私にはすべての事象と時空体から情報を得られる能力が備わっている
総称として呼ぶのならば「情報統合思念体」がふさわしいと判断
総称として呼ぶのならば「情報統合思念体」がふさわしいと判断
私という存在は有機生命体と情報統合思念体との相互間の情報のやり取りを円滑に行うために存在している
現状では一方的に有機生命体の情報を受け取っているのみである。
ただ、それだけの存在
現状では一方的に有機生命体の情報を受け取っているのみである。
ただ、それだけの存在
-SOS団-
ハルヒ「・・・・キョン!何やってんの!はやくちゃっちゃと言って来る!団長命令よ」
そういって元気に部屋から追い出そうとするのが、涼宮ハルヒ。
キョン「まぁまて、じゃあ何か?俺はいつもの登下校コースを4往復することになるってのか!?」
キョン「しかも、ストーブなんて重たいもん持ってか?」
今話してるのは、涼宮ハルヒに選ばれた唯一の人類。
このSOS団と呼ばれる集団を生み出すきっかけとなったのが彼の存在。彼の発言からである
ハルヒ「当然じゃない、あんたが行かないで誰が行くってのよ。ほら、ほら、早く行く!」
キョン「ちょっ・・・」
そういって元気に部屋から追い出そうとするのが、涼宮ハルヒ。
キョン「まぁまて、じゃあ何か?俺はいつもの登下校コースを4往復することになるってのか!?」
キョン「しかも、ストーブなんて重たいもん持ってか?」
今話してるのは、涼宮ハルヒに選ばれた唯一の人類。
このSOS団と呼ばれる集団を生み出すきっかけとなったのが彼の存在。彼の発言からである
ハルヒ「当然じゃない、あんたが行かないで誰が行くってのよ。ほら、ほら、早く行く!」
キョン「ちょっ・・・」
バタンッ・・・・・・・・・
今現在涼宮ハルヒとの関係は不明。
特に気にしなくてもいい事。
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
特に気にしなくてもいい事。
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
ハルヒ「・・・・ふぅ、ようやく邪魔者が消えたわね。キョンはどうもみくるちゃんに甘い気がすんのよね」
ハルヒ「まぁみくるちゃんはマスコットキャラだから少しぐらい甘くても許してあげるけどね・・・・・」
古泉「ふふ、それがどうかしたんですか?」
ハルヒ「べ、別に・・・・・・なんでもないわよ。さて・・・・・ちょっと!みくるちゃんこっちおいで!」
みくる「ひゃうっ!?なっ、何するんですか~?」
ハルヒ「いいからきなさい~~~~」
ハルヒ「これからDVD初回特典の丸秘みくるちゃん写真撮影会を始めるんだから!」
みくる「ひゃっひゃうぅぅっ。・・・・さっきやらないって言ったじゃないですか~~~~」
ハルヒ「キョンの手前はね。いちいちうるさいから」
みくる「涼宮さん目が怖いです~」
ハルヒ「まぁみくるちゃんはマスコットキャラだから少しぐらい甘くても許してあげるけどね・・・・・」
古泉「ふふ、それがどうかしたんですか?」
ハルヒ「べ、別に・・・・・・なんでもないわよ。さて・・・・・ちょっと!みくるちゃんこっちおいで!」
みくる「ひゃうっ!?なっ、何するんですか~?」
ハルヒ「いいからきなさい~~~~」
ハルヒ「これからDVD初回特典の丸秘みくるちゃん写真撮影会を始めるんだから!」
みくる「ひゃっひゃうぅぅっ。・・・・さっきやらないって言ったじゃないですか~~~~」
ハルヒ「キョンの手前はね。いちいちうるさいから」
みくる「涼宮さん目が怖いです~」
朝比奈みくる、彼女の肉体には平均的に観て無駄な部分が多いと判断している。
ただ、それがどうというわけでもない。
私自身には関係のない事。
ただ、それがどうというわけでもない。
私自身には関係のない事。
ハルヒ「古泉君。・・・・じゃまずいかな、有希!みくるちゃんを押さえて!!」
私への指令・・・。長門有希個人に対しての涼宮ハルヒからの指令として受け取る。
何も考えず、確実間違っていないと判断した行動に対しては情報統合思念体も関与しない。
今現在の状況を判断して、行動を起こす。
何も考えず、確実間違っていないと判断した行動に対しては情報統合思念体も関与しない。
今現在の状況を判断して、行動を起こす。
みくる「はっ、ひゃうっ・・・な、長門さん・・・・」
ハルヒ「よ~しそのままよ、そのまま私に渡して頂戴」
みくる「ひゃっひゃう~~長門さん、な、投げないでください~~」
ハルヒ「よ~しそのままよ、そのまま私に渡して頂戴」
みくる「ひゃっひゃう~~長門さん、な、投げないでください~~」
行動した結果を情報統合思念体に送り、そこから得られた新たな行動パターンを算出。
それを繰り返すことで、より、平均的かつ基準的な行動、人格形成を試みる
私の動作すべてが、情報として管理される。
私は、それに沿って手足を、口を、体を動かすだけ。
これまでの3年間と何も変わらない。
私は何も考えない。
ただ自意識という情報を得ているだけ。今から起こる未来にも、過去にも
それを繰り返すことで、より、平均的かつ基準的な行動、人格形成を試みる
私の動作すべてが、情報として管理される。
私は、それに沿って手足を、口を、体を動かすだけ。
これまでの3年間と何も変わらない。
私は何も考えない。
ただ自意識という情報を得ているだけ。今から起こる未来にも、過去にも
現在にも・・・・・
関与していない・・・・・・・・
-NERV-
あなたは誰?あなたは何者?
