「………落ち着いた?」
「………あ、ああ………」

何時もの調子に戻った紺田さんに問い掛けられ、俺は双丘の間に顔を埋めた状態のまま応える。
頬の両側に触れる、彼女の柔らかく温かい乳房の感触は何処までも気持ちが良い。
――のだが、いい加減そろそろ離れないと息苦しい上に何だか恥ずかしくなってくる。

「あの、紺田さん………そろそろ、手を離してくれません?」
「……………………」
「あの?……聞いてますか?」

幾ら言っても、一向に俺の頭を離す動きが無い紺田さんの様子に、
何処か妙な物を感じた俺は、頭を何とか動かして彼女の顔を見る。

――そして、俺は気が付いた。彼女の頬がほんのりと赤くなっていると言う事に。
その原因を、俺が探る間も無く――

「秀樹さん………固くなってる」

頬を赤らめた彼女が一言。

………あろう事か、そう、本当にあろう事か、
頬に触れる柔らかな乳房の感触によるものか、それとも女性に抱かれている事によるものか、
俺の一物が反応し、その本性を顕にしてぐいぐいと彼女のお腹を押していたのだ。

心の内に怒涛の如くわきあがった羞恥心が
天元突破とばかりに恐怖心を完全無欠に吹き飛ばし一瞬の内に頂点に昇り詰め。
俺の頬が、熟れてぐずぐずに崩れる直前の苺よりも紅く染まり、
おまけに頭から蒸気機関車の如く湯気が立ち上る。

「ちょwww、ゴッ、ゴメンッ、俺、変なもんを押しつけてしまって!
でもこれは男の性(サガ)で、如何しても抑えられない物でっ!紺田さん、本当にごめ――」
「嬉しい」
「………へ?」

俺が慌てて彼女から離れようと、身体をばたつかせて言い訳を始めた矢先。
彼女からの思いがけぬ言葉を聞いて、俺は目を点にして間の抜けた声を漏らす。

「私に発情してくれた。つがいになる人が発情してくれた」
「え?あ? あ、あの?……つがい? 発情? えっと、一体如何いう事か意味不なんですけど!?」

訳の分からないまま問いかける俺の顔を、
彼女はちろちろとしきりに舌を出し入れしつつじっと見据え、

「秀樹さんと初めて会った時、私は気付いた。秀樹さんは私のつがいになる人だと。
でも、最初、嫌われた時、私、どうしようと思った。
けど、今、秀樹さんが私に発情してくれてる。これほど嬉しい事は無い
だから、今直ぐ私と交尾しよう、それが良い」

……………………………………。

え―っと、これって別の意味でヤバくない?
何だか紺田さん、興奮して何時に無いくらいに頬を真っ赤に染めて、目を潤ませてるし。
しかも何だか直球ストレートど真ん中過ぎる発言まで飛び出してきましたよ!?

うん、逃げよう。ここは逃げの一手だ。それが良い。
―――って、この状況でどうやって逃げれば良いんディスか?

今や、俺の身体は彼女の蛇体によってしっかりと拘束されている訳だし。
幾ら暴れた所で、このド太い蛇体を俺のなまっちょろい力で何とかできる筈も無い。
つーか、マジシャンでもこの蛇体から抜け出すのは不可能だろう。

良し、ならば俺の得意とする舌先三寸で彼女を説得して………
って、ずぇーったい無理だ、発情した獣人が人間の言葉を素直に聞くかどうかの問題だ。
多分、今更俺が何を言った所で、そのまま押し切られてアッー、な事になるのは間違い無いしだ。

…………じゃあ、どうしろと?
うーむ、何だか考えれば考えるほど、どつぼに嵌っていく様な気がするぞ?

「善は急げ、思い立ったが吉日」

―――とか何とか考えている内に彼女、妙に嬉しそうにいそいそと服脱ぎ始めてるんですけど?
ええ、もうためらいなく上着のセーターを脱いじゃいましたよ。
ああ………彼女ノーブラだ。道理で抱かれた時、柔らかくて気持ち良いなぁと思ったら………
―――ってノーブラっ!?

