投稿日:2010/01/30(土) 02:18:04
「今日は、澪にプレゼントがあるぞ!」
「変なモノじゃ、ないだろうな」
「少なくとも怖いものじゃないぞ」
「変なモノではあるのか・・」
「変なモノじゃ、ないだろうな」
「少なくとも怖いものじゃないぞ」
「変なモノではあるのか・・」
まぁまぁそれは見てのお楽しみってね!
そう言いながら私の部屋に澪を招く。
そう言いながら私の部屋に澪を招く。
「んじゃ、早速。はいこれ」
「あ、ありがと。・・開けて良い?」
「いいぞ」
「あ、ありがと。・・開けて良い?」
「いいぞ」
私から紙袋を受け取って、開け始める澪。
…そろそろ、頃合だな。
…そろそろ、頃合だな。
「あ、みたら絶対に着けろよ」
「え」
「え」
澪がモノを取り出すその瞬間に、言ってやる。
「なっ・・ちょ・・・律!」
「よし。見たな、着けろよ~?」
「よし。見たな、着けろよ~?」
中身を見た澪は顔を真っ赤にして抗議する。
それもそのはず。
あの紙袋の中には、かーなりキワドイ下着が入っていたから。
それもそのはず。
あの紙袋の中には、かーなりキワドイ下着が入っていたから。
「つ、つけるわけないだろ!」
「見たら着けろっていったじゃーん」
「プレゼント貰って見ないやつがあるかー!」
「見たら着けろっていったじゃーん」
「プレゼント貰って見ないやつがあるかー!」
だいぶご立腹な澪。
まぁ予測はしてたけど。
まぁ予測はしてたけど。
「いーじゃん、着けてよ」
「やーだ」
「だめ?」
「だめ」
「絶対?」
「絶対」
「どーしても?」
「しつこいぞ!」
「やーだ」
「だめ?」
「だめ」
「絶対?」
「絶対」
「どーしても?」
「しつこいぞ!」
言葉じゃ、無理っと。
それじゃあ、行動に移すしかないよな?
それじゃあ、行動に移すしかないよな?
「まぁまぁ、そんなこと言わないで」
「え・・何、こっち・・くるな」
「そんな怖がんなくても~」
「嫌だって言ってるだろ!」
「へーきへーき、恥ずかしいのは最初だけだって」
「え・・何、こっち・・くるな」
「そんな怖がんなくても~」
「嫌だって言ってるだろ!」
「へーきへーき、恥ずかしいのは最初だけだって」
澪を壁際まで追いやる。
ここまでくれば、もう逃げ場はないぞ。
ここまでくれば、もう逃げ場はないぞ。
「さ、観念しろ!」
「・・・」
「・・・」
あれ、急におとなしくなった。
本当に観念したのかな。
それならそれで、都合が良いんだけど。
本当に観念したのかな。
それならそれで、都合が良いんだけど。
「そんなに・・」
「澪?」
「そんなにいうなら・・律が着ければいいんだ!」
「へ?」
「澪?」
「そんなにいうなら・・律が着ければいいんだ!」
「へ?」
澪の叫びとともに、くるりと世界が反転。
まさか澪がそんな風に来るとは思わなかったから、完全に油断してた。
押し倒されて、身動きが取れない。
…これ、やばくないか?
まさか澪がそんな風に来るとは思わなかったから、完全に油断してた。
押し倒されて、身動きが取れない。
…これ、やばくないか?
「ちょ、待て。・・澪、落ち着け、な?」
「嫌だ。・・私にプレゼントならさ、律が着けてくれないと」
「いやいや何言ってるのかな澪しゃん。まずは話しあおうじゃないか」
「ふふふ、恥ずかしいのは最初だけだから・・」
「や、やめろー!」
「嫌だ。・・私にプレゼントならさ、律が着けてくれないと」
「いやいや何言ってるのかな澪しゃん。まずは話しあおうじゃないか」
「ふふふ、恥ずかしいのは最初だけだから・・」
「や、やめろー!」
「あの、その・・なんだ」
「なんだよ、言いたいことがあんならはっきり言え!」
「なんだよ、言いたいことがあんならはっきり言え!」
結局、あのまま私の方が着けさせられた。
すっげー恥ずかしい、もう死にそう。
やばいってこれ、選んだやつを殴ってやりたいね。・・私だけど。
すっげー恥ずかしい、もう死にそう。
やばいってこれ、選んだやつを殴ってやりたいね。・・私だけど。
「・・・服、着な?」
「おまっ・・脱がせて置いて・・」
「いや、えっと・・その・・」
「おまっ・・脱がせて置いて・・」
「いや、えっと・・その・・」
さっきまでの勢いが消えて、顔を真っ赤にして俯く澪。
恥ずかしいのはこっちだっつーの。
…やばいなんか、恥ずかしすぎて泣きそう。
恥ずかしいのはこっちだっつーの。
…やばいなんか、恥ずかしすぎて泣きそう。
「り、律?」
「なんだよ」
「えーっと、あの・・さ、寒くないか?!」
「寒いよ。誰かさんが服を脱がしてくれちゃったからな」
「うっ・・わ、悪かったよ、でも元はと言えば律が」
「なんだよ」
「えーっと、あの・・さ、寒くないか?!」
「寒いよ。誰かさんが服を脱がしてくれちゃったからな」
「うっ・・わ、悪かったよ、でも元はと言えば律が」
あーあー、そうだよ。
全部私がわるぅござんしたっ。
でも、それで納得いくわけがない。
だから、拗ねてやるっ。
全部私がわるぅござんしたっ。
でも、それで納得いくわけがない。
だから、拗ねてやるっ。
「ね、ごめんって」
「・・・」
「律っ」
「・・・」
「・・えっと、あのさ」
「何」
「そろそろ、服着てくんないと、我慢出来ないんだけど」
「なっ!」
「・・・」
「律っ」
「・・・」
「・・えっと、あのさ」
「何」
「そろそろ、服着てくんないと、我慢出来ないんだけど」
「なっ!」
謝ってたんじゃないのか、こいつは。
まったく、なんてやつだ。
…でも。
まったく、なんてやつだ。
…でも。
「別に、我慢しなくて、いいし」
「え」
「な、なんでもない!」
「え」
「な、なんでもない!」
何言ってんだ、私。
あー恥ずかし・・ほんと、今日はもう、なんなんだ。
なんて思ってたら、いつの間にか澪が目の前まで来ていた。
あー恥ずかし・・ほんと、今日はもう、なんなんだ。
なんて思ってたら、いつの間にか澪が目の前まで来ていた。
「ね、律。今の、ほんと?」
「さ、さあな・・聞くなよ!」
「そっか、ごめん。それじゃ、遠慮なく」
「さ、さあな・・聞くなよ!」
「そっか、ごめん。それじゃ、遠慮なく」
当初の目論見とはだいぶ変わっちゃったけど。
これはこれで、ありかも。
なんて思う私は、末期なのかもしれない。
これはこれで、ありかも。
なんて思う私は、末期なのかもしれない。
おわる。
- 末期で結構。 -- 名無しさん (2012-02-12 03:03:40)
- 朝(午前4時43分)から読むべきではないな -- アクティブ (2012-03-10 04:44:39)
- 末期最高〜!! -- 名無しさん (2012-08-21 05:09:17)