抜け、カメールに電撃がほとばしる。
「カメール!」『やっぱりレベル差がきつい! ここまでか・・・』
出木杉が諦めたその時、何か音が聞こえた。
後ろから音が。



鳴っていたのはカイの腕時計だった。
「ソラ、行くぞ! 作戦終了だ」
「わかりました、カイ様。カイリュー!」
二人がカイリューの身体に乗り何処かへ飛んでいく。
あそこには・・・「潜水艇!」
二人はその様子を座り込んで見るしかなかった。

「ジャイアン! 出木杉!」
スネオとしずかが甲板にやってくる。
「スネオ君、しずかちゃん! 無事だったの!」
「ええ、何とか。それよりそっちは!?」
「見ての通りだよ、二人ともやられたよ」
座り込んだ出木杉が話す。
「俺たちは勝てなかった・・・」
『あのジャイアンが・・・よっぽどひどい負け方をしたのか』
スネオがそう思っているとドラえもんとのび太もやって来た。
「皆! 大丈夫だった!?」
「ドラえもん、のび太。そっちはどうだったんだ? あいつ等に勝てたのか?」
ジャイアンがうなだれて言う。
「僕は負けたけど、のび太君は引き分けに持ち込んだよ」
ドラえもんも落ち込んでいるようだ。
「のび太だけが引き分けか。幹部って強いんだね」
「スネオ、お前達の所にはいなかったのか?」
「いなかったよ。団員はいっぱい居たけど。僕達の所は時間稼ぎされた感じだったね」
スネオとしずか以外は全員が実力不足で落ち込んでいる。
「そういえば、気になることをいってたんだよ! 
あいつ等足止めってずっと言ってた」
全員が情報を交換している間、スネオとしずかは密かに
ロケット団に連絡を取っていた。
次の予定地はポケモンタワー。
作戦はタマムシシティで取るらしい。
一行は秘伝マシンを手にして次の町、タマムシシティに向かうことになる。



現在の状況
ドラえもん タマムシシティ ガーディLV41 ギャラドスLV39

のび太   タマムシシティ リザードンLV40 ピカチュウLV36

しずか    タマムシシティ フシギバナLV44 ニドクインLV41 ペルシアンLV38

スネオ    タマムシシティ クロバットLV44 ニドキングLV41 マルマインLV38

ジャイアン タマムシシティ カイリキーLV41 ダグトリオLV37

出木杉   タマムシシティ カメックスLV37  ピジョットLV36 フーディンLV33



ここは タマムシシティ
タマムシ 虹色 夢の 色

階段を上る少年がいる。
その少年の名はのび太。
タマムシシティではロケット団と戦闘が確実にあるため
戦力を充実させる為、各自行動を別にした。
のび太はひたすら階段を上がり、ポケモンを貰いにいった。

屋上につくと日が出ていて眩しい。
眼鏡がキラリと光るのび太は屋上の家の扉を叩いた。

屋上で授業を受けるのび太。
いつも通り眠気がきて眠ってしまう。
先生からチョークと爪が飛んできた。
のび太は『先生の爪』を手に入れた!
『いらないな』

先生の爪を捨てた。

授業が終り先生からポケモンを貰う。
イーブイだ。
のび太は目的のものを貰いレベル上げに向かう。
さっき上がった長い階段を、今度は降りていく。
イーブイが『先制の爪』を持っていることに気がつくのは
シルフカンパニーと言うのは秘密だ。



スロットを廻している二人が居る。
右からジャイアン、ドラえもん。
しずかは目的のヒンバスを手に入れ、出木杉とスネオは
皆の為に買い出しに行っている。
「でねえなあ」
「しずかちゃんはすぐ当たりが出たのにね」
しずかはロケット団に頼んで、コインがはずれでも出るようにしていたのだが
そんなこと二人は知らない。

