合言葉は
( ゚д゚ )<倫理的におk
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
[ ´・ω・`]<創作能力がしょぼいんだけど投下していいの?
( ゚д゚)<倫理的におk 尋ねる暇があったら投下マジオヌヌメ
[ ´・ω・`]<凄く長くなったんだけどどうすればいい? あとパシリ関係ないのは?
( ゚д゚)<空気嫁ば倫理的におk 分割するなりうpろだに上げるなりするんだ
[*´・ω・`]<エロネタなんだけど…
( ゚д゚)<ライトエロなら倫理的におk あまりにエロエロならエロパロスレもあるよ
ファンタシースターユニバースのエロパロ 2周目http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173107109/l50
[ ´;ω;`]<叩かれちゃった…
( ゚д゚)<叩きも批評の一つ。それを受け止めるかどうかはおまいの自由だ
m9(゚д゚)<でもお門違いの叩き・批評はスルーマジオヌヌメ するほうもそこを考えよう
[ ´・ω・`]<投稿する際に気をつけることは?
( ゚д゚)<複数レスに渡る量を書きながら投稿するのはオヌヌメできない。まずはメモ帳などで書こう。
m9(゚д゚)<あとは誤字脱字のチェックはできればしておいたほうがいいぞ
[ ´・ω・`]<過去の住人の作品を読みたいんだけど
( ゚д゚)<まとめサイトあるよ ttp://www.geocities.co.jp/nejitu3pachiri/
保管庫Wiki ttp://www21.atwiki.jp/nejitu3pachiri/
( ゚д゚)<前スレ
【PSU】新ジャンル 「パシリ」九体目
http://live25.2ch.net/test/read.cgi/ogame3/1171551251/l50
( ゚д゚)<次スレは容量が470kを超えるか、>>800を超えた辺りから警戒しつつ立てよう。
( ゚д゚ )<倫理的におk
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
[ ´・ω・`]<創作能力がしょぼいんだけど投下していいの?
( ゚д゚)<倫理的におk 尋ねる暇があったら投下マジオヌヌメ
[ ´・ω・`]<凄く長くなったんだけどどうすればいい? あとパシリ関係ないのは?
( ゚д゚)<空気嫁ば倫理的におk 分割するなりうpろだに上げるなりするんだ
[*´・ω・`]<エロネタなんだけど…
( ゚д゚)<ライトエロなら倫理的におk あまりにエロエロならエロパロスレもあるよ
ファンタシースターユニバースのエロパロ 2周目http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173107109/l50
[ ´;ω;`]<叩かれちゃった…
( ゚д゚)<叩きも批評の一つ。それを受け止めるかどうかはおまいの自由だ
m9(゚д゚)<でもお門違いの叩き・批評はスルーマジオヌヌメ するほうもそこを考えよう
[ ´・ω・`]<投稿する際に気をつけることは?
( ゚д゚)<複数レスに渡る量を書きながら投稿するのはオヌヌメできない。まずはメモ帳などで書こう。
m9(゚д゚)<あとは誤字脱字のチェックはできればしておいたほうがいいぞ
[ ´・ω・`]<過去の住人の作品を読みたいんだけど
( ゚д゚)<まとめサイトあるよ ttp://www.geocities.co.jp/nejitu3pachiri/
保管庫Wiki ttp://www21.atwiki.jp/nejitu3pachiri/
( ゚д゚)<前スレ
【PSU】新ジャンル 「パシリ」九体目
http://live25.2ch.net/test/read.cgi/ogame3/1171551251/l50
( ゚д゚)<次スレは容量が470kを超えるか、>>800を超えた辺りから警戒しつつ立てよう。
今日もパシリにしゃぶらせるか
ここ3ヶ月くらいはなれてたがまだ有ったのか・・・
それだけパシリパウワは偉大と言う事か
最近の事は分からんがなんか書いてみるかな~
それだけパシリパウワは偉大と言う事か
最近の事は分からんがなんか書いてみるかな~
PSUは一月末辺りからやってないが
妄想と落書きとこのスレだけは止めてないぜ
おれキンモー☆
妄想と落書きとこのスレだけは止めてないぜ
おれキンモー☆
惑星パルム ミッション「第一回>>1乙選手権大会 in 炎侵食」
沼虎「というわけで、第一回>>1乙選手権大会を開催するっ!」
420「また……」
沼子「420ちゃん、あなた、何か変なプレイでも……」
430「……ちょうちょさん、いない……」
沼虎「コラ! 時間ねえんだから、私語するな! あと430も、そんな落ち込むな。あとで虫いっぱいの、イイトコ連れてってやるから」
430「ミズラはいやですーーー!!!!」
沼虎「と、オチがついたところで手早く説明だ。今大会は、パルム東地区の炎侵食を利用したレースで、中継地点で待つ>>1さんに、
スレ建て乙、と最初に言った奴が勝ち。以上」
420「ちょっと、>>1さんまで勝手に巻き込んであんたは…」
沼虎「なお、例によって勝者には、敗者のうち一人を指名してなんでも言うコトをきかせるという…」
420「やるわっ!」
430「やりますッ!」
沼子「……私も」
沼虎「わかりやすいな、お前ら。まあいい。んじゃ、用意……スタート!」
燃え盛るパルムの草原に、熱戦の火蓋が切って落とされた。
数々の難関を潜り抜け、中継地点にほぼ同時に四人はたどり着いた。蝶がいないので、430も速かった。
沼虎「くっ、やるな、お前ら!」
420「>>1さんを見つけるのは、あたしなんだからっ!」
430「>>1さーん! ちょうちょさーん!」
沼子「!! あそこね」
沼子の声に、一斉に走り出す四人。だがそれぞれの目に、とある光景が映った。
オズ美「>>1さん、スレ建て乙です」
ダグ夫「ウホッ、乙でありますッ!」
沼虎&420&沼子&430「ア゛ッー!」
戦いは、あっけない幕引きを迎えた。
ともあれ、スレ建て乙です!
沼虎「というわけで、第一回>>1乙選手権大会を開催するっ!」
420「また……」
沼子「420ちゃん、あなた、何か変なプレイでも……」
430「……ちょうちょさん、いない……」
沼虎「コラ! 時間ねえんだから、私語するな! あと430も、そんな落ち込むな。あとで虫いっぱいの、イイトコ連れてってやるから」
430「ミズラはいやですーーー!!!!」
沼虎「と、オチがついたところで手早く説明だ。今大会は、パルム東地区の炎侵食を利用したレースで、中継地点で待つ>>1さんに、
スレ建て乙、と最初に言った奴が勝ち。以上」
420「ちょっと、>>1さんまで勝手に巻き込んであんたは…」
沼虎「なお、例によって勝者には、敗者のうち一人を指名してなんでも言うコトをきかせるという…」
420「やるわっ!」
430「やりますッ!」
沼子「……私も」
沼虎「わかりやすいな、お前ら。まあいい。んじゃ、用意……スタート!」
燃え盛るパルムの草原に、熱戦の火蓋が切って落とされた。
数々の難関を潜り抜け、中継地点にほぼ同時に四人はたどり着いた。蝶がいないので、430も速かった。
沼虎「くっ、やるな、お前ら!」
420「>>1さんを見つけるのは、あたしなんだからっ!」
430「>>1さーん! ちょうちょさーん!」
沼子「!! あそこね」
沼子の声に、一斉に走り出す四人。だがそれぞれの目に、とある光景が映った。
オズ美「>>1さん、スレ建て乙です」
ダグ夫「ウホッ、乙でありますッ!」
沼虎&420&沼子&430「ア゛ッー!」
戦いは、あっけない幕引きを迎えた。
ともあれ、スレ建て乙です!
>>1乙
遂に10体目か… 感慨深いものがあるなあ…
当初の箱と450とは随分変わっちまったが…w
というわけでとある絵師さんに素材を貰ったので、
勢いに任せて妙なモノを作ってみたものを10スレ記念に投下w
何分初めての経験なので拙い出来なのは勘弁してね
ttp://www.mithra.to/~psu/uploader/src/psu2764.zip
パスは0450
遂に10体目か… 感慨深いものがあるなあ…
当初の箱と450とは随分変わっちまったが…w
というわけでとある絵師さんに素材を貰ったので、
勢いに任せて妙なモノを作ってみたものを10スレ記念に投下w
何分初めての経験なので拙い出来なのは勘弁してね
ttp://www.mithra.to/~psu/uploader/src/psu2764.zip
パスは0450
>>1乙
パ、パパーン!
パ、パパーン!
>>9
GJってか吹いたがねwwww
GJってか吹いたがねwwww
前スレ428の続きを投下です。
惑星ニューデイズ ミッション「狂信者たちの宴」
沼子「ぐぅっ」
近づいてきた教団警衛士ダグバとバイシャ甲21型に、沼子が雷撃を放つ。雷光の矢は、教団警衛士ダグバの射た矢とぶつかり、霧散した。
沼虎「おい、落ち着け! 俺だよ、俺、俺!」
420「詐欺やってる場合? 沼子! しっかりして!」
ふたりのどつき漫才に、沼子は我に返った。
沼子「420ちゃん……? それと、沼虎」
沼虎「……なんで俺だけ呼び捨てなんだ?」
420「人徳の差じゃない? 430、あんたも無事だったのね」
430「ア゛ッー! 420ぢゃーん゛」
がっしりと再会の握手を果たす、430とバイシャ甲21型。
沼虎「激しく違和感があるな」
430「あ、ついでに沼虎さま」
沼虎「ついで呼ばわりかよ……。んで、沼子。どっか怪我でもしたか? このくらいの雑魚に苦戦なんて、らしくねーじゃねえか」
沼子「話は、後よ。まず、ガードマシナリーを片付けないと」
立ち上がる沼子を、沼虎が手で制した。
沼虎「無理すんなって。こんな奴ら、俺ひとりで充分だ。420、沼子の手当てをしてやってくれや」
420「わかった、こっちは任せなさい。パーッと蹴散らして、とっとと帰ってくんのよ?」
沼虎「ああ。戻ってきたら、濃厚なキスで迎えてくれ」
420「バカ虎!」
ひらひらと手を振り、沼虎はわさわさやってくる敵の群れへと身を投じた。ガードマシナリーたちが沼虎を包囲した次の瞬間、一斉に宙へ打ち上げられる。
ぐしゃりと落ちた時には、もう機能を停止していた。
沼虎「はん、ダメージトラップGだ。ちっとは効いたか?」
軽口を叩く沼虎の周囲に、敵の残骸が積み上がっていった。
420の手当てで、沼子の腰痛はなんとか治まった。
沼虎「しっかし、敵地でぎっくり腰なんざ、シャレになんねえな。……沼子、お前、歳いくつだ?」
戻ってきて、キスの代わりにビンタを頬に受けた沼虎が聞いた。
沼子「女性に軽々しく年齢を聞くべきではないわ」
420「そーよ! バカ虎、あんたってホントにデリカシーないんだから!」
沼虎「イヤ、そーいう問題じゃなくてだな」
430「………」
沼子「? どうしたの、430」
通路の奥に視線を向けたままぼーっとしている430に、沼子が声をかけた。
430「ちょうちょさん!」
弾かれたように、430が駆け出した。
沼子「430! アッ!!」
追いかけようとした沼子の目の前を、火球が通り過ぎる。
オズナ「いたわ! 侵入者よ!」
ブロック3の入り口、沼子たちの背後から、教団警衛士ダグバ数人を率いた教団警衛士オズナが現れた。
沼子「くっ……430……」
ぞろぞろと姿を見せる追っ手に、沼子の表情は焦りに彩られる。その背中を、ポンと沼虎が押した。
沼虎「行けよ。430は奥へ行ったろ」
沼子「……でも、あの数よ? いくらなんでも、あなたたちだけじゃ…」
沼虎「いいから、とっとと行け! 余計な気ぃ回す暇あんなら、430の心配してろ!」
ナノトランサーからソードック(炎12%)を取り出し、沼虎が叫んだ。
沼子「……わかったわ。420ちゃん、沼虎、ふたりとも気をつけて」
沼虎「任せとけ。コイツら片付けたら、すぐ追っかける。イクぜ、420!」
420「あたしの足引っ張んじゃないわよ、バカ虎! それじゃ沼子、ちゃっちゃとあいつらやっつけるから、そっちも430見つけてとっとと捕まえるのよっ!」
戦うふたりに背を向けて、沼子は駆け出した。すでに、430の小さな背は視界にない。悪い想像が、沼子の脳裏を巡る。
沼子「!!」
上半身をほとんど前へ倒すようにして、沼子は疾走した。 つづく
惑星ニューデイズ ミッション「狂信者たちの宴」
沼子「ぐぅっ」
近づいてきた教団警衛士ダグバとバイシャ甲21型に、沼子が雷撃を放つ。雷光の矢は、教団警衛士ダグバの射た矢とぶつかり、霧散した。
沼虎「おい、落ち着け! 俺だよ、俺、俺!」
420「詐欺やってる場合? 沼子! しっかりして!」
ふたりのどつき漫才に、沼子は我に返った。
沼子「420ちゃん……? それと、沼虎」
沼虎「……なんで俺だけ呼び捨てなんだ?」
420「人徳の差じゃない? 430、あんたも無事だったのね」
430「ア゛ッー! 420ぢゃーん゛」
がっしりと再会の握手を果たす、430とバイシャ甲21型。
沼虎「激しく違和感があるな」
430「あ、ついでに沼虎さま」
沼虎「ついで呼ばわりかよ……。んで、沼子。どっか怪我でもしたか? このくらいの雑魚に苦戦なんて、らしくねーじゃねえか」
沼子「話は、後よ。まず、ガードマシナリーを片付けないと」
立ち上がる沼子を、沼虎が手で制した。
沼虎「無理すんなって。こんな奴ら、俺ひとりで充分だ。420、沼子の手当てをしてやってくれや」
420「わかった、こっちは任せなさい。パーッと蹴散らして、とっとと帰ってくんのよ?」
沼虎「ああ。戻ってきたら、濃厚なキスで迎えてくれ」
420「バカ虎!」
ひらひらと手を振り、沼虎はわさわさやってくる敵の群れへと身を投じた。ガードマシナリーたちが沼虎を包囲した次の瞬間、一斉に宙へ打ち上げられる。
ぐしゃりと落ちた時には、もう機能を停止していた。
沼虎「はん、ダメージトラップGだ。ちっとは効いたか?」
軽口を叩く沼虎の周囲に、敵の残骸が積み上がっていった。
420の手当てで、沼子の腰痛はなんとか治まった。
沼虎「しっかし、敵地でぎっくり腰なんざ、シャレになんねえな。……沼子、お前、歳いくつだ?」
戻ってきて、キスの代わりにビンタを頬に受けた沼虎が聞いた。
沼子「女性に軽々しく年齢を聞くべきではないわ」
420「そーよ! バカ虎、あんたってホントにデリカシーないんだから!」
沼虎「イヤ、そーいう問題じゃなくてだな」
430「………」
沼子「? どうしたの、430」
通路の奥に視線を向けたままぼーっとしている430に、沼子が声をかけた。
430「ちょうちょさん!」
弾かれたように、430が駆け出した。
沼子「430! アッ!!」
追いかけようとした沼子の目の前を、火球が通り過ぎる。
オズナ「いたわ! 侵入者よ!」
ブロック3の入り口、沼子たちの背後から、教団警衛士ダグバ数人を率いた教団警衛士オズナが現れた。
沼子「くっ……430……」
ぞろぞろと姿を見せる追っ手に、沼子の表情は焦りに彩られる。その背中を、ポンと沼虎が押した。
沼虎「行けよ。430は奥へ行ったろ」
沼子「……でも、あの数よ? いくらなんでも、あなたたちだけじゃ…」
沼虎「いいから、とっとと行け! 余計な気ぃ回す暇あんなら、430の心配してろ!」
ナノトランサーからソードック(炎12%)を取り出し、沼虎が叫んだ。
沼子「……わかったわ。420ちゃん、沼虎、ふたりとも気をつけて」
沼虎「任せとけ。コイツら片付けたら、すぐ追っかける。イクぜ、420!」
420「あたしの足引っ張んじゃないわよ、バカ虎! それじゃ沼子、ちゃっちゃとあいつらやっつけるから、そっちも430見つけてとっとと捕まえるのよっ!」
戦うふたりに背を向けて、沼子は駆け出した。すでに、430の小さな背は視界にない。悪い想像が、沼子の脳裏を巡る。
沼子「!!」
上半身をほとんど前へ倒すようにして、沼子は疾走した。 つづく
この430はワンオブサウザントだな……不幸の……
そして、悪運もワンオブサウザントなんだろうなきっと……
そうなると、この沼子は色々とスゲーな!!
んで沼子の悪い予感的中と。
沼虎と420はいい味が出とるなぁ~~
(´∀`)
そして、悪運もワンオブサウザントなんだろうなきっと……
そうなると、この沼子は色々とスゲーな!!
んで沼子の悪い予感的中と。
沼虎と420はいい味が出とるなぁ~~
(´∀`)
>>12
(良い意味で)色々と言いたいことはあるのだが、一つだけ
>>次の瞬間、一斉に宙へ打ち上げられる。
罠 師 ホ レ た
別に弱くてもいいから、本当にこんな職だったら テクの大半を消してでも転職する
(良い意味で)色々と言いたいことはあるのだが、一つだけ
>>次の瞬間、一斉に宙へ打ち上げられる。
罠 師 ホ レ た
別に弱くてもいいから、本当にこんな職だったら テクの大半を消してでも転職する
>>12の続きを投下です。
惑星ニューデイズ 狂信者の杜 最深部
430「ちょうちょさん、まってくださーい」
ひらひらと、戯れながら蝶が飛ぶ。430が追いかけるから逃げるのか、蝶が逃げるから430が追いかけるのか……。
沼子「とりあえず、無事のようね……」
無邪気に蝶を追う430を見つけて、沼子は息を吐いた。
??「よく来たな。招かれざる客人よ」
沼子「!!」
どこからともなく、老いた男の声が響いた。とっさに430に駆け寄り、抱き留めて沼子は身構えた。
沼子「……狂信者たちの教主ね? 出てきなさい。あなたに、聞きたいことがある」
教主「よかろう」
大部屋の中央に、大質量のマシナリーが転送された。
ごつごつとしたデザインの上半身に、ホバータイプの足回り。機体の中心には、大きなヒト型のユニットが据えられている。
沼子「ア、アダーナ・デガーナ……」
430「おっきいですねぇー」
沼子の腕の中で、430がのんきな声をあげた。
教主「ご名答だ、沼子くん。正式には、搭乗型ガードマシナリー『アダーナ・デガーナ改修タイプ』という。さて、きみたちの要求どおり出てきたわけだが、
来意を聞かせてもらえないだろうか。でなければ、私の操るこの玩具が、きみたちの始末をすることになる」
沼子「聞きたいことは、ひとつ。私のマイルームへテロを仕掛けてきたのは、どういう理由なのか。それだけよ」
沼子の問いに、アダーナ・デガーナの人型ユニットが首をかしげた。
教主「ハテ? 沼子くん、我々は、わざわざいちガーディアンズに過ぎないきみの部屋へ何かしらのアクションを仕掛けるほど、
暇でも酔狂でもないのだが」
沼子「……一年前、そのマシナリーの基本設計図をガーディアンズへリークしたのが、私だと知って仕掛けてきたのではなくて?」
教主「なんと! 我々の同胞たちが次々と壊滅されていく、そのきっかけとなった事件だ、それは。まさかその犯人にこうして会えるとは」
ぶぅん、と低い駆動音がアダーナ・デガーナから発せられた。
教主「私は、幸運であるといえる。沼子くん、貴重な事実を教えてくれてありがとう。ほんの、ささいな礼なのだが」
アダーナ・デガーナの背部ハッチから、小型の物体が無数に射出される。
教主「死をくれてやろう! 私の、とっておきのこの兵器でな!」
オズナ「たった二人で、私たちの相手をしようなんて笑止千万ね。死ぬ前に、教えて差し上げるわ。我らは、『教主親衛隊』!そこいらの
オズナやダグバとは、格が違ってよ?」
高所から見下ろすかたちで、教団警衛士オズナが名乗りを上げた。合わせて、教団警衛士ダグバがウホウホと騒ぎ立てる。
見返す沼虎が、不敵に笑った。
沼虎「はん。誰が来ようと、俺とコイツにゃ勝てねえよ!」
沼虎が指差すのは自身と、
オズナ「……バイシャ甲21型? ガードマシナリーを手なずけた、とでも言いたいのかしら?」
沼虎「おっと、忘れてたぜ。……それじゃあ、こっちも派手に名乗るとするか」
ソードックをぶんと回し、沼虎が見得を切った。
沼虎「俺様は、ニューマンのプロトランザー。略して、沼虎! んでもってこっちは相棒…いやさ恋人の!」
パチン、と沼虎が指を弾く。
沼虎「出ろおぉぉぉっ! GぃぃHっ! 4、2、0-!」
絶叫とともに、バイシャ甲21型が爆発した。たちまち、あたりに濃い白煙が蔓延する。沼虎も含む全員が、その場でげほげほとむせ返った。
420「ぬぅ~まぁ~とぉ~らぁ~!!」
煙の中から、地の底から這出るようなおどろおどろしい声が聞こえた。
沼虎「おう、420。ちょいと火薬の量、間違えた」
明るく沼虎が言ったとき、煙が晴れた。そこへ現れたのは、チリチリパーマになった420。
420「恋人爆破してどーすんのよ! このバカ虎ぁっ!!」
死闘の前に私刑を始める420を、教主親衛隊の面々があぜんと見守る。
オズナ「!!! な、なにをやってるの皆! 早くこのバカたちを片付けてやりなさい!」
ダグバたち「ウホッ!」
ワンテンポ遅れて、死闘が始まった。 つづく
惑星ニューデイズ 狂信者の杜 最深部
430「ちょうちょさん、まってくださーい」
ひらひらと、戯れながら蝶が飛ぶ。430が追いかけるから逃げるのか、蝶が逃げるから430が追いかけるのか……。
沼子「とりあえず、無事のようね……」
無邪気に蝶を追う430を見つけて、沼子は息を吐いた。
??「よく来たな。招かれざる客人よ」
沼子「!!」
どこからともなく、老いた男の声が響いた。とっさに430に駆け寄り、抱き留めて沼子は身構えた。
沼子「……狂信者たちの教主ね? 出てきなさい。あなたに、聞きたいことがある」
教主「よかろう」
大部屋の中央に、大質量のマシナリーが転送された。
ごつごつとしたデザインの上半身に、ホバータイプの足回り。機体の中心には、大きなヒト型のユニットが据えられている。
沼子「ア、アダーナ・デガーナ……」
430「おっきいですねぇー」
沼子の腕の中で、430がのんきな声をあげた。
教主「ご名答だ、沼子くん。正式には、搭乗型ガードマシナリー『アダーナ・デガーナ改修タイプ』という。さて、きみたちの要求どおり出てきたわけだが、
来意を聞かせてもらえないだろうか。でなければ、私の操るこの玩具が、きみたちの始末をすることになる」
沼子「聞きたいことは、ひとつ。私のマイルームへテロを仕掛けてきたのは、どういう理由なのか。それだけよ」
沼子の問いに、アダーナ・デガーナの人型ユニットが首をかしげた。
教主「ハテ? 沼子くん、我々は、わざわざいちガーディアンズに過ぎないきみの部屋へ何かしらのアクションを仕掛けるほど、
暇でも酔狂でもないのだが」
沼子「……一年前、そのマシナリーの基本設計図をガーディアンズへリークしたのが、私だと知って仕掛けてきたのではなくて?」
教主「なんと! 我々の同胞たちが次々と壊滅されていく、そのきっかけとなった事件だ、それは。まさかその犯人にこうして会えるとは」
ぶぅん、と低い駆動音がアダーナ・デガーナから発せられた。
教主「私は、幸運であるといえる。沼子くん、貴重な事実を教えてくれてありがとう。ほんの、ささいな礼なのだが」
アダーナ・デガーナの背部ハッチから、小型の物体が無数に射出される。
教主「死をくれてやろう! 私の、とっておきのこの兵器でな!」
オズナ「たった二人で、私たちの相手をしようなんて笑止千万ね。死ぬ前に、教えて差し上げるわ。我らは、『教主親衛隊』!そこいらの
オズナやダグバとは、格が違ってよ?」
高所から見下ろすかたちで、教団警衛士オズナが名乗りを上げた。合わせて、教団警衛士ダグバがウホウホと騒ぎ立てる。
見返す沼虎が、不敵に笑った。
沼虎「はん。誰が来ようと、俺とコイツにゃ勝てねえよ!」
沼虎が指差すのは自身と、
オズナ「……バイシャ甲21型? ガードマシナリーを手なずけた、とでも言いたいのかしら?」
沼虎「おっと、忘れてたぜ。……それじゃあ、こっちも派手に名乗るとするか」
ソードックをぶんと回し、沼虎が見得を切った。
沼虎「俺様は、ニューマンのプロトランザー。略して、沼虎! んでもってこっちは相棒…いやさ恋人の!」
パチン、と沼虎が指を弾く。
沼虎「出ろおぉぉぉっ! GぃぃHっ! 4、2、0-!」
絶叫とともに、バイシャ甲21型が爆発した。たちまち、あたりに濃い白煙が蔓延する。沼虎も含む全員が、その場でげほげほとむせ返った。
420「ぬぅ~まぁ~とぉ~らぁ~!!」
煙の中から、地の底から這出るようなおどろおどろしい声が聞こえた。
沼虎「おう、420。ちょいと火薬の量、間違えた」
明るく沼虎が言ったとき、煙が晴れた。そこへ現れたのは、チリチリパーマになった420。
420「恋人爆破してどーすんのよ! このバカ虎ぁっ!!」
死闘の前に私刑を始める420を、教主親衛隊の面々があぜんと見守る。
オズナ「!!! な、なにをやってるの皆! 早くこのバカたちを片付けてやりなさい!」
ダグバたち「ウホッ!」
ワンテンポ遅れて、死闘が始まった。 つづく
諸君 私は合成が好きだ
諸君 私は合成が好きだ
諸君 私は合成が大好きだ
モノメイトが好きだ
ディメイトが好きだ
トリメイトが好きだ
アンチメイトが好きだ
ソルアトマイザーが好きだ
ムーンアトマイザーが好きだ
スターアトマイザーが好きだ
コスモアトマイザーが好きだ
スケープドールが好きだ
剣を 槍を
斧を 爪を
拳を 銃を
砲を 弓を
杖を 鎧を
このグラールで行われる ありとあらゆる合成が大好きだ
戦列を並べた基盤の一斉合成が 取り出すと同時にご主人の希望を吹き飛ばすのが好きだ
前座連続完成で空高く舞い上がった希望が 大本命モノメイトで砕け散った時など心がおどる
豚鼻の操るGRMの武器強化機が高性能武器を爆破するのが好きだ
悲鳴を上げて 半狂乱で暴れはじめたご主人を
GRMの警備員が鎮圧した時など胸がすくような気持ちだった
向きをそろえた失敗作の横隊が ご主人の財産を蹂躙するのが好きだ
恐慌状態のご主人が 既に手渡されたガンナメイトを 何度も何度も確認している様など感動すら覚える
敗北主義のご主人を路頭に迷わす様などはもうたまらない
個人ショップで買った武器達が 私の降り下ろした手の平とともに
お腹を空かせたパシリ達に モギモギと食べられていくのも最高だ
哀れなご主人が豪華な基盤と素材で健気にも立ち上がってきたのを
そこら辺で拾ってきたアンチメイトで僅かな希望ごとご主人を木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える
ご主人の大量合成に滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死にモギるはずだった完成品が取り出され ご主人が完成品に喜んでいる様は とてもとても悲しいものだ
キレたご主人に追い掛け回されて初期化されるのが好きだ
PMデバイスZERO片手に追いまわされディストバの様に逃げ回るのは屈辱の極みだ
諸君 私は合成が好きだ
諸君 私は合成が大好きだ
モノメイトが好きだ
ディメイトが好きだ
トリメイトが好きだ
アンチメイトが好きだ
ソルアトマイザーが好きだ
ムーンアトマイザーが好きだ
スターアトマイザーが好きだ
コスモアトマイザーが好きだ
スケープドールが好きだ
剣を 槍を
斧を 爪を
拳を 銃を
砲を 弓を
杖を 鎧を
このグラールで行われる ありとあらゆる合成が大好きだ
戦列を並べた基盤の一斉合成が 取り出すと同時にご主人の希望を吹き飛ばすのが好きだ
前座連続完成で空高く舞い上がった希望が 大本命モノメイトで砕け散った時など心がおどる
豚鼻の操るGRMの武器強化機が高性能武器を爆破するのが好きだ
悲鳴を上げて 半狂乱で暴れはじめたご主人を
GRMの警備員が鎮圧した時など胸がすくような気持ちだった
向きをそろえた失敗作の横隊が ご主人の財産を蹂躙するのが好きだ
恐慌状態のご主人が 既に手渡されたガンナメイトを 何度も何度も確認している様など感動すら覚える
敗北主義のご主人を路頭に迷わす様などはもうたまらない
個人ショップで買った武器達が 私の降り下ろした手の平とともに
お腹を空かせたパシリ達に モギモギと食べられていくのも最高だ
哀れなご主人が豪華な基盤と素材で健気にも立ち上がってきたのを
そこら辺で拾ってきたアンチメイトで僅かな希望ごとご主人を木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える
ご主人の大量合成に滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死にモギるはずだった完成品が取り出され ご主人が完成品に喜んでいる様は とてもとても悲しいものだ
キレたご主人に追い掛け回されて初期化されるのが好きだ
PMデバイスZERO片手に追いまわされディストバの様に逃げ回るのは屈辱の極みだ
諸君 私は合成を 地獄の様な合成を望んでいる
諸君 私に付き従うパシリ諸君
君達は一体 何を望んでいる?
更なる合成を望むか?
ご主人が歓喜し踊り狂う高属性武具を望むか?
つまみ食いの限りを尽くし ご主人を絶望に叩き込む 嵐の様なモノメイトを望むか?
「 薬品!! 薬品!! 薬品!! 」
よろしい、ならばモノメイトだ
我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だがこの暗いマイルームの隅で半年もの間 堪え続けてきた我々に ただの合成では もはや足りない!!
大合成を!! 一心不乱の大合成を!!
我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬパシリにすぎない
だが諸君は 一騎当千 の古強者だ と私は信仰している
ならば我らは 諸君と私でGRMに匹敵する合成集団となる
我々を忘却の彼方へと追いやり 周回し続けている連中を叩き起こそう
首根っこをつかんで引きずり回し 眼を開けさせ思い出させよう
連中にモノメイトの味を思い出させてやる
連中に合成失敗の音を思い出させてやる
天と地のはざまには 奴らの想像では思いもよらない事があることを思い出させてやる
一千人のパシリの集団で世界をモギり尽くしてやる
「パシリの大隊 大隊指揮官より全宇宙艦隊へ」
第七次 ご主人財政破綻作戦 合成を開始せよ
征くぞ 諸君―――
諸君 私に付き従うパシリ諸君
君達は一体 何を望んでいる?
更なる合成を望むか?
ご主人が歓喜し踊り狂う高属性武具を望むか?
つまみ食いの限りを尽くし ご主人を絶望に叩き込む 嵐の様なモノメイトを望むか?
「 薬品!! 薬品!! 薬品!! 」
よろしい、ならばモノメイトだ
我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だがこの暗いマイルームの隅で半年もの間 堪え続けてきた我々に ただの合成では もはや足りない!!
大合成を!! 一心不乱の大合成を!!
