有希「……姉さん、鳥羽一郎はいつ歌う予定?」
レイ「わからないわ……たぶん三人目……」
ルリ「有希姉……」
ルリ 「と、言うか有希姉」
有希 「?」
ルリ 「一体何時まで蕎麦を食べてるつもりですか?」
有希 「年が明けるまで」
レイ 「年越し蕎麦だけに?」
有希 (頷く)
レイ 「そう、せめて2007杯は食べてね」
有希 「年明けと同じタイミングで、2008杯目を食べるのが目標」
ルリ 「……ばかばっか」
ルリ「でも驚きました」
レイ「何が?」
ルリ「私はてっきりこの時間、K1かバラエティ見るものと思ってましたから」
有希「同意する。紅白とは意外。しかもレイ姉の真剣率400%」
レイ「ちょっと待って。中間結果が出る。よおおおおおおし!白優勢!!!!」
ルリ「……どうしたんですか?そんなに興奮して」
レイ「ブツブツ……そのまま逃げ切るのよ白!赤いのなんかに負けちゃだめ!……赤いのなんかに!!」
有希「触らぬ神に祟りなし」
20:30ごろの出来事……
ピンポーン♪
ルリ「誰か来たみたいですよ、ちょっと出てくださいレイ姉」
レイ「……分かったわ」
トテトテ
??「ごきげんよう、来年も宜s」
レイ「こ……この裏切り者!!!」
バタン!
ルリ「どうしたんですか? レイ姉」
有希「恐らく、先ほどの女性アーティストの発言に由来するものと思われる」
レイ「よっしゃあああああ!白が勝ったわ!!赤に勝ったわ!」
ルリ「はいはい、よかったですね……」
「……ああああ!……ばかぁ……ガチャーン!……」
ルリ「あら、こんな時間に、お隣はずいぶん騒がしいですね」
有希「我が家と正反対の状況だと推測される」
ルリ「まったくもう……どこもかしこも……でもお隣には悪いけど
白が勝って良かったわ。逆だったらうちが大変だったもの」
有希「そこは大丈夫。我が家の平和こそ最優先されるべき」
ルリ「……有希姉、まさか情報操……」
有希「それは禁則事項」