碇「今日の演習は、昨日とはフェイズを2つ進めて行う」
碇司令は私のほうを観ないでしゃべる
ただそれは、今この時だけ
私を綾波レイとしてみているときだけ
レイ「はい」
碇司令は私のほうを観ないでしゃべる
ただそれは、今この時だけ
私を綾波レイとしてみているときだけ
レイ「はい」
碇「・・・・・・」
何も話さないで歩く
別にそれでいい
何も話さないで歩く
別にそれでいい
碇「それじゃ、頑張るんだぞ。レイ」
レイ「はい」
何の変哲もない、通路の十字路で分かれた
レイ「はい」
何の変哲もない、通路の十字路で分かれた
プラグスーツを着る前に
体を洗う
きれいに、清潔に
体を洗う
きれいに、清潔に
プラグスーツを着る。白の
・・・・
どうして白なのか、特に意味はないのだろう。碇司令も気にしてない
・・・・・碇司令の息子、碇シンジ
彼が配属されて、もう何週間・・・・だからといって今までと変わるわけではない
ただ、少しだけ・・・・碇司令とは違っている
・・・・
どうして白なのか、特に意味はないのだろう。碇司令も気にしてない
・・・・・碇司令の息子、碇シンジ
彼が配属されて、もう何週間・・・・だからといって今までと変わるわけではない
ただ、少しだけ・・・・碇司令とは違っている
赤木リツコ、葛城ミサト、冬月コウゾウ、伊吹マヤ
あと・・・だれだったか、・・・・名前を忘れた
別に碇司令とは関係ないし、気にしない
あと・・・だれだったか、・・・・名前を忘れた
別に碇司令とは関係ないし、気にしない
ああ、そう・・・青葉だ青葉
リツコ「いいわ、今日は終わりよ」
レイ「・・・はい」
レイ「・・・はい」
あ、・・・・碇、シンジ
シンジ「お疲れ、綾波。大変だね」
レイ「・・・・やるべきことをやっているだけ」
シンジ「あ・・・・・」
レイ「・・・・・」
碇シンジは碇司令とは違う
今何かを話すことで碇司令のためになることとは結びつかない
シンジ「お疲れ、綾波。大変だね」
レイ「・・・・やるべきことをやっているだけ」
シンジ「あ・・・・・」
レイ「・・・・・」
碇シンジは碇司令とは違う
今何かを話すことで碇司令のためになることとは結びつかない
シンジ「綾波、まってよ~」
シンジ「何かさ、その、・・・・何かでいいんだけど、話さない?」
レイ「・・・・・・・」
やっぱり、違う。
でも、あたりまえ、これが碇シンジ、そして碇司令も碇司令。一人の人
でも・・・・・
シンジ「何かさ、その、・・・・何かでいいんだけど、話さない?」
レイ「・・・・・・・」
やっぱり、違う。
でも、あたりまえ、これが碇シンジ、そして碇司令も碇司令。一人の人
でも・・・・・
私は?
私は?
わたしは誰?わたしは・・・誰?イレモノ?
精神のイレモノ?エントリープラグ?
わたしがわたしでない感じがする
私は?
わたしは誰?わたしは・・・誰?イレモノ?
精神のイレモノ?エントリープラグ?
わたしがわたしでない感じがする
シンジ「綾波・・・?」
レイ「何でもない」
シンジ「大丈夫?まだ怪我が治って間もないんだから、無理しちゃだめだよ」
レイ「何でもないと言っている」
シンジ「・・・・」
レイ「何でもない」
シンジ「大丈夫?まだ怪我が治って間もないんだから、無理しちゃだめだよ」
レイ「何でもないと言っている」
シンジ「・・・・」
・・・・・・私は
-中立国家「ピースランド」-
星野ルリです。
今日も元気にお遊戯、お勉強に頑張ります。
今日も元気にお遊戯、お勉強に頑張ります。
おはよう、お母さん、お父さん。
私は元気でやってるよ。
お母さんも、お父さんも、お仕事頑張ってね。
判ってる、国で一番偉い人なんだから、会えない日が続いても全然私は大丈夫だよ。
私は元気でやってるよ。
お母さんも、お父さんも、お仕事頑張ってね。
判ってる、国で一番偉い人なんだから、会えない日が続いても全然私は大丈夫だよ。
周りには私と話してくれる執事さんもいるし、いろんなおもちゃも、ほしいものは何でも買ってくれてる。
この前は、新しいうさぎさんのお人形を買ってもらいました。
とっても、とっても大事にしてます。
そっちは変わりはありませんか?
この前は、新しいうさぎさんのお人形を買ってもらいました。
とっても、とっても大事にしてます。
そっちは変わりはありませんか?