我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬパシリにすぎない
だが諸君は 一騎当千 の古強者だ と私は信仰している
ならば我らは 諸君と私でGRMに匹敵する合成集団となる
我々を忘却の彼方へと追いやり 周回し続けている連中を叩き起こそう
首根っこをつかんで引きずり回し 眼を開けさせ思い出させよう
連中にモノメイトの味を思い出させてやる
連中に合成失敗の音を思い出させてやる
天と地のはざまには 奴らの想像では思いもよらない事があることを思い出させてやる
一千人のパシリの集団で世界をモギり尽くしてやる
「パシリの大隊 大隊指揮官より全宇宙艦隊へ」
第七次 ご主人財政破綻作戦 合成を開始せよ
征くぞ 諸君―――
440「(にやにや)」
ご主人「440、何読んでるの?」
440「・・・パシ通に乗ってた漫画を少々」
ご主人「ふーん・・・、そういえば昨日頼んだ防具ってどうn」
440「ぱぱーん!ストームメイトです!」
ご主人「・・・ありがとう(;ω;)」
440「私の力が及ばず失敗して申し訳ありません・・・」
ご主人「仕方ないよね、確率低いし・・・。少し寝てくるよ(;ω;)」
440「はい、おやすみなさいませ」
__
| ヽ ノ||
|__Y_||
,´ノノノヽ)))
W@リ゚ ヮ゚ノ < げぷっ 元気の出る味でした
k_〉`イ_!〉 次はいい加減12%位のを渡してやるかな
く_ノ/`i´lj
゙'ーi_'ォ_ァ"
ご主人「440、何読んでるの?」
440「・・・パシ通に乗ってた漫画を少々」
ご主人「ふーん・・・、そういえば昨日頼んだ防具ってどうn」
440「ぱぱーん!ストームメイトです!」
ご主人「・・・ありがとう(;ω;)」
440「私の力が及ばず失敗して申し訳ありません・・・」
ご主人「仕方ないよね、確率低いし・・・。少し寝てくるよ(;ω;)」
440「はい、おやすみなさいませ」
__
| ヽ ノ||
|__Y_||
,´ノノノヽ)))
W@リ゚ ヮ゚ノ < げぷっ 元気の出る味でした
k_〉`イ_!〉 次はいい加減12%位のを渡してやるかな
く_ノ/`i´lj
゙'ーi_'ォ_ァ"
wwwwwwwwwwwwwwwwww
rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr
wwwwwwwwwwwwwwwww
前スレ埋め終了したみたいで~す。
しかしちょっと嫉妬・・・
最後のレスナンバー
↓
440 :名無しオンライン :2007/03/17(土) 02:25:29.39 ID:5Cp1cgFK
パシリスレ的にはGJですかねぇw
しかしちょっと嫉妬・・・
最後のレスナンバー
↓
440 :名無しオンライン :2007/03/17(土) 02:25:29.39 ID:5Cp1cgFK
パシリスレ的にはGJですかねぇw
レス番441を強奪しようとAAを用意していた俺が通りますよ…
430「○○様~どちらにおられますか~~?」
○○「ここだよぉ っておまっ! ライフルこっちに向けるな!!!」
430「す、すみません。スコープで探していたのでつい・・・」
○○「危ないからやめなさい。」
めがねを買ってあげる○○。
431「・・・。ありがとうございます。これで○○様を見失わずに済みますね。」
○○「短銃も使いやすくなるはずだよ。しっかり働いてね。」
431「良く見えるようになって、ちょっとドキドキいたします。」
○○「・・・・・ まぁ喜んでもらえて嬉しいよ。」
431「あら、あんなところに蝶々が・・・」
○○「あれ?」
431「○○様~どちらにおられますか~~?」
------------
何をにやけているかと思えば、こんなのを読んで居やがったのか。
こっ恥ずかしいヤツだな。鏡を見て自分を恥じろ、このやろう。
我輩はPMである。名前はタロウ。
まったく、我輩の方がかわいいに決まっている。
○○「ここだよぉ っておまっ! ライフルこっちに向けるな!!!」
430「す、すみません。スコープで探していたのでつい・・・」
○○「危ないからやめなさい。」
めがねを買ってあげる○○。
431「・・・。ありがとうございます。これで○○様を見失わずに済みますね。」
○○「短銃も使いやすくなるはずだよ。しっかり働いてね。」
431「良く見えるようになって、ちょっとドキドキいたします。」
○○「・・・・・ まぁ喜んでもらえて嬉しいよ。」
431「あら、あんなところに蝶々が・・・」
○○「あれ?」
431「○○様~どちらにおられますか~~?」
------------
何をにやけているかと思えば、こんなのを読んで居やがったのか。
こっ恥ずかしいヤツだな。鏡を見て自分を恥じろ、このやろう。
我輩はPMである。名前はタロウ。
まったく、我輩の方がかわいいに決まっている。
祝十体目ってことで燃料投下です。
ジーク・パシリ! ジーク・パシリ! (≧▽≦
ジーク・パシリ! ジーク・パシリ! (≧▽≦
>>15の続きを投下です。
惑星ニューデイズ 狂信者の杜 ブロック3
沼虎「そらよ! 長剣に、大斧と! こいつはおまけだ散弾銃!」
ナノトランサーから手を変え品を変え、変幻自在に沼虎が暴れる。
420「はっ、ほりゃっ、はははーっと。あんたたちってでっかい図体してるわりに、あれ? なんかヨワヨワ!」
鋼爪一閃、420に切り裂かれた教団警衛士ダグバたちが倒れた。
オズナ「な……何なのよ、こいつら!」
数では、教主親衛隊は圧倒的だった。十倍の兵力差に加え、実力とて、そこいらのガーディアンズが束になってかかってきても対応できる。
グラール最強と自負すらしていた。
その親衛隊が、たったガーディアンズひとりとパートナーマシナリー一体の主従の前に、あっけなく蹴散らされてゆく。
オズナ「ダグバ! 三人一組になって遠距離からテクニックで攻めなさい!」
オズナの指示で、教団警衛士ダグバたちは三つの組に分かれた。
沼虎「へえ、わざわざ固まってくれんのか。こりゃいいや」
すかさず沼虎が肉迫し、トラップで教団警衛士ダグバの組を丸ごと打ち上げる。
床に叩きつけられた教団警衛士ダグバが起き上がり、接近してくる420に向かって杖を振り上げる。
420「ざんねんでした、またどーぞ。またの機会があればだけど、ほりゃっ」
テクニックは発動せず、420の鋼爪が教団警衛士ダグバたちを切り倒した。
沼虎「あん? 股がどうしたって?」
420「っ! 余計なとこでツッコミ入れないでよ!」
沼虎「何言ってる。ツッコムのが、男の仕事ってやつなんだぜ?」
420「この、バカ虎ぁ!」
教団警衛士ダグバを打ち上げつつ逃げる沼虎と、止めを刺しつつ追う420。傍から見ていると、それはどう解釈しても
いちゃついているようにしか見えない。
オズナ「おのれ……っ!」
仮面を顔の上へずらし、親指の爪をくわえてぎりりと噛み締める。それは、幼い頃からのオズナの癖だった。いつまで経っても治せなかったその癖は、
彼女の苛立つ感情を抑え、最善手を導き出すための儀式となっていた。
沼虎「さあ、あとはテメエだけだぜ! げふぅ!」
オズナを指した沼虎が、追いついた420のハイキックで沈んだ。
オズナ「! 今だ!」
その隙を見て取ったオズナの行動は、テクニックの発動ではなかった。
420「!?」
球状のフォトン・カプセルを懐から取り出し、420に投げつけたのだ。
420「何? 悪あがきのつもり?」
鋼爪でなにげなく打ち払う420。にやり、とオズナが嗤った。
420「……え? 蝶々?」
ぱかりと割れたカプセルの中から、一頭の蝶がひらひらと出てきた。420の周りを、その蝶はくるくると漂う。
沼虎「!! 420!」
蝶に手を伸ばす420を、沼虎が鋭い声で制した。ナノトランサーから電光石火の早業で抜いたハンドガンを、蝶に向かって発砲する。火に包まれた蝶が、
ぽとりと落ちた。
420「ちょっと、沼虎………ぁ」
いきなりの行動に抗議の声をあげかけた420が、うつぶせに倒れた。
沼虎「420! おい、オズナ! 一体、何しやがった!」
吼えたてる沼虎を段上から見下ろしながら、オズナは嗤いを深くした。
オズナ「勘がいいのね、あなた。一緒に倒せるかと思ったけど…」
沼虎がハンドガンの引き金を、引いた。からんと乾いた音を立てて、オズナの仮面が床へ落ちた。
沼虎「女ぁ脅すのは、趣味じゃねえんだ。額ブチ抜かれたくなかったら、手短に言え。420に何をした」
オズナ「私は、何も。……そう怖い顔をしないで? もちろん、あなたは怒っていてもイイ男よ。そこのおチビちゃんには、勿体無いくらい」
420「う……あ……」
苦しげにうめく、420。その肌のあちこちに、紫色の斑点が浮かび上がっていた。
オズナ「生体パーツ、まだ生き残っている部分があるのね。あなたが蝶を撃ち落してくれたせいで、進行が遅れているみたい」
沼虎「蝶を……だと!?」
オズナ「そうよ。その蝶……もう灰になっちゃったけど、我が教団の画期的な新兵器だったのよ? その名も──」
ひと呼吸おいて、オズナは言った。
オズナ「『マッド・バタフライ』……」 つづく
惑星ニューデイズ 狂信者の杜 ブロック3
沼虎「そらよ! 長剣に、大斧と! こいつはおまけだ散弾銃!」
ナノトランサーから手を変え品を変え、変幻自在に沼虎が暴れる。
420「はっ、ほりゃっ、はははーっと。あんたたちってでっかい図体してるわりに、あれ? なんかヨワヨワ!」
鋼爪一閃、420に切り裂かれた教団警衛士ダグバたちが倒れた。
オズナ「な……何なのよ、こいつら!」
数では、教主親衛隊は圧倒的だった。十倍の兵力差に加え、実力とて、そこいらのガーディアンズが束になってかかってきても対応できる。
グラール最強と自負すらしていた。
その親衛隊が、たったガーディアンズひとりとパートナーマシナリー一体の主従の前に、あっけなく蹴散らされてゆく。
オズナ「ダグバ! 三人一組になって遠距離からテクニックで攻めなさい!」
オズナの指示で、教団警衛士ダグバたちは三つの組に分かれた。
沼虎「へえ、わざわざ固まってくれんのか。こりゃいいや」
すかさず沼虎が肉迫し、トラップで教団警衛士ダグバの組を丸ごと打ち上げる。
床に叩きつけられた教団警衛士ダグバが起き上がり、接近してくる420に向かって杖を振り上げる。
420「ざんねんでした、またどーぞ。またの機会があればだけど、ほりゃっ」
テクニックは発動せず、420の鋼爪が教団警衛士ダグバたちを切り倒した。
沼虎「あん? 股がどうしたって?」
420「っ! 余計なとこでツッコミ入れないでよ!」
沼虎「何言ってる。ツッコムのが、男の仕事ってやつなんだぜ?」
420「この、バカ虎ぁ!」
教団警衛士ダグバを打ち上げつつ逃げる沼虎と、止めを刺しつつ追う420。傍から見ていると、それはどう解釈しても
いちゃついているようにしか見えない。
オズナ「おのれ……っ!」
仮面を顔の上へずらし、親指の爪をくわえてぎりりと噛み締める。それは、幼い頃からのオズナの癖だった。いつまで経っても治せなかったその癖は、
彼女の苛立つ感情を抑え、最善手を導き出すための儀式となっていた。
沼虎「さあ、あとはテメエだけだぜ! げふぅ!」
オズナを指した沼虎が、追いついた420のハイキックで沈んだ。
オズナ「! 今だ!」
その隙を見て取ったオズナの行動は、テクニックの発動ではなかった。
420「!?」
球状のフォトン・カプセルを懐から取り出し、420に投げつけたのだ。
420「何? 悪あがきのつもり?」
鋼爪でなにげなく打ち払う420。にやり、とオズナが嗤った。
420「……え? 蝶々?」
ぱかりと割れたカプセルの中から、一頭の蝶がひらひらと出てきた。420の周りを、その蝶はくるくると漂う。
沼虎「!! 420!」
蝶に手を伸ばす420を、沼虎が鋭い声で制した。ナノトランサーから電光石火の早業で抜いたハンドガンを、蝶に向かって発砲する。火に包まれた蝶が、
ぽとりと落ちた。
420「ちょっと、沼虎………ぁ」
いきなりの行動に抗議の声をあげかけた420が、うつぶせに倒れた。
沼虎「420! おい、オズナ! 一体、何しやがった!」
吼えたてる沼虎を段上から見下ろしながら、オズナは嗤いを深くした。
オズナ「勘がいいのね、あなた。一緒に倒せるかと思ったけど…」
沼虎がハンドガンの引き金を、引いた。からんと乾いた音を立てて、オズナの仮面が床へ落ちた。
沼虎「女ぁ脅すのは、趣味じゃねえんだ。額ブチ抜かれたくなかったら、手短に言え。420に何をした」
オズナ「私は、何も。……そう怖い顔をしないで? もちろん、あなたは怒っていてもイイ男よ。そこのおチビちゃんには、勿体無いくらい」
420「う……あ……」
苦しげにうめく、420。その肌のあちこちに、紫色の斑点が浮かび上がっていた。
オズナ「生体パーツ、まだ生き残っている部分があるのね。あなたが蝶を撃ち落してくれたせいで、進行が遅れているみたい」
沼虎「蝶を……だと!?」
オズナ「そうよ。その蝶……もう灰になっちゃったけど、我が教団の画期的な新兵器だったのよ? その名も──」
ひと呼吸おいて、オズナは言った。
オズナ「『マッド・バタフライ』……」 つづく
>>26
主人公変わる勢いの展開にwktk
主人公変わる勢いの展開にwktk
>>26の続きを投下です。
惑星ニューデイズ 狂信者の杜 最深部
教主「──『マッド・バタフライ』。我々が開発した、即効性の猛毒を持つ蝶のことをこう呼ぶ。この蝶が一頭でも周りを飛ぶ、それだけでいい。
猛毒の燐粉が体内へ吸収され、五分以内に死へと至る。……ましてや、沼子くん」
無数の蝶にたかられ、沼子は倒れ伏していた。その肌は、全身どす黒く変色している。
教主「今のきみのように、大量のコレにやられれば」
430「ごしゅじんさまー!!」
沼子によって突き飛ばされ、離れた場所にいた430が叫んだ。
教主「即死、だよ」
蝶が舞い上がり、沼子の上をひらひらと飛び回る。沼子はすでに、指一本とて動かすことができなくなっていた。
沼子のナノトランサーから、かすかな機械の駆動音がした。
教主「おや、それはスケープドールとかいうものだね。所有者の生命活動の停止と同時に作動する、優秀な医療器具だったかね」
淡々と、教主は喋り続ける。430は、放心したまま聞いていた。
教主「だが、この毒素を検出し効果的な治療を施したとして、だ。蝶がきみの側にある限り! 延々と死に続けるしかないのだよ!」
哄笑をする教主をぼんやりと見つめていた430の手が、ぴくりと動いた。
沼虎「……なるほどな。んで、解毒剤は? フツーのアンチメイトでいけるなら、新兵器ってのは大げさすぎる」
沼虎の問いかけに、オズナは満面の笑みで答えた。
オズナ「もちろん、私が持っているわ。何なら、そこのおチビちゃんに、使ってあげてもいいわよ? あなたの、態度次第だけれど……」
沼虎「陳腐な提案だな。あんたに降伏でもしろってか? ごめんだぜ」
オズナ「それなら、あなたたちは死ぬしかないわね。そこの強いおチビちゃんは、猛毒で。そしてあなたは……」
オズナの杖から、火球が射出された。避けようと動きかけた沼虎が、その足を止める。
オズナ「私の炎に焼かれ、死になさい! せめて、愛する者同士仲良く葬ってあげるわ!」
ぼん、という爆発音とともに、沼虎の全身が炎に包まれた。
沼虎「へっ、避けりゃ、420に当たる、か。えげつない真似してくれんじゃねえか……」
オズナ「火だるまになって凄んだところで無駄よ」
とどめ、とばかりにオズナが杖を振り上げる。
沼虎「させるか!」
その身を焼かれたまま、沼虎が階段を一気に駆け上がる。一瞬早く、オズナが杖を振り下ろした。
沼虎「うぉら!」
火球が射出される、その直前。沼虎が杖に蹴りを叩き込んだ。火球はあらぬ方向へ飛んでゆき、四散した。
オズナ「ひっ」
短い悲鳴をあげるオズナの首を、焼けた沼虎の手が掴む。
沼虎「なあ、あんた」
静かな口調で言い、足元にトラップを転がす。
沼虎「愛って、何だ」
オズナ「?」
唐突な問いに、オズナがきょとんとした表情になる。直後、発動したトラップにオズナの身体が上空へと吹き飛ばされた。
沼虎「ためらわないことさ……なんてな」
散弾銃を上へ向け、沼虎は引き金を引いた。
どさりと落ちたオズナには、もう抵抗する力は残されていなかった。
沼虎「さて、毒が回るのには五分程度だったか? 残り時間も少ねえし、さっさと渡してくんねーか?」
オズナ「……なぜ、とどめを刺さないの?」
倒れたまま、オズナが一本の注射器を取り出し床に置いた。
沼虎「女に手を上げるのは、趣味じゃねえんだ。今回は……例外ってやつだけどな」
にやりと笑い、沼虎が注射器を拾い上げる。そして倒れた420の元へ戻り、腕を取った。薬品を注射してしばらくすると、420に浮き出ていた
斑点が、すっと消えた。
420「……ん……ぬ、まとらぁ……」
うっすらと目を開ける420に、沼虎は優しく微笑みかけていた。 つづく
惑星ニューデイズ 狂信者の杜 最深部
教主「──『マッド・バタフライ』。我々が開発した、即効性の猛毒を持つ蝶のことをこう呼ぶ。この蝶が一頭でも周りを飛ぶ、それだけでいい。
猛毒の燐粉が体内へ吸収され、五分以内に死へと至る。……ましてや、沼子くん」
無数の蝶にたかられ、沼子は倒れ伏していた。その肌は、全身どす黒く変色している。
教主「今のきみのように、大量のコレにやられれば」
430「ごしゅじんさまー!!」
沼子によって突き飛ばされ、離れた場所にいた430が叫んだ。
教主「即死、だよ」
蝶が舞い上がり、沼子の上をひらひらと飛び回る。沼子はすでに、指一本とて動かすことができなくなっていた。
沼子のナノトランサーから、かすかな機械の駆動音がした。
教主「おや、それはスケープドールとかいうものだね。所有者の生命活動の停止と同時に作動する、優秀な医療器具だったかね」
淡々と、教主は喋り続ける。430は、放心したまま聞いていた。
教主「だが、この毒素を検出し効果的な治療を施したとして、だ。蝶がきみの側にある限り! 延々と死に続けるしかないのだよ!」
哄笑をする教主をぼんやりと見つめていた430の手が、ぴくりと動いた。
沼虎「……なるほどな。んで、解毒剤は? フツーのアンチメイトでいけるなら、新兵器ってのは大げさすぎる」
沼虎の問いかけに、オズナは満面の笑みで答えた。
オズナ「もちろん、私が持っているわ。何なら、そこのおチビちゃんに、使ってあげてもいいわよ? あなたの、態度次第だけれど……」
沼虎「陳腐な提案だな。あんたに降伏でもしろってか? ごめんだぜ」
オズナ「それなら、あなたたちは死ぬしかないわね。そこの強いおチビちゃんは、猛毒で。そしてあなたは……」
オズナの杖から、火球が射出された。避けようと動きかけた沼虎が、その足を止める。
オズナ「私の炎に焼かれ、死になさい! せめて、愛する者同士仲良く葬ってあげるわ!」
ぼん、という爆発音とともに、沼虎の全身が炎に包まれた。
沼虎「へっ、避けりゃ、420に当たる、か。えげつない真似してくれんじゃねえか……」
オズナ「火だるまになって凄んだところで無駄よ」
とどめ、とばかりにオズナが杖を振り上げる。
沼虎「させるか!」
その身を焼かれたまま、沼虎が階段を一気に駆け上がる。一瞬早く、オズナが杖を振り下ろした。
沼虎「うぉら!」
火球が射出される、その直前。沼虎が杖に蹴りを叩き込んだ。火球はあらぬ方向へ飛んでゆき、四散した。
オズナ「ひっ」
短い悲鳴をあげるオズナの首を、焼けた沼虎の手が掴む。
沼虎「なあ、あんた」
静かな口調で言い、足元にトラップを転がす。
沼虎「愛って、何だ」
オズナ「?」
唐突な問いに、オズナがきょとんとした表情になる。直後、発動したトラップにオズナの身体が上空へと吹き飛ばされた。
沼虎「ためらわないことさ……なんてな」
散弾銃を上へ向け、沼虎は引き金を引いた。
どさりと落ちたオズナには、もう抵抗する力は残されていなかった。
沼虎「さて、毒が回るのには五分程度だったか? 残り時間も少ねえし、さっさと渡してくんねーか?」
オズナ「……なぜ、とどめを刺さないの?」
倒れたまま、オズナが一本の注射器を取り出し床に置いた。
沼虎「女に手を上げるのは、趣味じゃねえんだ。今回は……例外ってやつだけどな」
にやりと笑い、沼虎が注射器を拾い上げる。そして倒れた420の元へ戻り、腕を取った。薬品を注射してしばらくすると、420に浮き出ていた
斑点が、すっと消えた。
420「……ん……ぬ、まとらぁ……」
うっすらと目を開ける420に、沼虎は優しく微笑みかけていた。 つづく
随分と間が空いてしまいましたが、正真正銘最終回。
そして、小ビス子シリーズ最終話です。
http://www.geocities.jp/littlebeast_gh430/
2/14 16:42以降、最後までが今回の更新です。
結構な量になっているので、のんびり読んで頂ければ幸いですw
長い間、私の話にお付き合い頂きまして、本当にありがとうございました!
これからは読み手としてパシリスレを楽しませて頂きます!
…しかし、最後の更新でアクセス規制って…orz
ケータイから書くの大変…o...rz
※サイトは四月にて削除するつもりです。
そして、小ビス子シリーズ最終話です。
http://www.geocities.jp/littlebeast_gh430/
2/14 16:42以降、最後までが今回の更新です。
結構な量になっているので、のんびり読んで頂ければ幸いですw
長い間、私の話にお付き合い頂きまして、本当にありがとうございました!
これからは読み手としてパシリスレを楽しませて頂きます!
…しかし、最後の更新でアクセス規制って…orz
ケータイから書くの大変…o...rz
※サイトは四月にて削除するつもりです。
おつかれ様でした~
暫く休んだらまた小ネタでも投下して下さいまし
最近あほの子作者氏の話が終わってしまったら
このスレおちるんじゃねーかと不安;
暫く休んだらまた小ネタでも投下して下さいまし
最近あほの子作者氏の話が終わってしまったら
このスレおちるんじゃねーかと不安;
>>29
お疲れ様でした!
本当、手に汗にぎったり目から変な汗でたり大変楽しく読めました!
小ネタでいいから書いてくださいね!ヽ(゚∀゚)ノ
あと最後まで謎だった小ビス子の見た目はどんな髪型なのかだけ知りたい・・・
髪型だけでいい・・(´・ω・`)
お疲れ様でした!
本当、手に汗にぎったり目から変な汗でたり大変楽しく読めました!
小ネタでいいから書いてくださいね!ヽ(゚∀゚)ノ
あと最後まで謎だった小ビス子の見た目はどんな髪型なのかだけ知りたい・・・
髪型だけでいい・・(´・ω・`)
<29
お疲れさまです!
ラストも大満足でした!
あとがきの座薬ネタと婦長には爆笑させてもらいましたがw。
何気に430と小ビス子のものも好きですが例の440関係のほのぼの系のもみてみたかったり…
お疲れさまです!
ラストも大満足でした!
あとがきの座薬ネタと婦長には爆笑させてもらいましたがw。
何気に430と小ビス子のものも好きですが例の440関係のほのぼの系のもみてみたかったり…
450「おまたせしま……」
その光景を目の当たりにして、450の脳裏に最初に浮かんだ言葉は阿鼻叫喚。
次に浮かんだのは死屍累々。
『っひいいいい!!勘弁してくださいっ!反省してますからっ!』ドドドド
「ウフフー まだ隠してらっしゃるんでしょ?んもー、お・ちゃ・め・さん」ズドムズドム
「うああああああああああ!!俺の出番よこせえええええええええ!!」ズブシズブシ
「いやまてェェェェ!!なんでそこで俺にアタるんだ!箱にアタれ箱に!!箱の中の人にッ!!」
「ちょ!!ななななな何言ってるんですか!!中の人なんて居ませんよ!」
そこで行われていたのは、パシリによる主人への…なんというか、集団虐待?
逃げ惑うヒュマ男を追いかけ、笑いながら青筋を立ててツインハンドガンをぶっ放す440。
ワルキャスに馬乗りになって、なぜか泣きながらセイバーをズブシズブシと刺しまくるワルパシリ。
そして二組の間でおろおろしている箱。
呆気に取られて呆然としていた450がはっと我に帰る。
「…あっ! ご、ご主人様!私は410さんを止めますから、ご主人様は440さんを!!」
「あ、450~~~ 早かったねえ、ごめんね、突然呼び出しちゃって…」
「いえ、別に… って、和んでる場合じゃありませんっ!早く止めてくださいっ!!」
「あ!? あ、う、うん!」
そして二人は二つの殺戮現場に止めに入っていったのであった。
[ ´・ω・]`∀´)゚Д゚』<ソレカラドーシタ
「ぜー、ぜー、ぜー」
「落ち着いてください。出番なら本編でたっぷりあるじゃないですか…」
肩で息をする410を宥める450。
「あぶっ! と、とりあえず おぼっ!? お、おちついて…」
手足をじたばたさせて暴れる440を羽交い絞めにしつつも、両手のハンドガンで
顔を殴られる箱。
「ったく、変態が2人も居たら手におえないっつーの……」
どうにか落ち着いてきた410が呟いたその言葉に耳をピクらせたヒュマ男がボソりと呟く。
『……うっせぇエロ担当』
「ンだとコルァァァァァァ!!」
その呟きをきっちりと耳でキャッチした410が通常の3倍のスピードでヒュマ男に飛び掛る。
その光景を目の当たりにして、450の脳裏に最初に浮かんだ言葉は阿鼻叫喚。
次に浮かんだのは死屍累々。
『っひいいいい!!勘弁してくださいっ!反省してますからっ!』ドドドド
「ウフフー まだ隠してらっしゃるんでしょ?んもー、お・ちゃ・め・さん」ズドムズドム
「うああああああああああ!!俺の出番よこせえええええええええ!!」ズブシズブシ
「いやまてェェェェ!!なんでそこで俺にアタるんだ!箱にアタれ箱に!!箱の中の人にッ!!」
「ちょ!!ななななな何言ってるんですか!!中の人なんて居ませんよ!」
そこで行われていたのは、パシリによる主人への…なんというか、集団虐待?
逃げ惑うヒュマ男を追いかけ、笑いながら青筋を立ててツインハンドガンをぶっ放す440。
ワルキャスに馬乗りになって、なぜか泣きながらセイバーをズブシズブシと刺しまくるワルパシリ。
そして二組の間でおろおろしている箱。
呆気に取られて呆然としていた450がはっと我に帰る。
「…あっ! ご、ご主人様!私は410さんを止めますから、ご主人様は440さんを!!」
「あ、450~~~ 早かったねえ、ごめんね、突然呼び出しちゃって…」
「いえ、別に… って、和んでる場合じゃありませんっ!早く止めてくださいっ!!」
「あ!? あ、う、うん!」
そして二人は二つの殺戮現場に止めに入っていったのであった。
[ ´・ω・]`∀´)゚Д゚』<ソレカラドーシタ
「ぜー、ぜー、ぜー」
「落ち着いてください。出番なら本編でたっぷりあるじゃないですか…」
肩で息をする410を宥める450。
「あぶっ! と、とりあえず おぼっ!? お、おちついて…」
手足をじたばたさせて暴れる440を羽交い絞めにしつつも、両手のハンドガンで
顔を殴られる箱。
「ったく、変態が2人も居たら手におえないっつーの……」
どうにか落ち着いてきた410が呟いたその言葉に耳をピクらせたヒュマ男がボソりと呟く。
『……うっせぇエロ担当』
「ンだとコルァァァァァァ!!」
その呟きをきっちりと耳でキャッチした410が通常の3倍のスピードでヒュマ男に飛び掛る。
しかし流石普段から440の銃弾の雨霰をかいくぐりつつ被弾するヒュマ男である。
きっちり410の攻撃を見切り、次々と切り刻まれつつもばっちり生きている。
「ウガアアアアアアアア!!!死ね!死ねェェェェェ!!」
『ハーハハハハ! 俺はまだ死ねないぜ!! ルウ先生シリーズが終わるまで生き残ってやるさ!!』
二つの絶叫が絶妙のハーモニーを奏で、中継地点にたむろするガーディアンズすらもドン引きさせる
迫力を醸し出して…
「おい、あの3人のうちどいつが最初にやられるか賭けないか?」
「よし乗った! 俺は…あの箱だな」
「じゃあ俺はあのヒュマ男に10000メセタだ!」
醸し出して…
「ねー、早くミッションにいこうよー」
「まあ待て待て。この惨劇が終わってからな」
醸し出して…
「リポーターのハルです!皆様ご覧ください、今まさにここ聖地エガムにて血で血を洗う凶行が強行されていますナンチテ」
醸し出して…
「えー、オルアカロールにー ハッピージュースいかーっすかー」
醸し出して…いた…
と、その時
「待ちなさい410!!」
はたと410の手が止まる。
「ご主人様をそれ以上虐待をするのは許しませんよ!」
「何ッ!?」
『おをっ!?』
二人が声の方向に目をやると、そこには箱をKOした440が燦然と立っていた」
『よ、440っ! お前…』
ヒュマ男が少しうるっとくる。やっぱ俺のパートナーはお前しか…
「なんだよっ!コイツが悪いんだろコイツが!!」
410の抗議に耳を貸さず、440が続ける。
「…ご主人様を……」
『うんうん!』
「ご主人様を虐待していいのは私だけですっ!!」
「『ええええええええっ!!』」
綺麗にハモるヒュマ男と410。
きっちり410の攻撃を見切り、次々と切り刻まれつつもばっちり生きている。
「ウガアアアアアアアア!!!死ね!死ねェェェェェ!!」
『ハーハハハハ! 俺はまだ死ねないぜ!! ルウ先生シリーズが終わるまで生き残ってやるさ!!』
二つの絶叫が絶妙のハーモニーを奏で、中継地点にたむろするガーディアンズすらもドン引きさせる
迫力を醸し出して…
「おい、あの3人のうちどいつが最初にやられるか賭けないか?」
「よし乗った! 俺は…あの箱だな」
「じゃあ俺はあのヒュマ男に10000メセタだ!」
醸し出して…
「ねー、早くミッションにいこうよー」
「まあ待て待て。この惨劇が終わってからな」
醸し出して…
「リポーターのハルです!皆様ご覧ください、今まさにここ聖地エガムにて血で血を洗う凶行が強行されていますナンチテ」
醸し出して…
「えー、オルアカロールにー ハッピージュースいかーっすかー」
醸し出して…いた…
と、その時
「待ちなさい410!!」
はたと410の手が止まる。
「ご主人様をそれ以上虐待をするのは許しませんよ!」
「何ッ!?」
『おをっ!?』
二人が声の方向に目をやると、そこには箱をKOした440が燦然と立っていた」
『よ、440っ! お前…』
ヒュマ男が少しうるっとくる。やっぱ俺のパートナーはお前しか…
「なんだよっ!コイツが悪いんだろコイツが!!」
410の抗議に耳を貸さず、440が続ける。
「…ご主人様を……」
『うんうん!』
「ご主人様を虐待していいのは私だけですっ!!」
「『ええええええええっ!!』」
綺麗にハモるヒュマ男と410。
『いやちょ…うおわっ!?』
ズドムという音と共に放たれる銃弾。
「ちょ!落ち着いてよ!!アタシに当た…ひゃあっ!!」
ズドムズドム
410がかろうじて銃弾を避けつつ何故かヒュマ男と並んで逃げる。
「テ、テメーパシリにどんな教育してんだッ!!」
『うっせぇ!!おめーこそなんだ!主人の顔が見たいわ!!』
…そのバトルから少し離れた所。
何時の間にかちゃっかり避難していたワルキャスが呟く。
「あーあ、もう滅茶苦茶だな… どうします、450サ……ムヲ!?」
彼の横には450が居た。
もう、なんというか、ワルキャスには見えていた。
彼女から立ち上る、湯気というか…オーラのようなものが、
「いい加減にしなさーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!」
弾けとんだ。
一瞬にしてその聖地がしん……となる。
当事者達も、野次馬達も、イベントでいちゃつくカップルも、
オルアカを探して付近を飛んでいた通りすがりのオンマゴウグすらも…
「まったくっ!何時までそんなことしてるんですかっ!ミッションに行くんでしょ!?
いつまでここで遊んでるんですかッ!!」
「「「『………』」」」
450の迫力に固まったまま動けない一同。
「ここ座りなさいっ!」
「「「『は、はいッ!』」」」
ずざざと450の前に4人が並んで正座をする。
「いいですか、お喋りが悪いとは言いません。しかし、皆さんはここに何をしに来たんですか?
ミッションをこなしに来たんじゃないんですか!? それをいつまでもどたばたと…」
「「「『すみません…』」」」
腰に手を当て、450が更に説教を続けていく。
「大体皆さんは…」
次々と吐き出される450の小言。
ミッションが始まる気配は未だ微塵も見受けられないのだった……
「そんなだから何時までもだらだらしてまとめられないんですよ。いい加減ちゃっちゃと終わらせなさい!」
もはや誰に向けて言っているのかわからないが、450の愚痴が聖地に延々と…すみませんごめんなさい。
ズドムという音と共に放たれる銃弾。
「ちょ!落ち着いてよ!!アタシに当た…ひゃあっ!!」
ズドムズドム
410がかろうじて銃弾を避けつつ何故かヒュマ男と並んで逃げる。
「テ、テメーパシリにどんな教育してんだッ!!」
『うっせぇ!!おめーこそなんだ!主人の顔が見たいわ!!』
…そのバトルから少し離れた所。
何時の間にかちゃっかり避難していたワルキャスが呟く。
「あーあ、もう滅茶苦茶だな… どうします、450サ……ムヲ!?」
彼の横には450が居た。
もう、なんというか、ワルキャスには見えていた。
彼女から立ち上る、湯気というか…オーラのようなものが、
「いい加減にしなさーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!」
弾けとんだ。
一瞬にしてその聖地がしん……となる。
当事者達も、野次馬達も、イベントでいちゃつくカップルも、
オルアカを探して付近を飛んでいた通りすがりのオンマゴウグすらも…
「まったくっ!何時までそんなことしてるんですかっ!ミッションに行くんでしょ!?
いつまでここで遊んでるんですかッ!!」
「「「『………』」」」
450の迫力に固まったまま動けない一同。
「ここ座りなさいっ!」
「「「『は、はいッ!』」」」
ずざざと450の前に4人が並んで正座をする。
「いいですか、お喋りが悪いとは言いません。しかし、皆さんはここに何をしに来たんですか?
ミッションをこなしに来たんじゃないんですか!? それをいつまでもどたばたと…」
「「「『すみません…』」」」
腰に手を当て、450が更に説教を続けていく。
「大体皆さんは…」
次々と吐き出される450の小言。
ミッションが始まる気配は未だ微塵も見受けられないのだった……
「そんなだから何時までもだらだらしてまとめられないんですよ。いい加減ちゃっちゃと終わらせなさい!」
もはや誰に向けて言っているのかわからないが、450の愚痴が聖地に延々と…すみませんごめんなさい。
長い間、本当にお疲れ様でした。
最初から最後まで楽しく読ませて頂きました。また気が向いたら、何か書いて下さいね~
最初から最後まで楽しく読ませて頂きました。また気が向いたら、何か書いて下さいね~
>29
小ビス子と430シリーズ、ずっと読ませていただいておりました。
お疲れ様でした。
昼休みにご飯パクつきながら、話の展開に感極まって
うるうるしていたのを同僚に見られて狼狽していたのも良い思いでです(゚∀。)
最初から最後まで、楽しませていただきました。本当にアリガト!(´▽`)お疲れ様です。
ちなみに、生まれて初めて2chのスレに書いてるんだぜー
|;゚Д゚)ハジメテハキンチョウスルヨ…
小ビス子と430シリーズ、ずっと読ませていただいておりました。
お疲れ様でした。
昼休みにご飯パクつきながら、話の展開に感極まって
うるうるしていたのを同僚に見られて狼狽していたのも良い思いでです(゚∀。)
最初から最後まで、楽しませていただきました。本当にアリガト!(´▽`)お疲れ様です。
ちなみに、生まれて初めて2chのスレに書いてるんだぜー
|;゚Д゚)ハジメテハキンチョウスルヨ…
小ビス子作者様
長い間本当にお疲れ様でした。毎回更新される度にワクテカさせて戴きました。
これで終わりなんて言わないで、気が向いたら是非またお話を読ませて下さい。
で、小説の発売日はいつなんだ?予約しなきゃ(´∀`)
長い間本当にお疲れ様でした。毎回更新される度にワクテカさせて戴きました。
これで終わりなんて言わないで、気が向いたら是非またお話を読ませて下さい。
で、小説の発売日はいつなんだ?予約しなきゃ(´∀`)
430&子ビスの人乙でした。
玉のときの1行エピ見て初期に玉時代無いぽとか書いた事思い出したり。
玉のときの1行エピ見て初期に玉時代無いぽとか書いた事思い出したり。
>>29
あまりの出来のよさに思わずGJさ!
