121 名前:5/5[sage] 投稿日:2008/09/10(水) 18:24:37 ID:FH/I8uos [6/6]
412 「たぁぁぁぁぁっ!」
私は地面を蹴り、ハンゾウを振りかざしながら一気に440さんに飛び掛りました。
全力投球の「我武者羅」攻撃!
*ぎぃぃぃんっ*
440 「きゃあああああっ!」
再装填に手間取り、回避もままならない440さんをハンゾウは容赦なく斬り裂きました。
440さんのデスメイカーは粉々に砕け、440さんも大きく後ろに吹き飛ばされてしまいました。
そして、システムメッセージが現状況を淡々と報告していきます。
『右腕、脚部パーツ、機能停止。頭部パーツ、脚部パーツ耐久力、20%に減少』
人男「…よし、耐えたか! フフフフフ、判断を誤ったなビス男め!
この機会を待っていた! 我武者羅は最後の最後まで取っておくもんだ!」
既に脚部パーツさえも破損してしまい、フラフラになっている440さんを見ても
男性は慌てるどころか、勝ち誇った笑みさえ浮かべていました。
我武者羅攻撃に潜む罠…そしてそれをよく知らなかったご主人様が招いた悲劇。
それが今、これから始まるとは予想もしていなかったのです。
人男「440、反応弾!」
122 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/10(水) 20:39:16 ID:agaBLVRI
間に挟みづらいのう
123 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/11(木) 12:23:55 ID:24CU3IK1 [1/8]
>>122
長編なんて読みたくないっつー人もいるし、遠慮なく投下するのがオススメ
では続きを投下
124 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/11(木) 12:25:24 ID:24CU3IK1 [2/8]
- 前回までのあらすじ -
反応弾という言葉が聞こえた。
440 「反、応、弾ッ!」
*がぽっ*
反応弾…つまり核兵器と言う物騒な名前と共に、440さんは頭を前に出しました。
それと同時に何と、帽子の先端がぱかっと開き、そこには無数のミサイルが!
主人「何でもありか!? 避けろ避けろ!」
人男「無駄無駄、我武者羅後は避けれぬわ!」
そう…「我武者羅」攻撃は強烈な代償として、回避も防御も不可能な状態になってしまうのです。
つまり攻撃されれば、次の行動を起こすまで必ず致命傷を負ってしまうと言う諸刃の剣なのです。
全力攻撃で私は体制を崩してしまっており、勿論回避なんて出来ない状態でした。
412 「きゃあああああっ!」
無数のミサイルが私に降り注ぎ、レイピアもハンゾウも全て壊されてしまいました。
メガネは何とか無事でしたが、度重なる爆風により私は全身ボロボロになってしまいました。
『左腕、右腕パーツ、機能停止。頭部パーツ残り耐久力5%』
人男「ふははは、これが格闘タイプと射撃タイプの圧倒的差だ!
後は残りの反応弾3回でトドメを刺していくだけだぜ!」
主人「この野郎、それを分かっていて挑んできたのか!」
人男「勝てる相手だけを選ぶのが生きていく秘訣なんだよ!」
主人「…こいつは負けるなんて癪だな、しかし武器が全部壊れていてはな…。
とにかく索敵で、ペナルティを解消だ」
125 名前:2/6[sage] 投稿日:2008/09/11(木) 12:26:57 ID:24CU3IK1 [3/8]
武器もないので、正に致命傷を回避する為でしかない索敵でした。
440さんは当然、再装填を済ませた反応弾を容赦なく撃ちこんで来ます。
*どがぁっ*
『脚部パーツ、残り耐久力54%』
412 「くぅっ…!」
人男「ミサイルならどんなに相手が強くとも絶対に当たる!
格闘タイプは大人しく射撃の大活躍を見守ってりゃいいんだよ!」
主人「何か方法はないのか…このまま処刑へのカウントダウン見物は御免だ」
ご主人様がハンドベルトコンピューターを弄っていると、そこにはまだ見ぬ項目がありました。
そこは「フォトンアーツ」と記され、私が使用可能なフォトンアーツが幾つか記されてました。
『ライジングストライク -縦一閃-』
『スピニングブレイク -唐竹割り-』
主人「…何だこれは? 必要ブラストゲージ30…どっちも10の今では使えんのか。
1回チャージする毎に20チャージ可能…つまり後1回耐え切れば何とかなるって事か?
どんな効果かさっぱり分からんが…とにかくコイツを試す他ないな」
ご主人様はいつもの戦っている時の表情に戻り、私に凛とした声で指示を出しました。
主人「412、チャージだ! ブラストゲージを溜めろ!」
126 名前:3/6[sage] 投稿日:2008/09/11(木) 12:29:03 ID:24CU3IK1 [4/8]
412 「は、はいっ!」
言われるや否や、私はすぐに残りの力を溜め込み始めました。
そうしている間にもミサイルは降って来るので、あくまで防御しながらです。
『脚部パーツ、残り耐久力3%』
人男「さぁー、次で終わりだな!」
主人「…ええい、まだか」
ご主人様が苛立ちながらハンドベルトコンピューターを睨み付けていました。
防御しながらのチャージは大変で、私のブラストゲージはまだ20で止まっていたからです。
正直、私の方はもう勝てないと挫け切ってしまっていました。
それが枷となり、ブラストゲージがやっと21に差し掛かったその時…。
主人「412、根性出せ! 大変ありがたい手紙をくれるお友達と同じく星になりたいか!?」
どうしても負けるのが嫌になったご主人様から激が飛んできました。
お星様になる…死んでしまう!? いや、それよりも…大変ありがたいお友達!?
…あ、あの嫌みったらしい同型と思いたくない人が、私のお友達!?
わ た し の お と も だ ち ! ?
412 「…あ、あんなの…あんなの…!」
私は持てる力を振り絞って、一気に立ち上がって叫びました。
412 「あんなの、友達なんかじゃありませぇぇぇぇんッ!」
127 名前:4/6[sage] 投稿日:2008/09/11(木) 12:30:19 ID:24CU3IK1 [5/8]
*どぅっ*
『ブラストゲージ上昇、フォトンアーツ使用可能』
人男「そんなに嫌なの!? どういうお手紙なの!?」
440 「マスター、そんな事を言ってる場合じゃ…」
私の精一杯の拒否と共に、ブラストゲージは一気に溜まりました。
ご主人様はそれを確認するや否や、即座に私に指示を出しました。
主人「だったら逆転してみせろ! フォトンアーツだ!
…俺なら当然、このソードアイコンのスピニングブレイク -唐竹割り- を選ぶッ!」
412 「で、でも、ハンゾウが壊れちゃったのにどうやって…!?」
私がどうしていいか分からずにいると、突然頭上に巨大な剣が転送されてきました。
それは、私が使えるはずのないSUVウェポン、ギガス・エスパダでした。
…もう何でもありな戦い、私は何の躊躇いもなく動かせるようになった腕でそれを掴みました。
人男「ちょ、ちょい待て! 縦一閃なら耐えれるが唐竹割りはマズい!
てか、それ覚えてるってどんだけ高Lvなんだぁぁぁぁぁ!?」
440 「マ、マスター! 再装填がまだ終わりませぇぇん!」
悲鳴を上げている2人をよそに、私は巨大剣を一気に振り下ろしました。
412 「でぇぇぇぇぇいっ!」
*どっごぉぉぉぉぉん!!*
振り下ろされた剣は容赦なく440さんと、側にいた男性をふっ飛ばしました。
耐え切れたかどうかの結果は見るまでもなく…横で見ていた480さんがびしっと手を振り上げました。
480 「440、機能停止! 412選手の勝利でーす!」
128 名前:5/6[sage] 投稿日:2008/09/11(木) 12:32:15 ID:24CU3IK1 [6/8]
人男「…くッそ、まさか負けるとはな!
畜生め、さっさと取るもん選べ!」
私のギガス・エスパダで吹っ飛ばされて煙塗れになった男性が吐き捨てるように言いました。
報酬がもらえると思っていなかったご主人様は、480さんの方を向きました。
主人「何だ、何かくれるのか?」
480 「勝者は、敗者のマシナリーのパーツ部分を貰う事が出来るのでーす!」
主人「ほう…じゃあ当然、あれしかないだろう?」
412 「変なとこ、選んじゃダメですよ!」
ご主人様はズビシッと、440さんの頭を指差しました。
主人「その帽子を貰うッ!」
440 「ああ、やっぱりぃ~~~!! マスターのバカぁぁぁぁ!!」
440さんは泣きながら最後まで出すのを渋りますが
480さんからルール違反者は重大処分を食らうと聞き、渋々と帽子を差し出しました。
私としては、重大処分より目を赤く光らせて迫る480さんの方がある意味怖いです。
主人「やはり440といえばこれだろう。
しかしミサイルまで搭載してるとはどういう構造だ…?」
412 「核を頭に搭載するなんて、何時死ぬか分かりませんよ…」
私達がまじまじと帽子を眺めていると…後ろが何だか騒がしくなりました。
後ろを振り向くと、そこには大勢のガーディアンズが血眼になってこちらに迫ってきています。
…と言いますか、その勢いだと潰される、潰されちゃいます!
┏'s『譲ってくれ、頼む!』
主人「うっぎゃああああああ!!」
412 「ひゃあああああああ!?」
勿論、私達は仲良く轢かれました。
129 名前:6/6[sage] 投稿日:2008/09/11(木) 12:33:27 ID:24CU3IK1 [7/8]
結局帽子は、そのまま持っていると大変な目に遭いそうなので返却しました。
あれからパシトルはどうなったかと言うと、ガーディアンは一体しか持てない上に
序盤における射撃タイプの圧倒的優位によるバランス問題が何時までも解消されず
高Lvになればなるほど、フォトンアーツを早く出せる事が決着に繋がるスピード合戦になった為
それほど流行らず、一気に廃れてしまいました。
ちなみに私は、戦闘値が最高値の100だった為、440さんの攻撃をあそこまで回避したそうです。
唐竹割りも、習得させているガーディアンは少ない為、予想外の攻撃だったそうな。
伊達にご主人様といつも一緒じゃないのですよ、えっへん!
色々と大変な目に遭ったパシトルでしたが、最後にこんな噂を聞きました。
お友達ゲットという名目で、すっかり廃れたパシトルを挑んでくる女性の噂を…。
ま、まさか…ですよね~?
- 終 -
130 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/11(木) 16:09:49 ID:24CU3IK1 [8/8]
あー間違えた、戦闘値100は200に訂正
131 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/13(土) 13:00:33 ID:rohHcmE0
>>130
パシトルまで運営は投げやりなのかw
GJ!
132 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/13(土) 22:26:25 ID:9W0OY3YB
最近完成した434と一緒によくソロしてるんだが・・・・
原生生物やSEEDフォームどもがうちより434を狙うのは434が可愛いからか!?
ってかストミにPM連れて行きたいな・・・
133 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/13(土) 23:02:46 ID:NO798SwW
>>132
女性キャラが出るシーンでパシリが出てくるんだな
んでグラールで女性キャラの行方不明事件がとりあげられたとこから新たな物語が始まる
134 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 02:25:21 ID:eGfBqkRE [1/2]
ポータブル組もなかなかやるものだな。・・・こっちと被ってる可能性も大いに有り得るが
492 名前: 名無しじゃなきゃダメなのぉ! [sage] 投稿日: 2008/09/15(月) 00:46:27
ID:QrG7D75s
>>491
違う、違うんだよ・・・・
俺が見たいのは、反動に耐え切れず転んで尻餅をつく女キャラなんだ!
