主スイート

通じた思い2

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tamaki_king

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だれでも歓迎! 編集
次の日
有利はまた寒さのせいで早く目が覚めた
朝早く起きるとすることが無い・・・・
有利ははだしのままでぺたぺたと廊下を歩く
するとひとつのドアから光が漏れていることに気づく
その部屋はグウェンダルの部屋だった
有利はドアの隙間から中をのぞくと書類を書く途中で眠ってしまったのか
書類の山の中で眠るグウェンダルの姿があった
有利はそっと中に入ると
グウェンダルの部屋のソファーにかけてある毛布を手に取る
それをもってグウェンダルのそばによると
肩にかけてやる
グウェンダルの薄く開いた唇からは
規則正しい寝息が聞こえてきていた
目が薄く開いた唇にいった
気がつくと顔が急接近・・・・
そこではっと気がつく
(何やってんだ俺!!!!)
有利は何故かキスをしようとしていた・・・・
顔を後ろに下げようとした
そのとき目の前にある目がぱっちっと開く
間合い・・・・わずか6センチほどの距離で目が合う
「・・・・!!!!!!」
「わぁっ!!ごめん!!」
有利はヒョイト一歩下がる
グウェンダルは珍しく驚いた表情を見せていた
いつもよりもはるかに多い眉間のしわをよせて
「ごめん・・・・風邪引いたらだめだと思って毛布をかけてて・・・・」
「・・・あ・・・・あありが、とう」
グウェンダルの口からかろうじて聞き取れるほどの
小さな声がとびでた
「あ・・・うん、別にいいよ」 
有利はもう部屋に戻ろうと一歩下がろうとしたとき・・・
「だめだ・・・・」
「え?」
バサッ・・・・・ドサッ
中に大量の書類が散らばる
書類は空中をまった後グウェンダルの背中にハラリと舞い落ちる
「いたたた・・・・・」
「大丈夫か?」
「うん・・・何とか・・・・」
有利が一歩下がった後ろには大量に山済みにされていた書類
グウェンダルはとっさに落ちていく有利の頭を守ろうと
頭の後ろに手の平をまわしてそのまま二人とも書類をの中へダイブ!!!
で、今は有利の上にグウェンダルが馬乗り状態・・・
有利が目を開けると結構近いところに顔があってびっくりした
グウェンダルも今自分が何をしているのかに気がついて驚く
「手・・・大丈夫だった??」
「大丈夫だ」
「そうか、よかった」
有利は満面の笑みを浮かべる
その笑みにグウェンダルは心臓が今にも張り裂けそうなほどに
ドキンドキンと高鳴りをする
気がつくと有利の唇に指が触れていた
「・・・・・え?」
「柔らかいな・・・・・」
そのときグウェンダルの中で何かひとつが決心がついたようだった
「!!??」
「有利・・・・・」
「・・・・////な・・・何?」
「その・・・・・一回しかいわんからよく聞けよ」
「うん・・・」
「好きだ・・・・・ずっと好きだった・・・・お前が・・・・///」
「・・・・・・////!?え・・・・もう一回・・・・ゆって」
「////一回しか言わんといった」
「あの、グウェンダル・・・・俺の聞き間違えじゃなきゃ、グウェンダルは、俺・・・・・がすき、なのか?」
「あぁ・・・・」
「俺うぬぼれてない??」
「あぁ・・・」
その言葉を聴いたときぶわっっと自分の心の中で
一気に気持ちがあふれかえる
さっき自分がグウェンダルにキスをしようとしてしまったこととの意味が
今なら分かる・・・好きなのだ・・・・グウェンダルが・・・
それと同時にうれしさからか沢山の涙が出てくる
涙は一瞬にして視界をさえぎってしまう
グウェンダルの顔がぼやけて見える
グウェンダルが有利の顔を両手で挟んで触れるだけどキスをもう一度する
グウェンダルは唇を離すと親指で有利の涙をふき取る


 

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