ハッピーエンドでよかった。・゜・(ノロ`)・゜・。
>>37
エロ担当? 褒め言葉じゃないの?[`∀´]
続きwktk
>>ヒュマ助の作者さん
ちょっと質問なんじゃがヒュマ助のお店の名前ってなんでしたっけ?
既に出てたら失礼。とりあえずこんなネタが沸いたので考え中。
不審なGRM船から出てきた謎の調味料。
ニュマ姉「奴らが死守していたのは…ただの調味料だと?」
ヒュマ助の店に突如としてやってくるビースト料理人。
???「カカカカカカカ! 美味いってデマを流したのは何処のバカだぁ?」
料理人殺しの名を持つビーストに敗北を喫するヒュマ助。
ヒュマ助「ぼ…ぼくは…料理を作る資格なんて…ない…」
そして始まるグラール料理祭。集うは各惑星のツワモノばかり。
???「料理は技術…技をもって料理を征するのが私のバイブルです」
???「料理は芸術…美しい味…だからこそ美味しいなのですよ」
そして裏で蠢く各惑星間の思惑。
ワルキャス「…仮にだ、それを入れた料理を食べた奴は…」
ニュマ姉「…作った物の傀儡となる。言うなれば食品兵器!」
ソレを救えるのはただ一人!
ヒュマ助「料理はココロ! お客様の笑顔を見るためにぼくはつくるんだ!」
~ヒュマ助とグラール料理祭~
忘れた頃に書くかもね!
あまりの出来のよさに思わずGJさ!
ハッピーエンドでよかった。・゜・(ノロ`)・゜・。
>>37
エロ担当? 褒め言葉じゃないの?[`∀´]
続きwktk
>>ヒュマ助の作者さん
ちょっと質問なんじゃがヒュマ助のお店の名前ってなんでしたっけ?
既に出てたら失礼。とりあえずこんなネタが沸いたので考え中。
不審なGRM船から出てきた謎の調味料。
ニュマ姉「奴らが死守していたのは…ただの調味料だと?」
ヒュマ助の店に突如としてやってくるビースト料理人。
???「カカカカカカカ! 美味いってデマを流したのは何処のバカだぁ?」
料理人殺しの名を持つビーストに敗北を喫するヒュマ助。
ヒュマ助「ぼ…ぼくは…料理を作る資格なんて…ない…」
そして始まるグラール料理祭。集うは各惑星のツワモノばかり。
???「料理は技術…技をもって料理を征するのが私のバイブルです」
???「料理は芸術…美しい味…だからこそ美味しいなのですよ」
そして裏で蠢く各惑星間の思惑。
ワルキャス「…仮にだ、それを入れた料理を食べた奴は…」
ニュマ姉「…作った物の傀儡となる。言うなれば食品兵器!」
ソレを救えるのはただ一人!
ヒュマ助「料理はココロ! お客様の笑顔を見るためにぼくはつくるんだ!」
~ヒュマ助とグラール料理祭~
忘れた頃に書くかもね!
ROM人(>>38とか俺)をも書き込ませる程の小ビス子パワー…。
このクオリティ高いSSに登場してる皆のキャラも羨ましいな
ROMってないで何か書いてれば良かったかなぁって思ったくらい。
お疲れ様でした、とっても楽しかったし心にくるものがあるました。
またいつの日か投下される時を待ってます。
このクオリティ高いSSに登場してる皆のキャラも羨ましいな
ROMってないで何か書いてれば良かったかなぁって思ったくらい。
お疲れ様でした、とっても楽しかったし心にくるものがあるました。
またいつの日か投下される時を待ってます。
あら…、俺日本語不自由っぽいorz
>>42
ビス男氏とか!《;~Д~》いるいる
ビス男氏とか!《;~Д~》いるいる
>>29
GJ!
おっさんと440がこんな素晴らしい話に、しかもカッチョイイ演出付きで使ってもらえたなんて嬉しい限りなんだぜ?
小ビス子氏の描く壮大な世界観がPSUという作品、
その中の一人の主人と一体のパートナーマシーナリの物語を通してビシバシと伝わってきた
ありがとう
お疲れ様
心から、もう一度言わせてもらうぜ!
GJ!
GJ!
おっさんと440がこんな素晴らしい話に、しかもカッチョイイ演出付きで使ってもらえたなんて嬉しい限りなんだぜ?
小ビス子氏の描く壮大な世界観がPSUという作品、
その中の一人の主人と一体のパートナーマシーナリの物語を通してビシバシと伝わってきた
ありがとう
お疲れ様
心から、もう一度言わせてもらうぜ!
GJ!
し、暫くこない内に10スレ目に…
このままでは、私も浦島太郎状態に…(汗
>>29
お疲れ様でした。更新のたびwktkさせて頂いておりました。
作品の流れといいストーリーといい表現技法といい…
私に足りないものを見直させてくれた作者様に感謝と尊敬の意を!
>>30
負けない!そのうちヒュマ助ネタ投下しちゃう!
まだだ、まだ落とさせんよ!このスレは!w
>>41
ヒュマ助の店の名前はまだ登場してないです。ハイ。
一応、当人の中では店の名前があるのですが、出す気はないです。
作中でも「ヒュマ助の飯店」や「例の飯店」、「レストラン」等とぼやかしてます。
それと、面白そうな内容ですね!書いてみたいですが…うーん。
ワルキャス様も登場となると、私が勝手に書くのは野暮ですので…。
あ、ヒュマ助や飯店、二娘も皆様ご自由に登場させて下さい。
その方が、当人も喜びますので!では。
このままでは、私も浦島太郎状態に…(汗
>>29
お疲れ様でした。更新のたびwktkさせて頂いておりました。
作品の流れといいストーリーといい表現技法といい…
私に足りないものを見直させてくれた作者様に感謝と尊敬の意を!
>>30
負けない!そのうちヒュマ助ネタ投下しちゃう!
まだだ、まだ落とさせんよ!このスレは!w
>>41
ヒュマ助の店の名前はまだ登場してないです。ハイ。
一応、当人の中では店の名前があるのですが、出す気はないです。
作中でも「ヒュマ助の飯店」や「例の飯店」、「レストラン」等とぼやかしてます。
それと、面白そうな内容ですね!書いてみたいですが…うーん。
ワルキャス様も登場となると、私が勝手に書くのは野暮ですので…。
あ、ヒュマ助や飯店、二娘も皆様ご自由に登場させて下さい。
その方が、当人も喜びますので!では。
>>29
おつかれさま&素晴らしい物語をありがとう!
冒頭から一気に引きずり込まれ、クライマックスに震え、そして清々しい読後感を味わえました。
あ~、久しぶりになんか投下したくなってきた!
……なっただけでまだなんにも書けてないけど。
おつかれさま&素晴らしい物語をありがとう!
冒頭から一気に引きずり込まれ、クライマックスに震え、そして清々しい読後感を味わえました。
あ~、久しぶりになんか投下したくなってきた!
……なっただけでまだなんにも書けてないけど。
>>29
お疲れ様でした。ゴル・ドルバがもうツボですw
>>28の続きを投下です。
惑星ニューデイズ 狂信者の杜 最深部
バーストを構えたまま、430は動かない。
教主「ホウ、蝶が好きで好きでたまらないというきみが、撃つのかね」
教主の揶揄する声も、いまの430の耳には届いていなかった。
ごしゅじんさま、ちょうちょさん、ごしゅじんさま、ちょうちょさん、ごしゅじんさま、ちょうちょさん……
何千、何万回と思考がループし続けていた。引き金に掛けられた指に、力が入り、抜ける。照準をつけたスコープから、蝶一頭一頭の表情が、
430には見えていた。
蝶に、悪意はない。ただ、飛び回るのが楽しい、それだけだ。
教主「430くん、きみがいかに蝶好きかは、緑林でよく見せてもらった。また、あれほど蝶に好かれるというのも、大した才能といえるだろう。
撃てない、というのも理解ができる。作り物とはいえ、きみにも、ヒトの心というものがあるのだから。しかし……」
回り続ける430の思考が、次の一言で断ち切られた。
教主「撃たねば、沼子くんはもうすぐ九回目の死を迎えることになる! この意味が、わかるかな? 430くん!」
ナノトランサーに搭載できるスケープドールの数は、十基までである。沼子はすでに、このうちの八基を失ったことになる。
事実を理解した430は、ひとつの答えを出した。
430「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッー!!」
涙を流し、歯を食いしばり、引き金を引く。だが、心の中にあふれる蝶への愛が、狙いを不確かなものにした。
430「ア゛ッー! ごじゅじんざばぁー!」
放った三発の銃弾が、全て沼子に命中した。
教主「ふはははは! これはいい! 今ので十回目だ! もう、後がないなぁ?」
凍りついた沼子の身体を見て、430は膝から崩れ落ちるようにへたり込んだ。絶望的な思いが、全身を駆け巡る。
どうして、わたしはいつもこうなんだろう。しっぱいばかりで、なんのおやくにもたてない。なのに、ごしゅじんさまは、わらってゆるしてくれる。
その、だいじなごしゅじんさまを、わたしはうった……。
うつむいた瞳から、涙がこぼれた。たまらなくなって、突っ伏して、ただひたすらに、泣いた。
430「わたしに……ちからがあれば……」
ぽつり、と自分の口から出たつぶやきに、430ははっと身を起こした。
430「そうだ……これ……」
430の手がポケットから、プレゼントの小箱を取り出した。
沼子『もし、私の身に何かあって、あなたが危険な状況に陥ったら、コレを食べて……逃げなさい。そのための、力を与えてくれるから』
430の頭の中で、沼子の言葉が甦る。それは、まだ記憶に新しい、あの日……。
手早く封を開き、出てきたものは、
430「PMデバイス、GH432……」
いつも、そうだ。ごしゅじんさまは……。
430「もぎ、もぎ……ごちそう、ですね」
わたしの、いちばんほしいものを、くれる……。
430の身体が、光に包まれた。
432「戦闘プログラム、修正完了。武器運用マニュアル、インストール完了。演算機構内の不要なプログラムを検出しました」
姿とともに、内部まで変わってゆく。それは、新たな力の発現と、不純物の抹消である。
432「蝶々トレースシステム、削除……完了」
全ては、一瞬のうちのことだった。
二丁の拳銃を構え、432が躊躇なく蝶へ発砲した。
これが、私の望んだ力。ご主人様とともに、戦うことのできる力。
二秒ごとに、蝶が撃ち抜かれて落ちてゆく。
教主「な、なぜだ! なぜ、いきなり変身した!? どうして蝶を撃っている!」
教主の言葉は、依然として432へは届かない。
432「私の欲した力を、私は得ることができました。……なのに、どうして」
踊るようなステップと銃捌きで、瞬く間に猛毒の蝶は全滅していた。
432「どうして……こんなにも哀しいのでしょうか」
つっと、432の頬を一条の涙が流れていった。 つづく
お疲れ様でした。ゴル・ドルバがもうツボですw
>>28の続きを投下です。
惑星ニューデイズ 狂信者の杜 最深部
バーストを構えたまま、430は動かない。
教主「ホウ、蝶が好きで好きでたまらないというきみが、撃つのかね」
教主の揶揄する声も、いまの430の耳には届いていなかった。
ごしゅじんさま、ちょうちょさん、ごしゅじんさま、ちょうちょさん、ごしゅじんさま、ちょうちょさん……
何千、何万回と思考がループし続けていた。引き金に掛けられた指に、力が入り、抜ける。照準をつけたスコープから、蝶一頭一頭の表情が、
430には見えていた。
蝶に、悪意はない。ただ、飛び回るのが楽しい、それだけだ。
教主「430くん、きみがいかに蝶好きかは、緑林でよく見せてもらった。また、あれほど蝶に好かれるというのも、大した才能といえるだろう。
撃てない、というのも理解ができる。作り物とはいえ、きみにも、ヒトの心というものがあるのだから。しかし……」
回り続ける430の思考が、次の一言で断ち切られた。
教主「撃たねば、沼子くんはもうすぐ九回目の死を迎えることになる! この意味が、わかるかな? 430くん!」
ナノトランサーに搭載できるスケープドールの数は、十基までである。沼子はすでに、このうちの八基を失ったことになる。
事実を理解した430は、ひとつの答えを出した。
430「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッー!!」
涙を流し、歯を食いしばり、引き金を引く。だが、心の中にあふれる蝶への愛が、狙いを不確かなものにした。
430「ア゛ッー! ごじゅじんざばぁー!」
放った三発の銃弾が、全て沼子に命中した。
教主「ふはははは! これはいい! 今ので十回目だ! もう、後がないなぁ?」
凍りついた沼子の身体を見て、430は膝から崩れ落ちるようにへたり込んだ。絶望的な思いが、全身を駆け巡る。
どうして、わたしはいつもこうなんだろう。しっぱいばかりで、なんのおやくにもたてない。なのに、ごしゅじんさまは、わらってゆるしてくれる。
その、だいじなごしゅじんさまを、わたしはうった……。
うつむいた瞳から、涙がこぼれた。たまらなくなって、突っ伏して、ただひたすらに、泣いた。
430「わたしに……ちからがあれば……」
ぽつり、と自分の口から出たつぶやきに、430ははっと身を起こした。
430「そうだ……これ……」
430の手がポケットから、プレゼントの小箱を取り出した。
沼子『もし、私の身に何かあって、あなたが危険な状況に陥ったら、コレを食べて……逃げなさい。そのための、力を与えてくれるから』
430の頭の中で、沼子の言葉が甦る。それは、まだ記憶に新しい、あの日……。
手早く封を開き、出てきたものは、
430「PMデバイス、GH432……」
いつも、そうだ。ごしゅじんさまは……。
430「もぎ、もぎ……ごちそう、ですね」
わたしの、いちばんほしいものを、くれる……。
430の身体が、光に包まれた。
432「戦闘プログラム、修正完了。武器運用マニュアル、インストール完了。演算機構内の不要なプログラムを検出しました」
姿とともに、内部まで変わってゆく。それは、新たな力の発現と、不純物の抹消である。
432「蝶々トレースシステム、削除……完了」
全ては、一瞬のうちのことだった。
二丁の拳銃を構え、432が躊躇なく蝶へ発砲した。
これが、私の望んだ力。ご主人様とともに、戦うことのできる力。
二秒ごとに、蝶が撃ち抜かれて落ちてゆく。
教主「な、なぜだ! なぜ、いきなり変身した!? どうして蝶を撃っている!」
教主の言葉は、依然として432へは届かない。
432「私の欲した力を、私は得ることができました。……なのに、どうして」
踊るようなステップと銃捌きで、瞬く間に猛毒の蝶は全滅していた。
432「どうして……こんなにも哀しいのでしょうか」
つっと、432の頬を一条の涙が流れていった。 つづく
>>29
長きに渡る大作の完結お疲れさまでした
ワンオブサウザンド同士の会話や小ビス子や450の主人達の会話でPMの何たるかを思い出させられた気分だ・・・
小ビス子氏のストーリーは最後まで引き込まれ続けた、内容も凄いし終わり方も実に綺麗で・・・
なんか感動しすぎてまともな事言えてないがともあれ改めてお疲れさま!
>>37
オルアカを探していた通りすがりのオンマが地味におもしろかった・・・w
>>45
確かに居るにはいるけど時間が無くてほとんど書けてないんだ・・・
ネタもあるし書きかけの長編もあるのに・・・orz
長きに渡る大作の完結お疲れさまでした
ワンオブサウザンド同士の会話や小ビス子や450の主人達の会話でPMの何たるかを思い出させられた気分だ・・・
小ビス子氏のストーリーは最後まで引き込まれ続けた、内容も凄いし終わり方も実に綺麗で・・・
なんか感動しすぎてまともな事言えてないがともあれ改めてお疲れさま!
>>37
オルアカを探していた通りすがりのオンマが地味におもしろかった・・・w
>>45
確かに居るにはいるけど時間が無くてほとんど書けてないんだ・・・
ネタもあるし書きかけの長編もあるのに・・・orz
>>29
長らくお疲れ様でした。
実は・・・・・。
------------------------------------------------------------------------------
2007/03/01という日
春には春の花が咲き 秋には秋の花が咲く
わたしの花は何の色 咲くならそっとスミレ色
目立たぬように咲きましょう 目立てば誰かが手折ります
手折られ花は恨み花 涙色した風下さい 涙色した水下さい
とーさんがパルムで消息不明になって既に一週間。
いつもの様に「エボン工に行って来る」と言い残したのがとーさんの最期の言葉だった。
その日グラールは謎の組織ネットキャッシュによる炎侵食を受けとーさんの向かった
パルムの大地もニューデイズ、モトゥブと同様に焦土と化してしまった。
とーさんが最期に立ち寄ったと思われる湖畔公園は事実上閉鎖され。
私達は彼の足取りを追う術を失ってしまっていた。
その頃、人気のなくなった湖畔公園では、取り残されたガーディアンズとGH450が。
「こまったなぁ・・・・。野営基地へも臨時拠点へのルートも閉鎖されてるぞ。」
「・・・・・・・。@リ X -Xノ|」
「そう心配するな。幸いここには十分な水がある。救援が来るまでのんびり待つさ。」
「とりあえず芋でも焼くか。」
「・・・・・・・。@リ *゚ -゚*ノ|」
------------------------------------------------------------------------------
と言う出だしで、パージ後の残骸に店長がわんわんサンド440を拾いに行く話を
併走して書いていました。・・・・・本編が予想外の展開だったのでお蔵行きに。
いやぁ、時間とネタが全然無くて・・・・。年度末のバカヤロー!!
長らくお疲れ様でした。
実は・・・・・。
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2007/03/01という日
春には春の花が咲き 秋には秋の花が咲く
わたしの花は何の色 咲くならそっとスミレ色
目立たぬように咲きましょう 目立てば誰かが手折ります
手折られ花は恨み花 涙色した風下さい 涙色した水下さい
とーさんがパルムで消息不明になって既に一週間。
いつもの様に「エボン工に行って来る」と言い残したのがとーさんの最期の言葉だった。
その日グラールは謎の組織ネットキャッシュによる炎侵食を受けとーさんの向かった
パルムの大地もニューデイズ、モトゥブと同様に焦土と化してしまった。
とーさんが最期に立ち寄ったと思われる湖畔公園は事実上閉鎖され。
私達は彼の足取りを追う術を失ってしまっていた。
その頃、人気のなくなった湖畔公園では、取り残されたガーディアンズとGH450が。
「こまったなぁ・・・・。野営基地へも臨時拠点へのルートも閉鎖されてるぞ。」
「・・・・・・・。@リ X -Xノ|」
「そう心配するな。幸いここには十分な水がある。救援が来るまでのんびり待つさ。」
「とりあえず芋でも焼くか。」
「・・・・・・・。@リ *゚ -゚*ノ|」
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と言う出だしで、パージ後の残骸に店長がわんわんサンド440を拾いに行く話を
併走して書いていました。・・・・・本編が予想外の展開だったのでお蔵行きに。
いやぁ、時間とネタが全然無くて・・・・。年度末のバカヤロー!!
小ビス子の人お疲れさまでした!
ホント、ハッピーエンドで良かった…。
「わたしは、いきていてもいいの…?」
の台詞に不覚にもボロ泣きしてしまった…。
ドル・ゴルバで笑って、ラストで綺麗に読み終えました。
GJなSSをありがとうございました!
あー、俺もなんか書いてみたくなった・・。
>>54
日付の人がどんな展開を予想してたのかが気になるぜw
ホント、ハッピーエンドで良かった…。
「わたしは、いきていてもいいの…?」
の台詞に不覚にもボロ泣きしてしまった…。
ドル・ゴルバで笑って、ラストで綺麗に読み終えました。
GJなSSをありがとうございました!
あー、俺もなんか書いてみたくなった・・。
>>54
日付の人がどんな展開を予想してたのかが気になるぜw
>>50の続きを投下です。
惑星ニューデイズ 狂信者の杜 最深部
教主「おのれっ!」
横ざまに振りぬかれたフォト・ワイアーを、432は転がって避けた。
教主「よくも、よくも我々の兵器を、夢を……っ!」
アダーナ・デガーナの背部ミサイルランチャーから、四条の煙が上がった。
教主「キサマのような、ちっぽけなパシリ風情が!」
さらに、デガーナの左手が432に照準をあわせる。
教主「消えてなくなれぃ! ハーッハハハハハァー!!」
ミサイルが着弾し、もうもうと湧きあがる爆煙に教主が狂った笑いを響かせた。
432「標的を、捕捉しました。攻撃を、開始します」
抑揚のない声が、教主の背後から聞こえた。
教主「!?」
振り向いたアダーナ・デガーナの頭部へ、三本のフォトン矢が突き立った。
教主「こ、このっ!」
怒声とともに放たれる無数の銃弾を、軽やかなステップでかわす。
432「回避成功。攻撃態勢へ、移行……」
教主「こうなれば、キサマは後だ、430! まず、主人の沼子から、木っ端微塵にしてくれるわ!」
雄叫びとともに、アダーナ・デガーナがチャージを開始した。
432「アダーナ・デガーナの行動プログラムを予測、検索……! あれは!」
息を呑んで、432が沼子の元へ駆け寄った。
教主「ふはははははは! 二人まとめて、塵と化せ! 教主砲、発射ァァッ!」
アダーナ・デガーナから放射される巨大な光線が、沼子とその前に立つ432を包み込んだ。
432「……シールドラインッ! 出力、全開ッ!」
光の中で、432は沼子をかばうように両手を拡げた。シールドラインで抑えきれなかった膨大な熱量が、432の肌を焦がし、髪を焦がす。
それでも、432は立ち続けていた。
432「……もうすぐ、です」
432の言葉の直後、光が収まった。発射の反動で、アダーナ・デガーナが停止する。復旧には、少し時間がかかる。
432「守り、切りました……」
後ろを振り向く余力すら、今の432には残されていなかった。だから、前を向いたまま、静かに目を閉じ、
432「あとは、よろしくお願いします。私の……だいすきな、ごしゅじんさま」
ゆらりと、後ろへ身体が傾いた。その背中を、優しく支える手。
沼子「ありがとう、432……」
意識が途切れる寸前に、432はひどく優しい声を感じた。
教主「バ、バカな! 教主砲で倒せぬ敵など! ……いや、それよりも。沼子くん、きみは、なぜ立っていられる? 蝶を殺しても、毒素はすぐに
消えたりはしないはずだ!」
沼子「これは推測だけれど……この子が、私を撃ったでしょう? あのとき私の身体は凍りつき、体内の毒素が温度の変化により死滅した。
スケープドールによる蘇生が始まったのは、その後。だから、毒素はもうどこにもない。こんなところかしら?」
教主「そ、そんな、そんな奇跡みたいなこと、あってたまるか!」
沼子「あなたがどう捉えようと、事実は事実よ。でも、心配はいらないわ」
沼子の身体から、じわり、と闇色のオーラが滲み出る。
沼子「あなたはもう、悩み事なんてなくなるの。悩むことすら、できなくなるから……」
禍々しい闇を従えて、沼子は杖を構え不敵に笑った。 つづく
惑星ニューデイズ 狂信者の杜 最深部
教主「おのれっ!」
横ざまに振りぬかれたフォト・ワイアーを、432は転がって避けた。
教主「よくも、よくも我々の兵器を、夢を……っ!」
アダーナ・デガーナの背部ミサイルランチャーから、四条の煙が上がった。
教主「キサマのような、ちっぽけなパシリ風情が!」
さらに、デガーナの左手が432に照準をあわせる。
教主「消えてなくなれぃ! ハーッハハハハハァー!!」
ミサイルが着弾し、もうもうと湧きあがる爆煙に教主が狂った笑いを響かせた。
432「標的を、捕捉しました。攻撃を、開始します」
抑揚のない声が、教主の背後から聞こえた。
教主「!?」
振り向いたアダーナ・デガーナの頭部へ、三本のフォトン矢が突き立った。
教主「こ、このっ!」
怒声とともに放たれる無数の銃弾を、軽やかなステップでかわす。
432「回避成功。攻撃態勢へ、移行……」
教主「こうなれば、キサマは後だ、430! まず、主人の沼子から、木っ端微塵にしてくれるわ!」
雄叫びとともに、アダーナ・デガーナがチャージを開始した。
432「アダーナ・デガーナの行動プログラムを予測、検索……! あれは!」
息を呑んで、432が沼子の元へ駆け寄った。
教主「ふはははははは! 二人まとめて、塵と化せ! 教主砲、発射ァァッ!」
アダーナ・デガーナから放射される巨大な光線が、沼子とその前に立つ432を包み込んだ。
432「……シールドラインッ! 出力、全開ッ!」
光の中で、432は沼子をかばうように両手を拡げた。シールドラインで抑えきれなかった膨大な熱量が、432の肌を焦がし、髪を焦がす。
それでも、432は立ち続けていた。
432「……もうすぐ、です」
432の言葉の直後、光が収まった。発射の反動で、アダーナ・デガーナが停止する。復旧には、少し時間がかかる。
432「守り、切りました……」
後ろを振り向く余力すら、今の432には残されていなかった。だから、前を向いたまま、静かに目を閉じ、
432「あとは、よろしくお願いします。私の……だいすきな、ごしゅじんさま」
ゆらりと、後ろへ身体が傾いた。その背中を、優しく支える手。
沼子「ありがとう、432……」
意識が途切れる寸前に、432はひどく優しい声を感じた。
教主「バ、バカな! 教主砲で倒せぬ敵など! ……いや、それよりも。沼子くん、きみは、なぜ立っていられる? 蝶を殺しても、毒素はすぐに
消えたりはしないはずだ!」
沼子「これは推測だけれど……この子が、私を撃ったでしょう? あのとき私の身体は凍りつき、体内の毒素が温度の変化により死滅した。
スケープドールによる蘇生が始まったのは、その後。だから、毒素はもうどこにもない。こんなところかしら?」
教主「そ、そんな、そんな奇跡みたいなこと、あってたまるか!」
沼子「あなたがどう捉えようと、事実は事実よ。でも、心配はいらないわ」
沼子の身体から、じわり、と闇色のオーラが滲み出る。
沼子「あなたはもう、悩み事なんてなくなるの。悩むことすら、できなくなるから……」
禍々しい闇を従えて、沼子は杖を構え不敵に笑った。 つづく
>>55
どんな展開って。狂犬430に倒されてもでも、自らパージされて行く瓦礫に身を投じてでも。
わんわんサンド440の破壊確認、あるいは生死不明。こんな展開を予想してました。
パルムで消息不明になったとーさん救援を依頼しに来た450cの頼みを断って
パージされた瓦礫の山に向かった店長は大量のPMの亡骸を拾って帰ってくる。
そして、使えるパーツを寄せ集めてPMを修理していく。
その中に顔面半壊、手足は4本ともロスト、胴体は銃創で穴だらけの440がいた。
「俺は対ヒューマン殲滅用に製造された軍用キャスト つまり文字通りの殺人兵器だ」
「いったいどれだけの人間(ヒューマン)を殺してきたか・・・・。」
「でもな・・・それでも俺は生きている。」
と、人の生き血をすすったキャストの口からわんわんサンド440に言ってやりたかった。
どんな展開って。狂犬430に倒されてもでも、自らパージされて行く瓦礫に身を投じてでも。
わんわんサンド440の破壊確認、あるいは生死不明。こんな展開を予想してました。
パルムで消息不明になったとーさん救援を依頼しに来た450cの頼みを断って
パージされた瓦礫の山に向かった店長は大量のPMの亡骸を拾って帰ってくる。
そして、使えるパーツを寄せ集めてPMを修理していく。
その中に顔面半壊、手足は4本ともロスト、胴体は銃創で穴だらけの440がいた。
「俺は対ヒューマン殲滅用に製造された軍用キャスト つまり文字通りの殺人兵器だ」
「いったいどれだけの人間(ヒューマン)を殺してきたか・・・・。」
「でもな・・・それでも俺は生きている。」
と、人の生き血をすすったキャストの口からわんわんサンド440に言ってやりたかった。
>>56の続きを投下です。
半月後 惑星パルム ミッション「狂う珍獣」にて
432「ご主人様ー、どちらですかー?」
沼子を探し回る432の声が、パルムの草原に響く。
沼子「こっちよ、432」
その声に応えるのは、いくぶん華やいだ様子の沼子だった。
432「こちらでしたか。探しましたよー」
沼子「ほら見て432、蝶々さんよー」
駆け寄る432へ、嬉々として蝶を指差してみせる沼子。432は深々と息を吐いた。
432「ご主人様、ミッション中に蝶を探すのはおやめくださいと、あれほど申し上げましたのに……」
沼子「だって、蝶々さんが……」
432「だって、じゃありません。さあ、扉の向こうへまいりましょう。巨大豚が、お待ちかねですよ?」
渋る沼子を引きずって、432がゲートをくぐる。
狂信者の杜での一件以来、沼子は変わってしまった。外見どおりの幼い言動などを、しばしば取るようになっていた。
つい先ほども、432が大量のコルトバを相手にしている隙に、沼子は蝶を追ってどこぞへと消えてしまっていたのだ。
432「さあ、ゴル・ドルバです! ご主人様、散りましょう!」
沼子「わかったわ……アッ」
432「!?」
沼子「蝶々さんだー!」
432が、激しくコケた。
432「ご・主・人・様!!」
沼子「なあに? 432ちゃん。何か、顔が怖いわよ?」
432「敵がッ! すぐそこにいるんですよ!? そんなに虫が好きならあとでイイトコ連れてってあげますから、戦ってください!」
沼子「わぁい! 432ちゃん、だぁい好きー!」
喜びを全身で発散しながら、沼子が杖を振り下ろす。一瞬のうちに豚は炎上し、やがて灰になった。一分足らずのことだった。
432「……やればできるんじゃないですか」
ぼやく432に、沼子が飛びついた。
沼子「ねえねえ、432! 早く、イイトコ行こっ!?」
432「ハイハイ。それじゃご主人様、そこの出口から出て、180度ターンしてくださいな」
ミッション 研究施設奪還が開始されました。
432「さあ、ご主人様。虫が盛りだくさんですよー」
沼子「ア゛ッー! ミズラはいやー!」
432「泣くほど嬉しいのですね。よかったよかった……あら」
沼虎がパーティーに参加しました。
沼虎「よお、久しぶり。……何やってんだ?」
ミズラにたかられ泣く沼子を、沼虎が怪訝な表情で眺めた。
432「こんにちは、沼虎様。ご主人様が、戦闘を疎かにするほど虫が好きだと見えましたので、思う存分堪能していただこうと」
沼虎「……やれやれ。見てらんねえな。痛々しくて」
ため息混じりに吐き出した言葉とともに、沼虎が懐から何かを取り出して432の手へ渡した。
432「沼虎様、これは?」
沼虎「ひとつは、PMデバイスGH430だ。んで、こっちのほうが430専用デバイス『蝶々トレースシステム』だ。そいつをどうするかは、
お前さんが決めな。それじゃ、またな」
言うだけ言って、沼虎はあっさりと背を向けた。
432「……痛々しくて、見て、いられない……」
つぶやいて、432は手の中にあるものへ目を落とした。
432「私が、あのとき捨てたもの……。ごしゅじん、さま……」
ミッションを終えてラフォン草原へ沼子と430が姿を現したのは、それからしばらく後のことだった。
430「ごしゅじんさま、わたしは、ずーっと、ごしゅじんさまといっしょですから」
沼子「そうね。ずーっと、一緒ね」
姉妹のように笑いあうふたりの声が、草原を通り過ぎてゆく。パルムは今日も、青空だった。 おわり
半月後 惑星パルム ミッション「狂う珍獣」にて
432「ご主人様ー、どちらですかー?」
沼子を探し回る432の声が、パルムの草原に響く。
沼子「こっちよ、432」
その声に応えるのは、いくぶん華やいだ様子の沼子だった。
432「こちらでしたか。探しましたよー」
沼子「ほら見て432、蝶々さんよー」
駆け寄る432へ、嬉々として蝶を指差してみせる沼子。432は深々と息を吐いた。
432「ご主人様、ミッション中に蝶を探すのはおやめくださいと、あれほど申し上げましたのに……」
沼子「だって、蝶々さんが……」
432「だって、じゃありません。さあ、扉の向こうへまいりましょう。巨大豚が、お待ちかねですよ?」
渋る沼子を引きずって、432がゲートをくぐる。
狂信者の杜での一件以来、沼子は変わってしまった。外見どおりの幼い言動などを、しばしば取るようになっていた。
つい先ほども、432が大量のコルトバを相手にしている隙に、沼子は蝶を追ってどこぞへと消えてしまっていたのだ。
432「さあ、ゴル・ドルバです! ご主人様、散りましょう!」
沼子「わかったわ……アッ」
432「!?」
沼子「蝶々さんだー!」
432が、激しくコケた。
432「ご・主・人・様!!」
沼子「なあに? 432ちゃん。何か、顔が怖いわよ?」
432「敵がッ! すぐそこにいるんですよ!? そんなに虫が好きならあとでイイトコ連れてってあげますから、戦ってください!」
沼子「わぁい! 432ちゃん、だぁい好きー!」
喜びを全身で発散しながら、沼子が杖を振り下ろす。一瞬のうちに豚は炎上し、やがて灰になった。一分足らずのことだった。
432「……やればできるんじゃないですか」
ぼやく432に、沼子が飛びついた。
沼子「ねえねえ、432! 早く、イイトコ行こっ!?」
432「ハイハイ。それじゃご主人様、そこの出口から出て、180度ターンしてくださいな」
ミッション 研究施設奪還が開始されました。
432「さあ、ご主人様。虫が盛りだくさんですよー」
沼子「ア゛ッー! ミズラはいやー!」
432「泣くほど嬉しいのですね。よかったよかった……あら」
沼虎がパーティーに参加しました。
沼虎「よお、久しぶり。……何やってんだ?」
ミズラにたかられ泣く沼子を、沼虎が怪訝な表情で眺めた。
432「こんにちは、沼虎様。ご主人様が、戦闘を疎かにするほど虫が好きだと見えましたので、思う存分堪能していただこうと」
沼虎「……やれやれ。見てらんねえな。痛々しくて」
ため息混じりに吐き出した言葉とともに、沼虎が懐から何かを取り出して432の手へ渡した。
432「沼虎様、これは?」
沼虎「ひとつは、PMデバイスGH430だ。んで、こっちのほうが430専用デバイス『蝶々トレースシステム』だ。そいつをどうするかは、
お前さんが決めな。それじゃ、またな」
言うだけ言って、沼虎はあっさりと背を向けた。
432「……痛々しくて、見て、いられない……」
つぶやいて、432は手の中にあるものへ目を落とした。
432「私が、あのとき捨てたもの……。ごしゅじん、さま……」
ミッションを終えてラフォン草原へ沼子と430が姿を現したのは、それからしばらく後のことだった。
430「ごしゅじんさま、わたしは、ずーっと、ごしゅじんさまといっしょですから」
沼子「そうね。ずーっと、一緒ね」
姉妹のように笑いあうふたりの声が、草原を通り過ぎてゆく。パルムは今日も、青空だった。 おわり
(´;ω;`)ブワッ
ありがとう、ありがとう…
ありがとう、ありがとう…
アホの子も終わってしまった;
今晩落ちてしまうのかあああ!?