「――ってぬぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「……………?」

色々な意味を含めた叫び声を上げる俺の様子を不思議そうな目で見つつ、
彼女はスカートに手を掛けて、これもあっさりと脱ぎ捨てる。
ああ、彼女ってノーブラだけに飽き足らず、ノーパンでもありましたか………

って、何を変な事で納得しているんだよ俺!
もうこうやっている間に紺田さんが生まれたままの姿になっちゃったんですけど!?


「秀樹さんも脱ぐ」
「あっ、ちょwwwやめっ、服脱がさないでっ!?」

脱ぎ終わった紺田さんに無理やり服を脱がされそうになった俺は手をばたつかせて必死に抵抗する。
暫しの間、脱がそうとする紺田さんと、脱がされまいとする俺との攻防が繰り広げられた後。

「……………」

唐突に彼女が脱がそうとするのを止め、黙って俺を見つめる。
諦めてくれた、のかな?………と、一瞬、彼女の沈黙を楽観的に捉えた矢先。

むちゅ

「――――っ!?」

いきなりキスをされた、それもかなりディープな奴。
とっさに抜け出そうとするも、俺の後ろ首に回された彼女の両腕がそれを許してくれず。
そのまま俺の口内へ、彼女の長く二股に分かれた舌がにゅるりと侵入してくる。

「んぅ―――っ!んんんんぅ―――!」

そのまま舌は二股の先でぬりゅぬりゅと歯の付け根や、頬の内側、上顎の粘膜を舐り回し。
普通の人間では為し得ぬ感触を脳髄へ叩き込まれ、俺はくぐもった声で呻きを上げる。

「………ん………ん」
「んんんぅっ!?ううんむ―――――!!」

それだけでは飽き足らず、彼女の舌はグネグネと蠢くと、俺の舌へと螺旋状に巻き付いてぎゅうっと締め付ける。
彼女の舌のざらざらとしていながらぬめった感触を舌全体で味あわされ、俺の呻き声の大きさが高まって行く。

「………ん………ふぅ………ん………」
「んぐぅっ……んんっ………んんん………んぐぅ」

そして更に、俺の身体に巻き付いている彼女の蛇体がやわやわと蠕動し、身体全体へ愛撫を加えてくる。
口内と身体全体へのこうかばつぐんな2重攻撃によって、次第に、俺の頭から抵抗の意思が消えて行く。

「…………ぁ…………」
「大人しくなった」

そして、ようやく俺の唇から唾液の糸を引いて彼女の唇が離れた時。
俺は快感と酸欠によってぐったりと、すっかり大人しくなってしまっていた。
というか………なんか………もう駄目かな?

「脱ぎ脱ぎ、脱ぎ脱ぎ」

彼女は俺が大人しくなった事を良い事に、
巻き付かせていた蛇体の拘束を僅かに緩めると、言葉に合わせて手際よく俺の着ている上着を脱がして行く。
トレーナーも、シャツも、ポイポイと脱がされ、あれよあれよと言う間に俺は上半身裸となった。

「今度は下」

上半分を脱がし終わった後、彼女は俺の足を拘束した部分を除いて蛇体を解き、
俺の下半身の前まで上半身をずり下がると、俺のズボンへ手を掛ける。

やばい………このまま下の方も脱がされる訳には行かない。
俺は快感で陶然となった脳に渇を入れて、もう1度抵抗を試みようとした………が。

「………嫌、なの?」

僅かに身動ぎした所で、じっと上目遣いで俺の目を見る彼女に、何処か悲しそうな声で問い掛けられ、
俺の最後の抵抗の意思は、突風に吹き散らされる蝋燭の火の如く、フッと消え去った。
何と言う情けない俺/(^o^)\フッジサーン

「ズボンも脱ぎ脱ぎ、パンツも脱ぎ脱ぎ」

……あー、もう好きにしてください。こーなりゃなるよーになれっ!
なんて思いつつ、俺はズボンと下着と言う名の最後の牙城を切り崩して行く彼女の様子を眺めていた。

「…………ピンクスネーク、カモン」

をい、露出した俺の一物を見ての感想がそれかい!
―――とツッコミを入れたかったのだが、こんな状況でやった所で、
無意味なのは分かっているので言わないで置いておこう。
………と言うか、紺田さんって………意外にお茶目?

