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【ジャイアンサイド】

「武……有り難く思え、今日からお前は幹部だ
 その証に……このブレスを付けろ」
此処はギンガ団アジト。表向きにはトバリの銀河研究所だ。
俺ことジャイアンは今此処のボスの部屋に居る。
遂に俺は…幹部になれたのだ。
「俺は幸せです……このブレスですよね?」
俺は今身に付けているブレスを外し、金が散りばめられているブレスを手首に嵌めた。

(……これが組織の…新しい洗脳道具だとも知らずにな……)
青髪の男は小さく呟く様に言った。
そんなことも気づかない俺は床に目を向け、次の命令を待った。

「……どうやらサターンは負けたようだ」
「!サターン様が!」
サターン様は今リッシ湖に居る。
確か伝説のポケモンを捕獲しに…だ。
まさか……のび太達にやられたのか?
「サターンを打ち負かしたのは青い狸だそうだ
 ……まさか狸が人間に勝つとは……」
(ドラえもん!)
青い狸といったらドラえもんしか居ない。
俺は即座に答えた。



「お言葉ですがボス、それはドラえもん…と呼ばれるロボットです」
「ロボットだと?…馬鹿な……狸は喋っていたと報告にも……」
ボスは驚きを隠せない様だった。
「ドラえもんとは……未来の世界から来たロボットです
 何でも…のび太の未来を変えるために」
「未来を変える!…そんなことが可能だったのか……
 いや、今私はそのドラえもんとやらに会いたいな
 どんな奴なのか……」

もちろんそんな事は不可能に近い。
何せドラえもんは俺がバトルで一回も勝てなかったサターン様に勝っているのだ。
俺がドラえもんを無理に連れてこようとしても多分負ける。
それに他の幹部達は今それぞれの湖に居る……つまりボスが直々に行かないと駄目、というわけだ。
しかしボスも今は忙しい……それも無理だ。
(どうにかしてドラえもんを捕らえなければ……そうだ!)

「ボス、俺に考えがあります」
「?……とりあえず聞いておこう」
「それは…………」

俺は今雪に囲まれた大地に立っている。
(寒い……)
俺はいつものオレンジ色の服に紺色のズボンだ。
他に体を包むものは無い。
(だが…此処にのび太の野郎が居る筈だ……シンジ湖で何とか生き延びた奴の報告だ)

先ほど連絡があった。
シンジ湖へ向かったマーズ幹部が「殺された」…と。
犯人は少年……他の部下達も次々に殺された様だ。
生き延びた奴は一人だった……。



(くそ!マーズ様がやられるとは思ってもいなかった
 しかも殺される何て……犯人は少年か……)
少年と言ったら心当たりは3人しか居ない。
のび太、スネオ、出来杉の三人だけだ。
しかし先ほど連絡が入ったばかりなので今この辺りに居るのび太に犯行は不可能だ。
つまりスネオか出来杉…どちらかが犯人。

そして今にいたる。
今すぐにでもスネオと出来杉をぶち殺したいが今は任務に集中している。
のび太を捕らえるためだ―――

(!あの黄色いシャツは!)
吹雪の前に居たのは…霞んで見えるがのび太だ。
俺は部下達に指で合図し、のび太の周りを囲むように配置した。
次の合図でと飛び掛る……その時だった。

「うわ~~ん!!しずかちゃぁぁあああん何所だよぉおおぉぅううぅ!!」

(この泣き声はまさか……!)

スネオだった。
「予定変更だ、お前らすぐに離れろ!」
全てを合図にし、俺の部下達はのび太(とスネオ)の周りから少し離れた。
これなら多分バレないだろう……。
スネオはのび太に気づくと目の辺りを必死に拭き、走り去っていった。



……何だったんだアイツは…・・・。

俺はスネオの姿が見えなくなると再度指示を出した。
今度こそ……捕らえてみせる。

「ギャロップ、かえんぐるまだ!」
(!?…気づかれたのか!)
のび太の周りに居た下っ端達は飛ばされていった。
多分もう戦えないだろう。
俺はモンスターボールを握り締めのび太の方へ向かっていった。

みんなのてもち

のび太   不明 (ギャロップ)
ジャイアン ドダイドスLv40 ドンカラスLv39 イワークLv39 ギャラドスLv38
スネオ   不明
しずか   不明
出来杉   不明
ドラえもん 不明



【出来杉サイド】

「どうしたんだい……急がないと」
僕は皆が行った方向を見つめているのび太君に声を掛けた。
「いや…何でもない」
のび太君はそう一言言うとぺリッパーに乗っかった。
「じゃあ…シンジ湖へ向かってくれ、ぺリッパー」
ぺリッパーに命令すると、周りはぐんぐんと高度を上げていった。

