律「ああ~、ひっく、小銭が、ひっく、足りな、ひっく、い」ヂャラヂャラ
澪「律?何ゴソゴソやってるんだ、自販機の前なんかで」
律「あっ、澪ぉ~。助け、ひっく、て~」だきっ
澪「ど、どうした?」ナデ゙
梓「しゃっくり、ですか?」
律「そう、ひっく。昼休みからずっと、ひっく、止まらなくてさ~」
梓「なるほど、それで自販機に」
律「うん。一気飲みでも、ひっく、すれば治まるかなぁ、ひっく、って思って。でも小銭が……ひっく」
澪「なんだ、缶ジュースの一本や二本くらいなら私が立て替えるよ。しゃっくりなんかで大袈裟なヤツだな」ホッ
律「ありがとう澪!ひっく、このご恩は決して、ひっく、忘れません!」再だきっ
澪「ば、馬鹿やってないでさっさと買ってこい」
律「おうおう。ひっく、それでは早速~」
律「んくっ、んくっ、んくっ、……ぷはぁっ」
梓「ど、どうですか?」
澪「しゃっくりは落ち着いたか」
律「ん~。……おっ!治まった!……ひっく、あれ?」
梓「だめ、ですか……」
律「おっかしいなぁ、ひっく」
澪「日頃の行いが悪いから、きっと罰が当たったんだろ」
律「ああひっでぇ。ひっく、もっと思いやりをだなぁ」
あーだこーだ
梓「ああそういえば、しゃっくりは100回続くと死んでしまうって……」
澪「えっ……!?」びくっ
梓「まあただの迷信d 澪「律っ!今何回目だ!?」
律「多分、ひっく、100回近く……?」
澪「そ、そんな………」ガクガク
梓「み、澪先輩?……ん、その大量の小銭はいったい?」
―――――
律「んぐぐ、澪!も、もう、んぐぐ、飲めないから!」ゴボボ
澪「嫌だよぉ!律っ、律ぅ!死ぬなああ~!!!」
律「んがぐぐ、いや死んじゃうから!んぐ、んぐぐ、別の理由で死んじゃうから!んぐぐ!」けほけほっ
梓「なにこれ」
紬「梓ちゃん、策士ねっ」ぽたたっ
梓「む、ムギ先輩!?って鼻血鼻血!!!」あたふたっ