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メリークリスマス3

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tamaki_king

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殆ど村田引きずられながらつれてこられた久しぶりの血盟城

「いぃーやーだぁー!!」
「うるさいなー。なんだか僕が悪いことしてるみたいじゃないかー」
「実際に俺にしてみたら悪いことだっ!いったい全体、眞王は俺に何をしてくれたんだよー!」
「だから、さっきから行ってるでしょう?それは、サンタさんの服だって」
「だぁーからー!普通のサンタさんの服ならまだしも、なぜ女性もんなんだよ!スカートだし!これ引張っても脱げないし・・・・・」
「まぁ、しょうがないよ。なっちゃったもんはしょうがないじゃんか♪」


やっとのことで有利を血盟城の大広間の前まで引張っていった村田は大きな扉をたたく

「猊下であります?」

扉の向こうで聞こえるのは有利の補佐官のギュンター

「そう、ちょっと今手が離せないから、この扉開けてくれないかな?」
「あ、はい!ちょっとお待ちを」
「あ、でも君じゃちょっと駄目かも・・・・ウェラー卿ぐらいがいいかもね」

その言葉を聞いたフォンクライスト卿ギュンターは、嘆き始める

「なぜですか!?私では役不足だと言うんですかー?」

それを無視してコンラッドが扉を開けてこちらの様子を確認して頷く

「あぁ、確かに。ギュンターが開けたら終わりだな」
「でしょう?」
「コンラッドー!!助けてー!!」
「アハハ、可愛いですよ、陛下」
「陛下ゆーな!名付け親」
「すみません・・・さ、猊下、有利中へどうぞ」
「じゃ失礼するよー」

ずるずると引きずられて腰が痛くなってきた・・・・
しかし、そんなこと気にしていられないほどの羞恥心を今感じている

部屋に入った村田は有利をぽいと地面に捨てると片手に持っていた箱を傍に立っているコンラッドに渡す

「ゆっ、有利?・・・お前・・・その格好はいったい・・・・」
「ヴォルフーこれは、俺の趣味じゃなくて、その・・・・」
「坊ちゃん可愛いですよー。もぉ~グリエ、嫉妬しちゃう☆」
「でしょう?これ、僕の提案なんだよ、可愛いでしょう?今地球じゃクリスマスだからさ、皆にプレゼントを運びに来ました」
「それで、この箱の中身は?」
「ケーキだよ。でもちょっと型崩れしてるかも」

地面で一生懸命スカートの裾を引張る有利の姿は本当に愛らしく誰をも魅了するだろう・・・・
そして、ドアの前でいまだに泣け叫ぶギュンターは目の恥じに有利の姿を捉えだらだらと鼻水と涙と血を流している

「村田ー・・・・俺、もう死にそう・・・」
「今しなれたら困るなー。今から君には皆にプレゼント配りをしてもらわなければならないんだからね」
当然、その格好でね。と最後に付け足される
「そんなぁ-」
「さぁ、皆、各自自分の席についてー。」

村田の一言でここに集まった皆はいつも食事会をする自分の席に付き始める

グウェンダルも当然一緒にその中にいた
なぜ私が・・・・といいながらも村田に我慢すれば可愛いプレゼントをくれると聞いて実は楽しそう・・・

「ほら、渋谷これ持って」
手に持たされたのはサンタさんにはおなじみの白い袋

「これちゃんと分け終わったら開放してあげるから」
「マジで!?」
「うん。」

よっしゃー!俄然やる気が出てきた!!


今年も、眞魔国には平和なクリスマスが訪れようとしている
そんな眞魔国に平和と幸せを運ぶは、第27代魔王 渋谷有利原宿不利

今年も沢山の笑顔が溢れる


「皆、メリークリスマス☆」





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