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ねずみまがい法

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ポンジースキーム(Ponzi scheme) ねずみまがい法


ポンジースキームはナノクフィクションのための連鎖モデルである。一般に無限連鎖講、ピラミッドスキーム、ネズミ講、マルチまがい商法などと呼ばれるしくみをフィクションにとりいれるために局所定義する。フィクションとしてポンジースキームを利用する時の特徴は

  • 一見ボトムアップ式のモデルで、ボトムアップ先には「便宜上の」「親」がいる
  • モデルはトップダウン式に「子」を集めるが、その集め方は自己再起的に「親」となるように持ちかける
  • 一度親、または子になったものは新たに子の対象とできない(ゾンビのゾンビ喰いは禁止状態)
  • なにか天才的で、錬金術のような奇跡が起こってるように見える

自己再起的に子に親としての自覚を持たせて世代を進めて行っても、ねずみと違って世代ごとに有機物を生み出しているわけではないので、このスキームでは地域人口はあっというまに枯渇してしまう。フィクションの味付けとしてはともぐい(カニバリズム)があるだろう。このモデルを使うと後の代に行けばいくほど資源が枯渇してしまっていて、子を見つけるのに苦労する。ナノクはねずみ的に増殖する傾向を持つが、ポンジースキームは有限個のリソースをあたかもねずみであるかのように(或いはボトムアップスタイルであるかのように)見せかけてトップダウン的な組織を作る。ここではねずみに敬意を表してねずみまがい、という名称も使う。(枯渇傾向にある資源については一言も言わず「頑張ったら頑張っただけ成果が」など)。(グレイグーも参考のこと)

ややずれた解釈になるが、有限個のリソースにたいして誤ったアプローチをするという点では、どらえもん4巻のタイムパラドックスの回が例となる。いつものようにのび太の宿題を手伝うようになるドラえもんだが、人手が足りないので何分後かのじぶんをタイムマシンで呼び出して協力して宿題をしようとする。しかし、あとになるほど負担がかかっているので、最後のほうにいるどらえもんは眠ることもできないで同じ事を繰り返して殆ど気が違ってしまっている。
あるいは過去に違法として取り締まられた無限連鎖講その他の商法が良い例となるだろう。制作者はそれをそのまま例としてもよいし、動物世界などに置き換えて利用するのも良いだろう。ありやきりぎりすを例にして、会話の中に登場する、などしてもよい。

※無限連鎖商法は「終局において破綻する性質の商法」として法律で禁止されており、その他多くのまがい商法が存在する。反社会的な行動については市民として毅然とした態度をとるとともに、フィクションとしては実験的にこの手法を活用する。またこれは合法的な商取引や社会活動であるにも無限連鎖講の誤解をうけているもの(なんてあるんだかしらんが)、を直接的に批判する目的で規定するものではない。親はなくとも(いつの頃からかだが)子は育つ。

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