「いただきます」
「………ひぅっ!?」

と、ぼんやりとしている間に彼女に一物を咥えられ、その熱くぬめった感触で思わず変な声を上げる俺。

「ちょ……やめっ!ひぃっ!!」

そして、彼女の長い舌がしゅるしゅると一物へと巻き付き、にゅるにゅると唾液を塗り付けて行く。
その未知の感触に俺は悲鳴を上げ、一物はより堅さを増して行く。

「………ん………ん」
「うひぅっっ!! あひゃひぃぃ!?」

笑わないで欲しい、俺は決して冗談のつもりでこんな叫びを上げようとは思っていない。
とにかく、気持ち良過ぎるのだ、一物に巻き付いた舌がグネグネと蠢き、締め上げて、そしてやわやわと揉み上げ。
そして舌先が裏筋を這い回り、にゅるにゅると唾液を塗り付けて舐めまわす。
その凄まじい感触で、俺は思わず変な悲鳴を上げてしまうのだ!

「………んん…………んむ」
「あふっぁぁぁぁ!!」

その普通の人間では不可能な責めに、俺は徐々に悲鳴から嬌声に変えて、先走りの液を漏らす。
それに気付いた彼女は、舌先をちろちろと這わせて尿道から溢れ出た先走りを舐め取り、
更に尿道へ、舌先を突っ込んでくりくりと舐りまわす。
同時に、俺に巻き付いている彼女の蛇体がグニグニと蠢き、俺の身体を揉み解し始める。
俺の肌に直に触れる彼女の蛇体の表面はとても滑らかで、動く度にその滑らかな感触を全体で味あわされ、
感じる快感の度合いを増させて行く。

「ぐぐぅっあぁっ!………くぁっ!!」

俺は思わず、その執拗な責めから逃れようと身をよじらせるが、
両足と胸の辺りにしっかりと巻き付いた蛇体の所為で抜け出す事も出来ず、嬌声を上げる事しか出来ない。

「んっ………んっ………」

そして、ラストスパートと言わんばかりに彼女が舌の動きを早め、与える快感の度合いを増させて行く。
根元も、竿も、雁首も、亀頭も、尿道も、それら全てが彼女の舌によって責め嬲られて行く。

「ああっ……ああがぁっ!」

その責めによって、たちまちの内に俺は絶頂に押し上げられ。
腰がガクガクと震え、視界にちかちかと星が明滅し――――

「うっ………ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

遂に我慢の限界に達し、どくり、という脈動と共に、彼女の口内へ精を解き放ってしまう。
何時ものオナニーとは全くダンチな射精の快感に、俺は思わず叫びを上げていた。

だが、精がドクドクと吐き出されている最中でも尚、責めは止む事はなく
逆に精を吐き出すのを促すかのように竿に巻き付いた舌がうねうねと蠢き
舌先が尿道をチロチロと刺激して吐き出される精を舐め取って行く。

そう、それはつがいとなる者の精を一滴も逃さぬ様に、情をたっぷりと込めての責め。
俺はなんとなく、そう思ってしまっていた。

そして、長い射精が終わり、最後の一滴すらも舐め尽くした彼女がようやく股間から顔を離す。

「………とても濃厚………美味」

顔を上げた彼女が、疲労困憊の俺に向けて感想を述べる。

「こ、紺田さん………」
「………下の名で呼んでください」

思わず漏らした言葉に、彼女は一言だけ言うと俺にそっと抱きつく。
ここで改めて全裸となった彼女の身体を見るが、紺田さん、いや、アナさんって、案外着やせする方なんだなぁ………

「秀樹さん………」
「は、はいっ!!」

彼女の身体に見蕩れていた所で声を掛けられ、思わず上擦った声を上げてしまった。
だが、そんな俺の様子を気に掛ける事無く、彼女はゆっくりと身体をずり上げて行き
彼女の下腹部が俺の頭と同じ高さまであがった所で、

「ここを刺激してください」

腰の少し下、人間の腹部と蛇体との境界線より少し下辺りを指差して彼女が言う。
指差されたその部分は、少し盛り上がった部分の真中に、亀裂のような線が縦に一本通っており。
彼女の呼吸に合わせて、盛り上がった部分と共に僅かに上下していた。

