頭の良い三姉妹専用のしりとりルール
1:単語の最後の字は統一しなければならない
2:日本語、外来語(あるいは一般に広く浸透している言葉)に限る
3:人名、団体名、地名は一般常識的なもの以外禁止
4:動植物についてはその分類で「属」における名称のみ可
5:料理名称、芸術作品名称、その他の専門的なものは総じて禁止
ルリ「では始めましょう」
しりとりの「り」から
レイ「旅館」
有希「……」
ルリ「……」
ルリ「……、コホン。館長」
有希「…。長野」
ルリ「野原」
有希「原辰徳」
ルリ「徳川家康」
有希「…康煕」
ルリ「……煕々」
有希「………。次は姉さんの番」
レイ「え? え?」
レイ「アンチATフィールド……」
有希「碇ゲンドウの連結情報を解除……」
ルリ「オモイカネ、グラビティブラスト発射……」
数秒後、そこにはなにも残ってなかった
レイ、両手を合わせて「司令のことは忘れない、安らかに……」
ルリ「わたし、レイ姉が笑ってるところ始めて見ました」
有希「同意」
後日、有希によって復活させられた碇ゲンドウはほんの少しだけまともな人間になっていたらしい
ほんの少しだけ
レイ「なぜ?」
有希「それが限界だった」
ルリ「わたし、有希姉に表情があるの始めて見ました」