とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

白井黒子

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だれでも歓迎! 編集
日本の首都、東京。
その西側にある『学園都市』は独自の規則に従って動いている。
例えば、そこで事件が起きた時動くのは警察ではなく
『アンチスキル』や『ジャッジメント』。

ある日。空間移動能力者のジャッジメントの少女は
大好きな『お姉様』のもとへ行こうとして、一人の少年に会う。

彼の名は上条当麻。お姉様に近づく不埒な類人猿である。


その少年がいたのは第七学区の端の路地裏。
「なーんで、殿方がここにいますの?」
「え、いや何でって……どうしてここにいちゃいけないんだよ!?」
少女――白井黒子は深々と溜息をつく。
それを見て、当麻は呆れたような顔をした。

「というか、御坂ならあっちだぞ……いや、よるところがあるって言ってたから……」
つい先ほど、御坂美琴にあったのだがちょっと話していると、
急ぎの用事があるとか何とか言って走って行ってしまったのだ。

「つまり、お姉様はちょっと前にここへきて、いなくなってしまわれたんですわね?」
「いやここって言うより……」
この道を右に曲がって、その後信号を左折、えっとそれから――とぶつぶつ呟いていると。
「複雑すぎますの……。それではわかりませんわよ……」

困りました、お姉様に渡すものがございましたのに……と続ける白井を見て、当麻は。

「ならそこまで案内するか?今は暇だし、お前のテレポートなら探せるだろ」
「はあ……それしかなさそうですわね、お願いしますわ」

さてそんなこんなで歩きだした二人。テレポートは使えないから歩くしかないのである。
「さて、何故殿方はこんなところへ?」
「ん、いや、ここらへんで特売やってるスーパーがあってさ」
「最近よくあなたに会う気がしますわ……雑草のようにどこへでもでてくるんですのね」
「ちょっとまて、それって酷くないか!?」


ちょっと年上の、お姉様に好かれている少年。
それが黒子にとっては苛々するのだが。
(きっと誰かが助けてといえば殿方はどこへでも行くのですわね)
そう、それはどこにでも生える雑草のように、どこへでも。

今日は、平和な一日だった。
明日も平和であればいい。



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