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llParcelMediaCommandList

最終更新:

mizcremorne

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llParcelMediaCommandList

llParcelMediaCommandList(list command_list)

土地に設定可能なムービーメディアのコントロールを行う。
要するにQuickTime制御用の関数である。
この関数の実行には2秒かかる。

lslWikiに従い、土地にムービーを設置する手順から説明する。

1.土地を所有すること。自分に権限のある土地でなければムービーの設置はできない。
2.ムービー用テクスチャ(メディアテクスチャ)の設定。何でもいいが、ムービー再生画面となるテクスチャを用意する。このテクスチャを貼ったオブジェクト(の面)は全てムービー再生用画面になる。
3.再生するムービーのURLを設定。ムービーはインターネット上で閲覧可能な状態でなければSL内で再生できない。自分で作ったムービーであればレンタルHPスペース等にアップする必要がある。
4.メディアテクスチャ及びメディアURLが設定されていれば、土地を訪れた人がSLクライアントのムービー再生ボタンを押すことでムービーを見ることができる(要QuickTime)。

llParcelMediaCommandList関数は、上記手順のうち、2のメディアテクスチャの設定及び3のメディアURLの設定を可能にする他、ムービーメディアの停止、一時停止、開始位置(途中からの再生とか)等のコントロールができる。

引数command_listには以下のようなコマンドを羅列して指定する。
コマンド定数 パラメータ 説明
PARCEL_MEDIA_COMMAND_STOP 0 - ムービーメディアを停止し先頭に戻る
PARCEL_MEDIA_COMMAND_PAUSE 1 - ムービーメディアを一時停止する
PARCEL_MEDIA_COMMAND_PLAY 2 - ムービーメディアを再生する
PARCEL_MEDIA_COMMAND_LOOP 3 - ムービーメディアをループ再生する
PARCEL_MEDIA_COMMAND_TEXTURE 4 key texture メディアテクスチャをUUIDで指定する
PARCEL_MEDIA_COMMAND_URL 5 string url メディアURLを指定する
PARCEL_MEDIA_COMMAND_TIME 6 float time メディアの再生位置を指定する
PARCEL_MEDIA_COMMAND_AGENT 7 key agent メディアコマンドを実行する対象アバターのUUIDを指定する
PARCEL_MEDIA_COMMAND_UNLOAD 8 - ムービーを停止しメディアテクスチャを表示する
PARCEL_MEDIA_COMMAND_AUTO_ALIGN 9 integer enable オートアライン機能のON/OFF

例えばムービーメディアの設定を行うには以下のようにする。

default {
  state_entry(){
    llParcelMediaCommandList([
      PARCEL_MEDIA_COMMAND_URL, "http://enter_your.url/here",
      PARCEL_MEDIA_COMMAND_TEXTURE, (key)llGetTexture(0)
    ]);
  }
}

タッチした人にムービーメディアを再生して見せる場合は以下のようになる。

default {
  touch_start(integer d){
    llParcelMediaCommandList([
      PARCEL_MEDIA_COMMAND_AGENT, llDetectedKey(0),
      PARCEL_MEDIA_COMMAND_PLAY 
    ]);
  }
}

なお、土地がグループ所有の場合、スクリプトもグループ所有・グループ共有になっている必要がある。

現在設定されているメディアテクスチャ及びメディアURLを調べるにはllParcelMediaQuery関数を使用する。


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