もうだいぶ寒くなってきた、11月、22日。
世間では「良い夫婦の日」なんて、言われてる。
ウチの両親なんかも、仲良いなーなんて、部室で思っていると
「あーずーにゃんっ♪」
いつもの調子で、唯が梓に抱き着いた。
「‥はいはい」
梓は、慣れた様子であしらった。
「‥ふふっ」
微笑ましい光景に、澪が思わず声を漏らした。
「今日は、いい夫婦の日、だものね♪」
ムギが、ニコニコ顔でいつものようにお茶とお菓子を用意した。
「ふうふー?」
唯が不思議そうに目を丸くした。
「…仲が良いってコト、だよ」
珍しく、この手の話で澪が微笑んだ。
「ぉう…」
唯が、うろたえた。
「いや、仲良いって言うか‥」
梓も、うろたえた。
「うふふ♪」
ムギは、いつものように笑顔を振りまいた。
「……」
私は肘を突きつつ、皆を眺め。やれやれ、と息をついた。
世間では「良い夫婦の日」なんて、言われてる。
ウチの両親なんかも、仲良いなーなんて、部室で思っていると
「あーずーにゃんっ♪」
いつもの調子で、唯が梓に抱き着いた。
「‥はいはい」
梓は、慣れた様子であしらった。
「‥ふふっ」
微笑ましい光景に、澪が思わず声を漏らした。
「今日は、いい夫婦の日、だものね♪」
ムギが、ニコニコ顔でいつものようにお茶とお菓子を用意した。
「ふうふー?」
唯が不思議そうに目を丸くした。
「…仲が良いってコト、だよ」
珍しく、この手の話で澪が微笑んだ。
「ぉう…」
唯が、うろたえた。
「いや、仲良いって言うか‥」
梓も、うろたえた。
「うふふ♪」
ムギは、いつものように笑顔を振りまいた。
「……」
私は肘を突きつつ、皆を眺め。やれやれ、と息をついた。
その日の、帰り道。
‥ぎゅ
私は、澪の右手を握った。
「っ‥‥り、りつ?」
澪は赤面して、拳骨を飛ばす余裕も無く。うろたえた。
「っ‥‥り、りつ?」
澪は赤面して、拳骨を飛ばす余裕も無く。うろたえた。
まぁ、今んトコ、付き合おうとか、言ってないし
今んトコ、仲の良い間柄ってだけなんだけしな。
今んトコ、仲の良い間柄ってだけなんだけしな。
‥‥好きっちゃ、好きだけど
‥澪も、私とおんなじ気持ちだって、勘付いてはいる。
「んー?」
私は、繋いだ手を見せつつ応えた。
「………」
澪は、無言で赤面して。下を向いた。
「………」
私は
私は、繋いだ手を見せつつ応えた。
「………」
澪は、無言で赤面して。下を向いた。
「………」
私は
‥‥‥ぎゅ
つないだ澪の手を、握った。
「‥‥」
赤面した澪に
「…仲が良いってコト、だよ」
やさしく微笑んで
‥‥ぎゅっ
手を、握った。
‥‥温かかった。
息も白くなってきたし、もう‥‥冬かな。
そんなコトを考えつつ、澪と手をつないで歩いた。
- 甘ああああい!! -- 名無しさん (2011-12-12 10:18:46)