499 名前: 名無しじゃなきゃダメなのぉ! [sage] 投稿日: 2008/09/15(月) 00:52:20
ID:UqsObsl7
>>492
尻餅つくほどの反動なら440は吹っ飛んでごろごろ転がるだろうな
500 名前: 名無しじゃなきゃダメなのぉ! [sage] 投稿日: 2008/09/15(月) 00:53:48
ID:QrG7D75s
>>499
それはそれでかわいい
是非ウチの440に実装してくれ
フィールドを縦横無尽に転がり回る440・・・・ゴクリ
502 名前: 名無しじゃなきゃダメなのぉ! [sage] 投稿日: 2008/09/15(月) 00:54:39
ID:8hKvVrbJ
何故かフォイエを放ってごろごろしてる450が思い浮かんだ
504 名前: 名無しじゃなきゃダメなのぉ! [sage] 投稿日: 2008/09/15(月) 00:55:10
ID:xtWVxLD/
>>499
反動で転がるところを優しくキャッチ、そして触れ合う肌と肌
そのとき初めて気付く主従関係を越えて生まれていた愛、こうですね
505 名前: 名無しじゃなきゃダメなのぉ! [sage] 投稿日: 2008/09/15(月) 00:58:11
ID:4mjZ6B/4
クローのPAで引っくり返る420とトルネードブレイクで回転が
止まらなかったりグラビティブレイクで剣がすっぽぬける410か
135 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 13:56:29 ID:7Lil30QJ
ヴァーラ「ゴアアアア!」
ライア「ちょ、何であたしの後ろに隠れt」ドカーン
ニュマ男「ふう危なかった、さすが教官だ」
ヒュマ男「肉の盾とかお前マジ鬼畜・・・」
ヴァーラ「ゴアアアア!」
450「きゃあああ!!?」ドカーン
ニュマ男「貴様よくもマイパシリをォォォォ!!(カットイン怒)」ズガーンバキーンドゴーンサーセン
ヒュマ男「このパシリバカめ!!」
ネタ書くのってホント難しいね。ちなみに実話
136 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 19:50:33 ID:eGfBqkRE [2/2]
・パシリがダメージを受けたらどんなに微ダメでも即レスタ
・パシリにダメージを与えた奴は全力で速攻ブッ頃ヌ
・というか攻撃されそうなパシリを庇って自分がダメージ受ける
この辺は常識だよな、うん
137 名前:好き嫌い 1/3[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 00:33:50 ID:vdCwzY1i [1/5]
「あら、ちょうどいい所に来たわ。食べる?」
「いや、いい。」
マヤ・シドウの残念そうな表情にほっとしながら、俺は背負ってきた荷物を
どごんと机に降ろした。
ごろりと転がって、床に落ちそうになる自分を慌てて支えるGH201。
「初めまして、マヤ・シドウ様!
私アミィ様のパートナーを勤めさせて頂いております、たまころと申します!」
「ひどい名前ねえ。ちゃんと付け直してもらいなさい?」
「はい!常日頃より再三お願いしております!」
きまり悪そうにしている俺をちらりと見て、マヤ・シドウはくすっと笑った。
犬猫の類を飼った事のない俺にとって、名付け親の立場は到底馴染んだ物ではない。
ましてや相手は機械。冷蔵庫に名前をつける奴がいるか?そんな気分だ。
「で、この子どんな風に具合が悪いの?」
138 名前:好き嫌い 2/3[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 00:34:36 ID:vdCwzY1i [2/5]
パートナーマシナリーの『悪食』は、ガーディアンズの間でも知られた常識だ。
一体どういう構造になっているのか分からんが、有機物、無機物の別なく何でも食べる。
食べたものがどこへ消えるのかも謎だが、フォトンの仕込まれた銃や剣を食べて
フォトンの影響を一切受けていないというのが、ニューマンである俺には理解し難い。
「…はずだったんだが、最近妙に”好き嫌い”をする様になってな。」
「PMが好き嫌い?初めて聞く話だわ。一体どんな風に?」
「ああ、『服』しか食わんようになった。」
「服?こういう、着る服のこと?」
「ああ」
そう。この、俺にあてがわれたGH201は何故か、服しか食べないのだ。
レアリティを示す★表記がずらりと並んだSタイプ武器や高品質のポリマー、ドロップさえ
決して食べようとしない。与えても勝手にナノトランサーへ格納してしまうのだ。
服以外を与えても、返ってくるのはいつも同じ「これは、食べられません。」という返事。
139 名前:好き嫌い 3/3[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 00:35:26 ID:vdCwzY1i [3/5]
「変ねえ…修理には出したんでしょう?」
「ああ。『異常なし』だそうだ。それで、食品に詳しいアンタの所へ相談しに来た。」
「ふんふん。これは調理…研究意欲のわく問題ね…。貴方ここへ来て正解よ♪」
満面に笑顔をたたえるマヤ・シドウ。それを見て急にそわそわしだすGH201。
「アミィ様。またワタシは修理なのでしょうか?」
「いや、こちらの方は科学者さんだ。中をいじったりする事はない…と思うぞ。」
「そうですか!回答が少し曖昧ですが、安心しました!」
何故か、その言葉が胸に刺さる。考えないようにして、俺はマヤの方へ向き直った。
「じゃあ、よろしく頼む。」
「ええ任せて。試料はたくさんあるから、色々食べさせて
きっと好き嫌いの理由を突き止めてあげる。」
年甲斐もなくちいさなガッツポーズとウインクのコンボを決めて、マヤは微笑んだ。
胸騒ぎに気づかないように、GH201と目が合わないようにしながら
俺は研究室のドアへ向かった。
「アミィ様!」
GH201が、叫ぶように俺の名を呼ぶ。
「…何だ?」
「帰ったら…一緒にミッションへ行きましょう!」
「…ああ。草原でも遺跡でも…お前の好きな所へ行こう。」
「約束ですよ!」
こぼれた涙の理由を探らないように、俺は足早に研究室を後にした。
140 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 00:42:46 ID:vdCwzY1i [4/5]
※無印ストーリーモードネタです
カレンが実の姉同様に慕うマヤの料理に遠慮する真の理由とは…?
141 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 09:20:38 ID:XEclVeNQ
なるほど、これから惨…(ry
おや?誰か来たようだ………
142 名前:PMデバイスZ 1/8[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 18:53:50 ID:NNQPUpbw
[1/9]
私はGH-412、とあるガーディアンのパートナーマシナリーをしています。
今、私達の目の前にはテーブルの上に乗ったPM進化デバイスがあります。
『PMデバイス"Z"』
これを入手してしまったのは、私がVariety Shopに足を運んだ時。
売れそうにない、使わない素材を一気に店売りしてしまおうという時でした。
- 数時間前 -
店員「412ちゃん、今日も精が出るねぇ」
412 「ええ、いらない素材ばっかりよく出る任務だから大変ですよー」
店員「マスターに似てきたねぇ、そのさり気ない嫌味」
どういう意味ですかと問い詰めようとした時、店員さんは箱を片手に持っていました。
品名も何も書かれていないその箱に、私が興味を示すのは然程時間もかかりませんでした。
412 「それ、何ですか? 新製品ですかー?」
店員「あー、これかい? 最近GRMが開発した新製品らしいよ。
何でも、PMデバイスeroが大人気だったから別の物も作ったとか」
412 「…え、え、え、えろ!?」
…私はご主人様がさっぱり興味を示さなかったので、PMデバイスeroを知らなかったのです。
マシナリーとのキャッキャウフフを夢見るガーディアンの為に作られたそれは、非公式ながらも
大繁盛商品となり、特にGH440、GH450ユーザーにバカ売れしたそうです。
412 「(…なんて物を作るんだろう…で、でも…それを使えば
ご主人様も私にあんな事やこんな事…ああっ、ご、ご主人様、いけません、そんな、そん…。
っは! わ、私ったらなんてえっちな事を! は、恥ずかしい~っ!)」
店員「あー、悪いけどeroの方は売り切れだよ」
412 「い、いりませんッ! というか、ニヤニヤしながら言わないでくださいッ!」
143 名前:PMデバイスZ 2/8[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 18:54:48 ID:NNQPUpbw
[2/9]
412 「そ、それで! それは一体どんなデバイスなんですか?」
私はごほんと咳払いしながら、まだニヤニヤする店員さんに問いかけました。
…うう、最近気が付くとやらしい事を想像してしまいます。
店員「何でも、進化とかそういうのじゃなくてマシナリーの戦闘力その物を倍増させるらしいよ。
具体的にどうなるかは全く書かれてないんだわ、名前はPMデバイス"Z"」
412 「"Z"? 何かPMデバイスZEROっぽい名前ですよ…」
店員「ZEROではないから安心しろってGRMは言ってたかな」
店員さんは箱をじーっと見つめながら何かを考えていたかと思うと
ぽんと手を叩き、不安げに見つめていた私の方にその箱を差し出してきました。
店員「そうだ、412ちゃんにこれをあげよう!」
412 「ええっ?」
店員「ほら、この間は迷惑かけちゃったからね。
それに戦闘力倍増って効果は、よく頑張ってる412ちゃんにぴったりだろう?」
412 「…そんな事言って、処理に困る物を押し付けてるだけなんじゃないですかぁ?」
店員「ギクーッ! ま、まさか、そんな事はないって! 失礼だなぁ!
俺は単純に412ちゃんにお返しがしたいだけだってー!」
412 「思いっきりギクって言っちゃってるじゃないですか!
押し付け確定で説得力ないです! ダウトですよ!」
店員「まぁそう言わないでよ、それに…」
店員さんの顔がまたニヤーっと。
店員「ero以外で、ご主人様のお役に立ちたいだろ?」
412 「な…ななななななッ!? お、怒りますよぉ!」
店員さんの包装作業は終わる気配を見せませんでした。
144 名前:PMデバイスZ 3/8[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 18:55:56 ID:NNQPUpbw
[3/9]
そんなわけで、私達は押し付けられてしまったわけです。
正体不明の進化…進化するかも分からないデバイス、"Z"を。
412 「どうしましょう…これ」
主人「貰ってくるのが悪い」
412 「で、でも…店員さんの押しがあまりに強くて…そ、それに…(もじもじ)」
主人「とにかく用途が分からん以上は処理もできん」
ご主人様は口を濁す私を他所に、Zをじーっと眺めていました。
主人「やはりこういうのは使って試すのがセオリーなんだが」
412 「わ、私は嫌です! もうデバイスで大変な目に遭うのはこりごりです!」
主人「俺だって殺意の波動は御免だ。何処かに人柱でもいればいいんだが」
2人で悩んでいると、その空気を一変させる声が部屋中に響きました。
422 「たっだいま~♪」
とある経緯で助けて以来、ずっとこの部屋に住み着いている422さんでした。
本部で強化措置申請が通るまで、と言ってはいますが、一向に通る気配を見せず
肝心の422さんは、常日頃何処かに出かけてはタダ飯を美味しそうに頬張っていました。
422 「やー、ようやくごろ寝するのにいい季節になってきましたねぇ♪
そして旬の魚がまた美味しくなる…412ちゃん、今日の晩御飯は何~?」
その時、私とご主人様には共通の結論が出てきました。
422 「はっ…!? 寒い…! 急に寒気が…!」
主人「ニコ…ニコ…」
422 「よしてっ…やめてっ…その…」
412 「ニコ…ニコ…」
422 「微笑ましいモノを見るような目…! やめてっ…!」
145 名前:PMデバイスZ 4/8[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 18:57:08 ID:NNQPUpbw
[4/9]
主人「412、確保ォォォォッ!」
412 「ははーいっ!」
422 「にゃあああああ!? や~め~て~~~!!