「よし!」
二人が景品交換所から出てくる。
「ナマケロか、こいつにはゲームで世話になったんだよな」
モンスターボールをかざしてジャイアンが笑う。
「僕もダンバルをゲットしたしね。やっぱり景品は変えて正解だったね」
ドラえもんが笑いながら話す。
「そうだな! 今からレベル上げしようぜ。
予定ではタマムシにどれぐらい滞在するんだ?」
ジャイアンがドラえもんに聞く。
「後二日だね、スネオ君としずかちゃんが反対したけど・・・」
「あの二人は強いからな。実力はトップ2だし、
俺たちの状況がわかってねーんだよ」
のび太はレベルを上げに行くといっていた。
出木杉も同じだ。
しずかとスネオはカジノで技マシンの調達をするらしい。
「僕達もレベルを上げよう! 前回は負けてしまったけど次回は・・・」
「『絶対勝つ』だな!」
二人がタマムシの外を目指して歩き始めた。
その後ろでは・・・。



ロケット団アジト

「久しぶりだなしずか、スネオ」
前に男が居る。
ロケット団首領、サカキ。
「お久しぶりです、サカキ様」
「まあ、私はこれからシルフを落としに行くから話には参加できないがな」
「シルフを・・・?」
「お前達が2日ポケモンタワーに攻撃しないで欲しいといったからな。
 先にシルフを落としてしまおう、というわけだ」
隣にいた副首領、カイが答える。
「そういうことだから、私とカイはシルフに向かう。
 そっちですることは3幹部と一緒に決めるんだ、わかったか?」
場にいた全員が『わかりました、サカキ様!』と答えた。

「それで、どうするのさ?」
赤いバイクスーツを身に纏った女、ハルが二人に聞く。
「ソラさん。2日後ポケモンタワーに向かってください」
しずかが説明を始めた。
「わかりました」
「ハルさんとヒョウさんはここに待機して、上手くシルフスコープを渡します」
「渡すって、どういうことさ!」
ハルが激昂する。
「渡さないと、相手がここに居座りつづけます。二人で全員を倒せますか?」
「俺たちはシルフで叩き潰すべきだといってるんだな?」
しずかが頷く。
「そこでロケット団の戦力が全部そろいます。ここで叩き潰さない手はありません」
しずかが作戦を説明した。



「ということです。いいですか、皆さん?」
「異議はないね」「特に文句はない」「わかりました」
全員が返事をする。
「それじゃあ作戦も決まったし各自、自由行動で行こうよ」
言葉を受け全員が解散していく。
ハルがスネオとしずかを呼び止める。
「はいこれ。言われてた技マシン」
「ありがとうございます」
ハルから技マシンを受け取りリュックに入れる。
「全員に景品を上げるとは太っ腹だねえ」
「二人分だったら更におかしく思われるよ!」
「そりゃそうだね」
ハルが笑う。
「スネオ、しずか。引き続き監視を頼むよ」
「わかりました」「了解」
ハルから命令を受けて、二人はロケット団アジトを後にした。

タマムシシティ ポケモンセンター

「今日は色々あったね」
ドラえもんが全員に言う。
「俺たちも強くなったしな!」
「後一日あるんだから、明日もレベル上げをしよう」
「明日は二人も参加するよね?」
のび太の問いにスネオとしずかが答える。
「ああ、技マシンも揃い終わったしね」
「私たちもレベルを上げなくちゃね。皆に抜かれるわ」
そう言うと全員が寝台にについて体を休めた。



現在の状況
ドラえもん タマムシシティ ウインディLV48 ギャラドスLV39 メタングLV31

のび太   タマムシシティ リザードンLV44 ピカチュウLV41 イーブイLV35

しずか    タマムシシティ フシギバナLV46 ニドクインLV43 ペルシアンLV40
        ミロカロスLV37

スネオ    タマムシシティ クロバットLV49 ニドキングLV46 マルマインLV43

ジャイアン タマムシシティ カイリキーLV45 ダグトリオLV41 ヤルキモノLV32

出木杉   タマムシシティ カメックスLV44 ピジョットLV40 フーディンLV39



記事メニュー
目安箱バナー