Part. 1 ハルヒ・アスカ・翠星石が3姉妹だったら 8.2日目


ハルヒ「ど~お?すごいでしょっ」
アスカ「まあね。確かに」
翠星石「……」

ハル姉が商店街の福引きで当ててきやがったです。
でも誰も上手く扱えないし、ウチで放置されるよりは
ルリルリの家で使ってもらった方が有意義ですぅ。

Part. 2 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目


ルリ「ジュンさんなら活用できるんじゃないでしょうか」
翠星石「チビ人間ならすでにサブを含めて
自分専用を持ってるです」
ルリ「ん~、では一緒に練習するのはどうですか?」
翠星石「いいですか?」
ルリ「はい、こちらこそよろしくお願いします」
な、なんというナデシコ。

Part. 3 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目


有希「……」
翠星石「お?」
ルリ「有希姉?」
有希「……」
ルリ「…そうですね、時間があれば有希姉も一緒にどうですか?」
有希「(コクリ)」
今ので意志の疎通が?
会話無しでここまで事を運ぶのはすごいですが
気配なしで現れるのはやめてほしいですぅ。

それと空気読みやがれです。

Part. 4 ハルヒ・アスカ・翠星石が3姉妹だったら 8.2日目


ハルヒ「あーあ。真面目に失敗したわ、最悪」
アスカ「どーしたのよハル姉?」
ハルヒ「こんな間抜けなことしたのは久しぶりよ」
アスカ「……」
ハルヒ「買ってきたカーテン、縦幅が全部10cm長いのよ」
アスカ「……」
ハルヒ「セミオーダーだから返品きかないし」
アスカ「そんなの長い分切れば済む話でしょ?」
ハルヒ「アンタ妙にポジティブね」
アスカ「むしろワザと長いの買ってきたかと思ってた」
ハルヒ「どういう意味?」
アスカ「自慢のミシンをまた自慢するチャンスじゃない」
ハルヒ「ありがとアスカ。すっかり忘れてた」
アスカ「でも翠がどっか持ってったわ」
ハルヒ「え?」

Part. 5 ハルヒ・アスカ・翠星石が3姉妹だったら 8.2日目


ハルヒ「ジュン君の家ね。『喜ぶです人~間♪
引きこもりのチビのために翠星石が良いモノを
持ってきてやったですぅ』ってなカンジで」
アスカ「安直な予想だけどありえるわね。
引きこもりの解決につながらないいい加減さと、
素直じゃない点がリアルだわ」
ハルヒ「行くわよアスカ」
アスカ「へ?」
ハルヒ「ジュン君の家よ」
アスカ「ホントに行くわけ?」
ハルヒ「アンタ翠星石がデレっとしてるとこ見たくないの?」
アスカ「……」
ハルヒ「いいわ。私一人で行くから」
アスカ「わかった。どのみちアレがないとカーテン直せないし。
(ハル姉だけだとカウンターの皮肉一言で暴れかねないし)」
ハルヒ「ふふん。アンタも素直じゃないわね」
アスカ「はいはい。(ハル姉には言われたくないわ)」


Part. 6 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目


翠星石「先生、上糸と下糸のバランスが難しいですぅ」
ルリ「縫い合わせる生地の質や厚さに合わせて
調整しきるのには経験が必要かもしれませんね」
有希「できた」
翠星石「早っ」
ルリ「エプロンを作ってたんですね。でもそのサイズは…」
有希「そう」
翠星石「えっ?翠星石にですか?」
有希「(コクリ)」
翠星石「ぁ、ありがとうです。
でも、ウチじゃ翠星石は料理しちゃいけな」
レイ「いいのよ」

Part. 7 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目


翠星石「???」
また気配ゼロで侵入してきた人間が。
レイ「侵入とは言わないわ。ここは私の家だもの」
よ、読まれてるですか?
というよりバスタオル一枚とスリッパだけって…
自宅だからっていってもだらしがなさすぎです。
ルリ「今日の“待機”は終わりですかレイ姉?」
レイ「ええ。もういいのよ」
ルリ「あっさりしてますね。
って、次回からは直接シンジさんの家の脱衣所で
待ち伏せするつもりですか?」
レイ「…それより有希、なかなか良いエプロンね。
“さすがだわ”」
有希「(コクリ)」
翠星石・ルリ「………」

Part. 8 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目


レイ「こんな小さな子に裸エプロン。
想像しただけでもLCLが」
翠星石「イヤです」
有希「小さい子の下着姿と球体関節に興味を隠しきれない彼。
足首、膝ときて、股関節はどうなってるんだろう…
やはり球体関節なんだろうか。気になる。
私も彼から興味を持たれる外面的特徴が欲しい」
翠星石「うるせーです!!おっ、おめーらどーにかしてるですぅ!」
レイ「冗談よ。本当はあなたの作るスコーンに期待し」
翠星石「ウソです!そいつ(有希)なんか
どさくさに紛れて本性ダダ漏れだったですよ!」