せめてやさしく殺して~!! killing me softly~!!」
主人「たまには役に立てぃ、タダ飯食らい!」
羽交い絞めにされ、暴れる422さんにご主人様は一気にZを押し込みました。
パシリの習性には逆らえず、422さんは拒否すらせず、Zをすっかり飲み込んでしまいました。
422 「んぐっ…元気が出る味…おぉぉぉぉぉぉぉっ!?」
*ずどぉっ*
422さんは私を振り解くと、よく分からないオーラを噴出し始めました。
いわゆる、闘気を出しているポーズでしょうか? …マシナリーなのに。
422 「こうしちゃいられねぇ、任務行きましょう!」
主人「…何だ、本当に倍増してるのか?」
412 「うーん、別段何も変わってないように見えますがー…」
422さんは元気よく窓があるテラスに登り、窓を開けて勢いよく叫びました。
あ、ちなみにご主人様はニューデイズ住まいなので空気の心配は全くありません。
422 「筋斗雲~~~~!」
…何か呼んだかと思えば、422さんの足元にエアボードが出現しました。
言うまでもなく、ただのナノトランスです。
422 「あ、これ1人乗りなので現地集合で」
主人「呼ぶ必要ないだろそれ。
しかもND風の名前なのに思いっきりパルムロゴだぞ」
422 「それ行けー!」
412 「何も聞いてないかのように飛んでいったー!」
146 名前:PMデバイスZ 5/8[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 18:58:32 ID:NNQPUpbw
[5/9]
- サグラキ方面 -
422 「おっそいですねー、私待ちくたびれちゃいましたよぉ」
主人「直通便と違ってこちらは色々手続きがあるんだよ」
412 「…それで、どうするんですかぁ?」
とりあえずサグラキに来たのはいい物を、何をするかまではさっぱり聞いてません。
すると、この辺りでよく見かけるサウギータが早速現れました。
422 「気を感じる! そこですね!」
主人「感じずとも思いっきり目の前にいるわ!」
422 「はぁぁ~っ!」
422さんはまた、あの闘気と呼べばいいか迷うオーラを噴出し始めました。
グッダ・ブレッバを装着すると…。
422 「たりゃーっ!」
*どげしっ*
何と、ふわっと浮かんだかと思うとそのまま空を飛んで一気にサウギータに蹴りを1発!
勿論、私達パートナーマシナリーは浮かぶ事も空を飛ぶ事なんてできません。
立て続けに、低空を飛んではパンチでサウギータを一気に蹴散らしてしまいました。
422 「ごめんなさいねー、思いっきりスキだらけだったもので」
412 「…隙だらけって言うか、一体何処からつっこんでいいのかな」
*ぶぉぉぉぉ~っ*
そんな事をしていると…このサグラキ方面で一番の厄介者が現れました。
そう、一部ガーディアンズに熱烈な人気を誇り、嫌われてもいる、ウバクラダです。
147 名前:PMデバイスZ 6/8[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 18:59:55 ID:NNQPUpbw
[6/9]
422 「強い奴ですね、ワクワクしてきました! 遂にこれを外す時が…」
そう言うと422さんは、何を思ったか今まで装備していたブレッバを地面に落としてしまいました。
422 「これで素早く動けます!」
主人「素早くなるのはいいが、武器がなくなって余計弱くなってると思うんだが!」
412 「もしかして、全力逃亡の為の前準備とか!?」
422 「だぁぁーっ!」
422さんはより一層、大きなオーラを噴出して一気にウバクラダに向かっていきました。
*びしゅっ、びしゅっ*
412 「は、速い! とても見えない…サーチもし切れません!」
主人「大袈裟だが…本当に強くなってるのか?」
激しいパンチはキックの音が聞こえてきますが、何が起こってるかさっぱり見えません。
そんな音が少し続いた後、422さんが突然こちらに吹っ飛ばされてきました!
422 「きゃああああああああああっ!」
二人「ぬおっ!?&きゃっ!?」
*どごぉぉぉぉぉん*
422さんは一気に石壁にヒビが入るほど叩きつけられ、ぐったりとしてしまいました。
反対方向には、さっぱり傷付いてなく、余裕の表情で首を振り回すウバクラダが。
422 「くっ…なんて強さ、私じゃあダメかもしれない…ッ」
主人「諦めるの早いな! やっぱりロクでもないデバイスだったな」
412 「…よかった、私が使わされなくて」
ご主人様は念の為に持ってきていた炎カン・ウーを、私はハンゾウを構えました。
ウバクラダはこちらを睨んでくると、一気に突っ込んできました!
148 名前:PMデバイスZ 7/8[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 19:00:43 ID:NNQPUpbw
[7/9]
412 「きゃあああっ!?」
主人「412!?」
咄嗟の回避が間に合わず、私はハンゾウでガードするも吹っ飛ばされてしまいました。
地面に叩きつけられ、お尻からじわじわと痛みが全身に伝わってきます。
主人「おい、大丈夫か!?」
412 「は、はいっ、何とか」
ご主人様がカン・ウーを振り上げて踊りかかろうとすると、その前に422さんが立ちました。
何時の間にか移動してきたらしく、先程までの諦めモードはほとんど感じられません。
422 「よ、よくも…よくも私の晩御飯のアテを!」
412 「ちょ、ちょっと、いくらなんでも怒り方が酷くないですか!?」
ハンゾウを地面に突き立てて立ち上がりながら抗議するも、422さんは何も答えません。
…すると、突然地面が揺れだし、周りに大きな音が響き始めました。
主人「な、何だ!? 揺れてるのか!?」
422 「…私は…」
*どごぉっ*
422さんのオーラが急に黄金色に輝き出し、髪の毛も正に怒髪天に変わっていったのです!
表情は正に憤怒…食べ物の恨みという事でしょうか?
422 「私は怒ったぞぉー! ウバクラダァー!」
422さんは天高く手を上げ、SUVウェポンを呼び出しました。
それはシュトルム…ではなく、何故か使えるはずのないグロームアタッカーでした。
422 「バカやろおぉぉぉぉぉぉっ!!」
*ずっどごぉぉぉぉぉぉぉん*
149 名前:PMデバイスZ 8/8[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 19:01:26 ID:NNQPUpbw
[8/9]
翌日、私達はGRMに行きすぐさまクレームを叩きつけました。
確かに強い事は強いんですが、いちいち疲れる演出が多い上に…。
422 「ひゃあ~、私お腹減りました!」
燃費が凄まじく悪いらしく、普段の倍以上の食事を要求されたのです。
1ヶ月の生活費を見事にオーバーして見せた422さんは、しばらくニ・ボシ1本の刑に処しました。
人を炊飯器みたいに扱った罪は重いのですよ! 全く…。
皆さんも、怪しいPMデバイスには気をつけましょう。
412とのお約束です!
- 終 -
150 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 19:02:25 ID:NNQPUpbw [9/9]
eroがあるなら残った文字のZもありだろ、と思って書いた
最近パロディばっかりだが、後悔はしていない
151 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 20:58:16 ID:r0CX3IGh
確かにいちいち"タターン"と顔のカットインが入って疲れそうな事この上ないなw
152 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 21:18:28 ID:vdCwzY1i [5/5]
敵と合うたびにらみ合いだけで15分くらいかけそう
153 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/16(火) 21:36:02 ID:1LXf2fO8
展開読めたけど読ませる文章で面白かった!
154 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/17(水) 10:49:42 ID:oi1/nv6n
「2月2日!ゴ・ロウ・アスカを殺したのは貴様かーッ!貴様だなー!」
の方じゃないのか
155 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/17(水) 11:46:47 ID:6cGpLMVD [1/3]
休暇だし、最近よくネタが浮かぶのでもう1つ投下
しかし俺ばかり何度も投下していていいもんか
156 名前:月見 1/2[sage] 投稿日:2008/09/17(水) 11:47:57 ID:6cGpLMVD [2/3]
私はGH-412、とあるガーディアンのパートナーマシナリーをしています。
もうずっと星霊祭が続いているオウトクですが、今日はいつもと違う雰囲気です。
主人「NDには月見という風習があるらしい。
1年に1度だけ、衛星の1つが綺麗な円で見えるんだそうな。
そして、こうやって団子を備えたり酒を飲んだりして楽しむ」
412 「風流のある営みですよね~」
私達も、お団子とお酒を用意してオウトクのベンチに座ってました。
そして上に見える、白く光る星…いえ、それは白くなんかありませんでした。
412 「…でも、あれは絶対違うと思うんです!
あれ、衛星どころかリュクロスじゃないですか!
楽しむ所か、何時になったら展開が進むか心配になりますっ!」
主人「いやはや、ニューマンの感性は理解し難いわ」
そんな事を言っていると、星霊長イズマ・ルツの演説が始まりました。
ルツ「ニューデイズの民達よ、美しく輝く月は今や、あの禍々しい星の陰に隠れてしまっています。
しかし嘆いてはなりません、今こそ私達が力を合わせて、あの暗黒を討ち果たすのです。
月を取り戻す為に我々と共に祈りましょう、教団は常に皆様と共にあります」
412 「ありがたいお話に摩り替えて信者を増やそうとしてるー!」
主人「宗教なんてそんなもんだ」
そして横では、大犯罪人…コホン、英雄イーサン・ウェーバーとカレン・エラが。
E3 「…ご、ごめんな? こんな事になってるなんて、全然知らなくて」
カレン「いいんだ、こうしてあの星を眺めていると気が引き締まる。
どこかの誰かさんがまた突っ走らないか、注意しないといけないなって」
E3 「ちょ、それはないよ! 俺は全力で、大好きなカレンを護ろうとしてるのに!」
カレン「ふふふ…ありがとう、イーサン。いつも無茶させてすまないな…」
E3 「…カレン」
412 「ちゃっかりイチャついちゃってる!
こんな勧誘方法を止めなくていいんですかぁ、巫女様!?」
主人「止めとけ止めとけ、犯罪人を恋人にするアレに期待するのが間違いだ」
157 名前:月見 2/2[sage] 投稿日:2008/09/17(水) 11:48:44 ID:6cGpLMVD [3/3]
412 「絶対おかしいですよ、ここの人達!」
主人「なぁ、412」
412 「え、はい?」
ご主人様はリュクロスを眺め、用意してあったお酒を少し口に含み、話し始めました。
主人「あれを攻略したらSEEDがなくなる、かもしれないよな」
412 「え、ええ。そう簡単に終わるとは思いませんけど…」
主人「そうなれば、遂に俺達はお役御免になるかもしれないな」
412 「…そうですね、民間警備くらいになっちゃいますね」
…多分、勤務態度を良く思われてないご主人様は最優先でリストラかもしれません。
いくらガーディアンズから所有権利を買い取っているとはいえ、私は少し不安になりました。
すると、ご主人様は急に振り返って…。
主人「そうなったら、旅行でもするか?」
412 「…え?」
主人「武器抱えんでもいい、気楽な旅行もたまにはいいだろ」
ご主人様は微笑しながら、リュクロスを眺めて少しずつお酒を進めてました。
412 「…はいっ! そうですね、是非行きましょう!
その為なら私、422さんの食事全部前用意しちゃいますよ!」
主人「オイ、何時まで居座らせるつもりだ」
412 「はっ! そ、そうでした! 早く自立してもらわないと…!」
私達は笑いながら、作ったお団子を頬張りました。
…うん、我ながら良い味! 楽しいな、ご主人様との時間♪
お月見って、私はとても素晴らしい風習だと思います!
- 終 -
158 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/17(水) 23:46:40 ID:BNJDgCQK
>>154
パシッと参上 パシッと解決 御主人よ御主人よ御主人よ
御主人よ見てくれこの勇姿 オレは解決ニャンポコだ
なんて若者置いてきぼり。
>>155
なにかスラスラとネタが出てくる時はありますね。
古人曰く「鉄は熱いうちに打て」ですよ。
159 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/20(土) 22:17:55 ID:YpPXEl0R
ほしゅ
160 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/22(月) 14:16:18 ID:xLKJbLE+
うちのGH441、ソロプレイのときとか良く連れて行くんだが
うちの趣味でよくマヤやカレンやルーとも同じPTにいることが多いんだわ
んで、戦闘中の会話とかで
「可愛い!・・・でも敵です!!」ってあるじゃん
あれがその女性NPCのほうに向けられてる気がしてたまらんのよ・・・
この間レオと組んだとき、小さい敵がいないのにこの台詞を吐いたのには吹いたが・・・w
レオ、可愛いよ、レオ(一部がwww
161 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/22(月) 15:10:56 ID:x/rRurl5 [1/3]
>>160
その話もらった
162 名前:カワイイ 1/2[sage] 投稿日:2008/09/22(月) 15:11:53 ID:x/rRurl5 [2/3]
- カレンの場合 -
カレン「ベル・パノンか! 可愛いからって油断するな!」
412 「…私の方が可愛いですから!」
カレン「そんな事を言ってる場合か!
