ロドリゲスwiki

ナノフロンティア

最終更新:

28096@mixi

- view
だれでも歓迎! 編集
ナノフロンティア(ナノの辺境)

 ナノフロンティアはナノクフィクションのための概念の一つである。ナノクとってのフロンティア(辺境)はつねに小さいものである。これはナノテクノロジーというバズワード半分の概念の生みの親である、リチャード・P・ファインマンがアメリカ物理学会のカリフォルニア工科大学での会合で1959年12月29日におこなった講演"There's Plenty of Room at the Bottom"”底にはまだたいへんたくさんの余地がございます”をベースにしている。
 ナノクにとってのフロンティアスピリット(開拓者精神)は今まで目に見えなかったものを見えるようにすることであり。それと同時に、今まで目に見えなかったが、そうだと考えられていた誤った考えが同時に啓蒙される。つぶさに観察し、状況を設定することでそれが可能になる。
 ここでは宮沢賢治、銀河鉄道の夜、角川版から引用しよう。

「ああわたくしもそれをもとめている。おまえはおまえの切符をしっかりもっておいで。そして一しんに勉強しなけりぁいけない。おまえは化学をならったろう、水は酸素と水素からできているということを知っている。いまはたれだってそれを疑いやしない。実験してみるとほんとうにそうなんだから。けれども昔はそれを水銀と塩でできていると言ったり、水銀と硫黄でできていると言ったりいろいろ議論したのだ。みんながめいめいじぶんの神さまがほんとうの神さまだというだろう、けれどもお互いほかの神さまを信ずる人たちのしたことでも涙がこぼれるだろう。それからぼくたちの心がいいとかわるいとか議論するだろう。そして勝負がつかないだろう。けれども、もしおまえがほんとうに勉強して実験でちゃんとほんとうの考えと、うその考えとを分けてしまえば、その実験の方法さえきまれば、もう信仰も化学と同じようになる。」

宮沢賢治 銀河鉄道の夜 角川文庫版
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/gingatetsudo_difference

ナノクが生息できる範囲をナノクネーメと呼ぶ。

※フィクションに登場する概念であり、現実の講演をベースにしてはいるが、ナノクの門戸はフィクションに対してのみ開かれている。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

記事メニュー
目安箱バナー