最近、忙しいみたいですね。でも、大丈夫です。
また会える日を楽しみにしてるから。
また会える日を楽しみにしてるから。
私、全然寂しくありませんから。
そうそう、今度新しく働くところが決まったんです。
どうやら宇宙戦艦に配属されるみたいです。
そうそう、今度新しく働くところが決まったんです。
どうやら宇宙戦艦に配属されるみたいです。
また、連絡します。
・・・・・・・・・
あの・・・・・・・・いえ、
何でもありません。それじゃ。
・・・・・・・・・
あの・・・・・・・・いえ、
何でもありません。それじゃ。
ルリ「別に、寂しくなんてないですから」
ミナト「へ?なんかいった~?ルリルリ」
ルリ「いえ、別に」
ミナト「う~ん、ルリルリも真面目だね。いいよ、いいよ、そんな真面目にやんなくても~」
ルリ「・・・・・・」
ミナト「へ?なんかいった~?ルリルリ」
ルリ「いえ、別に」
ミナト「う~ん、ルリルリも真面目だね。いいよ、いいよ、そんな真面目にやんなくても~」
ルリ「・・・・・・」
操舵席に寝そべってミナトさんは手を振る。
ミナト「まぁ~だ、何やるかも決まってないんだし、しばらくのんびりしてなきゃ。もったいないって♪」
規則で定められている服のはずなのに、胸元を大きくはだけて、気にする様子もない。
見た目どおりの人らしい。
ルリ「・・・そう、ですか」
ミナト「それにまだ子供なんだから、困ったら何とかしてくれるって、艦長とかさ」
ルリ「・・・・そう」
ミナト「うん、そうそう♪」
規則で定められている服のはずなのに、胸元を大きくはだけて、気にする様子もない。
見た目どおりの人らしい。
ルリ「・・・そう、ですか」
ミナト「それにまだ子供なんだから、困ったら何とかしてくれるって、艦長とかさ」
ルリ「・・・・そう」
ミナト「うん、そうそう♪」
何か見つけたのか、・・・・いや、何か思いついたのかも。
急に立ち上がって、私にこんな提案をしてきた。
ミナト「よ~し、じゃあちょいっと遊びに行かない?」
ルリ「・・・遊び、ですか?」
ミナト「艦内探検~~♪実はさぁ、全部見てなくて~気になってたのよ~」
艦内探検って・・・。
何考えてるんだろ。
ルリ「・・・・・」
ルリ「いえ、結構です」
ミナト「・・・・そう。オッケ判った、寂しく一人で探検してきます~♪」
そう言ったかと思うとクルッと反転して、元の席に戻った
ミナト「なんてね。しょうがないからもう少しここでのんびりする事にするわ」
急に立ち上がって、私にこんな提案をしてきた。
ミナト「よ~し、じゃあちょいっと遊びに行かない?」
ルリ「・・・遊び、ですか?」
ミナト「艦内探検~~♪実はさぁ、全部見てなくて~気になってたのよ~」
艦内探検って・・・。
何考えてるんだろ。
ルリ「・・・・・」
ルリ「いえ、結構です」
ミナト「・・・・そう。オッケ判った、寂しく一人で探検してきます~♪」
そう言ったかと思うとクルッと反転して、元の席に戻った
ミナト「なんてね。しょうがないからもう少しここでのんびりする事にするわ」
ルリ「・・・・・・」
別に、なんでもない出来事。
ただ私は、簡単に人の・・・・・大人に自分の事を任せるような行為はしたくない。
別にそれは普通のこと・・・・あたりまえ。
別に、なんでもない出来事。
ただ私は、簡単に人の・・・・・大人に自分の事を任せるような行為はしたくない。
別にそれは普通のこと・・・・あたりまえ。
ルリ「・・・・大人は、嫌い」
「ええい!口答えをするな!これは命令である」
「只今をもって、この艦を地球連合軍の指揮下に置く」
「只今をもって、この艦を地球連合軍の指揮下に置く」
なんとか回収した救命ポットから出てきて、これが開口一番の言葉。
・・・・・まぁ、怒る理由もわかるけど
なんせ・・・・
ミナト「敵も味方も見境なしに攻撃したんじゃね~、そりゃ怒るよね」
ルリ「・・・・・・」
・・・・・まぁ、怒る理由もわかるけど
なんせ・・・・
ミナト「敵も味方も見境なしに攻撃したんじゃね~、そりゃ怒るよね」
ルリ「・・・・・・」
今は休戦中になってるけど、さっきはもうひどい物だった。
敵も味方もバッタバッタと、落ちるわ落ちる。
オモイカネが『敵』と見なしてしまえばそれまで。地球連合軍相手でもターゲットするもんだから・・・・・戦場は大混乱の大迷惑。
ちなみに今は休憩中。
敵も味方もバッタバッタと、落ちるわ落ちる。
オモイカネが『敵』と見なしてしまえばそれまで。地球連合軍相手でもターゲットするもんだから・・・・・戦場は大混乱の大迷惑。
ちなみに今は休憩中。
プロスペクター「それで、今後どうなさるおつもりでしょうか」
地球連合軍の人は顔をまっかっかにしてる。
「言って置くが、そちらから受けた被害の請求は後でたっぷりしてやるからな」
プロスペクター「いや~、そこをなんとかなりませんか?今うちも経費削減の御触れが出てまして」
「うるさい!こっちは攻撃を受けたんだぞ!しかも味方であるはずの貴様らにな!」
地球連合軍の人は顔をまっかっかにしてる。
「言って置くが、そちらから受けた被害の請求は後でたっぷりしてやるからな」
プロスペクター「いや~、そこをなんとかなりませんか?今うちも経費削減の御触れが出てまして」
「うるさい!こっちは攻撃を受けたんだぞ!しかも味方であるはずの貴様らにな!」
ちなみに艦長は、こういう小難しいことには全然関わらない。
・・・どっかにいっちゃってます。きっと、あの人のところ
・・・どっかにいっちゃってます。きっと、あの人のところ
「・・・・・ふんっ。まずはここのシステムのデータの抹消だな」
ルリ「えっ・・・?」
ミナト「データの抹消って、オモイカネをリセットしちゃうって事?」
「・・・・・なんだそれは」
ミナト「データの抹消って、オモイカネをリセットしちゃうって事?」
「・・・・・なんだそれは」
ミナト「オモイカネはオモイカネよね~」
「だからなんだそれは!」
メグミ「えっとぉ、ナデシコを動かしてるシステムの名前ですよ」
「だからなんだそれは!」
メグミ「えっとぉ、ナデシコを動かしてるシステムの名前ですよ」
「・・・・・・・」
「・・・・システムに名前など付けるな!いいからそのシステムをいったんリセットさせてもらう」
「・・・・システムに名前など付けるな!いいからそのシステムをいったんリセットさせてもらう」
オモイカネのデータを抹消?