それに方向が間違ってるぞ! 私を見て言うな!」
412 「可愛いですから!」
カレン「…あ、はいっ」
主人「くっちゃべってないで手ぇ動かせ!」
412 「(…むき~っ、どうしてあんな女性が一緒にいるの!?
せっかくご主人様と二人っきりの時間だったのに、どうして!?
かくなる上は、気付かれないように倒れるよう仕向けるしか!)」
412 「チカラをお貸しくださいー(レスタ」
主人「オウ、悪いな」
カレン「待て! 今あからさまに私に届かない距離まで走っただろう!?」
412 「だってカレンさん、大型と対決中じゃないですか。
私まで巻き込まれたら被害拡大で、ご主人様の負担が増えちゃいますよ」
カレン「馬鹿者! 仲間というのは助け合う事から…うあっ!?」
主人「おー、凄腕様がまたお倒れになられてる」
412 「(…計 画 通 り)」
163 名前:カワイイ 2/2[sage] 投稿日:2008/09/22(月) 15:12:37 ID:x/rRurl5 [3/3]
- レオの場合 -
412 「…か、かわいい。
(でも、常識的に考えて私のが!)」
レオ「和んでる場合じゃないぞ!」
レオ「(…何故俺を見て言うんだ!? しかもあの残念そうな表情は何だ!?
俺の何処にそんな要素が…ま、まさか、そういう事なのか!?)」
主人「ふぅ、ひと段落だな」
レオ 「すまん、ちょっといいか?」
主人「何だオッサン、給料マイナスの棒ならいらんぞ」
レオ 「…まぁその、お前も苦労してるな」
主人「何が?」
レオ 「…いや、息子が大きすぎるんだろう?
俺の股間を見てマシナリーが可愛いと言…」
主人「帰れ #パーティ追放→レオジーニョ・S・B」
164 名前:ネタ(設定)1/2[sage] 投稿日:2008/09/24(水) 01:16:46 ID:BY1jBnle [1/3]
GH450…長女(18)
しっかりとした性格の持ち主。
いろいろな事に秀でた才能を持ち合わせる反面、自分の理解出来ない物事になると
探求心から周りが見えなくなる事もしばしば。
年長者としての自覚があり、下の娘たちの良き相談相手となっている。
趣味は読書とカラオケ。プロ級の歌唱力を持つ。
GH430…次女(17)
おっとりとした母性あふれる性格の持ち主。
周りを良く見、いろいろな事に気が利く。しかし、肝心なところでドジするお間抜けさん。
家事全般を一手に引き受け、料理の腕は逸品。
「あらあら、どうしましょう?」が口癖。
趣味は音楽鑑賞と水泳。競泳記録の保持者。
GH440…三女(16)
思い立ったら周りの事を顧みない、一途な性格。
情熱的になりやすく、周りが見えない事もしばしば。しかし、物事をちゃんと考えているのか
引き際のタイミングが良い。
趣味は身体を動かす事と裁縫。大雑把に見えるが、意外と細かい作業が得意。
GH410…四女(15)
物静かで大人しく、純情な性格。
引っ込み思案で、無口。相手に気持ちを伝える事が出来ず、いろいろと損な性分。
趣味は散歩と剣道。性格に似合わず、免許皆伝の腕前を持つ。
近所に住むGH470に密かな思いを寄せている。
GH420…五女(14)
いたずらっ子。考えるより先に身体が動く無鉄砲。
自意識過剰で何でもやろうとするが、自分の能力が追いつかず、痛い目を見る事もしばしば。
三女のGH440と一緒になって騒ぎを起こすトラブルメーカー。
趣味は宝物探しと短距離走。とにかくすばっしこい。
165 名前:ネタ(設定)2/2[sage] 投稿日:2008/09/24(水) 01:17:34 ID:BY1jBnle [2/3]
父親…ヒューマン(43)
ガーディアンズ教育部に所属。
ガーディアンズの信頼は厚く、幾多の逸材を生み出し教育部の中では一目置かれる存在。
しかし、教え子に手を出した外道。
母親…ニューマン(35)
ガーディアンズを志した事のある母親。
しかし、教育課程で出会った教師に一目惚れ。それが今の父親。今でも父親Love。
猛烈なアッタクで父親を落とした押しの強い人。
人目を顧みず、いつでもいちゃいちゃしていて、見ている他人が恥ずかしい。
GH470…近所に住む幼なじみ(15)
五姉妹の近所にある豪邸に住む男の子?
GH410とは同級生。品行方正、文武両道なオールマイティ。
しかし、人には言えない秘密があるとか……。
GH480…GH470の家に仕えている執事(53)
長年、GH470の家に仕えている執事。
不在がちな両親に変わってGH470に教育をしてきた、育ての親的存在。
166 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/24(水) 01:24:44 ID:BY1jBnle [3/3]
こんな感じでネタが思いついたんだけど、本筋が思い浮かばない。
学園物で上記の設定を生かして少し書こうかと思ったけど、やっぱ無理。
167 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/24(水) 03:26:50 ID:RD+178P2 [1/3]
イルミナスが壊滅してから2年が過ぎた・・・
だが未だに人類とSEEDとの戦いは終わりの見えない状態にあった・・・・
ここは最近、見つかった要害化する前のHIVE、通称「ローグス」。
剣戟と銃撃音と爆発音が響く中、どうみても場違いの格好に背丈の3人の少女とこちらは戦場慣れしている風体のニューマンの女性が無数に湧き出るSEEDフォームと戦っている
GH454「えっとぉ、この数だとこの火力で十分かなぁ・・・?って411ちゃん!?」
GH414「454ちゃん、これで十分ですよ!だって私たちのほうがずっと可愛いですから!!」
そう叫ぶや少女はこちらに死を恐れぬ大行進を続けてくるベル・パノンの群れへと突っ込んでいった・・・
GH414「もぅ!イーサンさんとカレンさんのHIVEでラブラブデートをこっそりデバガメしてマヤ様と3人で鑑賞してからそのネタでからかうつもりだったのにぃ!!!」
その叫びに彼女の突撃をすぐ後ろでサポートしていたGH441が抗議の声を上げる・・・
GH441「ちょ!ちょっとぉ!私とご主人様の愛のラブラブデートにひっついてきたのってそれだけの理由!?」
しかし抗議の声を上げながらも彼女の射撃は的確にGH414がカバーできない周囲の敵を吹き飛ばす
GH454「ふ、二人とも~落ち着いてぇ・・・って、フィーリアさんの額に青筋がぁぁ!!ってひゃぁ!こっちこないでくださ~~い!!」
慌てながらもなんとか二人をなだめようと必死に説得するGH454だがベル・パノンに飛び掛られてしまい、
思わずサポートしてくれているニューマンごとパノンを吹き飛ばす
GH454「きゃぁぁ!フィーリアさんがパノンたちの自爆攻撃(?)に吹き飛ばされちゃったぁ!」
・・・どう見てもお前の土属性テクニックのせいだろうが・・・っと無言の抗議を行うベル・パノンたちだった・・・
私はフィーリア、ガーディアン機動警護部に所属している。
ついでにいうと、先ほどからそこらでなにやら不穏な発言をしつつもショットガンをぶっ放しているGH441の主人でもある。
そして私はこのHIVEの掃討作戦に参加している・・・はずだったのだが・・・あれは13時間ほど前にさかのぼる・・・・
GH414「あ~!フィーリアさんと441ちゃんだ~!!」
GH454「こんにちは~」
GH441「あれ?414ちゃんと454ちゃん・・・今日はお留守番だってマヤさんとカレンさんから聞いてたけど・・・?」
フィリ「(な~んかすごいいやな予感・・・)」
GH414「ちょうどいいや!フィーリアさん!私たちもついて行っていい?ご主人様たちの身に何かあったらって思うと不安で不安で・・・。」
GH441「でも、ちゃんと言いつけを守るのも私達PMの仕事でしょ?」
GH414「それは441ちゃんとかPC用のPMはフィールド狩りとかミッションに連れてってもらえるけど私達NPC用のPMはそんな機会が皆無だから殆ど日の目を見ることがないんだよ!」
GH454「414ちゃん・・・メタな発言はちょっと・・・」
その後もなんとかなだめようとするPC組に対し、必死に食い付こうとするNPC組の展開が1時間ばかし続いた・・・
フィーリア「わかったわかった・・・邪魔にならないならついてきてもいいぞ・・・ただし、邪魔だけはするなよ?足手まといは問答無用で切り捨てるからな?」
GH414&454「はいっ!」
GH441「(ハァ・・・まぁいっか・・・大人数の方が面白いだろうし・・・)」
168 名前:あるニューマンとその相方の不幸(2/2)[sage] 投稿日:2008/09/24(水) 03:43:03 ID:RD+178P2
[2/3]
それから12時間はHIVE見学と称して2名のPMを案内しつつも簡単な掃討をしながら進んでいた・・・。
ところが第3ブロックに到達した直後から二人の行動がおかしくなった
直前の第二ブロックでイーサン・ウェーバー先輩とカレン・エラ先輩、二人とも伝説クラスのガーディアンと合流したのが原因だ・・・
ちなみにGH454の主人はこのカレンだ。そしてGH414の主人はマヤだが、実は間違えて作成してしまったらしい・・・。ひどい話だ・・・。
さて、この二人を見た瞬間NPC組の行動が変わった・・・というか本性を現した・・・
まず、二人から妙に距離をとるようにこちらに指示をし、そっと二人を監視しだしたのだ・・・
最初は何事かと思ったがすぐに最初に感じたいやな予感が的中したのだと理解した・・・
414「(いけっ!そこだ!手を握るんだ!!)」
454「(はうはう・・・ご主人様(カレン)のあの幸せそうな笑顔は久しぶりです!!)」
414「(ぬぅ!なんでそこで肩に手をまわそうとしないんだこの唐変木!朴念仁!!)」
454「(うふふふ・・・あのご主人様の表情だけでご飯10杯はいけます・・・ジュルリ)」
などなど・・・
あ~あ・・・・・・思いっきり不穏なオーラが出まくっている・・・
当然ながらそういうのに敏感な(?)カレン先輩には普通にバレてしまうわけで・・・
そしてこれまた当然ながらカレン先輩はさっさとイーサン先輩を急かして奥に行ってしまった・・・
そして現在に至る・・・
ああ、神様・・・私は人付き合いを間違えたのでしょうか・・・?
GH414「ええい!私たちの憩いの一時を邪魔する不貞な輩め!のけのけぇぇぇ!!」
GH454「マヤ様から美味しいご飯をもらう為にもどいてくださぁぁぁい!!」
・・・ミッション放棄してやろうかしら・・・・そう思った私はとっととミッションを放棄し、いつもの場所にGH441と移動しました。
この後、しばらくの間、二人組のPMが1つのHIVEを壊滅させたというウワサを耳にしました・・・まさかね・・・
ちなみに、この事件の後マヤさんが幻視の巫女とライア総裁から呼出を受けて相当絞られたとか・・・
イーサン先輩がヒューガ先輩やトニオ先輩にこの時のネタでからかわれたりしたとか・・・
続かない・・・というか終われ・・・
169 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/24(水) 03:43:50 ID:RD+178P2 [3/3]
ぎゃああああああああ!!
>>167にタイトル入れ忘れてた!!
あるニューマンとその相方の不幸(1/2)でした!!
