けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編93

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匿名ユーザー

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投稿日:2010/05/07(金) 08:23:07

暑い!四月前半までは「まだ冬服が手放せません」などとお天気キャスターが言ってはいたが、とんでもないっ!
5月を回り気温は急上昇……もう夏服でいいんじゃないか。なんて思えるほど
なのに……こいつは……
「みーおーっ」
この暑いのにわざわざくっついてくるんだから困る。しかもここは教室だ
「あっついよなー」
「知ってるよ!いいから離れろ」
なんて。冬なら実際はまんざらでもない……ということもあるだろうが、季節は五月。
「あついからー、ひんやり澪が愛しいのー」
「五七五にするな!」
この馬鹿を突き放そうとしながらもしっかりツッコミは入れる。私も付き合い良いよなあ……なんて自分で思ってみたり
「あっー、みお!」
「なんだよ」
律が鞄を探り何かを取り出した
「お茶。飲む?」
水滴を身にまとったペットボトルのお茶を手に持ちながら
「なんだ……気が利くな」
「へへー、部長をなめないでいただきたいねー!……ただ」
ただ?
「私が一口飲んだ後ー!」
まるで残念でした!とでも言いたげに。
「なんだ、それがどうかしたか」
そういって律が取り出したペットボトルを奪い、蓋をはずすと飲み口を軽くくわえ、少しお茶をいただいた。
冷たいお茶が喉を通る感覚が非常に心地よい
「ふー。ごちそうさま」
手の甲で軽く口を拭いながらお茶を返すと、先ほどの律はそこにはいなかった
「……」
黙りこくったまま顔を赤くし、こちらを凝視している。えーと……な、なんだ
「どうかしたか……」
「へっ、いやっ……うん」
この態度の変化は何だ……ちらっと周りを見ると、他の女子たちもまるで観察でもするかのようにこちらに釘付けになっていた
「り、律……私なんかしたか」
「んーっいや、べべべつに!なあみんなー!!」
そういいながら律は急に姿勢を正し、教室を出てどこかに走り去ってしまった
「おいっ、りっ……なんだあいつ……」
少しばつが悪いような気持ちで椅子に座ると、一人の女子が私の肩に手を置き
「田井中はね、ほんとーはとってもピュアなんだよ……秋山……」
と意味深な発言を残し、席に戻っていった。少し呆れのようなものも含んでいたようだったけど……
ホントになんなんだ……みんな今日は変だぞ?
いや、流れからすると変なのは私なのか
あー!わからんっ!後で律に問い詰めるか。この全体的な流れの中に、何か変な出来事があったのか……と。

しかし……暑いっ!!



  • うわぁ....鈍感澪ちゃんは実にいい!! -- 名無しさん (2011-12-06 20:10:27)
  • なんだこのりっちゃん乙女すぎて可愛い -- 名無しさん (2012-05-15 15:49:03)
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