「プレゼント代かさむなぁ…」
思わず溜め息
「クリスマス…」
そう、来週にはもうクリスマスなのだ
どこもかしこもすっかりクリスマス気分
そして年が明ければ大好きな人の誕生日
楽しいイベントが重なって心は暖かい
どこもかしこもすっかりクリスマス気分
そして年が明ければ大好きな人の誕生日
楽しいイベントが重なって心は暖かい
なのに財布の中身は…
「1000円札1枚に5円玉3枚って…」
お年玉前借りしたって大した金額にはならないな…
また溜め息
また溜め息
「どうしたんだよ、そんなに溜め息ついて」
「っ!み、みお!」
「幸せが逃げちゃうぞ?」
その前にあなたのために買うプレゼントでお金が逃げていくのですが
「ん?財布なんか広げてどうした?」
「あ…アハハ、今日も寒ぃなぁ澪~!」
「んー」
気のない返事をして歩き始める澪
よかった…悟られてないみたいだ
よかった…悟られてないみたいだ
「あ、そういえば律」
「え?」
澪がいきなり振り返る
ボケッとしてると澪の顔が急接近してきた
ボケッとしてると澪の顔が急接近してきた
「うわっ、な、なんだよ?!」
ふっ、と小さく笑うのが聞こえたかと思うと
澪が耳元で囁いた
澪が耳元で囁いた
「…サンタさんに今年は大好きな人以外いりませんって言っといたから」
うわ、うわわわ
「あれ?律、顔が真っ赤っかだぞ?ルドルフのマネか?」
「う、うっせー!!誰が赤鼻のトナカイだっ!!バカっ!!///」
「あはは!あ~サンタさん来てくれるといいな~」
「来んなー!来んじゃねー!///」
当分の間溜め息をつくはめになりそうだ…