そしてウマくまとまらなくてすまないですOTZ
ROMにもどろっと
170 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/24(水) 15:11:15 ID:KZ50tu1E
1行がちょっと長いのかもしらぬい
ストーリーNPCが絡んでくる話は俺も大好きよ
171 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/09/27(土) 19:28:35 ID:BQNyVTNT
保守
172 名前:新作お届けサービス 1/3[sage] 投稿日:2008/09/28(日) 14:51:21 ID:qXlNrnqi
[1/3]
すっかり静かになったモトゥブの荒原で、私は珍しくピンチになっていた。
「くっ…な、何なのよこのジシャガラの群れは!」
両の腕にデスタを構えて撃ち続けても処理しきれない。
代わる代わるに次々と体当たりをくれるので退避も困難。どうみても一人で
片付く状況ではなさそう。
「ったくもう…どいつもこいつもやり切った笑顔で勝手にご勇退キメてくれちゃって…
おかげでこの私がこんな目に遭ってるじゃないっ!」
今も現役を続けている先輩ガーディアンズの面々を、この状況へ呼ぶのは恥ずかしい。
誰を呼んだとしても、確実にバカにされる台詞が浮かんでくる。
特にルウさんに「貴方の能力がまた予想を下回っていました」なんて言われた日には
エモノを投げ捨てて夕暮れのパラカバナへ独り駆けてゆきたい気分になるに違いない。
「一人いるけど、あいつじゃなあ…頼りなぶべらっ!」
人脈的に困った時の最終手段(リーサルウェポン)。
主にプライド的な理由で、できれば使いたくなかったが…こうなっては止むを得ない。
173 名前:新作お届けサービス 2/3[sage] 投稿日:2008/09/28(日) 14:52:03 ID:qXlNrnqi
[2/3]
「はい、チコリです~。マスターお疲れさまです~。」
間延びした声で通信機がしゃべる。
「はいはい、あんたもお疲れさま。今ヒマだよね?」
「はい~。ご連絡をお待ちしておりました~。ナウラですっごく美味しいパイを」
「パイの話は後で聞かせて。ちょっと手伝ってほしいの。」
キツネにつままれた様な空気を漂わせる通信機の向こうにいる相手。
「?じゃないの。貴方まだガーディアンズでしょ?」
「はい~。登録上は機動警護部所属です~…ええ~?!」
「て・つ・だ・っ・て。ちょっと私一人じゃキツいのよ。場所は分かるわね?」
「は、はい~。西クグ砂漠のエリア0-0309-1518です。ええええ~!」
「驚いてないで支度してすぐ来てっ。痛っ!こいつ!うらぁあ!!」
「もしかして、ミッションのお誘いですかあ~!?411日ぶりですよ~!」
「はやくしろおーっ!間違っても武器忘れんなよ!じゃ通信終わりっ!」
私が悪いんだ。このところの平和にかまけて、すっかりアイツに家事をまかせきりに
して、ガーディアンズの仕事をさせなかった私が悪いんだ。
パートナーマシナリーも長い事戦闘をしないと、腕が鈍ったりするんだろうか。
チャージコスモが残り1個。
本日12回目のフォトンチャージを済ませ、減ったように見えない群れへと私は飛び込んだ。
174 名前:新作お届けサービス 3/3[sage] 投稿日:2008/09/28(日) 14:52:55 ID:qXlNrnqi
[3/3]
キィィィ…ン!
「マスタ~~!お待たせしました~~!今そちらへ降下しま~~す!」
「グローム付けてSUV申請しといて!今日は外したらお仕置きだよ!」
「ひええ~~!がんばります~~!」
しばらく滞空した後、一体の430型マシナリーが地上へ転送される。
「はぁ、はぁ、はぁ。おま、お待たせしました~。マスター。」
駆け寄ってきて、切らした息をそのままに「はい」と愛らしい紙袋を手渡す。
「新作のコルトバ・ベリーパイです~。美味しいですよ~。」
ばく。がつがつがつ。ごくっ。
「ああ~。もっと味わって食べて頂かないと~。」
「状況を見ろっ!ほら戦闘開始!」
「でも~。あっちにとっても綺麗なトンボさんが~。」
「後!っうらぁ邪魔だこのタテガミ!ほら!2秒以内に装備しないとこいつでトンボも撃つよ!」
「や、やめてください~!!えっと、えっと~。」
430型なりの調子ではあるが、ようやく一応戦闘に参加する。
ころころと転がされているだけにも見える気がしなくもないけど、群れが何故か彼女を
集中攻撃するので、攻撃および回復の機会が増える。
「助かるぅ~!久々なワリにあんた中々役に立つじゃない!」
「マス(ガッ)マスター!おた(ガッ)おたすけ~~!」
無様で散々な状態だけど、これはこれで何だか楽しいかもしれない。
仲間に囲まれながら、片手でスマートにデスタを回していた昔の自分を思い出して
私はくすっと笑った。
「おふぅ!ジシャガラさん~!すみませんが、私は女の子ですので~!
そういった攻撃は、可能であれば、おふぅ!」
END
175 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/02(木) 07:12:41 ID:uZqu2eeH
諸事情あって復活させました、よろしくお願いします
【PSU】GH450 総合スレ その8
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/ogame3/1222898814/
176 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/06(月) 02:54:11 ID:y8hV+CRv
我が家のPMの戦闘値が200になったぜ、ヒャッハー!
177 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/06(月) 15:45:53 ID:M7bMYw7S
>>176
急いでその喜びを文章にする作業に戻るんだ
178 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/07(火) 01:25:12 ID:FHtv0B9K
【PSU】GH450 総合スレ その8
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/ogame3/1222898814/229-243
229 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2008/10/06(月) 13:37:22 ID:yaahJC4b
この世界にはロリコン男だけしかいないのかよと ~~~~~~~~~~~~~
239 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2008/10/06(月) 21:11:24 ID:yaahJC4b
>>1が満足して書き込んでると思うと虫唾が走る ~~~~~~~~~~~~~
241 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2008/10/06(月) 21:21:10 ID:yaahJC4b
そのまま>>1にパス ~~~~~~~~~~~~~
243 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2008/10/06(月) 21:46:48 ID:yaahJC4b
あれあれ~? ~~~~~~~~~~~~~
ボクは>>1さんに話しかけたのに、この人が返事しちゃってるよ
ねえおじさん、何かおかしくない?
バーロー、もう全部バレてんだよ
【PSU】GH420系総合 ニャンポコカワイイスレ・12
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/ogame3/1219553712/381-387
381 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2008/10/06(月) 05:54:47 ID:yaahJC4b
前が見えねェ ~~~~~~~~~~~~~
(;゚;;)
_ (つ旦と)____ ∧∧
/ \ _旦 _\ (゚ω゚) 手近なパーツを流用することで
.<\※ \______|i\_ ̄_ヽ と) 問題を回避したポコ
ヽ\ ※ ※ ※|i i|.====B|i.ヽ
\`ー──-.|\.|___|__◎_|_i‐>
 ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄|
\|____|~
387 名前: 名無しオンライン [sage] 投稿日: 2008/10/06(月) 20:12:48 ID:yaahJC4b
∧∧ ~~~~~~~~~~~~~
(;゚ω゚)
_(つ(;゚;;)と)___ Σ∧∧
/ \ _旦 _\ (ω゚;)
.<\※ \______|i\_ ̄_ヽ と)
ヽ\ ※ ※ ※|i i|.====B|i.ヽ
\`ー──-.|\.|___|__◎_|_i‐>
 ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄|
\|____|~
この書き込みの違いにご注目下さい
これが420信者の真実です。皆さんのスレも420信者に荒らされないよう気をつけましょう
179 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/13(月) 00:17:03 ID:iy0HG7MW [1/3]
続いてたのかこのスレ
イチローとかピカチュウとかはさすがにいないにしてもパシリって種類増えた?
180 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/13(月) 00:43:02 ID:o2lsfw5F
マガシ声のムーミンが居るぞ
181 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/13(月) 00:52:05 ID:iy0HG7MW [2/3]
>>180
うお、予想以上の追加だなそりゃ…
ちなみに俺は450の修整喰らったあたりまでしかいなかったが450は正常に戻してもらえたのかな
182 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/13(月) 06:46:14 ID:7LfGjfzC
>>181
その頃からだと各種派生、、ショタ、頭のでかい執事、マガシムーミンかな
後450は無事に戻ったよ
このスレが賑わっていた頃が懐かしい
183 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/13(月) 07:36:16 ID:TSQd3BKu
450以外のNPCもほぼ全員レスタするようになったな。
一部はお察しな回復量だけど。
184 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/13(月) 17:42:52 ID:iy0HG7MW [3/3]
過去途中まで読んで来た
イルミナスはオフでもゼロからパシリ作れるか?
久しぶりに450に会いたいぜ
185 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/14(火) 07:44:20 ID:GPKjG2VU
イルミナスオフでもパシリは作れたはずだがオフ専ならpsp版のほうがいいかもしれない
186 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/14(火) 22:29:36 ID:inF3Rwx+
>>185
なるほど了解だ
ここに書くネタになるといいなあ
こんなに静かになっちゃって…
( ゚д゚ )<倫理的におk
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
187 名前:あっぷででーと[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 00:26:24 ID:RNTmZ0To
「大型アップデートだそうだ。440」
「何ですかそれは?。御主人」
「一言で言うと440。待ち望んでいた事だ」
「待ち望んでいた事?御主人が?」
「うむ…その通りだ。440」
「御主人が望んでいた事…アップ…デート」
ぽあん・ぽあん(妄想開始)
新型デバイスで私の背がアップ。あとボンキュボン。
それでそれで御主人も私にメロメロになって。
二人はそのままデートしたりなんかして…きゃー
ぽわん・ぽわん(妄想終了)
「ま、まあ御主人が言ってくれればいつでも、そのあの」
「…何を想像している440」
「そ、それで新型デバイスはいつですか?御主人!」
「…デバイスが出るかどうか知らないけど440」
「そうですか…御主人」
「まあ、もう暫くはオマエと付き合う理由が出来たな440」
「え?あ…はい!御主人」
188 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 11:19:48 ID:GpaIIpbu
420「ねーねー大型あっぷでーと、ってなに」
主人「そりゃ大型なアップデートだろ、武器が増えたり新しい服が増えたり」
420「他のみんな達と一緒に戦えるようになったりするかな?」
主人「あぁ、連携攻撃とかできたら楽しいだろうな」
~420妄想中~
なんかすごい敵「ぎゃお~」
420「くっ、このままじゃ全滅しちゃう…!」
総裁「ポコンナイツの諸君、今こそ合神せよ!」
420「オーバーパシリスキル、ポコンパワー全開!SUVサテライト・カノンいけー!」
主人「いやゲームのやりすぎだそれは」
189 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 17:18:26 ID:MH0k/TWF
主人「パシリパシリ、大型アップデートってなんだ?」
GH-101「いいからゲーム始めろやボケ」
190 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/16(木) 00:42:08 ID:FvbwXGP7
アップデートで新デバイス出ると良いですね。
アップデートネタ三連で最後のGH101で笑っちゃいました。
191 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/16(木) 23:04:22 ID:3sgOdANL
倫
192 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 16:12:59 ID:yqxmAu0P
理
193 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 21:06:52 ID:Zvh7scjo
的
194 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/18(土) 22:40:06 ID:nuq6+1tC
に
195 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00:46:17 ID:YRhDlxYx [1/4]
お
196 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/19(日) 00:49:38 ID:D98dkvPC
k
197 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/19(日) 01:07:54 ID:YRhDlxYx [2/4]
完成したか
まだみんないるんだなあ
198 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/19(日) 20:58:17 ID:+sbR8NES
せっかくの大型アップデートだから、
「ぼくの考えたパシリコンテスト」
やってくれないかなー。
それはもう怪獣コンテストのように。
199 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/19(日) 22:03:09 ID:YRhDlxYx [3/4]
となるとGH-5**シリーズか
デバイス抜きで変身するパシリムーンとか
まあ身長伸びるだけでも違うワケだが
200 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/19(日) 23:57:05 ID:YRhDlxYx [4/4]
獣男「ぼくのかんがえたパートナーマシナリー大募集!だそうだが」
GH-450「やたら久々ですね御主人様」
獣男「小動物・少女・少年・老人・着ぐるみと選べる現状だと追加には何が来るかな」
GH-450「…成人女性でしょうか」
獣男「大動物はどうだ?」
GH-450「大動物…象とかですか」
獣男「ライオン、パンダ、象などどれもかなり強いと思うが」
一瞬、GH-450の脳裏に描かれる野生の王国
野生のPMの群れを率いるボス猿の場所に鎮座する自分の主人
GH-450「…大動物がSEEDに勝てるならそもそも自然淘汰されます御主人様」
獣男「なるほど」
GH-450「夜の営みに差し支えますので無理に脳を使わないで下さい」
獣男「カバの姿のPMがうんこ撒き散らすPAでSEEDを撃墜するとかは」
GH-450「はいはい、今夜はデバイス451で金髪プレイしましょうね」
獣男「ゴリラのPMがうんこ投げるPA…」
すまん俺が何か書くのは三スレ以来なんだ許してくれ
201 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/20(月) 00:14:26 ID:4f9ean8o
>>200
>>191-196
つまりそういう事だ。気にスンナ~
ってか、ご主人、ウ○コから離れろwww
202 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/20(月) 00:49:26 ID:I6rfP/DY [1/2]
>>201
ありがとう
またなんか思い付いたら保守がわりに書くよ
203 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/20(月) 08:15:52 ID:pRK0cnQ5
>>200
自分で食って自己回復ウサギマシナリー、仲間に与えて回復と解毒のコアラマシナリー・・・
いやなんでもない・・・
204 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/20(月) 11:06:07 ID:nvudU+R0
ケモノミミPM!素晴らしい!!