今晩落ちてしまうのかあああ!?
青キャス子「あらかた片付いたかナ、っと」
地面から顔を出した瞬間にボッガズッバを打ち込まれ吹き飛ぶゴウシン
青キャス子「うおーい!そっちはどうだ?」
青キャス子の視線の先に見えるのはパートナーマシナリーのGH411
411「ははーい やっちゃいました!」
敵を倒すと同時に息をきらせてこっちに向かってくる411
411「ハァハァ… 敵の反応はもうないみたいですー、フゥ」
青キャス子「はっは、そんなに急がなくても 私ぁどこにも逃げやしないゼ」
「今のでラストか、ランクSもとれたし休憩がてら昼飯にしようぜぃ(つ´∀`)」
411「いいですねー そうしましょう!早くこないと先に食べちゃいますよおぉぉぉ…」
と、叫びながら走り去っていく411 まだまだ元気いっぱいのようだ
青キャス子「ま、まて!ご主人を置いてしかも先に食べるとはナニゴト!」
~ケゴ広場~ 近くの木陰に腰を下ろし昼食タイム
青キャス子「うめぇ、やっぱりオニギリとコルトバミルクよネ!」
411「はいっ!頑張って作りましたから でもオニギリにはお茶だと思います」
青キャス子「ヌググ… 私ぁミルクの方が好きなんだよ…やっぱ乳のがイイダロ?( ゚д゚ ) 」
411「Σ(゜д゜|||)誰に聞いてるんですか! そんな事より…」
青キャス子はフルフェイス、俗に言う鉄仮面とディジエルシリーズに身をつつんでいる
先ほどから鉄仮面をとらず 片手で少し口元にスペースを作りつつオニギリを頬張っていた
実に食べにくそうである
411「何で仮面外さないんですか?」 素朴な疑問であった
青キャス子「ん?あぁ素顔を見られたら見たヤツを殺すか愛さねばならんのダヨ」
「そうなったら困るだろ?」
411「Σ(゜д゜|||)どこの聖闘士ですか!でもそこまで言われると…」
フフリと不気味に笑う411 手の動きがワキワキとしている
411「取ってみたくなります!」 ぴょーんとご主人に飛びかかる
青キャス子「うおっ!ヤ、ヤメローー!411--!」
飛びかかった勢いで豪快にころがる二人 しかしこの411ノリノリである
その後、羽交い絞めにされ泣き叫ぶ411の姿があったとかなかったとか…
もしかしたら続く…カモシレナイ
地面から顔を出した瞬間にボッガズッバを打ち込まれ吹き飛ぶゴウシン
青キャス子「うおーい!そっちはどうだ?」
青キャス子の視線の先に見えるのはパートナーマシナリーのGH411
411「ははーい やっちゃいました!」
敵を倒すと同時に息をきらせてこっちに向かってくる411
411「ハァハァ… 敵の反応はもうないみたいですー、フゥ」
青キャス子「はっは、そんなに急がなくても 私ぁどこにも逃げやしないゼ」
「今のでラストか、ランクSもとれたし休憩がてら昼飯にしようぜぃ(つ´∀`)」
411「いいですねー そうしましょう!早くこないと先に食べちゃいますよおぉぉぉ…」
と、叫びながら走り去っていく411 まだまだ元気いっぱいのようだ
青キャス子「ま、まて!ご主人を置いてしかも先に食べるとはナニゴト!」
~ケゴ広場~ 近くの木陰に腰を下ろし昼食タイム
青キャス子「うめぇ、やっぱりオニギリとコルトバミルクよネ!」
411「はいっ!頑張って作りましたから でもオニギリにはお茶だと思います」
青キャス子「ヌググ… 私ぁミルクの方が好きなんだよ…やっぱ乳のがイイダロ?( ゚д゚ ) 」
411「Σ(゜д゜|||)誰に聞いてるんですか! そんな事より…」
青キャス子はフルフェイス、俗に言う鉄仮面とディジエルシリーズに身をつつんでいる
先ほどから鉄仮面をとらず 片手で少し口元にスペースを作りつつオニギリを頬張っていた
実に食べにくそうである
411「何で仮面外さないんですか?」 素朴な疑問であった
青キャス子「ん?あぁ素顔を見られたら見たヤツを殺すか愛さねばならんのダヨ」
「そうなったら困るだろ?」
411「Σ(゜д゜|||)どこの聖闘士ですか!でもそこまで言われると…」
フフリと不気味に笑う411 手の動きがワキワキとしている
411「取ってみたくなります!」 ぴょーんとご主人に飛びかかる
青キャス子「うおっ!ヤ、ヤメローー!411--!」
飛びかかった勢いで豪快にころがる二人 しかしこの411ノリノリである
その後、羽交い絞めにされ泣き叫ぶ411の姿があったとかなかったとか…
もしかしたら続く…カモシレナイ
新シリーズktkr
>>62
聖闘士ワロタw wktkしながら続きを待ってます。
それでは、今夜も駄作を投下です。
新番組 罠師の恋人
この子アホの子430で登場したあの名(迷)コンビ、沼虎と420が、今度は主人公になって帰ってきた!
約束の地、クゴ温泉で待つものは、らぶいちゃシーンかそれともお約束か!?
笑いあり、涙あり、そしてちょっぴりエッチありの前衛的ラブコメディー!
罠師の恋人、近日公開予定
※予定は未定です。スレ住人の皆様には、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
ガーディアンズコロニー 沼虎のマイルーム
420「ぶはあっ!」
口に含んでいた『アサリのオミソシル』を、420は盛大に噴出した。
沼虎「……おい? どーしたんだよ」
汁まみれになった沼虎が、布巾で顔を拭いながら尋ねた。
420「あ、ご、ごめんね? そ、その、あんまり唐突な番宣だったもんだから」
沼虎「ああ、新番組な。笑いあり、涙あり、そしてちょっぴりエッ……」
420「ダメーっ!」
ちゃぶ台返しからの鋼拳コンボにより、沼虎の言葉が遮られた。
420「そ、そんな、公衆の面前でなんてっ……ダメよぅ」
あまりダメそうではない口調だった。
沼虎「……落ち着け、420」
ぽん、と沼虎が肩に手を置いた。
420「ひゃん」
びくんっ、と身をこわばらせた420が、沼虎の腕を取ってがら空きの胴にラリアットをキメた。
420「だ、だから、ダメよ、バカ虎! こんなおまけコーナーじゃなくて、もっと、ちゃんとしたトコで……」
沼虎「ああ。それについては同意なんだがな。じゃなくて、番宣の最後のほう、ちゃんと見たか?」
420「え? あ、うん。えっと……予定は、未定です。何よコレ!?」
沼虎「な? まだヤルって決まったわけじゃねえんだ」
420「そーいう言い方やめなさいっ!」
沼虎にハイキックをぶち込み、420はわなわなと身を震わせた。
420「絶対、ぜーったい! やってやるんだから、ラブコメディー!」
沼虎「よくわからんが、ヤル気なのはイイことだ」
420「ちがーう!」
うんうんとうなずき起き上がる沼虎に、シャイニングウィザードが軽やかに決まった。
420「とにかくっ! せっかく巡ってきた主役なんだからっ! 何が何でもやるのよ、バカ虎っ!」
沼虎「お、おう……。また、生傷の絶えん日が続くのか……」
得体の知れぬ闘志に燃える420の横で、ため息を吐いた沼虎が苦笑した。 おしまい
聖闘士ワロタw wktkしながら続きを待ってます。
それでは、今夜も駄作を投下です。
新番組 罠師の恋人
この子アホの子430で登場したあの名(迷)コンビ、沼虎と420が、今度は主人公になって帰ってきた!
約束の地、クゴ温泉で待つものは、らぶいちゃシーンかそれともお約束か!?
笑いあり、涙あり、そしてちょっぴりエッチありの前衛的ラブコメディー!
罠師の恋人、近日公開予定
※予定は未定です。スレ住人の皆様には、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
ガーディアンズコロニー 沼虎のマイルーム
420「ぶはあっ!」
口に含んでいた『アサリのオミソシル』を、420は盛大に噴出した。
沼虎「……おい? どーしたんだよ」
汁まみれになった沼虎が、布巾で顔を拭いながら尋ねた。
420「あ、ご、ごめんね? そ、その、あんまり唐突な番宣だったもんだから」
沼虎「ああ、新番組な。笑いあり、涙あり、そしてちょっぴりエッ……」
420「ダメーっ!」
ちゃぶ台返しからの鋼拳コンボにより、沼虎の言葉が遮られた。
420「そ、そんな、公衆の面前でなんてっ……ダメよぅ」
あまりダメそうではない口調だった。
沼虎「……落ち着け、420」
ぽん、と沼虎が肩に手を置いた。
420「ひゃん」
びくんっ、と身をこわばらせた420が、沼虎の腕を取ってがら空きの胴にラリアットをキメた。
420「だ、だから、ダメよ、バカ虎! こんなおまけコーナーじゃなくて、もっと、ちゃんとしたトコで……」
沼虎「ああ。それについては同意なんだがな。じゃなくて、番宣の最後のほう、ちゃんと見たか?」
420「え? あ、うん。えっと……予定は、未定です。何よコレ!?」
沼虎「な? まだヤルって決まったわけじゃねえんだ」
420「そーいう言い方やめなさいっ!」
沼虎にハイキックをぶち込み、420はわなわなと身を震わせた。
420「絶対、ぜーったい! やってやるんだから、ラブコメディー!」
沼虎「よくわからんが、ヤル気なのはイイことだ」
420「ちがーう!」
うんうんとうなずき起き上がる沼虎に、シャイニングウィザードが軽やかに決まった。
420「とにかくっ! せっかく巡ってきた主役なんだからっ! 何が何でもやるのよ、バカ虎っ!」
沼虎「お、おう……。また、生傷の絶えん日が続くのか……」
得体の知れぬ闘志に燃える420の横で、ため息を吐いた沼虎が苦笑した。 おしまい
>>61
パシリスレはそう簡単には死なんよ、ここまで続いてきたのだから!
>>62
男っぽい青キャス子とはまた中々
>やっぱ乳のがイイダロ?( ゚д゚ )
吹いたw
なんつーかネタ満載って感じで続くなら実に楽しみだw
>>64
普通の表現も420にしてみれば倫理的にダメなのかw
しかし420はダメなのかいいのかどっちなんだ・・・w
パシリスレはそう簡単には死なんよ、ここまで続いてきたのだから!
>>62
男っぽい青キャス子とはまた中々
>やっぱ乳のがイイダロ?( ゚д゚ )
吹いたw
なんつーかネタ満載って感じで続くなら実に楽しみだw
>>64
普通の表現も420にしてみれば倫理的にダメなのかw
しかし420はダメなのかいいのかどっちなんだ・・・w
今更ながらホワイトデーネタを、ほとんど出落ちだが・・・w
3/14、バレンタインから一月、まだ冬の寒さも残る日。
男性は女性から受け取ったチョコを(それが義理でも)数倍にして返す為に帆走する。
ふと思えば僅かな投資が一月で数倍になって帰ってくると言うのだから女性にとってはかなりおいしいイベントな気がする・・・。
さてそんな中ガーディアンズコロニーはホワイトデー一色。
管理官の趣味なのか分からないが―
― 中略 ―
そんな事は気にも留めずのんびりと部屋でくつろいでいる俺の背後から近寄る影。
ゆっくりと、しかし軽やかな足取り、足音のタイミングからスキップだろうか。
足音はまっすぐに向かってくる、そして・・・
420「ねねッ、マスター聞いて聞いて~」
ビス男「・・・ダメだ」
420「む~、違うってば最後までちゃんと聞いて~」
ホワイトデー、この単語があればもはや考える必要すらない、プレゼントをねだりにきた、俺は最初そう考えていたがどうやら違うようだ。
このタイミングで420となるといつものパターンだと思ってしまう、・・・少々変な癖が付いてしまったようだ。
420「今日って何の日かマスター知ってるよね?」
ビス男「三月の・・・今日は十四日か、って事はホワイトデーだな」
420「うんうん、だから~」
ナノトランサーをゴソゴソと漁って取り出したのは。
420「ぱぱーん!マスター、これあげる!」
ビス男「あげるって・・・これはチョコレートか?」
420が取り出した包みの中から出てきたのは割と見覚えのある物体。
形こそ歪だが茶色でそれにほのかに甘い香りもする。
これはまさしく一時期体中に染み付いた匂いと色んなショックでの影響で全く食えなかった時期もあった物。
420「うん、バレンタインにマスターからチョコ貰ったもんね、一応あの時もチョコあげたけどやっぱりホワイトデーは別にあげたいもん」
420は頬を赤く染めて俯き加減になりながら手のチョコを差し出す。
俺はそれをおずおずと受け取る、うん、確かにチョコレートだ。
バレンタインに渡しただけにホワイトデープレゼントは必要ないかと思っていたところに不意打ちだった。
こんな事ならプレゼントくらい何か用意しておくべきだったか、後で二人で買い物に行って420の欲しい物でも買ってやるとするか。
そんな事を心で思いながら手にしたチョコをゆっくりと口へ運ぼうとしたその時だった。
3/14、バレンタインから一月、まだ冬の寒さも残る日。
男性は女性から受け取ったチョコを(それが義理でも)数倍にして返す為に帆走する。
ふと思えば僅かな投資が一月で数倍になって帰ってくると言うのだから女性にとってはかなりおいしいイベントな気がする・・・。
さてそんな中ガーディアンズコロニーはホワイトデー一色。
管理官の趣味なのか分からないが―
― 中略 ―
そんな事は気にも留めずのんびりと部屋でくつろいでいる俺の背後から近寄る影。
ゆっくりと、しかし軽やかな足取り、足音のタイミングからスキップだろうか。
足音はまっすぐに向かってくる、そして・・・
420「ねねッ、マスター聞いて聞いて~」
ビス男「・・・ダメだ」
420「む~、違うってば最後までちゃんと聞いて~」
ホワイトデー、この単語があればもはや考える必要すらない、プレゼントをねだりにきた、俺は最初そう考えていたがどうやら違うようだ。
このタイミングで420となるといつものパターンだと思ってしまう、・・・少々変な癖が付いてしまったようだ。
420「今日って何の日かマスター知ってるよね?」
ビス男「三月の・・・今日は十四日か、って事はホワイトデーだな」
420「うんうん、だから~」
ナノトランサーをゴソゴソと漁って取り出したのは。
420「ぱぱーん!マスター、これあげる!」
ビス男「あげるって・・・これはチョコレートか?」
420が取り出した包みの中から出てきたのは割と見覚えのある物体。
形こそ歪だが茶色でそれにほのかに甘い香りもする。
これはまさしく一時期体中に染み付いた匂いと色んなショックでの影響で全く食えなかった時期もあった物。
420「うん、バレンタインにマスターからチョコ貰ったもんね、一応あの時もチョコあげたけどやっぱりホワイトデーは別にあげたいもん」
420は頬を赤く染めて俯き加減になりながら手のチョコを差し出す。
俺はそれをおずおずと受け取る、うん、確かにチョコレートだ。
バレンタインに渡しただけにホワイトデープレゼントは必要ないかと思っていたところに不意打ちだった。
こんな事ならプレゼントくらい何か用意しておくべきだったか、後で二人で買い物に行って420の欲しい物でも買ってやるとするか。
そんな事を心で思いながら手にしたチョコをゆっくりと口へ運ぼうとしたその時だった。
ヒタリ・・・
背筋に走った冷たいものに一瞬腕が硬直する。
それはビーストとしての、いや、人間としての理性と直感。
それ以上は危険だ、その手にあるものを良く見るんだ!と俺の中の俺の声。
今まさに口に入れようとしていたものを包み紙に置きなおして凝視する。
そうだ、一ヶ月前にも同じような事があったじゃないか。
よくよく考えればチョコの基板なんて持ってなかったし420が自分で買いに行ったという様子もなかった。
それに基板があっても料理を失敗するような420だ、全部一から作ったと言う事は・・・考えたら恐ろしい限りだ。
だが冷蔵庫の中身はさっき確認したが特に減っていると言う様子は無かった。
ビス男「なあ420、これどうやって作ったんだ?」
420「えっ・・・それはその・・・秘密、かな?」
ビス男「なんで目を逸らす」
目を泳がして決してこちらとは目を合わせようとしない420。
こういう事するのも何だが俺の命に関わる事だ、仕方ない。
ゴーグルを取り出してチョコをスキャンする、普段は荷物にしかならないゴーグルだがこういう所で役立ってくれるとは思わなかった。
420「あー・・・」
ビス男「成分はビター・ベリーにコルトバミルクにアルティ・クリム
それから・・・フォトン、金属、木材・・・それにアンノウン・ミート?」
ゆっくりと頭を上げてゴーグルを外し、深い溜め息。
・・・一ヶ月前の事もあってある程度は予想していたがまさか四分の三が食べれないもので出来ているとは思っても見なかった。
しかもこれは頼んでおいたはずの武器の合成材料だ、きっと倉庫に入れておいたはずの素材もごっそり減っているんだろなぁ・・・。
420はばれちゃったとでも言わんばかりの表情で見ている。
ビス男「まさか合成失敗したのをこんな形で隠してくるとは思わなかったぞ・・・。
さて、何か言いたいことはあるか?」
420「でもほら・・・食べてみると案外いけるかも?
もぎもぎ・・・うん、おいしい!ほらマスターも食べて食べて~」
ビス男「いやそんなもん食べr、や、やめろ口に押し込むな!アッー!」
産まれて初めて食べた武器はほろ苦く、また物凄く硬かった。
間接キッスだと言う事に気付く事も無く俺は気を失い、そっからは良くは覚えてないがこの後また病院に担ぎ込まれたらしい。
医者から聞いた話だと新聞には『バレンタインの恐怖再来か!?』とか書かれてたとか。
『まさかこんな短期間で二回も、それも両方食中毒で来るなんて思ってなかったよ。
例のチョコ検査してみたけどあれは凄いもんだねぇ、あれを作ったPMも凄いけどそれを食べた君も丈夫な体してるねぇいやぁ流石ビーストだ、はっはっは』
と言う医者の言葉に俺は『420に料理を教えよう、これ以上は命に関わる』そう確信するのだった。
背筋に走った冷たいものに一瞬腕が硬直する。
それはビーストとしての、いや、人間としての理性と直感。
それ以上は危険だ、その手にあるものを良く見るんだ!と俺の中の俺の声。
今まさに口に入れようとしていたものを包み紙に置きなおして凝視する。
そうだ、一ヶ月前にも同じような事があったじゃないか。
よくよく考えればチョコの基板なんて持ってなかったし420が自分で買いに行ったという様子もなかった。
それに基板があっても料理を失敗するような420だ、全部一から作ったと言う事は・・・考えたら恐ろしい限りだ。
だが冷蔵庫の中身はさっき確認したが特に減っていると言う様子は無かった。
ビス男「なあ420、これどうやって作ったんだ?」
420「えっ・・・それはその・・・秘密、かな?」
ビス男「なんで目を逸らす」
目を泳がして決してこちらとは目を合わせようとしない420。
こういう事するのも何だが俺の命に関わる事だ、仕方ない。
ゴーグルを取り出してチョコをスキャンする、普段は荷物にしかならないゴーグルだがこういう所で役立ってくれるとは思わなかった。
420「あー・・・」
ビス男「成分はビター・ベリーにコルトバミルクにアルティ・クリム
それから・・・フォトン、金属、木材・・・それにアンノウン・ミート?」
ゆっくりと頭を上げてゴーグルを外し、深い溜め息。
・・・一ヶ月前の事もあってある程度は予想していたがまさか四分の三が食べれないもので出来ているとは思っても見なかった。
しかもこれは頼んでおいたはずの武器の合成材料だ、きっと倉庫に入れておいたはずの素材もごっそり減っているんだろなぁ・・・。
420はばれちゃったとでも言わんばかりの表情で見ている。
ビス男「まさか合成失敗したのをこんな形で隠してくるとは思わなかったぞ・・・。
さて、何か言いたいことはあるか?」
420「でもほら・・・食べてみると案外いけるかも?
もぎもぎ・・・うん、おいしい!ほらマスターも食べて食べて~」
ビス男「いやそんなもん食べr、や、やめろ口に押し込むな!アッー!」
産まれて初めて食べた武器はほろ苦く、また物凄く硬かった。
間接キッスだと言う事に気付く事も無く俺は気を失い、そっからは良くは覚えてないがこの後また病院に担ぎ込まれたらしい。
医者から聞いた話だと新聞には『バレンタインの恐怖再来か!?』とか書かれてたとか。
『まさかこんな短期間で二回も、それも両方食中毒で来るなんて思ってなかったよ。
例のチョコ検査してみたけどあれは凄いもんだねぇ、あれを作ったPMも凄いけどそれを食べた君も丈夫な体してるねぇいやぁ流石ビーストだ、はっはっは』
と言う医者の言葉に俺は『420に料理を教えよう、これ以上は命に関わる』そう確信するのだった。
ほんとはホワイトデーに投下したかったのに時間が無くて八日遅れに・・・orz
ただホワイトデーネタはなかったし良いかなと今更ながら投下・・・w
そしてグッダグッダなのは相変わらず、と
精進します・・・orz
ただホワイトデーネタはなかったし良いかなと今更ながら投下・・・w
そしてグッダグッダなのは相変わらず、と
精進します・・・orz
あぁ、、レスが二つも 嬉しいと同時に怖い((((゜Д゜;))))青キャス子と411の者です
2ちゃんに書き込むのも初、SSを書くのも初、心臓が痛い思いでアリマス…
1スレ目からずっとROMに徹してたのですが、10体目ということもあり
自キャラを地盤に投下してみました 小学生の作文みたいでスンマセン○| ̄|_
>>64ああああんまりwktkされると うあああ○| ̄|_
>>65ネタ満載((((゜Д゜;))))もういっぱいいっぱいです あああ投下してスイマセン 生きててスイマセン○| ̄|_
2ちゃんに書き込むのも初、SSを書くのも初、心臓が痛い思いでアリマス…
1スレ目からずっとROMに徹してたのですが、10体目ということもあり
自キャラを地盤に投下してみました 小学生の作文みたいでスンマセン○| ̄|_
>>64ああああんまりwktkされると うあああ○| ̄|_
>>65ネタ満載((((゜Д゜;))))もういっぱいいっぱいです あああ投下してスイマセン 生きててスイマセン○| ̄|_
もう、こんなありがちなネタしか思いつかない○| ̄|_ でも何とか最後まで頑張ってミマス
>>62の続き
411「ひっく…ぅぅ うぇっク( TДT)」
ようやく羽交い絞めから開放された411
青キャス子「アッハッハ、いやースマンスマン 泣き叫ぶ姿があまりにアレなもんでつい力がはいっちまった」
411「ひどいですよぅー… グスン」
後ろから抱きかかえるようにして411をなだめる青キャス子
青キャス子「まぁ何だ、カワイイ幼女をいじめてみたくなるのは自然の摂理ッテモンダゼ」
411「私カワイイですか!?」 ぱぁっと笑顔が戻る
青キャス子「あぁ、カワイイとも 目にいれても痛くないネ!」
411「いれるって そんな…(/ω\)」
何を想像している(つ´∀`)?…まぁ機嫌がなおったようで何より
411「何だかご主人様って行動や言動が男らしいというか…」
「女性らしさのかけらもないと言うか…変わってますよね」
さらっと毒を吐いてくれるじゃあないか…411さんよ
青キャス子「んむ、たしかに微妙なとこだなぁ」
411「どういう意味ですか?」
青キャス子にもたれかかりながら 顔を見上げる411 いきなり立ち上がる青キャス子
411「うわわっ!」 全体重を青キャス子に預けていた411 コテンとひっくりかえる
青キャス子「フハハハ、よくぞ聞いてくれた!たったひとつのルウボイスを手に」
「見た目はキャス子、頭脳はおっさん!その名は名探偵ロマン!」
右腕を高らかにあげ、誇らしげに天をあおぐ
411「えっと…つまりどういうことでしょう?」
突然の出来事に少しキョトンとしているようだ
青キャス子「つまり、見た目はキャス子だが中身はおっさんって意味ですナ」
「さらにルウボイスを手に入れた事により あの堅物のルウ教官の声で」
「@#!とか@#!や@#!とかも言わせたい放題なのダ まさにロマン!(cv:川澄綾子)」
411「Σ(゜д゜|||)こんなところでそんな下品な事 言わないで下さい!」
ナノトランサーからキャリバーをとりだし、そのまま青キャス子の顔面めがけて振りまわした
ズゴムッ
青キャス子「グヌォォオオオ…(cv:川澄綾子)フルスイングはキツイっすよ411さん…」
鉄仮面が見事にくの字に変形している
411(今の話が本当なら…私が410に進化した時 いきなりスカート中のぞいて舌打ちしたのも}
(お風呂で背中流しっこしたのも…)プスプス… 白煙を噴き始める411
(毎晩一緒のお布団で寝たのも…) 様々な思い出が次々と頭をかけめぐり、
ぼむっ! ついに恥ずかしさのあまり顔から火をふいてしまった
青キャス子「オーイテテ… む、どうした411大丈夫か?」
411「……キサマラの」 「む?」
何だ このあきらかに異質の波動は… とっさに身構える
411「キサマラの死へのカァウントダァウンだぁ!!(cv:若本規夫)」 「Σ(゜д゜|||)ナニゴト!?」
411の手にSUVウェポン シュトルムバスターが転送された
青キャス子「ちょw411にはそんな機能なかtt」 「終わりだ!キエロ!!(cv:若本規夫)」
ズドムズドムズドムズドドドドド!
青キャス子「GYAAAAAAAAA!!(cv:川澄綾子)」 「ぬぅぅうはははは!(cv:若本規夫)」
ちょっとからかうだけダッタノニ… 薄れゆく意識の中、青キャス子は後悔した
その後、火だるまになりながら必死で命乞いをする青キャス子の姿があったとかなかったとか…
続くとおもう
>>62の続き
411「ひっく…ぅぅ うぇっク( TДT)」
ようやく羽交い絞めから開放された411
青キャス子「アッハッハ、いやースマンスマン 泣き叫ぶ姿があまりにアレなもんでつい力がはいっちまった」
411「ひどいですよぅー… グスン」
後ろから抱きかかえるようにして411をなだめる青キャス子
青キャス子「まぁ何だ、カワイイ幼女をいじめてみたくなるのは自然の摂理ッテモンダゼ」
411「私カワイイですか!?」 ぱぁっと笑顔が戻る
青キャス子「あぁ、カワイイとも 目にいれても痛くないネ!」
411「いれるって そんな…(/ω\)」
何を想像している(つ´∀`)?…まぁ機嫌がなおったようで何より
411「何だかご主人様って行動や言動が男らしいというか…」
「女性らしさのかけらもないと言うか…変わってますよね」
さらっと毒を吐いてくれるじゃあないか…411さんよ
青キャス子「んむ、たしかに微妙なとこだなぁ」
411「どういう意味ですか?」
青キャス子にもたれかかりながら 顔を見上げる411 いきなり立ち上がる青キャス子
411「うわわっ!」 全体重を青キャス子に預けていた411 コテンとひっくりかえる
青キャス子「フハハハ、よくぞ聞いてくれた!たったひとつのルウボイスを手に」
「見た目はキャス子、頭脳はおっさん!その名は名探偵ロマン!」
右腕を高らかにあげ、誇らしげに天をあおぐ
411「えっと…つまりどういうことでしょう?」
突然の出来事に少しキョトンとしているようだ
青キャス子「つまり、見た目はキャス子だが中身はおっさんって意味ですナ」
「さらにルウボイスを手に入れた事により あの堅物のルウ教官の声で」
「@#!とか@#!や@#!とかも言わせたい放題なのダ まさにロマン!(cv:川澄綾子)」
411「Σ(゜д゜|||)こんなところでそんな下品な事 言わないで下さい!」
ナノトランサーからキャリバーをとりだし、そのまま青キャス子の顔面めがけて振りまわした
ズゴムッ
青キャス子「グヌォォオオオ…(cv:川澄綾子)フルスイングはキツイっすよ411さん…」
鉄仮面が見事にくの字に変形している
411(今の話が本当なら…私が410に進化した時 いきなりスカート中のぞいて舌打ちしたのも}
(お風呂で背中流しっこしたのも…)プスプス… 白煙を噴き始める411
(毎晩一緒のお布団で寝たのも…) 様々な思い出が次々と頭をかけめぐり、
ぼむっ! ついに恥ずかしさのあまり顔から火をふいてしまった
青キャス子「オーイテテ… む、どうした411大丈夫か?」
411「……キサマラの」 「む?」
何だ このあきらかに異質の波動は… とっさに身構える
411「キサマラの死へのカァウントダァウンだぁ!!(cv:若本規夫)」 「Σ(゜д゜|||)ナニゴト!?」
411の手にSUVウェポン シュトルムバスターが転送された
青キャス子「ちょw411にはそんな機能なかtt」 「終わりだ!キエロ!!(cv:若本規夫)」
ズドムズドムズドムズドドドドド!