ルリ「…バカ」


Part. 9 ハルヒ・アスカ・翠星石が3姉妹だったら 8.2日目


【桜田宅前】

ハルヒ「いざ忍び込むとなると」
アスカ「微妙に障害が多いのよねこの家」
ハルヒ「ん~…」
アスカ「ここは割り切って真紅に取り入ってみる?」
ハルヒ「くんくんグッズを交換条件にするとか?」
アスカ「……」
ハルヒ「?ちょっとアスカ」
アスカ「ハル姉」
ハルヒ「……」
キョン「……すまんハルヒ。
話しかけるタイミングが難しくて。
…というよりだな、何してんだおまえ?」
ハルヒ「ア、アンタこそ何してるのよ、こ、こんな所で?」
キョン「これから勉強会だ」
ハルヒ「ふうん。勉強会ねぇ。まるで学生みたい。
(いつから見られてたのよ!?)」
アスカ「(動揺しまくりね)ハル姉行こう」
キョン「“学生みたい”って。あのな」
カヲル「おや」
古泉「これはこれは。今日は女性陣もご参加されるんですか?」
キョン「おっす。ここでウロウロしてたが
参加するかどうかは知らん」
谷口「げっ(涼宮?)」
トウジ「あれ?シンジがおらん。どこではぐれたんや?」
アスカ「シンジ!?」
トウジ「げっ(惣流?)」
アスカ「(バカシンジもセット!?)ハル姉行くわよ!」
ハルヒ「っ!(モゴモゴ)」
ズルズルズル

Part. 10 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目


まぁ、黙って一緒にやるぶんにはいいですけど。
しかし替えのミシン針を買いに
ルリルリが出て行ってしまったのは…
有希「大丈夫。気配を消してあなたの
背後に立つようなことはしない」
翠星石「……」
読まれてるのは確実なようです。
レイ「そう。あなたは私が守るもの」
翠星石「……」
おめーが言うなです。それに、
翠星石「2着目の小さいエプロン作りながら
言われても説得力ねーです」
レイ「これは蒼星石の分よ」
翠星石「なっ…」
レイ「落ちついて」
有希「ルリが気にかけている。ガーデニングで
あなたたちの可愛い服が汚れるのを」
翠星石「……」
レイ「……」
有希「……」

Part. 11 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目


ちょっと納得しそうになりましたが
蒼星石が出てきた時点でコイツらの話は真っ赤なウソです。
蒼星石はここには来ねーです。
レイ「蒼星石もよく来るわ。今日の午前中も。ほら」
翠星石「!!!!(パクパク)」
蒼星石の帽子!?
翠星石「おっ、おめーら!そ、そそそ、
蒼星石に何したですかぁあああ!!」
有希「何した、って」
レイ「ナニ?」

ガビーン。

そんな、ひどい…蒼星石…

雛苺「うにゅ?…真紅ぅ~、翠星石がいるよ?」
真紅「……」

Part. 12 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目


レイ「……」
有希「……」
翠星石「真紅」
真紅「……」
雛苺「真紅ぅ?」
真紅「間が悪かったようね」
翠星石「真紅、蒼星石が…」
真紅「まあいいわ。とりあえず紅茶をいただけるかしら?」
レイ・有希「(コクリ)」
翠星石「(プルプル)真紅、蒼星石が」
真紅「なに?」
翠星石「あいつらにいかがわしいことされたです」
真紅「それで?」
翠星石「それで?って…」
真紅「あなた何も聞いてないようね?
蒼星石も私もここにはよく出入りしてるのよ」
翠星石「……」
真紅「蒼星石は庭の手入れに」
翠星石「……」
雛苺「ヒナと真紅はろくがしたくんくんをみにくるのー(ニコニコ)」

Part. 13 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目


カチャ
レイ「紅茶」
真紅「ありがとう」
有希「帽子」
雛苺「はあい」
翠星石「雛苺、それは」
真紅「午前中蒼星石が忘れていったのよ。
私たちがついでに持ち帰る話になってるわ」
翠星石「そそ、蒼星石は?」
真紅「のりと一緒よ」

ふあぁああ…
す、すげー心配したです……
真紅「翠星石、邪魔はしないでね。
くんくんを観るため(あなたのいない本来は静かな)
この家にきてるんだから」
ぐっ……

Part. 14 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目


ど、どいつもこいつも…
翠星石「この(ローゼン)人形!、(ローゼン)人形!、
(何人目?)人形!、(宇宙?)人形!」
アスカ「ぶっ」
ハルヒ「ばっ、バカアスカっ」
有希「おかえりなさい」
ルリ「ただいま」
雛苺「おかえり~ルリルリ~」
アスカ「ぷはははははっ。人形に人形って
言われてやんのファーストっ」
翠星石「アス姉ハル姉!?」
ハルヒ「ちっ。というより…翠。そこに正座しなさい」
ルリ「はい針」
有希「(コクリ)」
ハルヒ「有希がいくら無口キャラだからって、
人形呼ばわりするのはいただけないわっ」
アスカ「ははははははっ」
レイ「……(何しに来たのかしらこの人)」
真紅「……(騒々しいわね)」
翠星石「……」
ナニシニキタデスカコノヒトタチ?

