クマさんが欲しい

 

三人で商店街に買い物に来た三姉妹
ルリ「えーっと・・・・・これで全部ですね」
有希「ルリ、今日の晩御飯は?」
ルリ「今日はアキトさんからコツを教わった肉じゃがにしようかと思ってます」
レイ「ルリ、肉は・・・・・」
ルリ「肉を避けて食べれば良いじゃないですか」
レイ「肉という存在が、心なしかおいしく感じさせなくなるの」
ルリ「じゃあ食べないでください」
レイ「それは出来ないわ。折角ルリがアキトさんへの愛を込めて作るものなのに・・・・・」
ルリ「じゃあどうしたいんですか」
レイ「・・・・・わかったわ。頑張って食べる」
有希「・・・・・・・・・・残念」
レイ「有希、何か言った?」
有希「何も」
レイ「そう・・・・・・・・・・あっ」
ルリ「どうしたんですか?」
長女の目線の先、そこには・・・・

 

ちゃんちゃんちゃ~ん♪ちゃんちゃ~ん♪ちゃら~♪
アンティークショップにあるクマのぬいぐるみが

 

レイ「・・・・・・・・・・どうする?綾波~♪」
ルリ「・・・・・何わけのわからないことを言ってるんですか」
有希「ルリ。レイ姉の視線の先にはあのぬいぐるみ」
ルリ「ぬいぐるみ・・・?かわいいですね・・・・・(フニャ
   ハッ!た、確かに欲しいのはわかりますが、うちには買う余裕が・・・・・」
レイ「どうして・・・・・?」
ルリ「どこかの誰かさんがいろんなことに生活費を使い込んでるからです」
レイ「・・・・・・・・・・」
有希「レイ姉、私を見ないで。レイ姉だっていろいろ買ってた」
レイ「そう・・・・・・・・でも、欲しいわ(ペタン」
ルリ「ちょ、ちょっとレイ姉!だからってこんな道の真ん中で座り込まないでください」
レイ「おねだりの定石よ?」
ルリ「レイ姉はその適齢期を過ぎてます」
レイ「欲しい、欲しい、欲しい、欲しい、欲しい(ジタバタ」
ルリ「ジタバタしないでください!」
有希「・・・・・ジタバタするなよ♪」
ルリ「バカなこと言ってないで有希姉も手伝ってください!」

 

翌日、ネルフの帰り道で商店街を通っている長女とシンジ
(ちなみに、アスカはPCいじってたらミサトの報告書データを消してしまい、説教タイム)
シンジ「あ、ニューシングルが出てるんだった」←CDショップの店頭においてあるCDを見てる
レイ「・・・・・(あ、まだ買われてない)」←真向かいのアンティークショップを見てる
シンジ「う~ん・・・・・アルバムで買ったほうが良いかなぁ・・・・・」
レイ「・・・・・(ああ、ふかふかしてそう・・・)」
シンジ「うん。アルバムが出るのを待とう。お待たせ綾波。・・・・・・・・・・綾波?」
レイ「・・・・・(二千円・・・・・来月まで買われないかしら)」
シンジ「どうしたの?・・・・・あのぬいぐるみが欲しいの?」
レイ「あ、碇君・・・・・・・・ええ」
シンジ「う~ん・・・よし、買ってあげるよ」
レイ「え?でも、悪いわ」
シンジ「ちょうどCD用に持ち合わせがあるしさ。それに・・・」
レイ「それに?」
シンジ「今まで、綾波の誕生日を祝うなんて出来なかったでしょ?
    これでチャラに出来るとは思わないけど、せめてもの代わりだよ」
レイ「・・・・・ありがとう(ニコ」
シンジ「あ、笑った」
レイ「変?」
シンジ「ううん。ただ、自然に笑ってくれた事がうれしくて・・・・・」
レイ「・・・・・碇君」

 

有希「・・・・・・・・・・」

 

三姉妹宅
レイ「ただいま」
ルリ「お帰りなさい。あれ、レイ姉なんかうれしそうですね」
レイ「あら、わかる?」
ルリ「ええまあ。今朝まではあんなに沈んでたのに・・・・・何があったんですか?」
レイ「秘密。女にはいくつか秘密があるほうが良いのよ、ルリ」
ルリ「はあ」
レイ「ふふ。今日は人生最良の日だわ(テクテク」
ルリ「本当、何があったんでしょうかね・・・・・」
有希「ルリ、レイ姉に言わないなら教えてあげる」
ルリ「言いませんよ。というかそんなにマズイことなんですか?」
有希「違う。これは、そっとしておいてあげるのがいいこと。実は…」

 

その日から、長女の部屋には週に1度は無意味にトリミングされているクマのぬいぐるみが飾られている






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