「三姉妹とセミ」(2007/07/21 (土) 08:06:09) の最新版変更点
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<p>三姉妹とセミ</p>
<p>レイ「ただいま」<br>
有希「お帰り」<br>
ルリ「お帰りなさい。レイ姉、こんな暑いのに外で何してたんですか?」<br>
レイ「散歩」<br>
ルリ「…はぁ。ご苦労様です。」<br>
レイ「そしたらね。セミがいたの」<br>
ルリ「そういえばいつの間にかあっちこっちで鳴いてますね」<br>
みーんみん…びびびびび<br>
ルリ「ほら、こんなにうるさく…え?」<br>
レイ「セミがいたわ」<br>
ルリ「レイ姉? その手に持ってるのは?…」<br>
レイ「セミがいたの」<br>
ルリ「ひっ…! は、早くはなしてきて下さい!」<br>
レイ「何故? 可愛いわ」<br>
ルリ「私そうゆう虫、嫌いなんです!<br>
レイ姉こそゴキブリとかセミとかよく平気ですね…」<br>
レイ「ルリ。ゴキブリとセミは全然違うわ。まずセミには」<br>
ルリ「いいから早くはなして下さい!」<br>
レイ「…ルリ。この子の名前、シンジに決めたわ」<br>
ルリ「…はぁ?」<br>
レイ「この子の事碇君だと思って…大事に飼うから」<br>
ルリ「飼う気だったんですか! それにシンジさんを出してきても嫌なものは嫌です! 早く捨ててきて下さい!」<br>
レイ「…分かったわ。そんなに怒らないで。今はなすわ」<br>
ルリ「分かってくれればいいんで…い、今? レイ姉? もちろん外ではな」<br>
レイ「えいっ…」</p>
<p>・・・・・・・・・・・・</p>
<p>ルリ「きゃああああ!」</p>
<p><br>
シンジ「うわぁ、あっついなぁ。頭がおかしくなりそうだ。あの三人なら無表情で佇んでそうだけど。でもこの暑さなら綾波達、喜んでくれるだろうな。無表情で。ふふ。<br>
ーい! 綾波、有希さんルリちゃん。アイスの差し入れを…ん?」<br>
ドタンガタッ<br>
ルリ「早く捕まえて下さい!有希姉も本読んでないで手伝って下さい!あっ!レイ姉、そっちです!」<br>
レイ「分かったわルリ。お姉さんに任せ…あっ」<br>
ガタンバキッ<br>
ルリ「何で何も無い所で転ぶんですかぁ!」<br>
シンジ「あれ?来る家間違えたかな?」<br>
ルリ「レイ姉! 早くシンジを追っ払って下さい!」<br>
レイ「ここにシンジが来たのは私の責任だわ。しかし少しばかり愛着が…」<br>
シンジ「…へ?」<br>
ルリ「シンジを捨てる気がないなら…殺虫剤をかけますよ」<br>
レイ「シンジを虫けらみたいに扱うなんて酷いわ…まぁ大体の意味は合ってるけど」<br>
シンジ「酷い…酷いよ」<br>
有希「シンジが追い詰められている(窓際に)」<br>
ルリ「レイ姉、後少しです! 最後はレイ姉の手で(窓から)追っ払って下さい!」<br>
レイ「分かったわ…シンジ。もう来ないで」<br>
シンジ「うわあああああ!」<br>
ダダダダダ…<br>
ルリ「…ん? 玄関から声が」<br>
タタタタタ<br>
ルリ「クーラーボックス?」<br>
ガチャ<br>
レイ「わぁ…アイスだわ。有希、ルリ。食べましょう」<br>
有希「賛成」<br>
ルリ「相当騒いだから暑くてしょうがないです。食べましょうか。まぁこれは明らかに誰かが私達に届けてくれたみたいですし」<br>
みーんみんみん…<br>
有希「一仕事終えた後のアイスは体に沁みる」<br>
ルリ「有希姉は何もしてないじゃないですか。それにもっと体に沁みてるような表情をして言って下さいよ…」<br>
レイ「ルリ…。頭が痛いわ」<br>
ルリ「はぁ。そんなに急いで食べるからですよ。別に誰もとりませんよ」<br>
有希「ごちそうさま」<br>
レイ・ルリ「はやっ」<br>
ちりんちりん…</p>