―――恐らく、ここが彼女の…………
そう思いつつ、彼女のそこをガン見してしまうのは童貞の悲しいサガである。

「じゃ、じゃあ、アナさん、行きます」

無意識の内にごくりと唾を飲んだ後、俺は意を決して彼女の性器と思しき部分に顔を近づけ、舌を伸ばす。
滑らかな鱗に覆われた皮膚の感触を舌に感じつつ、線に沿って舌を這わせて行く。

「ん……んん……」

俺の舌が動く度に、彼女は小さく声を漏らし、僅かに腰を揺らめかせる。
どうやら、感じているらしい、のだが………

「………舌だけではなく、指も使って下さい」

どうやら、彼女にとってはまだ刺激が足りないらしく、もっと刺激を与えるように言ってくる。
取り合えず、俺はその言葉に従い、舌で舐めると同時に、線の周りを指で軽く摘んで揉み解してみる。
線の周りの膨らんだ部分は周りの蛇体より柔らかく、中々触り心地が良い。

「……ぁん………んん………」
「………うぉっ、何、これ………」

そうしている内に、彼女のひときわ大きな声(他に比べてだが)と共に、その部分に変化が訪れる。
線の周りがピクピクと震え始めたと同時に、線が横へ広がりその内側に仕舞われていたピンク色の陰唇を広げ、
その奥に隠されていた淫穴とクリトリス(……と言うのだろうか?)を、俺の目の前に顕にする。
その、まるで花が開いて行くような様に、俺は小さく驚きの声を上げた。

「其処、舐めて、ください………」

頬を紅く染め、目を潤ませて言う彼女。
無論、俺は言われるがままに開ききった花びらの様な性器に舌を這わせる。

「んんぅっ……んくっ……」

舌先に渋みのある塩味を感じつつ、陰唇や淫穴を舌で舐るたびに、
彼女は明らかに感じている声を上げて、全身を走る快感に身体をビクンと震わせる。
更に、淫穴に舌をさし込んで見ると、その穴の淵や内部が脈動しながら蠢き始め、
中に入りこんだ舌先を奥へ引き入れ様と、うねうねと纏わり付き、吸い付いて来る。

―――こんな所に一物を入れたら、果たして俺はどうなる事だろうか………?
想像して、俺は背中におぞ気を覚えると同時に、どう言う訳だが一物を堅くした。
……ここもまた、如何しようもない悲しい男の性(サガ)って奴である。

「んんっ………もう、良い です………」

彼女に言われ。息苦しくなった事もあり、俺が顔を離した頃には性器はより大きく広がり、
淫穴の内部の粘液に濡れた襞状組織を顕にし、其処からとろとろと愛液を溢れ出させていた。

「準備は終わり………後は、本番」

すっかり上気しきった彼女の言葉と共に、彼女の上半身がゆっくりとずり下がり、
それと同時に俺の身体を彼女の身体と密着させる様に、蛇体がうねうねと優しく締め付ける。

………そして。

ちゅく

「――――っ!」
「あたった………秀樹さんのが、私にあたってる」

一物の先端が、熱く濡れぼそった女性器が触れ、
その慣れない感触に俺は身体を硬直させ、彼女が喜びの声を漏らす。

ずぬ

「うぉっ!?」

そして、亀頭が淫穴にめり込み、穴のふちが広がって迎え入れてくる感触と同時に、、
亀頭から竿を伝ってとろとろと流れる愛液の感触と穴の淵がグネグネと蠢く感触を感じ
それが痺れるような快感となって脳へ突き刺さる。

「では、秀樹さん……いきます」

驚く俺の顔をじっと見つめ、彼女が腰を沈める。

ずぬにゅるるるるるるるる………

「う、うあ、あああああああぁあぁぁぁぁぁぁっっっ」

挿って………いや、吸われて行っている!
何処までも甘く温かい、ぬめぬめと柔らかな襞に覆われた中に、俺の一物が飲まれてる!
こ、こんなの……気持ち良過ぎて、直ぐに出して………しまいそうだっ!