それはつまりオモイカネがオモイカネではなくなるということ
ルリ「ちょっと待ってください!」
それはつまりオモイカネがオモイカネではなくなるということ
ルリ「ちょっと待ってください!」
「・・・・・何か不満でもあるのか?」
ルリ「オモイカネを消すということは今までナデシコが経験してきた戦闘データを消すということです」
ルリ「それだと、月まで行ったことがすべてなかった事になってしまいます」
「そんなものは後でまた経験させればいい。今は関係のないことだ」
ルリ「・・・・そんなっ」
ルリ「オモイカネを消すということは今までナデシコが経験してきた戦闘データを消すということです」
ルリ「それだと、月まで行ったことがすべてなかった事になってしまいます」
「そんなものは後でまた経験させればいい。今は関係のないことだ」
ルリ「・・・・そんなっ」
「そんな事よりも、今は我が地球防衛軍の指揮下にあるのだぞ」
「我々を敵と判断しているシステムなど、まったく不必要だ!」
「我々を敵と判断しているシステムなど、まったく不必要だ!」
・・・・・・・・・
・・・何もいえないのはそれが一番合理的だから。
艦のみんなも、それは判っている。
オモイカネを一度消去して新しくオモイカネとして動かせばいいだけの事。
でも、それは違うと思う。
オモイカネはオモイカネであって、それ以外の何者でもないから。
・・・何もいえないのはそれが一番合理的だから。
艦のみんなも、それは判っている。
オモイカネを一度消去して新しくオモイカネとして動かせばいいだけの事。
でも、それは違うと思う。
オモイカネはオモイカネであって、それ以外の何者でもないから。
ルリ「・・・・・地球連合軍が敵ではないという事をもう一度オモイカネに覚えさせます」
・・・オモイカネにアクセスする
ルリ「・・・オモイカネ、よく聞いて。地球連合軍は敵ではないの」
ルリ「昔戦闘しちゃったけど、それは過去の話。今はもう敵ではないの」
オモイカネ「・・・・・・・」
・・・オモイカネにアクセスする
ルリ「・・・オモイカネ、よく聞いて。地球連合軍は敵ではないの」
ルリ「昔戦闘しちゃったけど、それは過去の話。今はもう敵ではないの」
オモイカネ「・・・・・・・」
ルリ「・・・おねがい」
オモイカネ「理解不能。地球連合軍は敵であり、それはこれからも変わらない」
オモイカネ「理解不能。地球連合軍は敵であり、それはこれからも変わらない」
・・・・・・・・・・
ルリ「だめ、言うことを聞いて、あれは味方なの。オモイカネ」
オモイカネ「理解不能。理解不能」
・・・・・・・・オモイカネ。
ルリ「だめ、言うことを聞いて、あれは味方なの。オモイカネ」
オモイカネ「理解不能。理解不能」
・・・・・・・・オモイカネ。
「いい加減にしろ。どのみち一度リセットさせるつもりだ。昔の禍根はきれいさっぱり忘れてもらわねばならん」
「・・・別に忘れるだけだ。不都合な思い出をな」
「・・・別に忘れるだけだ。不都合な思い出をな」
ルリ「っ・・・」
ミナト「・・・・・ルリルリ」
ルリ「ち、違います。それってなんか違うと思います」
都合が悪いから忘れるとか、嫌な思い出だから無くしてもいいとか、そんなの勝手。
「・・・・ほう、では一番有効な解決案でもあるというのかね。君には」
ルリ「・・・・・・・」
「ないのかね!ふんっ・・・だったら、おとなしくしておくことだな」
ミナト「・・・・・ルリルリ」
ルリ「ち、違います。それってなんか違うと思います」
都合が悪いから忘れるとか、嫌な思い出だから無くしてもいいとか、そんなの勝手。
「・・・・ほう、では一番有効な解決案でもあるというのかね。君には」
ルリ「・・・・・・・」
「ないのかね!ふんっ・・・だったら、おとなしくしておくことだな」
っ・・・卑怯だ。
そんなの、卑怯だ。オモイカネには自意識がある。自分で自分だと理解できている
・・・システムだとしても、それは人がやっていることとおんなじじゃないの?
都合が悪いから忘れさせるなんて
ルリ「大人ってずるい」
そんなの、卑怯だ。オモイカネには自意識がある。自分で自分だと理解できている
・・・システムだとしても、それは人がやっていることとおんなじじゃないの?
都合が悪いから忘れさせるなんて
ルリ「大人ってずるい」
ガタッ。
ミナト「ルリルリ・・・・どこに行くの」
ミナトさんが出て行こうとする私の手を掴んでいた。
ルリ「・・・何でもありませんよ」
そう言って、ゆっくりとその手を解いた。
ミナト「ルリルリ・・・・どこに行くの」
ミナトさんが出て行こうとする私の手を掴んでいた。
ルリ「・・・何でもありませんよ」
そう言って、ゆっくりとその手を解いた。
オモイカネ「-------ボソン粒子を検出---------」
いきなりアラーム音が戦艦中で鳴り響いた
メグミ「っえ、っ何?なんですかぁ!?」
ミナト「ちょ、ちょっとぉ何で急に」
オモイカネからの警告は止まらない。
オモイカネ「-------ボソン粒子、増大--------」
いきなりアラーム音が戦艦中で鳴り響いた
メグミ「っえ、っ何?なんですかぁ!?」
ミナト「ちょ、ちょっとぉ何で急に」
オモイカネからの警告は止まらない。
オモイカネ「-------ボソン粒子、増大--------」
ルリ「っ!?」
ルリ「ここは・・・・」
今までいた場所とは違うみたい
ナデシコも見えない・・・・・。一体・・・
でもなんだか、あたたかい。あったかい光が私を包んでる気がする
今までいた場所とは違うみたい
ナデシコも見えない・・・・・。一体・・・
でもなんだか、あたたかい。あったかい光が私を包んでる気がする
レイ「・・・・あなた、誰?」
それは、光をまとってゆっくりと降りてくる。
ルリ「っ・・・!?」
人?何だろう、とてもあったかい感じがする。
・・・お母さん?