青キャス子「GYAAAAAAAAA!!(cv:川澄綾子)」 「ぬぅぅうはははは!(cv:若本規夫)」
ちょっとからかうだけダッタノニ… 薄れゆく意識の中、青キャス子は後悔した
その後、火だるまになりながら必死で命乞いをする青キャス子の姿があったとかなかったとか…
続くとおもう
さすがにageとこう
自分も何か投下しよう
…そのうちに
自分も何か投下しよう
…そのうちに
またキャスト男と420の話。以前頂いた指摘のおかげで「がちょーん」が効果音ではないことに気付く。
ありがとう、指摘をくれた人。
ヒュマ子「し、失礼いたします。」
キャス男「部屋に遊びに来るだけでソコまで緊張しなくても・・」
やけに緊張した感じで部屋に入ってくる金髪のヒューマン女。
彼女はキャスト男の部下でもあり、戦友でもある。
キャス男「何か持ってくるよ。ミックスジュースがあった気がするから。」
そう言って別の部屋へ入っていくキャス男。
ヒュマ子「い、いえ!お気遣いな・・く?」
慌てて制止しようとするヒュマ子だが、ふと気付くと420が物凄い眼光でヒュマ子を睨んでいた。
ヒュマ子「お、お邪魔してます。」
その迫力に気圧されたのか何故か小声で挨拶をするヒュマ子。
ヒュマ子の胸を睨んでから溜息をつくと窓の方へ気だるそうに歩いていく。
何を隠そうこのヒュマ子、ガーディアンズ機動警護隊という職業柄不必要なくらい胸が大きい「爆乳」である。
キャス男「おまた・・せ?どうした420(名前未定)よ。」
420「そうですか、ご主人様はそういうメロンとかスイカみたいな胸しか興味がないんですか。」
キャス男に背を向けながら溜息をつき言い放つ。
キャス男「なぜ急に胸の話になる。彼女は単なる部下なのだが?」
420「だって・・だって、ご主人様は「大きいことはいい事だ」って言っているじゃないですか。」
やけに芝居がかった口調で言う420。
キャス男「SUVウェポンの話だ。俺は重火器好きだしな。」
420「そんな事言っちゃって・・この後はピンククローバーの部屋のなかで(倫理的に自主規制)イベントでしょう?」
その発言で顔を赤く染めるヒュマ子、慌ててフォローするキャス男。
キャス男「いやいや、訳が分からん。客人の前でそんな事言うんじゃない。」
420「誤魔化さないで下さい!」
突然振り向きキャス男の即頭部に打撃を加える420。そのまま横に吹っ飛ぶキャス男。悲鳴を上げるヒュマ子。
420「私というものがありながら・・貴方は私を裏ぎ・・あれ?」
予想外だったのか部屋の隅で腰を上げた状態でうつ伏せになっているキャス男を見て唖然とする。
420「す、すみません!強すぎましたね・・生きてますか~?」
キャス男「生死を確認する必要があるほどの打撃だったのか。無論文頭に「死ぬ程」がつくくらい痛いぞ。」
腰を上げた状態でうつ伏せになったまま応えるキャス男。
キャス男「だあああぁぁ!!一体なんだって言うんだ!お前はもうドレッシングルームにでも入ってろ!」
勢い良く起き上がって420を掴むとドレッシングルームへ放り込んで鍵をかけた。
ヒュマ子「だ、大丈夫なんですか?あの子・・」
キャス男「どこで育て方を間違ったかあんな性格になってしまった。気にしないでくれ。」
ドレッシングルーム内
420「ぶ~・・スキャンダル写真とか撮れば絶対売れるのに・・」
やっぱりなにか企んでいたのだった。
ありがとう、指摘をくれた人。
ヒュマ子「し、失礼いたします。」
キャス男「部屋に遊びに来るだけでソコまで緊張しなくても・・」
やけに緊張した感じで部屋に入ってくる金髪のヒューマン女。
彼女はキャスト男の部下でもあり、戦友でもある。
キャス男「何か持ってくるよ。ミックスジュースがあった気がするから。」
そう言って別の部屋へ入っていくキャス男。
ヒュマ子「い、いえ!お気遣いな・・く?」
慌てて制止しようとするヒュマ子だが、ふと気付くと420が物凄い眼光でヒュマ子を睨んでいた。
ヒュマ子「お、お邪魔してます。」
その迫力に気圧されたのか何故か小声で挨拶をするヒュマ子。
ヒュマ子の胸を睨んでから溜息をつくと窓の方へ気だるそうに歩いていく。
何を隠そうこのヒュマ子、ガーディアンズ機動警護隊という職業柄不必要なくらい胸が大きい「爆乳」である。
キャス男「おまた・・せ?どうした420(名前未定)よ。」
420「そうですか、ご主人様はそういうメロンとかスイカみたいな胸しか興味がないんですか。」
キャス男に背を向けながら溜息をつき言い放つ。
キャス男「なぜ急に胸の話になる。彼女は単なる部下なのだが?」
420「だって・・だって、ご主人様は「大きいことはいい事だ」って言っているじゃないですか。」
やけに芝居がかった口調で言う420。
キャス男「SUVウェポンの話だ。俺は重火器好きだしな。」
420「そんな事言っちゃって・・この後はピンククローバーの部屋のなかで(倫理的に自主規制)イベントでしょう?」
その発言で顔を赤く染めるヒュマ子、慌ててフォローするキャス男。
キャス男「いやいや、訳が分からん。客人の前でそんな事言うんじゃない。」
420「誤魔化さないで下さい!」
突然振り向きキャス男の即頭部に打撃を加える420。そのまま横に吹っ飛ぶキャス男。悲鳴を上げるヒュマ子。
420「私というものがありながら・・貴方は私を裏ぎ・・あれ?」
予想外だったのか部屋の隅で腰を上げた状態でうつ伏せになっているキャス男を見て唖然とする。
420「す、すみません!強すぎましたね・・生きてますか~?」
キャス男「生死を確認する必要があるほどの打撃だったのか。無論文頭に「死ぬ程」がつくくらい痛いぞ。」
腰を上げた状態でうつ伏せになったまま応えるキャス男。
キャス男「だあああぁぁ!!一体なんだって言うんだ!お前はもうドレッシングルームにでも入ってろ!」
勢い良く起き上がって420を掴むとドレッシングルームへ放り込んで鍵をかけた。
ヒュマ子「だ、大丈夫なんですか?あの子・・」
キャス男「どこで育て方を間違ったかあんな性格になってしまった。気にしないでくれ。」
ドレッシングルーム内
420「ぶ~・・スキャンダル写真とか撮れば絶対売れるのに・・」
やっぱりなにか企んでいたのだった。
>>72
初めからルウボイスで脳内変換して読んでみた。……笑い死にさせる気ですか?w
>>75
これはまた良い暴走っぷりの420ですねw
それでは、第一話「プロローグ~温泉へ行こう~」を投下です。
惑星ニューデイズ ミッション「ミズラキ保護区防衛」にて
沼虎「温泉でも行こうなんていつも話してる~♪っと」
ミズラキの森に、調子っぱずれな歌声が響き渡る。歌い手は、長身で華奢で軽薄な印象の顔を持つ男、沼虎である。
沼虎「落ち着いたら仲間で行こう、なんてでも~♪っとくらあ! 全然暇にならずに~炎侵食が追いかけてくる~
浄化することから逃げたく~なって~る~♪っだ!」
420「ちょっと、下手な歌声出してないで、こっち手伝いなさいよ、このバカ虎!」
鋼爪を片手に呼びかけるのは、小さな少女型パートナーマシナリー、GH420である。
アギータの群れを蹴散らした420が、勢いに乗って沼虎を蹴り倒した。
420「だいたい、期間中延々と炎侵食ミッションを回る破目になったのは誰のせいだと思ってんのよ!?
怪しげなクバラ品山ほど買ってきて、借金まみれになったのは、一体誰っ!?」
沼虎「イヤそれは……ホレ、星霊の導きってやつで」
420「どうみても、あ・ん・た・の! 個人的趣味のせいでしょうがあああ!」
倒れた沼虎の片足を取り、420が裏アキレス腱固めを決める。
沼虎「ぐあああ! ギブ、ギブ!」
420「落ちなさいっ! この、この、ロクデナシのバカ虎ぁあああ!」
沼虎「そ、それ以上は曲がらな……ア゛ッー!」
ボキリ、と鈍い音がした。
420「え? 沼虎っ?」
思わず沼虎の足を離した。そのとたん、ばねのように反動をつけて一気に沼虎が立ち上がった。
沼虎「どうだ! 俺様の百八の特技のひとつ! 擬音模写の威力は!」
はっはっは、と朗らかに沼虎が笑った。その横で、420は拳を握り締め腰を落としてタメを作る。
420「いっぺん、死んでこぉぉぉぉい!」
教科書どおりの綺麗な形のボッガ・ズッバが沼虎を捉えた。打ち上げられ、そしてきりもみしながら沼虎が墜落する。
420「ほら、どーせ大して効いてないんでしょ? さっさと起きて、行くわよ! 今日中に温泉入るんだからっ!」
泡を吹いて倒れる沼虎を引き起こし、レスタを数回。紅葉の森に、しばし静寂がおとずれた。
沼虎「……早々にミッションクリアしねえと、いずれ殺されかねんな、これは」
420「何ブツブツ言ってんの? ホラ、あっちに敵!」
沼虎「へいへいっと。さっさと片付けて、温泉行ってイイコトしような、420!」
420「へ? い、イイコト……?」
ゴーモンに向かって駆け出していた420の足が止まる。
沼虎「! おい!」
隙を見せた420に、ゴーモンの放ったテクニックが命中。頬に両手を当て、内股になったまま420は凍りついた。
沼虎「………」
ゴーモン三匹を長剣で斬り倒して、沼虎は凍った420をしげしげと眺め回した。やがてひとつうなずくと、ナノトランサーから
おもむろにカメラを取り出した。慎重にピントを合わせ、ゆっくりとシャッターを絞ってゆく。
420「撮るなあああああああ!」
間一髪、凍結から脱した420のハイキックで沼虎の手からカメラが飛んだ。
沼虎「やれやれ。相変わらずお転婆だな。可愛い顔が、台無しだぜ?」
言いながら、420のあごにくいと指をかける。
420「ぬ、沼虎ぁ……」
うっとりと420が目を閉じた。ゆっくりと顔を近づけながら、沼虎は考えた。
沼虎『あのカメラ……五万メセタだっけか。言ったら、怒るだろうな』
浮かんだ余計な思考を、沼虎は首を振って打ち消した。そして、420の小さく健康的なピンクの唇へ……。
女「やっと見つけましたわ、沼虎さま!」
背後から聞こえた女の声に、沼虎の動作が中断された。 つづく
初めからルウボイスで脳内変換して読んでみた。……笑い死にさせる気ですか?w
>>75
これはまた良い暴走っぷりの420ですねw
それでは、第一話「プロローグ~温泉へ行こう~」を投下です。
惑星ニューデイズ ミッション「ミズラキ保護区防衛」にて
沼虎「温泉でも行こうなんていつも話してる~♪っと」
ミズラキの森に、調子っぱずれな歌声が響き渡る。歌い手は、長身で華奢で軽薄な印象の顔を持つ男、沼虎である。
沼虎「落ち着いたら仲間で行こう、なんてでも~♪っとくらあ! 全然暇にならずに~炎侵食が追いかけてくる~
浄化することから逃げたく~なって~る~♪っだ!」
420「ちょっと、下手な歌声出してないで、こっち手伝いなさいよ、このバカ虎!」
鋼爪を片手に呼びかけるのは、小さな少女型パートナーマシナリー、GH420である。
アギータの群れを蹴散らした420が、勢いに乗って沼虎を蹴り倒した。
420「だいたい、期間中延々と炎侵食ミッションを回る破目になったのは誰のせいだと思ってんのよ!?
怪しげなクバラ品山ほど買ってきて、借金まみれになったのは、一体誰っ!?」
沼虎「イヤそれは……ホレ、星霊の導きってやつで」
420「どうみても、あ・ん・た・の! 個人的趣味のせいでしょうがあああ!」
倒れた沼虎の片足を取り、420が裏アキレス腱固めを決める。
沼虎「ぐあああ! ギブ、ギブ!」
420「落ちなさいっ! この、この、ロクデナシのバカ虎ぁあああ!」
沼虎「そ、それ以上は曲がらな……ア゛ッー!」
ボキリ、と鈍い音がした。
420「え? 沼虎っ?」
思わず沼虎の足を離した。そのとたん、ばねのように反動をつけて一気に沼虎が立ち上がった。
沼虎「どうだ! 俺様の百八の特技のひとつ! 擬音模写の威力は!」
はっはっは、と朗らかに沼虎が笑った。その横で、420は拳を握り締め腰を落としてタメを作る。
420「いっぺん、死んでこぉぉぉぉい!」
教科書どおりの綺麗な形のボッガ・ズッバが沼虎を捉えた。打ち上げられ、そしてきりもみしながら沼虎が墜落する。
420「ほら、どーせ大して効いてないんでしょ? さっさと起きて、行くわよ! 今日中に温泉入るんだからっ!」
泡を吹いて倒れる沼虎を引き起こし、レスタを数回。紅葉の森に、しばし静寂がおとずれた。
沼虎「……早々にミッションクリアしねえと、いずれ殺されかねんな、これは」
420「何ブツブツ言ってんの? ホラ、あっちに敵!」
沼虎「へいへいっと。さっさと片付けて、温泉行ってイイコトしような、420!」
420「へ? い、イイコト……?」
ゴーモンに向かって駆け出していた420の足が止まる。
沼虎「! おい!」
隙を見せた420に、ゴーモンの放ったテクニックが命中。頬に両手を当て、内股になったまま420は凍りついた。
沼虎「………」
ゴーモン三匹を長剣で斬り倒して、沼虎は凍った420をしげしげと眺め回した。やがてひとつうなずくと、ナノトランサーから
おもむろにカメラを取り出した。慎重にピントを合わせ、ゆっくりとシャッターを絞ってゆく。
420「撮るなあああああああ!」
間一髪、凍結から脱した420のハイキックで沼虎の手からカメラが飛んだ。
沼虎「やれやれ。相変わらずお転婆だな。可愛い顔が、台無しだぜ?」
言いながら、420のあごにくいと指をかける。
420「ぬ、沼虎ぁ……」
うっとりと420が目を閉じた。ゆっくりと顔を近づけながら、沼虎は考えた。
沼虎『あのカメラ……五万メセタだっけか。言ったら、怒るだろうな』
浮かんだ余計な思考を、沼虎は首を振って打ち消した。そして、420の小さく健康的なピンクの唇へ……。
女「やっと見つけましたわ、沼虎さま!」
背後から聞こえた女の声に、沼虎の動作が中断された。 つづく
>>70
愛ってかむしろ420と暮らすには命がけ、って感じかな・・・w
>>72
ルウボイスでこれとか笑い死にしそうだw
しかしこのコンビもまた結構ツボだな・・・w
良いネタが出来たらまた続き読みたいものだ、じっくり練って自分なりに満足の行くのが出来たら投下すれば良いと思うんだぜ
まあそのおかげで俺の執筆速度はものすごく遅いが・・・orz
>>75
明らかに嫉妬してる420が可愛いな・・・w
つかスキャンダル写真とか撮って誰に売るんだ・・・w
>>76
ころころ表情が変わる420カワユス・・・w
しかしどうもギリギリのとこで止まるなこの二人は・・・w
愛ってかむしろ420と暮らすには命がけ、って感じかな・・・w
>>72
ルウボイスでこれとか笑い死にしそうだw
しかしこのコンビもまた結構ツボだな・・・w
良いネタが出来たらまた続き読みたいものだ、じっくり練って自分なりに満足の行くのが出来たら投下すれば良いと思うんだぜ
まあそのおかげで俺の執筆速度はものすごく遅いが・・・orz
>>75
明らかに嫉妬してる420が可愛いな・・・w
つかスキャンダル写真とか撮って誰に売るんだ・・・w
>>76
ころころ表情が変わる420カワユス・・・w
しかしどうもギリギリのとこで止まるなこの二人は・・・w
あたたかい言葉が身にしみる… >>72の続きです
~ミッション・凶飛獣討伐~
白煙と黒煙をあげる二つの影 一方は顔が真っ赤に燃え、一方は身体が真っ赤に燃えている
青キャス子「まったく、死ぬかと思ったゼ…」
アンチメイトをすすりながら 先を進む青キャス子
411「ご、ごめんなさいぃ…」 穴があったら入りたい、まさにそんな心境
青キャス子「システムのエラーか何かだろうか、まぁソ〇チのことだから何が起きても不思議じゃあないな」
ε=(~Д~;)フゥ とため息まじりに苦笑する
411(うぅ、恥ずかしい(/ω\) 何であんな事になったんだろ)
じっ、と 前を歩く青キャス子の背中をみつめる
411(たしかに、よく見るとカッコイイ…かも) 視線に気づいた青キャス子がふりかえる
青キャス子「んん?どうかしたか?」
411「えっ?あ、いや あのソノ…」 とっさに視線をそらしまたも赤面してしまう
「エト、まださっきの話が信じられないなぁ って」
青キャス子「フム、前世はヒューキャストってヤツらしいがな まぁどっちにしろ」
「私が411の主人で411が私のパートナーであることには何ら変わりはないダロ」
411「は、はいっ! そうですよねっ!」 ささやかな幸せをかみしめつつ先を進む二人
ピコーン! 何かを思いついた411 「ウフフフ(つ´∀`)」
青キャス子「ム?」 |彡サッ
青キャス「ナンダ?」 | ====(つ´∀`)つ子 サササッ
「ってΣ(゜д゜|||)子がなくなっとる!」
411「これなら違和感ゼンゼンないですよ~」 どうですか!と言わんばかりに胸をはる
青キャス「ハッハ、いたずら好きなヤツだなもう 返しなさい!」
「それがないと女湯や女子トイレ入るときに怪しまれるじゃあないか」
411「Σ(゜д゜|||)何やってるんですか!返すわけにはいかなくなりましたよおぉぉぉ…」
と、言いつつ逃げる411 「ちょ、待ちヤガレ!ヽ(`Д´)ノ」
~ブロック2~
青キャス「待って、待ってよ!行かないでよ!私の子を…私の子をかえしてよぉおおおお!」
411「Σ(゜д゜|||)私は誘拐犯ですか! 待ちません!」
はたから見ると実に楽しそうだ
411「うふふ、私を捕まえてごらんなさぁ~い」 「あはは、待てこいつぅ~」
アハハハハ… ウフフフフ…
青キャス「調子にのってんじゃねぇぞコラァアアアアア!!」 凄まじい瞬発力で一気に差が縮まる
411「ヒ、ひぃいいいい((((゜Д゜;))))」 あまりの豹変ぶりに本気で逃げる411
やばいです、あの目はやばいです 光ってます すごく光ってます ディラガンを鋼拳だけで
殴り殺した時の目です 殺られる、立ち止まったら確実に 殺 ら れ る !
青キャス「フハァァァ…追い詰めたぜ、お嬢ちゃん?」
411「えっ?あっ!行き止まり!?」
じりじりと間合いをつめる青キャス とっさにデスダンサーをとりだす
411(どどどどどうしよう、こうなったら一か八か賭けてみるしか)
PMの情報処理能力をフルに使い 青キャスにハッキングをこころみる
青キャス(まっすぐ行ってぶっとばす、右ストレートでぶっとばす、まっすぐ行ってぶっとばす……)
正面突破!?と思った瞬間 青キャスが視界から消えた
411(う、速すぎ…) 死を覚悟したその瞬間 411の視界に右手をバチバチとさせている青キャスをとらえた
411(ボッガズッバ!)と考えると同時に411の身体は動いていた
青キャス「ぐばぁあああ!」 411のスプレンダークラッシュが青キャスを斬りきざむ
411「死、死ぬかと思った…ボッガロバットを撃たれてたらやられてました、」
「ごめんなさいぃ 先に行ってますね!」 迷いなくその場から逃げだした
後編へ続く
~ミッション・凶飛獣討伐~
白煙と黒煙をあげる二つの影 一方は顔が真っ赤に燃え、一方は身体が真っ赤に燃えている
青キャス子「まったく、死ぬかと思ったゼ…」
アンチメイトをすすりながら 先を進む青キャス子
411「ご、ごめんなさいぃ…」 穴があったら入りたい、まさにそんな心境
青キャス子「システムのエラーか何かだろうか、まぁソ〇チのことだから何が起きても不思議じゃあないな」
ε=(~Д~;)フゥ とため息まじりに苦笑する
411(うぅ、恥ずかしい(/ω\) 何であんな事になったんだろ)
じっ、と 前を歩く青キャス子の背中をみつめる
411(たしかに、よく見るとカッコイイ…かも) 視線に気づいた青キャス子がふりかえる
青キャス子「んん?どうかしたか?」
411「えっ?あ、いや あのソノ…」 とっさに視線をそらしまたも赤面してしまう
「エト、まださっきの話が信じられないなぁ って」
青キャス子「フム、前世はヒューキャストってヤツらしいがな まぁどっちにしろ」
「私が411の主人で411が私のパートナーであることには何ら変わりはないダロ」
411「は、はいっ! そうですよねっ!」 ささやかな幸せをかみしめつつ先を進む二人
ピコーン! 何かを思いついた411 「ウフフフ(つ´∀`)」
青キャス子「ム?」 |彡サッ
青キャス「ナンダ?」 | ====(つ´∀`)つ子 サササッ
「ってΣ(゜д゜|||)子がなくなっとる!」
411「これなら違和感ゼンゼンないですよ~」 どうですか!と言わんばかりに胸をはる
青キャス「ハッハ、いたずら好きなヤツだなもう 返しなさい!」
「それがないと女湯や女子トイレ入るときに怪しまれるじゃあないか」
411「Σ(゜д゜|||)何やってるんですか!返すわけにはいかなくなりましたよおぉぉぉ…」
と、言いつつ逃げる411 「ちょ、待ちヤガレ!ヽ(`Д´)ノ」
~ブロック2~
青キャス「待って、待ってよ!行かないでよ!私の子を…私の子をかえしてよぉおおおお!」
411「Σ(゜д゜|||)私は誘拐犯ですか! 待ちません!」
はたから見ると実に楽しそうだ
411「うふふ、私を捕まえてごらんなさぁ~い」 「あはは、待てこいつぅ~」
アハハハハ… ウフフフフ…
青キャス「調子にのってんじゃねぇぞコラァアアアアア!!」 凄まじい瞬発力で一気に差が縮まる
411「ヒ、ひぃいいいい((((゜Д゜;))))」 あまりの豹変ぶりに本気で逃げる411
やばいです、あの目はやばいです 光ってます すごく光ってます ディラガンを鋼拳だけで
殴り殺した時の目です 殺られる、立ち止まったら確実に 殺 ら れ る !
青キャス「フハァァァ…追い詰めたぜ、お嬢ちゃん?」
411「えっ?あっ!行き止まり!?」
じりじりと間合いをつめる青キャス とっさにデスダンサーをとりだす
411(どどどどどうしよう、こうなったら一か八か賭けてみるしか)
PMの情報処理能力をフルに使い 青キャスにハッキングをこころみる
青キャス(まっすぐ行ってぶっとばす、右ストレートでぶっとばす、まっすぐ行ってぶっとばす……)
正面突破!?と思った瞬間 青キャスが視界から消えた
411(う、速すぎ…) 死を覚悟したその瞬間 411の視界に右手をバチバチとさせている青キャスをとらえた
411(ボッガズッバ!)と考えると同時に411の身体は動いていた
青キャス「ぐばぁあああ!」 411のスプレンダークラッシュが青キャスを斬りきざむ
411「死、死ぬかと思った…ボッガロバットを撃たれてたらやられてました、」
「ごめんなさいぃ 先に行ってますね!」 迷いなくその場から逃げだした
後編へ続く
>>78
これは新しい。今回もニヤニヤしながら読ませて貰いました、GJ!
これは新しい。今回もニヤニヤしながら読ませて貰いました、GJ!
>>78
私の子を~のくだりから、ニヤニヤしながら読ませていただきました。ネタ満載ですね?w
>>80
可愛い! やっちゃいましょうw
それでは、第二話「宿敵あらわる」を投下です。
女「沼虎さま!」
振り返った沼虎が反応するより早く、女が腕の中へ飛び込んだ。
女「お会いしとうございましたわ、沼虎さま」
派手な印象を受ける美人が、沼虎の背に手を回しきつく抱きついた。沼虎はしげしげと女を見つめる。
沼虎「……アンタ、誰だ?」
女「お忘れですか? フフ、あの夜は、あんなに『激しく渡り合い』ましたのに……」
420「バ・カ・と・らああああ!」
見つめあうふたりを、420がもの凄い勢いで引き剥がした。
420「正直に答えなさいっ! コレは、ドコの飲み屋のオネーチャンなの!? ソレとも……まさか遊郭の!?」
沼虎「イヤ待て。ともかく誤解だ。俺ぁ、コイツなんぞ知ら……」
420「とぼけないでっ!」
イイ角度に入ったボディブローに、沼虎の上半身が折れる。容赦なくその両腕を抱え、420はそのまま持ち上げて半回転させ、
後頭部から投げ落とした。
420「この女の態度、どーみても顔見知りでしょうがっ! ちょっと、何泡吹いてんのよ! 起きなさい! この、この、このこのこの!」
一片の情けもなく沼虎の両頬を張る420の手を、件の女がひょいとつかんだ。
女「モトゥブレスリング界のヒーロー、ダッガズ・マスクの必殺技『ダッガズ・ドラッバ』をキメた上に往復ビンタは、さすがにやりすぎですわ。
こういう時は──」
ぽい、と420を軽く投げ捨てて、女は沼虎の唇を奪った。
420「ちょっと、何すんの……ア゛ッー!」
ぽかんと口を開ける420の目の前で、濃厚なキスシーンが繰り広げられる。
420「え? そ、そんな、舌、舌!? ちょ、ちょっと、そんな、アッ、って何で脱ぐのよ!」
我に返った420が、慌てて女をひっぺがした。だが、少し遅すぎた。沼虎の口元には、べったり唾液と口紅が付いてしまっている。
420「ちょっと! アンタ一体どういうつもりっ!?」
女「人工呼吸。普通の医療行為ですわよ?」
420「い、医療行為って、じ、じゃあ、何で、あ、あんな、ししし舌とかっ」
女「だって、入れたかったんですもの」
420の中で、何かが切れた。
420「ば~か~と~ら~! 起きなさいっ!」
襟首をつかまれ、揺さぶられること数十秒。ようやく沼虎が反応した。
沼虎「……よお、420」
420「起きた? じゃ、説明して。あの女、ダレ!?」
沼虎「慌てるなよ。その前に……」
420「ちょ、沼虎っ…んっ…んむぅ……」
顔を寄せていた420の口を、沼虎はまず軽く吸った。不意をつかれた420が、とろんとした瞳になり体重を沼虎へ預ける。それから、
何度も何度も、沼虎は音を立ててキスをし続けた。
420「だ、ダメ……人が、んぅ、見て…沼虎…んっ」
沼虎「消毒、だ。もーしばらく、ん、付き合え。420……」
耳元でささやく沼虎の甘い声に、420はオチた。
女「相変わらずのイチャつきっぷりですわね、沼虎さま」
一部始終を見守っていた女が、笑顔で言った。
沼虎「あんたは、随分変わっちまったみてえだな、『教主親衛隊』のオズナさんよ」
ぐったりした420を抱えながら、沼虎は露骨に警戒した声をあげた。
女「あら、私、もう狂信者は辞めましたのよ? 今の私は……」
女はしなを作り、豊満なバストを強調するポーズで名乗りを上げた。
女「あるときは敵、あるときは味方。変幻自在、縦横無尽、自由奔放な謎の女プロトランザー。略して、虎子とお見知り置きくださいませ」
虎子が高らかに笑う。声に合わせて、ミズラキの紅葉がゆらゆら揺れた。 つづく
私の子を~のくだりから、ニヤニヤしながら読ませていただきました。ネタ満載ですね?w
>>80
可愛い! やっちゃいましょうw
それでは、第二話「宿敵あらわる」を投下です。
女「沼虎さま!」
振り返った沼虎が反応するより早く、女が腕の中へ飛び込んだ。
女「お会いしとうございましたわ、沼虎さま」
派手な印象を受ける美人が、沼虎の背に手を回しきつく抱きついた。沼虎はしげしげと女を見つめる。
沼虎「……アンタ、誰だ?」
女「お忘れですか? フフ、あの夜は、あんなに『激しく渡り合い』ましたのに……」
420「バ・カ・と・らああああ!」
見つめあうふたりを、420がもの凄い勢いで引き剥がした。
420「正直に答えなさいっ! コレは、ドコの飲み屋のオネーチャンなの!? ソレとも……まさか遊郭の!?」
沼虎「イヤ待て。ともかく誤解だ。俺ぁ、コイツなんぞ知ら……」
420「とぼけないでっ!」
イイ角度に入ったボディブローに、沼虎の上半身が折れる。容赦なくその両腕を抱え、420はそのまま持ち上げて半回転させ、
後頭部から投げ落とした。
420「この女の態度、どーみても顔見知りでしょうがっ! ちょっと、何泡吹いてんのよ! 起きなさい! この、この、このこのこの!」
一片の情けもなく沼虎の両頬を張る420の手を、件の女がひょいとつかんだ。
女「モトゥブレスリング界のヒーロー、ダッガズ・マスクの必殺技『ダッガズ・ドラッバ』をキメた上に往復ビンタは、さすがにやりすぎですわ。
こういう時は──」
ぽい、と420を軽く投げ捨てて、女は沼虎の唇を奪った。
420「ちょっと、何すんの……ア゛ッー!」
ぽかんと口を開ける420の目の前で、濃厚なキスシーンが繰り広げられる。
420「え? そ、そんな、舌、舌!? ちょ、ちょっと、そんな、アッ、って何で脱ぐのよ!」
我に返った420が、慌てて女をひっぺがした。だが、少し遅すぎた。沼虎の口元には、べったり唾液と口紅が付いてしまっている。
420「ちょっと! アンタ一体どういうつもりっ!?」
女「人工呼吸。普通の医療行為ですわよ?」
420「い、医療行為って、じ、じゃあ、何で、あ、あんな、ししし舌とかっ」
女「だって、入れたかったんですもの」
420の中で、何かが切れた。
420「ば~か~と~ら~! 起きなさいっ!」
襟首をつかまれ、揺さぶられること数十秒。ようやく沼虎が反応した。
沼虎「……よお、420」
420「起きた? じゃ、説明して。あの女、ダレ!?」
沼虎「慌てるなよ。その前に……」
420「ちょ、沼虎っ…んっ…んむぅ……」
顔を寄せていた420の口を、沼虎はまず軽く吸った。不意をつかれた420が、とろんとした瞳になり体重を沼虎へ預ける。それから、
何度も何度も、沼虎は音を立ててキスをし続けた。
420「だ、ダメ……人が、んぅ、見て…沼虎…んっ」
沼虎「消毒、だ。もーしばらく、ん、付き合え。420……」
耳元でささやく沼虎の甘い声に、420はオチた。
女「相変わらずのイチャつきっぷりですわね、沼虎さま」
一部始終を見守っていた女が、笑顔で言った。
沼虎「あんたは、随分変わっちまったみてえだな、『教主親衛隊』のオズナさんよ」
ぐったりした420を抱えながら、沼虎は露骨に警戒した声をあげた。
女「あら、私、もう狂信者は辞めましたのよ? 今の私は……」
女はしなを作り、豊満なバストを強調するポーズで名乗りを上げた。
女「あるときは敵、あるときは味方。変幻自在、縦横無尽、自由奔放な謎の女プロトランザー。略して、虎子とお見知り置きくださいませ」
虎子が高らかに笑う。声に合わせて、ミズラキの紅葉がゆらゆら揺れた。 つづく
初めて投稿させて頂きます。
量があったのでうpろだの方に用意しました。…h抜きで大丈夫かな。
ttp://moemi.mithra.to/~psu/uploader/src/psu2856.zip
パスは「Daisy」です。
初挑戦で読みづらいかもしれませんがご感想など頂けると励みになります。
量があったのでうpろだの方に用意しました。…h抜きで大丈夫かな。
ttp://moemi.mithra.to/~psu/uploader/src/psu2856.zip
パスは「Daisy」です。
初挑戦で読みづらいかもしれませんがご感想など頂けると励みになります。
普通のPMが普通のPM生活の中でブツクサ言う超短編第3弾。
どこまでもPM視点でいくのがコンセプト。
というか、もうネタ切れなので打ち止めかもしれないけど・・・
まぁニヤリとしていただきたい。
----------
我輩はPMである。名前はタロウ。
あのやろうの救援要請で、我輩ミッションに参加することになった。
戦闘は苦手だ。しかしミッションは好きだ。
部屋に引きこもりがちな我輩にとっては、数少ない気分転換である。
砂や湿気は嫌いだが、各惑星を旅して回れるのがいい。
朝もやにけぶる岩山や、夕焼けに染まる草原などを見るとドキドキする。
柵に肘をついて空を見上げたり、岩壁に耳をつけて音を聞いてみたり、
肌をなでる空気の動きを触覚センサーで楽しんだりしていると、
我輩いつのまにか一人だった。
あのやろうゲージが黄色になってやがる。
はやくメイトを喰え。一杯あげただろ。
あわてて追いついた我輩は、思わず不平を漏らしていた。
黙って居なくなるのはやめろ、ビックリするじゃないか。
こんな所で取り残されたら我輩、いやその、なんだ…。
いいかこのやろう、リーダーはお前だが戦場では我輩が先輩だ。
常に我輩のレスタの届く範囲にいろ。
大型の敵が接近してきたので、我輩華麗なサイドステップを披露してやった。
戦場では常に敵の背後に回りこめ。怠れば死あるのみだぞこのやろう。
おいおい、ニヤついてる場合か。我輩がひきつけてる隙に攻撃しろよな。
このやろうが危なっかしく敵の群れを突っ切っていったので、
我輩は敵の注意を引かないように回り込んで追いついてやった。
なんだよ、なんとか言えよこのやろう。そばに居ちゃ嫌なのかよ。
ボス前にたどり着いたと思ったら、マイルームに戻されていた。
我輩はPMである。名前はタロウ。
帰ってきたらあのやろう、どうしてくれようか。
どこまでもPM視点でいくのがコンセプト。
というか、もうネタ切れなので打ち止めかもしれないけど・・・
まぁニヤリとしていただきたい。
----------
我輩はPMである。名前はタロウ。
あのやろうの救援要請で、我輩ミッションに参加することになった。
戦闘は苦手だ。しかしミッションは好きだ。
部屋に引きこもりがちな我輩にとっては、数少ない気分転換である。
砂や湿気は嫌いだが、各惑星を旅して回れるのがいい。
朝もやにけぶる岩山や、夕焼けに染まる草原などを見るとドキドキする。
柵に肘をついて空を見上げたり、岩壁に耳をつけて音を聞いてみたり、
肌をなでる空気の動きを触覚センサーで楽しんだりしていると、
我輩いつのまにか一人だった。
あのやろうゲージが黄色になってやがる。
はやくメイトを喰え。一杯あげただろ。
あわてて追いついた我輩は、思わず不平を漏らしていた。
黙って居なくなるのはやめろ、ビックリするじゃないか。
こんな所で取り残されたら我輩、いやその、なんだ…。
いいかこのやろう、リーダーはお前だが戦場では我輩が先輩だ。
常に我輩のレスタの届く範囲にいろ。
大型の敵が接近してきたので、我輩華麗なサイドステップを披露してやった。
戦場では常に敵の背後に回りこめ。怠れば死あるのみだぞこのやろう。
おいおい、ニヤついてる場合か。我輩がひきつけてる隙に攻撃しろよな。
このやろうが危なっかしく敵の群れを突っ切っていったので、
我輩は敵の注意を引かないように回り込んで追いついてやった。
なんだよ、なんとか言えよこのやろう。そばに居ちゃ嫌なのかよ。
ボス前にたどり着いたと思ったら、マイルームに戻されていた。
我輩はPMである。名前はタロウ。
帰ってきたらあのやろう、どうしてくれようか。
後編、のハズだったのですが 量がちょっと多くなったので