「ねぇ……」
空を飛び始めて少ししてのび太君が話しかけてきた。
「ん…?何だい?」
「いや…やっぱいいや」
のび太君はこういう所がハッキリしなくてなぁ~…
そう思いながら進んでいると、湖が見えてきた。
シンジ湖だ。



「…君は周りに居る下っ端達を片付けてくれ
 その後エイチ湖に向かってくれ」
僕達はシンジ湖の近くの森に降りた。
此処なら会話も聞かれないし気づかれないだろう。
「何で僕がエイチ湖に行かなきゃならないんだ?」
「…落ち着いて聞いてくれ…実はさっきメールがあって、スネオ君としずかちゃんが逸れた見たいなんだ」
「え、えぇぇぇええ!?」
本当のことだった。
森に降りた瞬間にメールがきたのだ。
「じゃあ…君はエイチ湖に向かう…良いかい?」
「あ…あぁ」
のび太君は小さく頷いた。
「それじゃ……このぺリッパーを貸すからそれでエイチ湖へ向かってくれ
 そうだ…あの辺りは吹雪が激しいから途中からは降りて行った方が良い
 ……じゃあ次の合図で先に君が飛び込んで下っ端を蹴散らしてくれ
 その後すぐに…すぐにエイチ湖だ、分かったね?」
僕の確認の言葉の後にのび太君は飛び込んでいった。

次々にポケモンに命令する声が聞こえる。
(……幹部はこっちか……)
僕はなるべく音をたてない様に幹部へ近づいていった。



僕が幹部の前に立った時にはもうのび太君は北へ飛んでいっていた。
「どうもこんばんは……伝説のポケモンを返しに貰いに来ました」
僕は軽くお辞儀をし、モンスターボールを手に取った。
「あら…残念だけど伝説のポケモンはもうアジトに送っているの…もう間に合わないわね
 それに……貴方には発電所の借りがある」
「借り……?覚えてませんね」
これは本当の事だった。
大体発電所って何のことだ?
「アタシの部下をたくさん殺しもしたわね……お前も殺してやる!」
(殺した!?この僕がか!?)
マーズは強引にバトルを繰り広げた

結果は僕の勝ち。
僕が毎日大事に育ててきた精鋭達が負けるはずも無い。
「僕の勝ちだ……もう此処には用は無いね……」
「ま、…待ちなさい」
マーズは僕の肩を掴み、歩みを止める。
「アンタだけは殺してあげるわ…!」
刹那、マーズの右手に握られたナイフは僕の腹に掠った。

「くっ!」
僕は苦しい声を一言あげた。
僕の腹を掠ったナイフは僕が蹴り上げ、2mほど右に飛んだ。
そして僕も幹部との差を広げる。ざっと3mちょっとだ。

496 名前:DPでも書こうか ◆ePxtyQg3Mk [sage] 投稿日:2007/01/04(木) 21:23:36 ID:???
腹が痛い……。焼ける様な痛みだ。
(まさか掠っただけでここまで痛いなんて……!)
僕は痛みを堪えながらも幹部の動きに集中した。
(ナイフを…ナイフを湖に投げれば僕のポケモンを出してこの場は終わりだ
 でも……今僕の手元にポケモンは居ない…)
ナイフが掠った時、咄嗟に避けたためベルトのボールが地面に散らばってしまったのだ。

(ナイフさえ…ナイフさえ僕の手にあれば…!)
頭の中に色々な考えが浮かび始めた。
しかし一番早くできる行動はこれだった。

僕は痛む腹から手を離し、ナイフに飛び込んだ。

それと同時に夕日が沈む―――――



「よぉう……どーも俺を切りつけてくれたようだな」

暗い草むらから明らかに今まで話していた少年とは違う声がする。

「!?いきなり口調が…それに……痛む動作も…」

「あぁ……生憎俺は痛みを感じないようなんでね…
 痛みは全部この中の奴、デキスギ…だったけかそいつが受けるんだ」

暗闇でもしっかりと確認できるほどの笑みを浮かべた。

「あ……あ……」

何も言えないギンガ団幹部、マーズ。

「じゃあ、死んでくれ……なんつーかな…人を殺すっていうのに快感覚えちゃったんだよね」

出来杉の握ったナイフは弧を描くようにマーズに切り掛かる。

その顔はもう「醜い」としか言い様が無かった。

断末魔の叫びが静かなシンジ湖に響き渡った。

ビシャっという嫌な音。

一人高笑いする少年。

右手に握られているのは血塗られたナイフ。

「異様」な光景だった。



のび太   不明
ジャイアン 不明
スネオ   不明
しずか   不明
出来杉   ルカリオLv41 ドラピオンLv40 ロズレイドLv39 ぺリッパーLv38(のび太に預ける)
ドラえもん 不明