<澪視点>
「んっ・・律・・」
「んっ・・律・・」
ほんとは、こんなことしちゃいけないの、分かってる。
でも、思いを伝えないで側に居るには、こうするしかないんだ。
でも、思いを伝えないで側に居るには、こうするしかないんだ。
「はっ・・・あ・・」
何時も言い訳。でも、そう考えていないと、壊れてしまう。
止まらない欲望と、それを押さえつける理性で、ぐちゃぐちゃになる。
自分で自分を慰めることで、なんとか保っているなんて。
・・・我ながら、どうしようもない。
止まらない欲望と、それを押さえつける理性で、ぐちゃぐちゃになる。
自分で自分を慰めることで、なんとか保っているなんて。
・・・我ながら、どうしようもない。
「り・・・つ・・・りつっ・・・!」
ぼーっとした頭で天井を見上げる。
「ほんとに、どうしようもないな」
<律視点>
見てはいけないものを、見てしまった。
澪は、私に隠し事なんて、しないと思ってた。
なんつー、子ども染みた考えだろ。
澪は、私に隠し事なんて、しないと思ってた。
なんつー、子ども染みた考えだろ。
私が見ていたなんて、澪にバレたら大変な事になる。
そっとドアから離れて、家に帰る。
着替えもせず、そのままベッドに倒れこみ、さっき見たものを思いだす。
そっとドアから離れて、家に帰る。
着替えもせず、そのままベッドに倒れこみ、さっき見たものを思いだす。
「わたしの名前を、呼んで『して』いたってことは、つまり、そういうこと、だよな」
顔が熱くなるのがわかる、きっと真っ赤だ。
澪は、私のことが、好き?・・そういう、意味で。
私は澪のこと、そういうふうに見たこと、ないし。
でも。さっきの行為を見て、恐怖や、嫌悪感なんて、なかった。
・・・それどころか、胸の奥が疼く気すら、した。
澪は、私のことが、好き?・・そういう、意味で。
私は澪のこと、そういうふうに見たこと、ないし。
でも。さっきの行為を見て、恐怖や、嫌悪感なんて、なかった。
・・・それどころか、胸の奥が疼く気すら、した。
この思いがなんなのか、わかんない。なんなんだよ、これ。
こんなの、どうしたらいいんだよ。
こんなの、どうしたらいいんだよ。
おわる。