天敵


  • ある生物にとっての捕食者、またはそれに代わり得る能力を持ち、増殖をはばむ生物のこと。
    • または不倶戴天の敵・自分が苦手とする人というような意味で用いられる。
      例としてリンデンにとっての野村監督のような相手を指す。
  • 転じて、楽天をカモにしている選手のこと。投手での代表例はF武田勝、Sh帆足和幸、Sh攝津正、Bs金子千尋。
    • 予告先発で彼らの名前が出ると、スレは負のオーラに包まれる。
    • たまにマウンドから引きずりおろせたと思ったら、こちらの投手陣が炎上して相手の負けを消してしまう。
    • それどころか勝ち星を差し出すなんてことも。
  • ※データの成績表はいずれもレギュラーシーズンのみの成績

データ

武田勝(北海道日本ハム)

  • 難易度 ★★★★★
  • 安定した制球力、独特のフォームから繰り出すスライダー、チェンジアップが武器の技巧派サウスポー。
    • ちなみに社会人時代は、シダックスでノムの下で野間口(現G)とともに左右のエースとして君臨していた。
  • 2006年3月26日、プロ初登板初勝利を献上。以降順調に3939抑えられていく。
  • 後述の選手らとは違い、たまに勝つこともある。しかし接戦が多い。
  • 2011年のオールスターでは、4被弾8失点と大炎上。これ以降、得意なはずの楽天戦でもちょくちょくKOされる。
  • 2009年のCS第2ステージ第一戦では打ち崩すことができた。だが…
年度 防御率 登板 先発 救援 投球回 勝利 敗戦 H S WHIP 被打率 被本 援護率
2006 0.77 8 2 6 23.1 1 0 2 1 0.81 .169 0 0.82
2007 3.67 9 3 6 27.0 1 1 3 0 0.78 .200 3 1.89
2008 3.97 4 4 0 22.2 3 1 0 0 1.37 .312 1 9.36
2009 2.00 6 6 0 45.0 5 1 0 0 0.82 .194 3 7.24
2010 3.21 7 7 0 42.0 3 3 0 0 1.33 .309 2 5.02
2011 1.32 5 5 0 34.0 3 2 0 0 0.97 .248 1 3.71
2012 1.56 5 5 0 34.2 2 2 0 0 1.18 .276 1 2.06
2013 3.18 3 3 0 17.0 1 1 0 0 1.12 .258 2 2.50

帆足和幸(西武→ソフトバンク)

  • 難易度 ★★★★★★★★
  • 数少ないパームボールの使い手。
  • 初めて土をつけたのは2009年10月5日、CS進出決定試合である。
  • 彼が西武からFA宣言したときは、パ・リーグの他球団には行ってほしくないという声が多かった。しかし案の定(ry
  • 2012年はケガのため対戦なしに終わる。
  • この故障による影響なのか、2013年6月23日、4年ぶりとなる黒星をつけたのを皮切りに徐々に打ち崩せるようになり、
    2013年は過去の相性から楽天戦で多く相対したが結果4敗もつけることができた。(その代わり攝津という新たな鷲キラーを生んでしまっているが)
年度 防御率 登板 先発 救援 投球回 勝利 敗戦 H S WHIP 被打率 被本 援護率
2006 2.89 2 1 1 *9.1 0 0 0 0 1.50 .286 1 2.57
2007 2.05 3 3 0 22.0 2 0 0 0 0.86 .190 0 7.71
2008 1.37 4 4 0 26.1 2 0 0 0 1.06 .217 1 5.46
2009 3.41 4 4 0 29.0 2 1 0 0 1.21 .176 3 4.97
2010 3.62 5 5 0 27.1 0 0 0 0 1.28 .274 2 4.50
2011 1.50 6 6 0 42.0 3 0 0 0 1.07 .252 1 3.07
2013 6.06 6 6 0 32.2 2 4 0 0 1.65 .314 1 1.85

攝津正(ソフトバンク)

