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クールベとモネ

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モネが「庭の女達を制作していたころ、たまたまクールベが彼のアトリエに立ち寄ったことがあった。そのとき、モネは庭に大きなカンヴァスを出して制作中であったが、鉛筆を手にしたまま何もしないでじっと立っているだけであったので、クールベが不信に思ってなぜ描かないのかと訊ねると、モネは代用を覆い隠している雲を指さして、あのせいだと答えた。クールベは笑って、「影の部分はともかく、背景は今でも描けるじゃないか」と言ったが、モネは頑固に黙ったまま、いつまでも太陽が出るのを待っていたという。クールベにとっては、太陽の光は、せいぜいすでに存在している世界に「影」をつけるものであったが、モネにとっては、それが世界のすべてだったのである。
クールベにとっては、自然というものは、個々の人間を離れて客観的に存在するものであった。オルナンの森や川は、クールベがどこにいようとも、つねに変わりなく存在している。それなればこそ、クールベは、自分のよく知っているオルナンの風景をパリのアトリエにおいて描くことができた。しかし、印象派の画家達にとっては、自然は自己の感覚の上に反映されたものでしかない。したがって画家は、どうしてもその直接の「印象」を現場で描き出さなければならない。

デュランティ


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