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バトルドランティア その2」(2006/12/16 (土) 22:50:20) の最新版変更点

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第2話 前編 パパは僕にいつも言っていた。 「いくら駄目な人間でも共に生きることで愛情が芽生えてくる。」 と。 当時の僕はこのことをまったく理解していなかった。 でも、いまならわかる気がした。僕はイーブイと共に生きることで自分の心のなかの何かが温かく なるのを感じたからだ。 ---- のび太はグリーンに敗北してからトキワの森でイーブイの育成に励んでいた。 攻撃わざがないため、イーブイを繰り出してはのび太自身が戦って 経験値を稼ぐのが日課になっている。 当然ながら、のび太は傷だらけだ。イーブイは最初のころ主人をダサい奴だと見下していたが 自分のために戦ってるのび太を見て心が揺らぎ始めていた。 二人の仲が深まったある日、イーブイは攻撃系のわざを覚えた 「シーズ!やっと電光石火を覚えたんだね」 イーブイはいきなり呼ばれ方がかわったので驚いた。 「いつまでも種族名を呼ばれても嬉しくないだろ?」 ---- のび太がシーズに話しかけて油断している時、背後から人と同じシルエット をした逞しい体つきのポケモンのゴーリキーがのび太に襲い掛かった。 ゴーリキーの手がクロスし、のび太の首に振り落とされる。クロスチョップだ。 その標的はシーズではなくのび太であった。のび太は避けられず、振り落とされる 拳の打撃により気絶した。 食料を捕獲してほくそ笑むゴーリキーはのび太を連れ去ろうとしたがシーズが目の前に 立ちはだかった。愛する主人を守るため震える身体でシーズは戦うことを決心した。 ゴーリキーは邪魔をするシーズを殴ろうとしたその時、 細い光の柱がシーズの体を包み込み始めた。 その怪しげな光景をみたゴーリキーはそれを恐れて逃げようと試みたが、 光から光の束が発せられゴーリキーの体を貫通した。 ---- のび太の目が覚めた。その目が最初に見たものは死にかけのゴーリキーと エーフィーとなったシーズの姿であった。 「コイツ、助けたほうがいいのかな?」 自分を殺そうとしたポケモンを助けることに抵抗があったが、 のび太は優しすぎる性格のためポケモンセンターに急ぐことにした。 そんな主人の姿をみたシーズはのび太の優しさを再確認できて 嬉しいそうな様子だった。

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