後編の前編って事でお願いします○| ̄|_スイマセン
>>78の続き
~ブロック3~
青キャス「アイテテ…ズッバの一瞬の硬直を狙うとは ヤリオルのぅ」
トリメイトをすすりながら後を追う青キャス
青キャス「むぅ、敵もいないな だいぶ先に行ったようだナ」
さりげなくアイテムの回収も忘れない 「む、居た!」
みつけたぞ!(ノ ゜Д゜)ノ ザッザッ(つ´∀`)つ子 穴 |ワープ|
トァーーー!============== U>ω<)ノ Σ(゜д゜|||)ご主人様!?|ワープ|
ヘッドスライディングの要領で411に飛びかかる青キャス
青キャス「捕まえたぁああああぁぁぁァァ…」411「うわわわっ!」======子
派手に衝突した二人は勢い余ってワープ装置に突っ込む
青キャス「ぬぬぬ、無い!(ムニ)無いぞ!(ムニュ)どこいった!?(ギュムッ!)」
411「どこ触ってるんですかぁあああ!!」 ドゴムッ 「ぐぶぁ」
青キャスのアゴにヒザが入る、と同時に巨大な影が二人の目の前に現れた
オンマ子「キシャアー!」
411「Σ(゜д゜|||)オンマ子!?」
青キャス「Σ(゜д゜|||)オ@#! 私の子がオ@#!になっちまった…」
411「違っ、オンマ子ですよ オンマコ!」
青キャス「オマ… オンマ子か何て紙一重な、うぉっ!」
オンマ子の爪が青キャスの頬をかすめる
青キャス「チィッ!一時休戦だ いくぞ、411!」 「了解しましたっ!」
気合十分! だがオンマ子はすでに上空にいた
(つ´∀`)つ鋼拳 (つ´∀`)つ大剣 411「ってご主人様、遠距離武器もってないんですか?」
青キャス「ムゥ、射撃は苦手なんだがナ」
青キャスはナノトランサーからダイナマイ・トラップGを取り出し 411の口に押し込んだ
411「もがっ!?」
青キャス「食らえ!ムロフシタイフーーーン、パシリ爆弾!!」
411の足をつかみハンマー投げの要領でオンマ子めがけ天高くほおり投げた 「もがーーーー!」
オンマ子の高速移動発動!ススーっと横にそれていく411
青キャス「な、なんだと… これだから射撃は苦手なんだ(;´д⊂)」 チュドーン
愕然とする青キャス オンマ子は次の攻撃に移るべく移動を開始していた
よく見ると片手はオルアカ もう一方は黒コゲになった411を掴んでいた
青キャス「な、411!」 オンマ子のいわおとし! 無防備の体勢のまま投げ飛ばされた411
青キャス(いかん、このままではマズイ!) とっさに走り出す
「くそっ!ちくしょう!とどけぇえええええええ!!」
地面スレスレでキャッチし抱きかかえる 背中から地面に激突する青キャス
ガガガガガッガ! 凄まじい摩擦で背中の装甲は見る影もなく剥がれ落ちていた
後編の後編に続く
後編の前編って事でお願いします○| ̄|_スイマセン
>>78の続き
~ブロック3~
青キャス「アイテテ…ズッバの一瞬の硬直を狙うとは ヤリオルのぅ」
トリメイトをすすりながら後を追う青キャス
青キャス「むぅ、敵もいないな だいぶ先に行ったようだナ」
さりげなくアイテムの回収も忘れない 「む、居た!」
みつけたぞ!(ノ ゜Д゜)ノ ザッザッ(つ´∀`)つ子 穴 |ワープ|
トァーーー!============== U>ω<)ノ Σ(゜д゜|||)ご主人様!?|ワープ|
ヘッドスライディングの要領で411に飛びかかる青キャス
青キャス「捕まえたぁああああぁぁぁァァ…」411「うわわわっ!」======子
派手に衝突した二人は勢い余ってワープ装置に突っ込む
青キャス「ぬぬぬ、無い!(ムニ)無いぞ!(ムニュ)どこいった!?(ギュムッ!)」
411「どこ触ってるんですかぁあああ!!」 ドゴムッ 「ぐぶぁ」
青キャスのアゴにヒザが入る、と同時に巨大な影が二人の目の前に現れた
オンマ子「キシャアー!」
411「Σ(゜д゜|||)オンマ子!?」
青キャス「Σ(゜д゜|||)オ@#! 私の子がオ@#!になっちまった…」
411「違っ、オンマ子ですよ オンマコ!」
青キャス「オマ… オンマ子か何て紙一重な、うぉっ!」
オンマ子の爪が青キャスの頬をかすめる
青キャス「チィッ!一時休戦だ いくぞ、411!」 「了解しましたっ!」
気合十分! だがオンマ子はすでに上空にいた
(つ´∀`)つ鋼拳 (つ´∀`)つ大剣 411「ってご主人様、遠距離武器もってないんですか?」
青キャス「ムゥ、射撃は苦手なんだがナ」
青キャスはナノトランサーからダイナマイ・トラップGを取り出し 411の口に押し込んだ
411「もがっ!?」
青キャス「食らえ!ムロフシタイフーーーン、パシリ爆弾!!」
411の足をつかみハンマー投げの要領でオンマ子めがけ天高くほおり投げた 「もがーーーー!」
オンマ子の高速移動発動!ススーっと横にそれていく411
青キャス「な、なんだと… これだから射撃は苦手なんだ(;´д⊂)」 チュドーン
愕然とする青キャス オンマ子は次の攻撃に移るべく移動を開始していた
よく見ると片手はオルアカ もう一方は黒コゲになった411を掴んでいた
青キャス「な、411!」 オンマ子のいわおとし! 無防備の体勢のまま投げ飛ばされた411
青キャス(いかん、このままではマズイ!) とっさに走り出す
「くそっ!ちくしょう!とどけぇえええええええ!!」
地面スレスレでキャッチし抱きかかえる 背中から地面に激突する青キャス
ガガガガガッガ! 凄まじい摩擦で背中の装甲は見る影もなく剥がれ落ちていた
後編の後編に続く
保管庫のSSを読んで、浮かんだ妄想を書きなぐってみました。
薄暗い部屋の中に、ビジフォンの呼び出し音が鳴り響く。
その音に睡眠を邪魔され、俺はベッドからのろのろと起き上がった。
「こんな朝早くから誰だ…」
俺は目をこすりながらビジフォンの受信ボタンを押す。
画面に写ったのはキャストの女性…俺の教官だった。
「ああ、おはようございます教官」
「もう昼だぞ。相変わらずだらけているな」
あくびをかみ殺しながら挨拶する俺に、教官はあきれた口調でそう言った。
「『まだ』昼ですか。どうりで眠いわけだ」
「どうやら暇なようだな。ちょっと付き合え、食事ぐらいは奢ってやるぞ」
教官の「ちょっと付き合え」は大抵ミッションのお誘いだ。それも面倒な。
「食事付きって事は、余程面倒なミッションなんだろうねぇ」
俺は深いため息をついた。
待ち合わせ場所のレストランへ行くと、教官は既に席で待っていた。
「で?だらけきった暇人にどんな御用が?」
「実は今日、本部から依頼を受けてな、手を貸して欲しいんだ」
そらきた。
だが、教官には日頃から世話になっている。俺がWTになれたのも教官のおかげだ。
その教官の頼みを、無碍に断る訳にはいかない。
「ま、お世話になっている教官の頼みです、とりあえず詳しい話を聞かせて下さいよ
あ、その前にメシ食っていいですかねぇ?今日はまだ何も食べて無いんですよ」
もちろん教官の奢りで、と心の中で付け加え、俺はメニューを開いた。
食事を終え一息ついたところで、俺は教官から渡された資料を読み始めた。
一週間前、一定期間ライセンスの更新のない者の部屋へPMを回収に行ったところ、PMが
破壊されているのが発見された。当初はそのPMの所有者が疑われたが、その人物は事件とは
関係無いことが証明される。さらにその後、同一犯の仕業と思われる事件が6件発覚する。
教官曰く「部屋主が長期不在ということもあって、事件の発覚が遅れた」とのことだ。
ガーディアンズ施設内での事件ということで、ガーディアンズ担当の事件となり、教官の
元へ依頼がきたと、大筋で言えばこんなところだ。
しかし、また犯罪捜査の依頼とは…。
原生生物を相手にするなら武器を振るえば済む事だが、犯罪捜査はそういうわけにはいかない。
手間と時間がたっぷりかかる…つまりワリに合わないのだ。
にも関わらず教官は犯罪捜査を請け負うことが多い奇特な人なのだ。
そのせいか、名指しで依頼が来るらしい。
「またその手の仕事ですか。俺は太陽系警察じゃ無いんですけどねぇ教官?」
「そう言うな。どうせミッションも受けずにフラフラしてるんだろう?」
「キャストの教官と違って、ヒューマンの俺はひ弱でしてね。荒事には向いてないんですよ」
いつの間にか話が脱線している、話を戻そう。
資料によると、事件が同一犯の仕業とされた理由は
1.全てのPMの主人がライセンスを更新してない。
2.全てのPMに性的暴行の形跡があった。現場に残された体液は同一人物のものであることが判明。
3.PMの頭部とビジフォンを破壊した凶器が、同型の銃器によるものである。
以上の点から同一犯の仕業と思われる、ということだそうだ。
「PMの頭部とビジフォンを破壊?それじゃあ手がかりになるようなデータは…」
「一切残っていない。復元も不可能だそうだ」
やれやれ、予想通り面倒な事件のようだ。
薄暗い部屋の中に、ビジフォンの呼び出し音が鳴り響く。
その音に睡眠を邪魔され、俺はベッドからのろのろと起き上がった。
「こんな朝早くから誰だ…」
俺は目をこすりながらビジフォンの受信ボタンを押す。
画面に写ったのはキャストの女性…俺の教官だった。
「ああ、おはようございます教官」
「もう昼だぞ。相変わらずだらけているな」
あくびをかみ殺しながら挨拶する俺に、教官はあきれた口調でそう言った。
「『まだ』昼ですか。どうりで眠いわけだ」
「どうやら暇なようだな。ちょっと付き合え、食事ぐらいは奢ってやるぞ」
教官の「ちょっと付き合え」は大抵ミッションのお誘いだ。それも面倒な。
「食事付きって事は、余程面倒なミッションなんだろうねぇ」
俺は深いため息をついた。
待ち合わせ場所のレストランへ行くと、教官は既に席で待っていた。
「で?だらけきった暇人にどんな御用が?」
「実は今日、本部から依頼を受けてな、手を貸して欲しいんだ」
そらきた。
だが、教官には日頃から世話になっている。俺がWTになれたのも教官のおかげだ。
その教官の頼みを、無碍に断る訳にはいかない。
「ま、お世話になっている教官の頼みです、とりあえず詳しい話を聞かせて下さいよ
あ、その前にメシ食っていいですかねぇ?今日はまだ何も食べて無いんですよ」
もちろん教官の奢りで、と心の中で付け加え、俺はメニューを開いた。
食事を終え一息ついたところで、俺は教官から渡された資料を読み始めた。
一週間前、一定期間ライセンスの更新のない者の部屋へPMを回収に行ったところ、PMが
破壊されているのが発見された。当初はそのPMの所有者が疑われたが、その人物は事件とは
関係無いことが証明される。さらにその後、同一犯の仕業と思われる事件が6件発覚する。
教官曰く「部屋主が長期不在ということもあって、事件の発覚が遅れた」とのことだ。
ガーディアンズ施設内での事件ということで、ガーディアンズ担当の事件となり、教官の
元へ依頼がきたと、大筋で言えばこんなところだ。
しかし、また犯罪捜査の依頼とは…。
原生生物を相手にするなら武器を振るえば済む事だが、犯罪捜査はそういうわけにはいかない。
手間と時間がたっぷりかかる…つまりワリに合わないのだ。
にも関わらず教官は犯罪捜査を請け負うことが多い奇特な人なのだ。
そのせいか、名指しで依頼が来るらしい。
「またその手の仕事ですか。俺は太陽系警察じゃ無いんですけどねぇ教官?」
「そう言うな。どうせミッションも受けずにフラフラしてるんだろう?」
「キャストの教官と違って、ヒューマンの俺はひ弱でしてね。荒事には向いてないんですよ」
いつの間にか話が脱線している、話を戻そう。
資料によると、事件が同一犯の仕業とされた理由は
1.全てのPMの主人がライセンスを更新してない。
2.全てのPMに性的暴行の形跡があった。現場に残された体液は同一人物のものであることが判明。
3.PMの頭部とビジフォンを破壊した凶器が、同型の銃器によるものである。
以上の点から同一犯の仕業と思われる、ということだそうだ。
「PMの頭部とビジフォンを破壊?それじゃあ手がかりになるようなデータは…」
「一切残っていない。復元も不可能だそうだ」
やれやれ、予想通り面倒な事件のようだ。
「部屋にロックはかかってなかったんですかねぇ?」
「いや、部屋主が長期不在の場合はロックがかかるそうだ。おそらくどの部屋にもロックが
かかっていたはずだ」
「なるほど、ロック破りのツールかそれとも…」
「マスターキー、つまりガーディアンズ内部の人間の犯行の可能性もあるな」
「ま、多分内部の人間による犯行で間違い無いでしょうねぇ」
その根拠はある。
一つはPMの頭部及びビジフォンを破壊して情報を消し去っていること。
犯人にとって危険な情報が残される場所をピンポイントで破壊しているってことは、
ガーディアンズの備品にある程度知識があるってことだ。
二つ目は、被害に遭ったPMの所有者が、全てライセンス未更新者だということだ。
ライセンス未更新者のPMが7体連続ってのは偶然ではないだろう。
多分事件発覚を遅らせるために、未更新者のPMを狙っているのだ。
つまり犯人は、未更新者の情報を入手しているということだ。
その情報を手に入れられる人間は限られている。その線から探れば何か分かるかもしれない。
「しかし、なんで捜査するのが俺達2人だけなんですか?」
「『ガーディアンズ所属の者が犯罪を犯した』この事が広まらないよう、捜査を極秘に行うためだそうだ」
「なんですかそれ」
「それに、被害者のPMも備品扱い…つまりモノなんだ。上層部は事件解決より、
内外に話が広まらないことに重点をおいているようだ」
ヤレヤレ…体面気にして事件解決は二の次とはねぇ。
「私も納得がいかない部分は多々ある。だが我々が解決しなければ、恐らくこの件は
無かったことにされるだろう。…だからこそなんとしてでも解決しなければならないんだ」
そう言った教官の声には、強い決意を秘められていた。
「今のところ、糸口はロック解除と未更新者の情報ですか」
「そうだな、ロックの方は不正なツールを使ったか、マスターキーを用いたのか…
いずれにせよ何かしらの手がかりはあるはずだ」
「ツールを使ったのなら、ツールの出所から辿れるかもしれませんね。
ま、いくつか可能性のありそうな所を当たってみましょうか。未更新者の情報の出所はどうします?」
「その情報を扱っている部署の人間をリストアップして、現場周辺での目撃情報を集めてみよう。
ついでに、情報の漏洩が無かったかも調べてみた方がよさそうだ」
情報が外部に漏れて、それを悪用した奴が居る可能性もある、教官はそう言っているのだ。
「では、後で合流して情報交換ということで」
支払いを教官に任せ、俺は店を出た。
コロニーの一角にある古びた店。看板も出ていないので、普通は店とは判らないだろう。
しかしここは正規のルートでは手に入らないものが集まる店。
クバラ製品、規格外のPMデバイスやツール類、そして…情報。
「ガーディアンズの部屋のロックを解除できるツール?」
そう答えたのはここの店主、初老のビーストの男性だ。
「そそ、解錠システムとかってあるじゃない?それでガーディアンズの部屋の鍵も
開けられるかなって思ってさ」
「確かに禁制品の解錠ツールは存在するが、簡単な電子ロックぐらいは開けられても、
ガーディアンズのロックとなるとなぁ、そう簡単に開けられるものじゃないだろう。」
「じゃ、その辺に出回ってるようなツールじゃぁ無理ってことかい?」」
「少なくとも俺の知ってんのじゃ無理だな。もしそんなツールがあるとしたら、
かなり高度なシステムだろうよ。簡単に手に入るもんじゃあない」
もしも、と店主は前置きをして話を続けた。
「もしも俺がロックを破るなら、パスを手当たり次第に打ちこむね」
「パスを正攻法で開けようって?そいつは難儀な話しだねぇ」
「その方法が一番足がつかない…つまり、お前さんの考えてるやり方はそれ以下って事さ」
「なるほどなるほど…この可能性は除外するべきか…。ありがとさん、この件で何か情報が入ったら
連絡もらえるかい?」
「それは構わんが、そんな事調べてどうするつもりだ?転職してコソ泥にでもなるつもりか?」
「ま、そんなところさ。邪魔したね」
「いや、部屋主が長期不在の場合はロックがかかるそうだ。おそらくどの部屋にもロックが
かかっていたはずだ」
「なるほど、ロック破りのツールかそれとも…」
「マスターキー、つまりガーディアンズ内部の人間の犯行の可能性もあるな」
「ま、多分内部の人間による犯行で間違い無いでしょうねぇ」
その根拠はある。
一つはPMの頭部及びビジフォンを破壊して情報を消し去っていること。
犯人にとって危険な情報が残される場所をピンポイントで破壊しているってことは、
ガーディアンズの備品にある程度知識があるってことだ。
二つ目は、被害に遭ったPMの所有者が、全てライセンス未更新者だということだ。
ライセンス未更新者のPMが7体連続ってのは偶然ではないだろう。
多分事件発覚を遅らせるために、未更新者のPMを狙っているのだ。
つまり犯人は、未更新者の情報を入手しているということだ。
その情報を手に入れられる人間は限られている。その線から探れば何か分かるかもしれない。
「しかし、なんで捜査するのが俺達2人だけなんですか?」
「『ガーディアンズ所属の者が犯罪を犯した』この事が広まらないよう、捜査を極秘に行うためだそうだ」
「なんですかそれ」
「それに、被害者のPMも備品扱い…つまりモノなんだ。上層部は事件解決より、
内外に話が広まらないことに重点をおいているようだ」
ヤレヤレ…体面気にして事件解決は二の次とはねぇ。
「私も納得がいかない部分は多々ある。だが我々が解決しなければ、恐らくこの件は
無かったことにされるだろう。…だからこそなんとしてでも解決しなければならないんだ」
そう言った教官の声には、強い決意を秘められていた。
「今のところ、糸口はロック解除と未更新者の情報ですか」
「そうだな、ロックの方は不正なツールを使ったか、マスターキーを用いたのか…
いずれにせよ何かしらの手がかりはあるはずだ」
「ツールを使ったのなら、ツールの出所から辿れるかもしれませんね。
ま、いくつか可能性のありそうな所を当たってみましょうか。未更新者の情報の出所はどうします?」
「その情報を扱っている部署の人間をリストアップして、現場周辺での目撃情報を集めてみよう。
ついでに、情報の漏洩が無かったかも調べてみた方がよさそうだ」
情報が外部に漏れて、それを悪用した奴が居る可能性もある、教官はそう言っているのだ。
「では、後で合流して情報交換ということで」
支払いを教官に任せ、俺は店を出た。
コロニーの一角にある古びた店。看板も出ていないので、普通は店とは判らないだろう。
しかしここは正規のルートでは手に入らないものが集まる店。
クバラ製品、規格外のPMデバイスやツール類、そして…情報。
「ガーディアンズの部屋のロックを解除できるツール?」
そう答えたのはここの店主、初老のビーストの男性だ。
「そそ、解錠システムとかってあるじゃない?それでガーディアンズの部屋の鍵も
開けられるかなって思ってさ」
「確かに禁制品の解錠ツールは存在するが、簡単な電子ロックぐらいは開けられても、
ガーディアンズのロックとなるとなぁ、そう簡単に開けられるものじゃないだろう。」
「じゃ、その辺に出回ってるようなツールじゃぁ無理ってことかい?」」
「少なくとも俺の知ってんのじゃ無理だな。もしそんなツールがあるとしたら、
かなり高度なシステムだろうよ。簡単に手に入るもんじゃあない」
もしも、と店主は前置きをして話を続けた。
「もしも俺がロックを破るなら、パスを手当たり次第に打ちこむね」
「パスを正攻法で開けようって?そいつは難儀な話しだねぇ」
「その方法が一番足がつかない…つまり、お前さんの考えてるやり方はそれ以下って事さ」
「なるほどなるほど…この可能性は除外するべきか…。ありがとさん、この件で何か情報が入ったら
連絡もらえるかい?」
「それは構わんが、そんな事調べてどうするつもりだ?転職してコソ泥にでもなるつもりか?」
「ま、そんなところさ。邪魔したね」
収穫無しか、他を当たってみるとしよう。
『釣り糸は多い方が良い。ただし、垂らす時には水面を揺らさないように慎重に』
俺がガーディアンズに入る前の職場の上司の教えだ。
「教官、何か収穫ありましたか?」
今後の方針を決めるために、俺と教官は再度レストランを訪れていた。
そろそろ深夜になろうというのに、店は随分賑わっていた。これなら話を聞かれる心配も無さそうだ。
「マスターキーの持ち出しは不可能だな。管理はかなり厳重にしているようだ」
教官の聞いてきた話では、持ち出した時には使用者の氏名と持ち出した時間、返却時間が
記録されるようになっているそうだ。
それに、使用の際には管理者からの許可が必要だそうで、簡単に持ち出せる物ではないとのことだ。
「念の為、ここ数ヶ月の持ち出し記録を見せてもらったが、同一人物が何度も借りた様子は無いな」
「俺もツールの線を当たってみましたが、マイルームのロックを痕跡も残さずに開けるツールは簡単に
手に入るもんじゃないそうですよ。この可能性も除外して良いでしょうねぇ」
「ロックの線からは手掛かり無しか…。ああそれと、ガーディアンズの個人情報を扱っている部署の人間を
リストアップしてきた。ここの情報の管理なんだが、外部の人間が持ち出すことは難しくても、内部の人間が
外に持ち出すことは出来そうだったな」
これでいよいよ容疑者の絞込みが難しくなってきた。
仮に情報の漏洩があったとしたら、俺達だけではとても調査しきれないだろう。
なにより、あまり騒ぎすぎると水面を揺らして魚を逃しかねない。
「あとは現場周辺の聞き込みで情報を集めるしかないな」
教官がため息をつきながら言った。
聞き込みは、地味だが重要な捜査活動だ。犯人の外見や犯行時刻が判れば、捜査に大きな
進展が見こめる。リスト内の人物が引っかかれば話は簡単なのだが、世の中そううまくは行かないものだ。
それに、犯行時間がはっきりしないのに、果たしてどれだけの情報を聞き出せることやら。
ん?情報?俺は店のオヤジの言葉を思い返した。
(もしも俺がロックを破るなら、パスを手当たり次第に打ちこむね)
犯人はライセンスの未更新者の情報を持っている可能性が高い、ということは…。
しかしこの方法で解除したとしたら、誰かに現場を目撃されていない限り、犯人特定は不可能だ。
犯人の目撃情報を集めつつ、犯人が動いてくれることを願って罠を張ってみるか…。
「教官、もしかしたらロックなんて簡単に開くかもしれませんよ?」
「何か思いついたのか?」
「パスを破られるのは、パスを設定した側に問題があったって事が多いんですよ」
昔、まだ俺がガーディアンズではない頃、毎日ケチな犯罪者を相手に仕事をしていた。
そのお陰で、犯罪の手口には随分詳しくなった。まさか前の仕事の経験が、こんな所で役に立つとは。
「ライセンスの未更新者の情報、閲覧できますか?できれば個人情報も含めて」
「管理者の許可を得れば閲覧可能だ。犯罪捜査のためだと言えば許可も得られるだろう。
しかしそれで何をするつもりだ?」
「なぁに、俺も錠破りに挑戦してみようと思いましてねぇ。ああ、それと同時に現場付近
の聞き込みもしましょう。打てる手は全て打っておかないとね」
分の悪い賭けだが、他に方法が無い以上仕方が無い。ヤレヤレ、うまくいくといいんだが。
後編に続きます。
『釣り糸は多い方が良い。ただし、垂らす時には水面を揺らさないように慎重に』
俺がガーディアンズに入る前の職場の上司の教えだ。
「教官、何か収穫ありましたか?」
今後の方針を決めるために、俺と教官は再度レストランを訪れていた。
そろそろ深夜になろうというのに、店は随分賑わっていた。これなら話を聞かれる心配も無さそうだ。
「マスターキーの持ち出しは不可能だな。管理はかなり厳重にしているようだ」
教官の聞いてきた話では、持ち出した時には使用者の氏名と持ち出した時間、返却時間が
記録されるようになっているそうだ。
それに、使用の際には管理者からの許可が必要だそうで、簡単に持ち出せる物ではないとのことだ。
「念の為、ここ数ヶ月の持ち出し記録を見せてもらったが、同一人物が何度も借りた様子は無いな」
「俺もツールの線を当たってみましたが、マイルームのロックを痕跡も残さずに開けるツールは簡単に
手に入るもんじゃないそうですよ。この可能性も除外して良いでしょうねぇ」
「ロックの線からは手掛かり無しか…。ああそれと、ガーディアンズの個人情報を扱っている部署の人間を
リストアップしてきた。ここの情報の管理なんだが、外部の人間が持ち出すことは難しくても、内部の人間が
外に持ち出すことは出来そうだったな」
これでいよいよ容疑者の絞込みが難しくなってきた。
仮に情報の漏洩があったとしたら、俺達だけではとても調査しきれないだろう。
なにより、あまり騒ぎすぎると水面を揺らして魚を逃しかねない。
「あとは現場周辺の聞き込みで情報を集めるしかないな」
教官がため息をつきながら言った。
聞き込みは、地味だが重要な捜査活動だ。犯人の外見や犯行時刻が判れば、捜査に大きな
進展が見こめる。リスト内の人物が引っかかれば話は簡単なのだが、世の中そううまくは行かないものだ。
それに、犯行時間がはっきりしないのに、果たしてどれだけの情報を聞き出せることやら。
ん?情報?俺は店のオヤジの言葉を思い返した。
(もしも俺がロックを破るなら、パスを手当たり次第に打ちこむね)
犯人はライセンスの未更新者の情報を持っている可能性が高い、ということは…。
しかしこの方法で解除したとしたら、誰かに現場を目撃されていない限り、犯人特定は不可能だ。
犯人の目撃情報を集めつつ、犯人が動いてくれることを願って罠を張ってみるか…。
「教官、もしかしたらロックなんて簡単に開くかもしれませんよ?」
「何か思いついたのか?」
「パスを破られるのは、パスを設定した側に問題があったって事が多いんですよ」
昔、まだ俺がガーディアンズではない頃、毎日ケチな犯罪者を相手に仕事をしていた。
そのお陰で、犯罪の手口には随分詳しくなった。まさか前の仕事の経験が、こんな所で役に立つとは。
「ライセンスの未更新者の情報、閲覧できますか?できれば個人情報も含めて」
「管理者の許可を得れば閲覧可能だ。犯罪捜査のためだと言えば許可も得られるだろう。
しかしそれで何をするつもりだ?」
「なぁに、俺も錠破りに挑戦してみようと思いましてねぇ。ああ、それと同時に現場付近
の聞き込みもしましょう。打てる手は全て打っておかないとね」
分の悪い賭けだが、他に方法が無い以上仕方が無い。ヤレヤレ、うまくいくといいんだが。
後編に続きます。
>>80
これは中々・・・w
部屋に一つくらい飾ってもいいかもしれないw
>>91
まさかあのオズナがプロトになって帰ってくるとは、しかも420のライバルになって・・・
三人の泥沼化に期待w
ちなみにオズナとオズ美の区別が一瞬付かなかったなんて言うのは秘密だw
>>82
初めての作品でこれは読み応えが有る
しかもPSUにPSOと某狩猟アクションのコラボとはw
アクションシーンの描写も上手いしパシリ視点で心理が良く出てるから読んでて面白かった
しかも何やら続きもありそうな予感がして楽しみだ
しかし蒼いディ・ラガン俺も戦ってみてぇ・・・w
ちなみに余談だがソートに関してはep1.1とかの番号+αにすれば綺麗に並ぶんじゃないかと思う
>>83
タロウって普段は割と無口で裏でこんな事ばっか考えてるんじゃないかと前々から思ってたw
しかし主人の扱いに対して報復しようとしているタロウ、恐るべし・・・w
>>84
字を盗むとか文字通りの場外乱闘だw
そして青キャス(子はあえて外す)がオ@#!連呼に吹いたw
つーかパシリに爆弾仕掛けて投げるのは射撃じゃねぇ!w
>>87
置いてけぼりにされたパシリが襲われる事件の話って前もあったっけな(小ビス子氏のとか)
あれはパシリ視点だったがそれを追う側の話というのも面白そうだ
しかし置いてけぼりにされたからとはいえパシリを襲うなど言語道断(自分で自分のパシリ襲うのは倫理的におkかもしれんが)
そういう訳で事件が解決してくれる事に期待!
これは中々・・・w
部屋に一つくらい飾ってもいいかもしれないw
>>91
まさかあのオズナがプロトになって帰ってくるとは、しかも420のライバルになって・・・
三人の泥沼化に期待w
ちなみにオズナとオズ美の区別が一瞬付かなかったなんて言うのは秘密だw
>>82
初めての作品でこれは読み応えが有る
しかもPSUにPSOと某狩猟アクションのコラボとはw
アクションシーンの描写も上手いしパシリ視点で心理が良く出てるから読んでて面白かった
しかも何やら続きもありそうな予感がして楽しみだ
しかし蒼いディ・ラガン俺も戦ってみてぇ・・・w
ちなみに余談だがソートに関してはep1.1とかの番号+αにすれば綺麗に並ぶんじゃないかと思う
>>83
タロウって普段は割と無口で裏でこんな事ばっか考えてるんじゃないかと前々から思ってたw
しかし主人の扱いに対して報復しようとしているタロウ、恐るべし・・・w
>>84
字を盗むとか文字通りの場外乱闘だw
そして青キャス(子はあえて外す)がオ@#!連呼に吹いたw
つーかパシリに爆弾仕掛けて投げるのは射撃じゃねぇ!w
>>87
置いてけぼりにされたパシリが襲われる事件の話って前もあったっけな(小ビス子氏のとか)
あれはパシリ視点だったがそれを追う側の話というのも面白そうだ
しかし置いてけぼりにされたからとはいえパシリを襲うなど言語道断(自分で自分のパシリ襲うのは倫理的におkかもしれんが)
そういう訳で事件が解決してくれる事に期待!
>>84の続き 後編の後編を投下します
青キャス「グゥ…ヌ 無事か?」 「ブモ…」
「フッ、怖かったろ もう大丈夫ダゼ…?」優しく撫でる青キャス 「ぶもぉおおお。゚(゚´Д`゚)゚。」
土煙がたちのぼる、その中にうっすらと黒い影が見える
411「って ちょっとぉおおお!;;」
泥まみれの411が号泣しながら迫ってきた
411「もーー!もーーー!;;ひどいですよ!何でオルアカなんですか!パシリ爆弾とか!」
「普通に考えて無理でしょう!何でオルアカなんですかっ!!もーー!;;もぉおおおおお!( iдi )」
ポカポカと泣きながら青キャスを叩く 青キャスが大事に抱えていたのはオルアカの方だった
青キャス「痛、痛いって!ただのモトゥビアンジョークじゃないか…クッw(爆笑)」
しかしよく生きてたものだな… さすがは自動回復機能ダナー アッハッハ!
オンマ子「シギャー!」 不意に火炎弾を411達に放つ
青キャス「ぬぉっ!忘れてた」 411をかかえて横に飛びギリギリでかわす
411「あ、ありがとうございます」
青キャス「あっぶねぇ…そろそろ真面目にやらねばならんナ」
411を優しく地面におろし、ナノトランサーからブドゥキ・レイをとりだす
411「ああああああ!遠距離武器もってるんじゃないですか!」
青キャス「射撃は苦手と言ったんだ、持ってないとは一言もいっとらんぞ!」
必死でオンマ子を撃つ青キャス
411「キィィィィイイ!!;;」 我を忘れ青キャスに石をなげる411
青キャス「ちょ、どうせやるならオンマ子の方を… あだーー」
後ろからの猛攻に耐えつつ 何とかオンマ子を地面に降ろす事に成功した
青キャス「よし、一気に決めるぞ!」 グッダ・ガントを取り出しまっすぐオンマ子に突進する
411「あっ、了解しましたっ!」 ハッと我にかえった411がキャリバーを取り出し青キャスにつづく
両腕からくりだされる爪をボッガダンガ一段目で避ける すぐさま
懐に潜り込み腹に強烈なバックブローを打ち込み 足払いをかける
オンマ子の身体が一瞬宙に浮き、沈む
青キャス「させるか!」 ボッガダンガ3段目、回転しつつ跳躍する青キャス
上空に逃げようと羽ばたきを開始したオンマ子を上から地面に叩きつけた
オンマ子「グオオオ…!」 411「後ろから失礼します!」
後ろに回りこんだ411がトルネードブレイクをはなつ これがトドメとなり
激しい咆哮とともにオンマ子は動かなくなった
青キャス「やれやれ…終わったか」 411「やっちゃいましたっ!」
思わずその場に大の字に倒れこむ青キャス っとその前に…
青キャス「忘れずに取っておかねばナ」 オンマ子から、子を切り取る
411「させませんよぉー!」 青キャスに向かって飛びかかる411 子====== 「ウワー!」
ヒューン===========================================箱子スポッ[´・ω・`]
箱子 Σ[´・ω・`] 411と青キャス「Σ(゜д゜|||)!?」
青キャス(な、何故こんな所に箱氏が? いや…そんなことより)
箱子 [*´・ω・`*]ポポッ
青キャス(似合いすぎている…○| ̄|_) ガクリとヒザを地面につき 前のめりに倒れこむ
「ダメだ… 私には、私にはあのお方から奪い取るなんてデキナイよ…」
隣でプルプルと震えている411 「わ、私の方がかわいいですから!○| ̄|_」
と言いつつも青キャスと同じく前のめりに倒れていた
数日後、青キャスのマイルームに一人のパシリが尋ねてきた 何でも「子」を返しに来たとの事
何故?と理由と尋ねると、ボンッと顔を真っ赤にし 無理やり押し付けて走り去って行ってしまった
青キャス子と411 オンマ子編 完
青キャス「グゥ…ヌ 無事か?」 「ブモ…」
「フッ、怖かったろ もう大丈夫ダゼ…?」優しく撫でる青キャス 「ぶもぉおおお。゚(゚´Д`゚)゚。」
土煙がたちのぼる、その中にうっすらと黒い影が見える
411「って ちょっとぉおおお!;;」
泥まみれの411が号泣しながら迫ってきた
411「もーー!もーーー!;;ひどいですよ!何でオルアカなんですか!パシリ爆弾とか!」
「普通に考えて無理でしょう!何でオルアカなんですかっ!!もーー!;;もぉおおおおお!( iдi )」
ポカポカと泣きながら青キャスを叩く 青キャスが大事に抱えていたのはオルアカの方だった
青キャス「痛、痛いって!ただのモトゥビアンジョークじゃないか…クッw(爆笑)」
しかしよく生きてたものだな… さすがは自動回復機能ダナー アッハッハ!