それは、光をまとってゆっくりと降りてくる。
ルリ「っ・・・!?」
人?何だろう、とてもあったかい感じがする。
・・・お母さん?
レイ「あなたは、誰なの?」
ルリ「・・・私は、ナデシコのオペレーターです。星野ルリ。あなたの方こそ何者ですか」
水の中にいるかのような波動が流れる。
声がはっきりと見える。ここは海の中?
レイ「・・・・・私は、イレモノ」
ルリ「・・・そうですか」
変わった名前と、受け取っていいのか、それとも彼女なりの冗談かもしれない。
レイ「・・・・・」
イレモノと、名乗った彼女はゆらゆらと私の周りを回る。
レイ「・・・・」
ルリ「・・・・」
レイ「・・・・・」
ルリ「・・・・・なんですか?」
ルリ「・・・私は、ナデシコのオペレーターです。星野ルリ。あなたの方こそ何者ですか」
水の中にいるかのような波動が流れる。
声がはっきりと見える。ここは海の中?
レイ「・・・・・私は、イレモノ」
ルリ「・・・そうですか」
変わった名前と、受け取っていいのか、それとも彼女なりの冗談かもしれない。
レイ「・・・・・」
イレモノと、名乗った彼女はゆらゆらと私の周りを回る。
レイ「・・・・」
ルリ「・・・・」
レイ「・・・・・」
ルリ「・・・・・なんですか?」
別に、無言に堪えられなかったわけじゃないんだけど・・・。
なんとなく、彼女と話したくなった。
レイ「・・・・・・・」
ルリ「・・・・・・」
もう一度問いかけてみる。
ルリ「・・・一つ、いいですか?」
レイ「何?」
ルリ「ここは、どこ?」
レイ「・・・この世界はあなたであり私であり全て」
駄目、よく判らない・・・・。
なんとなく、彼女と話したくなった。
レイ「・・・・・・・」
ルリ「・・・・・・」
もう一度問いかけてみる。
ルリ「・・・一つ、いいですか?」
レイ「何?」
ルリ「ここは、どこ?」
レイ「・・・この世界はあなたであり私であり全て」
駄目、よく判らない・・・・。
ルリ「あなたは何でここにいるんですか?」
もう一度問いかけてみる。
少し、瞳が揺らいだ気がする。
そんな気がした。
レイ「・・・・・・」
答えない・・・・。もしかして私は馬鹿にされてるのかな。
この人のいっている意味も理解できていないし。
もう一度問いかけてみる。
少し、瞳が揺らいだ気がする。
そんな気がした。
レイ「・・・・・・」
答えない・・・・。もしかして私は馬鹿にされてるのかな。
この人のいっている意味も理解できていないし。
放って置こうかな。
・・・・・・・・
レイ「・・・私の、代わりはいくらでもいるから」
レイ「大切なのは、ゼーレ」
唐突にしゃべりだした。
ルリ「ゼーレ?」
レイ「そう、中身」
ルリ「もしかしてイレモノっていったのは」
レイ「私は、ゼーレのイレモノだから。代わりは常に存在している」
なんだか、酷く悲しい声でしゃべる人。
表情は変わらないけど・・・
・・・・・・・・
レイ「・・・私の、代わりはいくらでもいるから」
レイ「大切なのは、ゼーレ」
唐突にしゃべりだした。
ルリ「ゼーレ?」
レイ「そう、中身」
ルリ「もしかしてイレモノっていったのは」
レイ「私は、ゼーレのイレモノだから。代わりは常に存在している」
なんだか、酷く悲しい声でしゃべる人。
表情は変わらないけど・・・
レイ「あなたは、なんとなくだけど、似ている感じがするの」
ルリ「っ・・・・私が、ですか?」
レイ「・・・・・・・・」
ルリ「・・・・・・・・」
レイ「・・・・いや、やっぱり違った。忘れて」
そう言った時の彼女はもっと悲しそうな声だった。
表情は少しだけ、悲しそうな顔をしたのかもしれない。
ルリ「っ・・・・私が、ですか?」
レイ「・・・・・・・・」
ルリ「・・・・・・・・」
レイ「・・・・いや、やっぱり違った。忘れて」
そう言った時の彼女はもっと悲しそうな声だった。
表情は少しだけ、悲しそうな顔をしたのかもしれない。
ルリ「・・・・・・・」
でも、私が彼女と話したくなった理由に似てる。
今ももう少し話していたいと思っている。
私は最近あまり笑ったことはないけど、きっとこの人も笑わないような気がする。
でも、私が彼女と話したくなった理由に似てる。
今ももう少し話していたいと思っている。
私は最近あまり笑ったことはないけど、きっとこの人も笑わないような気がする。
レイ「・・・・・」
ルリ「・・・・・」
それにしても、全然しゃべらない人。
ルリ「・・・・・」
それにしても、全然しゃべらない人。
ルリ「あの、そろそろ元の場所に戻してくれませんか?」
ルリ「私にはやらなくちゃいけないことがあるんです」
そう、オモイカネのデータが抹消されてしまう。
こんなところで留まっている場合じゃない。
ルリ「私にはやらなくちゃいけないことがあるんです」
そう、オモイカネのデータが抹消されてしまう。
こんなところで留まっている場合じゃない。
レイ「・・・・・?」
ルリ「あの・・・聞いてます?」
どうも、うまく伝わっていない。
レイ「あなたの言っている意味がわからない」
相変わらずの無表情だ。
・・・・・きっと、私より表情の種類は少なそうだと勝手に納得する。
ルリ「・・・・あなたは、どうなんですか?ずっとここにいるんですか」
レイ「・・・・・それはどういう意味?」
ルリ「あなたにも、やるべきことはないのですか?あなたが大切にしていることは」
レイ「・・・・・・・意味がわからない」
ルリ「・・・・・・え?」
