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*土御門 徹 つちみかど とおる #contents() **データ 名前:土御門 徹(ツチミカド トオル) 年齢:15歳 性別:男 身長:168cm 体重:65kg 髪:黒色 肌:黄色 瞳:黒色 誕生日:1月23日 所属クラブ:帰宅部 クラス:1-D スタイル:◎マヤカシ・●ミストレス・エグゼグ 1人称:僕 **容姿に関する設定 髪が長めなので後ろで縛って簡単にまとめている。特徴といえるのはそれくらいで、割とどこにでもいそうな男子高校生で、特徴がないのが特徴といえる。そのくらい地味。 どこにでもいる、特に運動ができるでもなく、勉強ができるでもない、ごくごく普通…というか、並より下くらいのやつだな。なんというか、印象薄いんだよな。ま、でもそれはあくまでぱっと見の話だ。土御門本人に浮いた噂はねぇが、あいつの占いは人気があるな。よくあたるって評判だぜ? ちなみに俺も異性運について占ってもらったが『丑寅の方角が大凶だが、それは転じて大吉とも言える。君の望み方で吉凶は猫の目の如く入れ替わるだろう。』だそうだ。よくわからんが俺がもてないはずは無いから常に大吉だな!…ところで丑寅ってなんだ?(学園新聞部調べ) **設定  もっとも著名な陰陽師、安倍晴明の直系である土御門家の三男として徹は生をうけた。  が、生誕時の星の動きが芳しくなく、また幼少の頃は気弱な性格であったのであまり期待はされていなかった。  しかし、何故か祖父の刹斎には気に入られて可愛がられた。刹斎は既に隠居しており、土御門家における権限は低かったが、知識は豊富であった。その刹斎に育てられたお陰で徹は知識を蓄えていったが、術の実力の方はからっきしであった。    徹は努力家ではあったが、二人の兄に比べて、才能という点において著しく劣っていたため、家の中では評価されていなかった。これを見かねた刹斎が一計を案じた。 「徹に外から嫁を迎えようと思う」  家人達を前に刹斎は高らかに提案した。この場合「外」とは人間以外をさしており、祖である安倍晴明の生誕にのっとった祭事である。土御門家では定期的に「外」から血を入れる事でその能力の低下を補ってきた。そしてその時期である事を徹の存在が証明していた。  しかし、この事に関して両親はともかく、兄達は良しとしなかった。  外から嫁を迎える事は後継者候補として大きなアドバンテージを得る事になる。  しかもそれが、最も力の劣る末弟に、である。仮に徹が当主とでもなろうものなら、その屈辱たるやいかばかりなものか想像に難くない。  だが、だからと言って自分が、と挙手する気にもなれない。外のモノといえば人間にとっては得体が知れない何か、である。それが仮に人間に近いと言えなくもない吸血鬼や人狼であったとしてもだ。エリート意識が強い兄達にとっては、これもまた屈辱であった。  そういう意味で刹斎としては読み通りの展開になった。  自分達が次期当主であろうと考えていた兄達にとっては天から降ってきた災害に等しかった。  徹の両親にしてみれば、これはいい提案であった。これで自分達の子供の誰が当主になったとしても分家筋から文句はないと思えた。  そして。 「いやあの…僕は…」  徹は何か言いたかったようだが、誰も聞いてくれなかった。  もっとも、徹としては刹斎は自分の事を思って言ってくれているのだろうという事が痛いほど伝わってきたので、あんまり何かいう気にもなれなかったのだが。  結局、最終的に兄達二人が外から嫁を迎える事を了承して話はまとまった。  兄達にしてみれば、それでも徹に当主争いで敗れる事はないという判断があったし、両親にしてみれば徹の条件が良くなるのだから、特に問題はなかった。  かくして刹斎の思惑通り、徹には外から嫁が迎えられる事が決まった。 「あはは…決まっちゃったよ…」  徹は挫折ポーズで呟いた。  祖父が自分のために考えた事だとはいえ、いきなり婚約者ができるうえに人外である。それは普通の神経ならうろたえもするだろう。  まぁ、しかし、うろたえようがガッカリしようが既に決まった事である。  徹には我を通すほどの強気さもなかったし、また、祖父の心遣いを無にする事は出来ない程度のやさしさをもってしまっていたのだ。  途方にくれる徹をよそに食卓では葛城だの犬上だのと物騒な苗字が並べられていった。  かくして、徹の苦悩の日々が始まった。  まだ見ぬ婚約者を(悪い方に)想像してはため息をつく日々を送る徹に転機が訪れるのはいつの日か。  少なくとも、卦を読んでもさっぱりわからない徹であった。 ----