205 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/20(月) 13:00:21 ID:I6rfP/DY [2/2]
すまん下品だからスルーしてくれ
獣男「何だといいたい訳じゃないが」
GH-451「そう言い出す時には言いたい時ですわよ主さま」
獣男「お前451のままかよ」
GH-451「チケット代金分楽しみますわ。で、いかがなさいました?」
獣男「>>203を読む分にはだ」
GH-451「はい」
獣男「食糞というコアラの習性を模したコアラPMが」
GH-451「まあ動物の習性でしたら倫理的におkですわね」
獣男「敵に毒を食らわされた主人に駆け登り口に向かって踏ん張る愉快な光景な訳だか」
GH-451「まあアンチメイトを射出するのでしょうか、戦闘中だと困りますわね」
獣男「さらに>>204を単独で読む分にはだ」
GH-451「はい」
獣男「GH-420に代表される獣耳PMを賛美し、更なるバリエーションを希望していると理解出来る」
GH-451「ハジロドウハジロドウ」
獣男「しかして>>203>>204と読むとだな」
GH-451「ギパータ距離確認いたしました」
獣男「人型獣耳PMが主人に駆け登r」
GH-451「倫理的におk範囲逸脱につきしばらく凍結してください」
再びスマン…
206 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/21(火) 19:31:46 ID:rH8AUYUn
( ゚д゚ )<倫理的におk
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
207 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/23(木) 10:03:06 ID:3pkLgu/G
想像してわっふるした俺も仲間仲間
208 名前:名無しオンライン[] 投稿日:2008/10/24(金) 08:43:22 ID:Hbe53SZv
ホス
209 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 12:05:27 ID:1rAR9D2f
PM「ふう。落ちるトコだったぜ・・・やれやれ」
210 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 17:36:19 ID:IMJOKlL0
GH-452「こんばんは保守に来ました」
獣男「身も蓋も無いなって452かよ」
GH-452「寒くなってきたから寒冷地仕様です」
獣男「クリスマスカラーで寒冷地仕様を名乗るとは…白熊に謝れ」
GH-452「そんなことより主、主の倫理的によろしくない妄想にレスが付きましたよ」
獣男「この過疎でわっふるが来たらわっふるしかないな」
GH-452「夜の営みに影響を及ぼさない程度にわっふってください」
獣男「つまり倫理的におkな仕様のパシリを考えるならいいんだな」
GH-452「主を凍結した罪で夜のおしおきがクセになりそうな私です」
獣男「倫理を言うならいきなりPMの少女型が問題にならないか」
GH-452「外見がどのように見えても登場人物はみんな18歳以上、それも倫理です」
獣男「そうなのか?」
GH-452「ソ〇倫と〇ディ倫という倫理管理組織に確認出来ます」
獣男「倫理って不思議だな…」
GH-452「それで納得しちゃうんですか…」
211 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/25(土) 12:12:14 ID:H8DeBr50
450「・・・なにやってるんですか?メールなんて書いて」
箱「いやあ、保守がてらに【ぼくのかんがえたパシリコンテスト】に応募してみようかなと…」
450「へぇ・・・どんなのですか?」
箱「あ・・・!」
450「・・・」
450「背中に翼の生えたパシリですか・・・天使みたいですね。いいじゃないですか」
箱「そ、そうだね」
450「次は・・・大きな鎌? 黒いマント??」
箱「・・・」
450「次は・・・特に特殊能力はないけど、お付きの小型マシーナリーが一杯ついてきて援護してくれる??」
450「全身に実弾兵器を装備。両手には2連ガトリングガンを装備・・・」
450「両手に竜の頭のようなナックルを装備、腕が自在に伸縮する・・・
ってこれ某ガンダムのパクリじゃないですか!」スパーン
箱「げふっ! じゃ、じゃあこーゆーのは・・・」
450「SUVウェポン発動で、パシリのサイズよりも一回り大きいパワードスーツを召喚。その中にパシリが入り、
さらにもう一回り大きいパワードスーツに入ることができる・・・ってこれどこぞのマシンロ・・・」
箱「ち、ちがうよっ!!これはゴーディア」
450「一緒じゃあああ!ゴッドハンドスマァァァァァッシュ!!」
箱「ぎゃあああああああ!!」
御粗末でございました
212 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/25(土) 21:57:34 ID:wjAqxwr5
箱の人キタコレ
213 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/26(日) 00:08:23 ID:yZspUOof [1/2]
GH-452「なるほどPMもロボですからね」
獣男「まあ変形はしてるしな」
GH-452「チケットによる換装も可能ですから」
獣男「パシリビームでも出すか?」
GH-452「パシリイヤーは地獄耳とか…」
獣男「それともニャンポコがいる以上ワンポコを存在させるべきなのか」
GH-452「猫耳と犬耳の見分けが難しいと思われます主」
獣男「じゃあウサギ耳だな」
GH-452「倫理的におkの様です」
獣男「つまり次のPMはバニーガールで、主が怪我をするとクチ移しでモノメイトを」
GH-452「合成失敗でマティーニが出来たりするのはいかがですか」
獣男「まず進化したなら失敗すんなよ…」
GH-452「では進化してキャストになるとか」
獣男「[°д°]アイシテー」
GH-452「ま た 箱 か」
箱久しぶりだよ箱
214 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/26(日) 01:20:40 ID:3F67AdiZ
>>211
キタ、箱の人来た!!!これで勝つる!!!!11!
215 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/26(日) 01:36:30 ID:5cZXGHP5
流れぶった切り、オチなし、続きなしです。
主「さーて、うまく合成出来てるかな?」
パ「きっと失敗してます。私が合成、苦手なの存じでしょ?」
主「それは知っているが、とりあえず、出来たモン見せてみろ」
パパーン
パ「元気な赤ちゃんです。3205グラムの女の子ですよ」
主「……ちょっと待て。何で赤ん坊が出来るんだ?」
パ「何言ってるんですか? あんな事すれば、当然出来ますよ?」
主「そうだよなぁ……、あんな事すれば、当然出来るよな。
……って、おい! そんなことあるわけないだろ!」
パ「何と言おうと、出来てしまったからには、責任とってね(はーと)」
主「責任とってね(はーと)。じゃないわ! そもそも、おまえマシナリーだろうが。
おまえに赤ん坊なんて出来るわけないだろ!」
パ「私とあんな事が出来るんですから、子供だって出来ますよ。
私を作ったGRM社だって、そこら辺、考えての事だと思いますけど?」
主「…………。」
パ「ちゃんと認知してくださいね。でないと子供がかわいそうです」
主「なんと言ったらいいのか……。本当に俺の子供か?」
パ「何言ってるんですか。……紛れもなく、私とあなたの愛の結晶です」
主「……そ、そうか。俺もついに一児の父か……」
パ「そうですよ。これからもお仕事がんばってくださいね。あ・な・た」
主「お、おう。任せとけ」
216 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/26(日) 21:40:22 ID:itIzhms8
>>215
まさに玉(GH-101)のような赤ちゃんですね。
217 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/26(日) 23:49:55 ID:yZspUOof [2/2]
獣男「>>216上手すぎだろ倫理的に考えて…」
GH-452「人とPMの禁断の恋ですね」
獣男「禁断ってほどでもないだろ」
GH-452「そうですか?」
獣男「俺がハンターズで働いてる時だったか」
GH-452「初耳ですが」
獣男「コンピュータプログラムに恋したエリって女もいたしな」
GH-452「獣人はラグオル星系には入れないのではありませんか主?」
獣男「だからあっちじゃダンボール被ってよ」
GH-452「はい?」
獣男「[°д°]ハコモアイシテ!つって密入国すんだよ」
GH-452「ま た 箱 か」
218 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 00:01:36 ID:n8LDoPWO
獣男「さて保守したいんだが」
GH-452「そのままですね主」
獣男「だいたいどれくらいで保守するものかな」
GH-452「良く分かりませんが話題を作れば良いのでは」
獣男「なるほど会話があれば保守しなくてもいい訳か」
GH-452「その通りです」
獣男「じゃあ明日から考える」
GH-452「まあ保守ですしね」
219 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 20:47:25 ID:LlgUKOG5
/ゝ /ゝ
/⌒/" 、⌒ヽ /⌒/" 、⌒ヽ
| :::::::○:;;::○::;|| ::::::::○::;;;::○:;| [・ω・`;]
ヽ ,,:::、Wノハ;/ ヽ,,:::、Wノノハ;/ ・ ・ ・ --=rと |
ミ_ノ ミ_ノ ゚ く ̄\
″″ ″″
[゚Д゚` ]
⊂[ ⊃ ;; )
◆ ◆ 0爻爻爻0 ; ;; ); ) )
[・ω・` ]⌒ヽ get: ラッピーフェザ
_UーU^(_,,⊃'~... (´⌒;; .get: ラッピーフェザ
[´・ω・`]⌒ヽ
_UーU^(_,,⊃
トリックでないほしゅ[´;ω;`]
220 名前:タイトル考えてなかった… 1/3[sage] 投稿日:2008/10/29(水) 02:52:31 ID:X/oNmwEZ
[1/4]
「マスター!何処ですかマスタぁぁぁぁ!」
今日もおんぼろアパートのおんぼろ部屋にあいつの声がこだまする。
あいつというのは言うまでも無い。私のパートナーマシナリーである、ナナである。
毎朝毎朝の恒例行事。
私の方が少しだけ早起きするから、後から起きたアイツは私を探してああやって叫び回るのだ。
「毎朝毎朝この狭い部屋で人探しとはほんと精が出るな」
もう何度繰り返したかわからない言葉。
「あ!マスター!良かった!こんな所に居られたのですね!」
「こんな所も何も襖一枚隔てた扉の向こうだろうに…」
そう返すと「そうは言われても居られないと不安になるものなのですよ、パートナーマシナリーは」
と頭をかきながら笑う。
「ではマスターの所在も確認しましたし、朝食の支度をしますね!」
前に居たパートナーマシナリーはあんなに私を探しただろうか?