  • 難易度 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  • 近年急速に力を増してきた難敵。不調の帆足、大隣に代わる鷹の楽天キラー。
  • 2009年、2010年は不動のセットアッパー「SBM」として投手陣を支えたが2011年から先発転向。2012年からは杉内、和田の移籍でエースを務め沢村賞を受賞した。
  • テークバックの小さいフォームから繰り出されるキレのある直球に、シンカーを中心とした多彩な変化球とクサいところを突く制球力が武器。
  • 中継ぎ時代から苦手にしているが、先発転向してから楽天が黒星をつけたのは僅かに1回のみ。
    特に2012年以降は絶好のカモにされておりこの2年だけで9敗も喫している。
  • ただでさえ攻略が難しいだけでなく、彼が投げる試合は援護率が高いので打てないし、打たれる。
    特に2013年は援護率9.26と驚異的な数字を記録した。負けをつけるのは至難の業。
  • 出身が秋田で社会人時代は仙台のチームにいたので実は東北とはかなり縁の深い選手。摂津君!楽天ユニが君を待ってるで!
年度 防御率 登板 先発 救援 投球回 勝利 敗戦 H S WHIP 被打率 被本 援護率
2009 0.71 12 0 12 12.2 1 0 5 0 1.26 .163 0 -
2010 3.18 12 0 12 11.1 1 1 8 0 0.71 .162 0 -
2011 3.50 3 3 0 18.0 0 1 0 0 1.17 .246 1 1.17
2012 0.92 5 5 0 39.0 4 0 0 0 0.82 .178 1 3.19
2013 1.64 5 5 0 33.0 5 0 0 0 1.12 .214 1 9.26

金子千尋(オリックス)

  • 難易度 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  • まさにラスボス。
  • キレの良い真っ直ぐと多彩な球種をバランスよく投げわけ、制球力も非常に高い。
    「予告先発・金子千尋」は完封負けを予告されるのとほぼ同義。
  • ただでさえ楽天をカモにしているが異様なまでの勝ち運を誇り、逆転勝ちを献上するのがお約束である。
  • 2013年5月4日、5年ぶりに黒星をつける。同年8月28日にも勝利し、初めて1年で2回黒星をつける。
    • この年の彼は、楽天在籍時のクマーもビックリのムエンゴに悩まされており、完投しても白星がつかない試合が数試合あった。
  • とはいえ相変わらず打てないことには変わりない。
  • 近年はオリックス打線も楽天投手陣を苦手にしているようなので、投手戦に持ち込めば勝つチャンスがあるかも...
  • 相性を買われて2010年以降頻繁に楽天戦で先発しており優勝を飾った2013年ペナントレースの最終戦でも戦った。
    この試合は珍しく金子千尋相手に4点も奪ったが投手陣が炎上したため無事敗戦した。
年度 防御率 登板 先発 救援 投球回 勝利 敗戦 H S WHIP 被打率 被本 援護率
2006 6.00 4 0 4 *3.0 0 0 0 0 2.00 .231 1 -
2007 0.83 8 2 6 21.2 2 0 0 0 1.11 .256 0 7.80
2008 1.66 3 3 0 21.2 1 1 0 0 1.24 .273 1 2.86
2009 0.86 5 2 3 21.0 2 0 0 1 1.05 .208 0 6.88
2010 1.18 6 6 0 45.2 5 0 0 0 0.99 .218 0 6.95
2011 0.80 5 5 0 45.0 3 0 0 0 0.67 .173 1 2.05
2012 1.29 1 1 0 *7.0 0 0 0 0 1.29 .320 0 0.00
2013 1.70 6 6 0 47.2 3 2 0 0 0.94 .179 3 2.20

おまけ

菅野智之(巨人)