Part. 15 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目


ああナルホド、翠星石とルリルリの穏やかで甘い
昼下がりのひとときをブチ壊しにやってきたですね。
アスカ「涙が止まらないわ。ふぅ~、最高。
(拭き拭き)って、何コレ?エプロン?」
ハルヒ「ちょっと聞いてるの翠?…あら、かわいいエプロンねアスカ」

でもこの人たちも悪気があって
翠星石の邪魔をしてるわけじゃないです。
そう、きっとシアワセ成分が足りなかったんですぅ。

アスカ「(ニヤニヤ)ひょっとして翠」
ハルヒ「(ニヤニヤ)私たちの目を盗んで
ジュン君を萌え殺す武器(エプロン)を作ってたのね」
アスカ「(ニヤニヤ)目だけじゃなくミシンまで
盗んだのはマズかったわ」
雛苺「ひっさつなの~♪」

プ チ ッ

翠星石「うわあぁああああああああん!!」
ガシャーン!!

雛苺「(ポカーン)」
ハルヒ・アスカ「……(あっちゃ~)」
レイ「……(やりすぎ)」

Part. 16 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目


ハルヒ「……」
アスカ「……どうする?」

クイッ

ハルヒ「はぁ…」
アスカ「(謝ろうにもどこ行ったかわからないんじゃ
どうしようもないわよね…)」

クイックイッ

ハルヒ「ん?」
ルリ「大丈夫ですよ」
レイ「有希がついているもの」
ハルヒ・アスカ「???」

Part. 17 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目


【桜田宅 ジュンの部屋】

ジュン「あの~。狭くないスか?」
谷口・トウジ「(だよな)」
カヲル「僕は構わないけど。シンジ君はどうかな?」
シンジ「ぼ、僕はべつに…」
古泉「(ニコニコ)」
キョン「(やはりシンジ君では打開できないか。
こうなるとここは俺だけが…)」

ガッシャーン!ガガッ!!

翠星石「ぇええええええん。ジュン、ジュン…」
抱きっ

Part. 18 ハルヒ・アスカ・翠星石が3姉妹だったら 8.2日目


キョン「(あ然)……も、もしもし?」
翠星石「ぐすっ…………(あ然)」
キョン「大丈夫ですか?」
ガスッ!
キョン「ぐふっ!?(レバー!?)」
翠星石「だっ、誰ですかおめーは!?」
古泉「ジュン君なら貴女の見事な初撃でシンジ君と一緒に」
翠星石「あ」

Part. 19 ハルヒ・アスカ・翠星石が3姉妹だったら 8.2日目


谷口「うえっ!?」
キョン「?」
トウジ「どっから出てきたんやアンタ!?」
有希「鞄」
キョン「……(あの~、長門さん?どうしてここに?)」
有希「きっかけとなったのは実の妹、小学生」
キョン・谷口「???」
トウジ「妹?」
有希「秘密裏についていこうと彼のバッグの中に忍び込むも失敗。
しかしこれが彼にある変化をもたらすこととなる」
谷口「彼って誰の話だ?」
キョン「……」
有希「私の近所に住む姉妹の三女が移動や睡眠を
鞄に入って行うこと、また、その同系統のドールズが
ある家屋に多く集まることを最近知る」
キョン「……」
有希「並ならぬ興味を隠し、勉強会という題目で
入室するも目的対象に出会えず」
キョン「おい」
有希「彼の傷心を癒やすために私も鞄に入ってみた」
谷口「支離滅裂だがオレでもなんとなく意味は解った。
キョン、おまえ…」
キョン「ちょっと待て。おい長門、俺に何が言いたいんだ?」

Part. 20 ハルヒ・アスカ・翠星石が3姉妹だったら 8.2日目


有希「(ポッ)…………私も嬉しい」
キョン「……(会話の飛び方が絶望的だな。
つーか長門が“ポッ”って)」
ポンポン
谷口「許さないというわけじゃないが、
これだけは言わせてくれ……この」
古泉「裏切り者(ダッ)」
ガッ
古泉「あ、あれ?(ドアが開かない?押すじゃなくて引く?)」

翠星石「ふふふっ」
ルリルリの家だけじゃなくジュンの家まで。
まったく人間って困ったものですぅ。
シアワセ成分とかサビシイ成分のレベルじゃなかったですね。
根本的に個の数が多すぎたんです。

要するに“一つ”になれば…

翠星石・カヲル「ふふふっ」

Part. 21 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目


【葛城マンション 脱衣所】

レイ「(ゾワゾワッ)碇君…」

Part. 22 ハルヒ・アスカ・翠星石が3姉妹だったら 8.2日目


【某地下施設】

ゲンドウ「(ゾクッ)」
キール「(ゾクッ)こっ、これは!?」
冬月「どうした碇?」
キール「なぜこのタイミングで!?」
ゲンドウ「フッ。待たせたなユイ。
レイに、そして、あれ?翠星石タンまで?」
冬月「なっ、おい碇?」



終わり

両三姉妹スレに分割して投稿されたSSですが、束ねさせていただきました。ご了承ください。





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