「あ、あぁ……うあああぁ………」

そして、グネグネと蠢く内壁が一物に絡み付き、蛇が獲物を飲み込むように奥へ奥へズプズプと引き入れて行く。
無論のこと、俺はそれに抵抗する事すら出来ず、やがて俺の一物は蛇に根元まで彼女の肉壷に飲み込まれた。
その途端、襞でびっしりと覆われた内壁がぐにゅぐにゅと一物に纏わり付き、その全体に愛液を塗りたくる。

「挿り…ました………秀樹さん、気分は、如何ですか?」

快感に打ち震える俺の顔を、同じく快感を感じているであろう上気した彼女が覗き込む。
グッバイ、Myチェリー! そしてハロー、NEW俺!
――と、彼女に答えたかったのだが、俺が何かを言おうとした途端。
俺の一物を包み込んでいる肉襞がぎゅうっと収縮して、喉元まで出掛けた言葉を中断させる。

「………嬉しい様ですね。良かった、喜んでくれて」
「あ、ああ、うん……うあぁぁ」

彼女の言葉に、俺は痴呆老人のうわ言のような言葉を漏らす事しか出来ない。
それだけ、俺の一物に与えられる快感の度合いが凄まじいのだ、これでは何時もの軽いノリも出来ない。
…………其処で軽いノリで振舞った所で、何になるの? と、聞かれると少々答え辛いが………。

「では、動きます………」
「う、うおっ、うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!?」

彼女が俺の身体にそっと抱きつき、僅かに力を入れた途端。
締め付けて撫でるだけだった肉壁の動きが明確な意思を持って蠢き始める。
そう、つがいとなる異性から、より多くの精を搾り取る為に。

先ず、包み込んでいる襞がグネグネと蠢いて、亀頭や雁首をヌチュヌチュと執拗に舐り
そして一物の亀頭、雁首、そして竿の3箇所を、肉壁がまるで一物に蛇が巻き付いた様に締め付け
更にうねる内壁がギュッポギュッポとポンプの様に一物全体へ吸いつく。
そして身体に巻き付いている蛇体も、やわやわと蠕動して与えられる快感を増大させて行く。

「我慢する、必要はないです………何時でも、出してください」

抱き付いた彼女が、俺の耳元に息を吹き掛ける様に囁く。
それと同時に、一物を締め付けている肉壁が緩急をつけて伸縮し、一物を上下にしごき始め、
更に亀頭の鈴口へ唇のような物がクニュリと密着し、キュウっと一気に吸いついた。
当然、その攻撃に俺が耐え切れるはずもなく、まるでスタンガンを食らったかの様に快感が身体を掛けぬけ、
身体全体がびくびくと痙攣し、意識が真っ白に染まって――――

「で、出るっ……あ、あうあうあぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!」
「………んっ!……んんっ!」

俺は無意識の内に彼女に抱きついて叫びを上げ、その中へ精を解き放った。
びゅくんびゅくんと一物が脈動し、先程よりも勢い良く、そして長い間、精が注ぎ込まれて行く。
その感触を中で感じているのか、彼女は身体を小刻みに震わせて、閉じた口の端から嬌声を漏らす。

…………って、やっちまったぁぁぁぁぁっ!!
幾らなんでも、学校の保険医相手に童貞を献上しちまうとは……これじゃ親父の思惑通りじゃねぇか
おまけに、彼女は人間じゃなくてさっきまで俺が毛嫌いしてた蛇の獣人……
何と言うか、運命の無常さを感じちまう……

とか何とか考えている間(と言っても現実の時間にして0.2秒ほど)に、
長く続いた射精が収まり、俺は身体を数度震わせて、大きく息を吐いた。
射精が終わって尚、尿道に残った精を搾り取るかのように、一物を包み込んでいる肉壁が蠢き、
根元から先端に掛けてゆっくりと圧迫して行く。

「いっぱい、出した………嬉しい」

彼女がそれを感じ取りながら、下腹部を優しく摩り微笑を見せる。
今まで殆ど無表情だった彼女が初めて見せた笑顔に、俺が見蕩れる間も無く。

「―――え?ちょっ、うおっ!?」

巻き付いている蛇体が再びうねうねと蠕動し、一物を包み込む淫肉が蠢き出す。
その動きによって、萎び掛けていた一物が堅さを取り戻し、その感覚に俺は思わず戸惑いの声を漏らす。