そんな疑問も結構な回数抱いているがいつも結果は同じ。
あんなには探さなかった、むしろ私より先に起きて朝食を作り上げてたたき起こしに来ていた位だ。
そんな他愛も無い事を考えつつも新聞に目を戻す。
「モトゥブにて連続テロ発生中…ね。SEEDで大変だって時によくやるよ」
「はいはい、ご飯ができましたよ~。今日も和食です!リベンジです!」
目の前に配膳されていく料理から味噌汁を手に取り、一口すする。
「ああ!もう新聞読みながら食べないでください!お行儀悪いですよ!」
これもまぁいつものやりとり。ん?という事はこの味噌汁はまた濃いのか…?
「うすっ!!昨日はやたら濃かった今日はやたら薄いな!」
「え?あれ?ああ…あれですよ。昨日と今日で丁度いいって事で」
舌をぺロリと出しながらそう言って笑うナナ。
「…毎日丁度良い味で作ってくれ」
と、私が返すのも、いつものやりとりだ。
221 名前:タイトル考えてなかった… 2/3[sage] 投稿日:2008/10/29(水) 02:53:41 ID:X/oNmwEZ
[2/4]
朝食を終えた私は仕事に行く準備をする。
準備と言っても基本的にはナノトランサーにいつも入れっぱなしなので特に準備する事は無い。
顔を洗って歯を磨いて、とまぁそんな感じだ。
「さてと、んじゃ仕事に行くぞ~」
普通のガーディアンズの場合は時と場合によってマシナリーを連れて行くかを決める。
主に必要とされるのは一人で過酷な任務に行く場合だ。
一人では足りない戦力を補う為や薬代の節約の為に連れて行くことが多い。
だが実際問題、最も一番需要が高いのは壁役としてだと言うが、
そういう痛みを強制するのはどうなのだろうかと思う。
まぁ私の場合は少し事情が違い戦力として連れて行くのでは無く、
単純に連れて行かないとグズって大変だからなのだ。
そりゃもう近隣住民の皆さんに大変ご迷惑がかかるぐらいに。
そんな事を考えてるとは思ってないのか、ナナは何故か両手をきっちり正面90度まで伸ばして私の隣を歩く。
「今日はどんなお仕事ですかね~。この前は迷子の子猫の捜索、その前はおむすびの捜索でしたね」
少し楽しそうにナナはこの前の仕事について振り返る。
「ガーディアンズだってーのに実に平和な仕事ばっかりだな」
「今はSEED討伐の最終作戦の真っ最中ですからねぇ。
人類の未来がかかっている状態で犯罪を犯す人も居ないって事ですよ。
このまま激減したままでいてくれればいいんですけどね~」
実際ナナの言う通り、最近の犯罪発生率は激減していた。
こうしてSEED討伐作戦にほとんど戦力を集中させている状態でも、
私達のような都市警備の任務のガーディアンズに回ってくる仕事は、
さっきナナの言った通りの平和なものばかりだった。
222 名前:タイトル考えてなかった… 3/3[sage] 投稿日:2008/10/29(水) 02:54:56 ID:X/oNmwEZ
[3/4]
アパートを出て少し歩いたら、ご近所さんにバッタリ出会った。
「おや?今日も仕事かい?精が出るね」
無駄に派手なシャツに汚れたジーパンを履いてるこの男は、
アトネス=メントルと言う私と同じアパートの住人だ。
見た目は胡散臭いが実は凄腕のメカニックらしく、
私の家の冷蔵庫も実はこいつが暇つぶしに修理してくれた物だ。
その時は「ちょっと人工知能が追加されてるけど気にしないで」とか言って居たがとんでもない。
毎日使った食材のカロリーやら栄養バランスやらを教えてくれると言う実に迷惑極まりない代物だった。
あまりにむかついてスクラップにされたくなかったら黙れ、と脅したからか最近では口やかましくなくなったが…。
でも何故かナナはこの男の事を気に入っている。理由は単純だ。
「はい!今日もマスターと一緒にお仕事なのです!」
「そうかそうか、んじゃ今日も頑張るナナちゃんには飴をあげよう!」
「ありがとうございます!」
とまぁ自分の好きな飴玉を会う度にくれるからなのだ。
最初はあまり物を貰いすぎるのもどうかと思って注意していたが、
彼の方が「いいのいいの、僕があげたいんだから」と毎回押し問答になるだけだったので言うのを止めた。
どうでもいいが、何故にこいつは何時も飴玉を持っているのだろうか?
「あ、それは単純に好きだから。落ち着くんだよね~飴」
こちらの心を読んだ…?
「あぁごめん。なんか疑問に思ってそうだったからつい、ね」
時々こいつはこういう鋭さを見せるから苦手だったが、飴玉お兄さんと慕っているナナの手前そうは言わない。
とりあえず今は仕事に行かねば。
「ほら、ナナ行くぞ」
ナナに催促して私は歩き出すと「は~い!じゃ飴玉お兄さん、またね!」と彼に手を振って私についてくる。
「お仕事がんばるんだぞ~」
そんな声を聞いてなんとなく振り返ると、彼もナナに合わせて手を振っていた。
やっぱり私の思い込みなんだろうか…?
「ガーディアンズライセンスの認証を行いました。ユウさんですね。えーっと…次のお仕事はモトゥブです」
モトゥブ?少し今朝の新聞の記事が頭をよぎる。嫌な予感が当たらなければいいが…。
「内容は対連続テロ事件の捜査、及び可能であれば事件の解決を行ってください」
残念な事に私の嫌な予感は的中してしまったらしい。
今度の仕事は久しぶりに真剣にやらなければいけないようだ。
223 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/29(水) 02:59:33 ID:X/oNmwEZ [4/4]
こんな稚拙な文章ですすんません、つづきはまた後日…
(って読みたい人いるのかな…)
224 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/29(水) 08:15:04 ID:xzOXTAzG
>>219
相変わらずAA上手いなぁw
さあもっとラッピー探し頑張るんだ
>>223
続きが気になる奴ならここにいるぜ
パシリで事件モノってあまり緊張感でないよな、だがそこが良い
225 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/29(水) 17:12:39 ID:IJkuNfY+
>>223
書きにきたけど面白い予感
尻尾振って読み手に回りますぜ
226 名前:タイトルが浮かばないのは内緒だ 1/3[sage] 投稿日:2008/10/30(木) 03:32:01 ID:j+nCNlqY
[1/4]
「パルム発モトゥブ行きシャトル、間も無くの離陸となります。
どなた様もシートベルトを締めてお待ちください。
なお無重力酔いやフォトン酔いなどの症状が現れた場合には
お近くの乗務員までお伝えくださいますようお願い申し上げます」
シャトル内にお決まりのアナウンスが流れたので私は手にしていた新聞をナノトランサーに収納する。
私の隣の席にはナナが座りべったりと窓に両手を貼り付けて外を見ている。
もう何度も乗っているにも関わらず窓際の席になると必ずこうしていて、よく飽きないもんだなと思う。
「あ!動き出しましたよ!」
ナナがそう言う通りシャトルが動き出す。
全く…これから結構大変な仕事に向かうと言うのに相変わらずのん気なものだ。
星間飛行になったシャトルの中、私が改めて新聞を読んでいると窓の外に飽きたのかナナが私に話しかけてきた。
「そういえばマスター。テロってなんですか?」
こいつはそんな言葉も知らんのか、と少し呆れてナナを見る。
「な、なんですか!その憐れみのような目は!わ、私だってテロがどんなものなのかは知ってますよ!」
ほぅ…ならばその質問の意図はなんだ…?と私はじとーっとした目でナナを見る。
「行為としては知っていますけど、何でそんな事をするのかな~?って思いまして…」
なるほど。テロ行為と言う手段は知っていても、その目的がわからない、と言う事か。
「そうだな。簡単に言えば、自らの主張したい事を過激な暴力に乗せて発信する事かな」
「う~ん、そんな事をすると大半の人が言う事を聞いてくれないと思うんですけど…」
小首を傾げつつそう返事をするナナ。その通りである。
「暴力はいけない事、ってな。我々はそんな物には屈しないぞ!って事になるな」
「じゃあなんでテロなんてするんですか?」
「主義主張なんて飾りだからさ。
実際にテロを行う末端の連中を動かすのに必要な主義主張があるだけで本来の目的は別の事だから、だろうな」
「う~ん…って事は結局なんなんですか?」
「私もテロリストじゃないからねぇ…なんなのかって言われると難しいな」
「う~ん…う~ん…」
そこまで話した所で今度は腕を組んで考え始めてしまった。
実際私も考えた事があるが結局何なのかと言われると、
一概にはなんとも言えないもので答えが出なかった覚えがある。
あまり大きな力を持たない組織による暴力に乗せた主義主張の発信、
別の場所で利益を生む為の行為、ただの愉快犯…そんな所だろうと思う。
そういえば今回のモトゥブのテロ事件って犯行声明が出ていなかったような気がする。
と、なると愉快犯という可能性がある訳だがそうなると益々厄介になるな…と思わずため息をつく。
「まぁでも一つだけわかった事があります!」
そんな声が聞こえたのでナナの方を見てみると、少し決意を込めた目で私の方を見ていた。
「暴力はいけません!」
指を一本立てながらそう言うナナ。
ナナらしいシンプルな答えだと思うがやられてる側からするとそういう事になるんだろうな、と私も思った。
227 名前:タイトルが浮かばないのは内緒だ 2/3[sage] 投稿日:2008/10/30(木) 03:32:36 ID:j+nCNlqY
[2/4]
「モトゥブ~モトゥブ~どなたさまもお忘れ物の無いよう…」
お決まりのアナウンスを聞きながらシャトルを降りて考える。
テロ事件の調査ってどうやってやりゃいいんだ?
よく考えてみればこの仕事って物凄くアバウトじゃないか。
あなたテロリストですか?って聞いて答えてくれりゃいいけど、そんな事あるわけ無いしなぁ…。
「あなたテロリストですか?」
って人が考えてる側からアイツはいきなり何を言い出すかな!
「は?」
ほら!言われた人がいきなりでどう反応していいかわからなくて困ってるじゃないか!
「すみません!うちの奴が失礼な事を言ってみたいでして!」
私はお前も頭を下げろ、とナナの頭を押しながら謝る。
「ははは。今こんなご時世ですからね。そう言いたくなるのもわかりますから、どうか頭をあげてください」
私は改めてすみません、と言いながら頭をあげる。見上げてみると中間管理職と言った風情のビーストだった。
「あなたは…ガーディアンの方ですか?」
唐突にそう言われたので私は驚く。見ただけでガーディアンズとわかるものなのか…?
「いえ私も昔ガーディアンだったものでしてね。雰囲気とかそういうのでなんとなくわかるんですよ」
なるほど。確かに戦闘訓練を受けている私達は一般の人たちと較べれば立ち方などに差がある。
昔ガーディアンズに居たと言う彼はそれがわかるのだろう。
「と、言う事は彼女はパートナーマシナリーですか…」
「そうですよ~!家の掃除から洗濯までなんでもお任せあれです!」
さぁ褒めてくれと言わんがばかりに胸をはって自慢気に言うが、
戦闘が含まれないのではパートナーマシナリーとしては全く自慢になっていない。
それにはあえてつっこまないでいてくれたのか彼は言葉を続ける。
「私が現役だった頃には見ないタイプですね…」
「こいつはPM-442ですね。440シリーズの後継機の一つですよ」
「戦闘の為の進化。それを望もうと望まずと…ですか」
そう言う彼は少し寂しそうだった。
228 名前:タイトルが浮かばないのは内緒だ 3/3[sage] 投稿日:2008/10/30(木) 03:32:58 ID:j+nCNlqY
[3/4]
「そういえば、おじさんのマシナリーは今何をしているのですか?」
そんな空気を察してか察してないのかはわからないが陽気にそんな事を言うナナ。
「ん?今は私の家でお手伝いロボットとして動いてますよ。情が移ってしまいましてね、引退の時に引き取ったんです」
「ふぇ~幸せですね~その子は~」
それを聞いたナナは両手を頬に当てながらくねくねうねる。こいつは本当に戦闘用のマシナリーなんだろうか…?
