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その21 - (2006/12/11 (月) 22:24:10) のソース

ピンポーン・・
のび太「ボスの部屋に着いたみたいだよ」
ジャイアン「じゃあ降りるぜ」
二人はエレベーターよりボス、サカキの部屋を目指しその階へ来ていた
ジャイアン「何だ?煙みたいなのがこの部屋を覆ってる・・?」
のび太「前が見えないよ~」
その部屋は何故か煙に覆われていて回りが見えないほどだ
ジャイアン「のび太!はぐれるなよ!・・・居ない!?」
早速二人ははぐれてしまった
のび太「これは・・扉だ!此処に入れば煙もないはず・・よし」
のび太は扉を開けその部屋に入った
のび太「変だな?どう見てもボスの部屋なのに・・誰も居ない」
その部屋は広く豪華な物置や絵が置いてある、その時物陰より手裏剣が飛んできた
のび太「うわ!誰だ!」
アンズ「くっくっく・・・貴様が侵入者だな?」
のび太「人!?気配なんか無かったのに・・?」
アンズ「我は忍び、気配を消せるのは当然だ」
のび太「忍び?ボスの部屋に何故居るんだ、君がボスなのか?」
アンズ「違う・・我はサカキ殿の忍び、サカキ殿は出かけている、お前等が此処に来ると感じ我は伏せていたのだ」
のび太「ジャイアン!戦いを・・」
しかし扉はいつの間にか鍵が掛かり、開かなかった
アンズ「あの煙はお前等を分担するために我が撒いたのだ、お前の仲間はこの部屋にこれない」
のび太「まずいな・・・・」

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アンズ「侵入者は排除する!行け、アーボ!」
のび太「頼んだ、ピカチュウ!」
アンズ「アーボ、毒針!」
のび太「ピカチュウ、電気ショック!」
状況はアンズ優勢だった
アンズ「動きが鈍い・・・それでは我のアーボに着いてこれん」
のび太「くそ~!電気ショックだ!」
何回も攻撃したが素早い動きに全てかわされた
アンズ「アーボ、影分身だ!」
のび太「アーボが増えた!」
アンズ「どれかは本物だ、見極めるのは不可能だがな」
のび太「ピカチュウ、気をつけろ」
アンズ「無駄!アーボ、まきつく!」
一匹のアーボがピカチュウに巻きついた
アンズ「捕らえた!他のアーボ達よ、攻撃だ!」
身動きを取れないピカチュウをいっせいに袋叩きにした
のび太「何だって!?」
アンズ「驚いているようだな、そう我のアーボの分身はそれぞれ違う動きをする、普通は皆同じ動きをするが我のアーボは特別よ」
のび太「これじゃどれが本物かわからない!」
アンズ「我がポケモンは皆忍術を使える、我が教え込んだからな・・これも名づければ「分身の術」と言ったところか」
のび太「何か方法は・・・そうだ!」

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のび太「スリープ!催眠術だ!」
アンズ「何?」
のび太「本物にしか効かないんだから眠ったのが本物、あれだ!」
一匹眠ったアーボが居た
のび太「ピカチュウ!10万ボルト!」
本物のアーボに直撃し分身も消えた
アンズ「見事・・仕方あるまい、交代だドガース!」
のび太「変わったか」
アンズ「ドガース、えんまくだ!」
部屋はえんまくに覆われた
のび太「視界が見えない、ピカチュウ!戻れ!」
アンズ「少し頭が回るらしい、視界の利かない中では不利とみたか」
煙幕が消えた
のび太「これで戦える!・・ドガースが居ない!?」
アンズ「何処に居るぞ、探せば解る」
のび太「何処にも居ないじゃないか!」
あたりを見回すがドガースは居ない
そのときピカチュウの上ヘドロが降って来た
のび太「ピカチュウ!真上に居たのか」
アンズ「いまので毒状態になったらしいぞ、ふふふふ」
のび太「こ、交代だ!」

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のび太「ギャラドス!」
アンズ「む!なかなかのポケモンを持っている・・・だがその巨体ではドガースに攻撃は当たらん」
のび太「何を~!竜の怒りだ!」
アンズ「なんてこと無い余裕で避けられる」
のび太「もっと行くぞ!」
連発してきた
アンズ「ちっ!サカキ様の部屋で暴れられたら困る・・ドガース、毒ガス!」
のび太「ギャラドス!大丈夫か?」
アンズ「ふん、毒を受けては暴れられまい、また我有利だ」
のび太「糞!かみつくだ!」
アンズ「毒で動きが鈍いな、ドガース、ヘドロ攻撃!」
しかしギャラドスに小手先の攻撃は効かない
アンズ「倒すのに時間が掛かってはまずい・・ドガース、口だ!ギャラドスの口に入れ!」
のび太「なにをする気だ!」
アンズ「自爆・・」
ズドーーン!!!
ギャラドスは倒れた
のび太「そ、そんな」
アンズ「ギャラドスの皮膚に攻撃しても効かない、だから口内で爆発したのだ」
のび太(切り札のギャラドスがやられたんじゃ・・・もう駄目だ)
諦めたそのときヒーローは遅れてやってきた
バーン!
扉が壊され一人の漢が入ってきた
アンズ「仲間か!扉を壊すとは・・」
ジャイアン「助太刀に来たぜ、のび太」