「………もっと、欲しい」

俺の目をじっと見て、彼女が微笑を浮かべて一言。
その一言は、俺にとって死刑宣告の様に聞こえたのは気の所為ではない。

そして、再度、精を搾り取るべくうねうねと蠢き始める内壁、
竿をグニョグニョと波打つ肉壁に弄ばれ。裏筋をヌトヌトと上下する肉突起に圧迫され。
亀頭をみっちりと包み込んだ襞に揉み立てられ。鈴口を唇のような器官に執拗に吸いつかれる。

「あぐっ、うおぅぐっ!あふあぁっっ!!」

俺は悲鳴とも嬌声とも付かぬ声を上げ、
凄まじい快楽責めから逃げ出そうと、蠢く膣から一物を引きぬくべく腰を引こうとするが。
僅かに腰を引いた所で、巻き付いている蛇体がタイミング良く締め付け、逆に一物を膣奥へ突き込まされる。

じゅぐっぷじゅぐっちゅじゅぶっちゅじゅぶ

奥に突き込まされた所で、再び肉壁が蠢いて一物を責め立てる。
もう逃がさないとうねりを激しくさせて蠕動する内壁。全体を揉み解すように蠢く肉襞。
俺を射精に追い込むべく執拗に責め立てる肉突起。そして先走りの一滴すらも逃さぬ様に吸いつく肉唇。
それが一体となって、俺に狂おしくも甘美な快感を与えてくる。

「あぐあぁあ、うああぁぁっ―――んむぐぅっ!?」

その快感に身を捩じらせ、思わず彼女の身体に抱き付いた所で、
既に嬌声を漏らすしか出来なくなった俺の口を、彼女の唇がふさぐ。

「ん………ん………んんっ」
「んぐぅ……ん……んむふぅ………」

そして、俺の口内を彼女の二股の舌が這い回り、舌に巻きついてねっとりと責め立てる。
決して精を搾り取るだけではない、何処までも深い愛情のこもったキス。
その彼女の愛のこもった責めによって、俺の心は恍惚に浸りつつあった。

ぎゅっぷずじゅっぷぬじゅっぽぐじゅっぷじゅぐっぷ

一物を包み込む膣の全ての動きが激しさを増し、
粘液にまみれた襞が、既にヌトヌトになった一物へ更に愛液を塗りたくり。
内壁が緩急をつけて一物を締め付け、揉み解して上下に揺さぶり。
亀頭に纏わり付いた肉襞がぬめぬめと表面を舐め回し。
膣全体がぎゅうっと一物を奥へ吸い寄せる。

その責めによって、再び腰の奥に渦巻き始めた熱い感覚が一気に一物の中を掛け抜け、

「ん、んぐううぅぅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」

快感で脳が焼ける様な感覚と共に、俺は彼女の舌に口内を責められつつ果てた。
3度目にも関わらず、吐き出される精の勢いは衰える事無くドクドクと中に注ぎ込まれ。
それに歓喜する様に肉壁が蠢き、奥へ奥へ精を吸いこんで行く。

「………あ、アナさん……も、もう勘弁………」

長い射精が終わり、彼女がようやく唇を離した所で。
俺は何とか咽喉の奥から言葉を搾り出した。

「だめ、もっと」
「う、うあぁぁぁぁぁぁぁぁ………」

だが、俺の懇願は彼女にきっぱりと切り捨てられ、再び責めが再開される。
もはや、この時の俺に抵抗する術は何も残されてはいなかった。

結局、この後 5時間に渡って紺田さんの愛のこもった責めを受け続けた結果
俺は心身ともに疲労困憊となり、それによって三日間寝こむ羽目になったのだった………。

                * * *

「…………で、結局、蛇が苦手って話はどうなったんだ? ひょっとして、治ったのか?」
「ああ、いっとき俺もそう思ったんだけどな………
どうも、苦手が治ったのは彼女に対してだけであって、
普通の蛇に対しては全然治ってなかったんだよな………」
「だから、昨日、動物園のヘビ舎まで行った挙句、勝手に気を失って倒れた訳か………」
「言うな、それは。思い出したくも無い」

