動乱が続くブレトランドにおいて次々と名乗りを上げる新世代の君主達。だが、そんな彼等の中には、既に村や国を治める身でありながらも、未だ契約魔法師を持たぬ者達もいた。一方で、既に契約魔法師となるに足る実力を持ちながらも、未だ君主との契約を果たさぬ魔法師達もいる。これは、そんな彼等の「出会い」の物語である。

レギュレーション
  • 使用可能ルール:基本1・2、AF、戦記DB、上級、百花繚乱、R&R記事
  • 使用禁止スタイル:ウィザード
  • PCレベル:5
  • マスコン&国ルール:使用せず

今回予告
 ヴァレフールの新伯爵となったレア・インサルンドには、祖父ブラギスの代から伯爵家の人々を支え続けた歴戦の契約魔法師団はいるものの、大半は老齢化しており、彼女自身にとって「本当に信用出来る」と言えるほど心を許せた契約魔法師が不在であった。そんなレアを慮った彼女の叔母のヴェラが、(テイタニア問題の時に結んだ人脈を利用して)エーラムに「君主」と「魔法師」の出会いのための合同パーティーの開催を提言する。弟子達の就職活動の機会を探していた魔法大学の教師達はこれに賛同し、レアを初めとするヴァレフールの諸侯を招いた「新伯爵就任記念の祝宴」がエーラムで開催されることになった。
 ヴァレフールからはレアの他にも、ジゼルの領主リューベン、ソーナーの領主ダンク、カナハの領主ユイリィ、オーキッドの領主ウォート、ケイの領主代行ラファエル、タイフォンの領主代行クリフトといった、未だ専任の契約魔法師を持たない君主達が彼女に随行する。そして、そんな彼等に混ざって、一人の「流浪の君主」が、密かにこの祝宴への飛び入り参加を企んでいた。

グランクレスト・セミキャンペーン「ブレトランドと魔法都市」第二話
「伝統国家の契約事情」

混沌を収め、聖印に至れ!

PC① 推奨クラス:ロード
 キミは、平民出身ながらも自力で聖印を作り出した流浪の騎士だ。キミの故郷は、パンドラの魔法師に破壊された。キミは奴を殺したい。だが、キミ一人では勝てない。勝つためには魔法師の協力が必要である。そして今、エーラムでは若い魔法師達が契約相手を募集しているらしい。
因縁:ガフ・アイアンサイド 推奨感情 メイン:任意/サブ:誠意
 かつてキミと一緒に仕事をしたことがある傭兵隊長。彼はヴァレフールにも縁があるようで、今回の祝宴にも呼ばれているらしい。彼に頼めば祝宴に自分も混ぜてもらえるかもしれない。
(『グランクレスト戦記データブック』p.83参照)
※キャラクターシートの邂逅因縁欄には、上記とは別に今回の登場人物の中から誰かを選択

PC② 推奨クラス:メイジ
 キミはかつて君主であった。まだ幼かった頃、領主であった父の急死によって聖印を継ぐことになったが、戦乱の中でキミの国は敗れ、キミは聖印を奪われて、故郷から追放された。その後、キミは旅先で今の師匠と出会い、魔法師の才能を見出されて、エーラムに入門した。
因縁:ガフ・アイアンサイド 推奨感情 メイン:任意/サブ:憎悪
 かつてキミの敵対国に雇われていた傭兵隊長。戦場で多くのキミの家臣や兵士達を殺したが、キミに関してはまだ幼かったことを理由に、追放処分で済ませるよう雇い主に進言していた。
(『グランクレスト戦記データブック』p.83参照)
※キャラクターシートの邂逅因縁欄には、上記とは別に下記の師匠を記入

PC③ ランス・リアン(メイジ/サモナー[青])
 キミは、エーラムの魔法学生だ。前回の無人島合宿では諸々の事情で契約相手を見つけることが出来なかったが、師匠はキミに再び契約相手を探す機会を与えてくれた。今度こそ、キミの実力と人格を認めてくれる「運命の相手」と出会えることを期待しよう。
因縁:ハイアム・エルウッド 推奨感情 メイン:好奇心/サブ:任意
 かつてキミの故郷を訪問した吟遊詩人。彼が歌う叙事詩の中には異界の神々を題材とした曲もあったため、教会の人々は嫌っていたが、幼き日のキミは深い感銘を受け、妄想力を養った。
(『グランクレスト戦記データブック』p.81参照)

PC④ ローラ・リアン(メイジ/プロフェット[夜藍])
 キミは、エーラムの魔法学生だ。前回の無人島合宿では諸々の事情で契約相手を見つけることが出来なかったが、師匠はキミに再び契約相手を探す機会を与えてくれた。今度こそ、キミの実力と人格を認めてくれる「運命の相手」と出会えることを期待しよう。
因縁:ハイアム・エルウッド 推奨感情 メイン:信頼/サブ:任意
 かつてキミの故郷を訪問した吟遊詩人。彼は異世界の神や英雄にも興味があるようで、新たな叙事詩の題材集めの一環として、キミの一族が信仰する異界の女神の話に聞き入っていた。
(『グランクレスト戦記データブック』p.81参照)

PC⑤ ヴェルナ・クァドラント(メイジ/プロフェット[藍])
 キミは就職活動に連敗中の魔法師だ。最近はヴァレフールを中心に、様々な領主達の下で実地研修を繰り返しているが、なぜか皆(途中までは好印象を示してくれるものの)最終的には契約を断ってくる。その理由が分からないまま、君は今回の祝宴にも参加することになった。
因縁:ユタ・クァドラント 推奨感情 メイン:任意/サブ:庇護
 数ヶ月前に師匠が迎えた新たな弟子。戦災孤児だったところを、キミの友人の魔法師ヨハン・デュランに拾われたらしい。まだ10歳だが、驚くべき才能で魔術を吸収しつつある。

PC⑥ フリック(アーティスト/アンデッド)
 キミはカナハ村の領主ユイリィの側近の邪紋使いだ。ユイリィにはかつて一人の契約魔法師がいたが、彼は兄弟子との絆を優先するあまりにユイリィを裏切り、村の人々を苦しめた。今回、ユイリィが新たに契約魔法師を迎えるにあたって、君は彼女に随行を依頼されることになった。
因縁:ユイリィ 推奨感情 メイン:庇護/サブ:任意
 キミの主君。先代の契約魔法師ダニエルの裏切りがトラウマになっているようで、彼の死後、新たな契約魔法師を迎えることに対して、今までずっと慎重な姿勢を示してきた。

+ PC②・③・④・⑤の師匠
+ 祝宴に参加予定のヴァレフールの君主
+ 祝宴に参加予定のエーラムの学生
+ その他の因縁NPC
+ ヴァレフールの地図

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2017年11月09日 22:40