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ジャイアン「安心しろ、俺様が着たからには奴はおしまいだ!」
アンズ「ほう・・我に勝てると?」
ジャイアン「勝てるから来たんだ!リザード!」
アンズ「ゴルバット!行け!」
ジャイアン「蝙蝠の羽を狙え!火炎放射!」
アンズ「させん!超音波だ!」
リザードは混乱した
ジャイアン「しまった!こらリザード!自分を攻撃するな!」
アンズ「はははは!これで自滅するのを待つだけだ」
ジャイアン「えーい!ウツドン、つるのムチ!」
アンズ「翼で打つ!」
何とか互角の戦いをしている
ジャイアン(こいつ、さっき戦った幹部と同じぐらいの実力だ、だがのび太の援軍は期待できない・・どうする)
スネオ「お困りかい?ジャイアン」
ジャイアン「スネオ!?」
見るとスネオが部屋に入ってきている
アンズ「新手が・・次から次へと!」

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ジャイアン「見つけたのか?シルフスコープ?」
スネオ「ああ、これで此処に用はない、こいつを倒して脱出する」
アンズ「何を言っている?貴様等は此処でやられるのだ!」
ジャイアン「夢見てんじゃねーぞ!コスプレ野郎!」
アンズ「これはコスプレではない!」
スネオ「さて、僕も行きますか・・・」
アンズ「2対1では不利だ・・・アーボ、あの小男の相手だ」
スネオ「やめたほうが良い、僕の手持ちは6匹フルだ」
アンズ「何だと!?」
無論嘘だった、だがスネオの機転を利かせた作戦でアンズはうろたえた
スネオ(蛇こええええ!おしっこちびりそうだよママーん!)
てかちびってた
だがアンズはスネオの下半身など見ていない、スネオの本気の顔で嘘でないと判断した
アンズ「ゴルバット!黒い霧だ!」
スネオ「霧で前が見えない!」
アンズ「撤退する、一人では不利だ」
アンズは霧に紛れ逃げ出した
ジャイアン「あ!あのコスプレ野郎居ねえ!」
スネオ「良かったじゃないか、これでこっちも逃げられる、脱出しよう」
3人は部屋を出た

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逃げたアンズは下っ端を集め命令を下していた
アンズ「子供はまだアジト内に居るぞ、3匹全員捕まえろ!」
下っ端「はっ!」
一方で3人
のび太「此処さっきと同じ場所じゃないか!」
スネオ「完全に迷った・・・まずいぞ」
のび太「そうだ!ジャイアン此処の地図持ってたよね?」
ジャイアン「あったけどよ・・・さっき鼻をかむのに使って捨てちまった・・」
二人は呆れて二の句が告げなかった
スネオ「おい!下っ端だ!追いかけてきたぞ!」
ジャイアン「逃げろー!」
3人はダッシュで逃げた
のび太「あ!初めに来たところだ!」
奇跡的に出口に着いた
下っ端「逃がすな!」
ジャイアン「しつこいんだよ!ワンリキー、遊んでやれ」
ワンリキーは次々に下っ端をなぎ倒した
おかげで3人は出口に着いた
のび太「あいつ等まだ追ってくるよ!」
ジャイアン「置いてあるものを使って出口を塞げ!」
3人はゲームコーナーに置いてあるものを倒して荒らしまわり出口を塞いだ
ジャイアン「スロットも壊してバリケードにしろ!」
3人は大人の楽しみを何のためらいもなく壊し出口のバリケードに使う
3人「はぁはぁ・・」
出口は完全に塞がれた、代わりにゲームコーナーはスロットの残骸、コインが散乱し廃墟と化した
まだ開店前だったのが幸いした、一般人は誰も居ない
ジャイアン「よし!逃げるぞ!」
3人はゲームコーナーを出た

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現在の状況
のび太   ギャラドス(レベル25)、ピカチュウ(レベル24) 、マンキー(レベル21)、スリープ(レベル19)
ドラえもん ラッタ(レベル25)、オニドリル(レベル23)  サンドパン(レベル22)
ジャイアン リザード(レベル30)、ウツドン(レベル25)、ワンリキー(レベル20)
スネオ   カメール(レベル29)、イシツブテ(レベル23)、ロコン(レベル20)
しずか   フシギバナ(レベル34)、プリン(レベル27)、ピッピ(レベル26)
出来杉   イーブイ(レベル30)、バタフリー(レベル27)、フーディン(レベル24)
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