それから1週間後の昼休み。
俺は、学校の屋上で光喜と共に購買で買ったパンを齧りながら話していた。

………結局、俺の蛇ニガテは殆ど治ってはいなかった。

どうやら、俺のヘビを苦手とする原因は別の所にあるようだ……。
やれやれ、やはりニガテを治すのは生半可では行かないんだな………ハァ

「所で、虎姐さんは如何したんだ? 何時もだったらお前と一緒に弁当を食いに来てる筈なのに………」

ふと、何時もの姿がいない事に気付き、疑問に思った俺は光喜に聞いてみると

「ああ、虎姐は今、秋季合宿、という事で女子レス部の人達と山篭りをしに行ってる所だよ」
「………え? 合宿って、女子レス部にそんな行事あったっけ?」
「それがな…………あの時、紺田先生に負けたのがよっぽどショックだったみたいでな
『強くなる為に修行に行って来る!』だとか言って、そのまま学校に許可取りつけて2週間ほど、な。
………俺としちゃあ、あれ以上虎姐に強くなられたら、付き合う俺の方が困るんだけどなぁ………はぁ」

遠い何処かを見ながら光喜は溜息をついた。
まあ、後期が溜息をつきたい気持ちも分からないでもない。
只でさえ、光喜の奴は虎姐さんから挨拶代わりに良くどつかれるからな……。
そのどつく威力が上がるなんて考えたら、気分がブルーになるのも当然か……。

まあ、俺にとっちゃ如何でもいい事だが(鬼)

「なるほど………これで暫くの間はお前と虎姐さんのラブラブ固有結界を見ずに済むって訳か」
「ラブラブ固有結界ってなんだよ?………俺、そんなの何時の間に張ってたのか?」
「うん、張ってた」
「………………」

俺が笑顔であっさりと即答し、光喜は沈黙した。

「………秀樹さん」
「―――うふぉぁっ!?」
「―――ど、どわぁっ!?」

そのまま、俺と光喜がなにも言わずぼんやりと景色を眺めていた所で。
何時の間にか、俺の後ろでとぐろを巻いていたアナさんに声を掛けられ、二人とも驚きの声を上げた。
………び、びっくりさせるなぁ、相変わらず。

「………弁当、食う」

俺に向けて、弁当包みに入った弁当をすっと差し出す紺田さん。
それと同時に、なぜか光喜がにやけた表情を浮かべる。

「ヒデ、お前………この学校が教師と生徒の間の恋愛を禁止していない事を良い事に。
何時の間にか紺田先生とラブラブになりやがって………」
「待てこら、ラブラブってなんだよ!! 俺はお前と違って………」
「弁当、食わないの?」
「ほら、先生が悲しそうな目でお前を見てるぞー?
ああ、俺はもうこのラブラブ空間の邪魔したくねーなー………と言う訳で、俺は別の場所で飯食ってくるよ」
「をいこら、光喜、何を勝手なこと言って逃げ出そうと―――」

にやけた顔を浮かべてその場を立ち去る光喜を、俺が追おうとした矢先。
俺の身体へアナさんの蛇体がしゅるりと巻き付く。

「………えっと、アナさん………離してくれない?」

ぎぎぃっ、と錆付いた玩具の様に、俺が彼女の方に振りかえり掠れた声で言うが………

「だめ、パンだけでは不摂生。だから私と一緒に弁当食う」

抑揚のない声できっぱりと断られ、弁当を差し出される。
暫くの間、彼女と俺は無言で睨み合い、

「…………分かりましたよ…………弁当食いますよ…………はい」
「うん、それで良い」

彼女の無言の圧力に負けた俺は、素直に弁当を受け取らざるえなかった。

はぁ………結局、親父の思惑通りに、俺は踊らされてしまったなぁ………はぁ、くそ親父め………
ま、けど、これもこれで悪くないな………彼女、笑うと結構可愛いしな。

そう思いつつ、俺は、自分にだけ笑顔を向けてくれる彼女を横目にして、
弁当の中にある、オニギリを手に取ってガブリとかじったのだった。


  ――――――――――――了――――――――――――