*土御門 徹 つちみかど とおる #contents() **データ 名前:土御門 徹(ツチミカド トオル) 年齢:15歳 性別:男 身長:168cm 体重:65kg 髪:黒色 肌:黄色 瞳:黒色 誕生日:1月23日 所属クラブ:帰宅部 クラス:1-D 1人称:僕 **システムデータ  スタイル:◎マヤカシ・●ミストレス・エグゼグ  一般技能:陰陽寮、知覚 **容姿に関する設定 髪が長めなので後ろで縛って簡単にまとめている。特徴といえるのはそれくらいで、割とどこにでもいそうな男子高校生で、特徴がないのが特徴といえる。そのくらい地味。 どこにでもいる、特に運動ができるでもなく、勉強ができるでもない、ごくごく普通…というか、並より下くらいのやつだな。なんというか、印象薄いんだよな。ま、でもそれはあくまでぱっと見の話だ。土御門本人に浮いた噂はねぇが、あいつの占いは人気があるな。よくあたるって評判だぜ? ちなみに俺も異性運について占ってもらったが『丑寅の方角が大凶だが、それは転じて大吉とも言える。君の望み方で吉凶は猫の目の如く入れ替わるだろう。』だそうだ。よくわからんが俺がもてないはずは無いから常に大吉だな!…ところで丑寅ってなんだ?(学園新聞部調べ) **設定  もっとも著名な陰陽師、安倍晴明の直系である土御門家の三男として徹は生をうけた。  が、生誕時の星の動きが芳しくなく、また幼少の頃は気弱な性格であったのであまり期待はされていなかった。  しかし、何故か祖父の刹斎には気に入られて可愛がられた。刹斎は既に隠居しており、土御門家における権限は低かったが、知識は豊富であった。その刹斎に育てられたお陰で徹は知識を蓄えていったが、術の実力の方はからっきしであった。    徹は努力家ではあったが、二人の兄に比べて、才能という点において著しく劣っていたため、家の中では評価されていなかった。これを見かねた刹斎が一計を案じた。 「徹に外から嫁を迎えようと思う」  家人達を前に刹斎は高らかに提案した。この場合「外」とは人間以外をさしており、祖である安倍晴明の生誕にのっとった祭事である。土御門家では定期的に「外」から血を入れる事でその能力の低下を補ってきた。そしてその時期である事を徹の存在が証明していた。  しかし、この事に関して両親はともかく、兄達は良しとしなかった。  外から嫁を迎える事は後継者候補として大きなアドバンテージを得る事になる。  しかもそれが、最も力の劣る末弟に、である。仮に徹が当主とでもなろうものなら、その屈辱たるやいかばかりなものか想像に難くない。  だが、だからと言って自分が、と挙手する気にもなれない。外のモノといえば人間にとっては得体が知れない何か、である。それが仮に人間に近いと言えなくもない吸血鬼や人狼であったとしてもだ。エリート意識が強い兄達にとっては、これもまた屈辱であった。  そういう意味で刹斎としては読み通りの展開になった。  自分達が次期当主であろうと考えていた兄達にとっては天から降ってきた災害に等しかった。  徹の両親にしてみれば、これはいい提案であった。これで自分達の子供の誰が当主になったとしても分家筋から文句はないと思えた。  そして。 「いやあの…僕は…」  徹は何か言いたかったようだが、誰も聞いてくれなかった。  もっとも、徹としては刹斎は自分の事を思って言ってくれているのだろうという事が痛いほど伝わってきたので、あんまり何かいう気にもなれなかったのだが。  結局、最終的に兄達二人が外から嫁を迎える事を了承して話はまとまった。  兄達にしてみれば、それでも徹に当主争いで敗れる事はないという判断があったし、両親にしてみれば徹の条件が良くなるのだから、特に問題はなかった。  かくして刹斎の思惑通り、徹には外から嫁が迎えられる事が決まった。 「あはは…決まっちゃったよ…」  徹は挫折ポーズで呟いた。  祖父が自分のために考えた事だとはいえ、いきなり婚約者ができるうえに人外である。それは普通の神経ならうろたえもするだろう。  まぁ、しかし、うろたえようがガッカリしようが既に決まった事である。  徹には我を通すほどの強気さもなかったし、また、祖父の心遣いを無にする事は出来ない程度のやさしさをもってしまっていたのだ。  途方にくれる徹をよそに食卓では葛城だの犬上だのと物騒な苗字が並べられていった。  かくして、徹の苦悩の日々が始まった。  まだ見ぬ婚約者を(悪い方に)想像してはため息をつく日々を送る徹に転機が訪れるのはいつの日か。  少なくとも、卦を読んでもさっぱりわからない徹であった。 ----

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