<p>今日も平和な三姉妹</p>
<p>三姉妹とセミ</p>
<p>レイ「ただいま」<br>
有希「お帰り」<br>
ルリ「お帰りなさい。レイ姉、こんな暑いのに外で何してたんですか?」<br>
レイ「散歩」<br>
ルリ「…はぁ。ご苦労様です。」<br>
レイ「そしたらね。セミがいたの」<br>
ルリ「そういえばいつの間にかあっちこっちで鳴いてますね」<br>
みーんみん…びびびびび<br>
ルリ「ほら、こんなにうるさく…え?」<br>
レイ「セミがいたわ」<br>
ルリ「レイ姉? その手に持ってるのは?…」<br>
レイ「セミがいたの」<br>
ルリ「ひっ…! は、早くはなしてきて下さい!」<br>
レイ「何故? 可愛いわ」<br>
ルリ「私そうゆう虫、嫌いなんです!<br>
レイ姉こそゴキブリとかセミとかよく平気ですね…」<br>
レイ「ルリ。ゴキブリとセミは全然違うわ。まずセミには」<br>
ルリ「いいから早くはなして下さい!」<br>
レイ「…ルリ。この子の名前、シンジに決めたわ」<br>
ルリ「…はぁ?」<br>
レイ「この子の事碇君だと思って…大事に飼うから」<br>
ルリ「飼う気だったんですか! それにシンジさんを出してきても嫌なものは嫌です! 早く捨ててきて下さい!」<br>
レイ「…分かったわ。そんなに怒らないで。今はなすわ」<br>
ルリ「分かってくれればいいんで…い、今? レイ姉? もちろん外ではな」<br>
レイ「えいっ…」</p>
<p>・・・・・・・・・・・・</p>
<p>ルリ「きゃああああ!」</p>
<p><br>
シンジ「うわぁ、あっついなぁ。頭がおかしくなりそうだ。あの三人なら無表情で佇んでそうだけど。でもこの暑さなら綾波達、喜んでくれるだろうな。無表情で。ふふ。<br>
ーい! 綾波、有希さんルリちゃん。アイスの差し入れを…ん?」<br>
ドタンガタッ<br>
ルリ「早く捕まえて下さい!有希姉も本読んでないで手伝って下さい!あっ!レイ姉、そっちです!」<br>
レイ「分かったわルリ。お姉さんに任せ…あっ」<br>
ガタンバキッ<br>
ルリ「何で何も無い所で転ぶんですかぁ!」<br>
シンジ「あれ?来る家間違えたかな?」<br>
ルリ「レイ姉! 早くシンジを追っ払って下さい!」<br>
レイ「ここにシンジが来たのは私の責任だわ。しかし少しばかり愛着が…」<br>
シンジ「…へ?」<br>
ルリ「シンジを捨てる気がないなら…殺虫剤をかけますよ」<br>
レイ「シンジを虫けらみたいに扱うなんて酷いわ…まぁ大体の意味は合ってるけど」<br>
シンジ「酷い…酷いよ」<br>
有希「シンジが追い詰められている(窓際に)」<br>
ルリ「レイ姉、後少しです! 最後はレイ姉の手で(窓から)追っ払って下さい!」<br>
レイ「分かったわ…シンジ。もう来ないで」<br>
シンジ「うわあああああ!」<br>
ダダダダダ…<br>
ルリ「…ん? 玄関から声が」<br>
タタタタタ<br>
ルリ「クーラーボックス?」<br>
ガチャ<br>
レイ「わぁ…アイスだわ。有希、ルリ。食べましょう」<br>
有希「賛成」<br>
ルリ「相当騒いだから暑くてしょうがないです。食べましょうか。まぁこれは明らかに誰かが私達に届けてくれたみたいですし」<br>
みーんみんみん…<br>
有希「一仕事終えた後のアイスは体に沁みる」<br>
ルリ「有希姉は何もしてないじゃないですか。それにもっと体に沁みてるような表情をして言って下さいよ…」<br>
レイ「ルリ…。頭が痛いわ」<br>
ルリ「はぁ。そんなに急いで食べるからですよ。別に誰もとりませんよ」<br>
有希「ごちそうさま」<br>
レイ・ルリ「はやっ」<br>
ちりんちりん…</p>
<p> </p>
<p>今日も平和な三姉妹</p>
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