ルリ「あの・・・聞いてます?」
どうも、うまく伝わっていない。
レイ「あなたの言っている意味がわからない」
相変わらずの無表情だ。
・・・・・きっと、私より表情の種類は少なそうだと勝手に納得する。
ルリ「・・・・あなたは、どうなんですか?ずっとここにいるんですか」
レイ「・・・・・それはどういう意味?」
ルリ「あなたにも、やるべきことはないのですか?あなたが大切にしていることは」
レイ「・・・・・・・意味がわからない」
ルリ「・・・・・・え?」
レイ「私は、イレモノだから」
ルリ「それがどうなんですか?だからどうなんですか?」
レイ「それだけ。私はそれだけの存在」
ルリ「・・・・わからない。全然判りません」
私はこの人と何を話しているんだろう。
さっきからずっと悲しそうな顔をしている。
私には今は時間がない。早く戻りたい
ルリ「それがどうなんですか?だからどうなんですか?」
レイ「それだけ。私はそれだけの存在」
ルリ「・・・・わからない。全然判りません」
私はこの人と何を話しているんだろう。
さっきからずっと悲しそうな顔をしている。
私には今は時間がない。早く戻りたい
レイ「・・・・そう」
レイ「・・・・・」
ルリ「お願い、私を戻してください」
戻って、オモイカネを助けたい。不必要だからといって軽々しく消されていいものじゃないから
レイ「・・・・・・・・」
ルリ「何かしゃべってください!」
レイ「・・・・・」
ルリ「お願い、私を戻してください」
戻って、オモイカネを助けたい。不必要だからといって軽々しく消されていいものじゃないから
レイ「・・・・・・・・」
ルリ「何かしゃべってください!」
なんだか、すこしむかつきます。この人
何を考えてるのか、判らない。
何に迷ってるんですか?
レイ「・・・・あなたがその答えを知ってるの?」
ルリ「・・・・・え?」
レイ「・・・・・私にないものを持ってるの?あなたは」
ルリ「・・・・・」
何を考えてるのか、判らない。
何に迷ってるんですか?
レイ「・・・・あなたがその答えを知ってるの?」
ルリ「・・・・・え?」
レイ「・・・・・私にないものを持ってるの?あなたは」
ルリ「・・・・・」
ああ、もう。ほんとにいらいらする。
何でだろう、この人の顔を見ていると嫌な気持ちになる。
私と似ているから。少し前の私を見ているみたいで、
アキトさんやユリカさんに会う前の私を見てるみたいで。
何でだろう、この人の顔を見ていると嫌な気持ちになる。
私と似ているから。少し前の私を見ているみたいで、
アキトさんやユリカさんに会う前の私を見てるみたいで。
ルリ「・・・・・・私が何か持ってるとしたら。それを私に教えてください」
それに、いっそのこと・・・
ルリ「私と一緒に来ませんか?」
そう、言っていた。
・・・・後でプロスペクターさんに頼んでみよう。
それに、いっそのこと・・・
ルリ「私と一緒に来ませんか?」
そう、言っていた。
・・・・後でプロスペクターさんに頼んでみよう。
レイ「・・・・・・・・」
レイ「・・・・・・・・」
じっと私のほうを見てる。
・・・・・ああ、まどろっこしい。
ルリ「こっちです」
レイ「あっ・・・・・」
迷う彼女の手を引いて、私は走り出した。
出口は知らない。
ルリ「出口とかって、あるんですか?」
レイ「・・・・・・」
うん。きっとあるんだと思う。あると思えばありそうな気がする
ほら、あそこだ、すこし色が違う。
青くて、紫で、赤くて、形のないこの世界に一つだけ白い光がある。
彼女も特に抵抗しないし。このまま・・・
レイ「白・・・・」
それは、少しひんやりして、真っ白な光だった。
突然に光が私たちを取り込む。白い世界へと変貌する。
レイ「・・・雪、みたい」
雪・・・・なのかな。
レイ「・・・・・・・・」
じっと私のほうを見てる。
・・・・・ああ、まどろっこしい。
ルリ「こっちです」
レイ「あっ・・・・・」
迷う彼女の手を引いて、私は走り出した。
出口は知らない。
ルリ「出口とかって、あるんですか?」
レイ「・・・・・・」
うん。きっとあるんだと思う。あると思えばありそうな気がする
ほら、あそこだ、すこし色が違う。
青くて、紫で、赤くて、形のないこの世界に一つだけ白い光がある。
彼女も特に抵抗しないし。このまま・・・
レイ「白・・・・」
それは、少しひんやりして、真っ白な光だった。
突然に光が私たちを取り込む。白い世界へと変貌する。
レイ「・・・雪、みたい」
雪・・・・なのかな。
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
そうして、光が収束して、私たちが目にした場所は。
どこかの家の一室だった。
どこかの家の一室だった。
有希「・・・・・・・・・」
有希「・・・・・・・・」
有希「・・・・・・・・ズズ」
有希「・・・・・・・・」
有希「・・・・・・(むぐむぐ)」
有希「・・・・・・・・(ごっくん)」
有希「っ」
有希「・・・・・・・・」
有希「・・・・・・・・ズズ」
有希「・・・・・・・・」
有希「・・・・・・(むぐむぐ)」
有希「・・・・・・・・(ごっくん)」
有希「っ」
有希「・・・・・・・何?」
レイ「・・・・・・」
ルリ「・・・・・・へ?」
有希「・・・・・・・」
予測不能な事態が起きた。部屋にこの星の有機生命体と思われる存在がふたつ。
情報統合思念体・・・・・応答がない。
何?