「そう思っていてくれればいいんですけどね。私にはわかりません。彼女にとってそれが本当に幸せなのかどうか、なんてね。
っと、仕事の邪魔になっても悪いですから私はこれにて…」
「あ、すみません、こちらこそ引き止めてしまいまして」
いえいえ、と言いながら彼は去っていくが、何かを思い出したかのように振り返ってこう言った。
「そうそう命だけは、お大事に」
先ほど見せた顔と同じように少し寂しそう顔で。
「では…」
去っていく彼の背中にナナは大声で話しかけた。少し泣きそうな声で。
「大丈夫ですよ!パートナーマシナリーはマスターが大好きです!
その大好きなマスターと一緒にいられるんですからきっとその子は幸せです!」
その言葉に振り返ってくれた彼は返事をせず、笑顔と手を振って去っていった、
にんまりした顔をしながら私の顔を見上げてくるナナ。
とりあえずなんか無性に腹が立ったので頭を軽くはたいてやって私は歩き出す。
「痛っ!もう!なにするんですかマスター!私は…」
後ろでなにやら騒いでいるがとりあえず無視して考え直す。
ま、とりあえず情報収集から行きますか…。
犯行声明が出ていないので目的がわからないテロだ。
情報が何でもいいから欲しい。
パルムではわからない情報が現地であるここでならあるだろう。
そう生きていく為には情報や知識はいくらあっても困る事は無い。
229 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/30(木) 03:44:32 ID:j+nCNlqY [4/4]
とりあえず続き投下。
話が全然進んでないとかそんな事言わないでっ!
つかタイトル決めないとなぁ…。
>>224
ご期待に副えるかはわかりませんが、頑張ってみますです
>>225
そう言わずに何か書いてください!
230 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/30(木) 04:00:54 ID:4+sioYwH
>>229
乙
タイトルが浮かばない
ってタイトルは?
231 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/30(木) 20:11:15 ID:IdCO0ve8
ピッ
[・ω・` ] /)
___ ,―し l) /ソ
/|━━━/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
./ .|.━━./ .|
/ / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/)
/ソ
450 ./
( ::: (;; (゚-゚;)っ ;:;;;)) )
((:: :;; [´゚д゚`]っ <っ/ / ;;;; ; :))
((;;; (っ ,r ;;;; ; :))
ドドドドド i_ノ┘ ;;;; ; :))
ゴバジラ /| ディストバ ゝ
↓ // | ↓ /⌒ヽ
// / / J
/ へ ./ヽ ,ヘ ⌒ヽフ /
//o∠lヽJ [`・w・´] ≡3
/// し─J
'
((;;; _ _. __
((:: :;;.。・゚⊂[ ]・゚・。; ; )) / .Σロ < …
( ::: (;; `( ) ,) );:;;;)) レ, u.)
(((;;;:: ;: ;; ;:::: し_i ;; ;:;::) lノヽ ノ
ドドドドドド・・・. f ) ||'l^l
|_l_ .'i'/〈
ラッピーすらでなくなったほしゅ
232 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/10/31(金) 19:14:09 ID:HbgoN331
( ゚д゚ )<倫理的に保守
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
233 名前:おかしな二人 7[sage] 投稿日:2008/11/01(土) 03:00:52 ID:EJwKDAJ4 [1/3]
―――モトゥブ東部の都市カガミンにて2日夜、ゴミ箱に仕掛けられた爆発物が…
―――モトゥブ南東部の都市アヤパミーにて5日早朝、三箇所の市場に仕掛けられた爆発物が…
「う~む」
とりあえず宿をとって、情報を集める為に集めた新聞を片っ端から読み漁った。
どうやらテロは東部地域に集中しており、
おそらく犯行組織の大きさは活動範囲から推察してもそれほど大きく無いと思われる。
一通り目を通したものの内容はガーディアンズ本部でもわかる範囲内の事でしかなかった。
まぁそれもそうか。新聞に犯行組織の名前が載ってるのであれば、それを直接調べるだろうし。
やはり聞き込みを行うしか無いのだろうか?出来ればそれは避けたい策の一つではあるのだが…。
そんな事を考えているとナナがお茶を持ってやってきた。
何故か鹿撃ち帽を被って、コートを羽織っている。ご丁寧に手にはパイプまで持って(ちなみにお盆は片手持ちだ)
「マスター!何故に聞き込みを行いませぬか!刑事の基本は足で集めた情報とアンパンと決まっているでしょう!」
「おまえ…いちいち突っ込むのも疲れるが、その格好は刑事じゃなくて探偵だぞ」
「こ、こういうのは気分が大事なのでありまして!本質とは関係ないのであります!」
話を逸らそうとしている気がして仕方が無いのだが、これ以上突っ込むのも野暮ってもんである。
「まぁそれは置いておいてだ。聞き込みに関してなんだが相手が相手だからなぁ…」
「と、申しますと?」
実に単純な事なのだがまたしても説明をしてやらねばならないらしい。
「私も最初はそこから始めようと思ってたんだけどね。冷静に考えてみな。
もし聞き込みを行った相手がテロリストに繋がっていたらどうする?」
そう相手は組織で行動しているのだ。
どこでどう繋がってるのかわからないのに無闇に捜査してますよ、と宣伝して歩いたら逆に自分達が狙われかねない。
いくらなんでもこっそり爆弾しかけて来るような連中を相手にするのは無茶だ。
まさか一日中起きててしかけられないかとか監視してる訳にもいかないし。
「あ~なるほど~。単純に人嫌いなマスターが面倒臭がってただけだと思ってました」
納得という感じでナナは手のひらをポンッと合わせる。
しかしその言葉に無性に腹が立った私は、手元にあった新聞をナナの顔面に向かって投げつけて立ち上がって言う。
「まぁそれしか方法が無いし、とりあえず行くぞ」
何も返事が無いので足元を見てみると、ナナは新聞に包まりながらふごふご言っていた。
234 名前:おかしな二人 8[sage] 投稿日:2008/11/01(土) 03:01:32 ID:EJwKDAJ4 [2/3]
「何してくれますかね!マスターは!新聞で溺れ死ぬなんて恥ずかしくて葬式もあげられないでありますよ!」
新聞で溺れそうになるお前の方が凄いと思うよ。私は。
「で、目的地はどこでありますか?」
一通り文句も言い終えて本題を思い出したのか唐突に話題を切り替えてくる。
「もう遅い時間だしねぇ。とりあえず酒場だね」
「お、お酒飲むのでありますか!いけませんですよ!マスター!」
「何が?」
「マスターは老けて見えますけどまだみせ…い…」
言葉の途中で睨みつけてやったら「いえ…なんでも…」と小さくなる。
人にはあまり触れて欲しくない事があるという事を今度身体に教えてやらねばならない気がする。
逆さ吊りはこの前やったらしなぁ…何がいいかなぁ…。
「あの…マスター?何かよからぬ事を考えていませんか…?」
考えていた事が顔に出ていたのか恐る恐るといった感じでナナが聞いてくる。
「いや?特濃塩水で作った風呂に押し込もうかとか、
隠してあるお菓子を先に全部食べてしまおうかとかそんな事は全然考えてないよ?」
私としては最高の笑顔でそう伝えたつもりだったのだが、
ナナは「地獄の鬼がぁ…地獄の鬼がぁ…」と益々身体を小さくしてしまった。
まぁこれくらいで勘弁しておいてやるか。今はテロ事件の調査の方が先だし。
235 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/11/01(土) 03:06:44 ID:EJwKDAJ4 [3/3]
話が全然進んでなくてどうもすみませんorz
もうそろそろ話が動き出しますんで…
あ、あと分数表記だと章毎にタイトルつけないといけないんで連番でいかせてください
今日は8番までです
>>230
さすがにそれだとあれなんで「おかしな二人」って事にしておきます
236 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/11/02(日) 17:02:50 ID:Tud/QMxY
_.-~~/
/ /
/ ∩∧ ∧
/ .|( ・∀・)_
// | ヽ/
" ̄ ̄ ̄"∪ 保守
237 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/11/04(火) 01:24:59 ID:jsqCqJcE
獣男「しかし保守する訳だが」
GH-452「頑なですね主」
獣男「効率的な保守とはどんなもんかね」
GH-452「まずリアクションの貰えるSSとか」
獣男「無理だな」
GH-452「では何等かの話題の提供・質問」
獣男「追加ディスクが出れば話題もあるだろうになあ」
GH-452「では例えば私達PMは初期化されるのか破棄されるのかとか」
獣男「初期化したら今は大幅に余ってないかPM?」
GH-452「禁則事項です主」
238 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2008/11/05(水) 06:27:05 ID:m78K3omU
452「保守します」
239 名前:ジョーク 1/3[sage 保守] 投稿日:2008/11/05(水) 12:35:48 ID:6m6nNnym
[1/4]
「ふぁ…んぅ~~~、はぁぁ~」
マイルームに戻ってから1時間弱が経過した事を知らせる431。
銃いじりにも飽きたのか、最近はB武器を分解しては組み立てて遊んでいる。
肩なんか凝らないくせに人の真似をして大きく伸びをして、また元の姿勢に
戻る。
「…器用な事ができる様になったんだな。」
「あぇ?あ、はい。まだハンドガンだけですけど。」
そう言って部品にフーしたり服の袖で磨いたりしている。俺が暇つぶしにした話の影響か
すっかり海兵隊気取りだ。
「ご主人さま、こんなジョークを知ってますか?」
部品を手にしたまま、ぱっと笑顔を浮かべて431がこちらへ向き直った。
「ライア総裁はある日、秘書の眼鏡をこっそり借りて鏡を見ていました。
少しだけ知的に見える魔法のアイテムに、総裁は密かに憧れていました…
ここしばらくは平和で、秘書が総裁室へ来る時間は決まっていたので
総裁は秘書が帰る前にそっと、眼鏡を元の場所へ戻していたんです。」
「眼鏡をかけている所を秘書に見られたら大変だな。」
ぬあーっという顔をする431。続いて怒った顔。
そして泣きそうな顔になって、部品を手にしたまま椅子を立って、ヴィガラスコートの
手入れをしていた俺の脚へ頭突きをごすごすと入れる。
「ご主人さまはどうして、空気を読むという事を覚えないんですか!」
240 名前:ジョーク 2/3[sage] 投稿日:2008/11/05(水) 12:36:39 ID:6m6nNnym [2/4]
「ジョークってのは先を読まれない様に作るんだよ。」
地味に食らった1ダメージをリストレイトしながら答える俺。
何かを言いたげに、悔しそうにこちらを見つめる431。
「くうう~!同じキャスト系GRM製品なのにご主人さまは何でそう色々ご存知ですか!
ワタシは悔しいです!」
「経験の差だ。俺を超えたければ外へ出て経験を積むがいい。」
「無理です!パートナーマシナリーの単独行動はガーディアンズ規約違反ですからっ!」
ようやく手に持った部品をテーブルに置いてきて、すぅと息を吸うと一気にまくしたてる。
「それにご主人さま
だってこの所全然外へお出にならないじゃないですか!
ワタシだって経験を積みたいですっ!そんな着られもしないコートの手入ればっかり!
いい加減ミッションへ連れてってくださいっ!ガーディアンズなんですよ?!」
「俺は、この小さな世界を守る守護者なんだ…。」
「マイルームのガーディアンズはもう結構ですっ!」
俺が教えたヴァーリ・トゥードスタイルの関節技をかけてくる431。だがLvキャップに到達した
俺の体はびくともしない。
「ああもうっ、こんなに無駄に強いのに!」
「ジョークの腕を鍛えるんだな。腕力の無いお前が俺に勝てる目はそれしかない。」
「くっ…すっかり憎たらしくなられて…っ!」
ミッションか…。最近は本部からの呼び出しも無くすっかり平和なせいで、あやうく服屋に
転職しちまう所だった今日この頃の俺。
悪くないが、この俺の外見では客も来なさそうだ。