  • 難易度 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  • G原監督の甥として有名だが選手としての実力も折り紙つき。
  • 最速152kmの速球に加え多彩な変化球と抜群の制球力が武器で大崩れすることは少なくルーキーらしからぬマウンド度胸も持ち味。
  • 2013年の交流戦で初対戦。6回1/3を3失点と内容は決して良くはなかったものの投手陣の炎上で黒星はつけられず。
  • 巨人と相対した2013年日本シリーズでは第2戦、第6戦で先発。いずれもエース田中との投げ合いとなった。
    第2戦では5回まで無失点に抑えられ苦しい展開となったものの6回に銀次のタイムリーで先制。菅野をマウンドから引きずり下ろし試合にも勝利した。
    楽天が日本一に王手をかけて臨んだ第6戦、2回に楽天がエラー絡みで2点を先制し先発田中ということもあり鷲ファンの誰もがこの日の胴上げを確信したことだろう。
    しかし5回に田中が突如崩れ逆転。菅野も2回以降は完璧に抑え7回2失点にまとめ勝利投手となった。
  • 前年8月から続いていた田中の公式戦30連勝をストップさせレギュラーシーズン24連勝を記録していたこの年の田中唯一黒星をつけた投手である。
  • 余談だが菅野が2011年のドラフト会議でくじを引き当てた日本ハムからの指名を拒否して翌年巨人入りしたことはあまりにも有名だが、
    もし日ハムに入団していたらペナントレースで多く相対することになるのでBs金子千尋やH攝津正のように苦戦する投手になっていたことは間違いない…。
年度 防御率 登板 先発 救援 投球回 勝利 敗戦 H S WHIP 被打率 被本 援護率
2013 4.26 1 1 0 *6.1 1 0 0 0 1.42 .240 0 6.00

内海哲也(巨人)

  • 難易度 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  • 金子をも凌ぐ楽天ジェノサイダー。
    2007/05/26(7回裏)から2012/05/31(4回表)にかけて対楽天40イニング無失点という恐ろしい記録を持つ。
  • 個人としても、2年連続最多勝といった輝かしい実績を持つジャイアンツのエース。
    強力打線の援護もあり、内海を崩す前にこちらが崩されること多し。
  • というか、そもそも巨人にあまり勝てない。
  • 金子がラスボスならば内海は裏ボスである。ただ、最大で年2回しか対戦しないのが不幸中の幸い。もう交流戦止めね?
  • 2013年6月9日、なんと4回5失点でKOし初めて土をつける。
    とはいえまさおの2点タイムリーがなければ黒星がつかないところだった。理由?言わずもがなである。
  • 巨人と相対した2013年の日本シリーズでも対戦。
    この年の交流戦で打ち崩した経験で意気揚々と臨んだが第1戦で則本と投げ合い6回無失点に抑えられ見事に返り討ちに遭う。
    第5戦でも中4日で先発。この試合では2点を奪いKOとまではいかないものの試合には勝利することができた。
    第7戦ではなんと中2日でリリーフ登板。3イニングを無失点に抑え追加点を許さなかった。
  • 日本一は楽天だったものの内海は先発リリーフと八面六臂の活躍で優秀選手賞を獲得、鷲キラーとして存分に苦しめた。
年度 防御率 登板 先発 救援 投球回 勝利 敗戦 H S WHIP 被打率 被本 援護率
2006 0.00 1 0 1 *1.2 0 0 1 0 0.60 .167 0 -
2007 0.63 2 2 0 14.1 2 0 0 0 1.33 .226 1 9.60
2008 0.50 2 2 0 18.0 2 0 0 0 0.67 .190 1 4.76
2009 0.00 1 1 0 *7.0 1 0 0 0 1.00 .214 0 5.63
2010 0.00 1 1 0 *7.0 0 0 0 0 1.00 .182 0 0.00
2011 0.00 1 1 0 *7.0 1 0 0 0 0.86 .192 0 2.57
2012 1.50 1 1 0 *6.0 1 0 0 0 1.17 .227 0 6.00
2013 11.25 1 1 0 *4.0 0 1 0 0 1.75 .294 0 0.00

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最終更新:2013年11月09日 23:46