情報統合思念体にとっても不測の事態と見られる。
ルリ「・・・もう何があっても、あまり驚かないつもりでしたけど・・・・」
ルリ「・・・これは一体・・・・」
情報統合思念体から応答がないということは、今私でできる範囲でこの有機生命体についての情報を集めることが先決。
・・・・・・・・・・・
レイ「・・・・・・」
ルリ「・・・・・・へ?」
有希「・・・・・・・」
予測不能な事態が起きた。部屋にこの星の有機生命体と思われる存在がふたつ。
情報統合思念体・・・・・応答がない。
何?
情報統合思念体にとっても不測の事態と見られる。
ルリ「・・・もう何があっても、あまり驚かないつもりでしたけど・・・・」
ルリ「・・・これは一体・・・・」
情報統合思念体から応答がないということは、今私でできる範囲でこの有機生命体についての情報を集めることが先決。
・・・・・・・・・・・
有希「じっ・・・・・・」
ルリ「・・・・・・」
有希「じっ・・・・・・」
レイ「・・・・・・」
私の最近の活動領域ではあまり見られない髪の色、目の色、肌の色をしている。
・・・・二人とも少し似ている。
引き続き、観察を続ける。
ルリ「・・・・・・」
有希「じっ・・・・・・」
レイ「・・・・・・」
私の最近の活動領域ではあまり見られない髪の色、目の色、肌の色をしている。
・・・・二人とも少し似ている。
引き続き、観察を続ける。
有希「・・・・・じっ」
ルリ「・・・・・(もしかして)」
ルリ「・・・・・(この人も・・・)」
レイ「・・・・ぽっ」
ルリ「なんでですか」
有希「・・・・・・じぃっ」
レイ「あの、見つめられるとつい」
どうやら、言葉は通じるらしい。
・・・・依然として、情報統合思念体からは応答がない。
ルリ「・・・・・(もしかして)」
ルリ「・・・・・(この人も・・・)」
レイ「・・・・ぽっ」
ルリ「なんでですか」
有希「・・・・・・じぃっ」
レイ「あの、見つめられるとつい」
どうやら、言葉は通じるらしい。
・・・・依然として、情報統合思念体からは応答がない。
ルリ「なんだか・・・・・少し印象が変わりました?」
レイ「・・・・・判らない」
そういって自分の腕や足をさわる
レイ「・・・特別、変化は見られない」
ルリ「・・・・」
有希「・・・・・・じぃっ」
レイ「・・・・・じっ」
有希「じー」
レイ「じー」
レイ「・・・・・判らない」
そういって自分の腕や足をさわる
レイ「・・・特別、変化は見られない」
ルリ「・・・・」
有希「・・・・・・じぃっ」
レイ「・・・・・じっ」
有希「じー」
レイ「じー」
ルリ「・・・・・・あ、あの」
有希「何?」
レイ「何?」
・・・おかしい、何かがおかしい。
ルリ「・・・・・もしかして二人ともお知り合いですか?」
有希「(ふるふる)」
レイ「知らない人」
・・・・あれ、私がおかしいのかな。
二人とも常に無表情だけど、何か楽しそう。
有希「何?」
レイ「何?」
・・・おかしい、何かがおかしい。
ルリ「・・・・・もしかして二人ともお知り合いですか?」
有希「(ふるふる)」
レイ「知らない人」
・・・・あれ、私がおかしいのかな。
二人とも常に無表情だけど、何か楽しそう。
レイ「・・・・ルリ、やるべき事はいいの?」
ふいに、聞いてくる。
ルリ「・・・・・・わけが判らなくて」
レイ「・・・・?」
ルリ「ここは、私の知っている場所じゃありませんから」
有希「・・・・・・あなたが探している場所、テンカワアキトの膝の上」
ルリ「っ!?」
レイ「・・・・」
ルリ「・・・・なんで、あなたがアキトさんの名前を・・・・。いや、ていうか・・・・」
つながっている?ここは、私がいた場所と同じ世界?
でも・・・・この人は何者・・・
ふいに、聞いてくる。
ルリ「・・・・・・わけが判らなくて」
レイ「・・・・?」
ルリ「ここは、私の知っている場所じゃありませんから」
有希「・・・・・・あなたが探している場所、テンカワアキトの膝の上」
ルリ「っ!?」
レイ「・・・・」
ルリ「・・・・なんで、あなたがアキトさんの名前を・・・・。いや、ていうか・・・・」
つながっている?ここは、私がいた場所と同じ世界?