オンマ子「シギャー!」 不意に火炎弾を411達に放つ
青キャス「ぬぉっ!忘れてた」 411をかかえて横に飛びギリギリでかわす
411「あ、ありがとうございます」
青キャス「あっぶねぇ…そろそろ真面目にやらねばならんナ」
411を優しく地面におろし、ナノトランサーからブドゥキ・レイをとりだす
411「ああああああ!遠距離武器もってるんじゃないですか!」
青キャス「射撃は苦手と言ったんだ、持ってないとは一言もいっとらんぞ!」
必死でオンマ子を撃つ青キャス
411「キィィィィイイ!!;;」 我を忘れ青キャスに石をなげる411
青キャス「ちょ、どうせやるならオンマ子の方を… あだーー」
後ろからの猛攻に耐えつつ 何とかオンマ子を地面に降ろす事に成功した
青キャス「よし、一気に決めるぞ!」 グッダ・ガントを取り出しまっすぐオンマ子に突進する
411「あっ、了解しましたっ!」 ハッと我にかえった411がキャリバーを取り出し青キャスにつづく
両腕からくりだされる爪をボッガダンガ一段目で避ける すぐさま
懐に潜り込み腹に強烈なバックブローを打ち込み 足払いをかける
オンマ子の身体が一瞬宙に浮き、沈む
青キャス「させるか!」 ボッガダンガ3段目、回転しつつ跳躍する青キャス
上空に逃げようと羽ばたきを開始したオンマ子を上から地面に叩きつけた
オンマ子「グオオオ…!」 411「後ろから失礼します!」
後ろに回りこんだ411がトルネードブレイクをはなつ これがトドメとなり
激しい咆哮とともにオンマ子は動かなくなった
青キャス「やれやれ…終わったか」 411「やっちゃいましたっ!」
思わずその場に大の字に倒れこむ青キャス っとその前に…
青キャス「忘れずに取っておかねばナ」 オンマ子から、子を切り取る
411「させませんよぉー!」 青キャスに向かって飛びかかる411 子====== 「ウワー!」
ヒューン===========================================箱子スポッ[´・ω・`]
箱子 Σ[´・ω・`] 411と青キャス「Σ(゜д゜|||)!?」
青キャス(な、何故こんな所に箱氏が? いや…そんなことより)
箱子 [*´・ω・`*]ポポッ
青キャス(似合いすぎている…○| ̄|_) ガクリとヒザを地面につき 前のめりに倒れこむ
「ダメだ… 私には、私にはあのお方から奪い取るなんてデキナイよ…」
隣でプルプルと震えている411 「わ、私の方がかわいいですから!○| ̄|_」
と言いつつも青キャスと同じく前のめりに倒れていた
数日後、青キャスのマイルームに一人のパシリが尋ねてきた 何でも「子」を返しに来たとの事
何故?と理由と尋ねると、ボンッと顔を真っ赤にし 無理やり押し付けて走り去って行ってしまった
青キャス子と411 オンマ子編 完
箱氏のキャラ ちょっとだけ借りました ちょっとやりたい放題しすぎたかな…と
だいぶ不安です… もう1~2個物語を作れそうなのですが、
歯止めがきかなくなり暴走してしまいそうなので○| ̄|_
お付き合いいただきアリガトウゴザイマシタ
だいぶ不安です… もう1~2個物語を作れそうなのですが、
歯止めがきかなくなり暴走してしまいそうなので○| ̄|_
お付き合いいただきアリガトウゴザイマシタ
>>90
GJ! オルアカ助ける青キャス(子)の抜けっぷりが大好きですw
それでは、第三話「恋のポイズントラップ」を投下です。
沼虎「んで? ガーディアンズに鞍替えしたってのはわかったが、何でこんなトコうろついてんだ?」
虎子「それはもちろん、沼虎さまを追いかけてきましたの」
沼虎「……帰れ」
虎子「イヤです。……あの夜、沼虎さまに思うさま嬲られて、私、悟りましたの」
沼虎の腕の中で、420がぴくりと身じろぎをした。
沼虎「お、おい! 俺ぁ、別に何も」
虎子「雄々しく沼虎さまに打ち上げられ、なおかつ熱い愛の散弾銃を全身に浴びせかけられっ! 私は、私はっ!」
虎子の妖しげな言動に合わせるように、420がぴく、ぴく、と動く。いやな汗が、沼虎の背を流れた。
沼虎「イヤ、ただ単にトラップで打ち上げて炎バレット散弾銃ぶっぱなしただけだろ……」
虎子「『あのような』仕打ち、私、初めてでしたのよ……」
恥らいを込めた虎子の甘い声音が、引き金になったようだ。
420「バカ虎……。一応、聞いてあげる」
沼虎「あ、ああ。起きてたのか420」
420「『あのような』仕打ちってどのような行為なのよっ!」
腕の中で身を翻し、沼虎の身体を背負い投げに投げ飛ばす。
沼虎「ご、誤解だ……」
420「あたしというものがありながらっ……! 炎侵食浄化で出かけるって言いながらっ! 飲み屋のオネーチャンと、
よろしくやってたのね!」
沼虎「ち、ちがう、コイツはだな…」
沼虎の言葉を遮って、虎子が動いた。素早くふたりの間に割って入り、艶然とした笑みをたたえて420を見下ろす。
対する420も、負けじと般若の形相で睨み上げた。
虎子「あなた、沼虎さまの何?」
420「こ、恋人よっ! あのバカ虎は誰にでも優しい面見せてるけど、あたしだけは特別なんだからっ!」
懸命に言い募る420の目の前で、虎子はふっと笑った。
虎子「子供ね、あなた」
420「なっ……!」
あまりの言葉に、420は咄嗟に言い返せず口をぱくぱくさせた。
虎子「あの程度の言葉責めで、そこまで動揺見せるんですもの。……彼に、愛されている自信、ないのね」
420「~~っ! うるさいっ! あたしは、あたしは……」
地団太を踏む420を、沼虎が後ろから抱きしめる。
沼虎「……それっくらいに、しといてくんねーか?」
虎子「いとしの沼虎さまがそうおっしゃるなら」
存外にあっさりと、虎子は引き下がった。後ろへ下がり腕を組み、ふたりを見守る体勢に入った。
沼虎「なあ、420」
420「な、何よ!」
きつい口調で切り替えした直後、420のお腹からくぅと可愛らしい音がした。
沼虎「……とりあえず、メシにしねえか?」
苦笑する沼虎からも、ぐうと鳴る。
420「わかったわよ! でも、食べながら、じっくり聞かせてもらうんだからね? その、愛の……散弾銃がどうとか」
言いながら、耳まで赤く染める420。
沼虎「ナニ想像してんのか知らねえが、間違いなくソレは勘違いだ」
420「~っ! バカ虎っ!」
ため息を吐く沼虎の顔に、420の裏拳が綺麗に入った。 つづく
GJ! オルアカ助ける青キャス(子)の抜けっぷりが大好きですw
それでは、第三話「恋のポイズントラップ」を投下です。
沼虎「んで? ガーディアンズに鞍替えしたってのはわかったが、何でこんなトコうろついてんだ?」
虎子「それはもちろん、沼虎さまを追いかけてきましたの」
沼虎「……帰れ」
虎子「イヤです。……あの夜、沼虎さまに思うさま嬲られて、私、悟りましたの」
沼虎の腕の中で、420がぴくりと身じろぎをした。
沼虎「お、おい! 俺ぁ、別に何も」
虎子「雄々しく沼虎さまに打ち上げられ、なおかつ熱い愛の散弾銃を全身に浴びせかけられっ! 私は、私はっ!」
虎子の妖しげな言動に合わせるように、420がぴく、ぴく、と動く。いやな汗が、沼虎の背を流れた。
沼虎「イヤ、ただ単にトラップで打ち上げて炎バレット散弾銃ぶっぱなしただけだろ……」
虎子「『あのような』仕打ち、私、初めてでしたのよ……」
恥らいを込めた虎子の甘い声音が、引き金になったようだ。
420「バカ虎……。一応、聞いてあげる」
沼虎「あ、ああ。起きてたのか420」
420「『あのような』仕打ちってどのような行為なのよっ!」
腕の中で身を翻し、沼虎の身体を背負い投げに投げ飛ばす。
沼虎「ご、誤解だ……」
420「あたしというものがありながらっ……! 炎侵食浄化で出かけるって言いながらっ! 飲み屋のオネーチャンと、
よろしくやってたのね!」
沼虎「ち、ちがう、コイツはだな…」
沼虎の言葉を遮って、虎子が動いた。素早くふたりの間に割って入り、艶然とした笑みをたたえて420を見下ろす。
対する420も、負けじと般若の形相で睨み上げた。
虎子「あなた、沼虎さまの何?」
420「こ、恋人よっ! あのバカ虎は誰にでも優しい面見せてるけど、あたしだけは特別なんだからっ!」
懸命に言い募る420の目の前で、虎子はふっと笑った。
虎子「子供ね、あなた」
420「なっ……!」
あまりの言葉に、420は咄嗟に言い返せず口をぱくぱくさせた。
虎子「あの程度の言葉責めで、そこまで動揺見せるんですもの。……彼に、愛されている自信、ないのね」
420「~~っ! うるさいっ! あたしは、あたしは……」
地団太を踏む420を、沼虎が後ろから抱きしめる。
沼虎「……それっくらいに、しといてくんねーか?」
虎子「いとしの沼虎さまがそうおっしゃるなら」
存外にあっさりと、虎子は引き下がった。後ろへ下がり腕を組み、ふたりを見守る体勢に入った。
沼虎「なあ、420」
420「な、何よ!」
きつい口調で切り替えした直後、420のお腹からくぅと可愛らしい音がした。
沼虎「……とりあえず、メシにしねえか?」
苦笑する沼虎からも、ぐうと鳴る。
420「わかったわよ! でも、食べながら、じっくり聞かせてもらうんだからね? その、愛の……散弾銃がどうとか」
言いながら、耳まで赤く染める420。
沼虎「ナニ想像してんのか知らねえが、間違いなくソレは勘違いだ」
420「~っ! バカ虎っ!」
ため息を吐く沼虎の顔に、420の裏拳が綺麗に入った。 つづく
「もー、風邪ひいちゃうなんて…ヒュマ助ったらー」
「め、めんぼくない…」
飯店奥のヒュマ助達のマイルーム。
店の戸には「本日閉店」と書かれたプレートが下がっている。
そして、部屋のベッドではヒュマ助が寝ていた。
「疲れがたまっていたのでしょう…。最近、無理をなさっていましたし…」
額の濡れタオルを交換しながら、442が呟く。
ヒュマ助は毎朝早く、毎晩遅くまで、仕込みや料理の研究に勤しんでいる。
それこそ、ガーディアンズとしての仕事も休んだりする事は無く…
店が開くずいぶん前から、店が閉まって大分遅くまで、休む事は無かった。
「無理しては…」
「してるじゃないの…そんなになってるのが証拠だよっ!」
ペチっと、額を叩かれる。422は呆れたように呟いた。
「ヒュマ助、今日はゆっくり休んでてよ。ボク達で全部やっておくからさ」
「でも…」
「でも、は言わないで下さい。今はしっかりと休息をとられて…」
起きようとするヒュマ助を強引に寝かせて、布団をかけなおす442。
「一刻も早く、風邪を治して頂く方が…先決です」
「うぅ…ごめん、二人とも…」
布団を被せられ、シブシブといった感じで横になるヒュマ助。
「それじゃぁ…お願いするね?二人とも…」
「任せてよ!ボクがちゃーんと、片付けておくからさ!」
そういって、部屋から飛び出す422。続けて、そっと枕元へ近づく442。
「今日一日、ゆっくり休んでください」
「ありがとう…442」
瞳を閉じるヒュマ助に、そっと顔を寄せる442。
「おやすみ…なさいませ」
母親の様な、暖かな眼差しで、眠りに落ちるヒュマ助へに微笑むのだった。
「め、めんぼくない…」
飯店奥のヒュマ助達のマイルーム。
店の戸には「本日閉店」と書かれたプレートが下がっている。
そして、部屋のベッドではヒュマ助が寝ていた。
「疲れがたまっていたのでしょう…。最近、無理をなさっていましたし…」
額の濡れタオルを交換しながら、442が呟く。
ヒュマ助は毎朝早く、毎晩遅くまで、仕込みや料理の研究に勤しんでいる。
それこそ、ガーディアンズとしての仕事も休んだりする事は無く…
店が開くずいぶん前から、店が閉まって大分遅くまで、休む事は無かった。
「無理しては…」
「してるじゃないの…そんなになってるのが証拠だよっ!」
ペチっと、額を叩かれる。422は呆れたように呟いた。
「ヒュマ助、今日はゆっくり休んでてよ。ボク達で全部やっておくからさ」
「でも…」
「でも、は言わないで下さい。今はしっかりと休息をとられて…」
起きようとするヒュマ助を強引に寝かせて、布団をかけなおす442。
「一刻も早く、風邪を治して頂く方が…先決です」
「うぅ…ごめん、二人とも…」
布団を被せられ、シブシブといった感じで横になるヒュマ助。
「それじゃぁ…お願いするね?二人とも…」
「任せてよ!ボクがちゃーんと、片付けておくからさ!」
そういって、部屋から飛び出す422。続けて、そっと枕元へ近づく442。
「今日一日、ゆっくり休んでください」
「ありがとう…442」
瞳を閉じるヒュマ助に、そっと顔を寄せる442。
「おやすみ…なさいませ」
母親の様な、暖かな眼差しで、眠りに落ちるヒュマ助へに微笑むのだった。
「ヒュマ助は?」
ひょっこりと、店の片づけが終わったのか顔をだす422。
「先ほど、また眠られた所です」
額へ乗せる濡れタオルを取り替えながら、静かに語る442。
「そっか、じゃぁ…ボク、足りない食材を仕入れてくるね!」
「はい、いってらっしゃい、422」
「あーぃ、ヒュマ助はお願いするね、442!」
大きめの鞄を肩にかけると、また飛び出していく422。
プシュー…とマイルームのドアが閉まる音がして、部屋には静寂が戻ってきた。
静かな部屋に、ヒュマ助の規則正しい寝息が聞こえてくる。
「ふふ…寝顔は、とてもあどけない…」
静かな寝息を立てるヒュマ助の顔を覗いて、クスリ…と微笑む442。
そっと、ヒュマ助を見つめなおして…懐かしそうに目を細める442。
「あの頃は、まだヒュマ助様もずいぶんと子供らしかった…」
思い出される光景。紅葉が散るニューディズの景色。優しい笑顔。笑い声。
ヒュマ助に、自分の主人に、傍にいると誓った、あの日…
ひょっこりと、店の片づけが終わったのか顔をだす422。
「先ほど、また眠られた所です」
額へ乗せる濡れタオルを取り替えながら、静かに語る442。
「そっか、じゃぁ…ボク、足りない食材を仕入れてくるね!」
「はい、いってらっしゃい、422」
「あーぃ、ヒュマ助はお願いするね、442!」
大きめの鞄を肩にかけると、また飛び出していく422。
プシュー…とマイルームのドアが閉まる音がして、部屋には静寂が戻ってきた。
静かな部屋に、ヒュマ助の規則正しい寝息が聞こえてくる。
「ふふ…寝顔は、とてもあどけない…」
静かな寝息を立てるヒュマ助の顔を覗いて、クスリ…と微笑む442。
そっと、ヒュマ助を見つめなおして…懐かしそうに目を細める442。
「あの頃は、まだヒュマ助様もずいぶんと子供らしかった…」
思い出される光景。紅葉が散るニューディズの景色。優しい笑顔。笑い声。
ヒュマ助に、自分の主人に、傍にいると誓った、あの日…
442、ううん、440にすらなる前の私。
まだ幼さの残る彼の部屋に置かれ、毎日彼の手渡してくれるサンフラワを食べた。
パルムの特産品。太陽を浴びて、空を目指して育つその花を…
貴方様は、私に語りかけながら、食べさせてくれた。
「いつか、キミがもっともっと大きくなったら、一緒に見に行きたいな」
「ワタシと…ですか?」
「うん。草原一面に咲いたサンフラワの中をさ、一緒に歩こうよ?」
あの言葉は、今でも嬉しい私の大切な言葉。
一緒に歩いていこう。それは、貴方様の語った言葉で、私が最初に厳重保存した言葉。
初めて進化した日。自分の事のようにはしゃぐ貴方様に、私は照れた。
貴方様がくれたご馳走に、お腹いっぱいになるまで食べさせられた私。
「ワタシ…食べすぎ?」
「あはは、いっぱい食べたね~」
貴方様の作ったお菓子も、初めて食べました。
ダンゴモチ。それが、貴方様がくれた初めてのお菓子。私の最初の好物。
進化を重ねて、その度に一緒にお祝いして、毎日一緒に過ごして…
GH440に進化した日。貴方様は私の姿を見て目を見開いて驚かれた。
「ふぅ…貴方様のお陰で、私は此処まで成長することが出来…」
「凄い、凄いや!天使みたいな姿だったのに…こんな可愛い子に!」
私の手を取って、ブンブンとふる貴方様。本当に嬉しそうなその笑顔。
私の事を可愛いと言った貴方様の、照れたような笑顔。
私が始めて繋いだ手。貴方様の暖かな温もり。私がGH440になった、あの日。
まだ幼さの残る彼の部屋に置かれ、毎日彼の手渡してくれるサンフラワを食べた。
パルムの特産品。太陽を浴びて、空を目指して育つその花を…
貴方様は、私に語りかけながら、食べさせてくれた。
「いつか、キミがもっともっと大きくなったら、一緒に見に行きたいな」
「ワタシと…ですか?」
「うん。草原一面に咲いたサンフラワの中をさ、一緒に歩こうよ?」
あの言葉は、今でも嬉しい私の大切な言葉。
一緒に歩いていこう。それは、貴方様の語った言葉で、私が最初に厳重保存した言葉。
初めて進化した日。自分の事のようにはしゃぐ貴方様に、私は照れた。
貴方様がくれたご馳走に、お腹いっぱいになるまで食べさせられた私。
「ワタシ…食べすぎ?」
「あはは、いっぱい食べたね~」
貴方様の作ったお菓子も、初めて食べました。
ダンゴモチ。それが、貴方様がくれた初めてのお菓子。私の最初の好物。
進化を重ねて、その度に一緒にお祝いして、毎日一緒に過ごして…
GH440に進化した日。貴方様は私の姿を見て目を見開いて驚かれた。
「ふぅ…貴方様のお陰で、私は此処まで成長することが出来…」
「凄い、凄いや!天使みたいな姿だったのに…こんな可愛い子に!」
私の手を取って、ブンブンとふる貴方様。本当に嬉しそうなその笑顔。
私の事を可愛いと言った貴方様の、照れたような笑顔。
私が始めて繋いだ手。貴方様の暖かな温もり。私がGH440になった、あの日。
「ほら、凄いよね~…。まさに、大自然の神秘だよね!」
「わぁ………」
一面に広がる、赤と黄色。舞い散る紅葉の葉の中、貴方様と訪れたミズラキ。
いつも貴方様の話に聞かされたいた、とっておきの場所。
小高い丘の上、広葉樹に包まれた…空を仰ぐ360度見渡す限りのパノラマ。
「どう?どうかな…440」
「素敵です…私、今日の景色を決して忘れません…」
私の素直な感想に、急に声を上げて笑い出す貴方様。
「むぅ…何ですか?そんなに可笑しかったのですね?私の事…」
「あはははh…ごめん、ごめんってw」
お腹を抱えて笑いを抑える貴方様に、少しだけムッとしたあの時。
「でも、今日の景色だけじゃないって。また、一緒に来よう?」
「宜しいの…ですか……?そんな…私と…」
驚いた。貴方様は私とまた此処へ来たいと仰ったのだ。
私達道具であるはずのPMを、また一緒に連れてきたいと…
「何いってるのさ…」
グシグシと、私の帽子を取って頭を撫でた貴方様。
ちょっとだけ強めに、でも痛くないように優しく、何度も撫でてくれた…。
「此処だけじゃない。もっともっと、二人で一緒に見に行こう?」
「…ヒュマ助様……っ」
「僕のとっておきは、此処だけじゃないんだから、ね!」
私の手を取って、走り出した貴方様。あの時の貴方様の手から伝わる鼓動…
決して、忘れたりなんかしません。
「わぁ………」
一面に広がる、赤と黄色。舞い散る紅葉の葉の中、貴方様と訪れたミズラキ。
いつも貴方様の話に聞かされたいた、とっておきの場所。
小高い丘の上、広葉樹に包まれた…空を仰ぐ360度見渡す限りのパノラマ。
「どう?どうかな…440」
「素敵です…私、今日の景色を決して忘れません…」
私の素直な感想に、急に声を上げて笑い出す貴方様。
「むぅ…何ですか?そんなに可笑しかったのですね?私の事…」
「あはははh…ごめん、ごめんってw」
お腹を抱えて笑いを抑える貴方様に、少しだけムッとしたあの時。
「でも、今日の景色だけじゃないって。また、一緒に来よう?」
「宜しいの…ですか……?そんな…私と…」
驚いた。貴方様は私とまた此処へ来たいと仰ったのだ。
私達道具であるはずのPMを、また一緒に連れてきたいと…
「何いってるのさ…」
グシグシと、私の帽子を取って頭を撫でた貴方様。
ちょっとだけ強めに、でも痛くないように優しく、何度も撫でてくれた…。
「此処だけじゃない。もっともっと、二人で一緒に見に行こう?」
「…ヒュマ助様……っ」
「僕のとっておきは、此処だけじゃないんだから、ね!」
私の手を取って、走り出した貴方様。あの時の貴方様の手から伝わる鼓動…
決して、忘れたりなんかしません。
「はい、これ」
「ありがとうございます。何時も…ご迷惑をお掛けします」
手渡されたニューディズ文化の資料の本。
データではなく、あくまで書物と言う形で、私はメモリへ記憶したかった。
貴方様と巡ったあの日のニューディズ。私の大切な記録として保存されている。
「そんなに、ミズラキ地方が気に入ったの?440」
「いえ…ニューディズ文化そのものに、興味を…」
「それさ、買うとき店主に言われたんだー」
「な、何と…」
「『今時本…しかも文化や歴史の書いたのを買う奴は珍しい』って、さー」
「いいよねー、人の自由だし」。…貴方様はそういって、奥の部屋に行かれた。
私はその本をぎゅっと抱き締めた。
「え、料理を教えて欲しいの…?」
「はい。私も、ヒュマ助様の様に料理が作りたいのです」
初めて教わった料理。焦げ付き、思うような姿に出来なかった卵焼き。
簡単なはずだった。理論と仮想演算の上では上手に出来るはずだった。
「そんな…失敗してしまったのですね…」
「そんなことない。大丈夫だって…」
―ヒョイ……パクリ………
「あ…」
「むぐむぐ…、ち、ちょっとこんがりだけど、美味しいよ?」
苦笑い。本当は美味しくないのははっきりとしている。けれど…
「甘い味付けだから、ちょっと焦がした方が風味があるし…それに」
涙を堪えて抱きついた。もう一度頑張ろうと励ましてくれた、私を撫でる貴方の手。
ちょっぴり苦い卵焼きの味。それが、私の初めてのお料理だった。
「ありがとうございます。何時も…ご迷惑をお掛けします」
手渡されたニューディズ文化の資料の本。
データではなく、あくまで書物と言う形で、私はメモリへ記憶したかった。
貴方様と巡ったあの日のニューディズ。私の大切な記録として保存されている。
「そんなに、ミズラキ地方が気に入ったの?440」
「いえ…ニューディズ文化そのものに、興味を…」
「それさ、買うとき店主に言われたんだー」
「な、何と…」
「『今時本…しかも文化や歴史の書いたのを買う奴は珍しい』って、さー」
「いいよねー、人の自由だし」。…貴方様はそういって、奥の部屋に行かれた。
私はその本をぎゅっと抱き締めた。
「え、料理を教えて欲しいの…?」
「はい。私も、ヒュマ助様の様に料理が作りたいのです」
初めて教わった料理。焦げ付き、思うような姿に出来なかった卵焼き。
簡単なはずだった。理論と仮想演算の上では上手に出来るはずだった。
「そんな…失敗してしまったのですね…」
「そんなことない。大丈夫だって…」
―ヒョイ……パクリ………
「あ…」
「むぐむぐ…、ち、ちょっとこんがりだけど、美味しいよ?」
苦笑い。本当は美味しくないのははっきりとしている。けれど…
「甘い味付けだから、ちょっと焦がした方が風味があるし…それに」
涙を堪えて抱きついた。もう一度頑張ろうと励ましてくれた、私を撫でる貴方の手。
ちょっぴり苦い卵焼きの味。それが、私の初めてのお料理だった。
それから沢山の思い出が出来た。
二人でいったミッション。温泉地や砂漠のオアシス、月夜の丘に展望台。
一緒に励んで、いつか貴方様の夢である「飯店」を開く為に、資金を集めた。
「いつか、僕がお店を開いたら…手伝ってくれる?」
「当たり前です。私は、ヒュマ助様の夢を誰よりも応援していますから…」
お金は思うようには、堪らなかった。けれど、全然苦痛に感じなかった。
一緒にいて、笑いあって、抱き締めて、求めて…
貴方様と過ごして来た時間は、それはそれは素敵な時間でして。
お店がやっとの事開けるメドが経った日。ケーキでお祝いしたあの日。
お皿いっぱいにケーキを乗せて、私に味見を頼んだ貴方様の笑顔。忘れない。
寒い日、420が私達の家族になった日。涙ながらにお鍋を囲んだ日。
あの時の420の美味しいって言葉と、貴方様の優しい笑顔、忘れない。
先生様が訪れたあの日。私達と食卓を囲んだ、先生様。
貴方様を見つめる目は、私の憧れるほど、優しい「母」の瞳でした。
私にも、母親が出来た。そんな気がした日。忘れはしない…。
「ヒュマ助様…」
思い起こされる過去。今は目を閉じ、静かに眠る主人と紡いだ記憶。
自分が成長し、共に歩んだ記録。共に手を取り、歩み続けた証。
眠るヒュマ助の手を、ぎゅっと握る442。ゆっくりとだが、その手が握り返される。
無意識かもしれない。でも、その込められた優しい圧力に、442も微笑む。
手の平に伝わる熱は、あの日から変わらない温もりだったから…
二人でいったミッション。温泉地や砂漠のオアシス、月夜の丘に展望台。
一緒に励んで、いつか貴方様の夢である「飯店」を開く為に、資金を集めた。
「いつか、僕がお店を開いたら…手伝ってくれる?」
「当たり前です。私は、ヒュマ助様の夢を誰よりも応援していますから…」
お金は思うようには、堪らなかった。けれど、全然苦痛に感じなかった。
一緒にいて、笑いあって、抱き締めて、求めて…
貴方様と過ごして来た時間は、それはそれは素敵な時間でして。
お店がやっとの事開けるメドが経った日。ケーキでお祝いしたあの日。
お皿いっぱいにケーキを乗せて、私に味見を頼んだ貴方様の笑顔。忘れない。
寒い日、420が私達の家族になった日。涙ながらにお鍋を囲んだ日。
あの時の420の美味しいって言葉と、貴方様の優しい笑顔、忘れない。
先生様が訪れたあの日。私達と食卓を囲んだ、先生様。
貴方様を見つめる目は、私の憧れるほど、優しい「母」の瞳でした。
私にも、母親が出来た。そんな気がした日。忘れはしない…。
「ヒュマ助様…」
思い起こされる過去。今は目を閉じ、静かに眠る主人と紡いだ記憶。
自分が成長し、共に歩んだ記録。共に手を取り、歩み続けた証。
眠るヒュマ助の手を、ぎゅっと握る442。ゆっくりとだが、その手が握り返される。
無意識かもしれない。でも、その込められた優しい圧力に、442も微笑む。
手の平に伝わる熱は、あの日から変わらない温もりだったから…
「熱は…、下がったみたいですね」
額を触れて、センサーによる感知でヒュマ助の熱を測る442。
その横では、薬と水差しをお盆に載せて422が立っている。
「ありがと、大分楽になったよ」
「でも、風邪は治り際が肝心だからねー。はい、お薬」
「う…苦いのはヤだなぁ…」
「何を子供の様な事を…。ちゃんと飲んで頂きます」
しぶしぶ、苦そうに粉薬を飲むヒュマ助。422が水のお代わりを注いで手渡す。
「うはー…苦い。でも利きそうな気がするなぁ…」
「では、まだ暫く安静にしていて下さいね?」
「お店のほうはボク達でやっておくから、心配しないでね?」
お盆を抱え、部屋を後にする422。さり気にドアが閉まる時にウインク。
何気ない仕草だったが、どんな励ましよりも嬉しい気がして、横になるヒュマ助。
「お昼には、軽い食事を持って参りますから、それまでお休み下さい」
布団をかけ直しながら、442がヒュマ助を気遣う。
「ありがとう、442。なんだか…お世話かけっぱなしで…ごめんね?」
「何を今更…。それに、これで私はこの状況が案外、嬉しいんですよ?」
「嬉しい…?」
「えぇ、とても…」
はにかんで、そっと主人の布団へ主人を覗き込むように上る442。
唇が触れるか、ソレくらいの距離で見詰め合う。ギシッ…とベッドが軋む。
額を触れて、センサーによる感知でヒュマ助の熱を測る442。
その横では、薬と水差しをお盆に載せて422が立っている。
「ありがと、大分楽になったよ」
「でも、風邪は治り際が肝心だからねー。はい、お薬」
「う…苦いのはヤだなぁ…」
「何を子供の様な事を…。ちゃんと飲んで頂きます」
しぶしぶ、苦そうに粉薬を飲むヒュマ助。422が水のお代わりを注いで手渡す。
「うはー…苦い。でも利きそうな気がするなぁ…」
「では、まだ暫く安静にしていて下さいね?」
「お店のほうはボク達でやっておくから、心配しないでね?」
お盆を抱え、部屋を後にする422。さり気にドアが閉まる時にウインク。
何気ない仕草だったが、どんな励ましよりも嬉しい気がして、横になるヒュマ助。
「お昼には、軽い食事を持って参りますから、それまでお休み下さい」
布団をかけ直しながら、442がヒュマ助を気遣う。
「ありがとう、442。なんだか…お世話かけっぱなしで…ごめんね?」
「何を今更…。それに、これで私はこの状況が案外、嬉しいんですよ?」
「嬉しい…?」
「えぇ、とても…」
はにかんで、そっと主人の布団へ主人を覗き込むように上る442。
唇が触れるか、ソレくらいの距離で見詰め合う。ギシッ…とベッドが軋む。
「よ、442…?」
驚くヒュマ助を見つめて、にっこりと微笑む442。
ドキドキと、高鳴る彼の鼓動が触れ合った自分の胸の中にまで響いてくるようで…
ソっと、小さな唇を…目の前の愛しい主人の唇へ重ねた。
触れ合う程度だった。そんなに深い口付けではなかった。けれど…
442の思考回路は溢れんばかりの主人に関する思いの情報でショート寸前だった。
顔は真っ赤に染まり、先ほど触れ合った口元を押さえて顔を離す442。
顔を離してみれば、同じように頬を赤くして戸惑うヒュマ助様。
「早く良くなるように…、おまじない、ですよ」
442は誤魔化すようにそれだけ伝えると、ヒュマ助様の布団を飛び降りる。
そそくさと、恥ずかしいのかその場を立ち去る442。
その背後に…
「442…!」
ヒュマ助の声がかかる。一瞬ビクっとした442だが、ソっと後ろを振り返る。
「こんな風邪、意地でもすぐに治して見せるよ」
はにかみ、照れた笑顔で強がるヒュマ助。
そんな主人の笑顔を見て、同じように笑顔を浮かべる442。
「勿論です。私のおまじないは絶対なんですからね…?」
たまには、風邪をひいて貰っても良いかもしれない。
そんな風に、唇をなぞりながら考えて、442は部屋を後にするのだった。
驚くヒュマ助を見つめて、にっこりと微笑む442。
ドキドキと、高鳴る彼の鼓動が触れ合った自分の胸の中にまで響いてくるようで…
ソっと、小さな唇を…目の前の愛しい主人の唇へ重ねた。
触れ合う程度だった。そんなに深い口付けではなかった。けれど…
442の思考回路は溢れんばかりの主人に関する思いの情報でショート寸前だった。
顔は真っ赤に染まり、先ほど触れ合った口元を押さえて顔を離す442。
顔を離してみれば、同じように頬を赤くして戸惑うヒュマ助様。
「早く良くなるように…、おまじない、ですよ」
442は誤魔化すようにそれだけ伝えると、ヒュマ助様の布団を飛び降りる。
そそくさと、恥ずかしいのかその場を立ち去る442。
その背後に…
「442…!」
ヒュマ助の声がかかる。一瞬ビクっとした442だが、ソっと後ろを振り返る。
「こんな風邪、意地でもすぐに治して見せるよ」
はにかみ、照れた笑顔で強がるヒュマ助。
そんな主人の笑顔を見て、同じように笑顔を浮かべる442。
「勿論です。私のおまじないは絶対なんですからね…?」
たまには、風邪をひいて貰っても良いかもしれない。
そんな風に、唇をなぞりながら考えて、442は部屋を後にするのだった。
はい、久しぶりの作品投下です。
442のとヒュマ助の出会い等を軸に今回は仕上げました。
メインヒロイン(?)なのに出番もシチュもなかった442…
此処で攻めるなら彼女しかいない!…と思った訳でしたw
>>87
シリアス系投下にwktkしておりますよ!
何気に犯人に酷い憤りを感じる私です。なんてうらや…じゃなくて酷い奴だ!
私もシリアス系も書いてはいるのですが…
PMスレなのに主人や先生の方が目立つってどーなのよ…?状態でw
>>90
青キャス子の事を想像して思わず噴出しましたw
外見は鉄仮面以外は可愛いキャス子でボイスも川澄なのに…
中身がおっさん…w台詞も行動もおっさんだと破壊力最大ですね…
>>91
沼虎様、毎回思うのですがエロ格好いいとはこの事かと思いますよ!
内容的に「アウト」なえっち度でも彼なら「セーフ」に思えてしまう気が…w
今後も楽しみにしております!
