けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

洗濯日和

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mioritsu

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雨音が鳴り止まない。

~♪

律の携帯が鳴った。
「あ、唯からメールだ」
律は携帯を開いた。
「…『セット失敗』だって。画像添付してる」
「なになに?」
添付された画像を開くと
『……ぷっ』
私と律は同時に吹き出した。
「‥どう、返信すればいいかな」
律は癖っ毛全開の唯の画像に笑いを堪らえつつ、聞いてきた。
「‥ゆるふわっぽく、工夫してみたら、とか?」
「‥唯がソコまで出来ると思うか?」
「‥」
私は返す言葉が無かった。
「‥まぁ、ソレくらいしか言えないのは確かだな‥」
律はポチポチとメールを打った。
「癖毛は大変だよねー」
「ムギとか純ちゃんも苦労してるーとか、よく聞くもんなー」
律はパタン、と携帯を閉じると
「…洗濯物、乾かないな‥」
窓際に干した洗濯物を眺めた。
「シーツも洗ったのに、ね」
「汚しちゃったからなぁ」
「誰かさんが、ね」
「…」
律は黙り込んだ。
「誰かさんが、汚しちゃったからなぁ」
私が意地悪に言うと
「‥人がぐっっっすり寝てる所を襲ってきたのは誰だ!?」
律は反論した。
「つーん」
私はそっぽを向いた。
「‥」
律はフン、と息をつき、ソファに座った。
「‥」
私は律の背後に回り込み

ぎゅうっ

「わっ!」
ソファ越しの律に抱き着いた。
「なんだ!?」
「いたずら」
私は律の頭に頬擦りした。
「‥小学生か」
律は、呆れた。
「昨夜の律の寝顔、可愛かったからなー」
「なんだよ‥」
「まあ」

ぎゅっ

「いつも、可愛いんだけどなっ!」
私は更に律を抱き締めた。


「‥」
律は、少し黙り込んだ。
「りつー?」
私が声を掛けると

くるっ

素早く振り返り

ちゅっ

キスしてきた。
「……」
「……」
ムキになってる、律の顔。
私達は、キスしながら、睨み合った。
唇重ねて、目尻釣り上げて。
とても滑稽な光景、である。

私は、堪え切れなくなった。

がばっ

どさっ

ソファの背もたれを乗り越え、律を押し倒した。


……………。


律は、私の顔を見上げて、ニヤッと笑って。言った。

「…私の、勝ち」
私は、律の顔を見下ろし、ムキになり

「…ソファのカバーも、汚しちゃうよ?」
律のカチューシャを外した。

「‥後でコインランドリー、行こうな」
律は、私の背中に腕を回した。

「‥もうっ」
私は、律の前髮を払い唇を奪った。



雨音は鳴り止まない。


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