でも・・・・この人は何者・・・
有希「・・・私は対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インタフェース、一般的には宇宙人と呼ばれる存在」
もしかして・・・思ったことを読んでるとか馬鹿な話じゃないですよね。
有希「・・・(こくり)」
・・・・・・・・なるほど
ルリ「だから、あなたがアキトさんの名前を知ってたんですか」
有希「今は情報統合思念体との再同期にも成功している」
ルリ「・・・?」
有希「あなたが別時間軸の世界から、LCLの海を通ってこちらの時間軸に移ってきたことは、非常に興味深い事実」
有希「・・・・・おかげで、情報統合思念体との情報処理に少し齟齬が生じている。情報処理能力が著しく低下中」
もしかして・・・思ったことを読んでるとか馬鹿な話じゃないですよね。
有希「・・・(こくり)」
・・・・・・・・なるほど
ルリ「だから、あなたがアキトさんの名前を知ってたんですか」
有希「今は情報統合思念体との再同期にも成功している」
ルリ「・・・?」
有希「あなたが別時間軸の世界から、LCLの海を通ってこちらの時間軸に移ってきたことは、非常に興味深い事実」
有希「・・・・・おかげで、情報統合思念体との情報処理に少し齟齬が生じている。情報処理能力が著しく低下中」
レイ「・・・・・・」
あの顔はわかっていない顔ですね。
まぁ、ボーっとしてそうな人だし・・・・
ルリ「・・・・なんとなく判りました」
有希「そう」
そう言ったかと思うと、私たちのことなんか関係ないようにまた、お茶を飲み始めた。
有希「どうぞ」
3人分のお茶を用意してくれている。
ルリ「あの、一つ聞いていいですか?」
有希「・・・・・・(じっ)」
あの顔はわかっていない顔ですね。
まぁ、ボーっとしてそうな人だし・・・・
ルリ「・・・・なんとなく判りました」
有希「そう」
そう言ったかと思うと、私たちのことなんか関係ないようにまた、お茶を飲み始めた。
有希「どうぞ」
3人分のお茶を用意してくれている。
ルリ「あの、一つ聞いていいですか?」
有希「・・・・・・(じっ)」
ルリ「ナデシコはどうなりましたか?」
ナデシコのみんな、オモイカネは・・・・?
有希「・・・・・」
ルリ「・・・・わかる範囲でいいのでお願いします」
有希「・・・あなたのいうナデシコも、こちらの世界に入ってきている」
有希「それに、オモイカネというシステムも未だ初期化されていない様子」
ルリ「・・・・えっ」
有希「大丈夫・・・思い出は残ってる」
・・・・・・・・・
この人は・・・・・
初めて会ったのに私を安心させてくれる
有希「ただ、いろんな世界からの情報が混ざりすぎて、こちらの世界で情報改竄が大規模に行われた」
有希「他にも2,3の時間軸から干渉を受けている。あなたが知っている世界ではない」
ルリ「・・・・・・」
・・・・頭が痛くなってきた。
ナデシコのみんな、オモイカネは・・・・?
有希「・・・・・」
ルリ「・・・・わかる範囲でいいのでお願いします」
有希「・・・あなたのいうナデシコも、こちらの世界に入ってきている」
有希「それに、オモイカネというシステムも未だ初期化されていない様子」
ルリ「・・・・えっ」
有希「大丈夫・・・思い出は残ってる」
・・・・・・・・・
この人は・・・・・
初めて会ったのに私を安心させてくれる
有希「ただ、いろんな世界からの情報が混ざりすぎて、こちらの世界で情報改竄が大規模に行われた」
有希「他にも2,3の時間軸から干渉を受けている。あなたが知っている世界ではない」
ルリ「・・・・・・」
・・・・頭が痛くなってきた。
有希「私としては、もう少しあなたにここにいてほしいと願っている」
ルリ「・・・・・・あっ」
有希「・・・・何?」
ルリ「・・・・いえ」
ちょっとうるっときてしまった、とはいえない。
レイ「・・・・これから、どうするの?」
有希「・・・・・」
ルリ「わ、私は・・・・・戻りたいけど、あなたに迷惑をかけてしまったから」
有希「・・・・・」
ルリ「・・・だから、もう少しここにいてもいいですか?お手伝いもしますから」
有希「・・・・・構わない」
コトッ
ルリ「・・・・・・あっ」
有希「・・・・何?」
ルリ「・・・・いえ」
ちょっとうるっときてしまった、とはいえない。
レイ「・・・・これから、どうするの?」
有希「・・・・・」
ルリ「わ、私は・・・・・戻りたいけど、あなたに迷惑をかけてしまったから」
有希「・・・・・」
ルリ「・・・だから、もう少しここにいてもいいですか?お手伝いもしますから」
有希「・・・・・構わない」
コトッ
そう言って、新しくお茶を淹れてくれた。
あったかい・・・。
あったかい・・・。
ルリ「おいしいです、お茶」
有希「・・・・・そう」
レイ「・・・・・・・」
ルリ「・・・・ほんとに、あったかい」
有希「・・・そう」
レイ「・・・・・・」
有希「・・・・・そう」
レイ「・・・・・・・」
ルリ「・・・・ほんとに、あったかい」
有希「・・・そう」
レイ「・・・・・・」
レイ「・・・・私の名前は、綾波レイ。よろしく」
有希「ビクッ」
ルリ「ビクッ」
有希「ビクッ」
ルリ「ビクッ」
レイ「・・・何か?」
有希「・・・別に」
ルリ「(・・・・・・うちの戦艦にも変な人はたくさんいるし・・・)」
・・・・・それにしても、
変わった人達ですね。こんなにすんなりと他人を受け入れるなんて・・・
ほんと、今度アキトさんにも紹介したい。
有希「・・・別に」
ルリ「(・・・・・・うちの戦艦にも変な人はたくさんいるし・・・)」
・・・・・それにしても、
変わった人達ですね。こんなにすんなりと他人を受け入れるなんて・・・
ほんと、今度アキトさんにも紹介したい。
・・・・姉だと言って紹介したら驚きそう。
ふふ・・・・・
レイ「・・・・・ルリ」
有希「・・・・顔が緩んでる」
ルリ「///////」
ふふ・・・・・
レイ「・・・・・ルリ」
有希「・・・・顔が緩んでる」
ルリ「///////」