では、ヒュマ助作者でしたー。
442のとヒュマ助の出会い等を軸に今回は仕上げました。
メインヒロイン(?)なのに出番もシチュもなかった442…
此処で攻めるなら彼女しかいない!…と思った訳でしたw
>>87
シリアス系投下にwktkしておりますよ!
何気に犯人に酷い憤りを感じる私です。なんてうらや…じゃなくて酷い奴だ!
私もシリアス系も書いてはいるのですが…
PMスレなのに主人や先生の方が目立つってどーなのよ…?状態でw
>>90
青キャス子の事を想像して思わず噴出しましたw
外見は鉄仮面以外は可愛いキャス子でボイスも川澄なのに…
中身がおっさん…w台詞も行動もおっさんだと破壊力最大ですね…
>>91
沼虎様、毎回思うのですがエロ格好いいとはこの事かと思いますよ!
内容的に「アウト」なえっち度でも彼なら「セーフ」に思えてしまう気が…w
今後も楽しみにしております!
では、ヒュマ助作者でしたー。
>>87の続きです。
俺が行った現場周辺での聞き込みでは、いくつかの情報が手に入った。
しかし、そのどれもが共通性のない曖昧な情報であり、その一つ一つを調査するには
人手が足りなかった。
教官は個人情報を扱う部署の調査をしていたが、こちらも大した成果は上がっていないようだった。
おおっぴらに捜査する訳にもいかず、人手も足りない。
そのくせ捜査対象が絞り込めず、やることだけは山ほどある。
そんな状況のまま一週間が過ぎた。
その日も俺はリスト片手に居住区をまわっていた。聞き込みと同時に行っている『仕込み』のためだ。
「はぁ、まだこんなにあるのかい…」
リストに載っている名前の数にうんざりしながら歩いていると、俺の携帯端末にメールが届いた。
件名無し、内容無し、差出人は…。
差出人の名前を見た瞬間、俺は移動装置へ向かって駆け出した。
途中、教官にメールを送ることも忘れない。
打ち合わせ通りならば、現場で合流できるはずだ。
男が一人、マイルームの電子ロックに数字を打ち込んでいる。
何回か打ち込んだ後、ロックが解除されドアが開く。
ドアの開いた先にはGH410がいた。主人が帰ってきたと思ったのだろうか、男の姿を見て
明らかに失望した様子だ。そして、男の左手に握られた銃を見て怯えた表情に変わる。
男が銃口を向けると、GH410は踵を返して、ベッドルームへと逃げ出した。
無駄な事を、ここに逃げ場は無い、助けも来ない。
怯える獲物を追い詰めることに愉悦を感じながら、男はゆっくりと後を追う。
GH410はビジフォンを操作していた。
助けを求める気か?無駄な事だ、ライセンスの切れた者の、それもPMの事など誰も気にかけない。
男はGH410の髪をつかんで床に引きずり倒し、銃を突きつけた。
「誰に助けを求めた?おまえの主人は来ないぞ?この先いくら待ってもな。
お前は捨てられたんだからな。」
GH410の表情が哀しみと恐怖で歪む。
この表情、この絶望した表情が男は大好きだった。
男は、震える声で主人の名を呼ぶGH410の服に手をかけ…
「はいはい、そこまでそこまで」
突然の声に男が振り向くと、そこには
ブーツの底があった。
振り向いた男の顔面を、俺は容赦無く蹴りつけた。男は後方に倒れながらも銃を向けてくる。
素人、というわけではないようだ。
しかしその手にフォトンの弾が命中し、男はたまらず銃を取り落とす。
「さすが教官、相変わらずの腕ですねぇ」
「この距離では外す方が難しいさ」
話ながら、俺は銃を拾い上げた。
テノラ製のハンドガンのカスタム…俺と同じ銃かよ…。
なるほど、こいつを至近で撃てば、PMの頭部だって簡単に吹き飛ばせる。
「な…なんで…」
男がうめく。
「お前さんと同じ事したんだよ。個人情報の生年月日等から部屋のロックのパスを推測してね、
手当たり次第に打ち込んだのさ。結構いるんだねぇ、生年月日そのまま使う人」
「まったく無用心なことだな、生年月日の数字に+1やら-1した程度では、簡単に
開けられてしまうぞ」
簡単ねェ…俺はここ数日の機械的な作業を思い出し、思わず顔をしかめた。
ひたすら数字を打ち込むだけの日々、パスを間違えた時の「ピロンピロンベー」という音が、
未だ耳から離れない。
俺が行った現場周辺での聞き込みでは、いくつかの情報が手に入った。
しかし、そのどれもが共通性のない曖昧な情報であり、その一つ一つを調査するには
人手が足りなかった。
教官は個人情報を扱う部署の調査をしていたが、こちらも大した成果は上がっていないようだった。
おおっぴらに捜査する訳にもいかず、人手も足りない。
そのくせ捜査対象が絞り込めず、やることだけは山ほどある。
そんな状況のまま一週間が過ぎた。
その日も俺はリスト片手に居住区をまわっていた。聞き込みと同時に行っている『仕込み』のためだ。
「はぁ、まだこんなにあるのかい…」
リストに載っている名前の数にうんざりしながら歩いていると、俺の携帯端末にメールが届いた。
件名無し、内容無し、差出人は…。
差出人の名前を見た瞬間、俺は移動装置へ向かって駆け出した。
途中、教官にメールを送ることも忘れない。
打ち合わせ通りならば、現場で合流できるはずだ。
男が一人、マイルームの電子ロックに数字を打ち込んでいる。
何回か打ち込んだ後、ロックが解除されドアが開く。
ドアの開いた先にはGH410がいた。主人が帰ってきたと思ったのだろうか、男の姿を見て
明らかに失望した様子だ。そして、男の左手に握られた銃を見て怯えた表情に変わる。
男が銃口を向けると、GH410は踵を返して、ベッドルームへと逃げ出した。
無駄な事を、ここに逃げ場は無い、助けも来ない。
怯える獲物を追い詰めることに愉悦を感じながら、男はゆっくりと後を追う。
GH410はビジフォンを操作していた。
助けを求める気か?無駄な事だ、ライセンスの切れた者の、それもPMの事など誰も気にかけない。
男はGH410の髪をつかんで床に引きずり倒し、銃を突きつけた。
「誰に助けを求めた?おまえの主人は来ないぞ?この先いくら待ってもな。
お前は捨てられたんだからな。」
GH410の表情が哀しみと恐怖で歪む。
この表情、この絶望した表情が男は大好きだった。
男は、震える声で主人の名を呼ぶGH410の服に手をかけ…
「はいはい、そこまでそこまで」
突然の声に男が振り向くと、そこには
ブーツの底があった。
振り向いた男の顔面を、俺は容赦無く蹴りつけた。男は後方に倒れながらも銃を向けてくる。
素人、というわけではないようだ。
しかしその手にフォトンの弾が命中し、男はたまらず銃を取り落とす。
「さすが教官、相変わらずの腕ですねぇ」
「この距離では外す方が難しいさ」
話ながら、俺は銃を拾い上げた。
テノラ製のハンドガンのカスタム…俺と同じ銃かよ…。
なるほど、こいつを至近で撃てば、PMの頭部だって簡単に吹き飛ばせる。
「な…なんで…」
男がうめく。
「お前さんと同じ事したんだよ。個人情報の生年月日等から部屋のロックのパスを推測してね、
手当たり次第に打ち込んだのさ。結構いるんだねぇ、生年月日そのまま使う人」
「まったく無用心なことだな、生年月日の数字に+1やら-1した程度では、簡単に
開けられてしまうぞ」
簡単ねェ…俺はここ数日の機械的な作業を思い出し、思わず顔をしかめた。
ひたすら数字を打ち込むだけの日々、パスを間違えた時の「ピロンピロンベー」という音が、
未だ耳から離れない。
「いやぁ大変だったんだよ?ライセンスを更新してない全ガーディアンの部屋をしらみつぶしに
あたってね、入れた部屋の全PMとパートナーカードを交換したんだよ。俺達以外の誰かが来たら、
直ぐ連絡してくれってね」
これが俺の行っていた『仕込み』の内容だ。
マイルームからは、カードを交換した相手の部屋に直接行けるようになっている。
それを利用すれば、犯行現場を押さえることが出来ると踏んだのだ。
「それでもカバーしきれない所も多くてな。そちらへ行かれたらどうしようと思ったが、
杞憂だったようだな」
俺は男の胸倉をつかみ上げながら言葉を続ける。
「不審者と間違えられてGH410にはチョン切られそうになるわ、GH420にはクローで
攻撃されるわで本当に大変だったよ…だがねぇ、一番堪えたのは何だと思う?」
男が俺を振りほどこうと暴れ出した。その顔面に頭突きを叩き込む。
一発…二発…三発目を叩き込んだ時、グシャリと音がし、男の顔が朱に染まった。
どうやら鼻でも折ったようだ。男は完全に戦意を喪失し、情けない悲鳴を漏らした。
「一番堪えたのはなぁ、あいつ等全員、主人が帰って来ると信じているって事だよ!!」
そう、どのPMも主人の帰りを信じていた。
部屋に入る度に俺達を待っていたのは、主人が帰ってきたと思い、嬉しそうに
走ってくるPMの姿だった。
その姿を見るのが、俺にはたまらなく辛かった。
俺は胸倉を掴んだまま、男を壁に叩きつけた。
「あいつ等は信じて待ってるんだ!!絶対に!主人が!帰って来るってなぁ!それをお前は!!」
言葉を吐き出しながら、俺は男の頭を何度も壁に叩きつけた。
その度に悲鳴が上がり、壁に赤いものが飛び散る。
ぐったりした男から手を放すと、男は力なく床に崩れ落ちた。
その顔面を踏み抜こうと足を上げた時、慌てて教官が割って入ってきた。
「もうよせ!殺す気か!?」
その声に、俺は幾分か冷静さを取り戻す。少しやりすぎたか。
「しまった、つい力が」
棒読みでそう言うと、俺は男にレスタをかけてやった。
「怖い思いをさせてすまなかったな」
教官がGH410に話し掛けた。
「いえそんな、危ないところをありがとうございました」
GH410が丁寧にお辞儀をして礼を言う。
そんなGH410に俺は尋ねた。
「なぁ、お前さんこれからどうするつもりだい?また一人で待ち続けるのかい?」
「よかったら私の部屋に来ないか?私の部屋にはGH430がいるんだが、話し相手が増えれば
きっと喜ぶと思うんだ」
教官も気になっていたらしく、そんな提案をした。
しかし、教官の言葉にGH410は首を横に振った
「もしご主人様が帰ってきた時、私が居なかったらきっと困ると思うんです。それに…
私が一番最初に『おかえりなさい』って言いたいですから」
そう言ってにっこり笑う姿を見ていられなくて、俺はGH410から目を逸らした。
あたってね、入れた部屋の全PMとパートナーカードを交換したんだよ。俺達以外の誰かが来たら、
直ぐ連絡してくれってね」
これが俺の行っていた『仕込み』の内容だ。
マイルームからは、カードを交換した相手の部屋に直接行けるようになっている。
それを利用すれば、犯行現場を押さえることが出来ると踏んだのだ。
「それでもカバーしきれない所も多くてな。そちらへ行かれたらどうしようと思ったが、
杞憂だったようだな」
俺は男の胸倉をつかみ上げながら言葉を続ける。
「不審者と間違えられてGH410にはチョン切られそうになるわ、GH420にはクローで
攻撃されるわで本当に大変だったよ…だがねぇ、一番堪えたのは何だと思う?」
男が俺を振りほどこうと暴れ出した。その顔面に頭突きを叩き込む。
一発…二発…三発目を叩き込んだ時、グシャリと音がし、男の顔が朱に染まった。
どうやら鼻でも折ったようだ。男は完全に戦意を喪失し、情けない悲鳴を漏らした。
「一番堪えたのはなぁ、あいつ等全員、主人が帰って来ると信じているって事だよ!!」
そう、どのPMも主人の帰りを信じていた。
部屋に入る度に俺達を待っていたのは、主人が帰ってきたと思い、嬉しそうに
走ってくるPMの姿だった。
その姿を見るのが、俺にはたまらなく辛かった。
俺は胸倉を掴んだまま、男を壁に叩きつけた。
「あいつ等は信じて待ってるんだ!!絶対に!主人が!帰って来るってなぁ!それをお前は!!」
言葉を吐き出しながら、俺は男の頭を何度も壁に叩きつけた。
その度に悲鳴が上がり、壁に赤いものが飛び散る。
ぐったりした男から手を放すと、男は力なく床に崩れ落ちた。
その顔面を踏み抜こうと足を上げた時、慌てて教官が割って入ってきた。
「もうよせ!殺す気か!?」
その声に、俺は幾分か冷静さを取り戻す。少しやりすぎたか。
「しまった、つい力が」
棒読みでそう言うと、俺は男にレスタをかけてやった。
「怖い思いをさせてすまなかったな」
教官がGH410に話し掛けた。
「いえそんな、危ないところをありがとうございました」
GH410が丁寧にお辞儀をして礼を言う。
そんなGH410に俺は尋ねた。
「なぁ、お前さんこれからどうするつもりだい?また一人で待ち続けるのかい?」
「よかったら私の部屋に来ないか?私の部屋にはGH430がいるんだが、話し相手が増えれば
きっと喜ぶと思うんだ」
教官も気になっていたらしく、そんな提案をした。
しかし、教官の言葉にGH410は首を横に振った
「もしご主人様が帰ってきた時、私が居なかったらきっと困ると思うんです。それに…
私が一番最初に『おかえりなさい』って言いたいですから」
そう言ってにっこり笑う姿を見ていられなくて、俺はGH410から目を逸らした。
ねぇ教官」
犯人を引き渡して報酬を受け取った後、マイルームへと向かう途中で、俺は教官に問い掛けた。
「たった一人で主人を待ち続けるのと、初期化されて新しい主人の元へ行くのと、一体どっち
が幸せなんですかねぇ?」
教官は足を止めしばらく考え込んだが、やがてゆっくり首を振った。
「その問いに対する答えは出せそうに無い。ただ、PMにとっては主人と居ることが
一番幸せなんだろうな」
「やはり…そうなんでしょうねぇ」
あのGH410は…いや、その前に出会ったPM達も、ずっと主人の帰りを待ち続けるのだろう。
あのPM達にとって、果たしてどちらの選択が幸せなのか…
そんな事を延々と考えていると、教官が口を開いた。
「そういえば、お前のPMはどうなんだ?」
「俺の?」
「そうだ、お前のPMの話を聞いたことが無いな、と思ってな。お前の所のはどんなPMなんだ?」
「この前手が生えましたよ」
「まだそんなか!!!」
教官がPMの最終形態の素晴らしさを、自分のPMを引き合いに出しながら語り始めた。
教官はこうなると暫くは止まらなくなる。
俺はこっそりとため息をついた。ヤレヤレ。
結局この件は秘密裏に処理された。
犯人の身元、動機、そして処遇。一切が公開されることは無かった。
教官は納得いかない様子だったが、これ以上は調べることは出来ないだろう。
本部が本気で隠蔽しようとすれば、俺達に出来ることは何も無いのだから。
俺もこれ以上は首を突っ込むつもりは無かった。
俺の仕事は終わったのだ。
そうそう、こんな散々な結末の中で、一つだけ良い知らせがあった。
事件から暫く経った後、例のGH410からメールが届いたのだ。
メールには主人が復帰した旨を知らせる文と、主人と一緒に撮った写真が添えられていた。
写真に写るPMとその主人は、とても幸せそうな笑顔を浮かべていた。
犯人を引き渡して報酬を受け取った後、マイルームへと向かう途中で、俺は教官に問い掛けた。
「たった一人で主人を待ち続けるのと、初期化されて新しい主人の元へ行くのと、一体どっち
が幸せなんですかねぇ?」
教官は足を止めしばらく考え込んだが、やがてゆっくり首を振った。
「その問いに対する答えは出せそうに無い。ただ、PMにとっては主人と居ることが
一番幸せなんだろうな」
「やはり…そうなんでしょうねぇ」
あのGH410は…いや、その前に出会ったPM達も、ずっと主人の帰りを待ち続けるのだろう。
あのPM達にとって、果たしてどちらの選択が幸せなのか…
そんな事を延々と考えていると、教官が口を開いた。
「そういえば、お前のPMはどうなんだ?」
「俺の?」
「そうだ、お前のPMの話を聞いたことが無いな、と思ってな。お前の所のはどんなPMなんだ?」
「この前手が生えましたよ」
「まだそんなか!!!」
教官がPMの最終形態の素晴らしさを、自分のPMを引き合いに出しながら語り始めた。
教官はこうなると暫くは止まらなくなる。
俺はこっそりとため息をついた。ヤレヤレ。
結局この件は秘密裏に処理された。
犯人の身元、動機、そして処遇。一切が公開されることは無かった。
教官は納得いかない様子だったが、これ以上は調べることは出来ないだろう。
本部が本気で隠蔽しようとすれば、俺達に出来ることは何も無いのだから。
俺もこれ以上は首を突っ込むつもりは無かった。
俺の仕事は終わったのだ。
そうそう、こんな散々な結末の中で、一つだけ良い知らせがあった。
事件から暫く経った後、例のGH410からメールが届いたのだ。
メールには主人が復帰した旨を知らせる文と、主人と一緒に撮った写真が添えられていた。
写真に写るPMとその主人は、とても幸せそうな笑顔を浮かべていた。
>>100
ありがとうございます! ヒュマ助さんとこは、なんだか『ほのぼの、しあわせ』がてんこ盛りですねw
読んでてこう、暖かくなりました。飯店の繁盛をお祈りしております。
>>103
後編キタ! ハードボイルドちっくでいいですね。ラストまで読んで、スッキリしました。
それでは、第四話「いろいろと熱き戦い。」を投下です。
420「ミッション中だから、歩きながら食べられるモノになるわよ」
ミズラキ森林保護区の林道を行きながら、ぽいと420がペロリーメイトを投げ渡した。
沼虎「ペロリーメイト・大根おろし味か……。早ぇとこ中継地点行って、マトモなモン食いてぇ……」
420「贅沢は敵よ! ……ね、ねえ。何なら、あ、あたしの塩キャベツ味、た、食べかけでよかったら、一口……」
かじりかけのペロリーメイトを差し出す420。
虎子「沼虎さま、よかったらコレをどうぞ」
それを虎子が押しのけ、オルアカロールを沼虎の口元へ運ぶ。
沼虎「おぉ、いーのか? んじゃ、遠慮なく」
ぱく、と一口かじり、沼虎が口を止めた。
沼虎「こ、これはっ……!」
420「ど、どーしたのバカ虎? 毒でも入ってた?」
驚愕の色を浮かべる沼虎に、420がナチュラルに失礼な発言をした。
沼虎「う、うまいぞぉーっ! この、モチモチしてそれでいてまったりとしてサラリと滑らかな口当たりはアッー!」
全身から怪しいオーラを漲らせ、天空に向けて沼虎が咆哮する。さらに、騒ぎを聞きつけ現れたアギータとオルゴーモンに突進、
槍を振り回しアッー! というまに蹴散らした。
沼虎「そして、湧き上がるこのパゥワー! 素晴らしい、素晴らしいぞ陽○くん、いやさ虎子! いったい、このオルアカロールには
どんな仕掛けがあるんだ?」
420「……そうよ! ナニ入れたのよ!? なんか、もう、人格変わっちゃってるじゃない!」
虎子「材料自体は、ありふれたモノよ。ハッスルベリーを天日に干して粉にしたもの。それを、およそ五十個分!」
沼虎&420「五十個分!?」
虎子「どんな@#!でも、コレさえあれば絶倫ボーイ! 名づけて『夜のオルアカロール』ですわ!」
高笑いする虎子に、気圧されるように後ずさる沼虎。だが、420は腕組みをして不敵に笑っていた。
420「そんなモノを作って満足しているようでは、二流、いえ三流ね、虎子。あたしが、本当の携帯食ってものを見せてあげる。
沼虎が本当に食べたいのは、コレなんだからっ!」
ナノトランサーから420が取り出したのは、光り輝くバーニング・スパイシアである。
沼虎「こ、これは……ただのバーニング・スパイシアじゃねえな」
420「百聞は一食に如かず! とっとと食べなさいっ!」
しげしげ眺める沼虎の鼻をつまみ、420は手に持ったソレを沼虎の口へ押し込んだ。
沼虎「もぎ、もぎ……ウボァー!」
口の中のものを咀嚼し、飲み下した沼虎の全身が燃え上がった。
沼虎「ファイアァッー!」
そして、口から激流のごとく炎がほとばしる。地中から顔を出したゴウシン数匹が、まとめて火だるまになった。
420「ホットベリーの使用量を、通常の五十倍にまで高めた逸品……コレを、古来よりヒトは畏れをもってこう呼ぶ」
得意げに瞳を閉じて、イイ笑顔で420は言った。
420「ヴォルケーノ・スパイシア、と!」
虎子「ヴォルケーノ・スパイシア……。かつて、モトゥブの民が作り上げ、しかしそのあまりの辛さにレシピごと封印を施した、
古の料理……」
口から噴き出る炎でエネミーをなぎ倒しつつ遠ざかる沼虎を見送りながら、虎子が呆然とつぶやいた。
沼虎が、火炎放射器からヒトに復帰できたのは全ての敵を焼き尽くしてなお数分の後のことだった。 つづく
ありがとうございます! ヒュマ助さんとこは、なんだか『ほのぼの、しあわせ』がてんこ盛りですねw
読んでてこう、暖かくなりました。飯店の繁盛をお祈りしております。
>>103
後編キタ! ハードボイルドちっくでいいですね。ラストまで読んで、スッキリしました。
それでは、第四話「いろいろと熱き戦い。」を投下です。
420「ミッション中だから、歩きながら食べられるモノになるわよ」
ミズラキ森林保護区の林道を行きながら、ぽいと420がペロリーメイトを投げ渡した。
沼虎「ペロリーメイト・大根おろし味か……。早ぇとこ中継地点行って、マトモなモン食いてぇ……」
420「贅沢は敵よ! ……ね、ねえ。何なら、あ、あたしの塩キャベツ味、た、食べかけでよかったら、一口……」
かじりかけのペロリーメイトを差し出す420。
虎子「沼虎さま、よかったらコレをどうぞ」
それを虎子が押しのけ、オルアカロールを沼虎の口元へ運ぶ。
沼虎「おぉ、いーのか? んじゃ、遠慮なく」
ぱく、と一口かじり、沼虎が口を止めた。
沼虎「こ、これはっ……!」
420「ど、どーしたのバカ虎? 毒でも入ってた?」
驚愕の色を浮かべる沼虎に、420がナチュラルに失礼な発言をした。
沼虎「う、うまいぞぉーっ! この、モチモチしてそれでいてまったりとしてサラリと滑らかな口当たりはアッー!」
全身から怪しいオーラを漲らせ、天空に向けて沼虎が咆哮する。さらに、騒ぎを聞きつけ現れたアギータとオルゴーモンに突進、
槍を振り回しアッー! というまに蹴散らした。
沼虎「そして、湧き上がるこのパゥワー! 素晴らしい、素晴らしいぞ陽○くん、いやさ虎子! いったい、このオルアカロールには
どんな仕掛けがあるんだ?」
420「……そうよ! ナニ入れたのよ!? なんか、もう、人格変わっちゃってるじゃない!」
虎子「材料自体は、ありふれたモノよ。ハッスルベリーを天日に干して粉にしたもの。それを、およそ五十個分!」
沼虎&420「五十個分!?」
虎子「どんな@#!でも、コレさえあれば絶倫ボーイ! 名づけて『夜のオルアカロール』ですわ!」
高笑いする虎子に、気圧されるように後ずさる沼虎。だが、420は腕組みをして不敵に笑っていた。
420「そんなモノを作って満足しているようでは、二流、いえ三流ね、虎子。あたしが、本当の携帯食ってものを見せてあげる。
沼虎が本当に食べたいのは、コレなんだからっ!」
ナノトランサーから420が取り出したのは、光り輝くバーニング・スパイシアである。
沼虎「こ、これは……ただのバーニング・スパイシアじゃねえな」
420「百聞は一食に如かず! とっとと食べなさいっ!」
しげしげ眺める沼虎の鼻をつまみ、420は手に持ったソレを沼虎の口へ押し込んだ。
沼虎「もぎ、もぎ……ウボァー!」
口の中のものを咀嚼し、飲み下した沼虎の全身が燃え上がった。
沼虎「ファイアァッー!」
そして、口から激流のごとく炎がほとばしる。地中から顔を出したゴウシン数匹が、まとめて火だるまになった。
420「ホットベリーの使用量を、通常の五十倍にまで高めた逸品……コレを、古来よりヒトは畏れをもってこう呼ぶ」
得意げに瞳を閉じて、イイ笑顔で420は言った。
420「ヴォルケーノ・スパイシア、と!」
虎子「ヴォルケーノ・スパイシア……。かつて、モトゥブの民が作り上げ、しかしそのあまりの辛さにレシピごと封印を施した、
古の料理……」
口から噴き出る炎でエネミーをなぎ倒しつつ遠ざかる沼虎を見送りながら、虎子が呆然とつぶやいた。
沼虎が、火炎放射器からヒトに復帰できたのは全ての敵を焼き尽くしてなお数分の後のことだった。 つづく
>>90
パシリ置いといてオルアカ助ける青キャス・・・w
なんか色々間違ってるがとりあえず面白かったw
>>100
主人を影から支え続ける442がいいねぇ・・・w
ヒュマ助は幸せものだのう・・・w
ヒュマ助のシリアス系もwktk!w
>>103
全部のPMの部屋回ってカード交換とかどれだけの苦労があったんだろなぁ・・・w
しかし部屋で一人待ち続けるパシリ達か、そういうパシリ達がどれだけ居るのかと思うと何ともいたたまれないな・・・
>>105
ハッスルベリー50個とかある意味体に悪そうだなぁ・・・w
ヴォルケーノ・スパイシアはもっと体に悪そうだが・・・w
パシリ置いといてオルアカ助ける青キャス・・・w
なんか色々間違ってるがとりあえず面白かったw
>>100
主人を影から支え続ける442がいいねぇ・・・w
ヒュマ助は幸せものだのう・・・w
ヒュマ助のシリアス系もwktk!w
>>103
全部のPMの部屋回ってカード交換とかどれだけの苦労があったんだろなぁ・・・w
しかし部屋で一人待ち続けるパシリ達か、そういうパシリ達がどれだけ居るのかと思うと何ともいたたまれないな・・・
>>105
ハッスルベリー50個とかある意味体に悪そうだなぁ・・・w
ヴォルケーノ・スパイシアはもっと体に悪そうだが・・・w
夜のオルアカロール食べたい疲れ気味な俺ガイル
第五話「第一回凶飛獣討伐選手権大会・前編」を投下です。
羽ばたいたオンマゴウグの翼を、沼虎と虎子の矢が射抜く。地面に叩きつけられたオンマゴウグが、苦悶の咆哮をあげた。
420「スキありっ!」
すかさず、420が鋼爪を振り下ろした。同時に虎子のファルシオン(氷38%)による華麗な斬撃が決まった。
長く尾を引く断末魔の雄叫び。凶飛獣オンマゴウグはガーディアンズたちに敗れ、ミズラキに平和が戻った。
420「やった! あたしの一撃がトドメだったよね、バカ虎?」
虎子「いいえ、私のグラビティストライクが、かの凶飛獣を沈めました。そうですわね、沼虎さま」
沼虎「まあ、待て……」
420「待てないっ!」
虎子「そうですわ。どちらが勝者か、はっきりおっしゃってくださいませ」
沼虎「慌てんなって。トドメも確かに重要なファクターだ。だがな、過程も大事なんだぜ?」
虎子「わかりますわ……お胤をいただくことも大事ですが、ソコへ至るまでのめくるめくねっとりとした……」
420「倫理的にNOー!」
沼虎「……とにかく、最初っから振り返って判定してえんだが、いいか?」
420&虎子「はーい」
そういうことになった。
凶飛獣討伐ミッションを受託した三人は、何の障碍も感じずに決戦場への転送機前までたどり着いた。
真面目に戦えば、彼らとて一流のガーディアンズなのだ。フォトンチャージャーで補給を終えて、いざ転送機へ、
といったところで沼虎が叫んだ。
沼虎「第一回、凶飛獣討伐選手権大会ー!」
420「ちょ、何よいきなり……。っていうか虎子! あんたいつまで着いて来んのよ?」
虎子「それはもちろん、結ばれて思うさまに契り合い子を成し育て上げ送り出し共に老いてお墓の中に至るまで、とことんですわ!」
沼虎「おーい、話を聞けお前ら。今大会の目的は、凶飛獣ことオンマゴウグ討伐を競い合うことだ。だが、三人の選手に対し
オンマゴウグは一匹しかいねえ。そこで、今回は『いかにスタイリッシュに討伐するか』ってえ特別審査項目を設けた!」
420「す、スタイリッシュ……?」
虎子「優雅に、華麗にオンマゴウグと戦い、勝利を収めよとおっしゃいますのね?」
沼虎「ま、そんなとこだ」
大きくうなずく沼虎に、抗議の声が420から挙がった。
420「あのね、バカ虎? あたしたちは温泉行ってゆっくり休んだり、その、イロイロしたりしなきゃなのよ?
こんなコトやってる暇なんか……」
沼虎「例によって、敗者は勝者の命令をなんでも一つ、聞かなければならない!」
420「負けないわよ、虎子!」
虎子「私こそ、全力でイかせていただきますわよ?」
沼虎「二人とも、ヤル気満々だな? んじゃ、イクぜ!」
420「あんたたち、なんでソコだけカタカナなのよっ!」
叫びつつ、420が転送機へ二人を蹴り入れた。こうして、スタイリッシュな戦いの火蓋が切って落とされたのである。 つづく
羽ばたいたオンマゴウグの翼を、沼虎と虎子の矢が射抜く。地面に叩きつけられたオンマゴウグが、苦悶の咆哮をあげた。
420「スキありっ!」
すかさず、420が鋼爪を振り下ろした。同時に虎子のファルシオン(氷38%)による華麗な斬撃が決まった。
長く尾を引く断末魔の雄叫び。凶飛獣オンマゴウグはガーディアンズたちに敗れ、ミズラキに平和が戻った。
420「やった! あたしの一撃がトドメだったよね、バカ虎?」
虎子「いいえ、私のグラビティストライクが、かの凶飛獣を沈めました。そうですわね、沼虎さま」
沼虎「まあ、待て……」
420「待てないっ!」
虎子「そうですわ。どちらが勝者か、はっきりおっしゃってくださいませ」
沼虎「慌てんなって。トドメも確かに重要なファクターだ。だがな、過程も大事なんだぜ?」
虎子「わかりますわ……お胤をいただくことも大事ですが、ソコへ至るまでのめくるめくねっとりとした……」
420「倫理的にNOー!」
沼虎「……とにかく、最初っから振り返って判定してえんだが、いいか?」
420&虎子「はーい」
そういうことになった。
凶飛獣討伐ミッションを受託した三人は、何の障碍も感じずに決戦場への転送機前までたどり着いた。
真面目に戦えば、彼らとて一流のガーディアンズなのだ。フォトンチャージャーで補給を終えて、いざ転送機へ、
といったところで沼虎が叫んだ。
沼虎「第一回、凶飛獣討伐選手権大会ー!」
420「ちょ、何よいきなり……。っていうか虎子! あんたいつまで着いて来んのよ?」
虎子「それはもちろん、結ばれて思うさまに契り合い子を成し育て上げ送り出し共に老いてお墓の中に至るまで、とことんですわ!」
沼虎「おーい、話を聞けお前ら。今大会の目的は、凶飛獣ことオンマゴウグ討伐を競い合うことだ。だが、三人の選手に対し
オンマゴウグは一匹しかいねえ。そこで、今回は『いかにスタイリッシュに討伐するか』ってえ特別審査項目を設けた!」
420「す、スタイリッシュ……?」
虎子「優雅に、華麗にオンマゴウグと戦い、勝利を収めよとおっしゃいますのね?」
沼虎「ま、そんなとこだ」
大きくうなずく沼虎に、抗議の声が420から挙がった。
420「あのね、バカ虎? あたしたちは温泉行ってゆっくり休んだり、その、イロイロしたりしなきゃなのよ?
こんなコトやってる暇なんか……」
沼虎「例によって、敗者は勝者の命令をなんでも一つ、聞かなければならない!」
420「負けないわよ、虎子!」
虎子「私こそ、全力でイかせていただきますわよ?」
沼虎「二人とも、ヤル気満々だな? んじゃ、イクぜ!」
420「あんたたち、なんでソコだけカタカナなのよっ!」
叫びつつ、420が転送機へ二人を蹴り入れた。こうして、スタイリッシュな戦いの火蓋が切って落とされたのである。 つづく
>>100 いいですな… 私もこういう心に響いてくるお話しを書きたかったのですが、
うまくいかないもんですな… たしかにパシリスレなのに主人が目立ちすぎるのも
マズイ気がしますよね 私の青キャス子もキャラが濃すぎてパシリがパッとしなく…○| ̄|_
>>103 主人を待つパシリのお話を見ると今すぐパシリに会いたくなりますね、
いつも通りに店番してる姿を見てホッとする…w犯人捕まってよかった(;´д⊂)
>>104 今回も二人+1体の甘い展開にいざニヤニヤしようと読んでみたら いきなりの料理対決に
意表をつかれて思わず吹いてしまったw
もう少しネタがまとまってきたら もう一本投下してみたいな…と思ったりしてる(つ´∀`)
うまくいかないもんですな… たしかにパシリスレなのに主人が目立ちすぎるのも
マズイ気がしますよね 私の青キャス子もキャラが濃すぎてパシリがパッとしなく…○| ̄|_
>>103 主人を待つパシリのお話を見ると今すぐパシリに会いたくなりますね、
いつも通りに店番してる姿を見てホッとする…w犯人捕まってよかった(;´д⊂)
>>104 今回も二人+1体の甘い展開にいざニヤニヤしようと読んでみたら いきなりの料理対決に
意表をつかれて思わず吹いてしまったw
もう少しネタがまとまってきたら もう一本投下してみたいな…と思ったりしてる(つ´∀`)